JPH079067U - モータ - Google Patents

モータ

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Publication number
JPH079067U
JPH079067U JP3462093U JP3462093U JPH079067U JP H079067 U JPH079067 U JP H079067U JP 3462093 U JP3462093 U JP 3462093U JP 3462093 U JP3462093 U JP 3462093U JP H079067 U JPH079067 U JP H079067U
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JP
Japan
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motor
control
circuit board
mounting plate
rotor
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Pending
Application number
JP3462093U
Other languages
English (en)
Inventor
利治 田中
功雄 井原
Original Assignee
天竜丸澤株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御用ICの放熱効果を確保しつつ、小型化
可能なモータを提供する。 【構成】 モータ10はモータ取付板44により、外部
へ取り付けられる。制御用IC34は、ロータ16の回
転を制御する。回路基板30には、制御用IC34を含
む回路が設けられている。前記モータ取付板44は金属
で形成され、前記回路基板30と接近して配されると共
に、前記制御用IC34と接触している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はモータに関し、一層詳細にはモータを外部へ取り付けるためのモータ 取付板と、ロータの回転を制御するための制御用ICと、制御用ICを含む回路 が設けられた回路基板とを具備するモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のモータ取付板と、制御用ICと、回路基板とを具備するモータについて 図7と共に説明する。 図7に示すモータ100は、ブラシレスモータであり、複数のステータコイル 102が周方向へ並設されると共に、軸受ハウジング104へ固定されている。 ロータ106は、カップ部108の内周面に固定されたリング状マグネット11 0と、カップ部108の中心から立設されたロータ軸112とから成る。ロータ 軸112は軸受ハウジング104内へ回転可能に配設されている。 ステータコイル102へ選択的に通電することによりロータ106が回転する 。 ステータコイル102への通電制御等を行う制御用IC114は軸受ハウジン グ104に固定された回路基板116の上面に配設されている。制御用IC11 4は発熱が著しいため上面に大型の放熱部材118が設けられている。 上記の構成を有するモータ100は、モータ取付板120を介して被取付部( 不図示)へ取り付けられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来のモータ100には次のような課題がある。 制御用IC114の上面に大型の放熱部材118を配設するため、回路基板1 16とモータ取付板120との間隔を大きく取らねばならない。放熱部材118 を小型化すると放熱効果が低下し制御用IC114の損傷を招くので、放熱部材 118を小型化は不可能である。そのため、放熱部材118を用いて必要な放熱 効果を確保すると、モータ100全体としてロータ軸112の軸線方向の長さが 長くならざるを得ない。そのため、モータ100が大型化してしまい、製造コス トが上昇するという課題がある。 また、モータ100の大型化に伴い、モータ100の占有空間が大きくなり、 当該モータ100を組み込む機械装置の設計自由度が制約を受ける等の課題もあ る。 従って、本考案は制御用ICの放熱効果を確保しつつ、小型化可能なモータを 提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備える。 すなわち、モータを外部へ取り付けるためのモータ取付板と、ロータの回転を 制御するための制御用ICと、該制御用ICを含む回路が設けられた回路基板と を具備するモータにおいて、前記モータ取付板は金属で形成され、前記回路基板 と接近して配されると共に、前記制御用ICと接触していることを特徴とする。
【0005】
【作用】
作用について説明する。 モータ取付板が金属で形成され、そのモータ取付板を回路基板と接近して配設 すると共に、制御用ICと接触させることにより、制御用ICから発生する熱を 金属製のモータ取付板へ伝導させることが可能となる。モータ取付板へ伝導され た熱は、広い面積を有するモータ取付板から放熱可能となる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例について添付図面と共に詳述する。なお、本実施 例ではモータとしてブラシレスモータを例に挙げて説明する。 図1は本実施例のブラシレスモータ10の断面図であり、図2はその底面図で ある。 12は軸受ハウジングであり、詳しい形状等は後述するが、両端が開放された 金属製(例えばアルミニウム)の筒状体である。 14はステータコイルであり、複数(例えば12個)設けられている。ステー タコイル14は軸受ハウジング12の外周面に周方向へ並設されると共に固定さ れている。
