JPH0790939A - 建築物 - Google Patents

建築物

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JPH0790939A
JPH0790939A JP5259034A JP25903493A JPH0790939A JP H0790939 A JPH0790939 A JP H0790939A JP 5259034 A JP5259034 A JP 5259034A JP 25903493 A JP25903493 A JP 25903493A JP H0790939 A JPH0790939 A JP H0790939A
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roof
liquid
building
solar
wind
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JP5259034A
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Junichi Mishima
順一 三島
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自然の恵みとしての太陽熱、太陽光、風力、
雨水等の自然恵体を最大限に利用し得るようにした建築
物の提供を目的とする。 【構成】 建築物本体1に対し屋根部分3を回転可能に
し、該屋根部分3には太陽光/熱利用体4,5及び/ま
たは6、風力発電装置7、雨水利用体4等の自然恵体受
恵体を複数設けて、自然恵体受恵効率を上げるようにし
た。また別の構成では、上記太陽光/熱利用体を太陽追
尾するようにした。さらに別の構成では上記太陽光/熱
利用体を太陽追尾するとともに天気予報データでもその
回動を制御するようにした。さらにまた別の構成では、
太陽熱温液器を含む回動移動体を設け、実質的(熱効率
的)に該回動移動体に直結して第一温液槽を配し、固定
面に第二温液槽を配し、第一温液槽の液体温度上昇時に
バルブ操作にて第一温液槽から第二温液槽へ液体を移し
て液体熱または液体そのものを利用するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は屋根部分が回転移動する
建築物に関し、特に太陽エネルギ等自然恵体を効率よく
利用しようとする建築物に関する。
【0002】
【従来技術】従来の建築物は地面に対し固定して建てら
れる。またキャンピングカーのように移動できるものも
ある。通常の建築物を回転させるようなものも考えられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
建築物は全体では極めて重いため回転させるのにエネル
ギを要し、利用しようとする自然エネルギを相殺してし
まうので全体を回転させることに意味がない。さらに重
量体回転機構は耐久性、安全性、経済性等に問題があ
る。本発明は前記従来技術の欠点に鑑みなされたもので
自然恵体としての太陽熱、太陽光、太陽光発電、風力、
雨水等を最大限に利用し得るようにした建築物の提供を
主目的とする。また本発明は前記主目的に加え、該自然
恵体の設置及び/または保守点検作業が容易な建築物の
提供をサブ目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記主目的を達成するた
め請求項1の発明に係る建築物は、建築物本体と屋根体
とからなる建築物において、該屋根体を建築物本体に対
し回転可能にする回転可能手段を設け、該屋根体と前記
建築物本体との間に所定間隙を設けるとともに該屋根体
の屋根部は傾斜して配設され、該屋根部に太陽熱温液器
と太陽光発電パネルと太陽光利用体と風力発電装置と雨
水利用体との少なくともいずれか2つを設けた点にあ
る。また前記サブ目的を達成するため、請求項2の発明
に係る建築物は、固底面と該固底面に対し回動軸を介し
て回動移動する屋根体とを設け、該屋根体に自然恵体受
恵体受恵面を傾斜して配設するとともに、該屋根体の該
回動軸近傍に0.1m2以上で屋根体面積より未満の透
孔を設けた点にある。また前記主目的を達成するため、
請求項3の発明に係る建築物は、固定面と該固定面に対
し太陽追尾して回動移動する回動移動体とを設け、該回
動移動体の上面傾斜部に太陽熱温液器、太陽光発電パネ
ル、太陽光利用体等の太陽光熱利用体の少なくとも2つ
以上を固設した点にある。さらにまた前記主目的を達成
するため、請求項4の発明に係る建築物は、固定面と該
固定面に対し太陽追尾して回動移動する太陽光または太
陽熱利用体を含む回動移動体とを設け、該回動移動体は
天気予報データによりその回動を制御されるようにした
点にある。さらにまた前記主目的を達成するため、請求
項5の発明に係る建築物は、固定部と該固定部に対し太
陽追尾して回動移動する太陽熱温液器を含む回動移動体
とを設け、該回動移動体にもしくはこれに極めて近いと
ころに液体を入液する入液部と液体を給液する給液部と
を有する第1温液槽を配設し、前記固定部に第2温液槽
を配設し、前記給液部に一方が接続され第2温液槽の入
液部に他方が接続され中間部にバルブを有する連結手段
にて第1温液槽と第2温液槽を連結するとともに、第1
温液槽の液体温度上昇時に前記バルブの操作にて第1温
液槽から第2温液槽へ該液体を移し、第2温液槽の液体
熱を利用もしくは該液体そのものを利用し得るようにし
た点にある。
【0005】
【作用】本発明の前記第1の点の実現により、前記自然
恵体受恵物のいずれか2つが共通屋根体に設けられるの
で、各自然恵体を効率よく受恵できる。例えば太陽熱温
液器を午前中は東に向けておき、午後は西に向けるよう
移動するだけでそれを南向きに固定した時と比べ格段に
優れた発熱を得ることができる。これに加え太陽光発電
パネルを連設すればその効果は同様に大なるものがあ
る。あるいは太陽光利用体(光ファイバ単体もしくは集
合体)を連設すれば、昼間の光源はすべて確保できる。
この太陽光利用体として直達光と天空光の両者を彩光す
る装置を使用すれば、さらに効率は良くなる。また複数
の自然恵体受恵物を回転共通屋根体に設けることで比較
的小さな受恵物(彩光装置,温水器集熱板)をさらに仰
角制御することが極めて簡単になる。さらに夜間は昼間
に発電パネルで発生した電気エネルギを電池に蓄電した
もので利用できる。あるいは風力発電を含む組み合せで
は、屋根体自体が導風体になる(ただし曇り、雨等の場
合、太陽追尾と切り離して利用)ので、相乗効果は絶大
である。さらには雨水利用体との組合せでは風雨があれ
ば風に対向するように屋根体を回転させるとより多くの
雨水を屋根体で受けることができる。さらにまた傾斜し
た屋根部を有する屋根体を建築物本体に対し回転可能に
すること自体、思わぬよき作用をもたらす。即ち一般に
強い台風等で屋根が壊れる被害がでるのは、多くは妻側
から風が吹き込むためであるが、建築物に被害が出るく
らい強い風が吹く恐れのある場合は該傾斜部を風向き方
向に正対させることにより風圧を水平方向と垂直方向と
に分散できる。これにより被害を最小限に食い止めるこ
とも可能である。また建築物本体に対し屋根体を回転さ
せる構成では、該本体上面固定面と屋根体との間に隙間
が必ずできる。なぜなら建築物屋根のような大きな回転
体をその固定面に対し無間隙に設けることは、理論的に
は可能であろうが、実際上不可能である。そこで該間隙
に建築物上意味をもたせて、これを積極的に有効利用す
るようにした。台風等の強風で家屋が壊れるのは、風圧
に耐えられず一方の窓ガラスが壊れて室内に入った風は
耐圧に弱い屋根を押し上げて家屋を崩壊させる。この時
他方の窓ガラスも壊れた場合は崩壊しなかったという事
例を聞く。この発明(図1〜図3の実施例)では好むと
好まざるとにかかわらず、該固定面と屋根体との間に間
隙ができ、前記事例の両窓が割れた状態を常時作り出し
ているので、台風等の強風にも極めて強い構造になって
いる。さらに図3の実施例では、横から入りこんだ風を
屋根体上部の開口(透孔)から逃がすようにしているの
で竜巻等の上昇乱気流にも耐えるものとなる。また前記
開口(の一部または全部)は常時は屋根部に設けられた
種々の自然恵体受恵体を保守点検及び/またはこれらを
設置するときに人が出入りするのに便利なように作用す
る。
【0006】また本発明の前記第2の点の実現により、
即ち回動移動する屋根体の回動軸近傍に透孔を設けたの
で屋根部に設けられた種々の自然恵体受恵物を保守点検
及び/またはこれらを設置するときに人が出入りするの
に便利なように作用する。
【0007】また本発明の前記第3の点の実現により、
複数の太陽光熱利用体を1つの回動移動体に載置して、
各エネルギを光、熱、電気各独立に取り出すようにした
ので経済的であるばかりか効率が極めて良い。従来では
太陽光発電にて光を電気に変換する効率はかなり悪くこ
れをさらに温水等の熱に変換するとその効率は極めて悪
くなる。これを太陽追尾してかつ別々にそのまま利用す
ることが出来るのでエネルギ利用効率が極めて良い。
【0008】さらにまた本発明の前記第4の点の実現に
より、太陽エネルギ利用体を回動自在にし天気予報デー
タによりその回動を制御するようにしたので、前記利用
体を載置した回動移動体の動きに無駄がなくなる。一例
をあげれば雨の時は太陽エネルギをあまり利用できず追
尾してもしなくても変わらないので、前記回動移動体は
休止させておく。場合によっては太陽追尾ではなく風向
追尾させ、屋根部にて雨、風を効率よく受恵させるよう
にする。
【0009】さらに加えて本発明の前記第5の点の実現
により、太陽熱利用の温液がさらに効率よく利用し得
る。即ち、太陽熱利用温液器の集熱板は回動移動体に固
設し、第一温液槽を回動移動体に固設もしくは集熱板に
極めて近いところに設け、固定部に第2温液槽を設け、
回動移動体を太陽追尾させると第1温液槽の水が効率よ
く温まる。一例を挙げると出願人住所にて平成5年6月
12日(晴れ)の時に午後1時に第1温液槽(水;20
0リットル)58℃を記録、午後9時30分45℃、同
時刻第2温水槽44.5℃であった。このデータをもう
少し詳述すると、午後1時に第1から第2温水槽に移水
すると同時に第1温水槽へ給水した。なお水の温度は同
午後9時30分で18℃、気温は23℃であった。前記
58℃、45℃は槽中温度でなく第1温水槽からパイプ
長さにして約15m離れた浴槽への入力蛇口での温度で
あるので実際の温度は60℃、46℃を越えていると推
定される。また前記44.5℃は前記浴槽中の温度であ
り、この浴槽を前記第2温水槽に見立てている。58℃
−44.5℃=13.5℃が自然冷却分であるが浴槽へ
の入水時にパイプ残留水3リットル乃至4リットル分も
含んでいること及び温水使用中同時に第1温液槽へ受水
