JPH0790890A - 分水栓、その取付方法及び装置 - Google Patents

分水栓、その取付方法及び装置

Info

Publication number
JPH0790890A
JPH0790890A JP5232996A JP23299693A JPH0790890A JP H0790890 A JPH0790890 A JP H0790890A JP 5232996 A JP5232996 A JP 5232996A JP 23299693 A JP23299693 A JP 23299693A JP H0790890 A JPH0790890 A JP H0790890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber ring
jig
metal fitting
shaft
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5232996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2625357B2 (ja
Inventor
Norio Douman
則雄 道満
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurimoto Ltd filed Critical Kurimoto Ltd
Priority to JP5232996A priority Critical patent/JP2625357B2/ja
Publication of JPH0790890A publication Critical patent/JPH0790890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2625357B2 publication Critical patent/JP2625357B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/04Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor
    • F16L41/06Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor making use of attaching means embracing the pipe

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に水道管など流体管に形成した分岐口から
の離脱防止力に優れた分水栓と、該分水栓の取付方法及
び分水栓の装置を提供すること。 【構成】 上下端開口の中空筒状金具4を下端面に連設
した栓本体2と、この栓本体の筒状金具の下端部の外周
に嵌合して装着され、かつ下端部に環状突部11が設けら
れたゴム輪5とを具え、栓本体2の筒状金具4を流体管
6に穿孔された分岐口9に圧入嵌合して装着している。
栓本体の筒状金具を薄肉状とし、かつ該筒状金具の下端
部の内面をその外径が分岐口9より大きくなるように凸
状湾曲面にした拡径部3に形成し、ゴム輪の分岐口から
突出した上端部に外向き環状フランジ部10を形成し、こ
のフランジ部に上方から嵌合する環状突起12を栓本体2
の下端面に形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水道管など大径の流
体管に穿孔された分岐口に取付けられる耐震性に優れた
分水栓、その取付方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の分水栓として従来から知られて
いるのは、図18に示すものである。01は分水栓で、下端
部が径大部03に形成された上下開口の中空筒状金具02
と、この筒状金具02の外周に嵌合して装着されたゴム輪
04と、座金05と、筒状金具02の上端部に形成されたおね
じ07に螺合して取付けられた締付ナット06とから構成さ
れている。径大部03は大径の環状フランジ部08となって
おり、このフランジ部08は段部09とテーパ部010を介し
て下端に形成されている。011はゴム輪04の下端に形成
された環状突部であり、また012は流体管013に穿孔され
た分岐口で、ここにはゴム輪04が締付ナット06の螺合で
中空筒状金具02により嵌入押圧されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
分水栓01と該栓を取付けた装置においては、次のような
各種の問題点があった。 (1)筒状金具02のフランジ部08の外径が分岐口012よ
りも小さいため、分水栓01に抜け出し力が働くと、ゴム
輪04のせん断力以上の抜け止め効果が期待できない。こ
れはゴム輪04にコイルスプリングを環状に埋め込んでい
ても、該スプリングが管内面側に逃げてしまい同様であ
る。 (2)流体管013に分岐口012として円孔を穿孔するか
ら、管内面の孔縁は水平面上にある円ではなく、曲面上
に作られた円であるから、分岐口012の中心部と周縁部
とでは高さに差がある。筒状金具02のテーパ部010、フ
ランジ部08は水平面上の円であるから、分岐口012にゴ
ム輪04を押圧しても圧縮状態に不均一を生じ、流体のシ
ールに不安がある。特に管軸方向の孔縁付近に問題があ
る。 (3)ゴム輪04を締付ナット06とテーパ部010、フラン
ジ部08で座金05を介して挾み込むため、座金05と管外面
が接触し、横方向の力に対して曲がり難い。 (4)地震等で地盤が変動し、分水栓01に大きな横方向
の力が加わり、傾動すると、(2)の圧縮率の不均一
状態がさらに増し、片側の圧入力が保てない。フラン
ジ部08、テーパ部010と座金05でゴム輪04をサンドイッ
チ状に挾持しているので、栓が動くとゴム輪04を傷つけ
る恐れがある。 (5)管013を穿孔するときに切粉が出る。この切粉が
管頂部に位置し、その状態で締付ナット06を締め付ける
と切粉は座金05と管013の間に挾まる。この状態でのシ
ール機構は問題ないが、地震や他工事による振動、車両
による振動等でこの挾まれた切粉が移動し、座金05の下
部から脱落した場合、切粉の厚さぶんだけ分水栓01が下
がり、ゴム輪04の圧入状態が解放され、シール効果が大
幅に低下する。 (6)分水栓01を装着後、管内面を清掃するため清掃弾
なるものを圧力水などで送り込んだ場合、清掃弾が分水
