JPH0793096B2 - 漏電遮断器 - Google Patents

漏電遮断器

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JPH0793096B2
JPH0793096B2 JP60137738A JP13773885A JPH0793096B2 JP H0793096 B2 JPH0793096 B2 JP H0793096B2 JP 60137738 A JP60137738 A JP 60137738A JP 13773885 A JP13773885 A JP 13773885A JP H0793096 B2 JPH0793096 B2 JP H0793096B2
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JP
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trip
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lead wire
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earth leakage
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JP60137738A
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芳夫 大塚
泰之 日山
富義 桐生
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は電子式の漏電遮断器に係り、特に漏電引はずし
特性の仕様変更に伴う引外し回路の大きさの変化への対
応に好適な引外し回路収納部を備えた漏電遮断器に関す
る。
〔発明の背景〕
従来の電子式漏電遮断器においてはプリント基板8aに実
装された引外し回路8の収納部は第17図,第18図に示す
ように隔壁1aにより引外し回路8の外形より多少大きめ
の箱状に形成され、収納部中に引外し回路8を収納し、
シリコーンゴムなどの充てん剤9を注入して硬化させ、
引外し回路8を保持するとともに防じんも行なう。
シリコーンゴムなどの硬化性充てん剤は硬化時間として
数時間を有するため、組立作業の一貫性が困難であり、
作業の停滞を生じるとともに、充てん剤の管理において
も繁雑さを生じるという問題があった。
また在庫品を改造して漏電引外し動作特性仕様を変更す
る場合、充てん剤を取り除いてからプリント基板を取り
出して、電子部品の付け替えまたはプリント基板を別の
ものに交換して再度収納し、再び充てん剤を注入し硬化
させるため、作業工数がかかるとともに作業に円滑さを
欠くという問題があった。また、漏電遮断器のテスト装
置4及び、引外し装置10と機械的に連動する漏電表示装
置10aは、保守,取扱い性の面から、第19図に示すよう
に操作ハンドル周辺に配置することが、好ましいため、
引外し回路8と離れて設置されることが多い。すなわ
ち、引外し回路8と、引外し装置10等が過電流引外し装
置部16や共通引外し軸12をはさむように設けられるため
熱的および機械的精密度の上からもこの部分を避けてリ
ード線18,20を布線することが必要である。そのため、
従来は第20図、第21図に示すようにケースの側壁に溝1
を設け、この中を布線するよう構成されているが、組
立時等にリード線18又は20が溝から外れやすく、それを
そのままケース1とカバー2間にはさみ込んでしまうと
いう不具合があった。
なお、この種の装置については特開昭51-100277号,特
開昭58-94737号,特開昭52-3169号等の出願があるが、
いずれも上記問題点に対しては配慮されていなかった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、特性仕様変更等による引はずし回路の
交換が容易にできるとともに特性仕様の変更により引は
ずし回路の寸法が異なっても装着可能な収納部を備えた
漏電遮断器を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、電路の電流検出手段と、電流検出手段の出力
に基き引外し信号を発生する引外し回路と、引外し回路
の出力により付勢される引外し装置と、引外し回路を収
納する収納部と、電流検出手段、引外し回路、引外し装
置および収納部をその内部に収納するケースを備えて成
る漏電遮断器において、引外し回路は、第1の大きさを
有するプリント基板に実装されて第1の引外し特性を有
する第1の引外し回路および第2の大きさを有するプリ
ント基板に実装されて第2の引外し特性を有する第2の
引外し回路のいずれか一方が選択的に収納部に収納され
るとともに、収納部は第1の引外し回路の大きさに対応
した第1の係止手段および第2の引外し回路の大きさに
対応した第2の係止手段を備え、第1の引き外し回路お
よび前記第2の引き外し回路がそれぞれ第1の係止手段
および第2の係止手段に選択的に係止されてなることを
特徴とするものである。
また、前記引外し装置は前記引外し回路に対向する側に
