JPH079110B2 - 屋根上における管材の設置用掛止金具 - Google Patents
屋根上における管材の設置用掛止金具Info
- Publication number
- JPH079110B2 JPH079110B2 JP61173429A JP17342986A JPH079110B2 JP H079110 B2 JPH079110 B2 JP H079110B2 JP 61173429 A JP61173429 A JP 61173429A JP 17342986 A JP17342986 A JP 17342986A JP H079110 B2 JPH079110 B2 JP H079110B2
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- JP
- Japan
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- roof
- hook
- pipe
- meandering
- heat
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、瓦屋根に設置してソーラシステム用集放熱
装置を構築するときなどに好適な屋根上における管材の
設置用掛止金具に関する。
装置を構築するときなどに好適な屋根上における管材の
設置用掛止金具に関する。
従来技術 太陽熱を利用して温水を得るソーラシステムが普及しつ
つある。
つある。
ソーラシステムは、日照を有効に利用するために、屋根
上に集放熱装置を設置するのが普通であるが、従来の集
熱装置は、たとえば、上面を透明な強化ガラスまたは強
化プラスチックパネルとした平箱状容器の中に集熱パイ
プと貯水タンクとを組み込んだものである。
上に集放熱装置を設置するのが普通であるが、従来の集
熱装置は、たとえば、上面を透明な強化ガラスまたは強
化プラスチックパネルとした平箱状容器の中に集熱パイ
プと貯水タンクとを組み込んだものである。
一方、積雪地帯においては、冬期にいわゆる屋根雪卸し
作業を実施し、家屋の損壊を防止する必要がある。屋根
雪卸し作業は、専ら人力に頼るものである上、除去すべ
き積雪が重く、大量であるために、かなりの重労働を強
いられるばかりでなく、屋根上での高所作業であるため
に、常に墜落の危険を伴うものである。
作業を実施し、家屋の損壊を防止する必要がある。屋根
雪卸し作業は、専ら人力に頼るものである上、除去すべ
き積雪が重く、大量であるために、かなりの重労働を強
いられるばかりでなく、屋根上での高所作業であるため
に、常に墜落の危険を伴うものである。
而して、ソーラシステムの集放熱装置は、積雪地帯にあ
っては、冬期中は全体が屋根雪の下に埋もれてしまうた
めに、太陽熱の集熱機能を喪失してしまい、ソーラシス
テムとしての機能を全く廃棄することができなくなって
しまうのが実情である。加うるに、屋根雪に埋もれてい
る集放熱装置は、その上面が滑り易い強化ガラスまたは
強化プラスチック製であるので、除雪作業員が上に乗る
ことは難しく、したがって、人力により上面の雪を除去
することが至難であるばかりでなく、屋根雪卸し作業を
実施するに際し、極めて危険な障害物となりかねないと
いう深刻な問題がある。
っては、冬期中は全体が屋根雪の下に埋もれてしまうた
めに、太陽熱の集熱機能を喪失してしまい、ソーラシス
テムとしての機能を全く廃棄することができなくなって
しまうのが実情である。加うるに、屋根雪に埋もれてい
る集放熱装置は、その上面が滑り易い強化ガラスまたは
強化プラスチック製であるので、除雪作業員が上に乗る
ことは難しく、したがって、人力により上面の雪を除去
することが至難であるばかりでなく、屋根雪卸し作業を
実施するに際し、極めて危険な障害物となりかねないと
いう深刻な問題がある。
そこで、出願人は、屋根上のほぼ全面に蛇行管路を配設
するとともに、蛇行管路に熱媒体液を循環させることに
より、夏期においては、日射によって高温に加熱された
熱媒体液を給水加熱用の熱交換器に導き、太陽熱の集熱
と、その利用とを図ることができる一方、冬期において
積雪があるときは、別置のボイラによって加熱した熱媒
体液を蛇行管路に送ることにより、屋根雪の融雪を行な
うことができるソーラシステム用集放熱装置を提案し
た。
するとともに、蛇行管路に熱媒体液を循環させることに
