JPH0794619A - 混成集積回路装置 - Google Patents

混成集積回路装置

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JPH0794619A
JPH0794619A JP5233152A JP23315293A JPH0794619A JP H0794619 A JPH0794619 A JP H0794619A JP 5233152 A JP5233152 A JP 5233152A JP 23315293 A JP23315293 A JP 23315293A JP H0794619 A JPH0794619 A JP H0794619A
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JP
Japan
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integrated circuit
hybrid integrated
cap body
double
circuit device
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JP5233152A
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Satoshi Wakamori
聡 若森
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両面混成集積回路がSAWフィルタもしくは
IC等のベアチップや空心コイル等を有して外部からの
気密性が要求される場合でも、小型で信頼性の高い面実
装化が実現できる混成集積回路装置を提供すること。 【構成】 両面混成集積回路基板1を、該基板1の上面
側を覆う絶縁材からなるキャップ体(A)6と基板1の
下面側を覆う絶縁材からなるキャップ体(B)7とによ
って、基板1の両面を挾み込むように接着剤8等によっ
て封止し、キャップ体(B)7の外側面および外底面
に、外部回路と接続するための端子パターン部9,10
を連続して形成すると共に、第2のキャップ体の外側面
の端子パターン部9と両面混成集積回路基板の端子パタ
ーン部5とを電気的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面基板に回路部品が
実装された混成集積回路装置に係り、特に、装置サイズ
を大きくせずに外部との気密性を実現する面実装型の混
成集積回路装置を得るのに好適な装置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8に、従来の両面混成集積回
路装置の構造を示す。これは、SIMM(Single inlin
e memory module )タイプのDRAM(dynamic random
access memory)モジュールの構造を示したものであ
り、このような回路モジュールの構造は、例えば、「日
経エレクトロニクス」;1993.8.2(No,58
7)の第98頁および99頁に開示されている。この図
7に示した構造によれば、基板(両面プリント基板)5
1の両面にDRAM52およびチップ部品53を面実装
するようにしているので、SIMMのサイズを片面基板
に比べ半分にできる。しかしながら、外部接続用の端子
パターン部54が基板51上の印刷パターンで形成され
ているため、図8に示したように、基板51上に実装し
た部品(DRAM52,チップ部品53)が邪魔になっ
て、回路モジュール(両面混成集積回路装置)自体を面
実装型にすることが出来ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、図7,8
に示した構造の両面混成集積回路装置を面実装型にする
ためには、図9に示すように、ガルウイング型のリード
5を基板51上の端子パターン部54へ接続する必要が
あるが、こうするとパッケージサイズが大きくなってし
まうという問題がある。
【0004】また、SAW(Surface acoustic wave ;
弾性表面波)フィルタもしくはIC等のベアチップ56
や空心コイル57を有する場合には、これらを外部から
気密する必要があるが、一般的に用いられる図10に示
すようなエポキシ等による樹脂封止58では、吸湿によ
るベア(bare;剥き出し状態の)チップ表面の信頼
性劣化、あるいは熱応力によるコイル形状変化による特
性変化等を招来し易く、信頼性の点で問題があるもので
あった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、両面混成集積回路がSAWフ
ィルタもしくはIC等のベアチップや空心コイル等を有
して外部からの気密性が要求される場合でも、小型で信
頼性の高い面実装化が実現できる混成集積回路装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による混成集積回
路装置は、上記した目的を達成するため、両面混成集積
回路基板を、該基板の上面側を覆う絶縁材からなる第1
のキャップ体と基板の下面側を覆う絶縁材からなる第2
のキャップ体とによって、基板の両面を挾み込むように
接着剤等によって封止し、第2のキャップ体の外側面お
よび外底面に、外部回路と接続するための端子パターン
部を連続して形成すると共に、第2のキャップ体の外側
面の端子パターン部と両面混成集積回路基板の端子パタ
ーン部とを電気的に接続した、構成とされる。
【0007】
【作用】両面混成集積回路基板を両面から封止する第1
のキャップ体(キャップ(A))と第2のキャップ体
(キャップ(B))とにより、混成集積回路は、外部よ
り気密される。また、第2のキャップ体(キャップ
(B))の外表面に形成された端子パターン部により、
混成集積回路の端子パターン部(入出力信号接続部)を
第2のキャップ体の底面まで電気的に伸ばすことが出
来、混成集積回路装置の面実装化が実現できると共に、
従来のようにガルウイング型のリードを必要としないの