栓01のフランジ部08に引っ掛る恐れがある。 (7)ゴム輪04を締付ナット06とテーパ部010、フラン
ジ部08で挾み込むため、筒状金具02の胴部が引っ張り荷
重を常時受ける。そのため、胴部上部のねじの関係もあ
り、胴部の厚さを大きくとらなければならない。管013
の分岐口012の口径に対して筒状金具02の内径が小さく
なるので、流量等を考慮すれば穿孔径に対する効率が悪
くなる。
【0004】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、流体管に形成した分岐口からの離脱防止
力を向上することができ、分岐口の孔縁の高さの差によ
るゴム輪の圧縮率の不均一をなくすことができ、横方向
の力が加わった場合でも、柔らかく屈曲する構造にで
き、屈曲してもゴム輪を傷つけずにシール機能を低下さ
せないようにでき、しかも切粉等が管頂部に残ってもシ
ール機能に影響しないようにでき、さらに管内面に清掃
のための清掃弾を挿入しても引っ掛からないようにで
き、管の分岐口径に対する筒状金具の内径比を小さくす
ることができる分水栓と、該分水栓の取付方法及び分水
栓の装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、前記のような分水栓において、
栓本体の筒状金具を薄肉状とし、かつ該筒状金具の下端
部の内面をその外径が分岐口より大きくなるように凸状
湾曲面にした拡径部に形成し、ゴム輪の分岐口から突出
した上端部に外向き環状フランジ部を形成し、このフラ
ンジ部に上方から嵌合する環状突起を栓本体の下端面に
形成している。請求項2の発明は、請求項1において、
ゴム輪の下面に環状溝を形成し、該溝に筒状金具の拡径
部に形成した下端を嵌入している。
【0006】請求項3の発明は、流体管の外周に着脱可
能に設置した鞍の非円形の中空筒部内に下端にドリルを
有し、かつ該ドリルの上方に側面から外方に突出可能な
バイトを有する穿孔治具を上から挿入し、この穿孔治具
の外周面には上方から順に止水用弁体、分水栓の栓本体
及びゴム輪を中空筒部と摺接可能に、しかもこれら止水
用弁体、分水栓の栓本体及びゴム輪に対して穿孔治具が
上下動可能かつ回転可能なように、栓本体の下端に設け
た筒状金具の下端がゴム輪の上端と係合するように通し
て装着されており、穿孔治具を下動させながら回転して
流体管をドリルで穿孔して穴を形成するとともに、さら
にバイトを側方に突出させた状態で穿孔治具を回転して
穿孔した穴を拡径して分岐口を形成した後、該止水用弁
体、分水栓の栓本体及びゴム輪はそのままに穿孔治具を
バイトを下の突出前の状態にしたうえで中空筒部から上
方へ引き上げて抜き出し、分岐口にゴム輪及び筒状金具
を適宜の手段で押し込んで圧入してゴム輪の上端フラン
ジ部が流体管の外周面に接し、栓本体の筒状金具の下端
がゴム輪の下端より下方に突出するようにし、次に中空
筒部内に上から拡径治具を挿入し、この拡径治具は上端
が開口し、かつ底部が下向き傾斜のテーパ面に形成され
た軸孔を有し、該軸孔のテーパ面と対向する周壁にフッ
ク部材突出用窓が切欠き形成された主軸と、この主軸の
軸孔に上下動可能に嵌合された可動軸と、この可動軸の
下端にピンで軸線に対し所定角度傾動可能に枢支され、
可動軸の下動により主軸のテーパ面を摺動して傾動し成
形面を前記窓から外方に突出するフック部材とからなっ
ており、前記挿入した拡径治具の下端が前記圧入された
筒状金具の下端より下方に突出した後、可動軸を下動し
てフック部材の成形面を窓から外方に突出するように
し、しかる後に拡径治具を回転させるとともに、拡径治
具を僅かずつ小刻みに上下動させて筒状金具の下端部を
プレスし、内側から外側に向かってラッパ状に拡径して
外径が分岐口の口径よりも大きい拡径部に成形すること
を特徴とする。請求項4の発明は、請求項3において、
拡径部の形成後に、下端に鏡と光源を取付け、上端にレ
ンズを取付けた内視鏡管を中空筒部内に挿入し、拡径部
を観察することを特徴とする。
【0007】請求項5の発明は、非円形の中空筒部を有
し、該筒部が上向きとなるように流体管の外周に着脱可
能に設置された鞍と、上端が開口し、かつ底部が下向き
傾斜のテーパ面に形成された軸孔を有し、該軸孔のテー
パ面と対向する周壁にバイト突出用窓が切欠き形成さ
れ、かつ下端面にドリルが設けられた主軸と、この主軸
の軸孔に上下動可能に嵌合された可動軸と、この可動軸
の下端にピンで軸線に対し所定角度傾動可能に枢支さ
れ、可動軸の下動により主軸のテーパ面を摺動して傾動
し窓から外方に突出するバイトとからなり、主軸の外周
面に上方から順に止水用弁体、分水栓の栓本体及びゴム
輪を中空筒部と摺接可能に、しかもこれら止水用弁体、
分水栓の栓本体及びゴム輪に対して主軸が上下動可能か
つ回転可能なように、栓本体の下端に設けた筒状金具の
下端がゴム輪の上端と係合するように通して装着されて
いて、鞍の筒部内に上下動可能かつ回転可能に挿入され
た穿孔治具と、この穿孔治具を上下動する第1操作部材
と、穿孔治具を回転する第1作動部材とを含む穿孔装置
と、上端が開口し、かつ底部が下向き傾斜のテーパ面に
形成された軸孔を有し、該軸孔のテーパ面と対向する周
壁にフック部材突出用窓が切欠き形成された主軸と、こ
の主軸の軸孔に上下動可能に嵌合された可動軸と、この
可動軸の下端にピンで軸線に対し所定角度傾動可能に枢
支され、可動軸の下動により主軸のテーパ面を摺動して
傾動し窓から外方に突出するフック部材とからなり、穿
孔治具が鞍の筒部から取り外された後の筒部内に上下動
可能かつ回転可能に挿入される拡径治具と、この拡径治
具を上下動する第2操作部材と、拡径治具を回転する第
2作動部材とを含むプレス拡径装置とを具えている。請
求項6の発明は、請求項5において、止水用弁体より下
方の中空筒部に穿孔治具の穿孔により発生する切粉を外
部に排出するためのバルブを設けている。
【0008】
【作用】前記のように流体管の分岐口に装着される分水
栓は、筒状金具の下端部の内面をその外径が分岐口より
大きくなるように凸状湾曲面にした拡径部に形成してい
るため、該拡径部により分岐口からの抜け出し力に対し
て強いものとなる。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す分水栓が流
体管の分岐口に装着された状態の縦断正面図である。1
は分水栓で、中空の栓本体2を有し、この栓本体2の下
端面には下端部が拡径部3に形成された上下端開口の薄
肉状の中空筒状金具4の上端が一体に連接して設けられ