より、夏期においては、日射によって高温に加熱された
熱媒体液を給水加熱用の熱交換器に導き、太陽熱の集熱
と、その利用とを図ることができる一方、冬期において
積雪があるときは、別置のボイラによって加熱した熱媒
体液を蛇行管路に送ることにより、屋根雪の融雪を行な
うことができるソーラシステム用集放熱装置を提案し
た。
発明が解決しようとする問題点 かかる形式のソーラシステム用集放熱装置にあっては、
蛇行管路を如何にして屋根上に安定に支持するかが問題
となる。すなわち、蛇行管路は、それを単に屋根の上面
に這わせるのみとし、何らの支持手段をも講じないとす
れば、屋根雪が滑落するに際して簡単に損傷を受け、屋
根雪とともに屋根が落下してしまう一方、蛇行管路を支
持するための大げさな支承物を屋根上に設けるとすれ
ば、家屋全体の外観を損うばかりでなく、工事費の高騰
を招き、実用性に欠けるものとなってしまう。
蛇行管路を如何にして屋根上に安定に支持するかが問題
となる。すなわち、蛇行管路は、それを単に屋根の上面
に這わせるのみとし、何らの支持手段をも講じないとす
れば、屋根雪が滑落するに際して簡単に損傷を受け、屋
根雪とともに屋根が落下してしまう一方、蛇行管路を支
持するための大げさな支承物を屋根上に設けるとすれ
ば、家屋全体の外観を損うばかりでなく、工事費の高騰
を招き、実用性に欠けるものとなってしまう。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の実情に鑑
み、掛止部と保持部とを両端に形成し、水切り用の小溝
付きの帯状部を中間に形成することによって、屋根雪に
よって損傷を受けるおそれがなく、管材を安定に支持す
ることができる屋根上における管材の設置用掛止金具を
提供することにある。
み、掛止部と保持部とを両端に形成し、水切り用の小溝
付きの帯状部を中間に形成することによって、屋根雪に
よって損傷を受けるおそれがなく、管材を安定に支持す
ることができる屋根上における管材の設置用掛止金具を
提供することにある。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、桟瓦の
上端面に掛止する掛止部を一端に形成し、管材を係着す
る保持部を他端に形成するとともに、屋根上において上
下に隣接する桟瓦の重なり部分に対応する帯状部を掛止
部、保持部の中間に形成してなり、帯状部には、水切り
用の小溝を形成することをその要旨とする。
上端面に掛止する掛止部を一端に形成し、管材を係着す
る保持部を他端に形成するとともに、屋根上において上
下に隣接する桟瓦の重なり部分に対応する帯状部を掛止
部、保持部の中間に形成してなり、帯状部には、水切り
用の小溝を形成することをその要旨とする。
作 用 かかる発明の構成によるときは、掛止部を桟瓦の上端面
に掛止するとともに、上下に隣接する2枚の桟瓦の重な
り部分によって帯状部を挟むことにより、保持部を下方
の桟瓦の上面に露出するようにして全体を固定すること
ができるので、保持部に管材を係着することにより、上
方の桟瓦の下端面に沿わせるようにして、管材を屋根上
に安定に支持することができる。
に掛止するとともに、上下に隣接する2枚の桟瓦の重な
り部分によって帯状部を挟むことにより、保持部を下方
の桟瓦の上面に露出するようにして全体を固定すること
ができるので、保持部に管材を係着することにより、上
方の桟瓦の下端面に沿わせるようにして、管材を屋根上
に安定に支持することができる。
なお、帯状部の水切り用の小溝は、毛細管現象によって
桟瓦の間に水が逆流することを阻止し、雨漏りの発生を
防止する。
桟瓦の間に水が逆流することを阻止し、雨漏りの発生を
防止する。
実施例 以下、ソーラシステム用集放熱装置を例にとり、図面を
以って実施例を説明する。
以って実施例を説明する。
ソーラシステム用集放熱装置は、屋根R上に設置され、
複数組の蛇行管路13、13…と、往路ヘッダ11、復路ヘッ
ダ12とを備えてなる(第1図)。
複数組の蛇行管路13、13…と、往路ヘッダ11、復路ヘッ
ダ12とを備えてなる(第1図)。
往路ヘッダ11、復路ヘッダ12は、それぞれ屋根Rの側端
部に設置する大径のパイプ材であり、止め弁11a、12a、
熱媒体液供給配管11b、同戻り配管12bを介して、図示し
ない熱交換器とボイラとに接続されている。また、各蛇
