JPH0792424A - 収差補正光学系 - Google Patents

収差補正光学系

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JPH0792424A
JPH0792424A JP5256486A JP25648693A JPH0792424A JP H0792424 A JPH0792424 A JP H0792424A JP 5256486 A JP5256486 A JP 5256486A JP 25648693 A JP25648693 A JP 25648693A JP H0792424 A JPH0792424 A JP H0792424A
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学系のテレセントリックな光路中に配置し
て該収差を種々と補正することができる収差補正光学系
を得ること。 【構成】 光学系の物体側及び/又は像面側のテレセン
トリックな光路中に配置され、該光学系の収差を補正す
る収差補正光学系において、該収差補正光学系は該光学
系の光軸に沿った断面が楔形状となっている透光性の光
学部材を複数個有し、該複数個の光学部材はある状態に
おいて全体として平行平面板となるように対向配置して
おり、該全ての光学部材が一体となって任意の方向に傾
動可能で、且つ該光学部材の少なくとも1つが該光学系
の光軸と交差する方向に移動可能であること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光軸に沿った断面が楔形
状となっている光学部材を複数個、光路中で変位可能と
なるように配置して光学系の収差を補正するようにした
収差補正光学系に関し、特に光学系として入射テレセン
トリック系、及び/又は射出テレセントリック系等の、
例えば半導体製造用の露光装置に用いられる投影光学系
の収差を補正するのに好適な収差補正光学系に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ICやLSI等の半導体素子は、年々そ
の微細度を増し、その製造には、より高精度の製造装置
が求められ、半導体素子製造用の露光装置に対しても高
精度化が求められている。その為、半導体素子製造用の
露光装置に用いられる投影光学系の製造においては製造
誤差による光学系の収差を最小限にし、所望の収差量に
する為に一旦組上がった後、各要素の微調整を行ってい
る。
【0003】このときの微調整の方法としては例えば、
レンズとレンズの間の空気間隔を微小変更して、諸収差
のうち回転対称な収差を変化させている。又レンズの一
部を偏心させて諸収差のうち非対称な収差を変化させて
いる。又球面収差に関しては投影光学系が入射テレセン
トリック系である場合は光学系と物体面(マスク)の間
に投影光学系が射出テレセントリック系である場合は光
学系と像面(ウエハ)との間に平行平面板を挿入し、そ
の厚さを変えることによって球面収差量を変化させてい
る。
【0004】従来はこのように空気間隔の変更やレンズ
の一部を偏心させることによって収差の微調整を行い、
又上記の平行平面板を厚さの異なるものに交換すること
により球面収差の微調整を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光学系の収差の
調整方法として空気間隔を変更して行う方法は厚さの異
なるスペーサーの交換が必要となる。又一部のレンズを
偏心させる方法は一部分の組立てのやり直しが必要とな
る。又球面収差の変更には厚さの異なる多数の平行平面
板が必要であり、調整作業に多くの時間が必要となって
くる。
【0006】更には装置全体が組上がった後で、仕様を
変更する等のように収差を微調整する必要が生じた場合
には、多数の部品が必要となり、又長時間の調整作業が
必要となる等の問題点があった。
【0007】本発明は、光軸に沿った断面が楔形状の光
学部材を複数個、光路中で変位可能となるように配置し
て、該光学部材を光路中で移動又は/及び回転させるこ
とにより複数の収差を変化させて、光学系の収差を容易
に補正することのできる収差補正光学系の提供を目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の収差補正光学系
は、 (1−1)光学系の物体側及び/又は像面側のテレセン
トリックな光路中に配置され、該光学系の収差を補正す
る収差補正光学系において、該収差補正光学系は該光学
系の光軸に沿った断面が楔形状となっている透光性の光
学部材を複数個有し、該複数個の光学部材はある状態に
おいて全体として平行平面板となるように対向配置して
おり、該全ての光学部材が一体となって任意の方向に傾
動可能で、且つ該光学部材の少なくとも1つが該光学系
