JPH0789962A - ペリレンアミジンイミド染料、その製造方法及びその使用 - Google Patents

ペリレンアミジンイミド染料、その製造方法及びその使用

Info

Publication number
JPH0789962A
JPH0789962A JP6189733A JP18973394A JPH0789962A JP H0789962 A JPH0789962 A JP H0789962A JP 6189733 A JP6189733 A JP 6189733A JP 18973394 A JP18973394 A JP 18973394A JP H0789962 A JPH0789962 A JP H0789962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
perylene
formula
imide
alkyl
amidine imide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6189733A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3609454B2 (ja
Inventor
Heinz Langhals
ラングハルス ハインツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPH0789962A publication Critical patent/JPH0789962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3609454B2 publication Critical patent/JP3609454B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B5/00Dyes with an anthracene nucleus condensed with one or more heterocyclic rings with or without carbocyclic rings
    • C09B5/62Cyclic imides or amidines of peri-dicarboxylic acids of the anthracene, benzanthrene, or perylene series
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/06Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
    • G03G5/0622Heterocyclic compounds
    • G03G5/0644Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings
    • G03G5/0646Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings in the same ring system
    • G03G5/0659Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings in the same ring system containing more than seven relevant rings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規顔料及びその製造方法。 【構成】 ペリレン−3,4:9,10−テトラカルボ
ン酸無水物イミドと1級ジアミン又はイミダゾールから
得られる式 【化29】 のペリレンアミジンイミド顔料。 【効果】 強い蛍光を有する耐光堅牢な化合物であり、
蛍光染料又は光伝導体として、高分子有機材料の内部着
色の為の着色剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は2級アルキル基によってまたはア
ルキル置換フェニル基によってイミド窒素において置換
されている特定のペリレンアミジンイミド(perylene a
midine imide)に関する。さらにまた、本発明は対応す
るN−置換ペリレン−3,4:9,10−テトラカルボ
ン酸モノ無水物モノイミドをジアミンと反応させてその
ペリレンアミジンイミドを製造する方法ならびに、たと
えば高分子有機材料の内部着色(mass coloration)の
ため、蛍光染料としてあるいは光伝導体としてその化合
物を使用する方法に関する。
【0002】公知の水に難溶性ペリレン染料すなわち下
記式2のペリレン−3,4:9,10−テトラカルボン
酸ビスイミドは市場で入手可能な下記式1のペリレン
3,4:9,10−テトラカルボン酸ビス無水物から容
易に得ることができそして主に顔料として使用されてい
る。
【化7】
【0003】しかしながら、この発色団はそのイミド基
の2つの窒素原子が溶解性を高める置換基Rたとえば
2,5−ジ−tert−ブチルフェニルまたは1−ヘキ
シルヘプチルを持つ時には非常に耐光堅牢な蛍光染料の
ための基礎構造としても役立ち得る(たとえば、S. Dem
mig, H. Langhalsの論文、 Chem. Ber. 1988, 121, 22
5; H. Langhals, S. Demmig, T. Potrawa の論文、Jou
rnal of Prakt. Chemie,1991, 333, 733参照)。ペリレ
ン染料の多くの特性たとえば有機溶剤中の溶解性などは
その置換基Rを介して大きく左右されうるが、しかしこ
の方法ではUV/VISスペクトルを変えることはほと
んど不可能である(A.Rademacher, S.Maerkle, H.Langh
als の論文、 Chem. Ber. 1982, 115, 2927)。事実、こ
の染料の環置換は原理的には可能であるが、それは立体
相互作用のためにしばしば問題を生じる。
【0004】スペクトルを変えるいま1つの方法はペリ
