JPH0790173A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0790173A JPH0790173A JP23502193A JP23502193A JPH0790173A JP H0790173 A JPH0790173 A JP H0790173A JP 23502193 A JP23502193 A JP 23502193A JP 23502193 A JP23502193 A JP 23502193A JP H0790173 A JPH0790173 A JP H0790173A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- resin composition
- parts
- weight
- pts
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形品外観、機械的性質、寸法精度、電気的
性質、耐熱性を損なうことなく、特に成形時の流動性、
耐溶剤性および耐油性の改善された樹脂組成物を提供す
ること。 【構成】 (A)ポリフェニレンエーテル20〜80重
量部,(B)ポリオレフィンおよびポリフェニレンサル
ファイドから選ばれた1種以上の重合体20〜80重量
部、(C)分子内にエチレン性二重結合またはヒドロキ
シ基1個と、カルボキシル基2個を同時に有する化合物
を重合して得られる重合体0.1〜10重量部、および
(D)耐衝撃性改良剤1〜15重量部を溶融混練してな
る熱可塑性樹脂組成物。 【効果】 本発明の樹脂組成物は、電気・電子部品、自
動車部品、機械部品、建築部品、雑貨など幅広い分野で
使用できる。
性質、耐熱性を損なうことなく、特に成形時の流動性、
耐溶剤性および耐油性の改善された樹脂組成物を提供す
ること。 【構成】 (A)ポリフェニレンエーテル20〜80重
量部,(B)ポリオレフィンおよびポリフェニレンサル
ファイドから選ばれた1種以上の重合体20〜80重量
部、(C)分子内にエチレン性二重結合またはヒドロキ
シ基1個と、カルボキシル基2個を同時に有する化合物
を重合して得られる重合体0.1〜10重量部、および
(D)耐衝撃性改良剤1〜15重量部を溶融混練してな
る熱可塑性樹脂組成物。 【効果】 本発明の樹脂組成物は、電気・電子部品、自
動車部品、機械部品、建築部品、雑貨など幅広い分野で
使用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の樹脂組成物は、成形品外
観、機械的性質、寸法精度、電気的性質、耐熱性を損な
うことなく、特に成形時の流動性、耐溶剤性および耐油
性の改善さた樹脂組成物に関し、電気・電子部品、自動
車部品、機械部品、建築部品、雑貨など幅広い分野で使
用できる。
観、機械的性質、寸法精度、電気的性質、耐熱性を損な
うことなく、特に成形時の流動性、耐溶剤性および耐油
性の改善さた樹脂組成物に関し、電気・電子部品、自動
車部品、機械部品、建築部品、雑貨など幅広い分野で使
用できる。
【0002】
【従来の技術】従来から、ポリフェニレンエーテルとス
チレン系樹脂からなる組成物は電気的性質、機械的性
質、耐熱性、耐熱水性、寸法精度、成形性などに優れて
いるので、電気・電子部品、自動車部品、機械部品、雑
貨など幅広い分野で使用されている。しかしながら、ポ
リフェニレンエーテルとスチレン系樹脂からなる組成物
は、耐溶剤性および耐油性が不十分なため、改良が強く
望まれていた。ポリフェニレンエーテルの耐溶剤性およ
び耐油性改良法として、特開平4−213357号公報
には、ポリフェニレンエーテルとポリフェニレンサルフ
ァイドおよびアルコキシ基含有化合物からなる熱可塑性
樹脂組成物が開示されているが、衝撃強度が低いという
問題点があった。特開平4−293941号公報には、
ポリフェニレンエーテルとポリオレフィンおよびハロゲ
ン化ブチルゴムからなる熱可塑性樹脂組成物が開示され
ているが、溶融混練時にハロゲン化ブチルゴムからハロ
ゲンが脱離し、得られる成形品は褐色〜黒色になり、用
途によっては商品価値を著しく損なうものであった。
チレン系樹脂からなる組成物は電気的性質、機械的性
質、耐熱性、耐熱水性、寸法精度、成形性などに優れて
いるので、電気・電子部品、自動車部品、機械部品、雑
貨など幅広い分野で使用されている。しかしながら、ポ
リフェニレンエーテルとスチレン系樹脂からなる組成物
は、耐溶剤性および耐油性が不十分なため、改良が強く
望まれていた。ポリフェニレンエーテルの耐溶剤性およ
び耐油性改良法として、特開平4−213357号公報
には、ポリフェニレンエーテルとポリフェニレンサルフ
ァイドおよびアルコキシ基含有化合物からなる熱可塑性
樹脂組成物が開示されているが、衝撃強度が低いという
問題点があった。特開平4−293941号公報には、
ポリフェニレンエーテルとポリオレフィンおよびハロゲ
ン化ブチルゴムからなる熱可塑性樹脂組成物が開示され
ているが、溶融混練時にハロゲン化ブチルゴムからハロ
ゲンが脱離し、得られる成形品は褐色〜黒色になり、用
途によっては商品価値を著しく損なうものであった。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明が解決しよう