の光軸と交差する方向に移動可能であることを特徴とし
ている。
【0009】(1−2)光学系の物体側及び/又は像面
側のテレセントリックな光路中に配置され、該光学系の
収差を補正する収差補正光学系において、該収差補正光
学系は該光学系の光軸に沿った断面が楔形状となってい
る透光性の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材
はある状態において全体として平行平面板となるように
対向配置しており、該全ての光学部材が一体となって該
光学系の光軸を軸として回転可能で、且つ該光学部材間
の間隔のうち少なくとも1カ所の該光学系の光軸方向に
おける間隔を可変とし、更に該光学部材の少なくとも1
つが該光学系の光軸と交差する方向に移動可能であるこ
とを特徴としている。
【0010】(1−3)光学系の物体側及び/又は像面
側のテレセントリックな光路中に配置され、該光学系の
収差を補正する収差補正光学系において、該収差補正光
学系は該光学系の光軸に沿った断面が楔形状となってい
る透光性の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材
はある状態において全体として平行平面板となるように
対向配置しており、該全ての光学部材が一体となって任
意の方向に傾動可能で、且つ全ての光学部材を一体とし
て該光学系の光軸を軸として回転可能とし、更に該光学
部材間の間隔のうち少なくとも1カ所の該光学系の光軸
方向における間隔が可変であることを特徴としている。
【0011】(1−4)光学系の物体側及び/又は像面
側のテレセントリックな光路中に配置され、該光学系の
収差を補正する収差補正光学系において、該収差補正光
学系は該光学系の光軸に沿った断面が楔形状となってい
る透光性の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材
はある状態において全体として平行平面板となるように
対向配置しており、該全ての光学部材が一体となって任
意の方向に傾動可能で、且つ全ての光学部材を一体とし
て該光学系の光軸を軸として回転可能とし、更に該光学
部材間の間隔のうちの少なくとも1カ所の該光学系の光
軸方向における間隔を可変とし、該光学部材の少なくと
も1つが該光学系の光軸と交差する方向に移動可能であ
ることを特徴としている。
【0012】特に、前記収差補正光学系は第1,第2光
学部材の2つの光学部材より成り、該第1光学部材の外
側の面と該第2光学部材の外側の面は該光学系の光軸に
略垂直で互いに平行であり、該第1光学部材の内側の面
と該第2光学部材の内側の面は平行で、0.1mm以上
の間隔をあけており且つ該光学系の光軸に対して傾斜し
ていることや、前記収差補正光学系は第1,第2,第3
光学部材の3つの光学部材より成り、該第1及び第3光
学部材の間に該第2光学部材がそれぞれに対して0.1
mm以上の間隔をおいて位置するように対向配置され、
該第2光学部材の一方の面と該第1光学部材の内側面の
組と、該第2光学部材の他方の面と該第3光学部材の内
側面の組とはそれぞれ光学系の光軸に対して逆方向に傾
斜した形状で平行とされており、且つ該第1及び第3光
学部材のそれぞれの外側面は互いに平行とされているこ
と等を特徴としている。
【0013】(1−5)光学系の物体側及び/又は像面
側のテレセントリックな光路中に配置され、該光学系の
収差を補正する収差補正光学系において、該収差補正光
学系は該光学系の光軸に沿った断面が楔形状となってい
る透光性の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材
はある状態において全体として平行平面板となるように
対向配置しており、且つ該光学部材間の間隔のうち少な
くとも1カ所の該光学系の光軸方向における間隔を可変
とし、更に該光学部材の少なくとも1つが該光学系の光
軸と交差する方向に移動可能であることを特徴としてい
る。
【0014】(1−6)光学系の物体側及び/又は像面
側のテレセントリックな光路中に配置され、該光学系の
収差を補正する収差補正光学系において、該収差補正光
学系は該光学系の光軸に沿った断面が楔形状となってい
る透光性の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材
はある状態において全体として平行平面板となるように
対向配置しており、該全ての光学部材が一体となって任
意の方向に傾動可能であることを特徴としている。
【0015】(1−7)光学系の物体側及び/又は像面
側のテレセントリックな光路中に配置され、該光学系の
収差を補正する収差補正光学系において、該収差補正光
学系は該光学系の光軸に沿った断面が楔形状となってい
る透光性の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材