するシステムを使用したことに留意されたい。このよう
に昼すぎに第1温水槽から第2温水槽に移水し、すぐ第
1温水槽を太陽追尾させると完全に1日に2回分の浴温
水が得られた。しかも追い焚きせず逆に水を混合して使
用した。なおその後同年7月初旬の晴れの日に前記とほ
ぼ同条件で60℃,52℃,第2温水槽46℃を記録、
同年8月12日、晴れ、午後1時30分70℃、午後1
1時55分49℃、第2温水槽47℃、室温25℃を記
録した。なお最初の2つのデータは後述のパターンP3
にて、最後のデータはパターンP5で実施した。以下の
実施例では第1温水槽から第2温水槽に移水するタイミ
ングは、第1温水槽が所定温度以上になること、あるい
はこれに好天気であるというデータ、さらに所定温度に
なった時点が所定時刻を越えないという条件を満たすこ
ととし、その条件が満足された時自動的に指令信号を発
してこの信号により電動にてバルブをスイッチするよう
にしたが、これに限定されず手動で上記タイミングを見
計らってバルブをひねってもよいしバルブのスイッチン
グのみ電動となしボタンを押すようにしてもよい。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る建築物であっ
て、地面に固設された本体1とこの本体1の上面の固定
面2に回転自在に設置された屋根体3とからなる。図2
は前記屋根体3をA−A断面で切って矢視の方向に見た
断面図である。屋根体3は曲った八角柱の大根があると
して、これを直径方向に切断し、次にこの方向と所定角
(約35度)をもたせて輪切りにした形状をしている。
この屋根体3は7つの側壁部(残り1つは高さがほぼ0
であるので存在しない)31と屋根部32とからなる。
屋根部32には太陽熱温水器5、多数の太陽光発電パネ
ル(太陽電池)4、光ファイバに接続された導光体等の
太陽光利用体6、風力発電装置7が設けられる。またこ
れら全体で雨水受集体を形成し、特に発電パネル4、温
水器5にて導風体を形成する。雨水受集体としてのパネ
ル4の単部には雨水落出防止用突条体32a,32bを
設ける。屋根部32の最下端には集水口33を固設し、
これに連設した水管体34a及び環フレア状水受部34
bにて雨水タンク21に導水し雨水を貯える。この雨水
利用は適宜多岐にわたり、水洗トイレ、庭散水、窓外面
洗浄、西壁濡水等に用いられる。窓外面洗浄のため図示
しない電動スイッチ弁を介して特に2階窓外各部(例示
のため1つのみ図示)にシャワー孔付出水管36を介し
て出水されるようになっている。また西壁の2〜3面に
は、夏の西日による室内温度上昇防止のためにシャワー
孔付出水管37(例示のため東壁に図示)が図示しない
弁を介して雨水タンク21と連接されている。さらに前
記雨水は浄水処理して飲料水として用いても良く、温水
器5に循環させてもよい。
【0011】建築物本体上面にはピラミッド状もしくは
円錐形の小屋BOXが固設され、このBOXは屋根体3
が回動するのを回動軸24を介して支持する支持部材と
して用いられるとともにその中に雨水タンク21、温水
器補助タンク(サブタンク)22、風力発電用必需品等
が設置され、その他空きスペースは物置として利用して
もよい。屋根体3は集水口33を1つの頂点とする正三
角形の各頂点部に車輪38を、車輪38、38の間に補
助車輪39を設け、図形的に正六角形の頂点部に各車輪
38、39が設けられて合計6個の車輪で屋根体3を支
える。車輪38は固設車輪、補助車輪39はサスペンシ
ョン機構が付設され本体上面2の僅かな凹凸を吸収し得
るように構成される。屋根体3の重い側の車輪38の1
つにメインモータMMが結合される。このモータはギヤ
ードモータである。また該モータは車輪38毎に複数設
けても良い。温水器5は2〜3枚の集熱部51、52
(図示では2枚)とメインタンク53とからなる。市販
器と異なるところはメインタンク53のカバー部が風力
発電機7の羽根体73への一種の導風体にもなるように
傾斜させている点である。太陽光利用体6は光ファイバ
集合体端部を直接太陽に向けるようにするかレンズを介
してそのレンズを露出面としてもよい。この露出面は緩
ドーム状透光体カバーで防塵防滴処理されている。風力
発電機7は屋根体3の中心と2つの後端部とを結合する
ステイ3a,3bの各中間部をステイ3cでブリッジ保
持し、このステイ3cの中間部と屋根部32の最上部中
央とにて保持した支柱71にて、その本体72が回動自
在に支えられている。バランサ76は本体72から腕部
75を介して固設されるもので錘体およびフィンからな
る。
【0012】図3は本発明建築物の屋根部中央を示す他
の実施例縦断面図であって保守点検用基台と通風路とを
設けた点が図2と異なる主な点である。小屋BOXの上
面に保守点検用出入口としてのハッチHCを有する平面
基台B2を設け、この基台B2上に固定された取付部材
に固着の回動軸24を介して屋根部32のフレームに溶
接した水平フレームHFを回動自在に固着することで屋
根体3を建築物本体に回動可能ならしめる。屋根部中央
で基台B2上方に1.5〜2.0m2程度の開口部32
Cが設けられ屋根部への各種受恵体の設置,保守点検作
業をしやすくしている。開口部32Cからの雨滴の侵入
を防ぐため開口部32C下面に垂設した筒状カバーCを
固設するとともにこれに対設して小屋BOX上方周囲部
にフレア状雨受部B1を設ける。カバーCと雨受部B1
との間は通風用間隙F2が設けられる。その他の構成は
図2と同じであるので省略する。このようにしてなる屋
根構造では通常、開口部32Cは保守点検の出入口とし
て、また屋根内部の通気孔として使用されるが、台風,
竜巻発生時は本体上面2と屋根体3下面周囲部との間の
通風用間隙F1から侵入した風Wを前記間隙F2から逃
がすことができる。なお前記開口部32Cの大きさは原
理的には人が入出できる程度の0.1m2以上屋根体面
積より未満とすることができる。
【0013】図4は屋根体3を太陽追尾する1つの制御
手段を示す。このシステムは全体としては光源追尾方式
を採用せずタイマ管理されて追尾される。光源追尾方式
は以前本件と同一発明者が発明した特開昭51−174
69にも挙げられているが、使用する立場から考えると
曇りのときは誤動作を起こしやすく、そうさせないため
保護回路が必要になりシステムをますます複雑にさせ
る。これに加えて精度のよいものであればあるほど小刻
みに屋根体3を回転させることになるので、始動トルク
が回転トルクより大きいことから電気エネルギが多く必
要となり不経済である。また太陽対向面が正対していな
くて、仮に10度ずれてもI=COSθで求められる効
率は98.5%、20度で94.0%、30度で86.
6%、45度で70.7%であるように10〜20度ず
れはあまり気にしなくてよい。そこでタイマにて確実に
駆動するシステムを完成させた。まず初めに簡単に動作
を説明すると、早朝時に東向きにセットされ1時間毎に
所定角動いては休止する。夕方西向きになるとサンセッ
ト指令信号にて東向き位置まで戻り、この状態を早朝時
まで保持する。毎日繰り返しこの動作を行なう。
【0014】8T1、8T2,8T3は各々市販のクオ
ーツ時計であってTM1、2、3と略称する。これらの
時計はアラーム、チャイム機能を有し、アラームは任意
の時刻が設定可能でありアラーム時にアラーム音を発生
し、チャイムは1時間毎にチャイム音を発生する。また
その機能を独立に禁止することも可能である。そこでT
M1をステップ歩進用指令機として用い、1時間毎にチ
ャイム音信号を発生させる。この信号は矩形波の可聴電
気信号をコンデンサC1にて整流し、トランジスタTR
1のベースに供給することによりエミッタが接地された
TR1をターンオンさせ、一方をV1に他方をコレクタ
に接続された抵抗R2のコレクタ側を接地電位に落とす
ことにより、ここにセット端子を接続されたフリップフ
ロップFF1をセットしQ1=(1)にする。これを受
けてエミッタ接地のトランジスタTR2は抵抗R3を介
してターンオンされ、コレクタとV1とに接続されたリ
レーRy1、Ry2をターンオンする。このRy2はA
C/DCスイッチング電源のAC側電源スイッチ(後述
の図5とその説明参照)駆動用リレーでありRy1はこ
のスイッチング電源のDC出力にて屋根体3を回動する
メインモータMMを正駆動(図1の上から見て右回り)
するスイッチングリレーである。D1,D2はオフ時の
サージ吸収用ダイオード、D3,D4は回りこみ防止ダ
イオードである。またLM1,LM2はリミットスイッ
チとしてのマイクロスイッチで、東向きリミット時と西
向きリミット時にメインモータMMを強制的にオフにす
るセキュリテイースイッチである。故障または故意にリ
ミット位置に屋根体3が向くとリミットスイッチが切替
わり、各々抵抗R4,R5を介して各々発光ダイオード
D5,D6をオンし点灯させる。即ちTM1が1時間毎
にアラーム音を発生するとメインモータMMにて屋根体
3が所定角回動した後、後述の回転センサ(ロータリエ
ンコーダ)REからの停止信号を受けて前記FF1リセ
ット端子をアース電位にするのでQ1を(0)にしTR
2をオフにしてメインモータMMを停止させる。なおS
W1はメインモータMMの手動ターンオンスイッチであ
って、オン時に抵抗R1を介してTR1をオンさせる。
手動ターンオン時の停止は屋根体所定角回転時自動停止
するか、後述のストップスイッチSTPSWオンするか
にて行なう。
【0015】サンセット制御回路は構成的には前述のス
テップ制御回路とほぼ同様であり、TM2,コンデンサ
C2,抵抗R6,R7,R8, トランジスタTR3,
TR4,フリップフロップFF2,リレーRy3,ダイ
オードD7等からなる。TM2はサンセット用時計とし
て用いるもので、チャイム音を禁止モードに、アラーム
音を例えばPM6:50にセットする。屋根体3は1時
間毎に所定角右回転を繰り返し日没時刻になるとTM2
は前記アラーム信号を発生し、トランジスタTR3をオ
ンし、フリップフロップFF2をセットする。これにて
Q2信号は抵抗R8を介してトランジスタTR4をオン
し、リレーRy3、Ry2をオンさせる。Ry3はその
オン時に屋根体3を左回させるようにメインモータMM
を制御するリレーである。メインモータMMは日没時刻
にアラーム信号をトリガ信号として左回(逆回転)し、
屋根体3は早朝のスタート位置まで戻されると回転セン
サREから基本位置(早朝位置)データ信号を発生し、
ダイオードD19を介してFF2のリセット端子に導か
れFF2をリセットする。スイッチSW2は手動用逆回
スイッチであってそのオン時にTR3をオンしメインモ
ータMMにて屋根体3を左回させる。
【0016】TM3はサンライズ用時計として用いるも
ので、チャイム音を禁止モード、アラーム音を例えばA
M5:50にセットする。サンセット時以降サンライズ
時までTR3のターンオン時にFF3をセット状態にし
てナイトモードを形成しており、FF3のQb3=
