JPH0794313B2 - 水力つり揚げ装置 - Google Patents

水力つり揚げ装置

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JPH0794313B2
JPH0794313B2 JP60003401A JP340185A JPH0794313B2 JP H0794313 B2 JPH0794313 B2 JP H0794313B2 JP 60003401 A JP60003401 A JP 60003401A JP 340185 A JP340185 A JP 340185A JP H0794313 B2 JPH0794313 B2 JP H0794313B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は水力式(流体式)つり揚げ装置に関し、特に、
荷重の大きさがつり揚げ装置の能力の範囲内で種々であ
り、しかもこの荷重の垂直方向の移動を間欠的に変更す
ることが要求される種類の装置に関するものである。こ
のような状態は、水力で作動するクレーン、フォークリ
フトのような起重機、および水力エレベータに存在す
る。
従来のクレーンあるいは起重機は当該つり揚げ装置の設
計能力に応じてディーゼルエンジンあるいは種々の電気
モータの1つのような原動機を用いている。そしてその
原動機の定格出力はこのつり揚げ装置の最大定格荷重の
取扱いを確保するために安全に見積もられ選ばれる。ほ
とんどの場合、このつり揚げ装置はギヤボックス、減速
機、けん引ドラムおよび安全ブレーキを必要とする。例
えば一例として1トンのつり揚げ能力(1m/secの速さ
で)を有するクレーンは15馬力の原動機が必要であり、
そして10トンのつり揚げ能力(同じく1m/secの速さで)
を有するクレーンは150馬力の原動機が必要である。
従来のモータ駆動エレベータは牽引エレベータとして知
られている。これらの装置ではエレベータ箱をエレベー
タ軸の上端にある駆動綱車の一方の側からケーブルによ
り懸架し、同じケーブルにより駆動綱車の他の側から対
抗重りを吊り下げている。この重りは少くもエレベータ
箱の重量を相殺するように設計されており、この結果理
論的には原動機は高々エレベータの実際の荷重能力に至
る負荷を取扱うに十分な出力を供給しさえすればよい。
しかし実際上はかかるエレベータは静止スタートからの
迅速な初期加速の要求に答える必要がある。この要求は
他と比べ大電流取扱能力を必要とし、その結果、原動機
の能力は例えば負荷をその初期加速後から設計された走
行速度に動かすために要求される能力の3倍という非常
に大きな能力にしなければならない。
これに対し、従来の水力エレベータの箱は細長い垂直駆
動ピストンの上端に置かれエレベータ軸の下端下方の細
長いシリンダ内で動作する。牽引エレベータのような重
りはない。箱を上方に移動させる原動機は電気モータで
あり、このモータは液溜めから流体を引き出しこれを適
当に制御されたバルブ装置を介してシリンダのヘッドエ
ンドに送る。箱の下降は適当に制御されたバルブ装置を
介してシリンダのヘッドから液溜めまで流れを絞った状
態で結合することにより重力的に進行する。したがって
原動機の出力が常に装置の最大負荷を特定の速度および
初期加速の条件でつり上げるのに十分な能力を有してい
なければならないという結果になる。
出願人が知る限りでは、1883年の米国特許第269,994号
のベイリ(Bailey)だけが次のことを示唆している。水
力蓄積器(hydraulic accumulator 以下「水力アキュ
ムレータ」という。)は、ロータリポンプ駆動の水力つ
り揚げ装置に対し、装置の負荷位置を決定する水圧シリ
ンダ上の平均実荷重ベースで重りとして作用させること
ができる。しかし、ベイリの装置は水力アキュムレータ
と負荷位置決めシリンダの間に用いることが提案された
可逆的に駆動されるギヤポンプを介して取り返しのつか
ない漏れ(装置の外側への)を受け易い。この結果、エ
レベータ箱を与えられた着床位置に確実に静止させる場
合、ベイリギヤポンプの両側の2個の閉塞バルブを閉じ
ることが必要である。しかしこの場合、ベイリのポンプ
を押えるブレーキに関しては説明がなく、これらの開示
は、避けられない漏れのため、箱を保持する手段になり
得ない。さらにベイリの開示は、漏れにより失われた流
体の補給に関しては何も示唆していない。
発明の要約 本発明の目的は与えられた装置負荷能力に対し、動力源
の経済性に優れた上述した種類の改良された水力つり揚
げ位置決め機械を提供することにある。
本発明の特別の目的は、与えられ選ばれた負荷ひき揚げ
高さに維持し、かつ補助的なブレーキおよびまたは閉塞
装置の必要性を除去した完全水力装置において上記の目
的を達成することにある。
本発明の他の特別な目的は、特に水力つり揚げ装置の場
合において上記目的を満足し、かつ新設および既存の装
置の変更のいずれにも適応可能な水力制御装置であって
箱内におけるそして着床時における床指示ボタン、そし
て床レベルからの滑らかな加速および床レベルへの滑ら
かな減速を含むマルチスピード操作のような従来の電気
的制御に適応可能な装置を提供することにある。
本発明の他の特別な目的、特にクレーンあるいは同様な
起重機における目的は、上記目的を満たす水力作動起重
機において装置のつり揚げ能力の範囲内における瞬間的
な負荷の大きさにかかわらず負荷のつり揚げ高さおよび
負荷のつり揚げおよび又は下降速度を制御する正確な単
一レバー制御を提供することにある。
本発明の一般的な目的は簡単な構造、全体として初期費
用が少なくかつ実質的に安価な動作コストにより特徴付
けられた装置により上記諸目的を達成することにある。
本発明によれば、上記問題点を解決した次の装置が得ら
れる。
即ち、特許請求の範囲(1)記載の発明によれば、加圧
された水力アキュムレータが負荷駆動装置に接続され、
パワーインテグレータが前記水力アキュムレータと前記
負荷駆動装置間に介在され、前記パワーインテグレータ
は第1及び第2の流路接続開口と外部に突出したロータ
軸を備えたロータとを有している水力つり揚げ装置にお
いて、第1のパイロット作動チェックバルブが前記水力
アキュムレータと前記第1の流路接続開口との間に配置
され、かつ前記水力アキュムレータからの流れを阻止す
るように向けられており、第2のパイロット作動チェッ
クバルブが前記負荷駆動装置と前記第2の流路接続開口
との間に配置され、かつ前記負荷駆動装置からの流れを
阻止するように向けられており、前記ロータ軸に回転力
を伝達するように接続された原動機を含む制御手段と、
前記原動機の回転に応答して生じるパイロット作動圧を
前記第1及び第2のパイロット作動チェックバルブに対
して供給する接続手段とを含んでいることを特徴とする
水力つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(2)記載の発明によれば、原動
機は可逆電気モータであることを特徴とする特許請求の
範囲(1)の水力つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(3)記載の発明によれば、原動
機は一方向性であり、パワーインテグレータはそのロー
タ軸の回転方向とそこを流れる流体の方向との間の関係
が選択的に可逆的であるような種類の装置であることを
特徴とする特許請求の範囲(1)の水力つり揚げ装置が
得られる。
また、特許請求の範囲(4)記載の発明によれば、原動
機はディーゼルエンジンであることを特徴とする特許請
求の範囲(3)記載の水力つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(5)記載の発明によれば、原動
機は電気モータであることを特徴とする特許請求の範囲
(3)記載の水力つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(6)記載の発明によれば、パワ
ーインテグレータはそのロータ軸の回転とそこを通過す
る流体との速度関係が選択的に可変であるような種類の
装置であることを特徴とする特許請求の範囲(1)記載
の水力つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(7)記載の発明によれば、原動
機は実質的に一定の出力を送出する種類のものでありか
つパワーインテグレータはそこを通過する流体の速度を
変化させる手段を含んでいることを特徴とする特許請求
の範囲(6)記載の水力つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(8)記載の発明によれば、原動
機は可変出力を送出する能力を有する種類のものであり
かつパワーインテグレータはそこを通過する流体に対し
て固定体積的な特性を有する種類のものであることを特
徴とする特許請求の範囲(6)記載の水力つり揚げ装置
が得られる。
また、特許請求の範囲(9)記載の発明によれば、流体
の液溜めが備えられ、該液溜めと第1の流路接続開口と
の間に第1のチェックバルブが接続され、前記液溜めと
第2の流路接続開口との間に第2のチェックバルブが接
続され、前記第1及び第2のチェックバルブは夫々前記
液溜め方向への前記流体の流れを阻止するように向けら
れていることを特徴とする特許請求の範囲(1)記載の
水力つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(10)記載の発明によれば、第1
及び第2のパイロット作動チェックバルブはバリア型で
あることを特徴とする特許請求の範囲(1)記載の水力
つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(11)記載の発明によれば、パワ
ーインテグレータはそこを通過する流体の流れる方向に