行管路13は、往路ヘッダ11と復路ヘッダ12とに対し、そ
の始端と終端とを接続するとともに、屋根Rのほぼ全面
をカバーするように、複数組が屋根Rの両側端部におい
て折り返され、屋根R上に横行して配設されている。
部に設置する大径のパイプ材であり、止め弁11a、12a、
熱媒体液供給配管11b、同戻り配管12bを介して、図示し
ない熱交換器とボイラとに接続されている。また、各蛇
行管路13は、往路ヘッダ11と復路ヘッダ12とに対し、そ
の始端と終端とを接続するとともに、屋根Rのほぼ全面
をカバーするように、複数組が屋根Rの両側端部におい
て折り返され、屋根R上に横行して配設されている。
蛇行管路13は、銅管・鋼管等の金属管や、塩化ビニル管
等の合成樹脂管からなる管材を使用するのがよく、屋根
R上に葺き並べてある桟瓦Rk、Rk…に対し、整然と配列
する(第2図)。すなわち、蛇行管路13は、横方向に隣
接する桟瓦Rk、Rk…の下端面に沿い、しかも、その桟瓦
Rk、Rk…に対して下方に隣接する他の桟瓦Rk、Rk…の上
面を沿うように、滑らかに屈曲させながら配設するもの
とする。このとき、蛇行管路13は、桟瓦Rk、Rk…の上端
に掛止する掛止金具14、14…を介して固定する(第2
図、第3図)。
等の合成樹脂管からなる管材を使用するのがよく、屋根
R上に葺き並べてある桟瓦Rk、Rk…に対し、整然と配列
する(第2図)。すなわち、蛇行管路13は、横方向に隣
接する桟瓦Rk、Rk…の下端面に沿い、しかも、その桟瓦
Rk、Rk…に対して下方に隣接する他の桟瓦Rk、Rk…の上
面を沿うように、滑らかに屈曲させながら配設するもの
とする。このとき、蛇行管路13は、桟瓦Rk、Rk…の上端
に掛止する掛止金具14、14…を介して固定する(第2
図、第3図)。
掛止金具14は、帯状の薄鋼板を所定形状に折曲げ加工
し、適当な表面処理を施してなる(第4図)。
し、適当な表面処理を施してなる(第4図)。
掛止金具14の基端部には、桟瓦Rkの上端面に掛止するた
めの掛止部となる舌片14aを形成し、先端部には、蛇行
管路13を係着するための保持部となる溝14cが形成され
ている。ただし、溝14cは、舌片14aと逆方向に突出して
形成する円弧部14bの内側に形成されている。舌片14aと
円弧部14bとの中間は、帯状部14eとなっており、帯状部
14eには、帯状部14eを横切り、帯状部14eの表面側から
裏面側にまで達する水切り用の小溝14dが形成されてい
る。また、舌片14aと円弧部14bの立上りとの距離、すな
わち帯状部14eの長さLは、屋根R上において上下に隣
接する桟瓦Rk、Rkの上下方向の重なり部分の長さにほぼ
等しく、桟瓦Rk、Rkの重なり部分に対応するものとす
る。
めの掛止部となる舌片14aを形成し、先端部には、蛇行
管路13を係着するための保持部となる溝14cが形成され
ている。ただし、溝14cは、舌片14aと逆方向に突出して
形成する円弧部14bの内側に形成されている。舌片14aと
円弧部14bとの中間は、帯状部14eとなっており、帯状部
14eには、帯状部14eを横切り、帯状部14eの表面側から
裏面側にまで達する水切り用の小溝14dが形成されてい
る。また、舌片14aと円弧部14bの立上りとの距離、すな
わち帯状部14eの長さLは、屋根R上において上下に隣
接する桟瓦Rk、Rkの上下方向の重なり部分の長さにほぼ
等しく、桟瓦Rk、Rkの重なり部分に対応するものとす
る。
蛇行管路13を屋根R上に設置するときは、屋根Rの上下
方向に隣接する桟瓦Rk、Rkのうち、上方の桟瓦Rkの下端
部を持ち上げ、この桟瓦Rkと、その下方に隣接する他の
桟瓦Rkとの間に空隙を作った後、溝14cに蛇行管路13を
係着した掛止金具14の舌片14a側を空隙に差し入れ、舌
片14aを下方の桟瓦Rkの上端面に掛止し、持ち上げた桟
瓦Rkを静かに下ろして復帰すればよい(第5図)。ここ
で、溝14cによる蛇行管路13の係着位置は、左右に隣接
する桟瓦Rk、Rk…に対応する適宜位置とし、持ち上げた
桟瓦Rkを復帰するときは、蛇行管路13が下方の桟瓦Rk、
Rk…の上面に沿うように、蛇行管路13を滑らかに屈曲さ
せて整形するのがよい。なお、掛止金具14と蛇行管路13
との間は、適当な接着剤を介して接着してもよく、ある
いは、溝14cと蛇行管路13との相対寸法を選定すること
により、単に蛇行管路13を機械的に挟み込んでもよいも