(0)信号にてFF1にリセットをかける。即ちFF1
のリセット端子はQb3へダイオードD21にてアース
電位に引き込むことでFF1をリセット保持状態としT
M1の1時間毎に発生するチャイム音信号によるFF1
のセット駆動を無効にしている。従ってナイトモード時
にはモータMMによる正回転駆動を禁止する。そこでサ
ンライズ時になるとTM3のアラーム音信号をコンデン
サC3で整流しトランジスタTR5をターンオンしV1
をこのオン時に抵抗R9を介することでコレクタを接地
電位にしてFF3をリセットする。従ってこの時点を境
にしてFF3はデイリーモードを形成する。これにより
ダイオードD21、D10をオフにするのでFF1はセ
ット可能に復帰する。その後1時間毎に屋根体3は所定
角右回転する。
【0017】次にメインモータMMのストップ指示手段
80について説明する。低抵抗R11を介してストップ
指示手段に供給された電源電圧V1は大容量コンデンサ
C4で安定化され、回転センサとしてのロータリエンコ
ーダREのコモン端子に供給される。1時間毎の駆動指
令信号にて屋根体3はメインモータMMにより回動さ
れ、該REからの位置データ発生により所定位置になる
とストップ信号を出すようにしている。該エンコーダR
Eはグレイコードを発生するタイプのもので、屋根体3
の回転により、00000、00001、00011、
00010、00110、00111、00101、0
0100、01100、01101、01111、01
110、01010、01011、01001、010
00、11000、11001、……、10000の3
2種の回転位置信号を発生する。該REは図2,図3で
示すように屋根体3の回転軸24の真下に設けられる。
図2及び図3の当該部分(回転軸24とこれを支持する
フレーム部材およびRE)は大きめに描かれてわかりや
すく示している。実際の大きさは十分の一かさらにそれ
より小さい。該REの軸に直結したアクチユエータ25
を屋根体3の軸部近傍から垂下したア クチユエータ30
に嵌合し連動させることで、屋根体3の回転変位を該R
Eの出力にて検出しうる。屋根体3が早朝東に向いてい
る場合の該REの出力は00000であるように設定す
る。この状態から11.25度南に向くとRE出力端子
のLSBにはV1が出力され、高抵抗R14の非接地側
をV1に保つ。この状態の回転位置データは00001
である。同様にさらに11.25度南に向くと0001
1になる。このようにして16ステップ目が、0100
0となり東向きから数えて168.75度の位置とな
る。なおMSBは不使用とした。これはこの実施例の回
転システムがほぼ180度で往復同一路にてターンする
方式をとっており、意味のないものとなっているからで
ある。またMSBも使用し得るようにすると180度以
上の制御も可能となり、夏向きのより効率のよいシステ
ムも可能となる。
【0018】RE各出力端子2SB、3SB、4SB、
LSBには高抵抗R11、R12、R13、R14の一
端が接続され他端はすべて接地される。前記各一端には
さらにインバータIV1、IV2、IV3、IV4の入
力とスイッチSW3を含む微分回路DF1、DF3、D
F5、DF7の入力とが接続される。またインバータI
V1〜IV4の出力には前記微分回路DF1と同構成の
DF2、DF4、DF6、DF8の入力が接続される。
微分回路DF1〜DF8は入力側にスイッチSW3、ダ
イオードD22、コンデンサC5の順に接続し、ダイオ
ード22とコンデンサC5の接点を抵抗R20を介して
接地するようにしてなる。この微分回路はデジタル微分
回路であってもよい。微分回路DF1〜DF8の出力は
まとめられてトランジスタ、抵抗からなるエミッタ接地
の反転回路(インバータ回路)IV5に接続され、この
回路にて増幅および反転させられ、REの所定角変位時
にロウ(L)に下がるクロック信号を得る。このクロッ
ク信号はリトリガラブルモノマルチバイブレータRMM
のトリガ信号として該RMMに入力され、このRMMは
所定時間幅を有するワンショットパルスを出力する。こ
のワンショットはQ端子から正のワンショットパルス
が、Qb端子から負のワンショットパルスが出力され、
負のワンショット信号は抵抗R22およびコンデンサC
8からなる積分回路に供給される。この積分回路は遅延
手段を構成するもので抵抗R22の両端にダイオードD
24を併設し信号の立ち上がりを急峻にしている。即ち
R22とC8との積による時定数をもって立ち下がりの
みを遅延するものである。
【0019】この遅延手段はアナログアンプ素子(例え
ばTC74HC125)A1の入力に接続され、その出
力は回りこみ防止ダイオードD10を介してFF1のリ
セット端子に導かれ該FF1をリセットする。このリセ
ット条件はアンプ素子A1の制御端子が(0)の場合に
アナログ出力を可能にするもので、サンライズ用時計T
M3のアラームオン時にリセットされるFF3のQ=
(0)信号をダイオードD25を介して該制御端子に供
給した場合であって、デイリーモードのみ有効となる。
即ちナイトモード時はこの制御端子は(1)になるので
該アナログ出力を禁止する。デイリーモード時はその出
力を徐々に接地電位にし、接地電位近くでFF1をリセ
ットしメインモータMMを停止させる。REからの変化
信号発生時にすぐモータMMを停止させず、少したって
から(約2〜5秒後)停止する理由は、変化信号発生時
の回転位置は極めて不安定な状態であって、風または地
震等により少しでも屋根体3が振れると一つ前の回転位
置を示すデジタル値に戻ることがあり、その場合戻った
位置から次回の回転が始まり、すぐ回転停止するので次
回回転角としては実質的に零に等しい。またRMMを誤
駆動させ易く後述する位置表示体としての発光ダイオー
ド(以下LEDという)L1〜L16による位置表示を
狂わせるから安定状態位置まで過回転させるのである。
【0020】以上のようにTM1のチャイム発生時にモ
ータMMを駆動させ回転体3が所定角回転するとその回
転に対応してREから変化信号を出力し、この変化信号
出力を3秒ほど遅延させてモータMMをターンオフする
ようにしている。従って毎時0分0秒に屋根体3は所定
時間かけて所定角歩進する。そして日没前後時REの2
SB〜LSBが1000を検出器DT1にて検出する
と、インバータIV1〜IV4の出力に接続された検出
器DT1の出力は所定時定数を有する遅延回路DL1に
導かれ、波形整形回路WC1およびダイオードD12、
D15を介してFF1のリセット端子に導き、FF1を
リセット状態に維持させつつトランジスタTR1のベー
スを接地電位に維持する。そしてそれ以後のチャイム発
生時のモータMM駆動を禁止する。
【0021】従って条件設定にてTM2のアラーム時刻
より何時間も前にREの1000位置に屋根体が来てい
れば、その時点からアラーム時刻まで屋根体3の歩進処
理を禁止する。その逆に該アラーム時刻までに屋根体3
がRE1000位置に来なくても、その位置からTM2
のアラーム指令によりモータMMで屋根体3を逆回させ
る。逆回終了時にインバータIV1〜IV4の出力に接
続されたオール0検出器DT2にてオール0を検出(R
Eの値で見る)すると、検出信号は切替スイッチSW5
の夏端子SM、所定時定数を有する遅延回路DL2、波
形整形回路WC2、ダイオードD19、D20を介して
FF2をリセット状態にしてその状態を維持させつつト
ランジスタTR3のベースを接地電位にして、TM2お
よび手動逆転スイッチSW2の機能を停止させるように
している。また切替スイッチSW5の可動接点を春秋端
子SA、冬端子WTに切り替えると、検出器DT3、D
T4により始点終点ともに1ステップ角ずつ小さくなる
ように設定できる。即ち2ステップ目および15ステッ
プ目の3SB〜LSBが(001)で同じであるから上
記のように設定し得る。DT4についても同様3SB〜
LSBが(011)を検出する検出器としているのでこ
のモードでの始点終点がさらに1ステップ角ずつ小さく
設定可能となっている。
【0022】アップダウンカウンタCTRは屋根体3の
現在位置を表示するためのもので、FF3のQb=
(1)のデイリーモードではアップモードに、FF3の
Qb=(0)のナイトモードではダウンモードに設定さ
れ、入力クロックCKの入力毎にそのカウント値を増減
させるものである。そして一方をV1に接続されたマニ
ュアル歩信用スイッチSW7のオン操作毎にダイオード
D26を介してクロック信号を入力し、該CTRのカウ
ント値を変化させる。またエンコーダREの回転位置変
化検出時にもデイリーモード/ナイトモードによりその
カウント値をアップ/ダウンさせる。即ちREの出力端
子の状態変化を各微分回路DF1〜DF8で検出し、イ
ンバータIV5を介してRMMをトリガし、Q=(1)
信号を発生させこの信号はダイオードD27を介してカ
ウンタCTRのクロック端子に入力させそのカウント値
を変化させる。さらにカウンタCTRのカウント値はデ
コーダDCRを介してLEDL1〜L16のいずれか1
つにて表示させる。このカウンタCTRおよびデコーダ
DCRはREの回転角約180度をケアすればよいので
16を数えるもので良い。
【0023】カウンタCTRのリセット端子は一方を接
地側に接続した抵抗R24の他方と、一方をV1に接続
したリセットスイッチSW8の他方とに配線され、この
スイッチSW8のオンにてカウンタCTRをリセットさ
れるよう構成する。またストップスイッチSTPSWは
一方を接地し他方を抵抗R10を介してV1に接続され
たアンド回路AND1,AND2の一方の入力に結線さ
れる。該AND1,AND2の他方の入力はFF3のQ
端子、Qb端子に各々接続され、該QbはダイオードD
21とCTRのU/D端子とにも接続される。AND1
の出力はダイオードD11を介してFF1のリセット端
子Rへ、AND2の出力はダイオードD18を介してF
F2のリセット端子Rへ接続される。前記スイッチST
PSWはデイリーモードのモータMMの正回転時および
サンセット時の逆回転時に、FF1、FF2をリセット
することで任意の位置に止めたい時に使用される。従っ
てこのSTPSWは試運転時、故障時、臨時停止時に有
効である。なおAND1の出力とFF3のリセット端子
とに接続されたダイオードD28は、電源電圧が実体配
線上においてFF3モード切り替え時に影響を与えてし
まったのでその保護対策としてここに挿入されている。
【0024】図5は屋根体3を回転させるモータMMの
関連回路からなるモータ制御手段であって、電源装置と
駆動モータとモータ制御回路とモータ過負荷検出手段と
モータ過負荷状態ホールド回路とからなる。電源装置と
してはスイッチング電源方式のAC/DC変換器を用い
ている。この電源PSはACプラグPGからパワースイ
ッチとしてのACリレースイッチS2を介してAC電源