レン染料に存在するカルボニル基を近縁イミノ基で置換
することである。2つのカルボキシイミドのそれぞれの
カルボニル基を置換すると実際その吸収がより長い波長
の方向に移動するが、有機溶剤中の溶解性が比較的低く
そしてその蛍光量子収量がペリレン染料よりも少ない染
料が生成する(I.Lukac, H.Langhals の論文、 Chem. Be
r.1983, 116,3524) 。
【0005】上記した染料製造のためのキー化合物は式
【化8】 のペリレン−3,4:9,10−テトラカルボン酸3,
4−無水物9,10−イミドである。
【0006】この化合物は新規方法によって入手可能に
なったものであり、ビスイミドの部分的アルカリ性加水
分解によって得られる(H. Kaiser, J. Lindner,H.Lang
alsの論文、 Chem. Ber. 1991, 124, 529)。この技法に
よれば1−ヘキシルヘプチルのごとき溶解性を高める基
を導入することも可能である。
【0007】したがって、本発明は下記式Iのペリレン
アミジンイミドを提供するものである。
【化9】 式中、R1は2級C7 −C41アルキル基または下記式II
【化10】 (式中、Rは分枝状C3-C8アルキル基、mは1、2ま
たは3である)の基、AはC5 −C7シクロアルキレ
ン、フェニレン、ナフチレン、ピリジレン、より高次の
融合芳香族炭素環式または複素環式基を意味するかまた
は下記式III、 IVまたはVの二価の基を意味する
【化11】 (式中R6とR7は後記の意味を有する)、そしてR1とAは
ハロゲン、アルキル、シアノまたはニトロによって置換
されていてもよい、R2乃至R5は互いに独立的に水素、ア
ルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン、シア
ノ、ニトロ、−OR8、−COR8、−COOR8、−OCO
R8、−CONR8R9、−OCONR8R9、−NR8R9、−NR8
COR9、−NR8COOR9、−NR8SO2R9、−SO2
R8、−SO3 R8、−SO2 NR8R9または−N=N-R8
意味し、そしてR6乃至R9は互いに独立的にC1 −C4
ルキル、フェニルまたは4−トリルを意味する。
【0008】本発明の化合物は新規な発色団を有する染
料であり、ペリレンテトラカルボン酸ビスイミドに比較
して、より長い波長に吸収をもちそして強い蛍光を発す
る。冒頭にあげたChem. Ber. 1983, 116, 3524から公知
のペリレンテトラカルボン酸誘導体と比較して、本新規
アミジンイミドははるかに大きい蛍光量子収量を有す
る。さらにその上、本発明の化合物の場合には、その吸
収最大をA基を変えることによって所望のようにコント
ロールすることができる。式Iのアミジンイミドはこの
種の化合物としては高い有機溶剤溶解性およびきわめて
卓越した耐光堅牢性が注目される化合物である。
【0009】これまでいくつかペリレンテトラカルボン
酸アミジンイミドが文献に記載されている。たとえば、
T. Maki と H. Hashimoto はBull. Chem. Soc. Japan 1
952,25, 411 にペリレンテトラカルボン酸ビス無水物を
o−フェニレンジアミンと縮合することが記載されてお
り、他の生成物のほかに、この縮合によりペリレンテト
ラカルボン酸アミジンイミド(イミド窒素に2−アミノ
フェニル置換基を有する)も製造されている。この生成
物はバット染料として使用される。また、記載によれ
ば、この生成物は有機溶剤に難溶性でありかつ蛍光は弱
い。
【0010】同じくバット染料として使用される特定の
1,1’−ビナフチル−4,4’,5,5’,8,8’
−ヘキサカルボン酸誘導体が米国特許第4336383
号明細書に記載されている。このビナフチル誘導体は還
元剤で処理され、次に酸化されて繊維材料上で対応する
ペリレンテトラカルボン酸アミジンイミドが形成され
る。記載によれば、この不溶解性アミジンイミドは染浴
の外でも合成することができそして顔料として使用する
ことができる。
【0011】Y.Nagao, T.Misono, N.Ishikawa, Y.Tanab
e は Chemistry Letters 1979, 151および Dyes and Pi
gments, 1984, 5, 171,にN−アルキル−3,4:9,
10−ペリレンテトラカルボン酸モノ無水物モノイミド
をアリールアミンと縮合することにより非対称形N−ア
ルキル−N’−アリール−3,4:9,10−ペリレン
ジカボキシイミドを合成することを記載している。さら
に、彼等はo−フェニレンジアミンと反応させてそのイ
ミド窒素に短鎖1級アルキル置換基を有するN−アルキ
ルペリレンテトラカルボン酸アミジンイミドを製造する
こと、ならびにこの化合物の濃硫酸中のUVスペクトル
も記載している。しかしながら、この文献にはこれら化
合物の蛍光については全く言及されていない。
【0012】米国特許第4714666号明細書、米国
特許第4968571号明細書および米国特許第501
9473号明細書には電子写真の光伝導体としてある種
のペリレン顔料を使用することが記載されている。この
ために使用されうるペリレン顔料として挙げられたもの
にはイミド窒素にメチル、ベンジルまたはフェニルエチ
ル置換基を有するペリレンテトラカルボン酸アミジンイ
ミドが含まれている。
【0013】本発明により式Iのペリレンアミジンイミ
ドは、下記式VIIIのペリレン−3,4:9,10−テト
ラカルボン酸モノ無水物モノイミド
【化12】 を下記式IXの1級ジアミン H2 N−A−NH2 (IX) (式VIIIとIXにおいて、R1とAはそれぞれ前記におい
て定義した意味を有する、ただしAは式III の基を意味
しない)と反応させることによって、あるいは、Aが式
III の二価の基である式Iの化合物の場合には、式VIII
のモノ無水物モノイミドを置換または未置換のイミダゾ
ールと反応させることによって製造することができる。
【0014】式VIIIのペリレン−3,4:9,10−テ
トラカルボン酸モノ無水物モノイミドは、たとえば、H.