とする課題は、電気的性質、成形品外観、耐熱性を損な
うことなく、特にアイゾット衝撃強度や破断伸びなどの
機械的性質、流動性に優れ、吸湿による寸法変化の小さ
い樹脂組成物を提供することにある。
とする課題は、電気的性質、成形品外観、耐熱性を損な
うことなく、特にアイゾット衝撃強度や破断伸びなどの
機械的性質、流動性に優れ、吸湿による寸法変化の小さ
い樹脂組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは(A)ポリ
フェニレンエーテルと(B)ポリオレフィンおよびポリ
フェニレンサルファイドから選ばれた1種以上の重合体
からなる組成物に種々の第三物質を種々の比率で添加
し、研究を重ねた結果、(A)ポリフェニレンエーテル
と(B)ポリオレフィンおよびポリフェニレンサルファ
イドから選ばれた1種以上の重合体に、(C)分子内に
エチレン性二重結合またはヒドロキシ基1個と、カルボ
キシル基2個を同時に有する化合物を重合して得られる
単独または共重合体、および(D)耐衝撃性改良剤を溶
融混練することにより、上記の課題を解決できることを
見いだし、本発明を完成した。
フェニレンエーテルと(B)ポリオレフィンおよびポリ
フェニレンサルファイドから選ばれた1種以上の重合体
からなる組成物に種々の第三物質を種々の比率で添加
し、研究を重ねた結果、(A)ポリフェニレンエーテル
と(B)ポリオレフィンおよびポリフェニレンサルファ
イドから選ばれた1種以上の重合体に、(C)分子内に
エチレン性二重結合またはヒドロキシ基1個と、カルボ
キシル基2個を同時に有する化合物を重合して得られる
単独または共重合体、および(D)耐衝撃性改良剤を溶
融混練することにより、上記の課題を解決できることを
見いだし、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、(A)ポリフェニレ
ンエーテル20〜80重量部、(B)ポリオレフィンお
よびポリフェニレンサルファイドから選ばれた1種以上
の重合体80〜20重量部、(C)分子内にエチレン性
二重結合またはヒドロキシ基1個と、カルボキシル基2
個を同時に有する化合物を重合して得られる単独または
共重合体0.1〜10重量部、および(D)耐衝撃性改
良剤1〜15重量部を溶融混練してなる熱可塑性樹脂組
成物である。
ンエーテル20〜80重量部、(B)ポリオレフィンお
よびポリフェニレンサルファイドから選ばれた1種以上
の重合体80〜20重量部、(C)分子内にエチレン性
二重結合またはヒドロキシ基1個と、カルボキシル基2
個を同時に有する化合物を重合して得られる単独または
共重合体0.1〜10重量部、および(D)耐衝撃性改
良剤1〜15重量部を溶融混練してなる熱可塑性樹脂組
成物である。
【0006】本発明で使用出来るポリフェニレンエーテ
ルは、例えば特開昭63−286464号公報に記載さ
れている方法に準じて製造できる。特に、ポリ(2,6
−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン) エーテル、
ポリ(2,6−ジプロピル−1,4−フェニレン) エー
テル、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニ
レン) エーテル、ポリ(2−メチル−6−プロピル−
1,4−フェニレン) エーテル、ポリ(2,6−ジアリ
ル−1,4−フェニレン) エーテル、ポリ(2−メチル
−6−アリル−1,4−フェニレン) エーテル、ポリ
(2,6−ジクロロ−1,4−フェニレン) エーテル、
ポリ(2,6−ジブロモ−1,4−フェニレン) エーテ
ル、ポリ(2−クロロ−6−ブロモ−1,4−フェニレ
ン) エーテル、ポリ(2,6−ジフルオロ−1,4−フ
ェニレン) エーテル、ポリ(2,3,6−トリメチル−
1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,3,5,6
−テトラブロモ−1,4−フェニレン) エーテルなど、
あるいはそれらの混合物が好適に使用出来る。本発明に
好適なポリフェニレンエーテルの極限粘度は25℃クロ
ロホルム溶液で測定し、0.60〜0.30dl/gの
範囲にあるのが好ましい。極限粘度が0.60dl/g
より高いと組成物の溶融粘度が高くなり、バーフロー値
が低下して特に大型薄肉成形品の成形が困難になる。逆
に、極限粘度が0.30dl/gより低くなると機械的
強度の低下が大きく実用成形品としての価値を損なうの
で、本発明の熱可塑性樹脂組成物には使用できない。
ルは、例えば特開昭63−286464号公報に記載さ
れている方法に準じて製造できる。特に、ポリ(2,6
−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン) エーテル、
ポリ(2,6−ジプロピル−1,4−フェニレン) エー
テル、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニ
レン) エーテル、ポリ(2−メチル−6−プロピル−
1,4−フェニレン) エーテル、ポリ(2,6−ジアリ
ル−1,4−フェニレン) エーテル、ポリ(2−メチル