のとする。
方向に隣接する桟瓦Rk、Rkのうち、上方の桟瓦Rkの下端
部を持ち上げ、この桟瓦Rkと、その下方に隣接する他の
桟瓦Rkとの間に空隙を作った後、溝14cに蛇行管路13を
係着した掛止金具14の舌片14a側を空隙に差し入れ、舌
片14aを下方の桟瓦Rkの上端面に掛止し、持ち上げた桟
瓦Rkを静かに下ろして復帰すればよい(第5図)。ここ
で、溝14cによる蛇行管路13の係着位置は、左右に隣接
する桟瓦Rk、Rk…に対応する適宜位置とし、持ち上げた
桟瓦Rkを復帰するときは、蛇行管路13が下方の桟瓦Rk、
Rk…の上面に沿うように、蛇行管路13を滑らかに屈曲さ
せて整形するのがよい。なお、掛止金具14と蛇行管路13
との間は、適当な接着剤を介して接着してもよく、ある
いは、溝14cと蛇行管路13との相対寸法を選定すること
により、単に蛇行管路13を機械的に挟み込んでもよいも
のとする。
桟瓦Rk、Rkの間に差し入れられた掛止金具14は、帯状部
14eに小溝14dが形成されているから、雨漏りの原因とな
ることがない。小溝14dは、毛細管現象によって桟瓦R
k、Rkの間を逆流する水に対し、その逆流を阻止するこ
とができるからである。なお、小溝14dは、帯状部14eの
上端近くに形成することが好ましい。
14eに小溝14dが形成されているから、雨漏りの原因とな
ることがない。小溝14dは、毛細管現象によって桟瓦R
k、Rkの間を逆流する水に対し、その逆流を阻止するこ
とができるからである。なお、小溝14dは、帯状部14eの
上端近くに形成することが好ましい。
このようにして、蛇行管路13は、掛止金具14を介し、屋
根R上の桟瓦Rk、Rk…の1枚単位ごとに止着し、屋根R
のほぼ全面に亘って配設することができる(第2図)。
すなわち、掛止金具14、14…は、左右に隣接する桟瓦R
k、Rk…の1枚ごとに使用するのがよい。
根R上の桟瓦Rk、Rk…の1枚単位ごとに止着し、屋根R
のほぼ全面に亘って配設することができる(第2図)。
すなわち、掛止金具14、14…は、左右に隣接する桟瓦R
k、Rk…の1枚ごとに使用するのがよい。
かかる構成のソーラシステム用集放熱装置は、図示しな
い熱交換器またはボイラとの間に熱媒体液を循環させ
る。
い熱交換器またはボイラとの間に熱媒体液を循環させ
る。
夏期において日射が強いとき、屋根R上の桟瓦Rk、Rk…
は、太陽熱によって充分高温に熱せられるから、蛇行管
路13、13…内を流れる熱媒体液も高温に加熱される。そ
こで、この熱媒体液を図示しない熱交換器の熱源側の蛇
管に導き、蛇行管路13、13…との間を循環させれば、蛇
管に接する給水を加熱することができ、太陽熱による温
水を得ることができる。ここで、季節的または天候的な
条件によって熱交換器から得られる温水の温度が不足す
るときは、この温水をさらに別置のボイラによって追加
加熱することもできる。
は、太陽熱によって充分高温に熱せられるから、蛇行管
路13、13…内を流れる熱媒体液も高温に加熱される。そ
こで、この熱媒体液を図示しない熱交換器の熱源側の蛇
管に導き、蛇行管路13、13…との間を循環させれば、蛇
管に接する給水を加熱することができ、太陽熱による温
水を得ることができる。ここで、季節的または天候的な
条件によって熱交換器から得られる温水の温度が不足す
るときは、この温水をさらに別置のボイラによって追加
加熱することもできる。
冬期において屋根R上に積雪があるときは、ソーラシス
テム用集放熱装置を図示しないボイラの蛇管に接続し、
これとの間に熱媒体液を循環させる。ボイラを運転する
ことによって高温の熱媒体液が得られるから、この熱媒
体液を蛇行管路13、13…に循環させることにより、熱媒
体液によって搬送される熱を屋根雪の融雪用に利用する
ことができる。ここで、融雪用のボイラは、温水の追加
加熱を行なうためのボイラと兼用してもよいことは勿論
である。
テム用集放熱装置を図示しないボイラの蛇管に接続し、
これとの間に熱媒体液を循環させる。ボイラを運転する
ことによって高温の熱媒体液が得られるから、この熱媒
体液を蛇行管路13、13…に循環させることにより、熱媒
体液によって搬送される熱を屋根雪の融雪用に利用する
ことができる。ここで、融雪用のボイラは、温水の追加
加熱を行なうためのボイラと兼用してもよいことは勿論
である。