Troester の論文、Dyes and Pigments, 1983, 4, 171
からまたは前記したChem.Ber. 1991, 124, 529の論文か
ら公知であり、また、類似の方法で製造することができ
る。
【0015】合成に使用される溶解性を高める基は、た
とえば、非常に有効な1−ヘキシルヘプチル基あるいは
他の上記に定義した基R1である。染料の合成、仕上げ操
作、分光特性解析はかかる基の導入によってきわめて都
合よく促進される。たとえばN,N’−ジ(1−ヘキシ
ルヘプチル)ペリレン−3,4:9,10−テトラカル
ボン酸ビスイミド(2a)はtert−ブチルアルコー
ル中KOHで不完全加水分解することができ、しかして
酸性化によりモノ無水物(3a)が得られる。仕上げ操
作も次のように非常に改善される。すなわち、通常のク
ロマトグラフィーカラム(直径4cm) を使用して一回
の通過で困難なく30gまたはそれ以上の収量で超高純
度の染料が得られる。加水分解の粗反応生成物すなわち
ペリレンテトラカルボン酸のビスイミド(2a)、モノ
無水物モノイミド(3a)、ビス無水物(1)および副
生成物を含む粗生成物は、たとえば、クロロホルムと共
にシリカゲルのカラムにかけられる。副生成物と過剰の
ビスイミドはクロロホルムと共にカラムから完全に洗い
出される(したがってクロロホルムは回収することもで
きる)。このあと、クロロホルム溶出物に10%氷酢酸
を添加してモノ無水物モノイミドが純粋留分として得ら
れる。ビス無水物と少量の高分子化合物はカラムに残留
する。
【0016】モノイミノ誘導体を製造するためには、無
水物(3a)を式IXの1級ジアミンたとえばネオペンタ
ンジアミンと縮合するか、または、Aが式III の基であ
る化合物の場合には、イミダゾールと縮合する。5員ま
たは6員環へのイミノ官能基の導入およびネオペンタン
ジアミンの場合その一対のメチル基の存在が、他の場合
では不安定なイミノ官能基を加水分解試薬に対して安定
ならしめ、工程中驚くべきほど高い安定性が保証され
る。ネオペンタンジアミンとの縮合において、もし普通
の方法で反応が実施されそして仕上げされた場合には、
その生成物は驚くべきことに予期されたイミンではな
く、同じく強い蛍光を発する酸化生成物(5a)とな
る。これに対して、最初に予期されたアミジンイミド
(4a)は、縮合を保護雰囲気としてのアルゴン雰囲気
下で実施しそして粗製反応溶液を直接クロマトグラフィ
ーにかけて仕上げした場合に得られる。
【0017】
【化13】 R=1−ヘキシルヘプチル
【0018】より長い波長に吸収をもつ式Iの染料はア
ミジン−イミド染料の発色団系をさらに増成した場合に
得られる。この増成は、たとえば、無水物イミド(3
a)をo−フェニレンジアミンと縮合して染料(6a)
を生成させるか、または、1,8−ジアミノナフタレン
と縮合して染料(7a)を生成させることによって実施
される。
【0019】
【化14】 R=1−ヘキシルヘプチル
【0020】アミンたとえばトリスエチルメチルアミン
またはエチルジイソプロピルアミンの存在または不存在
で、無水物イミド(3a)をイミダゾールと反応させる
ことによって、下記式8aの新規なタイプのアミジン−
イミド染料を合成することが可能である。この場合には
イミダゾール基は移転される。この生成物は対応する1
級ジアミンとの直接縮合によって製造することはできな
い。なぜならば、(Z)-1,2−ジアミノエチレンが公知
でないからである。
【化15】 R=1−ヘキシルヘプチル
【0021】本発明による式Iの化合物うち、好ましい
ものは以下のものである:R1が−CH(R10)2 そしてR
10 がC1 −C18アルキル、好ましくはC6 −C10アル