ている。筒状金具4の外周にはゴム輪5が嵌合して装着
されている。6は流体管としてのダクタイル管で、本管
7とその内面にライニングされたセメントモルタルライ
ニング層8からなっている。9はダクタイル管6に穿孔
された分岐口である。筒状金具4の拡径部3の内面はそ
の外径が分岐口9より大きくなるように凸状湾曲面に形
成され、拡径部3の外縁は管6の内面近くに位置してい
る。
【0010】ゴム輪5の分岐口9から突出した上端部に
は外向き環状フランジ部10が形成され、分岐口9から管
6内面を臨む下端部には内向き環状突部11が形成されて
いる(図2参照)。栓本体2の下端面にはゴム輪5のフ
ランジ部10に上方から嵌合して位置決める環状突起12が
設けられている。この環状突起12はゴム輪5のフランジ
部10を上方より加圧して該フランジ部の外周が分水栓1
の下部外周面より外になるのを抑止するとともに、分水
栓1が横方向の力を受けて傾動したときにゴム輪5を安
定する役目がある。栓本体2において2aはボール弁、
2bはシール材、2cは分岐部、2dはボール弁回転用
のハンドル軸であり、また栓本体2の上方開口部にはボ
ール弁押え13が取付けられている。
【0011】前記において、図2に示すように筒状金具
4の胴部の外径dはゴム輪5の上端開口部に形成したや
や大径の分水栓案内部16の内径bよりもわずかに大き
く、分岐口9の口径Dはゴム輪5の胴部の外径aよりわ
ずかに大きくなっている。
【0012】図3,4は分水栓1を装着するためにダク
タイル管6に分岐口9を穿孔する穿孔装置18を示し、図
3はその上半部、図4は下半部を表わしている。この穿
孔装置18は管6の外周にボルト19とナット20により着脱
可能に取付けられた円弧状の鞍下部21、該鞍下部の中心
穴22の周囲においてパッキン23を挾むようにしてボルト
24により取付けられた鞍本体25及び該鞍本体の上端部に
形成された鞍上部26からなる鞍27を有している。28は中
心穴22の周囲をシールするためのパッキンである。鞍本
体25は図5,6から明らかなように平面形状が小判形を
呈しており、その下部には切粉排出用バルブ29が取付け
られている。鞍上部26の外周面にはおねじ30が形成さ
れ、このおねじ30には下端開口の中空筒状の加圧体31の
内周面に形成されためねじ32が螺合されている。33は鞍
上部26に穿設された穴、34は加圧体31にその周方向に複
数個穿設された穴である。これら両穴33,34が重なり合
うと後記止水栓の開閉操作を行なうことが可能となる。
【0013】加圧体31の頂壁縁部には係合溝38が複数個
形成され、この係合溝38には図5に示すハンドル40の円
筒部41の内周面に設けた係合突部42が係合するようにな
っており、ハンドル操作で前記のように鞍上部26と螺合
した加圧体31を昇降可能になっている。加圧体31の頂壁
には開口部44が形成され、この開口部44の周縁下部には
環状ガイド45が垂下され、このガイド45には図7に示す
穿孔治具収納用筒体46の上部に形成した大径の中空円筒
部47の上端が嵌合されている。48は円筒部47内に収容さ
れた止水栓49のボール弁、50は円筒部47の上方開口部に
取付けられたボール弁押えで、開口部44から上方へ突出
した外周面にはおねじ51が形成され、その上には後記穿
孔装置本体取付用おねじ52が形成されている。53はOリ
ング、54はワッシャ、55はボール弁回転用のハンドル軸
である。筒体46の下部には鞍本体25に摺動可能に嵌挿さ
れる平面形状が小判形の止水用弁体56が形成され、該弁
体の外周面にはシール用のOリング57が環状の溝に嵌ま
って装着されてている。加圧体31の開口部44の内周面に
はめねじ58が形成されている。このめねじ58にボール弁
押え50のおねじ51がねじ通ししているのは弁体56の上部
に後記穿孔装置本体61を取付けたときに穿孔装置18の自
重により弁体56が降下するのをねじ部に当てて防ぐため
である。ワッシャ54を設けたのは弁体56の上部を加圧体
31がねじ押えるとき摩擦による抵抗を少なくするためで
ある。
【0014】一方、ボール弁押え50のおねじ52には図3
のように上下端が開口した中空筒状の穿孔装置本体61の
下端拡開部62の内面に形成しためねじ63が螺合して取付
けられている。前記の筒体46と本体61の内部には本体61
の上端開口部から穿孔治具65が収納され、この穿孔治具
65の先端部は筒体46の下端開口部から突出している。穿
孔治具65は上端が開口し、かつ底部が下向き傾斜のテー
パ面66に形成された軸孔67を有し、該軸孔のテーパ面66
と対向する前周壁に図8にも示すようにフック部材突出
用窓68が切欠き形成された主軸70と、この主軸70の軸孔
67に上下動可能に嵌合された可動軸71とを具え、主軸70
の下端面にはドリル73が保持部材74で保持されて取付け
られ、可動軸71の下端部にはバイト76がピン77で軸線に
対し所定角度傾動可能に枢支され、可動軸71の下動によ
り主軸70のテーパ面66を摺動して傾動し、窓68から外方
に突出可能になっている。ドリル73は保持部材74の外径
よりも大きくなっていて、穿孔中に穿孔した穴と保持部
材74との間に隙間ができるようになっている。この隙間
からバルブ29を通って排出する水とともに切粉が排出さ
れる。窓68と反対側の後周壁には別の窓78が切欠き形成
されている。テーパ面68の傾斜途中には図8(B)のよ
うにバイト76が窓68から突出したときにバイト76の後面
に形成した係止凹所80と係止する係止凸部81が設けられ
ている。83は可動軸71の下端部に設けられたバイト押え
である。
【0015】本体61の上端部外周面にはおねじ85が形成
され、該おねじには第1操作部材としての操作ハンドル
86の下部筒部87の内周面に形成しためねじ88が螺合され
ている。下部筒部87の頂壁には貫通穴89が形成され、該
穴には主軸70が回転可能に挿入されてその上方へ突出し
ている。主軸70の突出した上端外周面にはおねじ91が形
成され、その主軸の軸孔67から突出する可動軸71の端部
は小径部となっていて、その外周面にはおねじ92が形成
されている。おねじ92には調整ナット93が螺合され、お
ねじ91には調整ナット93を覆って袋ナット94が螺合され
ている。調整ナット93は緩めたり締め付けたりすること
により可動軸71の上下動位置を調整する。袋ナット94は
可動軸71を上下動するときは取り外されており、バイト
76が位置決めされた傾動状態で取付けられ、可動軸71と