無関係で、実質的に等しい流体流通能力を有する第1及
び第2の流路接続開口により特徴づけられているもので
あることを特徴とする特許請求の範囲(1)記載の水力
つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(12)記載の発明によれば、パワ
ーインテグレータは回転翼型のものであることを特徴と
する特許請求の範囲(11)記載の水力つり揚げ装置が得
られる。
また、特許請求の範囲(13)記載の発明によれば、パワ
ーインテグレータはロータ軸の回りに配置されロータに
結合された複数の半径方向に往復運動可能なピストンを
含んでいることを特徴とする特許請求の範囲(11)記載
の水力つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(14)記載の発明によれば、ハウ
ジングパワーインテグレータはロータの軸線の回りに一
定間隔に配された互いに平行な複数の軸線に沿ってそれ
ぞれ往復動自在な複数のピストンと、ロータに支持され
前記複数のピストンに連結された斜板とを含むものであ
ることを特徴とする特許請求の範囲(11)記載の水力つ
り揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(15)記載の発明によれば、パワ
ーインテグレータはロータの軸線に対して斜めに交差す
る対称中心軸の回りに一定間隔に配された互いに平行な
複数の軸線に沿ってそれぞれ往復動自在な複数のピスト
ンと、前記ロータの回りに整列させて配置され前記複数
のピストンと前記ロータとを連結する連結部材とを含む
ものであることを特徴とする特許請求の範囲(11)記載
の水力つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(16)記載の発明によれば、負荷
駆動装置は牽引シリンダを含むものであることを特徴と
する特許請求の範囲(1)記載の水力つり揚げ装置が得
られる。
また、特許請求の範囲(17)記載の発明によれば、負荷
駆動装置はロータリ水力モータを含むものであり、該ロ
ータリ水力モータが一方向に回転する際に該ロータリ水
力モータから排出される流体を受け入れるように前記ロ
ータリ水力モータに接続された液溜めを備え、該液溜め
は前記ロータリ水力モータがつり上げ動作を全範囲にわ
たって行う際に該ロータリ水力モータから排出される流
体を受け入れるのに十分な容積を有していることを特徴
とする特許請求の範囲(1)記載の水力つり揚げ装置が
得られる。
また、特許請求の範囲(18)記載の発明によれば、ロー
タリ水力モータはその回転を停止させるように動作する
ブレーキ装置を備え、前記制御手段は前記ロータリ水力
モータへのあるいは前記ロータリ水力モータからの流れ
が存在しない時に前記ブレーキ装置を係止状態にセット
するように動作し、かつ前記ロータリ水力モータへのあ
るいは前記ロータリ水力モータからの流れが存在する時
に前記ブレーキ装置を係止状態から解除するように動作
することを特徴とする特許請求の範囲(17)記載の水力
つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(19)記載の発明によれば、原動
機は一方向に回転する種類のものであり、前記制御手段
はブレーキ装置を作動させかつ解放する独立な水力回路
を含み、さらに該水力回路内に前記ブレーキ装置の動作
圧力を発生させるため前記原動機に結合された補助ポン
プを含むことを特徴とする特許請求の範囲(18)記載の
水力つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(20)記載の発明によれば、水力
アキュムレータ内の圧力レベルは、負荷駆動装置の実負
荷がゼロ実負荷状態と最大実負荷状態の中間の予め選定
されたレベルにあるとき第1及び第2の流路接続開口に
等しい流体圧が加わって前記負荷駆動装置にバランスす
るよう予め選定されていることを特徴とする特許請求の
範囲(1)記載の水力つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(21)記載の発明によれば、水力
アキュムレータ内の圧力レベルは、実質的に負荷駆動装
置の最大定格実負荷値の半分であることを特徴とする特
許請求の範囲(20)記載の水力つり揚げ装置が得られ
る。
また、特許請求の範囲(22)記載の発明によれば、水力
つり上げ装置からのいかなる漏洩流体をも受け入れるよ
うに配置された液溜めと、該液溜めにおける流体の予め
選定された最大レベル及び最小レベルを検知する流体レ
ベル検知手段と、ポンプ及びチェックバルブを含み前記
液溜めから流体を吸い込み該流体を加圧下で前記水力ア
キュムレータに送出するように接続された流体補給手段
とを有し、該流体補給手段は、前記流体レベル検知手段
によって前記予め選定された最大レベルの検知が行われ
た際に流体補給のための充填を前記水力アキュムレータ
に対して行なうように制御されることを特徴とする特許
請求の範囲(1)記載の水力つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(23)記載の発明によれば、前記
接続手段は、一対の背中合わせに接続されたチェックバ
ルブであってそれぞれ前記第1及び第2の流路接続開口
に接続されるとともに前記背中合わせの相互接続部分に
パイロット作動厚の源を提供する一対の分離チェックバ
ルブと、前記相互接続部分と前記第1及び第2のパイロ
ット作動チェックバルブとの間に配置されたバルブと、
前記原動力回転の際に前記バルブを駆動するための手段
とを備えることを特徴とする特許請求の範囲(1)記載
の水力つり揚げ装置が得られる。
また、特許請求の範囲(24)記載の発明によれば、所定
の動作移動範囲を有する流体保存型の水力起重機であっ
て、水力アキュムレータと、負荷駆動装置と、前記水力
アキュムレータに接続された第1の流路接続開口、及び
前記負荷駆動装置に接続された第2の流路接続開口を有
するパワーインテグレータと、前記水力アキュムレー
タ、前記負荷駆動装置および前記パワーインテグレータ
内に、少くとも前記負荷駆動装置を前記動作移動範囲以
上にわたって動作可能とするに十分な量だけ内蔵された
流体とを備え、前記水力アキュムレータは実質的に前記
流体の体積を越える容積を有し、前記水力アキュムレー
タ内には、少くも前記負荷駆動装置上の自重負荷を越え
る負荷につり合うに十分なレベル以上の圧力を有するガ
スが充填されており、さらに前記水力アキュムレータと
前記第1の流路接続開口とを接続するライン内に設けら
れた第1のパイロット作動チェックバルブと、前記負荷
駆動装置と前記第2の流路接続開口とを接続するライン
内に設けられた第2のパイロット作動チェックバルブと
を備え、該第1及び第2のパイロット作動チェックバル
ブは前記パワーインテグレータ方向への前記流体の流れ
を阻止するように向けられており、前記パワーインテグ
レータはさらに前記第1及び第2の流路接続開口を通じ
て該パワーインテグレータ内を通過する前記流体の流れ
によって回転トルクを生じる回転手段を有し、さらに該
回転手段に接続された原動機を含む制御手段を備えたこ
とを特徴とする流体保存型の水力起重機が得られる。
また、特許請求の範囲(25)記載の発明によれば、負荷
駆動装置は牽引シリンダを含むものであることを特徴と
する特許請求の範囲(24)記載の流体保存型の水力起重
機が得られる。
また、特許請求の範囲(26)記載の発明によれば、負荷
駆動装置は流体保存のための液溜めに接続されたロータ
リ水力モータを含むものであり、該ロータリ水力モータ
は2個の開口及びこれらの開口間に配置された1個のロ
ータを有し、かつ前記2個の開口間の流体の流れによっ
て回転トルクを生じるものであり、前記2個の開口の内
の1つの開口は前記パワーインテグレータに接続され、
他の1つの開口は前記ロータリ水力モータ内を通過する
前記流体の流れの方向に応じて該流体を前記液溜め内に
排出しあるいは前記液溜めから吸い出すように前記液溜
めに接続されていることを特徴とする特許請求の範囲
(24)記載の流体保存型の水力起重機が得られる。
また、特許請求の範囲(27)記載の発明によれば、液溜
めは主の液溜め及び他の1つの開口に直接接続された特
別局部液溜めを含み、該特別局部液溜めからあふれ出た
流体を集めて前記主の液溜めに戻す余水路を備え、さら
に前記主の液溜めから前記流体を吸い出して水力アキュ
ムレータに戻すように接続されたポンプを備えたことを
特徴とする特許請求の範囲(26)記載の流体保存型の水
力起重機が得られる。
また、特許請求の範囲(28)記載の発明によれば、空洞
部を有する框体と、互いに離間した第1及び第2の流路
接続開口を有し前記框体を閉塞する蓋体と、前記框体内
に回転自在に配置されかつ前記框体の外部で原動機と接
続されるように延長されたロータ軸と、前記空洞部内に
配置され前記ロータ軸に同軸に固定されたロータと、前
記ロータ軸を中心にして前記ロータに放射状に複数配置
され該ロータの半径方向で移動自在なベーンと、前記ロ
ータ及び前記ベーンを囲み前記空洞内で前記ロータ軸に
関して種々の偏心状態を取り得るように前記空洞部内に
移動自在に配置されたカムリングとを含み、前記蓋体
は、上側の通路、上側の周囲溝及び上側のポンプ/モー
タ動作溝、並びに下側の通路、下側の周囲溝及び下側の
ポンプ/モータ動作溝を有し、前記上側の通路は前記第
1の流路接続開口と前記上側の周囲溝とを連通するもの
であり、前記上側の周囲溝は前記第1の流路接続開口か
ら前記上側の通路を通じて流入した流体を前記ベーンの
背面に供給して前記カムリング内のほぼ上半分の領域で
前記ベーンの先端を前記カムリングの内周面に摺接させ
るためのものであり、前記上側のポンプ/モータ動作溝
は前記カムリング内のほぼ上半分の領域で隣り合うベー
