JPH07932U - 無圧力蓄積コンベア - Google Patents

無圧力蓄積コンベア

Info

Publication number
JPH07932U
JPH07932U JP029423U JP2942392U JPH07932U JP H07932 U JPH07932 U JP H07932U JP 029423 U JP029423 U JP 029423U JP 2942392 U JP2942392 U JP 2942392U JP H07932 U JPH07932 U JP H07932U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque tube
section
conveyor
drive shaft
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP029423U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0747366Y2 (ja
Inventor
ドン・ロイ・バン・デル・スキー
Original Assignee
エルマンコ・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルマンコ・インコーポレーテッド filed Critical エルマンコ・インコーポレーテッド
Publication of JPH07932U publication Critical patent/JPH07932U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0747366Y2 publication Critical patent/JPH0747366Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/22Devices influencing the relative position or the attitude of articles during transit by conveyors
    • B65G47/26Devices influencing the relative position or the attitude of articles during transit by conveyors arranging the articles, e.g. varying spacing between individual articles
    • B65G47/261Accumulating articles
    • B65G47/263Accumulating articles the conveyor drive is taken from a longitudinally extending shaft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G13/00Roller-ways
    • B65G13/075Braking means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 常時駆動される回転駆動シャフトのまわりを
囲むように設定され摩擦駆動されるトルク管から無端ベ
ルトを介して駆動されるローラを多数有する無圧力蓄積
コンベアにおいて、トルク管を制動して当該ローラを停
止させるブレーキ組立体において、制動時にシャフトと
トルク管との間の摩耗を実質的に無くしたコンベアを提
供。 【構成】 ブレーキ組立体が、一対の締付け面54を有
しており、両締付け面は相互に対向する半円形とされ、
これら締付け面がトルク管24の外面の軸線方向の一部
の周囲を実質的に囲んでおり、制動時において回転駆動
シャフト22と実質的に同心状にされてトルク管を係止
する。そのため該トルク管24も駆動シャフトに対して
同心状となって、該シャフト22の外径よりも大きな内
径を有するトルク管24の内面は駆動シャフトの外面か
ら実質的に離されて両部材間の接触が実質的になくな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は所定の通路に沿い物品を搬送するために使用するリブローラコンベア に係り、より具体的にいえば、無圧力蓄積コンベアとコンベア用のトリガ組立体 とに係るものである。
【0002】
【技術的背景】
リブローラコンベア、特に、蓄積(アキュミレーション)コンアは当業界で良 く知られている。そのような従来の蓄積コンベアはコンベアにより搬送されてい る物品を蓄積するためコンベアローラが選択的に回転または停止せしめられるよ うコンベアローラの回転を制御するため種々の機構を使用していた。物品を集積 個所に搬送するためローラを回転させ、物品の1つまたはそれ以上が集積個所に 達すると、物品を蓄積するためローラを停止する。
【0003】 そのような機構の1つが米国特許第3,650,375号に記載されている。 この特許にはそれぞれがローラの下のプーリーのまわりに巻かれた弾性のO−ベ ルトにより駆動される複数のリブローラが記載されている。プーリーは被駆動シ ャフトに沿い軸線方向に可動である。物品がローラにより搬送される時、プーリ ーは被駆動シャフトに沿い軸線方向にすべり、被駆動シャフトに摩擦係合してプ ーリーを駆動シャフトと共に回転させ、それによりローラをO−ベルトを介して 駆動させるようにする。物品がコンベア上の所望の位置に到達すると、この物品 がコンベアの排出ゲートに係合するかこの物品がそれに先行する物品に接触する ことによりこの物品は運動が阻止される。物品がそれに先行する物品と接触する と、今では停止した物品の下のローラはその上に乗る物品の重量により周面に逆 らう摩擦力を受けて軸線方向に可動なプーリーを被駆動シャフトに沿いプーリー が被駆動シャフトと係合してもプーリーが被駆動シャフトと共に回転するには最 早や不十分な程度被駆動シャフトに沿い軸線方向に運動させ、それによりプーリ ーを被駆動シャフトに相対的にすべらせリブローラにO−ベルトを介して駆動力 をかけなくさせる。
【0004】 以上説明した構造は多くの場合に好ましい。しかしながら、この構造では物品 を停止するのに、物品がコンベアの排出ゲートとか物品間に係合することにより 行うようにしてある。しかしながら、物品が非常に精巧な場合、たとえば、損傷 を避けるため物品を非常に細心に取り扱う必要のある電子機器の場合には、機器 に衝撃を与えたりそれをがたつかないように、それら物品がゲートや他の物品に 全く接触しないようにすることが望ましい。更にまた、そのような機構は物品が その蓄積個所に達した時、駆動系統の種々の要素が相対的にすべり接触した状態 にされる。従って、それら要素が尚早に摩耗する必要を生じることになる。