主軸70をロックする役目をする。ハンドル86より下方の
本体61内の主軸70の外周面には歯96が切ってあり、該歯
には第1作動部材としてのモータ97の軸と連結して減速
機カバー98内に設けた歯車99が噛合し、モータ97の駆動
により主軸70が回転されるようになっている。101はス
ラストベアリングである。図4において筒体46より下方
に突出した穿孔治具65の外周には最下方から順にゴム輪
5、分水栓1が取付けられている。102はパッキンであ
る。尚、ハンドル86(ハンドル176)の回転操作で穿孔
装置本体61(拡径装置本体122)が万一共回りの恐れが
あるときは、おねじ52、おねじ51に二重ナット用のナッ
トを設けることがある。
【0016】図9は穿孔治具の別の変形例で、この穿孔
治具105は主軸70の下端面の中心に先端がドリル106に形
成されたドリル軸107が垂下され、かつ外周に先端にチ
ップ108を有する筒体109が一体に設けられているもので
ある。110はフックである。そのほかの構成は前記の穿
孔治具65と同様である。図10は穿孔治具のさらに別の変
形例で、この穿孔治具112はバイト113,114を対面して
取付け、該バイトが両側の窓68,78から突出するように
なっている。そのほかの構成は前記の穿孔治具65および
図9の穿孔治具105と同様である。
【0017】図11は前記穿孔装置18による分岐口9の形
成後に穿孔装置本体61に代えて設置されるプレス拡径装
置を示し、このプレス拡径装置120は分水栓1の筒状金
具4の下端部を拡径部3に形成するもので、筒体46のボ
ール弁押え50のおねじ52にめねじ121が螺合して取付け
られた中空筒状の拡径装置本体122を具えている。本体1
22の上部は大径の中空筒部123に形成され、該筒部内に
は上下端が開口したスライド部材125が収納されてい
る。スライド部材125は筒部123の内周面に摺接する下部
125aと、同様に摺接する下端フランジ125bを有する上
部125cと、両部を連結する小径の中間部125dから構成
され、その中心孔にはめねじ125eが形成されている。1
26はスライド部材125を上方へ付勢するばね、127はスラ
イド部材125を下方へ付勢するばねである。スライド部
材125の下部125aの外周面には複数個の回転止め溝128
が形成され、筒部123に設けた回転止めボルト129の先端
が係合している。これによりスライド部材125は昇降は
可能であるが、非回転になっている。スライド部材125
の中間部125dの両側には1対の押上杆131の先端部が位
置して上部125cを支持している。押上杆131のそれぞれ
の基部は筒部123の周壁に形成の穴130を経て可動部132
を貫通し、その突出した端部133が押板134によりボルト
135で押えられて取付けられている。可動部132は筒部12
3と一体に設けられた延長筒部137の内面にその先端部が
係合して上下に可動するようになっており、その基端部
は延長筒部137に固定の固定部138で支持された第2作動
部材としてのモータ140に連結され、モータ140の駆動に
より上下動する。そしてこの可動部132の可動により押
上杆131も上下動し、スライド部材125をばね127に抗し
て押し上げ、スライド部材125とねじ嵌合された後記拡
径治具145を上昇させることが可能となっている。スラ
イド部材125の上部125cは筒部123の上端にねじ嵌合さ
れたキャップ141を貫通し、その上端のスプラインには
ハンドル142が取付けられている。このハンドル142は回
転止め溝128に回転止めボルト129を係合する際のスライ
ド部材125を回転させるためのものである。スライド部
材125の中心孔には拡径治具145の主軸150の上部外周面
に形成したおねじ143がめねじ125eにねじ嵌合して挿入
されている。144はワッシャである。
【0018】図12は前記の拡径治具145を示す。主軸や
可動軸を有する基本的な構成は前記の穿孔治具65と同様
である。すなわち、拡径治具145は上端が開口し、かつ
底部が下向き傾斜のテーパ面146に形成された軸孔147を
有し、該軸孔のテーパ面と対向する前周壁にフック部材
突出用窓148が切欠き形成された主軸150と、この主軸15
0の軸孔147に上下動可能に嵌合された可動軸151とを具
え、この可動軸151の下端二又部にはフック部材152がピ
ン153で軸線に対し所定角度傾動可能に枢支され、可動
軸151の下動により主軸150のテーパ面146を摺動して傾
動し成形面154を窓148から外方に突出するようになって
いる。軸孔147は主軸150の中心に対して若干後方に偏心
した位置に穿けられ、窓148のある周壁が窓148と反対側
の周壁よりも厚肉になっていて強い曲げ力に耐えられる
ようになっている。窓148と反対側の後周壁には別の窓1
55が切欠き形成されている。
【0019】テーパ面146はこの例では主軸150の軸孔14
7の下部に固定されたテーパ台156に形成され、テーパ台
156は固定ピン157及びボルト158により取付けられてい
る。テーパ面146の傾斜途中にはフック部材152の成形面
154が窓148から突出したときにフック部材152の後面に
形成した係止凹部160に係止する係止凸部161が設けられ
ている。フック部材152の成形面154の上部には可動軸15
1の下端膨大部162に形成した係止面163と係止する係止
面164が設けられている。成形面154は図12で示す傾動状
態で、主軸150の外周面から下向き傾斜に突出してお
り、分水栓1の筒状金具4の下端部をプレスしながら拡
げるとき拡径部3の上部が座屈するのを防ぐようになっ
ている。
【0020】主軸150の上端部外周面には後記ハンドル
を取付けるためのスプライン166が形成され、その上端
には可動軸151の上端おねじ167に螺合した調整ナット16
8を固定する袋ナット169用のおねじ170が主軸150の軸孔
147と同心に形成されている。調整ナット168と袋ナット
169の機能は前記の穿孔治具65の場合と同じである。17
1,172はOリング溝に嵌装されたOリングである。可動
軸151の膨大部162の基端には角部174が張り出して設け
られ、この角部174は窓148の内面側に設けた溝175と互
いに面接している。176は前記スプライン166に取付けら
れた第2操作部材としての操作ハンドルである。
【0021】前記分水栓1を管6の分岐口9に取付ける
方法を以下に説明する。まず、図3,4に示すように穿
