JPH079034Y2 - 保温ケース付ヒーター装着給湯樋とヒーター装着給湯樋 - Google Patents
保温ケース付ヒーター装着給湯樋とヒーター装着給湯樋Info
- Publication number
- JPH079034Y2 JPH079034Y2 JP558189U JP558189U JPH079034Y2 JP H079034 Y2 JPH079034 Y2 JP H079034Y2 JP 558189 U JP558189 U JP 558189U JP 558189 U JP558189 U JP 558189U JP H079034 Y2 JPH079034 Y2 JP H079034Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- water supply
- heat
- supply gutter
- heater
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、溶融金属を保持した保温炉の溶湯を保温炉外
へ保温炉内の加圧あるいは、保温炉内への一定体積を有
する固形物の挿入によって溶湯との容積置換によって給
湯する給湯炉或いは保温炉から給湯機械を用いて給湯さ
れた溶融金属を被給湯装置へ導くための給湯樋に関する
ものである。
へ保温炉内の加圧あるいは、保温炉内への一定体積を有
する固形物の挿入によって溶湯との容積置換によって給
湯する給湯炉或いは保温炉から給湯機械を用いて給湯さ
れた溶融金属を被給湯装置へ導くための給湯樋に関する
ものである。
[従来技術及びその問題点] 従来、溶融金属を保持した保温炉の溶湯を保温炉外へ保
温炉内の加圧あるいは、保温炉内への一定体積を有する
固形物の挿入によって所定量を給湯する給湯炉等におい
て使用する給湯樋は各種のものが用いられている。
温炉内の加圧あるいは、保温炉内への一定体積を有する
固形物の挿入によって所定量を給湯する給湯炉等におい
て使用する給湯樋は各種のものが用いられている。
一般的に最も安価なものは鋼板を樋の形状に加工し耐熱
塗料を表面に塗布したものであり、耐磨耗性や耐熱製を
強化するためにセラミックスを表面に溶射したりコーテ
ィングしたものが用いられることがある。
塗料を表面に塗布したものであり、耐磨耗性や耐熱製を
強化するためにセラミックスを表面に溶射したりコーテ
ィングしたものが用いられることがある。
また、保温性を良くするために上部に半円筒状に耐熱保
温材を施した保温ケースを覆ったり、下部外面に同様の
耐熱保温材を施した保温ケースをつけたり、或いはこの
両方を併用したりする場合もある。
温材を施した保温ケースを覆ったり、下部外面に同様の
耐熱保温材を施した保温ケースをつけたり、或いはこの
両方を併用したりする場合もある。
そして、極少量の溶融金属を給湯するときなどは樋上で
の凝固を防ぐためなどで前記の上部保温ケースに発熱体
を組み込み強制加熱を行うとき、或いは上部か下部から
極小型のガストーチ等を用いて燃焼熱によって加熱する
こともあった。
の凝固を防ぐためなどで前記の上部保温ケースに発熱体
を組み込み強制加熱を行うとき、或いは上部か下部から
極小型のガストーチ等を用いて燃焼熱によって加熱する
こともあった。
昨今、極少量の給湯のみでなく多様な合金種を用い様々
な製品を作ることが多くなり、樋上での凝固のケースや
溶融金属の温度降下が重要な課題となってきている。
な製品を作ることが多くなり、樋上での凝固のケースや
溶融金属の温度降下が重要な課題となってきている。
樋上の凝固或いは温度降下を防ぐには保温性を強化し外
部から熱を補ってやれば良い。
部から熱を補ってやれば良い。
外部から必要な熱を補ってやる方法としては前記の上部
からの発熱体による加熱或いは上部ないしは下部からの
極小型のガストーチなどを用いて燃焼熱を与える方法が
極めて有効である。
からの発熱体による加熱或いは上部ないしは下部からの
極小型のガストーチなどを用いて燃焼熱を与える方法が
極めて有効である。
しかし、発熱体による上部からの加熱は、棒状非金属発
熱体、ニクロム線などの金属発熱体、保護管に入ったシ
ース状発熱体、細管発熱体等様々な素材を用いても、樋