で、装置の小型化が達成できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図1〜図6に示した各実施例
によって説明する。
【0009】図1〜図3は本発明の第1実施例に係り、
図1は混成集積回路装置の組み立て途上時の状態を示す
断側面図、図2は組み立て状態の混成集積回路装置を示
す断側面図、図3は組み立て状態の混成集積回路装置の
斜視図である。
【0010】図1および図2において、1は、セラミッ
クもしくはガラスエポキシ等の絶縁基板の両面に回路パ
ターンが形成され、その両面に面実装型もしくはリード
型の回路部品が実装された両面混成集積回路基板であ
る。本実施例においては、この両面混成集積回路基板1
の両面には、ベアチップ2,空心コイル3,他の面実装
部品4等が実装されており、SAWフィルタあるいはI
Cのベアチップ2は適宜接着剤等によって面実装される
と共に、ワイヤボンディングによって基板1上の回路パ
ターンと接続されており、空心コイル3や他の面実装部
品4も面実装されてハンダ付けによって基板1上の回路
パターンと接続されている。また、両面混成集積回路基
板1の下面側の辺部には、基板1を外部と接続するため
の端子パターン部5が形成されている。なお、両面混成
集積回路基板1には面実装型の部品以外にリード型の回
路部品を実装しても差しつかえない。あるいは、両面混
成集積回路基板1を複数の基板を積層した多層基板構造
とし、その中間層にもシールドパターンや回路パターン
を形成したものとしても差しつかえない。
【0011】上記のように、両面混成集積回路基板1に
ベアチップ2や空心コイル3を実装すると、外部に対し
ての気密封止が必要である。6,7は、両面混成集積回
路基板1の上面側および下面側を覆って両面混成集積回
路基板1を気密封止するためのキャップ体(A),キャ
ップ体(B)で、例えばセラミックから等の絶縁材から
形成されている。このキャップ(A)6,キャップ
(B)7は、一面が開放された箱形に形成され、それぞ
れの開放面側を両面混成集積回路基板1に密着させて取
り付けられる。取り付け(組み立て)に際しては、キャ
ップ(A)6の下端面およびキャップ(B)7の上端面
に(キャップ(A)6,キャップ(B)7の両面混成集
積回路基板1との接触部分に)、例えば熱硬化型のエポ
キシ系の接着剤8を予め塗布しておき、キャップ(A)
6とキャップ(B)7とで両面混成集積回路基板1を上
下から挾み込み、図1の矢印で示すように上下から両面
混成集積回路基板1を挾み付けるように圧力をかけると
共に、所定の温度で一定時間加熱する。これによって、
両面混成集積回路基板1とキャップ(A)6,キャップ
(B)7とは確実に接合・固着されて、十分な機械的強
度が保証され、また、前記図10に示した樹脂封止に較
べて、信頼性の高い十分な気密性が得られる。
【0012】両面混成集積回路基板1の下面側を覆う前
記キャップ(B)7には、図1,2に示すように、その
外側面および外底面に外部回路(例えばマザーボード)
と接続するための端子パターン部9,10が印刷等によ
り形成されており、外側面の各端子パターン部9は、前
記両面混成集積回路基板1の下面側の各端子パターン部
5と対応する位置に形成され、また、外側面の各端子パ
ターン部9と外底面の対応する各端子パターン部10と
は、互いに連なるように(互いに電気的に導通するよう
に)形成されている。そして、両面混成集積回路基板1
の各端子パターン部5と、これに対応するキャップ
(B)7の外側面の各端子パターン部9の上端部とは、
ハンダ11付けもしくは導電性ペーストによって電気的
に接続されるようになっており、これによって、図2,
3に示すような面実装型パッケージをもつ混成集積回路
装置が実現される。
【0013】すなわち、キャップ(B)7の外底面の端
子パターン部10が、例えばマザーボード上の所定回路
パターン上に位置するように、本実施例の混成集積回路
装置をマザーボード上に搭載し、公知の面実装接続手法
(リフローハンダ付けプロセス等)を用いることによっ
て本混成集積回路装置がマザーボードに対して接続・実
装されることとなる。なお上述の説明では、キャップ
(B)7の外底面に端子パターン部10を設けたが、マ
ザーボード等の回路基板上の回路パターンとキャップ
(B)7の外側面の端子パターン部9の下端部とを接続
する構成にすれば、キャップ(B)7の外底面の端子パ
ターン部10は場合によっては割愛可能である。
【0014】斯様に本実施例によれば、両面混成集積回
路基板1の端子パターン部5をキャップ(B)7の底面
まで電気的に伸ばすことが出来、混成集積回路装置の面
実装化が実現できると共に、従来のようにガルウイング
型のリードを必要としないので、装置の小型化が達成で
きる。また、耐熱性と耐湿性に優れたセラミック製のキ
ャップ(A)6,キャップ(B)7で両面混成集積回路
基板1の両面を封止するので、封止の信頼性も高まる。
【0015】図4は、本発明の第2実施例に係る混成集
積回路装置の斜視図である。前記したように、本発明の
混成集積回路装置は、キャップ(B)7の外底面を下に
してマザーボード等の回路基板に面実装されるが、こう
すると両面混成集積回路基板1の端子パターン部5とキ
ャップ(B)7の外側面の端子パターン部9とを接続し
たハンダ11付け部が下側になって面実装されることに
なる。ところが、リフローハンダ付けプロセス等で条件
が適切でないと、両面混成回路基板1とキャップ(B)
7との電気的接続に用いたハンダ11が下に流れ落ち、
接続不良になる可能性がある。そこで本実施例では、図
4に示すように、キャップ(B)7の外側面の端子パタ
ーン部9の中央部上に、絶縁ペースト等によって絶縁パ
ターン12を形成してある。斯様にすることによって、
ハンダ11が下に流れ落ちるのを、絶縁パターン12に
て止めることが出来る。
【0016】図5は、本発明の第3実施例に係る混成集
積回路装置の斜視図である。キャップ(B)7の材質
が、耐熱性に優れ耐湿性の良いセラミックの場合、混成
集積回路装置を面実装するマザーボード等の回路基板
が、例えばガラスエポキシ基板であると、両者の熱膨張
係数が異なり、キャップ(B)7の外底面の端子パター
ン部10の端子間距離が許容値以上に離れた場合には、