ン間の空間と前記第1の流路接続開口とを連通するもの
であり、前記下側の通路は前記第2の流路接続開口と前
記下側の周囲溝とを連通するものであり、前記下側の周
囲溝は前記第2の流路接続開口から前記下側の通路を通
じて流入した流体を前記ベーンの背面に供給して前記カ
ムリング内のほぼ下半分の領域で前記ベーンの先端を前
記カムリングの内周面に摺接させるためのものであり、
前記下側のポンプ/モータ動作溝は前記カムリング内の
ほぼ下半分の領域で隣り合うベーン間の空間と前記第2
の流路接続開口とを連通するものであり、前記カムリン
グは前記ロータ軸の軸線に直交しかつ前記第1の流路接
続開口と前記第2の流路接続開口との間の中間点を通る
線分に沿って移動自在であることを特徴とするパワーイ
ンテグレータが得られる。
本発明は前述の諸目的を、充填された水力アキュムレー
タと垂直方向に位置決め可能な負荷駆動装置との間の接
続における出願人が動力融合器(以下パワーインテグレ
ータという。)と定義したものを採用した水力つり揚げ
装置において達成するものである。このパワーインテグ
レータはさらに原動機との接続を有しており、前記水力
アキュムレータの圧縮荷重は負荷駆動装置に対し、予め
定められた平均負荷レベルを完全に供給するようセット
される。水力回路は複数個のチェックバルブを含んでい
ることが重要である。これらのチェックバルブは、パワ
ーインテグレータと水力アキュムレータとの間に介在さ
れたパイロット作動チェックバルブと、パワーインテグ
レータと負荷駆動装置との間に介在されたもう1つのパ
イロット作動チェックバルブである。パイロット作動チ
ェックバルブは流体を圧力下で水力アキュムレータから
負荷駆動装置へあるいは逆に自動的な移送を確保するよ
う他のチェックバルブと共働する。前記流体の移送方向
はパワインテグレータあるいはこれを介しての選択され
た制御によって決定される。また、パイロット作動チェ
ックバルブは、主体の動作に先立って行われる準備のた
めの作動、即ちパイロット作動のために、適度な流体が
液溜めから吸い出され配送される状態を確保するため、
パワーインテグレータの回転に関連するポンプ動作と共
働する。換言すれば液溜めに対する最小限の依存度によ
り、この装置はその能力の範囲内で如何なる負荷の制御
された上昇あるいは下降を含む圧力流体の水力アキュム
レータから、あるいは水力アキュムレータへの上記移送
を行なうのに際し、最大のエネルギー保存を提供するも
のである。
種々の実施例が異なる原動機および負荷状況に対して示
され、そしてまた手動操作制御および遠隔電気制御の種
々の実施例が示される。
以下で熟考されるパワーインテグレータは、2個の間隔
を置いて配置された流路接続開口と、これらの間に介在
し外部に突出したロータ軸を備えたロータとを有するロ
ータリ液体変位装置である。そして上記装置に関して以
下で用いられる「回転」あるいは「ロータリ」という表
現は例えばギヤポンプおよびすべり翼(Sliding vane)
装置あるいは軸方向に往復運動するか半径方向に往復運
動する形態等、ロータ軸の回転が一方の開口から他方の
開口への液流に関連するような、色々な種類の公知のロ
ータリーポンプ構造を含むものと理解されなければなら
ない。換言すれば、本発明の目的上そのような「回転」
あるいは「ロータリ」装置はそのような液体流を提供
し、この液体流に対する外部入/出力トルクレスポンス
の関係を提供するものである。
実施例の説明 第1図を参照すると、本発明は先ず水力エレベータ装置
に適用した場合について説明される。ここで箱10は複数
の着床レベルを提供する垂直軸を形成する複数のレール
(図示せず)によって適当に案内される。従来と同様
に、箱10はその垂直方向の移動量と位置を、下方より細
長いラム(ピストン)11の上端および固定されたシリン
ダ12を介して受ける。シリンダ12にはライン13を介して
圧縮された流体が供給される。しかし以下では従来の水
力駆動および制御とのあらゆる類似性はなくなる。
本発明によれば、充填された水力アキュムレータ14が
「対抗重り」として採用され、ライン13からシリンダ12
に至る流体に連続的に作用する。そしてこの重りは箱10
の自重およびラム11さらに選択された実負荷の大きさに
効果的にバランスする。この選定された実負荷の大きさ
は0負荷と最大定格実負荷との中間の値であり、一般に
は最大定格実負荷の2分の1に選定される。より詳細に
は水力アキュムレータ14からあるいは水力アキュムレー
タ14への流体流のためのライン15は、第1及び第2のパ
イロット作動チェックバルブ16-17を介して、シリンダ1
2からあるいはシリンダ12へ流体を流すためにライン13
に接続されている。これらのチェックバルブ16-17はこ
れらの一方かあるいは他方にパイロット作動開口のない
状況下で水力アキュムレータ14およびシリンダ12からの
液流を阻止するように方向づけられている。パワーイン
テグレータ18はライン15′−13′間に配置されそれぞれ
チェックバルブ16-17が割り当てられている。このパワ
ーインテグレータ18はロータリ液体変位装置であり、第
1および第2の流路接続開口21-22を有している。これ
らの流路接続開口21-22にはそれぞれライン15′−13′
が接続されている。また、パワーインテグレータ18に
は、これらの開口21-22の間にロータが配置され、この
ロータは可逆回転電気モータのような原動機へ連結可能
なように外部へ突出したロータ軸を備えている。第1図
に示され(インテグレータコントロール部25参照)又第
2図および第3図に関連して後に詳しく説明するよう
に、パワーインテグレータ18は(第1図では水力エレベ
ータ装置に用いられている。)望ましくは可変流装置で
あり、そこでの流れの変化は水力アクチュエータ26のピ
ストンの移動に相関する。
この時点で各チェックバルブ16-17のパイロット作動開
口が単一の駆動圧に応答することが望ましい。かくして
ライン27はチェックバルブ16-17の並列接続を作る。そ
してライン27は、制御ライン28において十分な流体圧が
生成された時、両方のチェックバルブ16-17を動作さ
せ、それらを常閉状態から開状態にする。この制御ライ
ン28による制御接続はさらにソレノイドで動作するバル
ブ30を含んでいる。このバルブ30は、通常はライン28内
の圧力流体を、記号31で示される液溜めに放出する。し
かしこのバルブ30は、ソレノイド駆動されると、パワー
インテグレータ18の開口22-21に接続されたライン13′
−15′内のいずれかの圧力流体をライン28を介してチェ
ックバルブ16-17に通過させ、両方のチェックバルブ16-
17の同時的なパイロット作動開口を生じさせる。そして
そこには上記のパイロット作動接続部であるライン28の
完全性を確保するために分離チェックバルブ32-33(互
いに背中合せにされ、この背中合せの接続部分29でバル
ブ30に接続されている)が設けられている。上述のライ
ン27,28,13′,15′、一対の分離チェックバルブ32,33、
バルブ30、及び後述する電気制御回路50で、後述する原
動機の回転に応答して生じるパイロット作動圧を第1及
び第2のパイロット作動チェックバルブ16,17に対して
供給する接続手段が構成されている。
液溜め37からパワーインテグレータ18の各流路接続開口
21-22に至る接続の分離されたライン38-39には、さらに
第1及び第2のチェックバルブ35-36が設けられてい
る。これらのチェックバルブ35-36は、モータ24からの
初期駆動方向がどのようであっても、パワーインテグレ
ータ18への液流の初期供給を確保するように作用する。
より具体的に述べれば、チェックバルブ35-36のそれぞ
れは、液溜め37方向への如何なる流れに対しても阻止す
るか閉鎖するように向けられている。
少くも典型的な水力制御動作の最初の説明のためにはそ
れぞれ別々に調整可能な絞り口41-42を示すことによ
り、重要な動作部品の引用は完了する。これらの絞り口
41-42は、与えられたエレベータの到着レベルへあるい
はそのレベルからの制御された滑らかな接近あるいは出
発を通常得るためのカム作動リミットスイッチを介する
ソレノイドバルブ43の動作に従って箱10を滑らかに加速
あるいは減速するためのものである。上述のようなリミ
ットスイッチ装置およびそれらの動作は、本発明の理解
には必要でないので、第1図には示されていない。
第1図の回路に対し、簡単な動作説明を行なう。本発明
の使用についての第1のモードの説明が思い出されよ
う。すなわち、原動機としての可逆(双方向動作の)電
気モータ24と組み合わされた可変流のパワーインテグレ
ータ18を含む本発明の利用である。
先ず箱10、その荷重およびラム11が、ライン13内のチェ
ックバルブ17を強制的に閉じる圧力により、特定の床レ
ベルにロックされている充満された装置を想定する。圧
縮されたガス(例えばチッ素)が(商用金属容器45から
絞りバルブ46およびチェックバルブ47を介して)水力ア
キュムレータ14内の十分な体積の流体の上方に充填供給
されている。そしてこのガス圧はチェックバルブ47によ
り維持され、また水力アキュムレータ14の液排出口に接
続されたライン15に備えられたチェックバルブ16による
強制された閉塞により阻止され保持されている。実負荷
が床レベルで変動したとしてもチェックバルブ16に対す
るアキュムレータ圧およびチェックバルブ17に対するラ
ム圧はほとんど同じである。そしてもし実負荷が偶然的
に平均より大きい場合はチェックバルブ17の部分で圧力
がわずかに大きくなり、もし実負荷が偶然的に平均より
小さい場合はチェックバルブ16の部分で圧力がわずかに
大きくなる。対照的に、チェックバルブ16-17に加わる
もう一方の側の圧力は次の場合に解放される。それは第
1にライン28内のパイロット作動圧が液溜め31に放出さ
れるバルブ30の正常(すなわち非動作)状態と、水力ア