はある状態において全体として平行平面板となるように
対向配置しており、該光学部材間の間隔のうち少なくと
も1カ所の該光学系の光軸方向における間隔を可変であ
ることを特徴としている。
【0016】(1−8)光学系の物体側及び/又は像面
側のテレセントリックな光路中に配置され、該光学系の
収差を補正する収差補正光学系において、該収差補正光
学系は該光学系の光軸に沿った断面が楔形状となってい
る透光性の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材
はある状態において全体として平行平面板となるように
対向配置しており、全ての光学部材を一体として該光学
系の光軸を軸として回転可能とし、更に該光学部材間の
間隔のうち少なくとも1カ所の該光学系の光軸方向にお
ける間隔が可変であることを特徴としている。
【0017】(1−9)光学系の物体側及び/又は像面
側のテレセントリックな光路中に配置され、該光学系の
収差を補正する収差補正光学系において、該収差補正光
学系は該光学系の光軸に沿った断面が楔形状となってい
る透光性の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材
はある状態において全体として平行平面板となるように
対向配置しており、該全ての光学部材が一体となって任
意の方向に傾動可能で、且つ全ての光学部材を一体とし
て該光学系の光軸を軸として回転可能であることを特徴
としている。
【0018】
【実施例】図1は本発明の実施例1の光学系の要部概略
図、図2は図1の一部分の拡大説明図である。
【0019】本実施例では収差補正光学系を収差を補正
する光学系として射出テレセントリックな半導体素子製
造用の投影光学系に組入れた場合を示している。
【0020】図1において1は物体としてのレチクルで
あり、その面上には回路パターン、アライメントマーク
等が形成されている。2は光学系であり、射出側がテレ
セントリックな投影光学系より成っている。31は収差
補正光学系、4は結像面におかれるウエハである。レチ
クル1は照明光学系5からの所望の照明光(露光光)に
より照明されている。レチクル1を透過した光は投影光
学系2に入射し、レチクル1面上の回路パターンは像面
に位置しているウエハ4に結像している。
【0021】本実施例では投影光学系2からは光軸に主
光線が平行な軸外結像光束が射出される。この光束は収
差補正光学系31により複数の収差が変更され、ウエハ
4に結像される。ここで投影光学系2は光学的に収差補
正光学系31を含めて設計されている。
【0022】図2は本実施例の収差補正光学系31の摸
式的な拡大説明図である。本実施例においては収差補正
光学系31は光軸に沿った断面が楔形状の第1光学部材
311と第2光学部材312の2つの光学部材(光学
楔)より成っている(以下、第1,第2光学部材31
1,312を光学楔311,312ともいう)。そして
収差を補正しない基準状態において2つの光学部材は全
体として平行平面板となるように対向配置している。
【0023】図2において311aは光学楔311の入
射面、311bは光学楔311の射出面、312aは光
学楔312の入射面、312bは光学楔312の射出面
である。
【0024】この収差補正光学系31は投影光学系2の
光軸に主光線が平行な結像光束の光路中に配置してい
る。この収差補正光学系においては、面(外側の面)3
11aと面(外側の面)312b、面(内側の面)31
1bと面(内側の面)312aは互いに平行になってお
り、面311aと面312bは光軸に対して垂直で、面
311aと面311bとのなす角と面312aと面31
2bとのなす角は同じである。
【0025】又、面311bと面312aは光の干渉縞
発生を避ける為、所望の間隔d1を開けて位置してい
る。そして収差補正光学系31全体は光軸の回りに回転
可能で且つ任意の方向に傾けることができるようになっ
ている。
【0026】更に2つの光学楔311,312の間の空
気間隔は光学楔311,312を光軸方向に相対的に移
動させて任意に変化できるようにしている。又空気間隔
d1を変化させずに光軸上のガラス厚の合計を変化させ
ることができるようにしている。
【0027】本実施例では収差補正光学系31の空気間
隔d1を一定に保ったまま光学楔312を光学楔の斜面
の傾斜方向に平行移動し、光路長を変更することにより
球面収差を変化させている。
【0028】このとき光学楔312の代わりに光学楔3
11又は両方の光学楔311,312を逆方向に平行移
動しても良い。又収差補正光学系31全体を傾けること
により軸上コマ収差を変化させている。又空気間隔d1
を変化させることにより軸上非点収差を変化させてい
る。
【0029】このとき収差補正光学系31全体を光軸の