【0005】 前記した欠点の少なくともあるものを克服するため、そのようにすべるプーリ ーまたはその他のものと組み合わせて被駆動シャフトの回転を確実に制御する目 的でこれまで種々の機構が使用された。クラッチ組立体を使用するそのような機 構の1つが米国特許第3,840,110号に記載されている。この特許には、 いくつかの比較的に複雑なクラッチ機構が記載されており、このクラッチ機構は 、被駆動シャフトとそのプーリーとを駆動シャフトに接続して物品をコンベヤに 沿い移動させることが望ましい場合に、被駆動シャフトと、そのプーリーと、O −ベルトとコンベヤロールとを駆動するが、物品が所望の蓄積個所に到達すると それを感知する適当なトリガ機構の作動に応答して被駆動シャフトを確実に接続 から外す作用を行う。そのようなクラッチ機構は搬送中の物品間の接触を最小限 にし、摩擦熱の発生や駆動要素の摩耗を最小限にするが、そのような機構は比較 的に複雑で従って多数の修理部品を準備する必要があり、また、組立てと保守と を一層困難にし、それに伴い常に比較的複雑な機構となる。
【0006】 そのようなコンベヤの駆動および被駆動シャフトと共にブレーキ組立体もこれ まで使用されていた。そのようなブレーキ組立体の1つが、たとえば、米国特許 第3,696,912号に記載されている。この特許には、物品が所望の蓄積個 所に到達すると、それを感知する適当なトリガ要素により機械的に作動せしめら れるブレーキ組立体が記載されている。トリガがブレーキ組立体に接続されたケ ーブルまたはチェーンによりブレーキ組立体に機械的に接続され、被駆動シャフ トのキイに係合して被駆動シャフトを回転しないよう錠止めしている。この機械 的キイーブレーキ機構もまた広範囲の用途に受入れられているが、この機構は比 較的頻繁に保守および調節を必要としキイの錠止め作用により要素と物品とをあ る程度がたつかせるという欠点を有している。
【0007】
【考案の目的】
本考案の無圧力蓄積コンベヤ−は、従来構造の前記したいくつかの欠点を克服 する。本考案の原理に従う無圧力蓄積コンベヤで用いられるブレーキ組立体は、 互いに相対的にすべる要素間に生じる摩擦熱とを最小限にし、保守および修理の 必要を減らす。本考案の原理を具体化した無圧力蓄積コンベヤにおけるブレーキ 組立体では、物品を損傷することなく物品を敏速に減速するためコンベヤの駆動 要素に確実敏速な制動作用をかけ、しかも駆動要素間を十分にすべらせそれに付 随する利点を保持する。本考案の原理による無圧力蓄積コンベヤとトリガ組立体 とは安全で静かで構造が簡単で、従って、コンベヤの保守の必要とコンベアの組 立体時間とを可成り減少しまた多くの予備部品を在庫する必要量もまた減少する 。
【0008】
【考案の構成並びに作用効果】
すなわち、本考案に係る無圧力蓄積コンベアは、 フレームと、 フレームに間隔をあけて回転可能に取り付けられほぼ共通な搬送面を画定する 複数のローラと、 上記搬送面に対して間隔をあけ、且つ、上記ローラの回転軸線に対して実質的 に直角方向に設定された、硬質金属回転駆動シャフトと、 上記駆動シャフトよりも短く該シャフト上に設定された少なくとも1つの中空 の有機重合体製円筒状のトルク管であって、上記駆動シャフトの外径よりも大き な内径を有し、駆動シャフトの外面に摩擦係合して一緒に回転可能とされている トルク管と、 トルク管と一緒に回転するように該トルク管の外面に同トルク管と同心状にし て取り付けられた少なくとも1つのプーリーと、 該プーリーと上記ローラの1つのまわりに掛けられて該ローラを駆動回転する ための弾性ベルトと、 ほぼ半円形で相互に対向する一対の締付け面を有するブレーキ組立体であって 、両締付け面がトルク管の外面の軸線方向の一部の周囲を実質的に囲んでおり、 該外面(以下において説明する実施例においては、該トルク管に固定したスリー ブの外面)から離れた第1の位置と、同外面に係合してトルク管の回転を抑制す る第2の位置との間で可動とされており、第2の位置においては回転駆動シャフ トと実質的に同心状にされるようになされているブレーキ組立体と、 制御信号を受けて上記締付け面を動かすための起動手段であって、制御信号を かけることによってトルク管の回転を抑制できるようになされた起動手段とを有 しており、 上記プーリーはトルク管の外面に摩擦係合するように取り付けられており、ト ルク管上で軸線方向に可動とされており、同トルク管の外面に摩擦係合して該ト ルク管が回転されるときに一緒に回転するが、上記締付け面が上記第2の位置に 動かされたときにトルク管の外面に対して滑ることができるようにされているこ とを特徴とする。
【0009】 すなわち、このコンベアにおいては、締付け面が上記第1の位置にあるときは 、(トルク管とローラとの間に設定されているベルトによって、トルク管が回転 駆動シャフトに対していくぶん偏心されて圧接されており)トルク管と駆動シャ フトとの間に摩擦接触によって、回転駆動シャフトからトルク管への回転駆動力 の伝達が行われるようになっており、ブレーキ組立体の締付け面が第2の位置に 動かされると、該締付け面がトルク管を締付けて停止させる。そして、締付け面 がこの第2の位置になると、それら面が駆動シャフトと同心状になり、従って該 面が係合しているトルク管も同心状となって、駆動シャフトの外径よりも大きな 内径を有するトルク管の内面は駆動シャフトの外面から実質的に離れて両部材間 の接触が実質的になくなる。
【0010】 従って、この状態で駆動シャフトの回転が継続されていも、これら両部材の摩 耗は実質的に回避することができる。
【0011】 本考案の前記した目的、その他の目的、特徴および利点は添付図面を参照して 以下に詳細に説明することにより明らかになることと思う。
【0012】 本考案の好ましい実施例が添付図面に示してある。特に第1図ないし第3図を 参照すると、本考案の原理を具体化したリブローラ無圧力蓄積コンベヤの1つの 好ましい実施例が示してある。
【0013】 コンベヤは一般に1対の間隔をあけた平行な側部溝形部材10、12を有する フレームを含んでいて、これら溝形部材は個々に動かされる複数の横方向ローラ 14を回転可能に支持している。個々のローラ14の上面は矢印で示した如き通 路を形成するため共通の平面に位置決めされ、搬送される物品はこの通路に沿い 矢印で示した方向に推進せしめられる。更にまた、第1図ないし第3図に示した 好ましい実施例の無圧力蓄積コンベヤの構成要素には、一般に、コンベヤ上の所 定の個所に物品が存在していることを感知するトリガ組立体16と、ローラ14 の動きを抑制するブレーキ組立体18と、ローラ14を駆動するためそれに動力 を与える総体的に符号20で示した駆動機構とが含まれる。
【0014】駆動組立体 : 駆動組立体20の好ましい実施例を先づ詳細に説明する。
【0015】 第1図ないし第4図に詳細に示してあるように、駆動組立体20はコンベヤの 全長にわたり連続的に延びることが好ましい円筒形の直線シャフトすなわち駆動 シャフト22を含んでいる。駆動シャフト22は冷間圧延鋼の如き硬い金属で作 ることが好ましい。