−6−アリル−1,4−フェニレン) エーテル、ポリ
(2,6−ジクロロ−1,4−フェニレン) エーテル、
ポリ(2,6−ジブロモ−1,4−フェニレン) エーテ
ル、ポリ(2−クロロ−6−ブロモ−1,4−フェニレ
ン) エーテル、ポリ(2,6−ジフルオロ−1,4−フ
ェニレン) エーテル、ポリ(2,3,6−トリメチル−
1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,3,5,6
−テトラブロモ−1,4−フェニレン) エーテルなど、
あるいはそれらの混合物が好適に使用出来る。本発明に
好適なポリフェニレンエーテルの極限粘度は25℃クロ
ロホルム溶液で測定し、0.60〜0.30dl/gの
範囲にあるのが好ましい。極限粘度が0.60dl/g
より高いと組成物の溶融粘度が高くなり、バーフロー値
が低下して特に大型薄肉成形品の成形が困難になる。逆
に、極限粘度が0.30dl/gより低くなると機械的
強度の低下が大きく実用成形品としての価値を損なうの
で、本発明の熱可塑性樹脂組成物には使用できない。
【0007】本発明で使用されるポリオレフィンは、エ
チレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキ
セン−1、3−メチルブテン−1、4−メチルペンテン
−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1、テト
ラデセン−1、ヘキサデセン−1、オクタデセン−1、
エテコセン−1、などのα−オレフィン、環状オレフィ
ン等のオレフィン類の単独重合体、もしくは共重合体又
はオレフィン類と不飽和有機酸もしくはその誘導体との
共重合体等であって、市販されているポリオレフィンで
あれば特に限定はない。
チレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキ
セン−1、3−メチルブテン−1、4−メチルペンテン
−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1、テト
ラデセン−1、ヘキサデセン−1、オクタデセン−1、
エテコセン−1、などのα−オレフィン、環状オレフィ
ン等のオレフィン類の単独重合体、もしくは共重合体又
はオレフィン類と不飽和有機酸もしくはその誘導体との
共重合体等であって、市販されているポリオレフィンで
あれば特に限定はない。
【0008】本発明に使用できるポリフェニレンサルフ
ァイドは、一般式
ァイドは、一般式
【化1】 で示される構成単位を70モル%以上含むものが、物性
の優れた樹脂組成物を製造する上で好ましい。PPSの
重合法は、パラジクロルベンゼンを硫黄と炭酸ソーダの
存在下で重合させる方法、極性溶媒中で硫化ナトリウム
あるいは硫化水素ナトリウムと水酸化ナトリウムの存在
下で重合させる方法、パラクロルチオフェノールの自己
縮合などがあげられるが、N−メチルピロリドン、ジメ
チルアセトアミドなどのアミド系溶媒や、スルホラン等
のスルホン系溶媒中で硫化ナトリウムとパラジクロルベ
ンゼンを反応させる方法が適当である。この際に、重合
度を調整するためにカルボン酸やスルホン酸のアルカリ
金属塩を添加したり、水酸化アルカリを添加することは
好ましい方法である。
の優れた樹脂組成物を製造する上で好ましい。PPSの
重合法は、パラジクロルベンゼンを硫黄と炭酸ソーダの
存在下で重合させる方法、極性溶媒中で硫化ナトリウム
あるいは硫化水素ナトリウムと水酸化ナトリウムの存在
下で重合させる方法、パラクロルチオフェノールの自己
縮合などがあげられるが、N−メチルピロリドン、ジメ
チルアセトアミドなどのアミド系溶媒や、スルホラン等
のスルホン系溶媒中で硫化ナトリウムとパラジクロルベ
ンゼンを反応させる方法が適当である。この際に、重合
度を調整するためにカルボン酸やスルホン酸のアルカリ
金属塩を添加したり、水酸化アルカリを添加することは
好ましい方法である。
【0009】共重合成分として30モル%未満であれば
一般式、化2〜化6
一般式、化2〜化6
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】 等を含有してもポリマーの結晶性に大きく影響しない範
囲であれば本発明の樹脂組成物に使用できるが、好まし
くは共重合成分は10モル%以下である。
囲であれば本発明の樹脂組成物に使用できるが、好まし
くは共重合成分は10モル%以下である。
【0010】本発明において使用される(C)分子内に
エチレン性二重結合またはヒドロキシ基1個と、カルボ
キシル基2個を同時に有する化合物を重合して得られる
重合体は、ポリフェニレンエーテルとポリオレフィンま
たはポリフェニレンサルファイドの相溶化剤として作用
するもので、具体的にはアリルマロン酸、イタコン酸、
グルコン酸、シトラコン酸、マレイン酸、フマール酸、
シトラマル酸、リンゴ酸、3−ヒドロキシグルタル酸を
意味する。これらは、通常公知のラジカル重合反応を利
用する塊状重合、水溶液重合、溶液重合法を用いること
により得ることができる。重合度は2以上、好ましくは
2〜50、さらに好ましくは2〜10である。
エチレン性二重結合またはヒドロキシ基1個と、カルボ