まわりに回転させて非点収差の方向と光学楔の斜面31
1b,312aの方向を合わせる必要がある。又空気間
隔d1を変化させると軸上コマ収差も同時に変化するの
で軸上コマ収差は収差補正光学系31全体の傾きにより
補正する必要がある。又この収差補正光学系は射出側が
テレセントリックな投影光学系の射出側に位置している
ので収差補正光学系により歪曲収差は発生せず、又結像
光束の主光線の光軸に対する傾き具合(平行度)も変化
しないという特徴がある。
【0030】以下に収差補正光学系31による収差補正
の状況を具体的な数値を以て説明する。光学楔はBSL
7(株式会社オハラ光学製)、使用波長はi線、NAは
0.6としている。光学楔311と光学楔312の光軸
上の厚さは自重変形等に対する機械強度と小型化を両立
させるように15mmとした。
【0031】面311aと面311bとのなす角度θ,
面312aと面312bとのなす角度θは大きくすると
球面収差を変化させるときの光学楔の移動量を小さくで
きるが、2枚の光学楔の間の空気間隔d1で潜在的に発
生する軸上コマ収差と軸上非点収差が大きくなってしま
うので0.5度とした。
【0032】尚、軸上コマ収差は光学楔の角度θに比例
し、軸上非点収差は角度θの2乗に比例する。面311
bと面312aの間の空気間隔d1は狭くすると干渉縞
が発生してしまい、広げると2枚の光学楔の間の空気間
隔で潜在的に発生する軸上コマ収差と軸上非点収差が大
きくなってしまうので0.1mmにするか又は0.1m
mより大きくする。尚、軸上コマ収差と軸上非点収差は
間隔d1に比例する。
【0033】本実施例の場合、2枚の光学楔311,3
12の間の空気間隔で潜在的に発生する軸上コマ収差は
0.33λ、軸上非点収差は0.01μmである。
【0034】しかし軸上コマ収差に関しては収差補正光
学系31全体を約0.005度傾けることにより、略0
にできる。又光学楔312を斜面312aの傾斜方向に
11.5mm平行移動すると光学楔312の軸上の肉厚
は0.1mm変化し、その結果、球面収差が2.24λ
変化する。
【0035】又光学楔312を光軸方向に0.1mm移
動すると2枚の光学楔311,312の間の空気間隔が
0.1mm変化し、その結果、軸上コマ収差が0.33
λ変化し、軸上非点収差が0.01μm変化する。又収
差補正光学系31全体を0.01度傾けると軸上コマ収
差が0.73λ変化する。
【0036】図3は本発明の収差補正光学系の要部斜視
図である。
【0037】本実施例の収差補正光学系32は光軸に沿
った断面が楔形状の光学部材(光学楔)を3つ用い、該
3つの光学部材が基準状態において全体として平行平面
板となるように互いに対向配置している。
【0038】本実施例の収差補正光学系32の光学的構
成は、第1光学楔321、第2光学楔322そして第3
光学楔323の3枚の光学楔で構成されており、321
aは第1光学楔321の入射面(外側の面)、321b
は第1光学楔321の射出面(内側の面)、322aは
第2光学楔322の入射面(一方の面)、322bは第
2光学楔322の射出面(他方の面)、323aは第3
光学楔323の入射面(内側の面)、323bは第3光
学楔323の射出面(外側の面)である。
【0039】本実施例は、収差補正光学系32を実施例
1と同様に投影光学系の光軸と主光線が平行な結像光束
の光路中に配置している。
【0040】収差補正光学系32においては面321a
と面323b、面321bと面322a、面322bと
面323aはそれぞれ互いに平行であり、面321aと
面323bは光軸に対して垂直で、面321bが面32
1aに対する傾斜角度は面323aが面323bに対す
る傾斜角度は同じで、方向は逆である。
【0041】又面321bと面322a、面322bと
面323aの間の空気間隔は光の干渉縞発生を避ける為
所望の間隔d21,d22を開けて位置している。そし
て収差補正光学系32全体は光軸の回りに回転可能で、
且つ任意の方向に傾けることができるようにしている。
【0042】更に光学楔321,322の間の空気間隔
と光学楔322,323の間の空気間隔との少なくとも
一方の空気間隔は任意に変化できるようにしている。
【0043】又2つの空気間隔d21,d22を変化さ
せずに光軸上のガラス厚の合計を変化させることができ
るようにしている。
【0044】実施例1では2枚の光学楔の間の空気間隔
d1によって潜在的に軸上コマ収差と軸上非点収差が発
生しているが、実施例2では2つの空気間隔のとり方に
より、軸上コマ収差をキャンセルするようにしている。
【0045】又この収差補正光学系32は射出側がテレ
セントリックな投影光学系2の射出側の光路中に位置し
ているので、収差補正光学系による歪曲収差は発生せ
ず、又テレセン度も変化しないという特長がある。
【0046】本実施例の収差補正光学系によれば空気間