孔装置18を管6の外周に取付ける。すなわち、穿孔治具
65の主軸70に対して可動軸71を引き上げ、調整ナット93
をおねじ92に螺合し、該ナット93の下面を主軸70の端面
に当接させ、袋ナット94をおねじ91に螺合する。これに
よりバイト76が主軸70の下部に収納された状態になる。
しかる後、この穿孔治具65に下端側から筒体46、分水栓
1を挿入して該分水栓のボール弁押え13に形成の上端お
ねじ180を筒体46の下端めねじ181に螺合させ、両者の間
に入れたパッキン102を締め付ける。このとき筒体46の
弁体56の長手方向と分水栓1の分岐部2cの向きを一致
させる。また分水栓1のボール弁2aを開く。しかる
後、分水栓1の筒状金具4の下端にゴム輪5を案内部16
側から挿入し、筒体46に装着した止水栓49のボール弁48
を開ける。
【0022】次に管6に鞍27をボルト19とナット20で取
付け、バルブ29を開くとともに、取付けた鞍27の鞍本体
25及び鞍上部26に加圧体31を下端側から挿入しめねじ32
をおねじ30に螺合する。そして加圧体31の上端めねじ58
に止水栓49のおねじ51を通過させた後、加圧体31のめね
じ58の周囲の頂壁でおねじ51を受けて筒体46が下降する
のを支持する。支持後、加圧体31の係合溝38に係合突部
42を係合させてハンドル40を取付け、加圧体31を図4の
ような所定の高さとなるまで回転して下降させる。この
ような状態で筒体46の止水栓49の上部から穿孔装置本体
61に収納した穿孔治具65を挿し込み、ゴム輪5の下端よ
り下にドリル73が出るようにする。そして穿孔装置本体
61の下端拡開部62のめねじ63を止水栓49のおねじ52に螺
合すると、これで穿孔装置18が取付けられた状態となる
(図4)。
【0023】次にモータ97を駆動して主軸70を回転する
とともに、ハンドル86を回転して降ろすと、ドリル73は
管6を穿孔する(図13A)。穿孔穴が開くと管6内の水
が切粉とともにバルブ29から排出される。ドリル73によ
る管6の穿孔が終わると、モータ97を停止する。停止
後、調整ナット93を緩めて可動軸71を押し下げると、図
8(B)のようにバイト76が窓78から突出するので、そ
の位置で袋ナット94を締め付ける。
【0024】このバイト76の突出状態が固定化したとこ
ろで、再びモータ97を駆動して主軸70を回転するととも
に、ハンドル86を回転して降ろすと、ドリル73で穿孔さ
れた穴はバイト76でさらに切削され、ゴム輪5の胴部外
径よりも僅かに大きな穴に開けられる(図13B)。この
ようにして穿孔された穴が分岐口9となり、分岐口9の
穿孔後にバルブ29は閉める。また袋ナット94を外し、可
動軸71を引き上げ、調整ナット93を主軸70の上端面に当
たるまで締め付ける。これによりバイト76は主軸70の下
部に収納される。次にハンドル86を外し、穿孔治具65を
主軸70に設けたドリル73の先端が止水栓49のボール弁48
の上になるまで引き上げ、加圧体31に設けた穴34を利用
して止水栓49の図示しないハンドル軸にハンドルを取付
けて該弁を閉める。しかる後、穿孔装置本体61の下端拡
開部62のめねじ63を止水栓49のおねじ52からその螺合を
解き、取り外す。これで分岐口9の穿孔作業が終了し、
管6の上には鞍27と加圧体31だけが残る(図13C)。
【0025】次に加圧体31にハンドル40(図5A)を取
付け、該ハンドル40で加圧体31を回転して加圧体31を下
降させると、その動きに付随して穿孔治具収納用筒体4
6、ボール押え13を介して分水栓1が下降し、筒状金具
4に嵌合したゴム輪5が下端から分岐口9に入り、管6
の外周面とゴム輪5のフランジ部10の下端面が接する。
なおも下降させると、ゴム輪5の内径が拡径されて分水
栓1の筒状金具4が入り、ゴム輪5の下端面より突出す
る。このときゴム輪5の環状突部11は内向きから外向き
に反転する。なおも下降させると、分水栓1の下端面に
設けた環状突起12内にゴム輪5のフランジ部10が入り、
分水栓1の下端面と管6の外周面の間でゴム輪5フラン
ジ部10が圧縮される。そのぶんだけ更に分水栓1の筒状
金具4は管内面に出る(図14A)。
【0026】前記のようになった後にプレス拡径装置12
0を、図11,図14(B)のように拡径装置本体122の下端
部に設けためねじ121をを止水栓49のおねじ52に螺合し
て取付ける。次に止水栓49のボール弁48を開にして拡径
治具145を手動で押し込むとともに、スライド部材125お
よびばね126(127)を筒部123内に収納し、ボルト129で
回り止めするとともに、キャップ141を被せる。また押
上杆131をスライド部材125の中間部125dの両側に入れ
て押板134をボルト135で締め付ける。しかる後、ハンド
ル176を取付けて拡径治具145を回転しておねじ143とめ
ねじ125eの螺合により下降させ、下部に収納したフッ
ク部材152が分水栓1の筒状金具4の下端より下方へ突
出した位置とする。しかる後、調整ナット168を緩め
て、可動軸151を押し下げると、フック部材152は主軸15
0の窓148より突出する(図14C)ので、その位置で袋ナ
ット169を締め付ける。
【0027】次にハンドル176を回転して拡径治具145を
螺合するスライド部材125に対して上げ、フック部材152
が分水栓1の筒状金具4の下端部に当たるようにする。
しかる後、モータ140を駆動すると、可動部132とこれに
取付けられている押上杆131が上下してスライド部材125
をも上下させ、スライド部材125と螺合した拡径治具145
も上下に微動することとなって、フック部材152の成形
面154で筒状金具4の下端部を拡径する。この拡径に際
し、ハンドル176を僅かずつ回転して上げていくと拡径
は筒状金具4の下端部の外周に平均して行なわれ、所定
の拡径部3に成形する(図15A→B)。拡径が完了した
らモータ140を停止するとともに、ハンドル176を回転し
てフック部材152が収納できる位置まで拡径治具145を下
げ袋ナット169を外し、可動軸151を引き上げて調整ナッ
ト168を主軸150の上端に当たるまで締め付ける。しかる
後、拡径治具145をその下端が止水栓49のボール弁48の
上になるまで引き上げ(図15C)、止水栓49のボール弁
を閉める。しかる後、拡径装置本体122の下端めねじ121
を止水栓49のおねじ52からその螺合を解き、取り外す。
【0028】次に止水栓49の上部より図15(D)のよう
に内視鏡管185を下端から挿し込み、止水栓49のおねじ5
