JPH079043Y2 - 非接触変位センサ - Google Patents

非接触変位センサ

Info

Publication number
JPH079043Y2
JPH079043Y2 JP9156189U JP9156189U JPH079043Y2 JP H079043 Y2 JPH079043 Y2 JP H079043Y2 JP 9156189 U JP9156189 U JP 9156189U JP 9156189 U JP9156189 U JP 9156189U JP H079043 Y2 JPH079043 Y2 JP H079043Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact displacement
detection coil
coil
change
displacement sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9156189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0330809U (ja
Inventor
克彦 飯島
浩 小沼
博 神吉
義昭 桜井
精 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP9156189U priority Critical patent/JPH079043Y2/ja
Publication of JPH0330809U publication Critical patent/JPH0330809U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH079043Y2 publication Critical patent/JPH079043Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばミニターボコンプレッサのスラスト磁
気軸受用センサ等、各種スラスト用センサに用いられる
非接触変位センサに関する。
[従来の技術] 一般の非接触変位計の検出コイルは、回転軸径より小さ
い円筒状を有している。このため、回転軸の軸方向移動
を計測する場合、一般には回転軸中心をターゲットにし
て計測するが、軸中心をターゲットにできないときに、
軸中心より離れた位置に検出用コイルを置くと、ターゲ
ットである円板の傾きの影響などにより正確な軸移動を
計測できなかった。
このような場合には、回転軸を中心に同円心上に複数の
センサコイルを取付け、各センサコイルの出力信号を演
算処理することにより軸移動量を計測していた。
第4図は従来の非接触変位計の検出コイルの一例を示す
図、第5図は従来の非接触変位計検出コイルを1個使用
した検出装置の構成を示す図、第6図は従来の非接触変
位計検出コイルを回転軸対称に2個使用した検出装置の
構成を示す図である。
第5図は、従来の検出コイルを1個用いて回転軸の軸方
向移動を計測する場合で、回転軸04に円板形ターゲット
05を設け、検出コイルは固定側のホルダ06に取付けてあ
る。この際の従来の検出コイルは、第4図に示すような
ボビン01に銅線(導体)02を巻回したものである。今、
第5図に於いて、破線で示すように、ターゲット05の測
定対象面に傾きがあると、軸04の移動がなくとも、回転
に従い、隙間が変化することになり、軸04が移動したよ
うに読取ってしまう。それを解決するため、第6図に示
すように、回転軸04と対称に複数の検出コイルを用い、
それぞれの検出コイルから出力される信号を演算処理し
て軸移動計測を行なっている。しかしながら、この手段
に於いては、検出コイル、変換器等を複数用意しなけれ
ばならない。
[考案が解決しようとする課題] 回転体に於いて、従来の変位計の検出用コイルで軸方向
の移動を計測しようとすると、回転軸をターゲットにし
ない限り、ターゲット面のうねり、傾き、表面粗さの不
均一などがあると、1個の検出コイルではターゲットと
センサの隙間がバラついているとして計測されるので、
2個あるいはそれ以上の検出用コイルを回転軸の同心円
上に配置し、それぞれの検出コイルから出力される信号
を読み取り、演算処理することにより、軸移動の計測を
行なっている。この場合は、多数の検出用コイルが必要
なので、その取付けや、信号の変換器などコスト増にな
っていた。
[課題を解決するための手段] 円板形ターゲットに対し、ギャップセンサが1個である
ときは、ターゲット面が円板のため、軸の傾きなどがあ
ると、一回転中に周期的にギャップが変り、その都度、
出力も変わるので、出力された信号をそのまま制御に用
いると軸方向の振動を起こす原因となる。
この問題を解決するため、センサを回転軸の同心円上に
複数配置し、それぞれのセンサから出力される信号を演
算処理することで軸移動計測を行なっていたが、このよ
うな構成はセンサの数も増えて、後処理が面倒になる。
そこで、本考案に於いては、軸を中心に同心円状に巻い
たコイルをセンサとして用いる。このような構成を採る
と、軸の傾きによる1回転当りのインダクタンス変化
や、Qの変化が平均に取り出されるのでターゲットの円
板が軸方向に移動しない限り、出力される信号は変動し
ない。
[作用] 非接触変位計の基本原理は、高周波コイルの磁界内に電
導体が近づくと電導体内部に発生する渦電流による導磁
率の変化や、高周波コイルのインダクタンスの変化及び
Qの変化が発生することを利用したものである。従っ
て、磁界をリング状に発生させてもターゲットがリング
状の磁界に掛かっていれば高周波コイルにインダクタン
スの変化やQの変化が発生することになる。
回転中心をターゲットにできない場合は、第2図に示す
ように、円板形ターゲット(5)を設け、リング状に巻
いたコイル(DC)により磁界を発生させれば、ターゲッ
ト面が傾いても、1回転当りのインダクタンスやQの変
化が平均されるため、出力は変わらない。しかし、軸
(4)が動くとインダクタンスやQが相対的変化し、ギ
ャップセンサとして使用することができる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例による非接触変位計のリング
状検出コイルの構成を示す断面図、第2図は本考案の一
実施例によるリング状検出コイルの使用例を示す図であ
る。又、第3図は他の実施例に於ける樹脂製の板または
フィルムに導体をプリント配線した非接触変位計のリン
グ状検出コイルの構成を示す図である。
本考案の一実施例に於けるリング状検出コイル(DC)
は、第1図に示すように、中心に回転軸用穴を持つリン
グ状のボビン1に銅線2を巻回したもので、同軸ケーブ
ル3によって変換器に接続されている。
本考案の一実施例に於ける検出コイル(DC)を第2図に
示すように、リング状の溝に嵌め込んで使用すると、タ
ーゲットの円板5が傾いても1回転当りのインダクタン
スやQの変化が平均化されるため、出力される信号は軸
移動によってターゲットの位置の変わらない限り変化す
ることはない。
従って、本考案の一実施例に於けるリング状検出コイル
(DC)は1個で、かつ演算処理することなく、軸移動を
計測できる。
第3図は円筒状の巻線でなく、プリント配線により平面
に巻線を設けたものである。図中、2は螺旋状の導体