アーム状に延びるリード線保持部材を備えていてもよ
い。
さらに前記引外し回路と前記引外し装置を接続するリー
ド線は前記ケースの側壁内側に係止されたリード線支持
部材により支持されるよう構成されていてもよい。
〔発明の実施例〕
以下本発明の実施例を第1図〜第16図により説明する。
第1図は本発明の一実施例における漏電遮断器の一部を
破断面とした斜視図である。本実施例においては、ケー
ス1内の2次側端子5の近傍に電路である1次導体6に
嵌着された電流検出手段である零相変流器(以下ZCT)
7が設けられ、さらにケース1内にはZCT7に隣接して引
外し回路8が実装されたプリント基板8aの収納部を形成
する仕切り1bが箱状に形成される。仕切り1bは、その内
面の相対向する面に、プリント基板8aの板厚よりもやや
大きい幅の複数個の溝1cが形成され、その中の1組の溝
にプリント基板8aが挿入され、係止される。
第2図及び第3図はケース1のプリント基板収納部の詳
細で、第2図は第1の引外し回路の大きさに対応した第
1の係止手段および第2の引外し回路の大きさに対応し
た第2の係止手段としてそれぞれ対となる2個の溝を設
け、内1個の溝1dは第1の係止手段としてケース表面か
ら底部まで、内1個の溝1eは第1の係止手段として溝1d
とC寸法の段差を付けた深さとした場合を示す。第3図
は対の3個の溝1f,1g,1hをケース表面から底部まで設け
た場合を示す。尚切欠1iはプリント基板8aからのリード
線引出溝である。
第4図〜第8図は第1図のA−A断面で外形寸法が各々
異なる複数個のプリント基板8aをそれぞれケース1のプ
リント基板収納溝1d,1e及び1fに挿入した状態を示す。
第4図は第2図の溝1eに第1の引き外し回路が実装され
たプリント基板8aを挿入し、カバー2の内側2aで押さえ
て支持したものである。
第5図は第2図の溝1dに第2の引き外し回路が実装され
て第1の引き外し回路より大きいプリント基板8aを挿入
しカバー2の内側2aで押さえて支持したものである。
第6図は第3図の溝1fにプリント基板8aを挿入し、カバ
ー2の内側2cで押さえて支持したもの。
第7図は第3図の溝1gに外形寸法の大きいプリント基板
8aを挿入し、階段的に段差を設けたカバー2の内側2bで
押さえて支持したものである。
第8図は第3図の溝1hに更に外形寸法の大きいプリント
基板8aを前述と逆方向に向けて挿入しカバー2の内側2a
で押さえて支持したものである。
なお、第4図〜第8図に示す如く、カバー2にも、仕切
り1bに対向する位置に箱状の仕切り2jが形成されている
ので、ケース1にカバー2をかぶせるだけで、プリント
基板8aがケース1およびカバー2のそれぞれの仕切り1b
および2jにより囲まれて収納され、プリント基板8aに対
する防塵性が確保される。
そのためケース1内にプリント基板8aを収納する場合、
シリコーンゴム等の充てん剤を使用しなくてもプリント
基板8aを確実に保持することができるとともに、防塵硬
化を持たせることができる。また、充てん剤を使用しな
いため組立時の作業性が向上するとともに、漏電引外し
特性の仕様変更(例えば高速形から時延形への仕様変
更)に伴うプリント基板8aの交換作業が容易になる。
次に、引外し回路8が実装されたプリント基板8aから引
外し装置10あるいはテスト装置4へのリード線を保持す
る構成について説明する。第9図〜第11図はリード線を
保持する構成の1実施例を示す。
本発明においては引外し装置10及びテスト装置4のリー
ド線18,20は、共通引外し軸12及び過電流引外し装置部1
6をまたぐように設けられたアーム状に延びるリード線
保持部材14に添わせて保持され、プリント基板8aに接続
される。
第10図および第11図は引外し装置10側におけるリード線
保持状態の詳細である。引外し装置10を構成する金属部
品26の一部をアーム状に延ばしてリード線保持部材14と
し、その部分に装置のリード線18を沿わせ、熱収縮チュ
ーブ24をリード線保持部材14およびリード線18に嵌挿
し、加熱収縮させてリード線18をリード線保持部材14に
固定し保持するものである。
リード線保持部材14がリード線を保持する状態はテスト
装置4の側においても同様である。なお、第9図〜第11
図において、10aは手動操作でトリツプを行うためのト
リツプボタンである。
第12図〜第16図にリード線を保持する構成の他の実施例
を示す。
本実施例は引外し装置10のリード線18を、支持金具22に
より支持し、該支持金具22をケース1の側壁に形成され
た穴1kに挿入支持してなるものである。
本実施例によれば、リード線18と、引外し装置10の作動
部10bや、共通引外し軸12の軸部12a及び過電流引外し装
置16の、バイメタル部16aや、ヒータ部16bを避けて布線
し、確実に保持されるため、各々の動きを拘束せず、か
つ布線の損傷も、ないという効果がある。
第15図は、支持金具22の形状例を示したものであり、リ
ード線18を切り起こし部22aで支持し、ケース1の穴1k
へ爪部22bを挿入し、爪部22bの弾性力により抜け止めに
するものである。支持金具は第16図に示すようにリー線
18を穴23aに挿通し爪部23bを穴1kに挿入して弾性的に支
持するものが考えられる。