を取込みDC出力を電源端子V2から出力する。E2は
接地端子である。メインモータMMは一方を正回転駆動
用リレーRy1にて切り換るリレースイッチS1のコモ
ン端子に、他方を逆回転駆動用リレーRy3にて切り換
るリレースイッチS3のコモン端子に接続される。該ス
イッチS1,S3の切換端子側をV2とモータアース側
端子EMとに接続して、モータMMの主回路が形成され
る。モータMMの一方および他方と端子V2、EMとに
各々設けられたコンデンサC6,C7,C9,C10は
接点保護用である。端子EMは後述するように超低抵抗
R30を介して電源PSのアース端子E21(E2)に
接続される。
【0025】DC電源はV21としてモータ過負荷検出
手段HLSに供給され、この検出手段はモータの過負荷
時にモータを停止するよう停止指令信号をパルス的に端
子PC1から出力する。このパルス信号をフォトカプラ
PCのLEDPCDに流すことによりフォトトランジス
タPCTを駆動する。そのエミッタに一方を接続した抵
抗R24,R25の各他方をトランジスタTR6のベー
ス及びアースに接続して、前記パルス信号発生時にPC
Tのエミッタ電圧をほぼV1まで引き上げる。エミッタ
接地したトランジスタTR6はそのコレクタ側に、一方
をV1に接続したリードリレーRy4の他方と、LED
L20のカソード側とを接続する。アノード側は一方を
V1に接続した抵抗27の他方に接続する。TR6のベ
ースとV1間にはリードリレーRy4のスイッチS4と
抵抗R26を直列接続したものを挿入接続し、該ベー
ス,エミッタ間にはリレーホールド解除スイッチSW9
を接続する。
【0026】このようにしてなるモータ過負荷状態ホー
ルド回路は、パルス的停止指令信号をモータ過負荷時に
手段HLSから供給され、PCTのエミッタ電圧をV1
にし、抵抗R24を介してTR6をオンし、リレーRy
4をオンにしてそのスイッチS4もオンにすることによ
りベースに一定電流を流し続けることでホールドループ
が形成されてその状態をLEDL20にて報せる。同時
にTR6のコレクタをアース電位にすることでここから
モータ停止指令信号兼モータ駆動禁止維持信号Qb4が
発生される。この信号Qb4は図4のダイオードD1
3,D14,D16,D17を介してFF1,FF2を
リセットし続けると共に、TR1,TR3のベースを接
地電位にしてTM1,TM2から発生されるパルスを吸
収してFF1,FF2をセットされないようにしてい
る。このベース制御手段は停止制御の二重の保護手段で
あって外乱ノイズにも大きな効果を発揮する。FFのリ
セット制御のみでも原理的には良いはずであるが、ベー
ス制御手段がないと稀に誤動作をすることがある。
【0027】図6はモータ過負荷検出手段としての制御
回路であって、その原理は前記モ−タMMの主回路内に
僅かな抵抗R30を内在させ、その抵抗に流れる電流の
大きさがその抵抗の両端電圧に比例するオームの法則を
利用したものである。この抵抗はモータを駆動するには
不要、と言うよりむしろ邪魔な存在であって、同一電源
電圧ならこれが大きいほどモータトルクがでない。小さ
いほどよいわけでV2の電圧にもよるがR30=0.0
1〜1Ω程度を例示する。一端をV21に、他端を実質
的電源ラインV22とした低抵抗R31を介して電源を
供給し、前記他端電圧を安定させるための大容量コンデ
ンサC11を該V22とアースE21とに接続する。該
V22とアース21とには抵抗R32、R33、VR、
R30の順に挿入接続し、抵抗R32とR33との間お
よび可変抵抗VRと抵抗R30との間に図のようにツエ
ナーダイオードZDを装着し、そのアノード側をモータ
MMに接続するためのスイッチS1、S3に結合される
端子EMに接続する。可変抵抗VRの抵抗R33側の端
子に一方を、該V22とアースE21との間に抵抗R3
5とトランジスタTR7とを接続したそのTR7のベー
スに他方を、接続した抵抗R34によりベース電流をT
R7に供給する。TR7のコレクタにはインバータIV
6の入力を接続し、その出力およびアースE21間には
抵抗R36とコンデンサC12を挿入する。コンデンサ
C12の+端子およびアースE21間には抵抗R37と
トランジスタTR8とを挿入し、さらにインバータIV
7、IV8、抵抗R39、フォトカプラPCのLEDP
CDを順に接続する。前記トランジスタTR8のベース
とダイオードPCDのアノード端子PC1とには抵抗R
38を接続する。
【0028】このようにして構成されたモータ過負荷検
出手段は次のように検出信号を発生する。まずTM1、
TM2のチャイム信号か手動スイッチSW1、SW2の
オンにてスイッチS1またはスイッチS3は上側に反転
し、正回転または逆回転するといずれの回転であっても
抵抗R30には端子EMからE21へ電流が流れる。そ
の電流量に応じて端子EMには電圧を発生する。例えば
抵抗R30に10A流れたとするとその電圧は抵抗値を
R30=0.05Ωとすると0.5Vとなる。この電圧
ではトランジスタをオンするためのベースエミッタ間電
圧約0.6Vに満たないので、いわゆる電圧の下駄積み
をする必要がある。この点特に工夫をしたところであっ
て説明の便宜上V22電圧が6V、R32=220Ω、
R33=3.3KΩ、VR=1KΩ(MAX)とする
と、ツエナーダ イオードZD両端間でほぼ定電圧を維持
するので可変抵抗VRの+端子にはモータMMの主回路
電流が変化してもほぼ一定の下駄積み電圧を発生する。
この下駄積み電圧はVRにて任意に設定可能となってい
る。従ってその影響がTR7のベースに伝えられるの
で、該主回路電流の任意の固定値でトランジスタTR7
をターンオンすることができる。
【0029】例えばモータMMの主回路に10A流れた
時TR7がターンオンするようにVRを設定したとす
る、というより実際の設定の仕方としてモータMMが完
全に一秒程止まったところでターンオンするようにVR
を設定して、それが例えば10AだったとするとTR7
のコレクタはゼロ電位に近くなるのでIV6の出力はほ
ぼV21電圧を示す。R36とC12とは積分回路を構
成しTR7のオン時にC12の+端子の電圧を徐々に上
げていく。この時モータMMの負荷が少し下がるとTR
7はオフするのでC12の電圧はそれ以上上がらない。
しかしモータMMに負荷がかかり続けると該+端子の電
圧は上がり続け、その電圧波形をインバータIV7、I
V8にて波形整形し、検出信号をR39にてLEDPC
Dに電流制限して流すようにした。従って過負荷時、積
分的に一定負荷がかかるとフォトカプラを駆動する。L
EDPCDをオンするとそのアノード側の電圧が上がる
ので抵抗R38を介してTR8のベースにその信号を導
くことにより該TR8をオンにし、C12とR37の積
の時定数にて決まる所定カーブにてコンデンサC12の
プラス端子電圧をほぼ0電圧まで下げる。これによりイ
ンバータIV7の入力電圧が下がるのでIV8の出力電
圧が下がり、TR8がオフになりC12の+端子の電圧
を上げる。このようにしてフラッシュパルス的にLED
PCDに電流を流す。
【0030】C12の両端に点線のLED等を並列接続
すれば点滅警報信号も得られる。この信号が発生する時
は二重の故障が生じている場合である。何故なら過負荷
時積分的に一定負荷がかかるとフォトトランジスタPC
Tのエミッタの電圧をV1に上げてTR6をオンにする
ので、Qb4=(0)を出力しこの信号にてTR2また
はTR4をオフにする。これによりモータMMは即停止
される(モータMMが停止するとTR7はオフする)
が、この回路が働かなかった場合前記点滅警報信号が発
生し続ける。この場合は全ての電源を切ったほうが良
い。殆どの場合このようなことは起こらず、過負荷時モ
ータ停止制御が行なわれ、その時それが行なわれたこと
を示す一重故障の警報表示がLEDL20(図5)によ
りなされる。モータ過負荷が発生するとその原因を取り
のぞいた後スイッチSW9をオンすればTR6がオフさ
れホールド回路が解除される。なおこのホールド回路は
フリップフロップ回路でも良い。
【0031】一般に直流モータはトルク負荷がかかると
その電流値を増す。例えば屋根体3のレール部が何らか
の原因で完全に水平で無くなった時、或いは砂、昆虫の
死骸等にてモータMMに負荷がかかった場合停止してし
まう。停止すると少しでも動いていたときに比べてはる
かに大きな電流が流れる。この状態を放置するとモータ
のコイルが焼けて完全に廃品になってしまう。モータM
Mは半分外気中に晒しておくことになり、どうしても保
守の出来にくい構造となりがちでモータの破壊は大修理
を伴う。かといってモータ過負荷検出が一定トルク時に
働かないようであれば検出にムラを生じ、モータを破壊
したり、頻繁にモータが停止したりするので不都合であ
る。このモータ過負荷検出手段は、その点工夫されてい
て電流制御であるため、モータ電圧が例え変動してもほ
ぼ一定トルク負荷時(一定電流値時)に検出信号を得
る。それも瞬時的な一定電流でなく1〜10秒程度の平
均電流が所定値を越えた時に検出信号を得るようにして
いる。さらに前記所定値は可変抵抗VRによりかなり広
範囲にわたり変化させることが出来、任意のトルク負荷
時に検出信号を得ることが出来る。前記の数値例では1
A〜12A程度、R30を前記値の半分(0.025
Ω)とすれば20A以上もの任意の値に設定可能とな
る。またV2もAV21も任意の値にして良くV2≠V
21としV2をもっと大きな値にしても良い。その場合
各抵抗値等は適宜変更される。
【0032】図7はFF3の状態即ちデイリーモードか
ナイトモードかをLEDL23、L22の点灯にて表示
し、モータMMの回動中であることを各モード表示器の
点滅で表示すると共にこの点滅周期に同期してピーとい
う可聴音を断続的に発生するようにした音・光表示部の
詳細を示す。OSC1は前記断続周期信号を、OSC2
は前記可聴音を発生する発信器である。D30〜D35
は論理回路としてのダイオード、R40,R41,R4
4は論理回路としての抵抗、R42,R43はL22,
L23の電流制限用抵抗、EOR1,EOR2,EOR
3はイクスクルーシブOR回路、IV9はインバータを
表し、bはブザーBZ用端子である。Q1,Q2,Q
3,Qb3は図4のFF1,FF2,FF3の各出力を
表す。V1は図4のV1と同じ電源電圧を表す。
【0033】図8は屋根体3の多種多様の回転パターン
を表す。前述したように屋根体3の回転に連動してロー
タリエンコーダREから11.25度変位毎に順次異な
ったグレイコード出力を発生する。図4のRE各ビット
出力(IV1〜4を含む)に接続されたスイッチSW3
を全てオンにしていれば基本パターンP1のように1時
間毎に1ステップ等角歩進(11.25度)となる。こ
こで矢印は南を表し、数値は時刻、春夏秋冬はスイッチ
SW5の設定によるリミット位置(DT2〜DT4でプ
リセットされた値)を表す。例えばSW5にてWTの冬
