JPH079337A - 単石ドレッサを用いる研削砥石のドレッシング方法 - Google Patents

単石ドレッサを用いる研削砥石のドレッシング方法

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JPH079337A
JPH079337A JP15169093A JP15169093A JPH079337A JP H079337 A JPH079337 A JP H079337A JP 15169093 A JP15169093 A JP 15169093A JP 15169093 A JP15169093 A JP 15169093A JP H079337 A JPH079337 A JP H079337A
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JP
Japan
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dressing
grinding wheel
grinding
spark
stone dresser
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Withdrawn
Application number
JP15169093A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Horiuchi
毅 堀内
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Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiko Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Seiko Ltd filed Critical Hitachi Seiko Ltd
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Publication of JPH079337A publication Critical patent/JPH079337A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】初心者でもドレッシング後の研削面7を同一に
することができる単石ドレッサを用いる研削砥石のドレ
ッシング方法を提供すること。 【構成】研削砥石の研削面が略平坦になるまでドレッシ
ングしてからドレッシングスパークアウトを行ない、最
後に切込みを与えて1回だけドレッシングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単石ドレッサを用いる
研削砥石のドレッシング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、ダイヤモンドの単石ドレッサに
より研削砥石をドレッシングするときの、平面研削盤に
おける研削砥石と単石ドレッサの位置関係を示すもので
ある。同図において、1は砥石フランジ2に挟持された
研削砥石で、砥石軸3と一体になって回転する。4はシ
ャンク5の先端にダイヤモンド6を固着した単石ドレッ
サで、平面研削盤の図示しないテーブル上に固定されて
いる。なお、7は研削砥石1の研削面である。◆そし
て、以下の手順でドレッシングをする。すなわち、位置
イにおいて研削砥石1と単石ドレッサ4との間に研削砥
石1の半径方向に切り込み量tを与え、研削砥石1を回
転させた状態で、単石ドレッサ4を位置ロまで速度fで
移動させて1回目のドレッシングをする。次に位置ロに
おいて、さらに半径方向に切り込み量tを与え、単石ド
レッサ4を位置イまで速度fで移動させ、2回目のドレ
ッシングをする。3回目以降は上記を繰り返す。◆ここ
で、ドレッシングをするときの条件は、粒度等の研削砥
石1の仕様および要求される表面粗さ等に応じて選択す
る。すなわち、例えば、粒度46番の研削砥石1で粗研
削を行なう場合には、切込み量tを0.010〜0.0
20mmとし、速度fを0.300mm/revとして
4〜8回のドレッシングをする。また、3μmRmax
程度の精研削を行なう場合には、速度fを0.100m
m/rev程度にして、切込み量tを0.010mmで
4回、続いて切込み量tを0.002mmで2回ドレッ
シングし、最後に切込み量tを0で2〜3回程度のドレ
ッシングスパークアウトを行なってゆるんだ砥粒を除去
する。なお、上記粗研削ではドレッシングスパークアウ
トは行なわない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ドレッシング
をするときの条件の選定は経験によるところが多く、し
かも、ドレッシング後の研削面7を同一にできるとは限
らなかった。◆本発明の目的は上記した課題を解決し、
初心者でもドレッシング後の研削面7を同一にすること
ができる単石ドレッサを用いる研削砥石のドレッシング
方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】いま、研削砥石1が新し
く、研削面7がほぼ平坦で、凹凸はドレッシング切込み
量tに比べて十分に小さく、また、ダイヤモンド6の先
端形状は円錐形であるとする。そして、この状態で2回
ドレッシングしたとする。この場合、ダイヤモンド6の
1回目と2回目の通過軌跡の位相が一致すると、研削面
7は図2に示すものとなる。また、ダイヤモンド6の1
回目と2回目の通過軌跡の位相が半分ずれていると研削
面7は図3に示すものとなる。以下、ダイヤモンド6の
通過により研削面7に形成される凹凸形状を砥石のプロ
ファイルと呼ぶことにして、砥石のプロファイルと研削
特性について検討する。◆ :砥石のプロファイルの山部Pと谷部Vの距離である
凹凸高さをHとする。この場合、凹凸高さHはドレッシ