クチュエータ26の圧縮方向に負荷されたスプリングがイ
ンテグレータコントロール部25をほぼ0の体積流量設定
位置に戻すように水力アクチュエータ26内の流体が液溜
め31′に放出されるソレノイドバルブ43の正常(すなわ
ち非動作)状態とによって解放される。第2にパワーイ
ンテグレータ18の軸封止部における不可避なより小さな
漏れ(例えば、図示しない排水接続を介した液溜37めへ
の)が、ライン13′および15′におけるパイロット作動
圧を解放してしまう。
箱10が下方着床位置から上方着床位置に上昇する場合を
考えよう。このためには、従来の電気制御回路50が利用
できる。この回路50は箱10および床位置に設置されたボ
タンコントロールを含んでおり、これによってモータ24
に対し適切な方向の励起が(UPコントロールライン51を
介して)与えられる。これによってパワーインテグレー
タ18は流体を開口21から吸入し、開口22から流出させる
小容積ポンプの機能を行なう。そのようなポンプ動作に
伴う吸引作用は、瞬間的かつ短時間に流体の増加分を液
溜め37からライン38およびそれに関連するチェックバル
ブ35を介して吸い込む。この動作は瞬間的であり、また
ライン13′−15′は常に満たされているため吸い込まれ
る増加分は小量である。その結果、吸い込まれた増加分
はライン13′を介して迅速にパイロット作動圧を発生さ
せる。これと同時に、電気制御回路50はライン53を通し
てソレノイド作動信号をバルブ30に供給し、これを駆動
する。これによってライン13′内のパイロット作動圧は
ライン28-27を経由して2つのチェックバルブ16-17に供
給される。かくして2つのチェックバルブ16-17は開
く。このように電気制御手段50は、バルブ30を駆動する
ための手段と成っている。チェックバルブ16は一旦その
一部は開くと、ライン15′に十分なアキュムレータ圧を
与え、これによってチェックバルブ35を閉じ、アキュム
レータ圧をパワーインテグレータ18の開口21に供給す
る。同様にチェックバルブ17が開き始めると十分なラム
(負荷)圧がライン13′に導入され、これによってチェ
ックバルブ36を引き続き閉じた状態に維持する。そして
パワーインテグレータ18の開口22にラム圧を供給する。
一旦、モータ24およびバルブ30が駆動されると2つのチ
ェックバルブ16-17は開放状態に保たれる。そしてこれ
によって開口21は瞬時的なアキュムレータ圧をとり、ま
た開口22は瞬時的なラム圧をとる。その後も、モータ24
は回り続ける。なぜならば箱10およびその中身をつり揚
げる所望の工程においては流体は水力アキュムレータ14
からシリンダ12に移動させなければならないからであ
る。もし箱10内の実負荷が平均以下の場合、開口21部の
アキュムレータ圧は開口22部のラム圧を上回る。その結
果アキュムレータ圧のみが箱10の上方移動に対して十分
な大きさになる。この場合にはパワーインテグレータ18
のロータの流体移動に対する反応は、モータ24が一定量
の電気エネルギーを供給グリットに戻す発電機となるよ
うなトルクを発生する。他方でもし箱10の実負荷が平均
より大きい場合、モータ24はパワーインテグレータ18内
のポンプ作用に対しては原動機として動作し続け、流体
の駆動流を水力アキュムレータ14からシリンダ12へ移動
する間に、開口21におけるアキュムレータ圧を開口22に
おいてより大きなレベルに上昇させる。モータ24のスタ
ート時において、パワーインテグレータ18は小体積流量
に設定されており、その際、水力アクチュエータ26内の
流体は液溜め31′にすでに放出されていることは前述し
た。これは言うまでもなく初期における箱10の運動はゆ
っくり(滑らかな初期加速)であったことを意味してい
る。その後、箱10をより速く走らせるためには、電気制
御回路50は、さらにモータ24がスタートしバルブ30の動
作後の所定の短時間の遅延の後、ソレノイドバルブ43を
駆動するためにこれに接続された制御ライン54を含んで
いる。このバルブ43が動作すると絞り口42が流速を決定
し、この速度においてアキュムレータ圧(ライン28にお
ける)は水力アクチュエータ26をパワーインテグレータ
18の最大体積流量設定位置にまで駆動することが可能で
ある。この点において箱10は言うまでもなく最大速度で
推進される。この水力アクチュエータ26における流体移
動の速度は箱速度の変化の滑らかさに対して決定的であ
る。同様に箱10が着床する選ばれた上方のレベルに接近
すると、従来のスイッチおよび又はトリップ装置(電気
制御回路50に包含される)は制御ライン54内の信号を決
定し、次いでバルブ43を不動作にする。そして流体を水
力アクチュエータ26から液溜31′めに向って絞り口41で
設定された速度で流れさせる。この場合、水力アクチュ
エータ26の圧縮スプリングが流体を放出し、インテグレ
ータコントロール部25をパワーインテグレータ18の小体
積流量状態に戻すため、目的の着床レベルに接近する
際、滑らかな減速を達成する。
上述の箱10の上昇移動において、水力アキュムレータ14
は対抗重りとして動作し、パワーインテグレータ18のロ
ータ軸に要求されあるいはこの部分で発生されるトルク
は開口21-22における圧力の瞬時的な差に相関すること
がわかるであろう。モータ24が必要とする電力は主とし
て流体(油)の必要な最大流量に相関する。したがって
2500ポンドの自重と5000ポンドの定格実負荷能力を有す
る典型的な箱10の場合、水力アキュムレータ14の設定
(絞りバルブ46部で制御される充填圧力)は定格実負荷
の半分で箱10にバランスするように設定することが望ま
しい。このような状況下でかつ所望の最大箱速度が120
フィート/分の場合、モータ24は最大7馬力が必要であ
る。そしてこれは同じ負荷能力および走行速度条件を有
する従来の水力エレベータに要する25馬力と比較される
べきである。
箱10の上方の床レベルから下方の床レベルへの下方走行
に対しては、動作は上述した上方走行と同様である。し
かしモータ24はライン52を介して電気制御回路50から送
られる制御信号により逆方向に回転駆動され、これによ
ってパワーインテグレータ18を通過する流体の移動方向
は開口22から開口21への方向となる。流体の増加はライ
ン39およびそのチェックバルブ36を介して液溜め37から
最初に迅速に吸い込むことにより行なわれ、パワーイン
テグレータ18におけるポンプ動作によってライン15′内
に少くもアキュムレータ圧に匹敵する圧力を発生させ
る。同時にライン53における走行開始信号がバルブ30を
起動させており、この結果ライン15′内に発生した圧力
はライン28を介して2つのチェックバルブ16-17のパイ
ロット作動開口のために送られる。したがってラム圧は
ライン13′を介して今やパワーインテグレータ18の入口
側の開口22に加えられ、開口21はここを介してパワーイ
ンテグレータ18が液流を水力アキュムレータ14に戻す出
口となる。モータ24は開口21-22における圧力差の符号
に応じて供給グリッドからの電気エネルギーを消費する
かあるいは電気エネルギーを供給グリッドに戻す。
上述したスタートレベルからの滑らかな加速および選定
された下方行先への接近時の滑らかな減速は、絞り口41
-42の開口が水力アクチュエータ26を加速方向および減
速方向に移動させるそれぞれの速度を支配することによ
り同様に複雑な下降に対しても適用できる。なぜならば
それらはパワーインテグレータ18の吐出容量の増減に反
映するからである。
上述のように、本実施例の場合、電気制御回路50、モー
タ(原動機)24、バルブ30、及びソレノイドバルブ43
で、原動機を含む制御手段が構成されている。
上記の水力回路がその内容物である流体を不可避的な漏
れにより徐々に失なう。この流体は液溜め37のような貯
蔵槽に重力的に戻されることが望ましい。このような漏
れはわずかでありそして緩慢であるが水力つり揚げ装置
に補給装置を備えることを要求する。そしてこの補給装
置としては自動的でかつ水力つり揚げ装置内の流体レベ
ルの検知器(図示せず)によって制されることが望まし
い。例えば電気制御回路50はモータ24を「下」方向に起
動する手段を有してもよい。この起動手段は検知された
補給要求に応答するものでありバルブ30の如何なる動作
をも一時的に不動作にする。この場合、モータ24はパワ
ーインテグレータ18を動作させ補給液を液溜め37から
(チェックバルブ36を経由して)ライン15′に送り、そ
れから検知器が必要な補給が完了したことを検知するま
で、水力アキュムレータ14に(チェックバルブ16を経由
して)送り込む。これによってバルブ30に対して電気制
御回路50の動作は復活され、装置は完全に再調整され
る。適当な補給装置は第1図には示されていないが、第
6図に関連して後に説明する。
第1図の回路の他の部品はそれらの安全性およびまたは
保守目的のためのものである。例えば、手動閉塞バルブ
(停止)55-55′−55″はそれぞれ液溜め37、水力アキ
ュムレータ14およびシリンダ12の部分で流体から制御部
品を分離する。液溜め37への手動による排水はバルブ56
(アキュムレータ側)および56′(ラム側)を介してそ
してさらに局部的な液溜め37′−37″を介して行なうこ
とができる。そしてソレノイドバルブ57のプッシュボタ
ン操作は、ラム圧および流体のゆっくりした液溜め37
への放出によって緊急時における箱10のゆっくりした下
降を可能にする。感圧スイッチ59はシリンダ12内の過負
荷が検出された時これに応答し、電気制御回路50に対し
「動作停止」命令信号を送る。圧力指示計58-58′はア
キュムレータ圧およびラム圧を連続的に監視する。そし
て圧力指示計58はまた絞りバルブ46が水力アキュムレー
タ14に対し所定の圧レベルにガスを充填する際に用いら
れる。アキュムレータ圧に対する圧力解放は液溜めに接