を選ぶと(冬)位置より東および西側に屋根体3は向く
ことが出来ず、ここがリミット位置になる。前記8個の
スイッチSW3を適宜オン/オフ設定すれば極めて多様
なパターンが得られる。パターンP2は4SBとLSB
のみスイッチをオン(IV部もオン)したパターンを示
す。このようになる理由を少し説明する。オール0から
数えて3番目と4番目(オール0は0番目)の変化に注
目すると4番目の3SBが0→1に変化しているがここ
が無視されるので1ステップ角歩進しても停止パルスが
発生されず、2ステップ角歩進したところの停止パルス
にて停止する。このような手法にて図8の全パターンを
描いた。パターンP3は4SB(IV3も含む)のみス
イッチをオフした残り3ビットのパターン、パターンP
4はLSBのIV4のみスイッチオフしたパターン、パ
ターンP5はLSB(IV4も含む)のみスイッチオン
したパターン、パターンP6はLSB(IV4も含む)
のみをスイッチオフしたパターン、パターンP7はLS
Bのみ(IV4は含まない)スイッチオンしたパターン
である。図中の点線は理論上のもので、実際は1つ手前
でリミットがかかるので実線のようになる。
【0034】ところで温水器の温度データは既に示した
がパターンP3を便宜上採用した。従ってベストデータ
としては例示データよりももっと良いデータを出せるは
ずである。前記パターンP1は北半球北国の冬に向いて
おり、P2,P3,P4は春または秋に、P5,P6,
P7は夏向きである。特にP7は赤道に近いところに向
いている。極論をすれば春分の日の赤道直下は2位置固
定パターン(正午まで東に向けておき正午直後に西に向
けてそのままにしておくパターン)が理想である。また
春〜夏の極地では1時間毎15度歩進断連続回転が理想
である。図4のシステムもスイッチSW3を適宜選択す
ることによりこの理論に近付けて選択するのが良い。ロ
ータリエンコーダのビット数を増やせばきめ細かな設定
が可能になる。例えばパターンP2においてSW5のS
M(夏)を選択すればスタート位置がほぼ東になり、午
前5時40分にTM3をセットするようにする。このパ
ターンでWT(冬)を選択するとスタート位置が東から
28度位南になりTM3のセット時刻も午前7時40分
頃となる。そしてTM2のセット時刻は午後3時以後任
意でよく例えば日没時にセットされる。このようにパタ
ーンをスイッチSW3で、季節をスイッチSW5で選ぶ
ことが出来る。
【0035】図9は本発明建築物の回転屋根体制御装置
の他の構成を示す。該制御装置は全体概要としては各種
センサ101、102、103、104、105、10
6、108、110と、各種モータMM、107、10
9、119と、外部機器117と、各種表示器120
と、入力キー121とを有し、これらをバスライン10
0を介してCPU112,ROM113,RAM114
からなるマイクロコンピュータ111に接続されて構成
される。時計用OSC(発振器)115はタイマインタ
ラプト用発振器であって、例えば1秒毎にCPU112
に割り込みをかけるように作用する。各種フラグ及びレ
ジスタ116はプログラム制御される時に必要に応じて
使用される一時メモリ(RAM)である。保護回路11
8は屋根体回転用メインモータMMを安全に駆動させる
回路であり、図6に対応するものである。また表示器1
20は各種制御状態を表示するにふさわしい場合に表示
するためのもので、例えば後述の処理S7,S9と同時
処理にてモータMMの正,逆駆動中であることの表示、
フラグSS,SRの状態表示(デイリーモードかナイト
モードかの表示)、図16の頭にTK2の液面レベル表
示処理、時計表示、TK1の温度表示、VVA,VVB
の弁の切替状態表示、風車角表示、S40の表示等、各
種表示がこの表示器120で行なわれるが、表示に関し
てはこの程度にとどめ、重要である場合を除き具体フロ
ー中ではその処理を省略する。また入力キー121は後
述する各種所定時刻その他各種条件用レジスタの値を変
更設定するために用いられる。
【0036】図10はROM113でプログラムされた
プログラムメモリによるメインルーチンを示す。図中各
処理は頭文字S及び番号で表す。該制御装置の電源スイ
ッチを投入するとS1にてメインルーチンがスタート
し、S2にて各フラグ,各レジスタの値を初期に設定す
べき値にセットする。S3では後に詳述するが、気象メ
デイアからの気象情報を認識し、気 象予報データ(雨か
否か)を作成する。例えばラジオ,テレビ放送等の音声
データを入 力し、最新の雨予報を認識し、認識したな
ら、フラグRAINY=(1)をセットする。S4で
は、フラグSTP=(1)かを判断する。これが(1)
になる条件はS20の説明で述べるが、このフラグは屋
根体回転ストップのフラグでありノーの場合にS5の判
断に移る。S5ではRAINY=1かつAME=1かを
判断し、ノーの場合にS6の判断に移る。フラグAME
=(1)の設定は後述するようにタイマインタラプト処
理で設定するもので、1分毎に雨センサ101の値を見
て雨か否かを判断し、雨ならフラグAME=(1)とす
る。S5でノーなら現在雨が降っていないということで
ある。そこでS6では毎時0分0秒になった時(その次
のメイン処理のS6を考えると前回が同一値のためこの
ジヤッジはNとなる)でかつフラグSS=0かを判断す
る。フラグSS=0とはサンセット時ではないという意
味であり、SRモード即ちデイリーモードを表す。即ち
デイリーモード時に毎時0分0秒になるとS6でイエス
と判断され、S7にてメインモータMMの正回転駆動指
令用フラグMMを(1)にセットする。これにてS13
までをスルーしたとしてS14にてREからのストップ
指令がでるまで屋根体3は保護回路118を介してモー
タMMにて回転する。この時保護回路118で警報信号
をウオッチし、警報信号ありの場合はその他処理S15に
て第2のストップ信号Qb4を発生し、これにてモータ
MMを停止させる。この解除はキー121にてキー操作
されその他処理S15にて行なわれる。また前記ストッ
プ指令のモードもしくは回転のモード(パターン)は図
8と同様のことが可能である。即ちREの位置データを
どの位置でストップ指令として受け付けるかをS15に
てあらかじめ設定しておけばよいからである。
【0037】次にS8にてサンセット時刻になったか否
かをSS=1イベント時かどうかで判断する。その時刻
でないならノーと判断されS12へスキップされ、その
時刻ならS9の処理に移る。S9ではメインモータMM
の逆回転駆動指令用フラグMM=(2)をセットする。
これにてS13までスルーしたとしてS14にてREか
らのストップ指令がでるまで屋根体3はモータMMにて
逆回転される。モータ駆動中に保護回路が働くのは正回
転時と同様である。S10ではサンライズ時刻になった
か否かをSR=1イベント時かどうかで判断する。ノー
ならS12にスキップされ、イエスならS11の処理に
移る。S11ではサンセットフラグSS=(0),サン
ライズフラグSR=(0)にセットされる。即ちSS=
0ということはモータMM正回転可能モードということ
であり、SR=0にするのはサンライズフラグに(1)
をたてるやり方がタイマインタラプト処理で行なわれる
からである。該処理の方でSS=(0)をセットすれば
ここではS10,S11は不要となる。
【0038】ところでS5でイエスと判断され、雨予報
がでておりかつ実際に雨が降ってきた時のみS20に移
る。S20ではSTP=(1)をセットする。これは屋
根体3に回転指令が出ないことを意味する。次にS21
に移りT3=0イベント時即ち毎時0分0秒であるか否
かが判断され、この時刻でないときは記号FL1で示す
処理(S12)へジャンプする。該時刻ならS22にて
カウンタレジスタTTをプラス1してジャンプ先S12
へ飛ぶ。S5,S20,S21,S22の処理の意味す
るところは雨予報が出てかつ雨が降ったら屋根体3の毎
時ちょうどの回転指令を禁止するということである。こ
れにより突発的夕立等を無視して回転し続けることが出
来る。
【0039】S20でSTP=(1)にしたもう1回ま
わりの次のメイン処理S4にてイエスと判断されるとS
23に移る。S23ではRAINY=1か否か判断さ
れ、イエスならS21にスキップする。即ち雨予報中の
雨降り中または雨予報中の雨降り後雨予報解除前もしく
は雨予報中の雨降り後所定時間経過前(たとえ雨が上が
ってもすぐには屋根体回転可とならない)はS4,S2
3,S21,S22,S12以下の処理となる。ノーと
判断されるとS24でモータMMがMM≠0かにて回転
中か否かが判断され、イエス(回転中;MM=1または
2)ならFL1即ちS12にジャンプする。ノーならS
25に移る。S25では現在時刻が日没時刻より前かが
判断され、イエスならS26でTT=(0)がさらに判
断されてノーならS27でTTをダウンカウントしてS
7の処理に移る。イエスならS28でフラグSTP=
(0)にしてS8の処理に移る。即ち雨予報中雨降りに
て、S4,S23に移り、S23にて雨予報解除か、
(雨降り後)所定時間経過後にRAINY=(0)とな
りノーと判断されるので、その時刻がS25にてどの位
たっているか判断される。この判断のもとにまだ日没前
であれば屋根体3の歩進遅れを回復すべくS26,S2
7,S7のルートにてモータMMを正回転させる。この
正回転中のメイン処理はS4,S23,S24,S2
5,S26,S27,S7…となり、屋根体3の歩進回
転遅れを回復するとS27にてTT=(0)となるので
次回のメイン処理にてS26,S28のルートでSTP
=(0)にし、S8に移りその次のメイン処理ではS
4,S5…のルートで処理される。S25にて現在時刻
が日没時を過ぎているとノーと判断され、ロータリエン
コーダREの位置をS29にて初期位置に戻ったか(位
置センサオール0か)をウオッチしながら、S9にてモ
ータMMを逆回転させる。この逆回転中のルートはS
4,S23,S24,S25,S29,S9となり、S
29にてRE=オール0となるとS30でSTP=
(0)としてS10に移る。なおFL1の飛び先はS1
2に変えてS10でも良い。
【0040】またS12では温水器メインタンクTK1
(図2では53)からサブタンクTK2(図2では2
2)への移湯管理が、S13ではサブタンクTK2の液
面レベル管理が行なわれ、S14では前述したメインモ
ータの手動スイッチオンにて、メインモータMMを駆動
処理(ここではフラグMM=(1)または(2)をたて
る)したり、ストップスイッチオンにてメインモータ停
止処理を行なう。S15では例えば各種データ設定等の
前記以外の処理がここで行なわれる。なおS12〜S1
5の詳細はそれに関連したところで述べられる。
【0041】次に図11では各種タイマインタラプト処
理が行なわれることを示す。図9において時計用発振器
(OSC)115からは1秒毎にインタラプト指令が発