隔d21,d22を一定に保ったまま光学楔323を光
学楔の斜面の傾斜方向に平行移動し、光軸上のガラス厚
の合計を変化させることにより球面収差だけを変化させ
ている。
【0047】このとき空気間隔d21,d22が変化し
なければどの光学楔をどのように平行移動しても良い。
又、収差補正光学系32全体を傾けることにより主に軸
上コマ収差を変化させている。又空気間隔d21とd2
2の和を一定に保ち、差を変化させることにより軸上非
点収差だけを変化させている。このとき収差補正光学系
32全体を光軸回りに回転させて非点収差の方向と光学
楔の斜面321b,322a,322b,323aの方
向を合わせる必要がある。
【0048】又、空気間隔d21とd22の差を一定に
保ち、和を変化させて軸上コマ収差だけを変化させてい
る。このときも収差補正光学系32全体を光軸回りに回
転させて軸上コマ収差の方向と光学楔の斜面321b,
322a,322b,323aの傾斜方向を合わせる必
要がある。
【0049】以下に、収差補正光学系32による収差補
正の状況を具体的な数値を以て説明する。
【0050】光学楔はBSL7(株式会社オハラ光学
製)、使用波長はi線、NAは0.6としている。光学
楔321,322と323の光軸上の厚さは自重変形等
に対する機械強度と小型化を両立させるように、10m
mとした。
【0051】面321aと面321b、面323aと面
323bのなす角度θは大きくすると球面収差を変化さ
せるときの光学楔の移動量を小さくできるが、光学楔の
間の空気間隔d21,d22で潜在的に発生する軸上非
点収差が大きくなってしまうので、0.5度とした。
【0052】尚、潜在的に発生する軸上非点収差は角度
θの2乗に比例する。光学楔の空気間隔d21,d22
は狭くすると干渉縞が発生してしまい、広げると光学楔
の間の空気間隔で潜在的に発生する軸上非点収差が大き
くなってしまうので、0.1mmとした。
【0053】尚、潜在的に発生する軸上非点収差は間隔
d21とd22の和に比例する。又間隔d21とd22
を等しくとることにより、光学楔の間の2つの空気間隔
で潜在的に発生する軸上コマ収差をキャンセルするよう
にしている。
【0054】本実施例の場合、光学楔の間の空気間隔で
潜在的に発生する軸上非点収差は0.02μmである。
又光学楔323を斜面323aの傾斜方向に11.5m
m平行移動すると光学楔323の軸上の肉厚は0.1m
m変化し、その結果、球面収差が2.24λ変化する。
【0055】又、空気間隔d21とd22の和を0.1
mm変化させると軸上非点収差が0.02μm変化し、
空気間隔d21とd22の差を0.1mm変化させる
と、軸上コマ収差が0.33λ変化する。又収差補正光
学系全体を0.01度傾けると軸上コマ収差が0.73
λ変化する。
【0056】図4は本発明の収差補正光学系の要部斜視
図である。
【0057】本実施例の収差補正光学系33は光軸に沿
った断面が楔形状の光学部材(光学楔)を6個用い、こ
れらの光学部材が基準状態において全体として平行平面
板となるように互いに対向配置している。
【0058】本実施例では収差補正光学系33の光学的
構成は、第1光学楔331、第2光学楔332、第3光
学楔333、第4光学楔334、第5光学楔335、第
6光学楔336の6枚の光学楔で構成されている。
【0059】331aは光学楔331の入射面、331
bは光学楔331の射出面、332aは光学楔332の
入射面、332bは光学楔332の射出面、333aは
光学楔333の入射面、333bは光学楔333の射出
面、334aは光学楔334の入射面、334bは光学
楔334の射出面、335aは光学楔335の入射面、
335bは光学楔335の射出面、336aは光学楔3
36の入射面、336bは光学楔336の射出面であ
る。
【0060】本実施例は収差補正光学系33を実施例1
と同様に投影光学系のテレセントリックな光路中に配置
している。
【0061】本実施例は実施例2の収差補正光学系を2
組用いて、その方向が光軸を軸に互いに90度回転して
配置したものとなっている。光学楔の斜面の傾斜角度は
全て同じ角度であり、傾斜面に挟まれた4カ所の空気間
隔は全て等しくなっている。又光学楔333と334の
間の空気間隔は光の干渉縞の発生を避ける為、所望の間
隔を開けるか、又は完全に付けてしまい、一つのプリズ
ムとしても良い。
【0062】そして収差補正光学系33全体は光軸の回
りに回転可能で、任意の方向に傾けることができるよう
にしている。更に、光学楔331と332の間の空気間
隔d31、光学楔332と333の間の空気間隔d3
2、光学楔334と335の間の空気間隔d33、光学
楔335と336の間の空気間隔d34のうち、少なく
とも1つの空気間隔が任意に変化できるようにしてい
る。又空気間隔d31,d32,d33,d34を変化