ング切込み量tを用いて表せる。すなわち、図2ではH
=2・t、図3ではH=1.5・tである。そして、研
削加工では、砥石のプロファイルが工作物表面に転写さ
れるから、砥石のプロファイルが図3の場合、図4の場
合よりも工作物の表面粗さが大きくなる。◆ :ドレッシング送り1ピッチ分(f)の山部Pと谷部
Vに囲まれた斜線を付した溝の面積をAとすると、図2
では、A=t・f、図3ではA=(5/8)・t・fに
なる。そして、この溝は、研削時に砥粒が削りとった切
り屑を一時的にためておくチップポケットの役割と研削
液や空気をためて加工により発生した熱を冷却する役割
をする。図2と図3とでは面積Aが異なる結果、チップ
ポケットの大きさや冷却能力に差が生じて、研削抵抗や
研削熱などの研削特性に差が生じることになる。◆な
お、図3では位相が半分ずれた場合を示したが、この他
の場合にも砥石のプロファイルに差が生じ、その結果と
して工作物を加工した時の研削特性に差が生じる。ま
た、初期の凹凸がある場合やダイヤモンドの先端形状が
円錐形以外であっても全く同様のことが起こる。◆以上
の検討結果から、上記した課題は、研削砥石の研削面が
略平坦になるまでドレッシングしてからドレッシングス
パークアウトを行ない、最後に切込みを与えて1回だけ
ドレッシングすることにより解決される。
【0005】
【作用】研削面7が略平坦、すなわち、研削面7表面の
凹凸をドレッシング切込み量tに比べて十分に小さい状
態にした後で1回だけドレッシングするから、砥石のプ
ロファイルは同一になる。
【0006】
【実施例】本発明では、以下の手順に従ってドレッシン
グを行なう。すなわち、◆ 手順1:数回のドレッシングにより研削面7をほぼ平坦
にする。◆ 手順2:続いて、ドレッシングスパークアウトを行な
う。このとき、ドレッシング抵抗を測定し、ドレッシン
グ抵抗がほぼ0になるまでドレッシングスパークアウト
を繰り返す。◆ 手順3:最後に、切込みを与えて1回だけドレッシング
する。◆なお、手順1の研削面7をほぼ平坦にする方法
としては、以下に示すa〜cの方法を採用すれば良い。
◆ 方法a:図1における位置イと位置ロを管理し、単石ド
レッサ4のドレッシング位相を所定の角度だけずらせ
る。◆ 方法b:ドレッシングスパークアウトを行なうことによ
り研削面7をほぼ平坦にできる限界のドレッシング抵抗
を予め求めておき、その値以下になるまでドレッシング
する。◆ 方法c:速度fを小さくする。たとえば、n回目とn+
1回目の単石ドレッサ4の軌跡が50%程度重なるよう
にする。◆ そして、手順1のドレッシングをしてから手順2と手順
3を実施し、砥石のプロファイルを転写法で調べた結
果、常にほぼ同一の砥石のプロファイルが得られること
を確認した。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、研
削砥石の研削面が略平坦になるまでドレッシングしてか
らドレッシングスパークアウトを行ない、最後に切込み
を与えて1回だけドレッシングするから、ドレッシング
後の砥石のプロファイルは同一になり、加工した面の品
質を均一にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】単石ドレッサによるドレッシング作業の説明
図。
【図2】前回軌跡と今回軌跡が同一の場合の砥石のプロ
ファイル。
【図3】前回軌跡と今回軌跡との位相がずれたときの砥
石のプロファイル。。
【符号の説明】
1 研削砥石 4 単石ドレッサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】研削砥石の研削面が略平坦になるまでドレ
    ッシングしてからドレッシングスパークアウトを行な
    い、最後に切込みを与えて1回だけドレッシングするこ
    とを特徴とする単石ドレッサを用いる研削砥石のドレッ
    シング方法。
JP15169093A 1993-06-23 1993-06-23 単石ドレッサを用いる研削砥石のドレッシング方法 Withdrawn JPH079337A (ja)

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JPH079337A true JPH079337A (ja) 1995-01-13

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ID=15524139

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JP15169093A Withdrawn JPH079337A (ja) 1993-06-23 1993-06-23 単石ドレッサを用いる研削砥石のドレッシング方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010069564A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 研削方法
JP2016198875A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 株式会社岡本工作機械製作所 砥石車の砥石成形方法
JPWO2018211722A1 (ja) * 2016-05-17 2020-05-14 住友重機械工業株式会社 ドレッシング方法、ドレッシング装置、砥石及び研削盤

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JP2016198875A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 株式会社岡本工作機械製作所 砥石車の砥石成形方法
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Effective date: 20000905