せられ、これにより図11の各種処理が行なわれる。S
T0にてこの処理がスタートすると、ST1では天気予
報時刻(所定時刻1または2)か否かを判断し、イエス
ならST2にてtに現在時刻データを取込みフラグTE
NKIに(1)をセットする。ノーならST3に移る。
この天気予報時刻は例えば早朝6時と正午とするがこれ
にとらわれない。6時もしくは12時丁度はモータ正回
転と重なることがあるので1〜数秒ずらせておく。ST
3では所定時刻3か否かを判断し、所定時刻3(例えば
午後6時50分)であればST4にてサンセットフラグ
SSに(1)をセットし、さもなければST5に進む。
ST5では所定時刻4か否かを判断し、所定時刻4(例
えば午前5時50分)であればST6にてサンライズフ
ラグSRに(1)をセットし、さもなければST8に進
む。ST9〜ST12は1分毎に処理するものであっ
て、ST8はT1=60か否かにて毎0秒時刻か否かを
判断する。イエスであればST9にて雨センサ101の
データ取込処理、ST10にてメインタンクTK1の温
度センサ102のデータ取込処理、ST11にて風車風
向角制御処理、ST12にてアワー用カウンタアップ処
理とT1=(0)のリセット処理が行なわれる。ノーで
あればST13に進む。ST13では、T1=0かつT
2=60かにて毎0分0秒(毎時ジャスト)か否かを判
断する。ST14は1時間毎に処理するものであって、
ST13にてイエスであればST14にてT3をカウン
トアップし、T2=(0)にリセットする。ノーであれ
ばST15に進む。ST15ではT3=24かを判断
し、イエスならST16にてT3を0にリセットし、ノ
ーならST17に進み、1秒毎の歩進としてT1をアッ
プカウントしてST18にてリターンされる。
【0042】図12はAMEフラグのセット,リセット
の処理を示したもので、図11のST9処理の詳細を示
す。ST90でこのルーチンがスタートすると図9の雨
センサ101からその値をA/D変換してST91にて
レジスタRAIN(レジスタ116の一部)に取り込
む。この雨センサは水滴が付着することにより雨をセン
スし、その抵抗値が変化するものやその他光センサと前
記抵抗値変化型センサとを併用した雨検出センサ等、雨
をセンスするものなら何でも良い。該抵抗値変化は電圧
の形で取り出される。ST92にてRAINの値が所定
値を越えた(または下まわった)か否かが判断され、イ
エスなら、ST93にてフラグAME=(1)をセット
してST95にてリターンし、ノーならST94にてフ
ラグAME=(0)にし該レジスタをリセットしてリタ
ーンする。
【0043】図13,図14は本発明の請求項5に係る
構成をより具体的に示したものであり、その特徴は太陽
熱温水器等の太陽熱温液器の集熱部のみもしくは集熱部
とこれに近設した第一液槽の両方を太陽追尾させると共
に、第一液槽の温度上昇にて所定温度以上になった場合
に、第一液槽から第二液槽へ液体を移すようにして第二
液槽の液体そのものを利用したり、液体熱を利用しよう
とするものである。液体そのものを利用するものを図1
3にて、液体熱を利用するものを図14にて示す。図1
3は図2においてメインタンクTK1(53)からサブ
タンクTK2(22)に給湯する適切な制御を行なうた
めの構成を示す。水道管本線に連結された管TB1は二
股に分離され、その一方は弁VV1を介してメインタン
クTK1に入水するようにしてなり、その他方は弁VV
2を介して風呂等の利用機へ接続される管TB2へ導か
れる。タンクTK1の出口管はT型ボールバルブVVA
を介してその一方(バイパス側)をサブタンクTK2の
入口管に接続してTK2へ導くと共に、その他方(ダイ
レクト側)をT型ボールバルブVVBの他方(ダイレク
ト側)を入口としてその出口(コモン側)を弁VV3に
導く。バルブVVBの一方(バイパス側)はタンクTK
2の出口管に接続される。弁VV3の出口は管TB2に
合流結合される。
【0044】弁VV1〜VV3はマニュアル弁であっ
て、バルブVVA,VVBは電動弁が望ましく、次に述
べる制御システム(図16)に使用されるものにあって
は、電動かつ自動弁にしてある。自動弁の構成としては
市販T型ボールバルブのノブ部の回動可能範囲が約90
度であるのでノブ部からレバーを継手し、もしくはレバ
ーと取り替えこのレバー先端に長手方向に長孔を設け、
該長孔とほぼ直交するようにラック(ギヤ)を設置し、
このラック(ギヤ)を長手方向にスライド可能とし、前
記直交する交点のラック(ギヤ)側に該長孔に挿入され
る固定軸を設け、該ラック(ギヤ)と咬み合うギヤード
モータ軸直付けの歯車を固定側に設けてなる。このよう
に構成された自動弁はモータの正回転,逆回転により、
コモン口からダイレクト口もしくはバイパス口への自動
切替可能となる。切替終了を検知するため各端部にリミ
ットスイッチ108、109を設けてある。このような
給湯システムにおいて、太陽熱温水器を使用する場合は
弁VV2を閉、弁VV1とVV3を開にする。まず手動
にてバルブVVA,VVBの切り替えを効率よく行なう
方法を述べる。図13のシステムではサブタンクTK2
は日没から次の日までに使いきることを前提とする。従
って初期時TK1が満タン,TK2が空とする。
【0045】処理1:バルブVVA及びVVBをダイレ
クト側にしておく。この状態では弁VV1,TK1,V
VA,VVB,弁VV3のルートで温水が利用可とな
る。 処理2:TK1の温度が温度センサ102にて検出され
50〜60度になった時に,検出されなくても晴れで午
前11時〜午後3時までの適時にバルブVVAおよびV
VBをバイパス側に切り替える。この切り替えのみボタ
ン操作でリモートコントロール(電動)しても良い。 処理3:所定時間後TK2のレベルセンサ103からの
通報で手動または自動ストップ,もしくはフロート弁に
て満水時給湯を自動ストップさせる。この時バルブVV
Aをダイレクト側に,VVBはそのまま(バイパス側)
にする。この状態ではTK1の湯はVVBにてストップ
される。使用する場合はTK2の湯から使用される。 処理4:入浴時等使用時、TK2をまず使いきる。TK
2の液面センサにて低レベル検出時、バルブVVBをダ
イレクト側にする。VVAはそのまま(ダイレクト側)
とする。
【0046】以上の処理をマイクロコンピュータ等の制
御手段にて自動制御するようにしたものが図15,図1
6に示される。図15はメインタンクからサブタンクに
湯を移すタイミングを規定したフローであって、図11
のST10処理の詳細を示す。ST100にてこのルー
チンがスタートすると、図9の温度センサ102からそ
の値をA/D変換(図示せず)してST101にてレジ
スタTEMP1に取り込む。ST102にてTEMP1
が所定値例えば60度(52度以上任意可)を越え、か
つその越えた時刻は所定時刻(正午)から所定時刻(P
M2)より前かの判断がなされる。ST102の条件で
は午後2時0分0秒から59分59秒までT3は同一の
値であるので、実質的にPM3までということになろ
う。ST102でイエスと判断されるとST103にて
フラグSUBTに(1)をセットしてST104にてリ
ターンし、ノーと判断されるとそのままリターンする。
該フラグSUBT=(1)はメインタンクTK1からサ
ブタンクTK2への移湯を行なう最適条件成立時の条件
フラグである。
【0047】図16は左右側にS12,S13で示した
ように、図10のメインルーチンのS12,S13で示
された液槽管理処理ルーチンの詳細である。S120に
てこの処理がスタートするとタイマインタラプト処理
(図11,図15)にてセットされたフラグSUBTを
見てS121にて(1)か否かを判断する。イエスなら
メインタンクTK1の温度が所定時刻前に所定温度にな
った証であるから、S122にてバルブVVAおよびバ
ルブVVBをバイパス側に切り替える指示(フラグ発
生)を出してS135に進む。この指示にて各VVA,
VVBは各モータ107,109にてレバーを切り替え
て、切り替え終了時には各スイッチ108,110の指
令をS15(図10)でウオッチングされてモータ10
7,109をストップする。ノーならS131に進む。
TK131〜137は図10のS13の詳細である。S
131にてサブタンクTK2のレベルセンサ103のデ
ータをA/D変換(図示せず)してレジスタLEVに取
り込む。次にS132にてこのLEVが所定値未満かを
判断しノーならS135へ,イエスならS133に進み
S133にてバルブVVAおよびVVBの開閉位置は共
にダイレクト側状態かを判断する。ダイレクト側か否か
はリミットスイッチ108,110の状態をセンスする
ことで行なわれる。イエスならS135へ,ノーならS
134へ進む。S134ではバルブVVA,VVBを共
にダイレクト側にする指示を出す。具体処理はS122
で述べたと同様モータ107,109の動作で処理され
る。S135ではTK2の液面が満水か否かが判断さ
れ、ノーならS138にてリターンとなり、イエスなら
S136にてバルブVVAがダイレクト側位置に,バル
ブVVBはバイパス側位置にあるかがさらに判断され
る。イエスならS138にてリターンとなりノーならS
137に進む。S137ではバルブVVAをダイレクト
側に,バルブVVBをバイパス側にする指示を出し(具
体処理はS122と同じ)なおかつフラグSUBTを0
にリセットしてS138にてリターンされる。
【0048】上記図13または図16のシステム構成に
あっては、少なくとも集熱体を太陽追尾させ、集熱体に
実質的に直結したメインタンクTK1が所定時刻以前に
所定温度以上になったことを検知して、TK1から固定
部に設けられたTK2に移液し、任意の時刻にTK2の
液から使用し、それが空になるとTK1の液を管TB2
を介して使用し得るようにした。しかし請求項5の発明
にあってはこれに限定されず、TK2そのものを利用に
供するようにしてもよい。即ちTK2が浴槽である場合
である。このシステム構成としてはTK1の出口管をV
V3に直結し、TB2の先端を電動弁もしくは自動弁V
V(図示せず)を介してTK2に接続する。そして所定
時刻(午後2時〜3時)以前であってかつ所定温度以上
になったことを条件(ST102,S121)に、該V
Vを開にして給湯し、レベルセンサ出力にて満水を検出
(S135)し、満水になると該VVを閉にする構成で
ある。このようにしても1日にTK1の2倍以上の湯を
使用できる。
【0049】ここで太陽熱温液槽の液体熱のみを利用す
るものについて述べる。液体熱を利用するものは例えば
第2温液槽(サブタンクTK2)を室内に設置して暖房
に利用したり、熱交換器等を利用して冷房に利用(冷蔵
庫,クーラー等とほぼ同じ原理)することも出来る。こ
のような冷暖房にのみ太陽熱温液器が利用される場合は
温水器のような液の使い捨てシステムではなく、冷蔵庫
等で公知なように液を循環させることが望ましい。図1