【0016】 第5図と第6図とに総体的に符号24で示した複数の個々のトルク管が駆動シ ャフト22上にそれと同心に位置決めされ、第1図ないし第4図に示した如くコ ンベヤの長さ方向に間隔をあけた区間a−cにそれぞれ1つのトルク管24a、 24b、24cが位置決めされている。コンベヤ区間a−cのそれぞれに対する トルク管は第1図ないし第4図にそれぞれ符号24a、24b、24cで示して ある。トルク管はそれぞれ有機重合体で作ることが好ましく、好ましい有機重合 体はナイロンである。適当なナイロンは、たとえば、ナイロン6/6LNPRL −4540であるが、本考案を十分に理解すれば、トルク管の製造に当たり当業 者が他のナイロンも他の有機重合体も選択できることは理解できよう。トルク管 24の内径と駆動シャフト22の外径とまた駆動シャフト22とトルク管の材料 およびこれら構成要素の表面特性とは、駆動シャフト22が回転せしめられると このシャフトがその円筒面がトルク管24の内面と摩擦係合することによりそれ ぞれのトルク管を駆動するよう選択する。
【0017】 トルク管24a−24cはそれぞれ互いに独立して回転する。このようにする には別々の独立したトルク管24を第1図ないし第4図に示した如く各コンベヤ 区間に対して設けることにより行う。各コンベヤ区間の境界におけるトルク管2 4の端部は適当な手段(図示せず)によりコンベヤのフレームに取り付けた適当 な軸受26により支持することが好ましい。
【0018】 第1図ないし第4図に示してあるようにトルク管24a−24cのそれぞれに 摺動プーリー28が支持されている。プーリー28はそれぞれのトルク管24に 沿い前後に軸線方向に摺動可能で、1つの軸線方向位置にあるとそれぞれのトル ク管と一緒に回転するよう係合し、この軸線方向位置から変位するとそのトルク 管に相対的にすべりトルク管と一緒には回転しない。そのような作用が米国特許 第3,650,375号に記載されている。プーリー28もまたアセタール樹脂 の如き有機重合体で作ることが好ましく、アセタール樹脂の好ましい1種はDe lrinである。
【0019】 好ましいのはエラストマー物質で作った弾性ベルト30が、第1図ないし第4 図に示した如く、プーリー28のそれぞれとコンベヤの各ローラ14に設けた円 周溝31とのまわりに巻いてある。ベルト30はそれぞれ断面がO−字状のベル トであるのが好ましい。
【0020】 図面にはトルク管24上に複数のプーリー28が示してあるが、これらプーリ ーの代わりに当業界に良く知られているように各トルク管に一体に形成した凹所 を使用することもできることは理解できよう。
【0021】 プーリー28が使用される場合には、第2図ないし第4図に示した如く間隔を あけたカラー32を設けることも望ましく、これらカラーは間隔をあけた個所で トルク管24の外面に取り付けられてプーリー28の軸線方向運動を制限し、ま た、隣接したプーリー間の干渉を防止する。
【0022】 駆動組立体20についての以上の説明により、駆動ベルト30とローラ14、 駆動ベルト30とプーリー28、プーリー28とトルク管24a−24cの外面 、トルク管24a−24cの内面と駆動シャフト22の表面がそれぞれ互いに摩 擦係合しているので、詳細に後述するように、これら構成要素のあるもののある 抑制条件の下で互いに相対的にすべることができることは理解できよう。
【0023】ブレーキ組立体 : ブレーキ組立体18が第5図と第6図とに詳細に示してある。ブレーキ組立体 18はL−字形ブラケット34を含み、このブラケットの垂直の脚部はT−字形 であるのが好ましく側部溝形部材12の1つにボルト留めされている。トリガ組 立体16の1つから管路40を経て空気を受け入れるエアシリンダ38がブラケ ット34の水平の脚に支持され、ピストン棒42が第5図と第6図とに示してあ るようにシリンダ38から下方に延びている。
【0024】 ブラケット34の水平脚部は、間に締付け手段46を支持している1対の下方 に延びたフランジ44を含んでいる。締付け手段46は有機重合体またはその他 の適当な材料で作ることのできる1対のシュー48、50から成る。シュー48 、50は丈夫なナイロンで作ることが好ましい。シュー48、50は片側でピボ ットピン52により互いに接続されている。シュー48、50はそれぞれ第5図 に示した如くわん曲した締付け面54を有するほぼ半円筒形の部分を含み、この 部分はピボット具すなわちピボットピン52を中心としてブレーキ組立体の取付 け個所のそれぞれの個所に位置決めされた円筒形スリーブ56と接触したりそれ から離れたりピボットピン52を中心としてピボット運動するようにしてある。 円筒形スリーブ56はトルク管24に取り付けられアルミニウムの如き金属で作 ることが好ましい。スリーブ56は、たとえば、LOCTITE707活性化剤 により活性化されたLOCTITE326接着剤の如き適当な接着剤により関係 したトルク管に接合することが好ましい。従って、スリーブ56は常にトルク管 24と共に回転する。
【0025】 シュー48、50は、第5図に示してあるように、それぞれの円筒形部分から ピボットピン52とは反対方向に延びているアーム58、60を含んでいる。下 方のシュー50のアーム60の端部は下方に延びているフランジ44の底部付近 でフランジ間にピン62により枢着され上方のシュー48のアーム58はピスト ン棒42に固定されピストン棒によりフランジ44間を垂直方向に可動である。
【0026】 従って、関係したトリガ組立体16からの管路40内に空気が存在しているか 否かにより上方のシュー48はピストン棒42により、締付け面54がスリーブ 56の外面との接触を絶ちスリーブとそのトルク管24とが駆動シャフト22に より回転せしめられる第1の位置か、締付け面54がスリーブ56に係合して駆 動シャフトによるスリーブの回転を抑制する第2の位置かいづれかにピボット運 動せしめられる。第5図にも明らかな通り、締付け面54が上記第2の位置にあ るときは、該面が駆動シャフト20に対して実質的に同心状とされ、それにより トルク管24を駆動シャフトに対して同心状として、該トルク管の内面が駆動シ ャフトの外面から実質的に離れるようにしてある。従って、この状態では駆動シ ャフトが回転を続けても、該シャフトとトルク管との間には実質的な摩擦がなく 、従ってこれら両部材の摩耗を防止することができる。
【0027】トリガ組立て体 : トリガ組立て体16を先づ第7図及び第8図を参照して説明するが、これらの 図にはトリガ組立て体がコンベヤを後述する集団作用モード用の状態にして示し てある。
【0028】 第7図及び第8図に示したトリガ組立て体は側部溝形部材10、12のそれぞ れの付近に水平に配置したE字形カム64を含んでいる。カム64は順次に高さ が低くなる上方に延びている3つの脚部66、68、70を含んでいる。最も長 い脚部66は、コンベヤの幅にわたり延び第7図に示した如くコンベヤの両側で 当該脚部66の上端間に回転可能に支持されているカムローラ72を含んでいる 。物品がローラ72上にない場合、ローラの上面は第8図に示した如くローラ1 4の頂部の平面の僅か上方に延びるが、搬送される物品がローラ72上にあると 、この物品により下方に押圧される。ローラ72はローラ14の上面の上方を9 .5mm上昇することが好ましい。