【0007】 16はロータであり、カップ部18、駆動用マグネット20、速度検出用マグ ネット22およびロータ軸24とから成る。 カップ部18は、金属(例えば鉄)で形成され、上面が開放されたカップ状に 形成されている。カップ部18の底面には複数の透孔26が形成され軽量化と放 熱効率の向上を図っている。 駆動用マグネット20は、リング状に形成され、カップ部18の内周面に固定 されている。駆動用マグネット20の内周面には複数(例えば8個)のN、S磁 極が交互に周方向へ着磁されている。
【0008】 速度検出用マグネット22は肉薄のリング状マグネットであり、駆動用マグネ ット20の上端面に固定されている。速度検出用マグネット22の上端面には後 述する速度検出用平面コイルのターン数と等しい数のN、S磁極が交互に周方向 へ着磁されている。 ロータ軸24は、金属(例えば鉄)で形成され、カップ部18の中心から立設 されている。ロータ軸24は、軸受ハウジング12へ回転可能に挿通されている 。ロータ軸24は、軸受ハウジング12内に固定されているボールベアリング2 8を介して回転可能になっている。 従って、ステータコイル14へ選択的に通電することによりステータコイル1 4に発生する磁力と駆動用マグネット20の磁力との関係でロータ16はロータ 軸24を中心に回転する。
【0009】 30は回路基板であり、合成樹脂(例えばエポキシ樹脂)で形成され、軸受ハ ウジング12へ外嵌、固定されている。詳しい構成は後述するが、回路基板30 の底面にはロータ16の速度検出用平面コイル32がプリントされている。平面 コイル32は速度検出用マグネット22の上端面と対向しており、速度検出用マ グネット22がロータ16と一体に回転すると、平面コイル32は速度検出用マ グネット22に誘導され、ロータ16の回転速度に応じた周波数を有する信号を 出力する。この信号を処理することにより、ロータ16の回転速度を検出可能と なる。回路基板30の上面にもロータ16の回転制御用に回路がプリントされて いる。
【0010】 34は制御用ICであり、回路基板30の上面に配設されている。制御用IC 34は、平面コイル32の出力信号等のデータを基に、予めプログラムされた手 順でステータコイル14への通電を制御してロータ16の回転を制御する。制御 用IC34は従来使用されていたものと同一のICを使用し、回路基板30上面 との間には間隙36が設けられている。 38は電子チップ部品であり、例えばサーボ制御用の信号を処理する。電子チ ップ部品38は回路基板30の上面に配設され、プリントされた回路を介して制 御用IC34等と接続されている。電子チップ部品38は制御用IC34の底面 と回路基板30上面との間の間隙36内に配設されている。当該位置に電子チッ プ部品38を配置すると、ステータコイル14から離間すると共に、制御用IC 34に接近しているので、特別な処理を施すこと無く、最大のノイズ源であるス テータコイル14からのノイズの影響を軽減可能となるからである。
【0011】 40はホール素子であり、ロータ16の回転検出用に配設されている。ホール 素子40は回路基板30の底面側であり、平面コイル32へ接近した位置に複数 個(例えば3個)が非対称に設けられている。ホール素子40は駆動用マグネッ ト20の磁極の接離により異なった信号を出力する。ホール素子40の出力信号 を処理することにより、ロータ16の回転の有無、回転方向を検出可能になって いる。 42はコネクタであり、回路基板30の上面に設けられている。コネクタ42 を介してステータコイル14へ直流電圧が印加される。
【0012】 44はモータ取付板であり、比較的熱伝導率の高い金属(例えば鉄)で形成さ れ、軸受ハウジング12へ外嵌、固定されている。モータ取付板44はモータ1 0の全上面を略覆う広さを有している。モータ取付板44は、回路基板30と接 近して配設され、底面が制御用IC34の上面と接触している。両者を接触させ ているのは熱伝導率の高い金属で形成され、かつ面積の広いモータ取付板44を 制御用IC34の放熱部材として使用するためである。制御用IC34の熱を確 実にモータ取付板44へ伝導させるため、モータ取付板44の底面と制御用IC 34の上面との間には伝熱材(例えばシリコーングリス、シリコーンラバー等) が介挿されている。なお、本実施例では伝熱材の介挿を確認するためにモータ取 付板44の制御用IC34に対応する部分に透孔45が設けられ、伝熱材の有無 を目視で確認可能になっている。 46はボルトであり、ステータコイル14のコア48とモータ取付板44とを 連結している。
【0013】 次に図3および図4と共に回路基板30の形状と軸受ハウジング12の形状に ついて説明する。 回路基板30の中心には軸受ハウジング12を挿通するための中心孔50が透 設されている。中心孔50の縁部は一部が直線縁部52に形成されている。 一方、軸受ハウジング12は外周面の一部が平面部54に形成されている。こ の平面部54を中心孔50の直線縁部52へ対応させることにより、軸受ハウジ ング12を中心孔50内へ嵌着させることが可能となる。軸受ハウジング12の 外周面には段差部56が形成され、段差部56で回路基板30と掛止可能になっ ている。
【0014】 続いて図5(平面図)および図6(底面図)と共に回路基板30の詳細につい て説明する。 図5および図6は回路基板へ軸受ハウジング12を挿通し、軸受ハウジング1 2へロータ軸24を挿通した状態を示す。 回路基板30の上面には前述の如く制御用IC34や電子チップ部品38等が 配設されている(図5参照)。制御用IC34は、その一方の側縁58が軸受ハ ウジング12の平面部54と平行かつ可及的に接近して配設され、各アウターリ ード60は回路基板30を貫通され、回路基板30の下面側でプリントされた回 路(不図示)へ接続されている。なお、ステータコイル14の銅線と回路基板3 0の回路とを接続するための半田付用ラウンド31を回路基板30の縁部に設け てあるため、モータ10を組み立てた後であっても容易に半田付可能になる等、 半田付をどの工程で行うか自由に選択できる。