4は上記に関連した循環システムを示す。TK1,TK
2は図13と同様のメインタンク,サブタンクであっ
て、TK3はさらに他のサブタンクである。ただし、液
体は水に限らず冷蔵庫,クーラーと同様の冷媒を使用し
ても良い。VVA,VVBも図13と同様である。VV
Cは挿通,断が出来るバルブ、PはモータMで駆動され
TK3の液体をTK1に移すためのポンプである。図1
4のシステムの利用法を次に示す。TK2は温熱時のみ
TK1から移入されるものとし、このTK2を熱利用体
とするものである。 処理1:初期時、TK1,TK3が満タンにされてい
る。バルブVVCは、断、VVA,VVBはともにダイ
レクト側にされる。 処理2:TK1の温度が所定値を越えるとバルブVVC
は開、VVAがバイパス側、VVBはダイレクト側のま
まとし、TK1からTK2に入液する。それと同時にT
K2を利用に供する。 処理3:TK1からTK2に入液完了時、バルブVVC
を断、モータMにてポンプPを働かせてTK3からTK
1へ入液する。 処理4:TK2の失熱時を温度センサにて検出すると、
バルブVVAをダイレクト側,VVBをバイパス側にし
てTK2からTK3へ入液する。 前記処理1〜4を自動制御しようとすれば図15はその
まま利用,図16を少し変形する程度で容易に実現でき
るので、その処理(フローチャート)を省略する。
【0050】以上のように本発明の請求項5は、太陽熱
温水器のみに限定されず、冷暖房等に応用されるものも
含む。また実施例では第一温液槽(メインタンク)を集
熱体と直結した液体自然循環方式を採用したが、これに
限定されず集熱体を回動移動体に載置して太陽追尾し、
第一温液槽を該回転移動体の直下部(固定側)の極めて
近いところに載置して液を集熱体と第一温液槽とに強制
循環させ、第二温液槽(サブタンク)を室内等に置くよ
うにしても良い。尚、本発明の請求項3〜5は、建築物
構造体そのものも含む。即ち図示のように建築物の屋根
そのものを回転する構成でなくても固定屋根の上に設け
られた回転型建築物構造体であってもよい。
【0051】図17は図11のタイマインタラプト処理
の1つである風車上下角制御処理ST11の詳細を示
す。該風車は図1,図2の風力発電装置7の風車であっ
て羽根体73のことである。該風車はその本体72,腕
部75,バランサ76,とともに一体的に組み立てられ
集合体を形成するが、この集合体は支柱71に対し左右
方向はもちろんのこと上下方向にも回動するようになっ
ている。上下方向の回動制御は次のようになされる。S
T110にてこのルーチンがスタートすると、ST11
1にて風力データと風向データを風力センサ104及び
風向センサ105から検出してA/D変換(図示せず)
して、各レジスタWDP,WDDに取り込む。この風力
データおよび風向データは10秒〜1分程の平均値とし
て各レジスタWDP,WDDに取り込まれるものとす
る。ST112にて風向データWDDからロータリエン
コーダREの角度データを引算し、それが所定値より小
さいか否かが判断されノーならST113にて風車軸を
水平にし、ST117でリターンされる。これは太陽向
を優先して屋根体が風向きとずれている場合に該軸を水
平にするということである。イエスならST114にて
現在の風車上下角AGLから図18で示すテーブルによ
り風力WDPをテーブル変換した値TBL(WDP)を
引いてそれが0か0より大か小かを判断する。現在角A
GLが大ならST115にて下制御(下駆動指令信号を
出す)即ち、風車が水平より頭を下げた形にする。小な
らST116にて起こすようにする(上駆動指令信号を
出す)。駆動はモータにて行なわれストップ制御は図1
0S15にて行なう。図18で分かるように台風のよう
な強風では風車が天を向いたようにして風車が破壊され
ることを防いでいる。台風より弱い風では屋根部32そ
のものが導風体になるよう利用するもので、風力が増す
につれてその頭下げ角を大きくする。つまり殆ど風の無
いときはどのような角度でも良いし、ある程度の風では
頭下げ角は一定として良い(図18の零に近い平坦
部)。
【0052】図19は本発明の請求項4に関連した天気
予報データ抽出ルーチンであり、図10のS3に示され
た処理をより詳細に示したものである。S300にてこ
の処理がスタートするとタイマインタラプト処理(図1
1)のST2にてフラグTENKI=(1)がセットさ
れた時刻か否かが、S31でTENKI=(1)かどう
かで判断される。所定時刻1または2でなければTEN
KI=(1)にはならないのでノーと判断された場合は
S311の処理(後述する)に移り、通常ノート判断さ
れリターンされる。イエスと判断されるとS32にてラ
ジオ,テレビ,電話等の気象メデイアデータ受信装置の
電源をオンする。例えばラジオ受信機が所定時刻1の午
前6時0分01秒に電源が入ると、この受信機では天気
予報を受信できるようセットされていて、その音声デー
タをS33にてA/D変換器(図示せず)を介してデジ
タルメモリ114(アナログメモリでも可)に取り込ま
れ次に進む。次のS34では天気予報の放送が終わる時
刻か否かが判断される。この判断はタイマインタラプト
処理(図11)のST7その他処理中のtからの時間を
カウントするタイマカウンタルーチンにて判断されるフ
ラグを見ることで判る。このS34にてノーと判断され
ると、該メモリ(RAM114)取込を続行し、イエス
と判断されるとS35にて受信装置の電源をオフし、S
36に進む。
【0053】S36では該メモリに取り込まれたデータ
を、例えば無音スペース(時間的スペース)があるか否
かで文節毎に分解する。文節頭にはマークをつけS37
に進む。S37では該マークを頼りに各文節単位で一音
毎に標準スペクトルとの比較により関係キーワード全て
抽出(比較すべき標準キーワードはROM113にあ
り)する。抽出されたキーワード群はメモリの別エリア
に作成しS38に進む。即ちST37では全く関係のな
い文言のみを除外している。例えば『今日の午前6時発
表の天気予報をお知らせします(イ)。A地方(または
〜部)では、曇り時々雨でしょう(ロ)。B地方では、
…でしょう(ハ)。A地方の午前6時から正午までの雨
の降る確率は60%です(ニ)。B地方では…(ホ)、
明日は…(ヘ)。』という文言の放送が流れたとし、本
件装置の設置場所がA地方なら、(B地方では)という
文言から(でしょう)までを検出して該別エリアに取り
込まないようにする。従って別エリアには(イ),
(ロ),(ホ),(ヘ)が取り込まれる。
【0054】S38では該別エリアのキーワード群をサ
ーチし、S381の判断を同時に行なう。まずS381
のにてサーチ範囲の判断を行ないサーチ範囲を今日の
関係のみに特定する処理(サーチ絞り込み処理)をS3
82にて行なう。これにて(ニ)の中の(A)、(午前
6…%)のみをS383〜S389の処理では繰り返し
サーチすることになる。サーチ範囲が特定されるとS3
81のにて(午前6時から)の(時から)があるか否
かが判断されイエスならS383にてKARA=(1)
フラグを立て、S384にて先頭番地にマーク1を付け
てキーワード群サーチS38に戻る。ノーならの判断
に移る。ここでは(時まで)を見つける。見つけられな
かったらS40にジャンプする。見つけるとS385に
てKARA=(1)を条件にMADE=(1)とし(S
386),先頭にマーク2を付けて(S387)キーワ
ード群サーチS38に戻る。S38にてサーチが続行さ
れ、の判断(雨の降る確率)があるか否かが判断され
る。あると判断されればS389にてそれは(マーク2
あり)で(パーセント)までにその文言があったかが判
断され、S390にて文節頭マークとマーク1との間,
文節 頭マークとマーク2との間の時刻を判断し、TY
1,TY2に書き込んでS391に進む。S391及び
S392では現在時刻がTY1−所定時間より遅く、か
つTY2より早く、かつ(パーセント)の直前に数値あ
りかが判断される。この3つの条件を満たしたときS3
93にてその数値をPrに取り込みS394に進む。S
394ではPrはN%(例えば60%)以上かが判断さ
れ、イエスならS395にてRAINY=(1),S3
96にて各マーククリア,TENKI=(0)にしてS
398にてリターンされる。ノーならS397にてPr
が30より大でNより小かが判断され、イエスならS3
96へ,ノーならS399で、RAINY=(0)にし
てS396へ進む。ここでS394のノーで直接RAI
NY=(0)にしない理由は、前回予報で雨確率70
%、今回予報で40%なら前の情報を尊重しようという
ことである。つまり雨が降らない確率がかなり大きくな
った時に雨予報を解除するようにした。
【0055】またS381で〜いずれの条件からも
外れたらノー(判定不能)とされ、その旨表示(S4
0)するとともに再チャレンジ表示して別アルゴリズム
(S41)を働かせてメディアデータから雨予報データ
を抽出する。S42にて判定OK(イエス)ならS39
4に移る。ノーなら判定不能表示(S43)をして各フ
ラグをクリアしてリターンされる。不能が続くようであ
れば条件入力キー121(図9)を用いて図10S15
にて標準パターンの変更および判断条件の変更も可能で
ある。またS394のNは前記条件入力キー121にて
図10S15にて変更可とする。ところでS31の条件
TENKI=”1”がノーの時、即ち天気予報時刻でな
い時、前回天気予報(雨予報)が古くなり、時間が経つ
と意味をもたなくなるので、それ(RAINY=1)を
解除する条件処理としてS311を設ける。S311で
は現在時刻がTY2より大、もしくはSTP=1かつA
ME=0イベント時から所定時間(1時間)経ったか否
かを判断し、イエスならS312にてRAINY=
(0)とし、リターンさせる。ノーならそのままリター
ンさせる。
【0056】上記の天気予報データ作成ルーチン図19
のデータのルーツは、ラジオ,電話等の通信データであ
ったがこれに限らず、気象衛星からの直接的データを受
信しても良い。またはこの複数のデータをもとに解析し
てRAINY=(1)のデータを作成しても良い。さら
に将来的には文字放送等で図19の解析をする事無くテ
レビジョン等から直接受信できるかもしれない。さらに
また人がメデイアを介して得た情報に基づいて、人が雨
情報RAINY=(1)をスイッチをオンするようにS
15にて入力するようにしても良い。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明にお
いては、屋根体を建築物本体に対し回転可能にし、該屋
根体は太陽熱温液器と太陽光発電パネルと太陽光熱利用
体と風力発電装置と雨水利用体等の自然恵体のうち少な
くとも2つ以上を配設するようにしたので、一般に太陽
光熱利用体の利用効率が悪いといわれている装置の利用
効率を格段に上げることが出来る。さらに太陽光熱利用