キルであるもの;R1が式IIの基であり、式中のRがte
rt−ブチルであるもの。特に好ましいのは、R1が2,
5−ジ−tert−ブチルフェニルであるかまたは−C
H(R10)2 であり、そしてR10 が直鎖状基、好ましく
は、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−
ノニルまたはn−デシルである式Iの化合物である。
【0022】式Iの化合物の製造にあたっては、式VIII
のモノ無水物−モノイミドを、好ましくは5員または6
員アミジン環を有するアミジン−イミド生成物を生成す
る脂肪族、環式脂肪族、芳香族または複素芳香族ジアミ
ンと反応する。好ましいジアミンの例としては以下のも
のが示される:1,2−シクロペンタンジアミン、1,
2−シクロヘキサンジアミン、o−フェニレンジアミ
ン、2,3−または1,8−ジアミノナフタレン、2,
3−または3,4−ジアミノピリジン、9,10−ジア
ミノフェナンスレン、1,2−アントラキノリレン、ま
たは式 IVまたはVの二価の基がそれから誘導されるジ
アミン、ならびに置換または未置換のイミダゾール、た
とえば、イミダゾールまたは2−アミノベンゾイミダゾ
ール。特に好ましいジアミンはo−フェニレンジアミ
ン、1,8−ジアミノナフタレン、ネオペンタンジアミ
ンおよびイミダゾールである。
【0023】ペリレン核に置換基を有する式Iの好まし
いペリレンアミジンイミドは、式中のR2乃至R5が互いに
独立的に水素、ハロゲン、ニトロ、−OR8、−NR8R9
−NR8COR9、−SO3 R8または−SO2 NR8R9を意味
し、そしてR8とR9が互いに独立的にメチル、フェニルま
たは4−トリルを意味するものである。これら核置換さ
れた化合物は非置換化合物の場合と同様な一般に公知の
方法によって製造することができる。置換基は好ましく
はペリレンビスイミド出発物質のレベルにおいて、すな
わち、式VIIIのモノ無水物モノイミドの製造以前に導入
される。しかしながら、R2乃至R5がそれぞれ水素である
かまた同じ置換基である式Iのペリレンアミジンイミド
が好ましく、そしてR2乃至R5のうちの少なくとも2つ、
より好ましくは全部が水素である式Iのペリレンアミジ
ンイミドが特に好ましい。
【0024】前記したように、本発明のアミジンイミド
染料はその優れた耐光堅牢性が注目され、したがって蛍
光の使用分野において特に興味ある染料である。本発明
は、したがって、本化合物を蛍光染料として、特に、化
学ルミネセンスシステム、光学集光システム、蛍光ベー
ス(fluorescence-based)ソーラー集光装置(たとえ
ば、H.Langhalsの論文,Nachr.Chem. Tech. Lab.,1980,
28, 716参照) 、蛍光活性化ディスプレー(W.Greube
l,G. Baur の論文、Elektronik, 1977, 26, 6参照) ま
たは単分子分光分析( W.E. Moerner, T. Basche の論
文、Angew. Chem.1993, 105, 537 参照)などに、たと
えば、光学記録系の形成のために使用する方法を提供す
る。さらに、本化合物を電子写真の光伝導体として使用
することも本発明の対象の一部分である。
【0025】式Iのペリレンアミジンイミドはまたプラ
スチックの内部着色のためにきわめて好適である。本化
合物は各種の重合体たとえばポリオレフィン、ポリ塩化
ビニル、フッ素ポリマーたとえばポリフルオロエチレ
ン、ポリトリフルオロクロロエチレンまたはテトラフル
オロエチレン/ヘキサフルオロエチレン共重合体、シリ
コーン樹脂などの内部着色のため、そして特にエンジニ
アリングプラスチック、たとえば、ポリカーボネート、
ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリスチレ
ン、ABS、ポリエステル、とりわけ、ポリブチレンテ
レフタレート(PBT)やポリエチレンテレフタレート
(PET)のごときポリアルキレンテレフタレート、ポ
リアミド、ポリエーテルケトン、ポリウレタンの内部着
色のために有利に使用することができる。これらの材料
は単体または混合物でありうる。重合体を基準にして本
化合物を0.01乃至10重量%、好ましくは0.01
乃至5重量%の濃度で使用するのが適当である。
【0026】本発明により式Iの化合物で着色されうる
ポリオレフィン類を例示すれば高密度および低密度ポリ
エチレン(HD−PE、LD−PEおよびLLD−P
E)、ポリイソブチレンおよび特にポリプロピレン、さ
らにはポリオレフィンと、たとえば、ポリエーテル、ポ
リエーテルケトンまたはポリウレタンとの共重合体など
である。ポリプロピレンが好ましい。着色は常用方法に
よって実施される。たとえば、式Iの化合物またはそれ
ら化合物の混合物を、前もってそれを練りこんで配合物
にすることなしに、プラスチック顆粒または粉末とその
まま混合し、そしてこの混合物を繊維、フィルムまたは
顆粒の形に押し出すことによって実施される。顆粒はこ
の後、たとえば、射出成形によって種々の物品に成形す
ることができる。これによって得られる赤−蛍光着色物
は高い清浄度と彩度を示す。また、透明性が良好で安定
性特に光に対する安定性が優れている。したがって、本
発明はまた着色剤として式Iのペリレンアミジンイミド
を含有する内部着色された高分子有機材料を提供するも
のである。
【0027】以下、本発明を実施例によってさらに説明
する。実施例1 N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4:9,
10−テトラカルボン酸3,4−無水物9,10−イミ
ド(3a)
【化16】 R=1−ヘキシルヘプチル N,N’−ジ(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,
4:9,10−ビスジカルボキシイミド8.00g(1
0.6ミリモル)をtert−ブチルアルコール50ml
に入れ、この溶液を沸騰するまで加熱する。次に、この
溶液に撹拌しながら粉末85%KOH2.38g(3
6.0ミリモル)を添加する。10分後にはもはや薄層
クロマトグラフィーによって出発物質が検出されなくな
る。ケン化を氷酢酸100ml、続いて2規定HCl の1
00mlの添加によって中断する。沈殿した粗製赤染料生
成物を濾過単離する。この単離は溶液をD−4フリット
(frit)に通して吸引濾過しそして蒸留水でくり返し洗
うことによって行う。副生成したペリレンテトラカルボ
ン酸−3,4:9,10−ビス(無水物)を除去するた
め、粗生成物を各回300mlの10%炭酸カリウム溶液
を加えて2回沸騰し、そしてD−4フリットを通じて吸
引濾過する。100℃で8時間乾燥して残留物として粗
生成物4.5g(74%)を得る。これを移動相として
10:1クロロホルム/氷酢酸を使用してシリカゲルの
カラムクロマトグラフィーにかけてなお残存する微量の
出発物質ならびにその他不純物を除去する。得られた染
料留分を回転蒸発器で蒸発乾燥して乾燥体とし、そし
て、蒸留水を添加後、D−4フリットを通して吸引濾過
し、洗って乾燥する。収量:3.8g(63%)。融
点:330℃、 Rf (シリカゲル/CHCl3)=0.52、 UV(CHCl3):λmax(ε) =522.1nm(81750), 486
(52760), 456.4(23740)、 蛍光(CHCl3):λmax(ε) =528nm,570 。 C3735NO5(573.7) 計算値 C77.46 H6.