【0015】 回路基板30の下面には前述の如く平面コイル32や回路がプリントされ、ホ ール素子40等が配設されている(図6参照)。平面コイル32はロータ16の 速度検出用マグネット22の上端面に対応して略360度に亙り形成されている 。平面コイル32は360度に亙ることなく弧状に形成してもよいが、検出精度 を勘案すると360度に亙り設けるほうがよい。本実施例では、軸受ハウジング 12に平面部54を設け、制御用IC34の側縁58を平面部54と平行かつ可 及的に接近して配設することにより、制御用IC34のアウターリード60の下 端部であって、回路基板30の下面側へ突出した半田バンプ62を全て平面コイ ル32の内側に位置させることが可能になっている。その結果、平面コイル32 を360度に亙り設けることができるようになった。
【0016】 本実施例のモータ10では、制御用IC34から発生した熱はシリコーングリ スを介して接触しているモータ取付板44へ伝導される。モータ取付板44は、 モータ10の全上面を覆うほど広い放熱面積を有するので効率良く熱を大気中へ 放出可能となる。さらに、モータ取付板44と接触している軸受ハウジング12 やボールベアリング28、ロータ軸24、カップ部18等も金属で形成されてい るので当該部材からも放熱することができ、従来の放熱部材118(図7参照) のみの放熱効果と比較すると本実施例のモータ10の方が格段の放熱効果を有す るものである。 以上、本考案の好適な実施例について種々述べてきたが、本考案は上述の実施 例に限定されるのではなく、考案の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施しう るのはもちろんである。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係るモータを用いると、モータ取付板が金属で形成され、そのモータ 取付板を回路基板と接近して配設すると共に、制御用ICと接触させることによ り、制御用ICから発生する熱を金属製のモータ取付板へ伝導させることが可能 となる。モータ取付板へ伝導された熱は、広い面積を有するモータ取付板から放 熱可能となるので、従来必要であった放熱部材を設けることなく制御用ICの放 熱効果を上げることが可能となる。 また、放熱部材を不要とし、さらにモータ取付板を回路基板と接近して配設す るので、モータの小型化が可能となる。 さらに、放熱部材を不要とする分、部品点数を減じることができ、かつ小型化 が可能となるのでモータの製造コストを削減可能となる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るモータの実施例を示した断面図。
【図2】実施例のモータの底面図。
【図3】回路基板の形状を示した平面図。
【図4】軸受ハウジングの斜視図。
【図5】軸受ハウジングを嵌着した状態の回路基板を示
した平面図。
【図6】軸受ハウジングを嵌着した状態の回路基板を示
した底面図。
【図7】従来のモータを示した断面図。
【符号の説明】
10 モータ 16 ロータ 30 回路基板 34 制御用IC 44 モータ取付板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを外部へ取り付けるためのモータ
    取付板と、 ロータの回転を制御するための制御用ICと、 該制御用ICを含む回路が設けられた回路基板とを具備
    するモータにおいて、 前記モータ取付板は金属で形成され、前記回路基板と接
    近して配されると共に、前記制御用ICと接触している
    ことを特徴とするモータ。
JP3462093U 1993-06-25 1993-06-25 モータ Pending JPH079067U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3462093U JPH079067U (ja) 1993-06-25 1993-06-25 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3462093U JPH079067U (ja) 1993-06-25 1993-06-25 モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH079067U true JPH079067U (ja) 1995-02-07

Family

ID=12419432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3462093U Pending JPH079067U (ja) 1993-06-25 1993-06-25 モータ

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JP (1) JPH079067U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51126022U (ja) * 1975-04-05 1976-10-12
JP2004104986A (ja) * 2002-07-16 2004-04-02 Japan Servo Co Ltd 永久磁石形回転電機
JP2009261095A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Mitsubishi Electric Corp 磁石埋込型回転子
JP2016063680A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社デンソー 回転電機一体型制御装置

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