続されたレリーフバルブ59′を介して行なわれる。
第2図の装置は本発明を起重機(クレーン)に応用した
場合について説明するものである。このクレーンはブー
ム60を備え、この上端につり下げプーリ61が回転可能に
設置されている。牽引シリンダ62がブーム60の下方領域
に設置され、この牽引シリンダ62のピストンロッド63は
上方に延長され、その上端においてもう1つのプーリ64
を有している。ピストンロッド63の移動は、つり下げケ
ーブル65の一端をブーム60上端の横木あるいは他の固定
子66につなぎ、そしてケーブル65を2つのプーリ64-61
の回りを走らせることにより2倍にすることができる。
そしてケーブル65のつり下げられた端部はフック67で終
端される。フック67の対抗重りとしての水力制御回路
は、シリンダ62の後端に接続されたライン13を介して提
供されるが、これは第1図の水力エレベータ装置に対し
て示され説明されたものとほとんど同じである。しかし
ながら第2図に示された単純なクレーンの場合には移動
および加速/減速に対する自動制御は要求されないた
め、いくらか単純化されている。しかし第2図のクレー
ン制御にすでに説明された部品が用いられる範囲内では
さらに説明する必要がないので、同じ参照番号が用いら
れる。
第2図の装置は可変流のパワーインテグレータ18′を用
いる(第1図のパワーインテグレータ18のように)が、
体積流量の制御は25′で示されるように手動(例えばサ
ーボで補助された)操作によって行なわれる。第2図の
パワーインテグレータは18′で示され、そのゼロから最
高速に至る手動調整の範囲は弧状スパン68により示され
ている。そして牽引シリンダ62の牽引方向は可逆電気モ
ータ24の回転方向の選定に相関することがわかる。この
モータ24の方向選択は速度制御レバー25′にまたがった
指操作選択スイッチ69を介して行なわれる。第2図では
簡略化のためスイッチ69は別体として説明されている。
スイッチ69からの破線は、バルブ30がモータ24の始動に
よって駆動されることを意味している。このように本実
施例の場合、指操作選択スイッチ69、モータ(原動機)
24、バルブ30で、原動機を含む制御手段が構成されてい
る。最後に、フック67はそれ自体自重を構成することに
注意すべきであるが、これはクレーンの能力の約10%に
達する。したがって水力アキュムレータ14内の流体の充
填圧を、変動する実負荷の約50パーセントすなわちクレ
ーンの定格能力の55パーセント(自重プラス実荷重)で
牽引シリンダ62に均衡するように調整することが望まし
い。
第1図のエレベータ装置に関連して述べられたパワーイ
ンテグレータ(そして第2図のクレーン装置でも利用可
能)は、第3、4および5図に詳細に示されているが従
来の回転翼形回転ポンプに類似していることに気付くで
あろう。しかしパワーインテグレータ18は水力ポンプお
よび水力モータの両方の作用を行なわなければならない
ことそして可逆電気モータ24の回転に対していかなる方
向が選定されても同じ機能を有しなければならないとい
う事実から生ずる重要な相異が存在する。
図示のようにパワーインテグレータ18は、框体70を含
み、この框体70は、これにボルト69で止められ、取外し
可能に適合された蓋体71-71′を備えている。離間配置
されたベアリング72-73は、ロータ軸74に対する離間さ
れた軸受領域を提供する。ロータ軸74の一端は、モータ
24の軸23へのキー結合のために外方に突き出ている。ロ
ータ75はロータ軸74に固定されており(キーあるいはキ
ー溝結合あるいは効果的に一体に鍛造すること等によっ
て)、ベーン76の半径方向位置決めのための複数の放射
状溝によって特徴づけられている。框体70の空洞77内に
は筒状かつ環状カムリング78がロータ75とそのベーン76
とを囲んでいる。このカムリング78はロータ75の中心軸
線およびロータ75のロータ軸74に対する偏心度を変化さ
せるように位置選択(第5図において水平線に沿って)
ができるように設置されている。このような設置はカム
リング78上に形成された直径方向で対向した平行な平坦
部79と、框体70内に挿入された挿入物上の対応する平坦
部79′と、その間に介在された針状ローラベアリング素
子80とを含むように示されている。
偏心調整は、最小吐出容量位置(ゼロに近いがゼロでは
ない偏心)から第5図に示されるパワーインテグレータ
18の最大吐出容量に対する最大偏心位置まで、偏心変化
に含まれる全範囲に対して行なわれる。第1図の水力ア
クチュエータ26は第3図から第5図のパワーインテグレ
ータ18に組み込まれている。これは開口84に受け入れら
れる流体圧に応答してカムリング78に対して水平移動接
触をするように、取外し可能なブロック体81内に配置さ
れたピストン素子83を含んでいる。そのような移動は、
カムリング78の直径方向反対側のもう1つの取り外し可
能なブロック体82内の案内シューを介して作用する圧縮
スプリング85の弾力的な予備負荷反作用に抗して行なわ
れる。第1のネジ棒86はそのロックナットされた調整に
より、カムリング78の所定の最大体積流量位置において
設定されるよう停止される。そして第2のそのようなネ
ジ棒87もその同様な調整によってカムリング78の所定の
最小体積流量位置に設定されるよう停止される。望まし
くは、特定の組立て条件に固有な限られたスペースに対
してより容易に適応させるため、ブロック体81-82は框
体70の対向した孔に同じようにネジ止めされかつ密封さ
れるように結合される。この水力アクチュエータ26で、
パワーインテグレータ18を通過する流体の速度を変化さ
せる手段が構成されている。
ロータ軸74の回転方向にかかわらずすべてのベーン76を
カムリング78の内壁面に接触するよう半径方向外方に付
勢するための呼び水入れ(priming 以下プリミングと
いう)圧は、蓋体71の形状に示されるようにパワーイン
テグレータ18の各開口21-22から得られる。カムリング7
8の中空部の上半円筒内にどの瞬間においても存在する
ベーン76に対しては、そのようなプリミング圧は開口21
における流体により上側の通路88を介して蓋体71のほぼ
半円形の上側の周囲溝89に供給される。第4図に示すよ
うに、周囲溝89は、個々の軸方向の通路88と多岐管接続
され、ほぼ半円上部スパンα全体を通じて各ベーン76の
半径方向内端側に配置されている。同様に、カムリング
78の中空部の下半円筒内に常に存在するベーン76に対
し、そのようなプリミング圧は、開口22部の流体によっ
て、下側の通路88′経由で周囲溝89と同様でこれと直径
方向位置の蓋体71に形成されたほぼ半円形の下側の周囲
溝89′に供給される。周囲溝89′は図示のように個々の
軸方向の通路88′と多岐管接続され、同様なほぼ半円下
部スパンα全体を通じて各ベーン76の半径方向内端側に
配置されている。弧状の周囲溝89-89′の隣接端間の間
隔βは、隣接するベーン76の角度方向の間隔に近似さ
せ、さらに周囲溝89-89′はそれらの対応するポンプ/
モータ動作溝90-92と角度方向に対し同じ広がりを有し
ていることが望ましい。最後に、蓋体71内の上方にある
弧状のポンプ/モータ動作溝90は、(1)カムリング78
との半径方向の重なりにより一部閉じられ、(2)ロー
タ軸74と共に回転するベーン76により掃かれ、(3)開
口21と直接連通する連通口を有している。同様に、蓋体
71の下方にある弧状のポンプ/モータ動作溝92は、
(1)カムリング78との半径方向の重なりにより一部閉
じられ、(2)ロータ軸74と共に回転するベーン76によ
り掃かれ、(3)開口22と直接連通する連通口を有して
いる。動作溝90-92は第4図に示すようにロータ軸74の
回りに反対対称になっておりかつ徐々に半径方向の巾が
増加している。ロータ軸74を含む水平面は、前述したカ
ムリング78のための偏心調整の水平方向に案内された方
向に関して対称面である。そして前述したベーン76への
プライミング圧の供給を最も確実にするために、他の蓋
体71′の軸方向内面は図示のように弧状範囲αにわた
り、上,下の周囲溝91-91′が形成されている。これら
の周囲溝91-91′は、弧状範囲αにわたるポンプ/モー
タ動作溝93-93′と同様に周囲溝89-89′と角度的に一致
させられ、さらにポンプ/モータ動作溝90-92とも角度
的に一致させられている。
上記の説明から明らかなように、第3、4および第5図
にパワーインテグレータ18はカムリング78の如何なる設
定に対して、開口21-22を経由する流体の流れの方向が
いずれの方向であっても同じように応答する。第3図の
開口21部に大きな矢印で示されるような1つの流れ方向
においては、開口21はロータ軸74の回転に対し上方の動
作溝90におけるベーン76を動かすための入口として作用
する。この場合、ロータ軸74の回転は、第4図において
は反時計方向である。この状況において、パワーインテ
グレータ18は排出側である開口22に対しては水力ポンプ
として動作し、入口側である開口21に対しては水力モー
タとして動作する。第3図の開口22部の矢印で示される
反対の流れ方向に対しては、開口22は、第4図において
は時計方向であるロータ軸74の回転に対し下方の動作溝
92におけるベーン76を動かすための入口として作用す
る。そしてこの状況においてはパワーインテグレータ18
は排出側である開口21に対しては水力ポンプとしてまた
入口側である開口22に対しては水力モータとして動作す
る。いずれにせよ開口21および開口22間の流れの方向に
かかわらず開口から開口に至る間の圧力差は増加するか
減少するかあるいはゼロである。どのような回転方向で
あっても通路88-88′(周囲溝89-89′)は、すべてのベ
ーン76をカムリング78の内壁面に半径方向外方で接触す
るように強制するプライミング圧を供給する。またどの