【0029】 E字形のカム64の中間の脚部68はこのカムのピボット支持部である。捍7 4がコンベヤの横方向に延び、第7図に示した如く、側部溝形部材10、12間 に支持されてカム64を側部溝形部材に枢着しており、該カム64、特に、その ローラ72が第8図に示した位置とまたローラ72の上面がローラ14の上面と 同じ平面になる低い位置とにピボット運動可能としている。
【0030】 トリガ組立て体16の最も短い脚部70は捍または管の型式の平衡重錘76を 含み、この重錘もまたコンベヤを横切り延び両側のカム64の脚部70を接続し ている。平衡重錘76の重量とカムのピボット捍74からのこの重錘のスペース とは他の力がない場合に第8図に示した如くローラ72がその上方位置に押され る程度にしてある。
【0031】 ピボット捍74、コンベヤローラ14およびカムローラ72の回転軸線は互い に所定の関係に位置決めすることが望ましい。ピボット捍74の回転軸線は、ロ ーラ14の軸線yが形成する平面にあるかその上方の平面に位置決めすることが 好ましく、また、カムローラ72の回転軸線はローラ72がその最上位置にある とローラ14の上面の平面より下方にあることが好ましい。カムローラ72がそ の最上位置にあるときに該カムローラ72はローラ14の上面の平面の上方に約 9.5mm以上延びないことが好ましい。そのように位置決めすると、E字形カ ム64の形状と併せてトリガが物品の流れ方向に特に関係なくコンベアに支持で きるようにする。そのように位置決めしそのような形状にすると、たとえば、も し既に蓄積された物品のうちのあるものを手で支えるかコンベアを逆方向に走行 させることが望ましい場合に、物品がコンベア上をいづれかの方向にも運動でき るようにする。
【0032】 上述のようなE字形カム64の形状と、その脚部66の位置と形状とにより、 当該トリガ組立て体をコンベアに取り付けるのに、リブローラのいづれをも取り 除く必要がない。脚部66は隣接したローラ14間のスペースにはまりローラ1 4の干渉を受けずに上下位置間を運動できる。このことは搬送される物品が搬送 通路に方向において短い寸法を有している場合に有利である。
【0033】 第7図及び第8図に示したトリガ組立わせ体はまた、ボルト80により側部溝 形部材2に支持されたL字形ブラケット78も含んでいる。ブラケット78とト リガ組立体の作用部品とは、ブラケット組立て体18が支持されている側部溝形 部材10にではなく側部溝形部材12に支持することが好ましいが、トリガ組立 体とブラケット組立体とが共に同じ側部溝形部材に支持することもできる。しか しながら、組立てと保守とを容易にするためこれら2つの組合せ体を別々の側部 溝形部材に支持することが好ましい。L字形ブラケット78もまた水平の脚部を 含みこの脚部には総体的に符号82で示した空気弁組立て体と可調節のリミット ストッパ84とが支持されている。
【0034】 空気弁組立て体82は2つの管路40、90が接続されているT字形取付け管 路88を有する弁体86を含んでいる。前にも述べたように、管路40は第5図 と第6図とに示したブレーキ組立体18のコアシリンダ38に接続されている。 管路90は第7図と第8図とに示した如く弁体の底部に接続されているが、この 弁体はコンベアの隣接したトリガの弁体である。第7図と第8図とに示した如く 、弁体の底部に接続された管路90は次の下流側のトリガ組立体のT字形取付け 管路か第11図に示した如く空気供給源から延びていて、T字形管路88の左側 にまで水平に延びている管路90は次の上流側トリガ組立て体の管路である。第 8図に示してあるようにカムローラ98をカム64の下流に圧接させるためプラ ンジャ棒100はばね付勢することが好ましい。
【0035】 リミットストッパ84はボルト102を含んでいることが好ましく、このボル トはブラケット78の水平方向脚部を上方にねじ込まれカム64のピボット運動 用の可調節のリミットストッパとして作用する。ボルト102は、第8図に示し た如くカム64の下側に接触してカムローラ72が前記したようにローラ14の 頂部の平面の上方に所望の距離突出するよう調節される。ボルト102を調節位 置に動かすと、錠止めナット104によりボルトをこの位置に固定する。
【0036】 前にも述べたように、第7図と第8図とに示したトリガ組立て体16はコンベ ヤの集団作用モード用に使用するのが好ましい。コンベヤの単一作用モード用に 使用するトリガ組立て体16′が第9図と第10図とに示してある。このトリガ 組立て体16′の構成要素は第7図と第8図とに示したトリガ組立て体16に関 して前記したものと同様である。従って、このトリガ組立て体16′の構成要素 で前記したものとほぼ同じものには前記と同じ符号が付してあり、また、ある面 で集団モード用と相違するトリガ組立て体16′の構成要素には符号に「′」を 付加して以下に説明する。
【0037】 集団作用モード用トリガ組立て体16と単一作用モード用トリガ組立て体16 ′との主な相違は、トリガ組立て体16′では空気管路の接続が幾分相違してい ることと、追加のパイロット弁組立て体106を設けた点である。
【0038】 トリガ組立て体16′の弁体86′は下方に懸垂しているT字形取付け管路8 8′を含み、この管路はコンベアの隣接した区間におけるトリガ組立て体16′ の弁体86′を接続する1対の管路108を有している。
【0039】 第9図に示してあるように、第3の管路110が、弁体86′から各パイロッ ト弁組立て体106のパイロット作動子114に接続されたT字形取付け管路1 12にまで延びている。第10図に示した如くT字形取付け管路112から延び ている他方の管路116がこの取付け管路から第1図、第10図および第14図 に示した如く次の下流側トリガ組立て体16′におけるパイロット弁組立て体1 06の弁体118の底部に空気を送る。
【0040】 本考案の無圧力蓄積コンベアとブレーキ組立て体との好ましい具体例の機械的 構成要素を説明したので、集団作用モードと単一作用モードのコンベアとその制 御回路との作用を以下に説明する。
【0041】集団作用モード : 時には他の図も参照するが、集団作用モードは主として第11図ないし第13 図を参照しまたトリガ組立て体16の作用についてはある程度第7図と第8図と を参照して説明する。ブレーキ組立て体18と駆動手段20とは集団作用モード と単一作用モード用とに互いにほぼ同じである。
【0042】 集団作用モードの作用順序を説明する以前に、このモードでの一般的作用が、 コンベアから1つの物品を取り除く毎にその上流側にある物品がすべて同時に1 つの位置だけ前進するということを述べて置く。
