JP3542442B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ブラシレスモータに関し、特に、一般産業用ブラシレスモータの整流切り替えセンサの位置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来例を示すブラシレスモータの整流切り替えセンサの位置構造を示す縦断面図であり、図9はその軸方向から見た平面図である。1は本体側への取り付け基準となりモータ全体を支える前蓋であり、前蓋1の中央部には負荷に回転力を伝達する軸3を回転自在に支持する軸受け2が配置され、さらに前蓋1の外周部にはヨーク5を内側に設けたハウジング4が固定されている。
【0003】
また、軸3にはバックヨーク6が配置されており、このバックヨーク6に掛かるスラスト力は軸受け2で受けるようになっている。このバックヨーク6の外周にはマグネット7が固定されており、このマグネット7はヨーク5と共に閉じた磁気回路を形成している。8はハウジング4に軸方向に摺動可能に配置された軸受けであり、バネ9によりバックヨーク6と共に上方に付勢されている。また、マグネット7とヨーク5の磁気回路中には、通電されることによりマグネット7に与える回転力を発生するコイル10が配置されている。
【0004】
一方、前蓋1には、コイルへの通電タイミングを切り替えるための整流切り替えセンサ11が配置された回路基板A12が固定されている。なお、コイル10の端末10aはモータ外部への電気的な導通を行うために電源(図示せず)に接続されている。
【0005】
ここで、マグネット7の漏れ磁束を整流切り替えセンサ11で検出し、その信号を外部回路(図示せず)で処理し、コイル10への通電がなされる。するとマグネット7とヨーク5によって形成された磁界中に配置されたコイル10に通電されるため、マグネット7は回転力を得て、軸3は回転する。
【0006】
また、図10は集積回路等の回路部品がモータと一体的に構成される場合に、その回路部品がモータ側面に位置する場合の他の従来例の縦断面図である。1はモータ全体を支える前蓋で、この外周部にはハウジング4が配置され、また、前蓋1には、整流切り替えセンサ11が配設されている回路基板A12が固定されている。回路基板A12にはスペース的な制約により、整流切り替えセンサ11と同一平面上には集積回路等の回路部品は実装できない。またハウジング4の外側部には、コイルへの通電を行う集積回路14が配置された回路基板B13が回路基板A12と別に固定されており、回路基板A12からの信号を集積回路14へ導通するように、回路基板B13の接続部13aで電気的に接続されている。また、同様に、コイルの端末10aも回路基板B13に接続されている。
【0007】
前述の構成により、マグネット7の漏れ磁束を整流切り替えセンサ11で検出し、その信号をハウジング4の外側部に配置された集積回路14で処理し、コイル10への通電がなされ、マグネット7は回転力を得て、軸3は回転する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図8、図9に示すような従来例においては、整流切り替えセンサが配置された回路基板12とコイル10とは別のユニットであるため、前蓋1とハウジングを組み立てた後、コイル10の端末10aを回路基板12に半田付けしなけらばならない。しかし、回路基板12の半田付け部は前蓋1には直接的に接していなく、空中に浮いている状態であるため、半田付けがしずらいという欠点があり、さらに回路基板がフレキシブル基板の場合には、基板の屈曲が繰り返されると、コイル端末10aが破断しやすいという欠点があった。
【0009】
また、図10に示すような従来例においては、整流切り替えセンサ11が実装された回路基板A12は前蓋1に一体的に配置されている。また、ハウジング4の外周部には、モータを駆動する集積回路14が実装された回路基板B13が、またハウジング4の内周部にはコイル10がそれぞれ一体的に配置されている。したがって、モータの組み立て時には、前蓋1とハウジング4を組み立ててから回路基板の接続部13aを半田付けして導通を確保しなけらばならないため、2つの回路基板と、それぞれの固定工程が必要であるなど部品点数も多く、また組み立て性も良好でないなどの問題があった。
【0010】
したがって、本発明の目的は、部品点数が少なくかつ組み立てが容易な構造のブラシレスモータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、本発明では、ハウジングを樹脂で構成し、整流切り替えセンサを曲折された回路基板と共にハウジングの外側部に配置することにより、部品点数も少なく、組立が容易なブラシレスモータを実現している。
具体的には、本発明のブラシレスモータは、マグネットが固定されて回転力を伝達する軸と、該マグネットと磁気回路を構成するために配置されたヨークと、前記ヨークに固定されたコイルと、前記ヨークを保持するハウジングと、前記コイルの通電の切り替え時期を検出する整流切り替えセンサと、前記コイルと前記整流切り替えセンサの電気的導通を行う回路基板からなるブラシレスモータにおいて、前記回路基板は前記ハウジングの外側部に露出して取り付けられ、かつ少なくとも1つの前記整流切り替えセンサを前記回路基板に配置したことを特徴とする。
また、本発明のブラシレスモータは、前記構成に加えて、前記回路基板は前記ハウジングの外周部に折曲されていることを特徴とする。
さらにまた、本発明のブラシレスモータは、前記構成に加えて、前記ハウジングが樹脂で構成されていることを特徴とする。
【0012】
【実施例】
次に、本発明の実施例を説明する。