ような回転方向であってもカムリング78の瞬時的な偏心
設定によりパワーインテグレータ18の体積流量を決定す
る。このように、ロータ軸74、ロータ75及びベーン76
で、第1及び第2の流路接続開口21,22を通じてパワー
インテグレータ18内を通過する流体の流れによって回転
トルクを生じる回転手段が構成されている。
第6図のクレーンつり揚げ回路は第2図のものよりも高
効率の応用を意図するものである。しかし多くの要素機
能は同じであるため対応部分は同じ番号により示す。ま
た、ダッシュを付した同じ参照番号はある場合には類似
の部品を示す。この第6図の高効率装置に含まれる基本
的な差異は原動機24′が一方的であり、例えばディーゼ
ルエンジンあるいは一方向の電気モータであることであ
る。第6図はまた本特許出願において開示されたすべて
の水力回路の実施例においても利用可能な流体補給装置
を示すためにも用いられる。
第6図のパワーインテグレータ95は、第1図および第2
図における使用に対して説明されてきたところのものと
類似するが、高効率かつ第6図の装置に適用される単一
方向条件という観点ではロータリ水力容積形装置に依存
することが望ましい。この装置は本質的にはピストン動
作をするものであり、例えば可変容積形アキシアルピス
トンポンプのように回転斜板が体積流量の大きさの調整
ばかりでなく、開口21′−22′間の流れ方向をも決定す
るように回転軸に関して傾斜調整されるものが好まし
い。他の方法としては、パワーインテグレータ95はロー
タ素子の実質上定速回転に対して体積流量が同様に調整
可能である可変容積形ラジアルピストンポンプでもよ
い。体積流量の調整は複動式シリンダ26′によって支配
されるように概略的に示されている。そしてこの目的の
ために出願人は比較的低能力(すなわち比較的小容積で
低圧放出)の補助ポンプ96を提供する。この補助ポンプ
96は流体の供給のために液溜め37を、そして複動式シリ
ンダ26′の作動のために手動操作可能な3点位置選択バ
ルブ97を利用する。バルブ97の中立位置に対してはシリ
ンダ26′を経由する駆動は行なわれない。しかし、流体
は水力アキュムレータ14から牽引シリンダ62に移るの
で、開口21′から開口22′への(フック67の上昇移動を
生ずる)流れ方向において、バルブ97の選ばれた終端位
置は、ポンプ96によって供給された圧力流体がパワーイ
ンテグレータ95を最大体積流量に移行させるか否かを決
定し、また、反対の流れ方向、即ち、開口22′から開口
21′へ(フック67の下降を生ずる)、つまり、装置内の
流体が水力アキュムレータ14へ戻る方向において、パワ
ーインテグレータ95が最大体積流量にシフトされるか否
かを決定する。
第6図において、両方のパイロット作動チェックバルブ
16-17は、ソレノイド30の動作によってライン27′およ
び28′に得られる同じ単一の作用圧によって作動する。
ソレノイド30の動作は、原動機24′の運転に(図示され
ない手段によって)連動することが理解されよう。
液漏れあるいは牽引シリンダ62に至るライン13内におけ
る他の故障によりフック67およびその負荷が自由落下す
るのを防止するための安全対策として、ブロック98はい
わゆるパラシュートバルブ99と呼ばれるものを概略的に
例示している。このバルブ99は、シリンダ62への接続中
にチェックバルブを配置することにより圧力の低下(細
口100の両端の)に応答し、この結果シリンダ62のそれ
以上の流体排出を阻止する。ブロック98はシリンダ62に
隣接して設置されるのが良く、シリンダ62にまたがって
載置されることが望ましい。
第6図においては、ここに示された他のすべての水力制
御と同様に主たる液溜めは液溜め37であり、ここにすべ
ての液溜めの流体が全装置内に全流体が保存されるため
に排出される。装置内の流体の全体積合計は常に次の各
液体内容物の総和である。(A)水力アキュムレータ1
4、(B)牽引シリンダ62、(C)液溜め37、(D)そ
してこれらの部品を接続するライン内の体積で、これは
常に一定で少量である。液溜め37内のレベルはしたがっ
て常に体積A、BおよびDの和の正確な計量値となる。
この和は、もし上述の流体的な対抗重りが設けられた装
置が無限に動作し続けるならば所定の限界内に維持され
ねばならない。液溜め37は最初は与えられた最小レベル
の流体が供給され、この最小レベルの近辺の1つ又は複
数のレベルが監視され、ポンプ103用のモータ102が液溜
め37から流体を吸い込むために作動すべきか又いつ作動
すべきか、そして流体を水力アキュムレータ14への補給
のためにチェックバルブ107を備えたライン101に供給す
べきか否か又いつ供給すべきか決定する。この目的のた
め、所定の最大レベルの検知器および関連するスイッチ
(適当に調整された正確な能力の)であればモータ102
の駆動を制御するのに十分である。しかし図示の形で
は、スイッチ104は、上方流体レベル検知器105により所
定の最大レベルを検知した時発生するモータ駆動信号を
供給し、そして下方流体レベル検知器106により所定の
最小レベルを検知した時、モータ駆動信号を停止するよ
うに接続されている。水力アキュムレータ14内の圧力
は、常に同じ大きさに近いため、水力対抗重りの性質お
よびつり揚げ作用に対して体積A,BおよびDの和を所定
の限界内で一定に保つため、負荷移動が自動補給の際進
行しているか否かは重要なことではない。上述の上方流
体レベル検知器105及び下方流体レベル検知器106によ
り、液溜め37における流体の予め選定された最大レベル
及び最小レベルを検知する流体レベル検知手段が構成さ
れている。また、ライン101、モータ102、ポンプ103、
チェックバルブ107で、流体補給手段が構成されてい
る。
第7図の水力回路は第6図の回路と同様であるが、第7
図の回路がフック67およびその負荷を垂直方向の位置を
決めるロープ捲揚げ機又はドラム112を駆動するために
ロータリ水力モータ110(減速装置111を介して)を動作
させる本発明の利用について説明している点で異なって
いる。モータ110は定容量形モータでもよいが、第7図
ではモータ110を表わす記号を通過する制御矢印は、モ
ータ110が可変容量形装置であってもよいことを意味し
ている。そのロータリ的性質からモータ110は少くも幾
らかの漏れの存在を示す。そしてこのためこれは所望の
フック67高さに水力的に固定することはできない。この
ためモータ110にはブレーキ装置113が装備されることが
示されている。このブレーキ装置113は流体がライン13
に必要とされないときはいつでも自動的にモータ110に
軸を固定するようにセットする。しかしこのブレーキ装
置113は低能力のポンプ96により制御ライン114に発生し
た動作圧すなわちポンプ96の動作時に発生した動作圧に
応答して解除される。そのような制御ライン114は自動
パイロットバルブ115を第7図に示す位置すなわちここ
ではブレーキ装置113にブレーキ解除圧が得られる位置
まで移動するように作用する。制御ライン114に圧力が
存在しないとバルブ115の出口部の圧力をゼロに低下さ
せ、かくしてバルブ115がそのスプリング作用によりブ
レーキ解除流体を液溜め37に排出する位置にリセットさ
れる。バルブ115から液溜め37に至る接続内の絞り口は
回路の制御ライン114内に圧力が存在しないという条件
下ではブレーキ装置113のリセット動作においてある程
度の緩衝作用を行なうことがわかる。
第7図はまたフック67およびその負荷の水力モータつり
揚げの場合に本発明を実施するに際し、装置内の流体の
一定性を保存する手段が提供されなければならないとい
うことを説明する。このため、モータ110は特別局部液
溜め117への接続ライン116を有するように図示されてい
る。この液溜め117は少くも設計された全フックつり揚
げ長さにわたってモータ110を動作させるに必要な体積
容量を有している。流体は、フック67およびその負荷の
制御された下降中いつも液溜め117からライン116を通じ
て自動的に吸い込まれ、かくして作動流体を水力アキュ
ムレータ14に戻すことにより保存される。しかしモータ
110の性質はそれが時間とともに非常に大量の流体を漏
洩するので、特別局部液溜め117に排出される流体はフ
ック67の全下降に必要な量よりはるかに多く蓄積する。
この事実の認識の下に液溜め117は余水路118を含むよう
に示されており、余水路118を介してフック67がその完
全な下降位置に戻るに必要量を越える流体は集められ図
中の説明のように主たる液溜め37に戻される。余分な流
体は主の液溜め37に戻されるので、流体は装置から失わ
れないことになる。かかる流体は装置貯蔵供給の一部と
なりそして第6図に関して詳細に説明したように自動補
給動作(水力アキュムレータ14に戻す)に供される。
最後に、第7図は貯蔵流体の吸い込み開始を有効に行な
わせるためのもう1つのチェックバルブ装置を説明す
る。主なチェックバルブ35-36は前述した通りのままの
ものであるが追加された対応する(しかし低容量)チェ
ックバルブ35′−36′は、ポンプ96がそれ自体の妨害さ
れない液溜め37との接続からライン15′−13′にどんな
に高圧条件が存在しようとも直接に引き出すことを可能
とする。かかる吸い込まれ供給された流体は、制御バル
ブ97がパワーインテグレータ95によるその体積流量設定
において真に迅速に動作することを可能にし、前述のよ
うに動作が進行する。このように、本実施例の場合、モ
ータ(原動機)24′を含む制御手段は、ブレーキ装置11
3を作動させかつ解放する独立な制御ライン(水力回
路)114を含み、さらに制御ライン114内にブレーキ装置
113の動作圧力を発生させるためにモータ24′に結合さ
れた補助ポンプ96を含んでいる。そして、この制御手段
は、ロータリ水力モータ110へのあるいはロータリ水力