キシル基2個を同時に有する化合物を重合して得られる
重合体は、ポリフェニレンエーテルとポリオレフィンま
たはポリフェニレンサルファイドの相溶化剤として作用
するもので、具体的にはアリルマロン酸、イタコン酸、
グルコン酸、シトラコン酸、マレイン酸、フマール酸、
シトラマル酸、リンゴ酸、3−ヒドロキシグルタル酸を
意味する。これらは、通常公知のラジカル重合反応を利
用する塊状重合、水溶液重合、溶液重合法を用いること
により得ることができる。重合度は2以上、好ましくは
2〜50、さらに好ましくは2〜10である。
【0011】本発明樹脂組成物の衝撃強度を改良するた
めに、次のような耐衝撃性改良剤が使用される。すなわ
ち、ポリブタジエン、SBR、EPDM、EVA、ポリ
アクリル酸エステル、ポリイソプレン、水添ポリイソプ
レン、アクリル系エラストマー、ポリエステル・ポリエ
ーテルコエラストマー、東レ(株)からペバックスの商
品名で販売されているようなPA系エラストマー、大日
本インキ化学からグリラックスAの商品名で販売されて
いるようなPA系エラストマー、エチレン・ブテン1共
重合体、スチレン・ブタジエンブロック共重合体、水素
化スチレン・ブタジエンブロック共重合体、エチレン・
プロピレン共重合体、エチレン・プロピレン・エチリデ
ンノルボネン共重合体、熱可塑性ポリエステルエラスト
マー、シェル化学からクレイトンGの商品名で販売され
ているような水添SEBSエラストマー、三井石油化学
からタフマーの商品名で販売されているようなエチレン
−αオレフィンコポリマーおよびプロピレン−αオレフ
ィンコポリマー、三井・デュポンポリケミカル社から販
売されているようなエチレンメタクリル酸系特殊エラス
トマー、武田薬品からスタフロイドの商品名で販売され
ているようなコア層がゴム質でシェル層が硬質樹脂から
なるコア・シェルタイプのエラストマー、クレハ化学か
らパラロイドEXLの商品名で販売されているようなア
クリル系(反応タイプ)のエラストマー、MBS系エラ
ストマーやクレハBTAエラストマー、三菱レーヨンか
らメタブレンSの商品名で販売されているようなコア・
シェルタイプのエラストマー、同じく三菱レーヨンから
販売されているようなコアがシリコンゴム、シェルがア
クリルゴムまたはアクリル系樹脂からなるコア・シェル
タイプのエラストマーで、グレード名S2001または
RK120などが添加できる。さらに、クラレ(株)か
らセプトンの商品名で販売されているようなポリスチレ
ン相と水素添加ポリイソプレン相からなるジブロック、
またはトリブロック共重合体も使用できる。
めに、次のような耐衝撃性改良剤が使用される。すなわ
ち、ポリブタジエン、SBR、EPDM、EVA、ポリ
アクリル酸エステル、ポリイソプレン、水添ポリイソプ
レン、アクリル系エラストマー、ポリエステル・ポリエ
ーテルコエラストマー、東レ(株)からペバックスの商
品名で販売されているようなPA系エラストマー、大日
本インキ化学からグリラックスAの商品名で販売されて
いるようなPA系エラストマー、エチレン・ブテン1共
重合体、スチレン・ブタジエンブロック共重合体、水素
化スチレン・ブタジエンブロック共重合体、エチレン・
プロピレン共重合体、エチレン・プロピレン・エチリデ
ンノルボネン共重合体、熱可塑性ポリエステルエラスト
マー、シェル化学からクレイトンGの商品名で販売され
ているような水添SEBSエラストマー、三井石油化学
からタフマーの商品名で販売されているようなエチレン
−αオレフィンコポリマーおよびプロピレン−αオレフ
ィンコポリマー、三井・デュポンポリケミカル社から販
売されているようなエチレンメタクリル酸系特殊エラス
トマー、武田薬品からスタフロイドの商品名で販売され
ているようなコア層がゴム質でシェル層が硬質樹脂から
なるコア・シェルタイプのエラストマー、クレハ化学か
らパラロイドEXLの商品名で販売されているようなア
クリル系(反応タイプ)のエラストマー、MBS系エラ
ストマーやクレハBTAエラストマー、三菱レーヨンか
らメタブレンSの商品名で販売されているようなコア・
シェルタイプのエラストマー、同じく三菱レーヨンから
販売されているようなコアがシリコンゴム、シェルがア
クリルゴムまたはアクリル系樹脂からなるコア・シェル
タイプのエラストマーで、グレード名S2001または
RK120などが添加できる。さらに、クラレ(株)か
らセプトンの商品名で販売されているようなポリスチレ
ン相と水素添加ポリイソプレン相からなるジブロック、
またはトリブロック共重合体も使用できる。
【0012】本発明において(A)ポリフェニレンエー
テルと、(B)ポリオレフィンおよびポリフェニレンサ
ルファイドから選ばれた1種以上の重合体の重量比は2
0/80ないし80/20である。ポリフェニレンエー
テルが20重量部より少ないと荷重撓み温度の低下が大
きく、80重量部より高くなると溶融粘度が高くなり、
耐溶剤性および耐油性が低下するので好ましくない。
(C)相溶化剤の配合率は0.1〜10重量部である。
0.1重量部より少ないと組成物の分散状態が安定せ
ず、破断伸びやアイゾット衝撃強度が低く、逆に10重
量部を越えると、組成物の機械的性質や成形時の滞留熱
安定性が低下し好ましくない。(D)衝撃改良剤の配合