本実施例は引外し装置10について示したが、テスト装置
4へのリード線20の布線についても同様である。布線部
を上記のように構成することにより、直接リード線を共
通引外し軸及び過電流引外し装置部の上をまたぐように
布線した場合に起こる可能性のあるリード線の熱影響に
よる劣化,たるみそれに伴う共通引外し軸の動きの阻害
などの不具合発生を防ぐことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、収納部は第1の引外し回路の大きさに
対応した第1の係止手段および第2の引外し回路の大き
さに対応した第2の係止手段を備え、第1の引き外し回
路および第2の引き外し回路がそれぞれ第1の係止手段
および第2の係止手段に選択的に係止されてなるので、
特性仕様変更等による引き外し回路の交換が容易にでき
て作業性に優れるとともに、特性仕様の変更により引き
外し回路の寸法が異なっても収納部へ装着可能であり製
品の融通性に優れ、しかも特性により装着位置が異なる
ので誤装着が防止できて信頼性に優れた漏電遮断器を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例における漏電遮断器の一部を
破断面とした斜視図,第2図,第3図はそれぞれ本実施
例におけるプリント基板収納部の形状例を示す斜視図、
第4図,第5図は第2図の収納部にそれぞれ大きさの異
なるプリント基板を収納した例を示す断面図、第6図〜
第8図は、第3図の収納部にそれぞれ大きさの異なるプ
リント基板を収納した例を示す断面図、第9図は本実施
例におけるリード線の布線状況の1例を示す一部を破断
面とした平面図,第10図,第11図はそれぞれ第9図の例
におけるリード線を保持する構成の平面図および側面
図、第12図は本実施例におけるリード線の布線状況の他
の例を示す一部を破断面とした平面図,第13図,第14図
はそれぞれ第12図の例におけるリード線を保持する構成
の平面図および側面図,第15図は支持金具の形状の1例
を示す斜視図,第16図は支持金具の形状の他の例を示す
斜視図,第17図は従来の漏電遮断器の一部を断面とした
斜視図,第18図は第17図のA−A断面図、第19図は従来
の漏電遮断器のリード線の布線状況を示す一部を破断面
とした平面図,第20図は従来例におけるリード線の布線
用溝部分を拡大して示す平面図,第21図は従来例におけ
るリード線の布線用溝への装着状態を示す断面図であ
る。 1……ケース,1b,2j……収納部、1c,1d,1e,1f,1g,1h…
…係止手段、6……電路、7……電流検出手段、8……
引外し回路、10……引外し装置、14……リード線保持部
材、18,20……リード線、22,23……リード線支持部材。
フロントページの続き (72)発明者 桐生 富義 東京都足立区中川4丁目13番17号 日立産 機エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 実公 昭53−42765(JP,Y2) 実公 昭58−50594(JP,Y2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電路の電流検出手段と、該電流検出手段の
    出力に基き引外し信号を発生する引外し回路と、該引外
    し回路の出力により付勢される引外し装置と、前記引外
    し回路を収納する収納部と、前記電流検出手段、前記引
    外し回路、前記引外し装置および前記収納部をその内部
    に収納するケースを備えて成る漏電遮断器において、前
    記引外し回路は、第1の大きさを有するプリント基板に
    実装されて第1の引外し特性を有する第1の引外し回路
    および第2の大きさを有するプリント基板に実装されて
    第2の引外し特性を有する第2の引外し回路のいずれか
    一方が選択的に前記収納部に収納されるとともに、前記
    収納部は前記第1の引外し回路の大きさに対応した第1
    の係止手段および前記第2の引外し回路の大きさに対応
    した第2の係止手段を備え、前記第1の引き外し回路お
    よび前記第2の引き外し回路がそれぞれ前記第1の係止
    手段および第2の係止手段に選択的に係止されてなるこ
    とを特徴とする漏電遮断器。
  2. 【請求項2】前記引外し装置は前記引外し回路に対向す
    る側にアーム状に延びるリード線保持部材を備えてなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の漏電遮断
    器。
  3. 【請求項3】前記引外し回路と前記引外し装置を接続す
    るリード線は前記ケースの側壁内側に係止されたリード
    線支持部材により支持されることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の漏電遮断器。
JP60137738A 1985-06-26 1985-06-26 漏電遮断器 Expired - Lifetime JPH0793096B2 (ja)

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