モータ110からの流れが存在しない時にブレーキ装置113
を係止状態にセットするように動作し、かつロータリ水
力モータ110へのあるいはロータリ水力モータ110からの
流れが存在する時にブレーキ装置113を係止状態から解
除するように動作する。
本発明およびその説明された数種の実施例は、水力エレ
ベータ装置およびまたはクレーンおよび他の起重機の組
立て、動作および保守費用面における劇的な経済性の約
束とともにすべての目的を達成するものであることが明
らかである。重要なことは、本発明は如何なる水力的な
対抗重りを有する装置においても、それが自動補給を確
保しかくして与えられた装置が設計された全負荷範囲、
全速度範囲および全移動範囲にわたって連続的でかつ永
続的な効率動作を確保するという範囲内において、流体
の全体的な保存を提供することである。
第3図乃至第5図の特別な回転翼型パワーインテグレー
タは水力エレベータ装置および小負荷乃至中負荷の起重
機に対しては特に好ましい。部品は貫通ボルト69を単に
取り外すことにより、サービス、検査あるいは修理に対
し単純かつ容易に取扱うことができる。単一のOリング
シール94-94′さえあれば框体70/蓋体71および框体70/
蓋体71′相互間は他に何も必要としない。そしてすでに
見たようにピストン素子83およびブロック体81-82は、
特殊な組立て要求が必要とするならば容易に交換し得
る。最後にこの装置はロータ軸74の回転方向にかかわら
ずそしてこの装置がポンプ型であるかモータ型であるか
にかかわらず自己呼び水入れ型である。
第1図および第2図の水力エレベータ装置あるいはクレ
ーンのモータ24をかご形誘導電動機とする場合には、パ
ワーインテグレータ18の開口間にモータ24の回転方向に
生ずる流体圧差は軸ブレーキトルクに反映する。これは
モータ24が起同期状態となりこのためエネルギーを供給
グリッドに戻すことを意味するものである。例えば60H
z、4極のその種のモータ24は1800rpmの正常な同期、無
負荷回転速度を有する。そしてこのモータはパワーイン
テグレータ18にトルクを供給しなければならない場合
は、特性的に約1725rpmの回転数に減少する。しかしパ
ワーインテグレータ開口間の圧力差がモータ24の回転方
向において十分大きくなった場合には、モータ24は実証
的に水力的な強制回転とされ1875rpmの回転数となる。
この場合、起同期状態となりグリッドにエネルギーを戻
す。
本発明の使用に関して相対的にほとんど経験のない現状
においては、負荷範囲、移動範囲、速度範囲等の特定の
条件に対し究極的な限界あるいは範囲さえも述べること
は不可能である。水力アキュムレータ容積対シリンダ容
積あるいはモータの容量、また,水力アキュムレータの
ガス充填体積対流体体積の比の限界についても述べるこ
とは不可能である。しかし、水力アキュムレータ容積が
駆動端移動体積の8乃至10倍の範囲にあるとき、非常に
満足すべき結果が得られること、そして装置内に閉じ込
められ水力アキュムレータ14およびそれに接続された駆
動装置(12,62あるいは110-117)に分配された全流体の
体積は、接続された駆動装置の押しのけ容積およびその
小部分(例えば10パーセント)を大きく越えることがな
いため、水力アキュムレータ内の浮球を全動作期間を通
じて浮上し続けておくことができることを出願人は知っ
ている。
本発明は種々の説明的実施例に対し詳細に説明されてき
たが、本発明の範囲から逸脱せずに変形を加えることが
できることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を適用した水圧エレベータ装置であって
原動機が可逆的でありかつ起動装置が従来の箱つり上げ
シリンダである装置を概略的に示す水力回路図、 第2図は第1図と同様に、起動装置が牽引シリンダであ
るクレーン装置あるいは類似の起重機を動作するための
回路を示す図、 第3図は第1図および第2図のいずれかの回路に用いら
れたパワーインテグレータのほぼ縦方向断面図、 第4図は第3図における4−4に沿った断面図であり、
第3図における第1の長手方向スパンAに適用される断
面表示3A-3Aと第3図における第2の長手方向スパンB
に適用される第2の断面表示3B-3Bを含んでおり、 第5図は第3図における5−5に沿った断面図、第6図
は原動機が一方向である、第1図の水力回路の変形例を
示す第1図に類似な図、 第7図は本発明を水力モータを介した負荷操作に適用す
る場合を示す概略的水力回路図である。 10:箱、11:ラム、12:シリンダ、13:ライン、14:水力ア
キュムレータ、15:ライン、16,17:パイロット作動チェ
ックバルブ、18:パワーインテグレータ、21,22:第1,第
2の流路接続開口、23:軸、24:モータ、26:水力アキュ
ムレータ、28:制御ライン、30:バルブ、32,33:分離チェ
ックバルブ、35,36:チェックバルブ、37:液溜め、41,4
2:絞り口、50:電気制御回路。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧された水力アキュムレータが負荷駆動
    装置に接続され、パワーインテグレータが前記水力アキ
    ュムレータと前記負荷駆動装置間に介在され、前記パワ
    ーインテグレータは第1及び第2の流路接続開口と外部
    に突出したロータ軸を備えたロータとを有している水力
    つり揚げ装置において、第1のパイロット作動チェック
    バルブが前記水力アキュムレータと前記第1の流路接続
    開口との間に配置され、かつ前記水力アキュムレータか
    らの流れを阻止するように向けられており、第2のパイ
    ロット作動チェックバルブが前記負荷駆動装置と前記第
    2の流路接続開口との間に配置され、かつ前記負荷駆動
    装置からの流れを阻止するように向けられており、前記
    ロータ軸に回転力を伝達するように接続された原動機を
    含む制御手段と、前記原動機の回転に応答して生じるパ
    イロット作動圧を前記第1及び第2のパイロット作動チ
    ェックバルブに対して供給する接続手段とを含んでいる
    ことを特徴とする水力つり揚げ装置。
  2. 【請求項2】原動機は可逆電気モータであることを特徴
    とする特許請求の範囲(1)の水力つり揚げ装置。
  3. 【請求項3】原動機は一方向性であり、パワーインテグ
    レータはそのロータ軸の回転方向とそこを流れる流体の
    方向との間の関係が選択的に可逆的であるような種類の
    装置であることを特徴とする特許請求の範囲(1)の水
    力つり揚げ装置。
  4. 【請求項4】原動機はディーゼルエンジンであることを
    特徴とする特許請求の範囲(3)記載の水力つり揚げ装
    置。
  5. 【請求項5】原動機は電気モータであることを特徴とす
    る特許請求の範囲(3)記載の水力つり揚げ装置。
  6. 【請求項6】パワーインテグレータはそのロータ軸の回
    転とそこを通過する流体との速度関係が選択的に可変で
    あるような種類の装置であることを特徴とする特許請求
    の範囲(1)記載の水力つり揚げ装置。
  7. 【請求項7】原動機は実質的に一定の出力を送出する種
    類のものでありかつパワーインテグレータはそこを通過
    する流体の速度を変化させる手段を含んでいることを特
    徴とする特許請求の範囲(6)記載の水力つり揚げ装
    置。
  8. 【請求項8】原動機は可変出力を送出する能力を有する
    種類のものでありかつパワーインテグレータはそこを通
    過する流体に対して固定体積的な特性を有する種類のも
    のであることを特徴とする特許請求の範囲(6)記載の
    水力つり揚げ装置。
  9. 【請求項9】流体の液溜めが備えられ、該液溜めと第1
    の流路接続開口との間に第1のチェックバルブが接続さ
    れ、前記液溜めと第2の流路接続開口との間に第2のチ
    ェックバルブが接続され、前記第1及び第2のチェック
    バルブは夫々前記液溜め方向への前記流体の流れを阻止
    するように向けられていることを特徴とする特許請求の
    範囲(1)記載の水力つり揚げ装置。
  10. 【請求項10】第1及び第2のパイロット作動チェック
    バルブはバリア型であることを特徴とする特許請求の範
    囲(1)記載の水力つり揚げ装置。
  11. 【請求項11】パワーインテグレータはそこを通過する
    流体の流れる方向に無関係で、実質的に等しい流体流通
    能力を有する第1及び第2の流路接続開口により特徴づ
    けられているものであることを特徴とする特許請求の範
    囲(1)記載の水力つり揚げ装置。
  12. 【請求項12】パワーインテグレータは回転翼型のもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲(11)記載の水
    力つり揚げ装置。
  13. 【請求項13】パワーインテグレータはロータ軸の回り
    に配置されロータに結合された複数の半径方向に往復運
    動可能なピストンを含んでいることを特徴とする特許請
    求の範囲(11)記載の水力つり揚げ装置。
  14. 【請求項14】パワーインテグレータはロータの軸線の
    回りに一定間隔に配された互いに平行な複数の軸線に沿
    ってそれぞれ往復動自在な複数のピストンと、ロータに
    支持され前記複数のピストンに連結された斜板とを含む
    ものであることを特徴とする特許請求の範囲(11)記載
    の水力つり揚げ装置。
  15. 【請求項15】パワーインテグレータはロータの軸線に
    対して斜めに交差する対称中心軸の回りに一定間隔に配
    された互いに平行な複数の軸線に沿ってそれぞれ往復動