比率は1〜15重量部である。1重量部より低いと、衝
撃強度の改良効果が小さく、15重量部を越えると引張
強さや引張弾性率の低下が大きく好ましくない。
テルと、(B)ポリオレフィンおよびポリフェニレンサ
ルファイドから選ばれた1種以上の重合体の重量比は2
0/80ないし80/20である。ポリフェニレンエー
テルが20重量部より少ないと荷重撓み温度の低下が大
きく、80重量部より高くなると溶融粘度が高くなり、
耐溶剤性および耐油性が低下するので好ましくない。
(C)相溶化剤の配合率は0.1〜10重量部である。
0.1重量部より少ないと組成物の分散状態が安定せ
ず、破断伸びやアイゾット衝撃強度が低く、逆に10重
量部を越えると、組成物の機械的性質や成形時の滞留熱
安定性が低下し好ましくない。(D)衝撃改良剤の配合
比率は1〜15重量部である。1重量部より低いと、衝
撃強度の改良効果が小さく、15重量部を越えると引張
強さや引張弾性率の低下が大きく好ましくない。
【0013】さらに、本発明樹脂組成物には、その目的
を損なわない範囲で、他の熱可塑性樹脂、例えば、ポリ
スチレン、HIPS、MS、MBS、AS、AAS、A
ES、AMBS、アメリカ・アーコケミカルからダイラ
ークの商品名で販売されているようなスチレン・マレイ
ン酸共重合樹脂、マレイン酸変性ポリプロピレン、ポリ
オキシメチレン、ポリMMA、各種脂肪族ポリアミドお
よび芳香族ポリアミド、ポリエーテルエーテルケトン、
ポリスルホンなども配合できる。
を損なわない範囲で、他の熱可塑性樹脂、例えば、ポリ
スチレン、HIPS、MS、MBS、AS、AAS、A
ES、AMBS、アメリカ・アーコケミカルからダイラ
ークの商品名で販売されているようなスチレン・マレイ
ン酸共重合樹脂、マレイン酸変性ポリプロピレン、ポリ
オキシメチレン、ポリMMA、各種脂肪族ポリアミドお
よび芳香族ポリアミド、ポリエーテルエーテルケトン、
ポリスルホンなども配合できる。
【0014】また、本発明樹脂組成物の機械的強度、剛
性、寸法安定性改良のため、ガラス繊維、ガラスビー
ズ、ガラスフレーク、ガラス繊維クロス、ガラス繊維マ
ット、グラファイト、炭素繊維、炭素繊維クロス、炭素
繊維マット、カーボンブラック、炭素フレーク、アル
ミ,ステンレス,真鍮および銅から作った金属繊維や金
属フレーク、金属粉末、有機繊維、針状チタンサンカリ
ウム、マイカ、タルク、クレー、(針状)酸化チタン、
ウオラストナイト、炭酸カルシュウムから選ばれた1種
以上の強化剤を添加しても良い。剛性・強度を上げて、
さらに成形品の外観や平滑性を向上するためには、繊維
の径を細くすれば良い。繊維径の細いガラス繊維として
は、日本無機(株)製のE−FMW−800(平均繊維
径0.8μm)やE−FMW−1700(平均繊維径
0.6μm)を例示できる。
性、寸法安定性改良のため、ガラス繊維、ガラスビー
ズ、ガラスフレーク、ガラス繊維クロス、ガラス繊維マ
ット、グラファイト、炭素繊維、炭素繊維クロス、炭素
繊維マット、カーボンブラック、炭素フレーク、アル
ミ,ステンレス,真鍮および銅から作った金属繊維や金
属フレーク、金属粉末、有機繊維、針状チタンサンカリ
ウム、マイカ、タルク、クレー、(針状)酸化チタン、
ウオラストナイト、炭酸カルシュウムから選ばれた1種
以上の強化剤を添加しても良い。剛性・強度を上げて、
さらに成形品の外観や平滑性を向上するためには、繊維
の径を細くすれば良い。繊維径の細いガラス繊維として
は、日本無機(株)製のE−FMW−800(平均繊維
径0.8μm)やE−FMW−1700(平均繊維径
0.6μm)を例示できる。
【0015】上記強化剤の表面を公知の表面処理剤、例
えばビニルアルキルシラン、メタクリロアルキルシラ
ン、エポキシアルキルシラン、アミノアルキルシラン、
メルカプトアルキルシラン、クロロアルキルシラン、イ
ソプロピルトリイソステアロイルチタネートのようなチ
タネート系カップリング剤、ジルコアルミネートカップ
リング剤などで表面処理を行っても良い。さらに繊維類
の集束剤として、公知のエポキシ系、ウレタン系、ポリ
エステル系、スチレン系などの集束剤で集束しても良
い。
えばビニルアルキルシラン、メタクリロアルキルシラ
ン、エポキシアルキルシラン、アミノアルキルシラン、
メルカプトアルキルシラン、クロロアルキルシラン、イ
ソプロピルトリイソステアロイルチタネートのようなチ
タネート系カップリング剤、ジルコアルミネートカップ
リング剤などで表面処理を行っても良い。さらに繊維類
の集束剤として、公知のエポキシ系、ウレタン系、ポリ
エステル系、スチレン系などの集束剤で集束しても良
い。
【0016】本発明の,熱可塑性樹脂組成物には、必要
に応じて、難燃剤としてトリフェニールフォスフェート
やトリクレジルフォスフェート、あるいはそれらの重縮
合体、または赤リンのような公知のリン化合物を添加で
きる。また、デカブロムジフェニルエーテル、ブロム化
ポリスチレン、低分子量ブロム化ポリカーボネート、ブ
ロム化エポキシ化合物のようなハロゲン化合物も難燃剤
として添加できる。三酸化アンチモン、四酸化アンチモ
ン、酸化ジルコニウムのような難燃助剤もハロゲン化合
物と併用し、難燃効果を向上させることができる。
に応じて、難燃剤としてトリフェニールフォスフェート