させずに光軸上のガラス厚の合計を変化させることがで
きるようにしている。
【0063】先の実施例2では3枚の光学楔の間の空気
間隔d21,d22によって潜在的に軸上非点収差が発
生しているが、この実施例3では4つの空気間隔d3
1,d32,d33,d34のとり方により軸上非点収
差を全方向に対してキャンセルするようにしている。
【0064】又、収差補正光学系33は射出側がテレセ
ントリックな投影光学系2の射出側の光路中に位置して
いるので、収差補正光学系による歪曲収差は発生せず、
又テレセン度も変化しないという特長がある。
【0065】収差補正光学系33によれば空気間隔d3
1,d32,d33,d34を一定に保ったまま光学楔
336を光学楔の斜面の傾斜方向に平行移動し、光軸上
のガラス厚の合計を変化させることにより、球面収差だ
けを変化させている。
【0066】このとき空気間隔d31,d32,d3
3,d34が変化しなければ、どの光学楔をどのように
平行移動しても良い。又収差補正光学系33全体を傾け
ることにより主に軸上コマ収差を変化させている。
【0067】又空気間隔d31とd32の差を一定に保
ち、和を変化させて軸上非点収差だけを変化させてい
る。このとき収差補正光学系33全体を光軸回りに回転
させることにより非点収差の方向と光学楔の斜面331
b,332a,332b,333aの方向を合わせる必
要がある。又空気間隔d31とd32の和を一定に保
ち、変化させて軸上コマ収差だけを変化させている。
【0068】このときも収差補正光学系33全体を光軸
回りに回転させることにより軸上コマ収差の方向と光学
楔の斜面331b,332a,332b,333aの方
向を合わせる必要がある。同様のことが空気間隔d33
とd34の間にも成り立っている。
【0069】以下に、収差補正光学系33による収差補
正の状況を具体的な数値を以て説明する。
【0070】光学楔はBSL7(株式会社オハラ光学
製)、使用波長はi線、NAは0.6としている。光学
楔331,332,333,334,335と336の
光軸上の厚さは実施例1,2と同様に5mmとしてシュ
ミレーションを行った。
【0071】面331aと面331b、面333aと面
333b、面334aと面334b、面336aと面3
36bのなす角度θは実施例1,2と同様に0.5度と
した。光学楔の空気間隔d31,d32,d33,d3
4は実施例1,2と同様に0.1mmとした。
【0072】光学楔336を斜面336aの傾斜方向に
11.5mm平行移動すると光学楔336の軸上の肉厚
は0.1mm変化し、その結果球面収差が2.24λ変
化する。又空気間隔d31とd32の和を0.1mm変
化させると軸上非点収差が0.02μm変化し、空気間
隔d31とd32の差を0.1mm変化させると軸上コ
マ収差が0.33λ変化し、空気間隔d33とd34の
間にも同じ関係がある。又収差補正光学系33全体を
0.01度傾けると軸上コマ収差が0.73λ変化す
る。
【0073】次に上記説明した露光装置を利用したデバ
イスの製造方法の実施例を説明する。
【0074】図5は半導体デバイス(ICやLSI等の
半導体チップ、或は液晶パネルやCCD等)の製造のフ
ローを示す。
【0075】ステップ1(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設
計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
【0076】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
【0077】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
【0078】ステップ6(検査)ではステップ5で作製
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0079】図6は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。
【0080】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
【0081】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジ
スト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジス
トを取り除く。これらのステップを繰り返し行なうこと
によってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0082】本実施例の製造方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度の半導体デバイスを製造するこ