体と風力発電装置もしくは雨水利用体との組合せあるい
は風力発電装置と雨水利用体との組合せでもその利用効
率を格段に上げることが出来る。効率アップという観点
からデータを挙げて説明すると、従来技術をどれにする
かで議論の仕方も変わるであろうが、太陽追尾の太陽熱
温水器を特開昭51−17469等の直熱式と比較する
のは好ましくない。同じスタイルのもの同士を比較する
意味で広く一般に最も普及している温水自然循環型温水
器の固定式と本発明に使用した前記同一温水器の移動式
とを比較する。まず夏の晴れの日で固定式の場合47〜
52度,移動式のパターンP3の場合60度〜65度で
あり、パターンP5の場合70度を越えたこともあっ
た。このデータはいずれも槽温度でなく取り出し口温度
である。また太陽光発電パネルもしくは太陽光利用体に
おいては理論値がそのまま採用出来る。即ち図20で示
すようにパネルに太陽光が垂直の時有効率1(100
%)とすると、夏で南向固定式(曲線C1)の場合t1
(例えば午前7時)またはt2(例えば午後5時)では
太陽高度があるにもかかわらず太陽が北よりであるた
め、パネル傾斜のため全く光が当たらないようになる
(有効率0%)。これに対し移動式(曲線C2)で東ま
たは西に向けた場合は0.7〜0.8(70〜80%)
もある。エネルギ効率は有効率の時間積分値即ちt軸と
各曲線C1またはC2で囲まれた面積S1またはS2で
表されるのでS1とS2との比較になる。従って固定式
に比べて移動式の方が少なくとも2倍以上にはなる。な
お、DPは南中時の有効率がディップ(落ち込み)状態
となることを表すもので、該パネル面傾斜角を南中太陽
高度正対面角より大きくなるように設けているため南中
前後の方が南中時より有効率が高くなっている。また図
20は温液器の熱吸収有効率としても概ね採用できる。
【0058】移動式を太陽追尾式と言わないのは次の理
由による。朝6時から夕方6時まで1時間毎に所定角歩
進するモードでは、確かに太陽追尾という概念が当て嵌
まるが、これをパターンP7あるいはもっと移動回数を
減らし、正午までは東向き,正午から日没までは西向き
に向けておくようにする(REビット数2)と、太陽追
尾とは言いがたく[移動式]が適語であろう。操作も1
日1回となるので手動式(スイッチオンにて電動駆動)
にしたとしてもそんなに手間のかかることではない。そ
れにもかかわらず効率は倍増する。太陽光利用体として
例えば直達光と天空光の両者を彩光する装置である特公
平5−43082が有効利用でき、移動回数を減らして
も、かなりの高効率を期待できる。このように温液器の
み,太陽光発電パネルのみ,太陽光利用体(彩光装置)
のみでも効率アップを計れるからこれらの組合せ効率は
計り知れないものがある。
【0059】さらにまた太陽光熱利用体、特に太陽光発
電パネルおよび/または太陽熱温液器と雨水利用体との
組合せにおいては、前記パネルおよび/または温液器そ
のものが雨水受集体となるので、雨降日でも自然恵体か
らの恵みを受けることができる。さらにまた太陽光熱利
用体と風力発電装置との組合せにおいては該利用体その
ものが導風体になるので、曇りまたは雨の日で太陽光熱
利用体の利用効率の悪い時でも風力発電装置の効率を上
げる役目を該利用体は果たすことが出来る。さらにまた
風力発電装置と雨水利用体との組合せにおいては、たと
え風雨日であっても本発明はその威力を発揮する。風向
位置に屋根体を向けることにより、その斜面で雨水を効
率よく受水しうるのみならず、該屋根斜面が導風体にな
ることから風力発電器の効率をさらに上げることが出来
る。
【0060】請求項2の発明においては、回動移動する
屋根体の回動軸近傍に透孔を設けたので屋根部に設けら
れた種々の自然恵体受恵体を保守点検及び/またはこれ
らを設置するときの利便性が向上する。
【0061】請求項3の発明においては、エネルギ系体
が異なる複数種の太陽光熱利用体が1つの回動移動体に
固着され、太陽追尾しうるようにし該エネルギ系体が互
いに異なるまま各々独立してその系体のまま利用手段で
利用し得るようにしたので、経済的であるばかりか効率
が極めて良い。
【0062】請求項4の発明においては、太陽光熱利用
体を太陽追尾で回動させるにつき天気予報データによ
り、天気の悪い日は回動させないように制御するように
したから無駄なエネルギを消費しなくて済む。例えば温
水器のみで300〜400kg,風力発電装置が100k
g,パネルが200〜300kg、フレーム等を入れると
屋根体の総重量が約1トンとなる。これを回動するには
それなりのエネルギが必要となるが、恵体を受集出来な
い場合には回動しないようにして効率化を計った効果は
大きい。
【0063】請求項5の発明においては、太陽熱温液器
を太陽追尾するようにし、第一温液槽を該温液器の集熱
板に極めて近いところに配設し、第二温液槽を第一温液
槽から離れたところに配設し、第二温液槽の熱または液
体を利用し得るようにしたので、太陽熱エネルギを極め
て効率よく利用できる効果がある。液体を水として実験
データを作用記載のところで示したが、要は自然循環型
太陽熱温水器を太陽追尾させたことで、ほぼ正午までに
1回、正午から日没までにもう1回水を湯にしてくれ
る。しかもその湯の最高温度は、1回目および2回目と
もに固定式より大になることも立証した。このことは受
恵総熱量が2倍を越えていることを意味する。即ち固定
式温水器2台設置するより太陽追尾温水器1台の方が熱
効率が良いことを意味する。従って設置面積の少ないと
ころでも太陽追尾式は固定式2台分以上の役目を果た
す。一般に工業製品を少なく生産して大きな恵みを受け
る方が地球に優しいと言えるので、この点を考慮に入れ
るとその効果は計り知れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る南東上方から見た建築物
の斜視図である。
【図2】図1のA−A線で切って矢視方向に見た屋根体
の断面図である。
【図3】本発明建築物の屋根部中央を示す他の実施例断
面図である。
【図4】本発明建築物の回転屋根体制御装置(回路)で
ある。
【図5】図4における屋根体回転用モータ関連回路であ
る。
【図6】屋根体回転用モータ過負荷検出手段の詳細図で
ある。
【図7】上記モータの回転モード及び回転中を表す音・
光表示/制御回路である。
【図8】屋根体の多種多様の回転パターンである。
【図9】本発明建築物の回転屋根体制御装置の他の実施
例である。
【図10】上記制御装置のマイクロコンピュータプログ
ラムにおけるメインルーチンである。
【図11】上記メインルーチンに割り込みをかけるタイ
マインタラプトルーチンである。
【図12】上記タイマインタラプト処理の中の雨センサ
データ取込用サブルーチンである。
【図13】本発明請求項5に関連した具体構成を表すも
ので高熱液体利用システム(装置)である。
【図14】本発明請求項5に関連した具体構成を表すも
ので高熱液体利用システム(装置)である。
【図15】メインタンクからサブタンクに液を移す条件
を規定したサブルーチンである。
【図16】メインタンク及びサブタンクの液を効率よく
使用し得る自動制御アルゴリズムを示したメインルーチ
ン中のサブルーチンである。
【図17】風力発電用風車上下角制御のためのサブルー
チンである。
【図18】図17で使用されるテーブルTBL(WD
P)の特性曲線である。
【図19】本発明請求項4に関連した天気予報(雨)デ
ータ抽出サブルーチンである。
【図20】太陽熱(または光)量に対するその受面の有
効率である。
【符号の説明】
1:建築物本体、3:屋根体、4:太陽光発電パネル、
5:太陽熱温水器、6:太陽光利用体、7:風力発電装
置、21:雨水タンク、22(TK2):サブタンク、
33:集水口、38:車輪、51、52:集熱部、53
(TK1):メインタンク、8T1〜8T3:時計、F
F1〜FF3:フリップフロップ、Ry1〜Ry3:リ
レー、MM:メインモータ、RE:ロータリエンコー
ダ、DF1〜DE8:微分回路、RMM:リトリガラブ
ルモノマルチバイブレータ、80:ストップ指示手段、
VVA〜VVC,VV1〜VV3:バルブ(弁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04D 13/18 F24J 2/42 D G05B 15/02 19/02 D 7618−3H H01L 31/04 H02K 19/02 7254−5H // E04B 7/18 Z 9130−2E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物本体と屋根体とからなる建築物に
    おいて、該屋根体を建築物本体に対し回転可能にする回
    転可能手段を設け、該屋根体と前記建築物本体との間に
    所定間隙を設けるとともに該屋根体の屋根部は傾斜して
    配設され、該屋根部に太陽熱温液器と太陽光発電パネル
    と太陽光利用体と風力発電装置と雨水利用体との少なく
    ともいずれか2つを含んでいることを特徴とする建築
    物。
  2. 【請求項2】固底面と該固底面に対し回動軸を介して回
    動移動する屋根体とを設け、該屋根体に自然恵体受恵体
    受恵面を傾斜して配設するとともに該屋根体の該回動軸
    近傍に0.1m2以上で屋根体面積より未満の透孔を設
    けたことを特徴とする建築物。
  3. 【請求項3】固底面と該固底面に対し太陽追尾して回動
    移動する回動移動体とを設け、該回動移動体の上面傾斜
    部に太陽熱温液器、太陽光発電パネル、太陽光利用体等
    の太陽光熱利用体の少なくとも2つ以上が固設されてい
    ることを特徴とする建築物。
  4. 【請求項4】固定面と該固定面に対し太陽追尾して回動
    移動する太陽光または太陽熱利用体を含む回動移動体と
    を設け、該回動移動体は天気予報データによりその回動
    を制御されるようにしてなる建築物。
  5. 【請求項5】固定部と該固定部に対し太陽追尾して回動
    移動する太陽熱温液器を含む回動移動体とを設け、該回
    動移動体にもしくはこれに極めて近いところに液体を入
    液する入液部と液体を給液する給液部とを有する第1温
    液槽を配設し、前記固定部に第2温液槽を配設し、前記
    給液部に一方が接続され第2温液槽の入液部に他方が接
    続され中間部にバルブを有する連結手段にて第1温液槽
    と第2温液槽を連結するとともに、第1温液槽の液体温
    度上昇時に前記バルブの操作にて第1温液槽から第2温
    液槽へ該液体を移し、第2温液槽の液体熱を利用もしく
    は該液体そのものを利用し得るようにしたことを特徴と
    する建築物。 【0001】
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