やトリクレジルフォスフェート、あるいはそれらの重縮
合体、または赤リンのような公知のリン化合物を添加で
きる。また、デカブロムジフェニルエーテル、ブロム化
ポリスチレン、低分子量ブロム化ポリカーボネート、ブ
ロム化エポキシ化合物のようなハロゲン化合物も難燃剤
として添加できる。三酸化アンチモン、四酸化アンチモ
ン、酸化ジルコニウムのような難燃助剤もハロゲン化合
物と併用し、難燃効果を向上させることができる。
【0017】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、必要に
応じて、公知のフェノール系、フォスファイト系、チオ
エーテル系、ヒンダードフェノール系、硫化亜鉛、酸化
亜鉛などの熱および酸化防止剤を用いることができる。
さらに必要に応じて、帯電防止剤、可塑剤、潤滑剤、離
型剤、染料、顔料、紫外線吸収剤、光安定剤なども添加
することができる。
応じて、公知のフェノール系、フォスファイト系、チオ
エーテル系、ヒンダードフェノール系、硫化亜鉛、酸化
亜鉛などの熱および酸化防止剤を用いることができる。
さらに必要に応じて、帯電防止剤、可塑剤、潤滑剤、離
型剤、染料、顔料、紫外線吸収剤、光安定剤なども添加
することができる。
【0018】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、一般に熱
可塑性樹脂組成物の製造に用いられる設備と方法により
製造することができる。例えば、本発明の樹脂組成物を
構成する成分を一括して混合し、一軸または二軸の押出
機を使用して溶融混練し、押出して成形用ペレットを製
造できる。好ましくは、(A)ポリフェニレンエーテル
と(C)相溶化剤を混合し、一軸や二軸の押出機を使用
して溶融混練し、押出してペレット状組成物を得て、こ
のペレット状組成物に残りの成分を配合後、一軸や二軸
の押出機を使用して溶融混練し、押出して成形用ペレッ
トを製造しても良い。さらに好ましくは、(A)ポリフ
ェニレンエーテルと(C)相溶化剤および耐衝撃性改良
剤を配合し、一軸や二軸の押出機を使用して溶融混練
し、押出してペレット状組成物を得て、このペレット状
組成物に残りの成分を配合後、一軸や二軸の押出機を使
用して溶融混練し、押出して成形用ペレットを製造する
ことができる。
可塑性樹脂組成物の製造に用いられる設備と方法により
製造することができる。例えば、本発明の樹脂組成物を
構成する成分を一括して混合し、一軸または二軸の押出
機を使用して溶融混練し、押出して成形用ペレットを製
造できる。好ましくは、(A)ポリフェニレンエーテル
と(C)相溶化剤を混合し、一軸や二軸の押出機を使用
して溶融混練し、押出してペレット状組成物を得て、こ
のペレット状組成物に残りの成分を配合後、一軸や二軸
の押出機を使用して溶融混練し、押出して成形用ペレッ
トを製造しても良い。さらに好ましくは、(A)ポリフ
ェニレンエーテルと(C)相溶化剤および耐衝撃性改良
剤を配合し、一軸や二軸の押出機を使用して溶融混練
し、押出してペレット状組成物を得て、このペレット状
組成物に残りの成分を配合後、一軸や二軸の押出機を使
用して溶融混練し、押出して成形用ペレットを製造する
ことができる。
【0019】以上の説明から明らかなように、本発明樹
脂組成物は、成形品外観、耐熱性を損なうことなく、流
動性、アイゾット衝撃強度や破断伸びが改善され、吸水
による寸法変化も小さく、射出成形、押出成形、ブロー
成形も可能で、電気・電子部品およびハウジング、自動
車部品、機械部品、建築部品、家庭用雑貨など幅広い分
野に使用できる。
脂組成物は、成形品外観、耐熱性を損なうことなく、流
動性、アイゾット衝撃強度や破断伸びが改善され、吸水
による寸法変化も小さく、射出成形、押出成形、ブロー
成形も可能で、電気・電子部品およびハウジング、自動
車部品、機械部品、建築部品、家庭用雑貨など幅広い分
野に使用できる。
【0020】
【実施例】次の実施例と比較例により本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。実施例と比較例における組成物の原材料、試験方法
は次のとおりである。 (1)使用原材料 ポリフェニレンエーテル(PPE)は三菱ガス化学
(株)製で25℃クロロホルム中の極限粘度が0.45
dl/gのものを使用した。ポリオレフィンは,三菱化
成(株)製ポリプロピレン4806J(4806J)と
8300J(8300J)、三菱化成(株)製ポリエチ
レンBU004(BU004)を使用した。 ポリフェ
ニレンサルファイド(PPS)は大日本インキ(株)製
DSP・B−100を使用した。 相溶化剤はマレイン
酸を重合して得られた重合度5のもの(マレイン酸)、
リンゴ酸を重合して得られた重合度8のもの(リンゴ
酸)を使用した。耐衝撃性改良剤は日本合成ゴム(株)
製スチレン・ブタジエン系エラストマーJSR・TR2
000(TR2)を使用した。 必要に応じ、熱安定剤
として試薬一級の硫化亜鉛を使用した。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。実施例と比較例における組成物の原材料、試験方法
は次のとおりである。 (1)使用原材料 ポリフェニレンエーテル(PPE)は三菱ガス化学