で、樹脂製の板またはフィルムによりベース板7に焼付
けてあり、リード線3を端子部に半田付けして信号取り
出しを行なう。このようなプリント配線による検出コイ
ルは、そのまま軸受側に貼付けて使用できる。検出され
た信号は同軸ケーブルによるリード線で変換器に接続さ
れている。
[考案の効果] 従来の検出用コイルを用いたときは、回転軸中心がター
ゲットとして使えないため、円板によるターゲットを用
いる場合、回転軸の軸方向移動量を計測するために回転
軸の同心円周上に複数の検出コイルを設けなければなら
なかったが、本考案によるリング状検出コイルを使用す
れば1個で従来複数の検出コイルを用いて設けられた性
能以上を得ることができ、十分な感度と耐ノイズ性も有
している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る非接触変位計のリング
状検出コイル構成を示す断面図、第2図は本考案の一実
施例に於けるリング状検出コイルの使用例を示す図、第
3図は本考案の他の実施例に於けるリング状検出コイル
の構成を示す平面図、第4図は従来の非接触変位計の検
出コイルの一例を示す断面図、第5図は第4図に示す検
出コイルを1個使用した例を示す図、第6図は第4図に
示す検出コイルを軸対称に2個使用した例を示す図であ
る。 1……ボビン、2……銅線(導体)、3……リード線、
4……回転軸、5……ターゲット、6……検出コイル受
付ホルダ、7……ベース板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小沼 浩 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 (72)考案者 神吉 博 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)考案者 桜井 義昭 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・エ イチ・アイさがみハイテック株式会社内 (72)考案者 石田 精 福岡県北九州市八幡西区大字藤田2346番地 株式会社安川電機製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出器に高周波コイルを使用し、同検出器
    磁界内に電導体又は磁性体が位置したとき、電導体内に
    発生する渦電流、又は磁性体による導磁率変化により、
    上記コイルのインダクタンス変化及びQの変化が生ずる
    原理を利用して、回転体の軸方向移動を計測する非接触
    変位センサに於いて、検出コイルを、回転軸を中心に同
    心円上にリング状に巻回し、又はプリント基板に螺旋状
    に導体を焼付けて構成したことを特徴とする非接触変位
    センサ。
JP9156189U 1989-08-03 1989-08-03 非接触変位センサ Expired - Lifetime JPH079043Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9156189U JPH079043Y2 (ja) 1989-08-03 1989-08-03 非接触変位センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9156189U JPH079043Y2 (ja) 1989-08-03 1989-08-03 非接触変位センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0330809U JPH0330809U (ja) 1991-03-26
JPH079043Y2 true JPH079043Y2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=31641035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9156189U Expired - Lifetime JPH079043Y2 (ja) 1989-08-03 1989-08-03 非接触変位センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH079043Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102822632A (zh) * 2010-06-10 2012-12-12 松下电器产业株式会社 位置传感器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0330809U (ja) 1991-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7429133B2 (en) Instrumented antifriction bearing and electrical motor equipped therewith
JPH04222447A (ja) 平坦な巻線を有するレゾルバー
WO2005040729A1 (ja) 磁気式エンコーダ装置およびアクチュエータ
JPH11248486A (ja) 回転シャフトの位置および速度のピックアップ
US4574237A (en) Rotary speed measuring apparatus
EP1186872B1 (en) Rotation sensor
US6860159B2 (en) Rotation sensor
US4656377A (en) Tachogenerator having a magnetoresistance stator coil
JPH04331302A (ja) 回転角度を測定するための測定装置
JPH05505885A (ja) 回転角検出用測定装置
US6518752B1 (en) Resolver for measuring and determining angular positions or revolutions of a shaft
JPH079043Y2 (ja) 非接触変位センサ
JPH03506071A (ja) 回転角検出測定装置
US6563412B2 (en) Rotary variable differential transformer
CN112833772A (zh) 角度位置传感器、角度测量系统、方法及车辆
US4488076A (en) Tachometer assembly for magnetic motors
US5574367A (en) Polar coordinates sensor array with rotating magnetic field driven pickup elements
JP3066203B2 (ja) 回転角度センサ
CN113358009B (zh) 混合位置传感器
JPH0522162B2 (ja)
JP4028294B2 (ja) 回転センサ
JP2573995B2 (ja) 磁気軸受用の非接触型変位検出装置
KR20000070595A (ko) 회전각도를 접촉없이 감지할 수 있는 측정장치
JP3910875B2 (ja) 回転センサ
CN212158666U (zh) 一种旋转件位置传感器感应板