なお、掛止金具14の基端部に形成する舌片14aは、桟瓦R
kの裏面側への折返し14fを有するものとしてもよい(第
6図)。掛止金具14は、帯状部14e、舌片14a、折返し14
fにより、桟瓦Rkの上端面を挟み込むようにして固定す
ることができ、桟瓦Rkとの相対関係を一層安定にするこ
とができる。
kの裏面側への折返し14fを有するものとしてもよい(第
6図)。掛止金具14は、帯状部14e、舌片14a、折返し14
fにより、桟瓦Rkの上端面を挟み込むようにして固定す
ることができ、桟瓦Rkとの相対関係を一層安定にするこ
とができる。
また、ここでは、蛇行管路13を使用するソーラシステム
用集放熱装置を例にとって説明したが、この発明は、蛇
行管路13に限らず、他の管材、たとえば、融雪機能のみ
を目的とする円形断面の電熱ヒータ線、一般のソーラシ
ステム用集熱装置に接続する給排水用配管、テレビアン
テナに接続する同軸ケーブル等の各種の管材を屋根Rの
上面に設置する場合にも広く一般的に適用することがで
きる。なお、掛止金具14の保持部である溝14cは、管材
の寸法に適合するように、形状・寸法を適宜変更してよ
いものとする。
用集放熱装置を例にとって説明したが、この発明は、蛇
行管路13に限らず、他の管材、たとえば、融雪機能のみ
を目的とする円形断面の電熱ヒータ線、一般のソーラシ
ステム用集熱装置に接続する給排水用配管、テレビアン
テナに接続する同軸ケーブル等の各種の管材を屋根Rの
上面に設置する場合にも広く一般的に適用することがで
きる。なお、掛止金具14の保持部である溝14cは、管材
の寸法に適合するように、形状・寸法を適宜変更してよ
いものとする。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、掛止部と保持
部との中間に小溝付きの帯状部を形成し、帯状部は、上
下に隣接する桟瓦の重なり部分に対応させることによっ
て、下方の桟瓦の上端面に掛止部を掛止し、上下2枚の
桟瓦によって帯状部を挟み、下方の桟瓦の上面に保持部
を露出させて固定し、保持部を介して管材を上方の桟瓦
の下端面に沿って安定に支持することができるから、管
材が屋根雪によって損傷を受けたりすることが殆どない
上、帯状部に水切り用の小溝を設けることにより、雨漏
りのおそれも全くないという優れた効果がある。
部との中間に小溝付きの帯状部を形成し、帯状部は、上
下に隣接する桟瓦の重なり部分に対応させることによっ
て、下方の桟瓦の上端面に掛止部を掛止し、上下2枚の
桟瓦によって帯状部を挟み、下方の桟瓦の上面に保持部
を露出させて固定し、保持部を介して管材を上方の桟瓦
の下端面に沿って安定に支持することができるから、管
材が屋根雪によって損傷を受けたりすることが殆どない
上、帯状部に水切り用の小溝を設けることにより、雨漏
りのおそれも全くないという優れた効果がある。
第1図ないし第5図は実施例を示し、第1図は使用対象
であるソーラシステム用集放熱装置の全体系統図、第2
図は使用状態斜視図、第3図は第2図のX−X線矢視断
面図、第4図は全体斜視説明図、第5図は第3図の要部
拡大図である。 第6図は他の実施例を示す要部斜視図である。 R……屋根 Rk……桟瓦 14……掛止金具 14a……舌片 14b……円弧部 14c……溝 14d……小溝 14e……帯状部 14f……折返し
であるソーラシステム用集放熱装置の全体系統図、第2
図は使用状態斜視図、第3図は第2図のX−X線矢視断
面図、第4図は全体斜視説明図、第5図は第3図の要部
拡大図である。 第6図は他の実施例を示す要部斜視図である。 R……屋根 Rk……桟瓦 14……掛止金具 14a……舌片 14b……円弧部 14c……溝 14d……小溝 14e……帯状部 14f……折返し
Claims (4)
- 【請求項1】桟瓦の上端面に掛止する掛止部を一端に形
成し、管材を係着する保持部を他端に形成するととも
に、屋根上において上下に隣接する桟瓦の重なり部分に
対応する帯状部を前記掛止部、保持部の中間に形成して
なり、前記帯状部には、水切り用の小溝を形成すること
を特徴とする屋根上における管材の設置用掛止金具。 - 【請求項2】前記掛止部は、桟瓦の上端面に掛止する舌
片からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の屋根上における管材の設置用掛止金具。 - 【請求項3】前記舌片は、桟瓦の裏面側への折返しを有