2にパッキン186を介してナット187を取付けて締め付け
る。内視鏡管185の下端はテーパ状に形成され、該テー
パ部の内面に鏡188が取付けられ、鏡188の上方には光源
189が設置され、この光源は管内に配設された電線190を
介して外部の電源191に接続されている。192はレンズ、
193はバルブである。この内視鏡管185による観察に際し
ては、バルブ193を開いて空気を抜き管185内を充水し該
管を回転しながらレンズ192から鏡188を覗き込みながら
拡径部3を観察する。観察後、鏡188の下部が止水栓49
のボール弁48の上になるまで引き上げて該弁を閉めた
後、内視鏡管185を取り外す。次に加圧体31を緩めて取
り外すとともに、ボルト19とナット20を緩めて鞍27を取
り外すと、管6には止水栓49を有する筒体46、分水栓1
だけとなるので、分水栓1のボール弁2aを閉める(図
16A)。しかる後、分水栓1を回転して分岐部2cの角
度を変え、分水栓1から筒体46を取り外せば、分水栓1
の取付け作業は全て完了する(図16B→C)。
【0029】図17は分水栓の別の実施例を示し、この実
施例ではゴム輪5の下端面における環状突部11との境に
環状溝195を形成し、この溝195に分水栓1の取付けに際
し、筒状金具4の拡径された先端を嵌入させたものであ
る。このような構成にすると、図1のものに比べて高圧
水や傾動に対してゴム輪4が抜けにくくなるという利点
がある。
【0030】前記実施例は不断水下での分水栓1の取付
方法として説明したが、流体管6を断水しての取り付け
でも有効であることは言うまでもない。また鞍27や穿孔
装置18や拡径装置120の細部の構成は図示したもの以外
の構成でもよく、実施に際しては発明の要旨を代えない
範囲で種々変更することが可能である。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は前記のような構成から
なるので、次のような優れた効果がある。 (1)分水栓に抜け出し力が働いた場合、筒状金具の下
端拡径部の外径が分岐口の口径よりも大きいので、拡径
部が変形又は破断するまで抜け出し力に耐える。 (2)ゴム輪を押し広げて筒状金具を圧入しているの
で、分岐口の口縁の高さの差に関係なく、ゴム輪と分岐
口の口縁、ゴム輪と筒状金具の外周面の面圧が均等であ
り、シール機構に不安がない。 (3)分水栓に大きな横方向の力が加わり、傾動して
も、ゴム輪の上端フランジ部とゴム輪の下端部の反転し
た環状突部の弾力で横方向力を無理なく吸収し、ゴム輪
を傷つけることなく、容易に屈曲することができるし、
ゴム輪のフランジ部が栓本体の下端面の環状突起で押え
られ、一体化により傾動に強いものとなる。 (4)管を穿孔したときに出る切粉が分岐口上の管頂部
に残っていても、ゴム輪の上端フランジ部が凹み、切粉
を吸収する。地震、他工事による振動、車両による振動
等にも切粉は脱落しない。もし脱落してもゴム輪の圧入
状態に影響はない。 (5)分水栓を装着後、管内面を清掃するための清掃弾
を管内面に挿入した場合でも、筒状金具の拡径部が丸く
なっているので、清掃弾が引っかかる恐れがない。 (6)筒状金具の胴部は取付による引っ張り荷重を受け
ないので、胴部の厚さを小さくすることができ、管の分
岐口の口径に対して該金具の内径を大きくとれるので、
流量に対する効率がよい。
【0032】請求項2の発明は前記に加えて高圧水や傾
動に対してさらにゴム輪が抜けにくく、強度的に強いも
のとなるという格別の効果がある。請求項3の発明は前
記のような分水栓を穿孔治具や拡径治具等を介して流体
管の分岐口にきわめて容易に取付けることができる。請
求項4の発明は、拡径部の拡径状態を目視により観察す
ることができる。請求項5の発明は分水栓の取付けを簡
素な装置で行なうことができる。特に請求項6の発明は
穿孔に際して生ずる切粉を外部へ排出することができて
不断水下での取付けを可能とし、極めて実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す分水栓が流体管の分
岐口に装着された状態の縦断正面図である。
【図2】分水栓と分岐口の各部の寸法関係を示す取付前
の縦断正面図である。
【図3】分水栓を装着するために管に分岐口を穿孔する
穿孔装置の上半部を示す一部省略の縦断正面図である。
【図4】同上の穿孔装置の下半部を示す一部省略の縦断
正面図である。
【図5】(A)はハンドルの斜視図、(B)は加圧体の
斜視図、(C)は鞍の一部の斜視図、(D)は(C)の
B−B栓に沿う断面図である。
【図6】図4のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図7】穿孔治具収納用筒体の斜視図である。
【図8】穿孔治具の下部を拡大して示し、(A)は側面
図、(B)は縦断正面図、(C)はバイトが収納された
状態の縦断正面図、(D)は(B)の底面図である。
【図9】別の変形例としての穿孔治具の下部を拡大して
示し、(A)は側面図、(B)は縦断正面図、(C)は
バイトが収納された状態の縦断正面図、(D)は(B)
の底面図である。
【図10】さらに別の変形例としての穿孔治具の下部を
拡大して示し、(A)は側面図、(B)は縦断正面図で
ある。
【図11】プレス拡径装置の一部省略の縦断正面図であ
る。
【図12】拡径治具を示し、(A)は縦断正面図、
(B)は底面図、(C)は可動軸の正面図、(D)はそ
の底面図である。
【図13】(A),(B),(C)とも作用を説明する
部分断面図である。
【図14】(A),(B),(C)とも作用を説明する
部分断面図である。
【図15】(A),(B),(C),(D)とも作用を
説明する部分断面図である。
【図16】(A),(B),(C)とも作用を説明する
部分断面図である。
【図17】分水栓の別の実施例を示し、(A)はその取
付状態の縦断正面図、(B)はゴム輪の縦断正面図、
(C)は取付け作業中の縦断正面図である。
【図18】従来例の分水栓が流体管の分岐口に装着され
た状態の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 分水栓 2 栓本体 3 拡径部 4 筒状金具 5 ゴム輪 6 管 9 分岐口 12 環状突起 18 穿孔装置 27 鞍 31 加圧体 56 止水用弁体 61 穿孔装置本体 65 穿孔治具 73 ドリル 76 バイト 120 プレス拡径装置 122 拡径装置本体 145 拡径治具 152 フック部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下端開口の中空筒状金具を下端面に連