とができる。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、光軸に沿
った断面が楔形状の光学部材を複数個、光路中で変位可
能となるように配置して、該光学部材を光路中で移動又
は/及び回転させることにより複数の収差を変化させ
て、光学系の収差を容易に補正することのできる収差補
正光学系を達成することができる。
【0084】特に本発明は、投影光学系の収差を容易に
変えることができ、投影光学系の組立時の収差補正が容
易に行え、コストダウンが可能となり、又組立が終了し
た後も容易に収差の補正が行え、投影光学系の仕様の変
更等が容易に行える等の特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を投影光学系の一部に適用したとき
の実施例の光学的配置図
【図2】 本発明の収差補正光学系の実施例2の要部
斜視図
【図3】 本発明の収差補正光学系の実施例3の要部
斜視図
【図4】 本発明の収差補正光学系の実施例4の要部
斜視図
【図5】 本発明に係る半導体デバイスの製造方法の
フローチャート
【図6】 本発明に係る半導体デバイスの製造方法の
フローチャート
【符号の説明】
1 レチクル 2 射出テレセントリックな投影光学系 31,32,33 収差補正光学系 4 ウエハ 5 照明光学系

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系の物体側及び/又は像面側のテレ
    セントリックな光路中に配置され、該光学系の収差を補
    正する収差補正光学系において、該収差補正光学系は該
    光学系の光軸に沿った断面が楔形状となっている透光性
    の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材はある状
    態において全体として平行平面板となるように対向配置
    しており、該全ての光学部材が一体となって任意の方向
    に傾動可能で、且つ該光学部材の少なくとも1つが該光
    学系の光軸と交差する方向に移動可能であることを特徴
    とする収差補正光学系。
  2. 【請求項2】 光学系の物体側及び/又は像面側のテレ
    セントリックな光路中に配置され、該光学系の収差を補
    正する収差補正光学系において、該収差補正光学系は該
    光学系の光軸に沿った断面が楔形状となっている透光性
    の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材はある状
    態において全体として平行平面板となるように対向配置
    しており、該全ての光学部材が一体となって該光学系の
    光軸を軸として回転可能で、且つ該光学部材間の間隔の
    うち少なくとも1カ所の該光学系の光軸方向における間
    隔を可変とし、更に該光学部材の少なくとも1つが該光
    学系の光軸と交差する方向に移動可能であることを特徴
    とする収差補正光学系。
  3. 【請求項3】 光学系の物体側及び/又は像面側のテレ
    セントリックな光路中に配置され、該光学系の収差を補
    正する収差補正光学系において、該収差補正光学系は該
    光学系の光軸に沿った断面が楔形状となっている透光性
    の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材はある状
    態において全体として平行平面板となるように対向配置
    しており、該全ての光学部材が一体となって任意の方向
    に傾動可能で、且つ全ての光学部材を一体として該光学
    系の光軸を軸として回転可能とし、更に該光学部材間の
    間隔のうち少なくとも1カ所の該光学系の光軸方向にお
    ける間隔が可変であることを特徴とする収差補正光学
    系。
  4. 【請求項4】 光学系の物体側及び/又は像面側のテレ
    セントリックな光路中に配置され、該光学系の収差を補
    正する収差補正光学系において、該収差補正光学系は該
    光学系の光軸に沿った断面が楔形状となっている透光性
    の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材はある状
    態において全体として平行平面板となるように対向配置
    しており、該全ての光学部材が一体となって任意の方向
    に傾動可能で、且つ全ての光学部材を一体として該光学
    系の光軸を軸として回転可能とし、更に該光学部材間の
    間隔のうちの少なくとも1カ所の該光学系の光軸方向に
    おける間隔を可変とし、該光学部材の少なくとも1つが
    該光学系の光軸と交差する方向に移動可能であることを