することを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の屋根
上における管材の設置用掛止金具。 - 【請求項4】前記保持部は、前記掛止部と逆方向の突出
する円弧部の内側の溝からなることを特徴とする特許請
求の範囲第1項ないし第3項のいずれか記載の屋根上に
おける管材の設置用掛止金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61173429A JPH079110B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 屋根上における管材の設置用掛止金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61173429A JPH079110B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 屋根上における管材の設置用掛止金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6332053A JPS6332053A (ja) | 1988-02-10 |
JPH079110B2 true JPH079110B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=15960289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61173429A Expired - Lifetime JPH079110B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 屋根上における管材の設置用掛止金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079110B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4738543B1 (ja) * | 2010-09-21 | 2011-08-03 | 未来工業株式会社 | 配線・配管材固定具 |
Families Citing this family (6)
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JPH0237247A (ja) * | 1988-07-26 | 1990-02-07 | Takehito Kato | 融雪及び冷暖房給湯システム |
JPH0238670A (ja) * | 1988-07-26 | 1990-02-08 | Takehito Kato | 融雪用配管の配設工法 |
JPH0238656A (ja) * | 1988-07-28 | 1990-02-08 | Takehito Kato | 配管支持具 |
JPH0247320U (ja) * | 1988-09-28 | 1990-03-30 | ||
JP5693414B2 (ja) * | 2011-08-01 | 2015-04-01 | 未来工業株式会社 | 配線・配管材固定具 |
JP5735881B2 (ja) * | 2011-08-01 | 2015-06-17 | 未来工業株式会社 | 配線・配管材固定具 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS637629Y2 (ja) * | 1979-07-23 | 1988-03-04 | ||
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JPS5864729U (ja) * | 1981-10-26 | 1983-05-02 | 七条 孝二郎 | 屋根瓦 |
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1986
- 1986-07-23 JP JP61173429A patent/JPH079110B2/ja not_active Expired - Lifetime
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