【0013】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1のブラシレスモータの縦断面図であり、図2はその軸方向の下側から見た底面図である。1は本体側への取り付け基準となりモータ全体を支える前蓋であり、この中央部には負荷に回転力を伝達する軸3を回転自在に支持する軸受け2が配置され、さらに、前蓋1の外周部にはヨーク5を内側に設けたハウジング4が固定されている。
【0014】
また、軸3には軸方向の力を軸受けに伝えるバックヨーク6が配置され、このバックヨーク6の外周部にはマグネット7が配置されており、このマグネット7はヨーク5と共に閉じた磁気回路を形成している。8はハウジング4に軸方向に摺動可能に配設された軸受けであり、バネ9によりバックヨーク6と共に上方に付勢されている。また、マグネット7とヨーク5の磁気回路中には、通電されることによりマグネット7に与える回転力を発生するコイル10が配置されている。
【0015】
一方、ハウジング4の外側部には、ハウジング4を介してヨーク5と軸方向に重なる位置に、コイル10との角度的相対位置を確保するように折曲された回路基板A12の曲折部12aと整流切り替えセンサ11が配置され、マグネット7の外周面からの漏れ磁束を検出している。また、同時にコイル10の端末10aも回路基板A12に電気的に接続されている。さらに、ハウジング4は樹脂により構成されているため、ヨーク5の影響をほとんど受ける事なく、マグネット7の漏れ磁束を整流切り替えセンサ11で検出できる。
【0016】
そして、その信号を外部回路(図示せず)で処理し、コイル10への通電がなされると、マグネット7とヨーク5による磁界中に配置されたコイル10に通電により、マグネット7は回転力を得て軸3は回転することができる。
【0017】
(実施例2)
図3は本発明の実施例2のブラシレスモータの縦断面図であり、図4はその軸方向の下側から見た底面図であり、図5は図3に示した実施例2の集積回路14側から見た側面図である。4はハウジングであり、ハウジング4の外側部に貼着された回路基板B13にはコイル10への整流を行う集積回路14が配置され、さらにマグネット7の漏れ磁束を検出する整流切り替えセンサも回路基板B13の曲折部13bに配置されている。
【0018】
この実施例2においても、回路基板はハウジング4の外周部に貼着された1つの回路基板B13だけで構成できるため、部品点数が少なくて済む。また、組み立て上、集積回路等の電気部品が実装された回路基板をハウジングの外周部に貼着した状態で、他の部品(前蓋1、軸受け2、ロータユニット、コイル10、ヨーク5等)を組み付け、最後にコイル端末10aを半田付けすることができるので、組み立て性も向上している。
【0019】
(実施例3)
図6は本発明の実施例3のブラシレスモータの底面図である。この実施例3では、2つの整流切り替えセンサ11が使用されている。モータのコイル・マグネットの構成によっては、整流切り替えセンサを2つ使用する場合を想定したものである。
【0020】
(実施例4)
図7は本発明の実施例4のブラシレスモータの底面図である。この実施例4では、1つの整流切り替えセンサ11が使用されている。モータのコイル・マグネットの構成によっては、整流切り替えセンサを1つ使用する場合を想定したものである。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ハウジングを樹脂で構成し、整流切り替えセンサと曲折された回路基板と共にハウジングの外側部に配置することにより、組立が容易なモータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例1のブラシレスモータの縦断面図である。
【図2】図2はその軸方向の下側から見た底面図である。
【図3】図3は本発明の実施例2のブラシレスモータの縦断面図である。
【図4】図4はその軸方向の下側から見た底面図である。
【図5】図5は図3に示した実施例2の集積回路14側から見た側面図である。
【図6】図6は本発明の実施例3のブラシレスモータの底面図である。
【図7】図7は本発明の実施例4のブラシレスモータの底面図である。
【図8】図8は、本発明の従来例のブラシレスモータの縦断面図である。
【図9】図9は、本発明の従来例のブラシレスモータの平面図である。
【図10】図10は、本発明の他の従来例の縦断面である。
【符号の説明】
1 前蓋
2 軸受け
3 軸
4 ハウジング
5 ヨーク
6 バックヨーク
7 マグネット
8 軸受け
9 バネ
10 コイル
10a コイル端末
11 整流切り替えセンサ
12 回路基板A
12a 折曲部
13 回路基板B
13a 接続部
13b 折曲部
14 集積回路

Claims (3)

  1. マグネットが固定されて回転力を伝達する軸と、該マグネットと磁気回路を構成するために配置されたヨークと、前記ヨークに固定されたコイルと、前記ヨークを保持するハウジングと、前記コイルの通電の切り替え時期を検出する整流切り替えセンサと、前記コイルと前記整流切り替えセンサの電気的導通を行う回路基板からなるブラシレスモータにおいて、前記回路基板は前記ハウジングの外側部に露出して取り付けられ、かつ少なくとも1つの前記整流切り替えセンサを前記回路基板に配置したことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 請求項1記載のブラシレスモータにおいて、前記回路基板は前記ハウジングの外周部に折曲されていることを特徴とするブラシレスモータ。
  3. 請求項1または2記載のブラシレスモータにおいて、前記ハウジングが樹脂で構成されていることを特徴とするブラシレスモータ。
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JP5335494B2 (ja) * 2009-03-10 2013-11-06 ミネベア株式会社 モータおよびモータ組込用回路装置
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