JPH079413U - 難燃湿式濾材 - Google Patents

難燃湿式濾材

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JPH079413U
JPH079413U JP4590893U JP4590893U JPH079413U JP H079413 U JPH079413 U JP H079413U JP 4590893 U JP4590893 U JP 4590893U JP 4590893 U JP4590893 U JP 4590893U JP H079413 U JPH079413 U JP H079413U
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JP
Japan
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filter medium
flame
retardant
wet
wet filter
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Application number
JP4590893U
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Inventor
光俊 鈴木
宏征 石井
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 難燃剤を混入した樹脂を、濾材の裏面側の含
有密度が表面側より大なるように含浸させて、難燃濾材
に湿式としての長寿命を持たせる。 【構成】 湿式フィルタエレメント2は、難燃湿式濾材
1をひだ折りして枠体3内に接着したものである。濾材
1は、原紙に難燃剤と樹脂とを混合して、表面側に例え
ば20%、裏面側に例えば80%の割合に接分して含浸
させたもので、シリコン系オイル6をスプレー5で吹き
付ける。こうして難燃性を得ながら湿式濾材の特長を持
たせる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、空気濾過に用いられる難燃湿式濾材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来天然繊維又は化学繊維からなるシート状濾材に、鉱物性オイルをベースと した低粘度のオイルを含浸した湿式濾材がある。湿式濾材は乾式のものに較べて 清浄効率はやや低下するがDHC(圧力損失の所定増加量に対するダスト捕捉量 )が大、すなわち目詰まり寿命が著しく長いので内燃機関のエアクリーナ等に好 んで用いられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら従来の湿式濾材は繊維もオイルも可燃性であったから、空調用等 特に難燃性を要求される用途には使用されていない。このような用途には乾式濾 材が用いられてるので目詰まり寿命が短かい。この考案は乾式に匹敵する清浄効 率を有しながら、目詰まり寿命の長い難燃性の湿式濾材を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
難燃剤を混合した樹脂を、裏面側の含有密度を表面側より大にして含有させた シート状濾材に、シリコン系オイルを含浸させた湿式濾材である。ここに濾材の 表面側とは空気を通過させるときの流入側、裏面側とは空気の流出側である。
【0005】
【作用】
この湿式濾材は、濾材の繊維が難燃剤によって難燃化しており、オイルはシリ コン系であってほとんど不燃性であるから、濾材の耐火性は著しく向上し安全が 保たれる。また、含浸させる難燃剤は樹脂と混合することにより濾材の繊維上に 保持される。樹脂は清浄効率を低下させる傾向を有するが、樹脂の含有密度を濾 材の表面側において少くしてあるので繊維表面側でのダスト捕捉作用(清浄効率 )は樹脂により著しく阻害されることはない。一方オイルを含浸させたことによ りダストがケーキ層となって蓄積し、それ自体でダストを捕捉するので、ケーキ 層が濾材の作用をすることにより目詰まり寿命を延長させる。
【0006】
【実施例】
図1に示す湿式フィルタエレメント2はひだ折りしたこの考案の難燃湿式濾材 1を矩形状の枠体3内に接着し、枠体3の一方端にパッキン4を取付けたもので ある。濾材1は、例えばパルプを主体とした濾紙であって、ひだ折りされる前の 原紙に、その原紙の30重量%のフェノール樹脂と、30重量%のハロゲン・リ ン化合物を主体とした難燃剤とを混合して含浸させてある。含浸の方法は公知の キス加工等により、表面側を含浸密度が少なく(例えば20%)、裏面側が大( 例えば80%)となるようにする。この濾紙をひだ折りして枠体3、パッキン4 を取付け、スプレー5によってシリコン系オイル6を吹き付け含浸させる。その 量は濾材1m2 あたり140gr〜220grが適当である。なおシリコンオイ ルは温度に対し粘度変化が少ないのでフィルタの性能が安定する。
【0007】 図1のような角形のフィルタエレメント2の他に、例えば周知の菊花状に濾紙 をひだ折りして上下端板を設けた円筒状のフィルタエレメント(図示しない)等 についても、その濾材としてこの考案のものが適用できるのは当然である。
【0008】
【考案の効果】
この考案の難燃湿式濾材は濾材自体に難燃剤を混合した樹脂を含浸させ、その 含浸密度を表面側に少くしたので、濾材の表面側でのダスト捕捉性能(清浄効率 )をほとんど低下させずに難燃性を持たせることができ、シリコン系オイルで湿 式としたので、耐火安全性を持たせながらダストのケーキ化による湿式濾材の特 長を生かし長寿命化をはかることができる。従って空調用等難燃性の必要な用途 にも適当である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の難燃湿式濾材を用いたフィルタエレメ
ントの図。
【符号の説明】
1 湿式濾材 2 フィルタエレメント 6 オイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 難燃剤を混合した樹脂を、裏面側の含有
    密度を表面側より大にして含浸させたシート状濾材に、
    シリコン系オイルを含浸させてなる難燃湿式濾材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6154467U (ja) * 1984-09-07 1986-04-12
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