【0043】 第11図ないし第13図において、1つの物品Aが図示した如く蓄積区間a− dのそれぞれに位置決めされていると仮定する。すなわち、物品Aaが区間aに おいてトリガ組立て体16のカムローラ72上に位置決めされ、物品Abが区間 bにおいてトリガ組立て体16のカムローラ72上に位置決めされる等々である 。
【0044】 これらカムローラ72が物品Aにより押し下げられると、各弁体86のカム従 動アーム96もまた押し下げられ、また第7図と第8図とに示す弁体86の弁が 開かれて第11図に示した空気供給源から管路90を経て区間aにおける弁体8 6に、次いでこの弁体を通りT字形取付け管路88と管路40とに、次いでこれ ら管路を経て区間aにおけるブレーキ組立て体18のシリンダ38に空気が流れ るようにする。従って、ブレーキ組立て体18のシリンダ38が作動してピスト ン棒42(第5図と第6図)を下方に動かしシュー48、50の締付け面54に 区間aにおけるスリーブ56とトルク管24aとを締付け抑制させ、従って、ト ルク管24aの回転を抑制し連続的に回転する駆動シャフト22がかける駆動力 をコンベヤローラ14から絶縁する。
【0045】 この状態で、空気はまた区間aにおけるT字形取付け管路88から管路90を 経て区間bにおけるトリガ組立て体16の弁体86に流れる。カム従動子96も またカムのローラ72上に位置している物品Abにより押し下げられるので、区 間bにおける弁体86の弁も開かれ、空気をT字形取付け管路88に送り、区間 bにおけるブレーキ組立て体18を付勢しこの区間におけるローラ14に動力を かける。空気はまた管路90を経て区間cにおける次の上流側弁体86に送られ る。従って、各区間における弁体86のすべての弁が開かれ各区間におけるブレ ーキ組立て体18に空気が送られてローラ14を全て停止させ、物品Aa−Ad がすべて蓄積される。
【0046】 物品Aaが取り除かれると、第8図に示した平衡重錘76によりかけた力によ り区間aにおけるトリガ組立て体16のローラ72が上昇する。ローラ72が上 昇すると、区間aにおけるカム従動子96もまた上昇し第7図と第8図とに示し たプランジャ100はばね力により上方に移動して区間aにおける弁体の弁を閉 じる。この弁が閉じると、すべての弁体86が直列に接続されているので当該系 統全体への空気の供給は絶たれる。従って、区間aにおけるブレーキ組立て体1 8のシリンダ38に接続した管路40には空気が最早供給されずピストン捍46 は第5図と第6図とに示した如く上昇してシュー48、50を互いに離れるよう ピボット運動させスリーブ54との接触を外すよう運動させる。このようになる とスリーブ54は最早やブレーキ組立て体により抑制されず、回転している駆動 シャフト22の駆動作用がトルク管24aの内部に作用してトルク管を区間aに おけるそのプーリー、O−ベルトおよびローラ14と共に回転させる。
【0047】 前にも述べたように、区間aにおける弁体86への空気の供給が絶たれると、 最早や空気はこの弁体のT字形取付け管路88と管路90とを経て区間bにおけ るトリガ組立て体16の次の上流側弁体には流れない。従って、カム従動子96 が区間bにおける物品Abによりまだ押し下げられていても区間aにおける弁体 86の弁が閉じるので管路40には空気はない。そのような空気がないと区間b におけるブレーキ組立て体18のシリンダ38はこのブレーキ組立て体のピスト ン42を区間aにおけるピストン棒42と同様に上方に運動させて区間bにおけ るトルク管24bに対する抑制力を取り除く。従って、この集団モードにおいて はそれぞれのトリガ組立て体が互いに有効に直列に接続されているので、区間a における弁体86において空気がしゃ断されると、当該系統にわたりしゃ断され る。この空気がしゃ断されると、すべてのブレーキ組立て体は消勢され、その際 に先頭になる物品Abが区間aに入りこの区間におけるトリガ組立て体16のロ ーラ72に接触するようになるまで物品Aa−Adのすべてを同時に前進させる 。
【0048】 物品Abが区間aにおけるローラ72に接触すると、この区間における弁体8 6の弁が再び開いて空気をT字形取付け管路88を経て管路40とシリンダ38 とに送り区間aにおけるブレーキ組立て体18をリセットし、また、この空気を 管路90を経て区間bにおける弁体86に送る。もし物品Acがまだ区間bにお けるカムローラ72に達していないと、区間bにおける弁体86は閉じたままで 区間bにおけるブレーキ組立て体18を消勢されたままにし、区間bにおけるロ ーラ14を物品Acが区間bにおけるローラ72に接触するまで作動し続けさせ る。
【0049】単一モードでの作用 : 単一モードでの作用を説明するには、主として第14図ないし第16図を参照 するが、第9図と第10図をも参照する。単一モードでは、一時に1つの物品A しか前進しない。1つの物品が先の静止位置を去り所定の蓄積個所までの途上に あると、次の物品は途上にある物品に代わるため前進し始める。これら物品は前 記した集団モードにおけるようには同時に前進しない。
【0050】 この場合にもまた、先づ物品Aa−Adが存在し第15図と第16図とに示し てあるように区間a−dのそれぞれにおける各蓄積個所をそれぞれの物品が占め ていると仮定する。すなわち、区間aにおける物品Aaが区間aにおけるトリガ 組立て体16′のカムローラ72上にあり、物品Abが区間bにおけるトリガ組 立て体16′のカムローラ72上にある等々である。
【0051】 単一モードでは、第14図に示した空気供給源から管路108を経てトリガ弁 のすべてに同時に平行に空気が供給される。従って、集団モードとは異なり、弁 体86′の全てが付勢され物品Aがそれぞれのコンベア区間にないかあるかによ り空気を送る準備ができている。空気供給源から区間aにおけるパイロット弁組 立て体106の弁体118にまで延びている管路116もまた、この弁体に空気 を供給し弁を開くばかりにされている。
【0052】 物品Aaが区間aにおけるカムローラ72を押し下げているので、カム従動子 96もまた押し下げられる。従って、第9図と第10図とに示したプランジャ棒 100も同時に押し下げられ区間aにおける弁体86′の弁を開き管路110を 経て区間aにおけるパイロット弁組立て体106のパイロット作動子114に接 続したT字形取付け管路112に空気を流れさせる。パイロット作動子114に 空気が供給されると、パイロット作動子114はパイロット弁組立体106の弁 体118における弁を作動させこの弁を開き空気供給源から延びている管路11 6から管路40を経て区間aにおけるブレーキ組立て体18のシリンダに空気が 流れるようにする。
【0053】 第5図と第6図とに示した如く、シリンダ38に供給された空気はピストン棒 42を下方に運動させシュー48、50を一緒に動かし、区間aにおけるスリー ブ56とトルク管24aとを締付けさせる。この締付け力はトルク管24aの運 動を抑制し絶えず回転している駆動シャフト22をトルク管に相対的にすべらせ 、区間aにおけるコンベアローラを消勢する。