    特徴とする収差補正光学系。
  5. 【請求項5】 前記収差補正光学系は第1,第2光学部
    材の2つの光学部材より成り、該第1光学部材の外側の
    面と該第2光学部材の外側の面は該光学系の光軸に略垂
    直で互いに平行であり、該第1光学部材の内側の面と該
    第2光学部材の内側の面は平行で、0.1mm以上の間
    隔をあけており且つ該光学系の光軸に対して傾斜してい
    ることを特徴とする請求項1,2,3又は4の収差補正
    光学系。
  6. 【請求項6】 前記収差補正光学系は第1,第2,第3
    光学部材の3つの光学部材より成り、該第1及び第3光
    学部材の間に該第2光学部材がそれぞれに対して0.1
    mm以上の間隔をおいて位置するように対向配置され、
    該第2光学部材の一方の面と該第1光学部材の内側面の
    組と、該第2光学部材の他方の面と該第3光学部材の内
    側面の組とはそれぞれ光学系の光軸に対して逆方向に傾
    斜した形状で平行とされており、且つ該第1及び第3光
    学部材のそれぞれの外側面は互いに平行とされているこ
    とを特徴とする請求項1,2,3又は4の収差補正光学
    系。
  7. 【請求項7】 光学系の物体側及び/又は像面側のテレ
    セントリックな光路中に配置され、該光学系の収差を補
    正する収差補正光学系において、該収差補正光学系は該
    光学系の光軸に沿った断面が楔形状となっている透光性
    の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材はある状
    態において全体として平行平面板となるように対向配置
    しており、且つ該光学部材間の間隔のうち少なくとも1
    カ所の該光学系の光軸方向における間隔を可変とし、更
    に該光学部材の少なくとも1つが該光学系の光軸と交差
    する方向に移動可能であることを特徴とする収差補正光
    学系。
  8. 【請求項8】 光学系の物体側及び/又は像面側のテレ
    セントリックな光路中に配置され、該光学系の収差を補
    正する収差補正光学系において、該収差補正光学系は該
    光学系の光軸に沿った断面が楔形状となっている透光性
    の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材はある状
    態において全体として平行平面板となるように対向配置
    しており、該全ての光学部材が一体となって任意の方向
    に傾動可能であることを特徴とする収差補正光学系。
  9. 【請求項9】 光学系の物体側及び/又は像面側のテレ
    セントリックな光路中に配置され、該光学系の収差を補
    正する収差補正光学系において、該収差補正光学系は該
    光学系の光軸に沿った断面が楔形状となっている透光性
    の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材はある状
    態において全体として平行平面板となるように対向配置
    しており、該光学部材間の間隔のうち少なくとも1カ所
    の該光学系の光軸方向における間隔を可変であることを
    特徴とする収差補正光学系。
  10. 【請求項10】 光学系の物体側及び/又は像面側のテ
    レセントリックな光路中に配置され、該光学系の収差を
    補正する収差補正光学系において、該収差補正光学系は
    該光学系の光軸に沿った断面が楔形状となっている透光
    性の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材はある
    状態において全体として平行平面板となるように対向配
    置しており、全ての光学部材を一体として該光学系の光
    軸を軸として回転可能とし、更に該光学部材間の間隔の
    うち少なくとも1カ所の該光学系の光軸方向における間
    隔が可変であることを特徴とする収差補正光学系。
  11. 【請求項11】 光学系の物体側及び/又は像面側のテ
    レセントリックな光路中に配置され、該光学系の収差を
    補正する収差補正光学系において、該収差補正光学系は
    該光学系の光軸に沿った断面が楔形状となっている透光
    性の光学部材を複数個有し、該複数個の光学部材はある
    状態において全体として平行平面板となるように対向配
    置しており、該全ての光学部材が一体となって任意の方
    向に傾動可能で、且つ全ての光学部材を一体として該光
    学系の光軸を軸として回転可能であることを特徴とする
    収差補正光学系。
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