(株)製で25℃クロロホルム中の極限粘度が0.45
dl/gのものを使用した。ポリオレフィンは,三菱化
成(株)製ポリプロピレン4806J(4806J)と
8300J(8300J)、三菱化成(株)製ポリエチ
レンBU004(BU004)を使用した。 ポリフェ
ニレンサルファイド(PPS)は大日本インキ(株)製
DSP・B−100を使用した。 相溶化剤はマレイン
酸を重合して得られた重合度5のもの(マレイン酸)、
リンゴ酸を重合して得られた重合度8のもの(リンゴ
酸)を使用した。耐衝撃性改良剤は日本合成ゴム(株)
製スチレン・ブタジエン系エラストマーJSR・TR2
000(TR2)を使用した。 必要に応じ、熱安定剤
として試薬一級の硫化亜鉛を使用した。
【0021】 (2)組成物の混練条件と試験片の成形条件 先ず、(A)ポリフェニレンエーテルと(C)マレイン
酸またはリンゴ酸、TR2をシリンダー設定温度290
〜310℃で、スクリュー径30mmの二軸押出機によ
り溶融混練しペレットを製造した。このペレットに
(B)ポリオレフィンおよびポリフェニレンサルファイ
ドから選ばれた1種以上と硫化亜鉛を追加して混合後、
シリンダー設定温度270〜290℃で、スクリュー径
30mmの二軸押出機により溶融混練しペレットを製造
した。このペレットを100℃で5時間乾燥後、住友重
機械(株)製SG125型射出成形機により、金型温度
100℃、シリンダー設定温度270〜300℃、射出
圧力98MPaで、ASTM−D638規定タイプ1の
3.2mm厚引張試験片を成形した。引張試験片と同一
条件で、63.5×12.7×3.2mmのアイゾット
衝撃試験片を成形した。
酸またはリンゴ酸、TR2をシリンダー設定温度290
〜310℃で、スクリュー径30mmの二軸押出機によ
り溶融混練しペレットを製造した。このペレットに
(B)ポリオレフィンおよびポリフェニレンサルファイ
ドから選ばれた1種以上と硫化亜鉛を追加して混合後、
シリンダー設定温度270〜290℃で、スクリュー径
30mmの二軸押出機により溶融混練しペレットを製造
した。このペレットを100℃で5時間乾燥後、住友重
機械(株)製SG125型射出成形機により、金型温度
100℃、シリンダー設定温度270〜300℃、射出
圧力98MPaで、ASTM−D638規定タイプ1の
3.2mm厚引張試験片を成形した。引張試験片と同一
条件で、63.5×12.7×3.2mmのアイゾット
衝撃試験片を成形した。
【0022】(3)破断伸び ASTM−D638に準じ、引張速度5mm/分、試験
温度23℃で5本試験を行い、5本の平均の破断伸び
(単位は%)を求めた。
温度23℃で5本試験を行い、5本の平均の破断伸び
(単位は%)を求めた。
【0023】(4)アイゾット衝撃強度 ASTM−D256に準じ、0.254mmRのノッチ
を切り込み、試験温度23℃で5本試験を行い、5本の
平均のアイゾット衝撃強度(単位はJ/m)を求めた。
を切り込み、試験温度23℃で5本試験を行い、5本の
平均のアイゾット衝撃強度(単位はJ/m)を求めた。
【0024】(6)耐油性試験(単位は%) 上記引張試験片を、支点間距離100mmの金属製治具
に載せ、支点から50mmの位置に1.0%の曲げ撓み
を与え、23℃の白灯油(三菱石油(株)製)に3時間
浸漬後、上記(3)の条件で5本の試験片の破断伸びを
測定し、5本の平均値で示した。
に載せ、支点から50mmの位置に1.0%の曲げ撓み
を与え、23℃の白灯油(三菱石油(株)製)に3時間
浸漬後、上記(3)の条件で5本の試験片の破断伸びを
測定し、5本の平均値で示した。
【0025】実施例1〜8 表1に樹脂組成物を構成する各成分の配合比率(重量
部)、および測定結果を示した。 比較例1〜8 表2に樹脂組成物を構成する各成分の配合比率(重量
部)、および測定結果を示した。
部)、および測定結果を示した。 比較例1〜8 表2に樹脂組成物を構成する各成分の配合比率(重量
部)、および測定結果を示した。
【0026】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、成形品
外観、機械的性質、耐熱性を損なうことなく、流動性お
よび耐溶剤性および耐油性が改善され、さらに水分によ
る寸法の変化も小さく、射出成形、押出成形、ブロー成
形も可能で、電気・電子部品、自動車部品、機械部品、
建築部品、家庭用雑貨など幅広い分野に使用できる。
外観、機械的性質、耐熱性を損なうことなく、流動性お
よび耐溶剤性および耐油性が改善され、さらに水分によ
る寸法の変化も小さく、射出成形、押出成形、ブロー成
形も可能で、電気・電子部品、自動車部品、機械部品、
建築部品、家庭用雑貨など幅広い分野に使用できる。
【0027】
【表1】 実施例番号 1 2 3 4 5 6 7 8 (組成) PPE 30 50 50 50 50 50 60 60 4806J 60 40 30 8300J 40 BU004 40 PPS 35 40 25 TR2 2 15 10 10 10 10 10 15 マレイン酸 2 1 1 リンゴ酸 0.2 3 1 2 1 硫化亜鉛 0.4 0.2 0.2 0.5 0.5 1 0.4 (物性) 破断伸び 55 65 130 165 550 60 125 65 IZOT 150 330 295 280 265 265 280 290 耐油性 45 60 135 130 600 53 130 55