    設した栓本体と、この栓本体の筒状金具の下端部の外周
    に嵌合して装着され、かつ下端部に環状突部が設けられ
    たゴム輪とを具え、このゴム輪を装着した栓本体の筒状
    金具を流体管に穿孔された分岐口に圧入嵌合して装着し
    た分水栓において、前記栓本体の筒状金具を薄肉状と
    し、かつ該筒状金具の下端部の内面をその外径が分岐口
    より大きくなるように凸状湾曲面にした拡径部に形成
    し、前記ゴム輪の分岐口から突出した上端部に外向き環
    状フランジ部を形成し、このフランジ部に上方から嵌合
    する環状突起を栓本体の下端面に形成したことを特徴と
    する分水栓。
  2. 【請求項2】 ゴム輪の下面に環状溝が形成され、該溝
    に筒状金具の拡径部に形成された下端が嵌入している請
    求項1記載の分水栓。
  3. 【請求項3】 流体管の外周に着脱可能に設置した鞍の
    非円形の中空筒部内に下端にドリルを有し、かつ該ドリ
    ルの上方に側面から外方に突出可能なバイトを有する穿
    孔治具を上から挿入し、この穿孔治具の外周面には上方
    から順に止水用弁体、分水栓の栓本体及びゴム輪を前記
    中空筒部と摺接可能に、しかもこれら止水用弁体、分水
    栓の栓本体及びゴム輪に対して穿孔治具が上下動可能か
    つ回転可能なように、栓本体の下端に設けた筒状金具の
    下端がゴム輪の上端と係合するように通して装着されて
    おり、前記穿孔治具を下動させながら回転して流体管を
    ドリルで穿孔して穴を形成するとともに、さらにバイト
    を側方に突出させた状態で穿孔治具を回転して前記穿孔
    した穴を拡径して分岐口を形成した後、該止水用弁体、
    分水栓の栓本体及びゴム輪はそのままに穿孔治具をバイ
    トを下の突出前の状態にしたうえで中空筒部から上方へ
    引き上げて抜き出し、前記分岐口にゴム輪及び筒状金具
    を適宜の手段で押し込んで圧入してゴム輪の上端フラン
    ジ部が流体管の外周面に接し、栓本体の筒状金具の下端
    がゴム輪の下端より下方に突出するようにし、次に中空
    筒部内に上から拡径治具を挿入し、この拡径治具は上端
    が開口し、かつ底部が下向き傾斜のテーパ面に形成され
    た軸孔を有し、該軸孔のテーパ面と対向する周壁にフッ
    ク部材突出用窓が切欠き形成された主軸と、この主軸の
    軸孔に上下動可能に嵌合された可動軸と、この可動軸の
    下端にピンで軸線に対し所定角度傾動可能に枢支され、
    可動軸の下動により主軸のテーパ面を摺動して傾動し成
    形面を前記窓から外方に突出するフック部材とからなっ
    ており、前記挿入した拡径治具の下端が前記圧入された
    筒状金具の下端より下方に突出した後、可動軸を下動し
    てフック部材の成形面を窓から外方に突出するように
    し、しかる後に拡径治具を回転させるとともに、拡径治
    具を僅かずつ小刻みに上下動させて筒状金具の下端部を
    プレスし、内側から外側に向かってラッパ状に拡径して
    外径が分岐口の口径よりも大きい拡径部に成形すること
    を特徴とする分水栓の取付方法。
  4. 【請求項4】 拡径部の形成後に、下端に鏡と光源を取
    付け、上端にレンズを取付けた内視鏡管を中空筒部内に
    挿入し、拡径部を観察する請求項3記載の分水栓の取付
    方法。
  5. 【請求項5】 非円形の中空筒部を有し、該筒部が上向
    きとなるように流体管の外周に着脱可能に設置された鞍
    と、上端が開口し、かつ底部が下向き傾斜のテーパ面に
    形成された軸孔を有し、該軸孔のテーパ面と対向する周
    壁にバイト突出用窓が切欠き形成され、かつ下端面にド
    リルが設けられた主軸と、この主軸の軸孔に上下動可能
    に嵌合された可動軸と、この可動軸の下端にピンで軸線
    に対し所定角度傾動可能に枢支され、可動軸の下動によ
    り主軸のテーパ面を摺動して傾動し前記窓から外方に突
    出するバイトとからなり、主軸の外周面に上方から順に
    止水用弁体、分水栓の栓本体及びゴム輪を前記中空筒部
    と摺接可能に、しかもこれら止水用弁体、分水栓の栓本
    体及びゴム輪に対して主軸が上下動可能かつ回転可能な
    ように、栓本体の下端に設けた筒状金具の下端がゴム輪
    の上端と係合するように通して装着されていて、前記鞍
    の筒部内に上下動可能かつ回転可能に挿入された穿孔治
    具と、この穿孔治具を上下動する第1操作部材と、前記
    穿孔治具を回転する第1作動部材とを含む穿孔装置と、
    上端が開口し、かつ底部が下向き傾斜のテーパ面に形成
    された軸孔を有し、該軸孔のテーパ面と対向する周壁に
    フック部材突出用窓が切欠き形成された主軸と、この主
    軸の軸孔に上下動可能に嵌合された可動軸と、この可動
    軸の下端にピンで軸線に対し所定角度傾動可能に枢支さ
    れ、可動軸の下動により主軸のテーパ面を摺動して傾動
    し前記窓から外方に突出するフック部材とからなり、前
    記穿孔治具が鞍の筒部から取り外された後の筒部内に上
    下動可能かつ回転可能に挿入される拡径治具と、この拡
    径治具を上下動する第2操作部材と、前記拡径治具を回
    転する第2作動部材とを含むプレス拡径装置とを具えた
    ことを特徴とする分水栓の取付装置。
  6. 【請求項6】 止水用弁体より下方の中空筒部に穿孔治
    具の穿孔により発生する切粉を外部に排出するためのバ
    ルブを設けた請求項5記載の分水栓の取付装置。
JP5232996A 1993-09-20 1993-09-20 分水栓、その取付方法及び装置 Expired - Lifetime JP2625357B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5232996A JP2625357B2 (ja) 1993-09-20 1993-09-20 分水栓、その取付方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5232996A JP2625357B2 (ja) 1993-09-20 1993-09-20 分水栓、その取付方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0790890A true JPH0790890A (ja) 1995-04-04