上を流れる溶融金属の飛散による発熱体への溶融金属の
付着が原因でトラブルが頻発し実用上の耐久性を持たせ
ることができなかった。
熱体、ニクロム線などの金属発熱体、保護管に入ったシ
ース状発熱体、細管発熱体等様々な素材を用いても、樋
上を流れる溶融金属の飛散による発熱体への溶融金属の
付着が原因でトラブルが頻発し実用上の耐久性を持たせ
ることができなかった。
また、下部に装着するには従来発熱体の素材・形状から
困難であった。
困難であった。
トーチを用いて燃焼熱を利用する方法は上部から或いは
下部からのいずれの場合も加熱量、加熱部位の調節が容
易であり、コスト的にも比較的有利であり、最も適した
方法といえる。
下部からのいずれの場合も加熱量、加熱部位の調節が容
易であり、コスト的にも比較的有利であり、最も適した
方法といえる。
しかしながら、近年の自動化の進展、或いは工場環境の
重視がすすむに従い、工場内で燃焼機器を用いることを
必要最低限に規制し一般設備での使用を厳禁する傾向が
強くなってきている。
重視がすすむに従い、工場内で燃焼機器を用いることを
必要最低限に規制し一般設備での使用を厳禁する傾向が
強くなってきている。
[考案の目的] 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、加工性の
良い細管シースヒーター等が昨今登場したことを利用し
て、安価で、簡便で、確実に強制的に加熱することので
きる給湯樋を提供することを目的とする。
良い細管シースヒーター等が昨今登場したことを利用し
て、安価で、簡便で、確実に強制的に加熱することので
きる給湯樋を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明
する。
する。
(1)第1図(a)は本考案の請求項に関する一実施
例の平面図である。
例の平面図である。
又、第1図(b)は本考案の請求項に関する一実施例
から耐熱保温材を装着した保温ケースを外した時の側面
図であり請求項に関する側面図でもある。
から耐熱保温材を装着した保温ケースを外した時の側面
図であり請求項に関する側面図でもある。
第一図(c)は第一図(a)のA−A断面図である。
第一図(d)は第一図(a)のB−B断面図である。
第二図は加圧式給湯炉に最も簡易な鋼板製給湯樋が装着
された概念図である。
された概念図である。
鋼板等を加工した給湯樋1の内面は耐熱塗料によって塗
装され、あるいは耐久性をより強化させるために、セラ
ミックスが溶射・コーティングされ、外面にはボルト状
にネジ加工されたピンとL型に成形された鋼製保持具で
構成されるヒーター固定金具2のピン部分が溶接されて
いる。
装され、あるいは耐久性をより強化させるために、セラ
ミックスが溶射・コーティングされ、外面にはボルト状
にネジ加工されたピンとL型に成形された鋼製保持具で
構成されるヒーター固定金具2のピン部分が溶接されて
いる。
保護管内部に安全に発熱体を保持したシースヒーター5
は前記給湯樋1と接触などによるトラブルを生じさせな
い充分に離れた安全な位置に外部から電流を受け入れる
ための端子部9を保ちながら、前記給湯樋1の外表面に
複数の前記ヒーター固定金具2によって密着固定されて
いる。
は前記給湯樋1と接触などによるトラブルを生じさせな
い充分に離れた安全な位置に外部から電流を受け入れる
ための端子部9を保ちながら、前記給湯樋1の外表面に
複数の前記ヒーター固定金具2によって密着固定されて
いる。
前記のシースヒーター5は保護管の形状から前記給湯樋
1とは線接触と言えるほど接触面積が少ないので有効に
発生する熱を伝える為、耐熱セメント6を前記の給湯樋
1に前記のシースヒーター5を前記のヒーター固定金具
2を用いて固定し、更に前記のシースヒーター5の全面
を覆うように隙間なく充填固着させる。
1とは線接触と言えるほど接触面積が少ないので有効に
発生する熱を伝える為、耐熱セメント6を前記の給湯樋
1に前記のシースヒーター5を前記のヒーター固定金具
2を用いて固定し、更に前記のシースヒーター5の全面
を覆うように隙間なく充填固着させる。
前記のシースヒーター5からの熱を前記の耐熱セメント