【0028】
【表2】 比較例番号 1 2 3 4 5 6 7 8 (組成) PPE 15 15 15 50 50 50 60 60 4806J 75 30 8300J 40 BU004 70 40 PPS 75 40 30 TR2 10 15 10 10 10 10 10 10 マレイン酸 2 2 リンゴ酸 2 硫化亜鉛 0.4 0.2 0.2 0.2 0.5 0.5 1 0.4 (物性) 破断伸び 135 120 2 55 33 4 15 6 IZOT 30 35 15 30 45 25 30 40 耐油性 120 100 2 70 26 3 3 1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 21:00) (72)発明者 本田 典昭 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱瓦斯化学株式会社プラスチックセンター 内
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)ポリフェニレンエーテル20〜8
0重量部、(B)ポリオレフィンおよびポリフェニレン
サルファイドから選ばれた1種以上の重合体20〜80
重量部、(C)分子内にエチレン性二重結合またはヒド
ロキシ基1個と、カルボキシル基2個を同時に有する化
合物を重合して得られる重合体0.1〜10重量部、お
よび(D)耐衝撃性改良剤1〜15重量部を溶融混練し
てなる熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】 ポリオレフィンがエチレン、プロピレ
ン、ブテン−1,ペンテン−1、ヘキセン−1、3−メ
チルブテン−1、4−メチルペンテン−1、オクテン−
1、デセン−1、ドデセン−1、テトラデセン−1、ヘ
キサデセン−1、オクタデセン−1、エテコセン−1、
などのα−オレフィン、環状オレフィン等のオレフィン
類の単独重合体、または共重合体:オレフィン類と不飽
和有機酸またはその誘導体との共重合体である請求項1
記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】 分子内にエチレン性二重結合またはヒド
ロキシ基1個と、カルボキシル基2個を同時に有する化
合物がアリルマロン酸、イタコン酸、グルコン酸、シト
ラコン酸、マレイン酸、シトラマル酸、フマール酸、リ
ンゴ酸、3−ヒドロキシグルタル酸である請求項1記載
の熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23502193A JPH0790173A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23502193A JPH0790173A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0790173A true JPH0790173A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=16979907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23502193A Pending JPH0790173A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0790173A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005306920A (ja) * | 2004-04-19 | 2005-11-04 | Mitsui Chemicals Inc | 樹脂組成物およびそれを用いた高周波回路用積層板 |
WO2023048024A1 (ja) * | 2021-09-27 | 2023-03-30 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 樹脂組成物、プリプレグ、金属箔張積層板、樹脂複合シート、プリント配線板、および、半導体装置 |
-
1993
- 1993-09-21 JP JP23502193A patent/JPH0790173A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005306920A (ja) * | 2004-04-19 | 2005-11-04 | Mitsui Chemicals Inc | 樹脂組成物およびそれを用いた高周波回路用積層板 |
WO2023048024A1 (ja) * | 2021-09-27 | 2023-03-30 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 樹脂組成物、プリプレグ、金属箔張積層板、樹脂複合シート、プリント配線板、および、半導体装置 |
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