【0054】 この十分に負荷された状態で、すなわち、区間a−dにそれぞれ物品Aa−A dがあると、区間aにおけるT字形取付け管路112から管路116を経て区間 bにおけるパイロット弁組立て体106の弁体118にまた空気が送られる。前 にも述べたように、区間aにおけるT字形取付け管路88′から管路108を経 て区間bにおけるT字形取付け管路88′に空気が絶えず送られる。
【0055】 同様に、区間bにおける物品Abが区間bにおけるカムローラ72に乗ってい るので、区間bにおけるトリガ組立て体16′のカムローラ96は押し下げられ 区間bにおける弁体86′の弁を開き管路110を経て区間aにおけるパイロッ ト弁組立て体106へパイロット作動子114に接続したT字形取付け管路11 2に空気が流れるようにする。このT字形取付け管路112に流れた空気はパイ ロット作動子114を作動させ弁体118の弁を開き空気が管路40を経て区間 bにおけるブレーキ組立て体18のシリンダ38に流れるようにする。従って、 この空気は区間bにおけるシリンダ38のピストン棒42を下方に運動させ、ス リーブ56とトルク管24bとを締付けトルク管24bの運動を抑制し駆動シャ フト22をトルク管に相対的にすべらせて区間bにおけるローラ14を消勢する 。
【0056】 この同じ手順が上流側に続き、従って、区間a−dに物品が蓄積されているの で区間a−bのそれぞれにおけるローラ14は全部停止せしめられる。
【0057】 物品Aaがコンベヤ区間aから取り除かれると仮定する。物品Aaが取り除か れると、ローラ区間aにおいてカムローラ72が上昇して区間aにおける弁体8 6′のカム従動子96もまた上昇させる。このようになると、区間aにおける弁 体86′の弁が閉じ区間aにおけるパイロット弁組立体106のパイロット作動 子114に接続されたT字形取付け管路112にまで延びている管路110への 空気を遮断する。このようになると、パイロット弁組立て体106の弁体118 における弁もまた閉じ供給源と管路116とから管路40と区分aにおけるブレ ーキ組立て体18のシリンダ38への空気を遮断する。ブレーキ組立て体18が 消勢されていると、第5図および第6図とに示した如きブレーキ組立て体のピス トン棒42は上方に運動してシュー48、50を互いに離れさせてスリーブ56 とトルク管24aとを解放し、これらスリーブとトルク管とが駆動シャフト22 により再び回転せしめられて区間aにおけるローラ14を付勢する。
【0058】 区分aにおける弁体86′の弁が閉じられると、空気は区分aにおけるパイロ ット弁114のT字形取付け管路112にばかりでなくまた区分bにおけるパイ ロット弁組立て体106の弁体118にまで延びている管路116への空気も遮 断される。そのような空気がないと、弁体118から区分bにおけるブレーキ組 立て体18のシリンダ38にまで延びている管路40にもまた空気がない。これ がためブレーキ組立て体18のシリンダ38もまた消勢され、それによりトルク 管24bから抑制力を取り除き駆動シャフト22に区分bにおけるトルク管24 bを回転させ区分bにおけるローラ14を付勢させる。従って、次の物品Abは 区分bから前進せしめられて区分aにおいて取り除かれた物品Aaに代わる。
【0059】 しかしながら、この際には区分c、dにおける残りの物品のどれも移動しない ということは理解できよう。これら物品は物品Abが区分bにおけるカム従動ロ ーラ72を離れるまでは移動しない。物品Abがまだ存在して区分bにおけるカ ムローラ72とそのカム従動子96とを押し下げている限り、弁体86′の弁が 開いていて管路108から区分bにおける弁86′、管路110、区分bにおけ るパイロット弁組立て体106のパイロット作動子114に接続されたT字形取 付け管路112および管路116を経て区分cにおける弁体118に空気を送る 。区分cにおけるパイロット弁組立て体106が開いているので、この空気は弁 体118と管路40とを経て区分cにおけるブレーキ組立て体18のシリンダ3 8に流れ続けてこのブレーキ組立て体を作動させて区分cにおけるトルク管24 cの回転を抑制する。
【0060】 物品Abが区分bにおけるカムローラ72を離れると、カムローラは上方に運 動して区分bにおける弁体86′の弁を閉じさせる。この弁が閉じると、管路1 10、T字形取付け管路112、区分cにおけるパイロット弁組立て体106の 弁体118に接続された管路116への空気が遮断される。この弁体118が、 区分cにおける弁体86′の押し下げたカム従動子96から延びている管路11 0から空気を受領しているために開放されていたとしても、区分cにおけるブレ ーキ組立て体18のシリンダ38にまで延びた管路40には最早や空気が存在し てなく、従ってこのブレーキ組立て体を消勢し、区分cにおけるトルク管24c に回転を開始させて区分cにおけるローラ14を回転させ、区分aに移動した物 品Abに代わるため物品Acを区分bに向け移動させ始める。
【0061】 従って、この単一モードでは、物品のそれぞれが1つづつ個々に移動すること が理解できよう。
【0062】 また、たとえもし物品が、たとえば、区分a、bに蓄積し、この区分における ローラ14が停止していても区分のすべてに物品が満たされるまで物品Ac、A dは上流側区分に移動し続けることが理解できよう。これは第14図に示した如 く空気供給源から延びている管路108が弁体86′のそれぞれに平行に接続さ れていてそれぞれのカム従動子96が押し下げられていない時には弁体は作用で きるばかりになっているからである。
【0063】 従って、物品Aa、Abが区分a、bにおいて蓄積された位置にあるが物品A cが区分cにまで到達していないと仮定すると、区分cにおけるカムローラ72 は押し下げられていない。この状態では、区分cにおけるカム従動子96は引き 下げられていて区分cにおける弁体86′の弁を閉じそれにより区分cにおける パイロット弁組立て体112のパイロット作動子114のT字形取付け管路11 2に接続された管路110への空気を遮断する。そのような空気がないと、パイ ロット作動子114は弁体118の弁を閉じ管路40と区間cにおけるブレーキ 組立て体18のシリンダ38とへの空気を遮断してブレーキを消勢し区間cにお けるトルク管24cが駆動シャフト22により回転せしめられて区間cにおける ローラ14を付勢する。それにより、物品Acは区間cにおいてカムローラ72 を押し下げるまで送給され、この物品がカムローラ72を押し下げると区間cに おけるローラ14は消勢される。
【0064】 第11図ないし第14図にはコンベヤの4つの区間しか示してないが、本考案 の原理を逸脱することなく所望に応じて区間の数を増減できることは理解できよ う。また、本考案の制御回路を空気系統のみについて説明したが、本考案を十分 に理解すれば、液圧、電気的および機械的制御装置も当業者には容易に選択でき ることも理解できよう。