6をも利用してより有効に前記の給湯樋1に伝達するに
は外部への放散量を少なくする必要がある。
6をも利用してより有効に前記の給湯樋1に伝達するに
は外部への放散量を少なくする必要がある。
前述の外部への放散熱を少なくするために、箱状に薄鋼
板を加工した保温ケース7がボルトナット3によって給
湯樋1に取り付けられ、前記の保温ケース7と前記のヒ
ーター固定金具2を用いて前記の給湯樋1に固定され全
面を耐熱セメント6によって覆われたシースヒーター5
が取り付けられた前記の給湯樋1との間には耐熱保温材
が充填されている。
板を加工した保温ケース7がボルトナット3によって給
湯樋1に取り付けられ、前記の保温ケース7と前記のヒ
ーター固定金具2を用いて前記の給湯樋1に固定され全
面を耐熱セメント6によって覆われたシースヒーター5
が取り付けられた前記の給湯樋1との間には耐熱保温材
が充填されている。
こうして構成された本考案に基づく一実施例に基づく保
温ケース付ヒーター装着給湯樋は第2図における鋼製給
湯樋12のように加圧式給湯炉11等に装備される。
温ケース付ヒーター装着給湯樋は第2図における鋼製給
湯樋12のように加圧式給湯炉11等に装備される。
(2)請求項の請求項で構成される保温ケース付ヒ
ーター装着給湯樋から耐熱保温材8を充填した保温ケー
ス7を除外したヒーター装着給湯樋は、取り付けるべき
加圧式給湯炉と非給湯装置等との相対的な位置・距離等
の関係から耐熱保温材8を充填した保温ケース7を取り
付けることが困難な場合に耐熱保温材8を充填した保温
ケース7をつけないか、或いは簡便に耐熱保温材を取り
付けることで不充分ではあるにしても給湯樋1へ発熱体
からの熱を供給することを可能とした。
ーター装着給湯樋から耐熱保温材8を充填した保温ケー
ス7を除外したヒーター装着給湯樋は、取り付けるべき
加圧式給湯炉と非給湯装置等との相対的な位置・距離等
の関係から耐熱保温材8を充填した保温ケース7を取り
付けることが困難な場合に耐熱保温材8を充填した保温
ケース7をつけないか、或いは簡便に耐熱保温材を取り
付けることで不充分ではあるにしても給湯樋1へ発熱体
からの熱を供給することを可能とした。
上記実施例においてシースヒーター5は、給湯樋との間
で電気的なショートとかのトラブルを生じさせることな
く、取り付けられる条件によって様々に変わる給湯樋1
の各種の形状に対応できる加工性を備えた安全性の高い
有効な発熱体であればよく、耐熱セメント6はシースヒ
ーター5からの発熱に耐えうる耐熱性と十分に早く・有
効に給湯樋1にシースヒーター5からの熱を伝達するこ
とができ、いたづらに熱を篭らせ、シースヒーター5を
局所加熱させることで消耗させることのない十分な熱伝
導性を有していれば素材として有効である。
で電気的なショートとかのトラブルを生じさせることな
く、取り付けられる条件によって様々に変わる給湯樋1
の各種の形状に対応できる加工性を備えた安全性の高い
有効な発熱体であればよく、耐熱セメント6はシースヒ
ーター5からの発熱に耐えうる耐熱性と十分に早く・有
効に給湯樋1にシースヒーター5からの熱を伝達するこ
とができ、いたづらに熱を篭らせ、シースヒーター5を
局所加熱させることで消耗させることのない十分な熱伝
導性を有していれば素材として有効である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によって、加圧式給湯炉な
どにおいて非給湯設備に給湯する場合に樋上での凝固或
いは温度降下を最小限に防ぐことのできる安価で簡便
で、確実な強制加熱式給湯樋が可能となった。
どにおいて非給湯設備に給湯する場合に樋上での凝固或
いは温度降下を最小限に防ぐことのできる安価で簡便
で、確実な強制加熱式給湯樋が可能となった。
第1図(a)は本考案の請求項に関する一実施例の平
面図である。 第1図(b)は本考案の請求項に関する一実施例から
耐熱保温材を装着した保温ケースを外した時の側面図で
あり請求項に関する側面図でもある。 第一図(c)は第一図(a)のA−A断面図である。 第一図(d)は第一図(a)のB−B断面図である。 第二図は加圧式給湯炉に最も簡易な鋼板製給湯樋が装着