その熱膨張係数の差によりハンダ付け部分(端子パター
ン部10と回路基板の回路パターンとのハンダ付け部
分)のハンダが破断する可能性がある。そこで本実施例
では、図5に示すように、キャップ(B)7の外底面の
端子パターン部10に、金属製のリード端子13を銀ロ
ウ付け等により接続した構成としてある。斯様にするこ
とにより、金属製のリード端子13によって上記熱膨張
係数の差に基づく応力を緩和でき、接続信頼性の高いパ
ッケージ構造を得ることが出来る。なお、金属製のリー
ド端子13は、混成集積回路装置の外形をはみ出さない
ようにすることによって、装置の小型化を阻害しないよ
うにされることは勿論である。
【0017】図6は、本発明の第4実施例に係る混成集
積回路装置の斜視図である。本発明の混成集積回路装置
を高周波回路に用いる場合、電磁シールドが必要な場合
がある。本実施例はこのような場合に対応するもので、
前記キャップ(A)6またはキャップ(B)7の外表面
もしくは内表面の少なくとも一部に、電磁シールド用の
シールドパターン14(図6には、キャップ(A)6の
上面にシールド用導体パターン14を印刷等により形成
した例を示している)、もしくは、キャップ(A)6ま
たはキャップ(B)7の所定部位の中間層としてシール
ド層を設けてある。斯様にすることによって、電磁シー
ルドの効果を得ることが出来る。
【0018】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、小
型で信頼性の高い面実装型混成集積回路装置が実現でき
るので、近年の機器の小型化、高集積化に貢献すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る混成集積回路装置の
組み立て途上時の状態を示す断側面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る混成集積回路装置の
断側面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る混成集積回路装置の
斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る混成集積回路装置の
斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る混成集積回路装置の
斜視図である。
【図6】本発明の第4実施例に係る混成集積回路装置の
斜視図である。
【図7】第1の従来例に係る混成集積回路装置の平面図
である。
【図8】第1の従来例に係る混成集積回路装置の側面図
である。
【図9】第2の従来例に係る混成集積回路装置の断側面
図である。
【図10】第3の従来例に係る混成集積回路装置の断側
面図である。
【符号の説明】
1 両面混成集積回路基板 2 ベアチップ 3 空心コイル 4 他の面実装部品 5 両面混成集積回路基板の端子パターン部 6 キャップ体(A) 7 キャップ体(B) 8 接着剤 9 キャップ体(B)の外側面の端子パターン部 10 キャップ体(B)の外底面の端子パターン部 11 ハンダ 12 絶縁パターン 13 金属製のリード端子 14 シールドパターン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックもしくはガラスエポキシ等の
    絶縁基板の両面に回路パターンが形成され、その両面に
    面実装型もしくはリード型の回路部品が実装された両面
    混成集積回路基板を、該基板の上面側を覆う絶縁材から
    なる第1のキャップ体と基板の下面側を覆う絶縁材から
    なる第2のキャップ体とによって、基板の両面を挾み込
    むように封止した混成集積回路装置において、 前記第2のキャップ体の外側面および外底面、または前
    記第2のキャップ体の外側面に、外部回路と接続するた
    めの端子パターン部が形成され、この第2のキャップ体
    の外側面の端子パターン部と前記両面混成集積回路基板
    の端子パターン部とが電気的に接続されたことを特徴と
    する混成集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記両面混成集積回路基板が複数の基板を積層して成
    り、その中間層にもシールドパターンまたは回路パター
    ンが形成されたものであることを特徴とする混成集積回
    路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、 前記第2のキャップ体の外側面の端子パターン部と前記
    両面混成集積回路基板の端子パターン部との電気的接続
    を、ハンダ付けもしくは導電性ペーストにより施したこ
    とを特徴とする混成集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、 前記第2のキャップ体の外側面の端子パターン部の中間
    部上には、絶縁パターンが形成されていることを特徴と
    する混成集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載において、 前記第2のキャップ体の外底面に金属製のリード端子を
    接続したことを特徴とする混成集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載において、 前記両面混成集積回路基板に、ICもしくはSAWフィ
    ルタのベアチップを実装し、該ベアチップと前記両面混
    成集積回路基板上の回路パターンとをワイヤボンディン
    グにて接続したことを特徴とする混成集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載において、 前記第1のキャップ体または前記第2のキャップ体の少
    なくとも一部に、電磁シールド用のシールドパターンも
    しくはシールド層を設けたことを特徴とする混成集積回
    路装置。
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