【0065】 以上の説明から、以上説明した無圧力蓄積コンベヤとトリガ組立て体とが物品 がそれぞれ蓄積個所に到達すると、リブローラを確実に減速する構造にすること により蓄積されている物品が互いに接触するのを確実に防止することにおいて明 確な利点を生じる。更にまた、コンベヤのどのローラも取り除く必要もなくトリ ガ組立て体をコンベヤに設けることができ、また、コンベヤにより搬送されてい る物品がトリガ組立て体により妨げられずにコンベヤ上をいづれの方向にも移動 できることができる。
【0066】 以上説明した本考案の具体例が本考案の原理のいくつかの応用を例示したにす ぎないものであることは理解できよう。本考案の原理と範囲とを逸脱することな く種々変更を当業者が行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の原理を具体化したリブローラ蓄積コン
ベヤの斜視部分図。
【図2】図1のほぼ2−2線に沿い見てある構成要素を
切欠いて示す蓄積コンベヤの平面部分図。
【図3】図1のほぼ3−3線に沿い見て一部分を切欠い
て示す蓄積コンベヤの側面部分図。
【図4】本考案の好ましい具体例の蓄積コンベヤの駆動
シャフト、被駆動シャフトおよびプーリーの1つの区間
を完全に追加の2つの区間を部分的に示す一部切欠き平
面図。
【図5】図2のほぼ5−5線に沿い見て本考案のコンベ
ヤのブレーキ組立て体の好ましい実施例の部分切欠き端
面図。
【図6】図5のほぼ6−6線に沿い見たブレーキ組立て
体の部分切欠き側面図。
【図7】本考案のコンベヤの集団作用モードに使用され
るトリガ組立て体の1つの好ましい具体例を第2図のほ
ぼ2−2線に沿い見た部分切欠き端面図。
【図8】図2のほぼ8−8線に沿い見たトリガ組立て体
の一部切欠き側面図。
【図9】本考案のコンベヤの単一作用モードに使用する
本考案のトリガ組立て体の別の好ましい実施例の一部切
欠き端面図。
【図10】図9のほぼ10−10線に沿い見たトリガ組
立て体の側面部分図。
【図11】集団モードにおけるコンベアを制御する4つ
の蓄積区間用の好ましい空気的制御系統を示す略図。
【図12】集団モード用の図11に示した制御要素の位
置を示す本考案のコンベアの好ましい実施例の平面部分
図。
【図13】図12のほぼ13−13線に沿い見たコンベ
ヤの一部断面側面図。
【図14】単一モードにおけるコンベヤを制御するコン
ベヤの4つの蓄積区間用の好ましい空気的制御系統を示
す略図。
【図15】単一作用モード用の図14に示した制御要素
の位置を示す本考案のコンベヤの好ましい実施例の平面
部分図。
【図16】図15のほぼ16−16線に沿い見たコンベ
ヤの部分断面側面図である。
【符号の説明】
22・・・駆動シャフト 24・・・トルク管 48、50・・・締付け面部材 52・・・ピボットピン

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、 フレームに間隔をあけて回転可能に取り付けられほぼ共
    通な搬送面を画定する複数のローラと、 上記搬送面に対して間隔をあけ、且つ、上記ローラの回
    転軸線に対して実質的に直角方向に設定された、硬質金
    属製回転駆動シャフトと、 上記駆動シャフトよりも短く該シャフト上に設定された
    少なくとも1つの中空の有機重合体製円筒状のトルク管
    であって、上記駆動シャフトの外径よりもわずかに大き
    な内径を有し、駆動シャフトの外面に摩擦係合して一緒
    に回転可能とされているトルク管と、 トルク管と一緒に回転するように該トルク管の外面に同
    トルク管と同心状にして取り付けられた少なくとも1つ
    のプーリーと、 該プーリーと上記ローラの1つのまわりに掛けられて該
    ローラを駆動回転するための弾性ベルトと、 ほぼ半円形で相互に対向する一対の締付け面を有するブ
    レーキ組立体であって、両締付け面がトルク管の外面の
    軸線方向の一部の周囲を実質的に囲んでおり、該外面か
    ら離れた第1の位置と、同外面に係合してトルク管の回
    転を抑制する第2の位置との間で可動とされており、第
    2の位置においては回転駆動シャフトと実質的に同心状
    にされるようになされているブレーキ組立体と、 制御信号を受けて上記締付け面を動かすための起動手段
    であって、制御信号をかけることによってトルク管の回
    転を抑制できるようになされた起動手段とを有してお
    り、 上記プーリーはトルク管の外面に摩擦係合するように取
    り付けられており、トルク管上で軸線方向に可動とされ
    ており、同トルク管の外面に摩擦係合して該トルク管が
    回転されるときに一緒に回転するが、上記締付け面が上
    記第2の位置に動かされたときにトルク管の外面に対し
    て滑ることができるようにされていることを特徴とする
    無圧力蓄積コンベア。
  2. 【請求項2】 上記起動手段が少なくとも一方の締付け
    面に枢動可能に連結されたエアシリンダを有しており、
    上記制御信号が該エアシリンダに供給される加圧ガスと
    されている請求項1に記載のコンベア。
  3. 【請求項3】 上記硬質金属がスチールであり、上記重
    合体がナイロンとされている請求項1に記載のコンベ
    ア。
  4. 【請求項4】 上記トルク管が、その外面に固定された
    硬質の実質的に円筒状のスリーブを有しており、上記締
    付け面が上記第1及び第2の位置の間で動かされるとき
    に上記スリーブの外面に対して係合及び係合離脱を行う
    ようにされている請求項1に記載のコンベア。
  5. 【請求項5】 上記スリーブが金属で形成されている請
    求項4に記載のコンベア。
  6. 【請求項6】 上記締付け面が、相互に枢動可能に取り
    付けられており、該締付け面が上記第1及び第2の位置
    の間を枢動できるようにされている請求項1に記載のコ
    ンベア。
JP1992029423U 1982-01-27 1992-05-06 無圧力蓄積コンベア Expired - Lifetime JPH0747366Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US34322282A 1982-01-27 1982-01-27
US343222 1982-01-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07932U true JPH07932U (ja) 1995-01-06
JPH0747366Y2 JPH0747366Y2 (ja) 1995-11-01

Family

ID=23345201

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58012085A Pending JPS58137629A (ja) 1982-01-27 1983-01-27 ブレ−キ組立て体