    自在な複数のピストンと、前記ロータの回りに整列させ
    て配置され前記複数のピストンと前記ロータとを連結す
    る連結部材とを含むものであることを特徴とする特許請
    求の範囲(11)記載の水力つり揚げ装置。
  16. 【請求項16】負荷駆動装置は牽引シリンダを含むもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲(1)記載の水
    力つり揚げ装置。
  17. 【請求項17】負荷駆動装置はロータリ水力モータを含
    むものであり、該ロータリ水力モータが一方向に回転す
    る際に該ロータリ水力モータから排出される流体を受け
    入れるように前記ロータリ水力モータに接続された液溜
    めを備え、該液溜めは前記ロータリ水力モータがつり上
    げ動作を全範囲にわたって行う際に該ロータリ水力モー
    タから排出される流体を受け入れるのに十分な容積を有
    していることを特徴とする特許請求の範囲(1)記載の
    水力つり揚げ装置。
  18. 【請求項18】ロータリ水力モータはその回転を停止さ
    せるように動作するブレーキを備え、前記制御手段は前
    記ロータリ水力モータへのあるいは前記ロータリ水力モ
    ータからの流れが存在しない時に前記ブレーキ装置を係
    止状態にセットするように動作し、かつ前記ロータリ水
    力モータへのあるいは前記ロータリ水力モータからの流
    れが存在する時に前記ブレーキ装置を係止状態から解除
    するように動作することを特徴とする特許請求の範囲
    (17)記載の水力つり揚げ装置。
  19. 【請求項19】原動機は一方向に回転する種類のもので
    あり、前記制御手段はブレーキ装置を作動させかつ解放
    する独立な水力回路を含み、さらに該水力回路内に前記
    ブレーキ装置の動作圧力を発生させるため前記原動機に
    結合された補助ポンプを含むことを特徴とする特許請求
    の範囲(18)記載の水力つり揚げ装置。
  20. 【請求項20】水力アキュムレータ内の圧力レベルは、
    負荷駆動装置の実負荷がゼロ実負荷状態と最大実負荷状
    態の中間の予め選定されたレベルにあるとき第1及び第
    2の流路接続開口に等しい流体圧が加わって前記負荷駆
    動装置にバランスするよう予め選定されていることを特
    徴とする特許請求の範囲(1)記載の水力つり揚げ装
    置。
  21. 【請求項21】水力アキュムレータ内の圧力レベルは、
    実質的に負荷駆動装置の最大定格実負荷値の半分である
    ことを特徴とする特許請求の範囲(20)記載の水力つり
    揚げ装置。
  22. 【請求項22】水力つり揚げ装置からのいかなる漏洩流
    体をも受け入れるように配置された液溜めと、該液溜め
    における流体の予め選定された最大レベル及び最小レベ
    ルを検知する流体レベル検知手段と、ポンプ及びチェッ
    クバルブを含み前記液溜めから流体を吸い込み該流体を
    加圧下で前記水力アキュムレータに送出するように接続
    された流体補給手段とを有し、該流体補給手段は、前記
    流体レベル検知手段によって前記予め選定された最大レ
    ベルの検知が行われた際に流体補給のための充填を前記
    水力アキュムレータに対して行なうように制御されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲(1)記載の水力つり揚
    げ装置。
  23. 【請求項23】前記接続手段は、一対の背中合わせに接
    続されたチェックバルブであってそれぞれ前記第1及び
    第2の流路接続開口に接続されるとともに前記背中合わ
    せの相互接続部分にパイロット作動厚の源を提供する一
    対の分離チェックバルブと、前記相互接続部分と前記第
    1及び第2のパイロット作動チェックバルブとの間に配
    置されたバルブと、前記原動力回転の際に前記バルブを
    駆動するための手段とを備えることを特徴とする特許請
    求の範囲(1)記載の水力つり揚げ装置。
  24. 【請求項24】所定の動作移動範囲を有する流体保存型
    の水力起重機であって、水力アキュムレータと、負荷駆
    動装置と、前記水力アキュムレータに接続された第1の
    流路接続開口、及び前記負荷駆動装置に接続された第2
    の流路接続開口を有するパワーインテグレータと、前記
    水力アキュムレータ、前記負荷駆動装置および前記パワ
    ーインテグレータ内に、少くとも前記負荷駆動装置を前
    記動作移動範囲以上にわたって動作可能とするに十分な
    量だけ内蔵された流体とを備え、前記水力アキュムレー
    タは実質的に前記流体の体積を越える容積を有し、前記
    水力アキュムレータ内には、少くも前記負荷駆動装置上
    の自重負荷を越える負荷につり合うに十分なレベル以上
    の圧力を有するガスが充填されており、さらに前記水力
    アキュムレータと前記第1の流路接続開口とを接続する
    ライン内に設けられた第1のパイロット作動チェックバ
    ルブと、前記負荷駆動装置と前記第2の流路接続開口と
    を接続するライン内に設けられた第2のパイロット作動
    チェックバルブとを備え、該第1及び第2のパイロット
    作動チェックバルブは前記パワーインテグレータ方向へ
    の前記流体の流れを阻止するように向けられており、前
    記パワーインテグレータはさらに前記第1及び第2の流
    路接続開口を通じて該パワーインテグレータ内を通過す
    る前記流体の流れによって回転トルクを生じる回転手段
    を有し、さらに該回転手段に接続された原動機を含む制
    御手段を備えたことを特徴とする流体保存型の水力起重
    機。
  25. 【請求項25】負荷駆動装置は牽引シリンダを含むもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲(24)記載の流
    体保存型の水力起重機。
  26. 【請求項26】負荷駆動装置は流体保存のための液溜め
    に接続されたロータリ水力モータを含むものであり、該
    ロータリ水力モータは2個の開口及びこれらの開口間に
    配置された1個のロータを有し、かつ前記2個の開口間
    の流体の流れによって回転トルクを生じるものであり、
    前記2個の開口の内の1つの開口は前記パワーインテグ
    レータに接続され、他の1つの開口は前記ロータリ水力
    モータ内を通過する前記流体の流れの方向に応じて該流
    体を前記液溜め内に排出しあるいは前記液溜めから吸い
    出すように前記液溜めに接続されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲(24)記載の流体保存型の水力起重
    機。
  27. 【請求項27】液溜めは主の液溜め及び他の1つの開口
    に直接接続された特別局部液溜めを含み、該特別局部液
    溜めからあふれ出た流体を集めて前記主の液溜めに戻す
    余水路を備え、さらに前記主の液溜めから前記流体を吸
    い出して水力アキュムレータに戻すように接続されたポ
    ンプを備えたことを特徴とする特許請求の範囲(26)記
    載の流体保存型の水力起重機。
  28. 【請求項28】空洞部を有する框体と、互いに離間した
    第1及び第2の流路接続開口を有し前記框体を閉塞する
    蓋体と、前記框体内に回転自在に配置されかつ前記框体
    の外部で原動機と接続されるように延長されたロータ軸
    と、前記空洞部内に配置され前記ロータ軸に同軸に固定
    されたロータと、前記ロータ軸を中心にして前記ロータ
    に放射状に複数配置され該ロータの半径方向で移動自在
    なベーンと、前記ロータ及び前記ベーンを囲み前記空洞
    内で前記ロータ軸に関して種々の偏心状態を取り得るよ
    うに前記空洞部内に移動自在に配置されたカムリングと
    を含み、前記蓋体は、上側の通路、上側の周囲溝及び上
    側のポンプ/モータ動作溝、並びに下側の通路、下側の
    周囲溝及び下側のポンプ/モータ動作溝を有し、前記上
    側の通路は前記第1の流路接続開口と前記上側の周囲溝
    とを連通するものであり、前記上側の周囲溝は前記第1
    の流路接続開口から前記上側の通路を通じて流入した流
    体を前記ベーンの背面に供給して前記カムリング内のほ
    ぼ上半分の領域で前記ベーンの先端を前記カムリングの
    内周面に摺接させるためのものであり、前記上側のポン
    プ/モータ動作溝は前記カムリング内のほぼ上半分の領
    域で隣り合うベーン間の空間と前記第1の流路接続開口
    とを連通するものであり、前記下側の通路は前記第2の
    流路接続開口と前記下側の周囲溝とを連通するものであ
    り、前記下側の周囲溝は前記第2の流路接続開口から前
    記下側の通路を通じて流入した流体を前記ベーンの背面
    に供給して前記カムリング内のほぼ下半分の領域で前記
    ベーンの先端を前記カムリングの内周面に摺接させるた
    めのものであり、前記下側のポンプ/モータ動作溝は前
    記カムリング内のほぼ下半分の領域で隣り合うベーン間
    の空間と前記第2の流路接続開口とを連通するものであ
    り、前記カムリングは前記ロータ軸の軸線に直交しかつ
    前記第1の流路接続開口と前記第2の流路接続開口との
    間の中間点を通る線分に沿って移動自在であることを特
    徴とするパワーインテグレータ。
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