JP2625357B2 JP2625357B2 (ja) 1997-07-02

Family

ID=16948172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5232996A Expired - Lifetime JP2625357B2 (ja) 1993-09-20 1993-09-20 分水栓、その取付方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2625357B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005030503A (ja) * 2003-07-04 2005-02-03 Yorozuya Kiko:Kk 分水栓
JP2009210109A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Cosmo Koki Co Ltd 穿孔部の防食手段
JP2013092180A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Yokohama City 配水管等からの給水管分岐穿孔における密着コアの装着状態の確認検査方法及びその確認検査装置
EP3611419B1 (de) * 2018-08-14 2022-03-16 Wilhelm Ewe GmbH & Co. KG Bohrlochhülse für eine anbohrarmatur und verfahren zum abdichten eines rohres

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105190145B (zh) * 2013-03-21 2017-07-04 米田股份有限公司 分水栓形成方法及使用同方法的分水栓安装用夹具
WO2018163415A1 (ja) * 2017-03-10 2018-09-13 ヨネ株式会社 分岐構造、分岐構造の取付け方法及び分岐構造の取付け具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005030503A (ja) * 2003-07-04 2005-02-03 Yorozuya Kiko:Kk 分水栓
JP2009210109A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Cosmo Koki Co Ltd 穿孔部の防食手段
JP2013092180A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Yokohama City 配水管等からの給水管分岐穿孔における密着コアの装着状態の確認検査方法及びその確認検査装置
EP3611419B1 (de) * 2018-08-14 2022-03-16 Wilhelm Ewe GmbH & Co. KG Bohrlochhülse für eine anbohrarmatur und verfahren zum abdichten eines rohres

Also Published As

Publication number Publication date
JP2625357B2 (ja) 1997-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5002318A (en) Variable length pipe connector and method of manufacture and use
EP0700495B1 (en) A device for fluid blocking in a pipeline
WO2005108841A2 (en) Threaded device for removing a fractured cartridge from a valve body
JP2022125279A (ja) 流体管路構造の弁撤去方法と流体管路構造及び弁装置
US4921004A (en) Piercing surge regulator valve and apparatus
JPH0790890A (ja) 分水栓、その取付方法及び装置
US7373674B1 (en) Tub spout installation system
WO2000061987A1 (en) A removable closure system
US20060000999A1 (en) Sluicing valve device
US5267612A (en) Friction plug for a high pressure pipe
JP2614386B2 (ja) 分水栓、その取付方法及び装置
JPH07173860A (ja) 分水栓の取付方法及び装置
JP2552794B2 (ja) 分水栓、その取付方法及び装置
RU2434178C2 (ru) Способ и устройство для врезки в трубопровод, снабженный седловидной насадкой для ответвления
JP2625358B2 (ja) 分水栓の取付方法及び装置
JPH08113963A (ja) 分水栓の取付装置
JPH0579595A (ja) ホツトタツプ用フイツテイングを用いて装着するバルブ
JP3628608B2 (ja) 分水栓及び該分水栓を使用した不断水での分岐金具の取付装置とその方法
JP2552795B2 (ja) 分水栓の取付方法
JP3173710B2 (ja) 分岐管の取付装置および分岐管の取付方法
JPH037100Y2 (ja)
KR19990046704A (ko) 배관용분기티의마감체결장치
JP3336227B2 (ja) 樹脂管の分岐工法
JP2005188569A (ja) 分水栓及び、分水栓の取り付け方法
JPH07103952B2 (ja) ホットタップ用フィッティングを用いるバルブ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970218