JP1992029423U Expired - Lifetime JPH0747366Y2 (ja) 1982-01-27 1992-05-06 無圧力蓄積コンベア

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58012085A Pending JPS58137629A (ja) 1982-01-27 1983-01-27 ブレ−キ組立て体

Country Status (7)

Country Link
JP (2) JPS58137629A (ja)
KR (1) KR930000936B1 (ja)
AU (1) AU557275B2 (ja)
CA (1) CA1201677A (ja)
DE (1) DE3237599A1 (ja)
GB (1) GB2114084B (ja)
MX (1) MX158571A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE43321T1 (de) * 1985-08-01 1989-06-15 Conveyor Units Ltd Foerderer mit antriebsrollen.
GB9026520D0 (en) * 1990-12-05 1991-01-23 Conveyor Mfg Co Ltd Braking system for live roller conveyor
DE10210402A1 (de) * 2002-03-08 2003-10-02 Abus Kransysteme Gmbh & Co Kg Laufrad für Fahrwerke von Hebezeugen
CN110203627A (zh) * 2019-07-20 2019-09-06 湖南信芯电子技术有限公司 吸塑盘排版系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4936389U (ja) * 1972-07-03 1974-03-30
JPS4945837A (ja) * 1972-09-09 1974-05-01
JPS4946061A (ja) * 1972-09-12 1974-05-02

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4936389B1 (ja) * 1969-03-03 1974-09-30
US3696912A (en) * 1969-05-05 1972-10-10 Fred J Fleischauer Brake for roller conveyors
US3650375A (en) * 1969-05-05 1972-03-21 Ermanco Inc Drive for roller conveyors
US3840110A (en) * 1972-07-24 1974-10-08 Ermanco Inc Conveyor apparatus
JPS5418781U (ja) * 1977-07-08 1979-02-06

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4936389U (ja) * 1972-07-03 1974-03-30
JPS4945837A (ja) * 1972-09-09 1974-05-01
JPS4946061A (ja) * 1972-09-12 1974-05-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58137629A (ja) 1983-08-16
AU557275B2 (en) 1986-12-18
DE3237599C2 (ja) 1993-08-05
AU8785282A (en) 1983-08-04
MX158571A (es) 1989-02-15
GB2114084B (en) 1985-08-29
KR930000936B1 (ko) 1993-02-11
KR840003209A (ko) 1984-08-20
JPH0747366Y2 (ja) 1995-11-01
DE3237599A1 (de) 1983-08-04
CA1201677A (en) 1986-03-11
GB2114084A (en) 1983-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5042644A (en) Zero pressure accumulation conveyor and trigger assembly
CA1046972A (en) Accumulating conveyor
US3724642A (en) Accumulator with braking
US4819788A (en) Zero pressure accumulation conveyor and brake assembly
US4096942A (en) Roller type of conveyor
US3768630A (en) Accumulator with automatic override
US3138238A (en) Powered diverter
US4488638A (en) Live roller accumulating brake conveyor
US4264005A (en) Powered roller conveyor with drive disengaging means
US4372441A (en) Accumulating conveyor
US4301914A (en) Accumulating conveyor
CA2037294C (en) Roller conveyor
JPH06508812A (ja) 無圧力集積コンベヤ
JPH0549566B2 (ja)
US4406360A (en) Accumulating conveyer
JPH0238482B2 (ja)
US3810538A (en) Conveyors
JPH0747366Y2 (ja) 無圧力蓄積コンベア
US3631967A (en) Accumulator conveyor system
KR0134567B1 (ko) 로울러 콘베이어
JPH0251804B2 (ja)
JPS62116416A (ja) 滞留コンベア
US3563365A (en) Accumulating conveyor
US20060151302A1 (en) Metering discharge bed for belt-driven roller conveyor
US3104007A (en) Conveyor

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960416