された概念図である。 1……給湯樋 2……ヒーター固定金具 3……ボルトナット 4……ナット・ワッシャ 5……シースヒーター 6……耐熱セメント 7……保温ケース 8……断熱保温材 9……端子 10……給湯樋熱変形防止用角パイプ 11……加圧式給湯炉 12……鋼製給湯樋
面図である。 第1図(b)は本考案の請求項に関する一実施例から
耐熱保温材を装着した保温ケースを外した時の側面図で
あり請求項に関する側面図でもある。 第一図(c)は第一図(a)のA−A断面図である。 第一図(d)は第一図(a)のB−B断面図である。 第二図は加圧式給湯炉に最も簡易な鋼板製給湯樋が装着
された概念図である。 1……給湯樋 2……ヒーター固定金具 3……ボルトナット 4……ナット・ワッシャ 5……シースヒーター 6……耐熱セメント 7……保温ケース 8……断熱保温材 9……端子 10……給湯樋熱変形防止用角パイプ 11……加圧式給湯炉 12……鋼製給湯樋
Claims (2)
- 【請求項1】給湯樋1と、前記給湯樋1に取り付けられ
た複数個の先端が捻子状に加工されたピンとL型に成形
された鋼製保持具で構成されるヒーター固定金具2によ
ってナット・ワッシャ4を用いて前記給湯樋1の両外側
面に密着するように固定され、前記の給湯樋1の両外側
面をそれぞれU字状で接触カバーしそれぞれのU字状端
部の給湯樋1の底面に位置する一端が一体として接続さ
れ他の端である給湯樋1の上方に位置する部位に端子部
を持ったシースヒーター5と、前記のシースヒーター5
全体を覆うように面状に均一に塗布された耐熱セメント
6と、内部に耐熱保温材8を装着した保温ケース7とで
構成されることを特徴とする保温ケース付ヒーター装着
給湯樋。 - 【請求項2】請求項において記載された保温ケース付
ヒーター装着給湯樋から耐熱保温材8を装着した保温ケ
ース7を除外したヒーター装着給湯樋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP558189U JPH079034Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 保温ケース付ヒーター装着給湯樋とヒーター装着給湯樋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP558189U JPH079034Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 保温ケース付ヒーター装着給湯樋とヒーター装着給湯樋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0296599U JPH0296599U (ja) | 1990-08-01 |
JPH079034Y2 true JPH079034Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=31209079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP558189U Expired - Lifetime JPH079034Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 保温ケース付ヒーター装着給湯樋とヒーター装着給湯樋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079034Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4534048B2 (ja) * | 1998-10-28 | 2010-09-01 | 有明セラコ株式会社 | 金属溶湯用樋 |
-
1989
- 1989-01-20 JP JP558189U patent/JPH079034Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0296599U (ja) | 1990-08-01 |
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