15 N2.44 測定値 C77.46 H5.96 N2.49。
【0028】実施例2 N−(1−ヘプチルオクチル)ペリレン−3,4:9,
10−テトラカルボン酸3,4−無水物9,10−イミ
ド(3b)
【化17】 R=1−ヘプチルオクチル N,N’−ジ(1−ヘプチルオクチル)ペリレン−3,
4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)4.05g
(5.00ミリモル)をtert−ブチルアルコール1
00mlに入れ、そして次に撹拌しながら粉末85%水酸
化カリウム1.68g(25.4ミリモル)を添加混合
する。この反応混合物を沸騰するまで加熱しそしてケン
化の進行を薄層クロマトグラフィー(シリカゲル/CH
Cl3)によって監視する。12分後に氷冷しながら氷酢
酸120mlを添加して反応を中断する。出発物質はもは
や薄層クロマトグラフィーによって検出されない。2規
定HCl の50mlを添加後、このバッチをD−4フリッ
トに通して吸引濾過しそして赤褐色固体を中性となるま
で蒸留水で洗う。副生成したペリレンテトラカルボン酸
−3,4:9,10−ビス(無水物)を分離除去するた
め、粗生成物を各回200mlの10%炭酸カリウム溶液
を加えて2回沸騰し、そしてD−4フリットを通じて吸
引濾過する。得られた粗生成物を100℃で8時間乾燥
する。残留物の収量:1.7g(56%)。この粗生成
物を移動相として10:1クロロホルム/氷酢酸を使用
してシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(80x4
cm)にかけて精製する。不純物の痕跡は移動相として1
0:1クロロホルム/トリエチルアミンを使用して再度
シリカゲルのカラムクロマトグラフィーにかけて除去す
ることができる。単離された染料留分を氷酢酸と混合し
そして回転蒸発器にかけて濃縮する。沈殿した染料を水
で洗いそしてオイルポンプの真空下80℃で8時間乾燥
する。収量:1.44g(48%)、融点:316℃。 Rf(シリカゲル/CHCl3)=0.44、Rf(10:
1シリカゲル/CHCl3/氷酢酸)=0.85、 UV(CHCl3):λmax(ε) =455nm(17350), 485(46
260), 522(70380)、 蛍光(CHCl3):λmax(ε) =528nm,570 。 C3939NO5(601.7) 計算値 C77.84 H6.
53 N2.33 測定値 C78.04 H6.64 N2.54。
【0029】実施例3 N−(1−オクチルノニル)ペリレン−3,4:9,1
0−テトラカルボン酸3,4−無水物9,10−イミド
(3c)
【化18】 R=1−オクチルノニル N,N’−ジ(1−オクチルノニル)ペリレン−3,
4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)8.67g
(9.99ミリモル)をtert−ブチルアルコール1
00mlに加熱して溶解する。沸騰させたこの溶液に粉末
85%KOH2.24g(33.9ミリモル)を加え
る、そして反応混合物を沸騰温度に撹拌しながら12分
間保持する。このあと、ケン化を氷冷しながら氷酢酸1
00mlと2規定HCl の100mlを添加して反応を中断
する。生じた赤色沈殿を、蒸留水200mlを添加後、D
−4フリットに通して吸引濾過しそして赤褐色固体を中
性となるまで蒸留水で洗い、そして各回200mlの10
%炭酸カリウム溶液を加えて2回沸騰し、そして吸引濾
過する。得られた沈殿を100℃で8時間乾燥する。粗
生成物4.15g(66%)を得る。さらに精製するた
め、この粗生成物を移動相として10:1クロロホルム
/氷酢酸を使用してシリカゲルのクロマトグラフィー
(カラム80x4cm) にかける。元素分析レベルの純
度を得るため、得られた染料を移動相として10:1C
HCl3/トリエチルアミンを使用して再度クロマトグラ
フィーにかけて精製する。収量:3.68g(58
%)。融点312℃、 Rf(シリカゲル/CHCl3)=0.36、Rf(10:
1シリカゲル/CHCl3/氷酢酸)=0.66、 UV(CHCl3):λmax(ε) =456nm(18670), 485(46
850), 521(75710)、 蛍光(CHCl3):λmax =528nm,570 。 C4143NO5(629.7) 計算値 C78.18 H6.
88 N2.22 測定値 C77.84 H6.84 N2.24。
【0030】実施例4 N−(1−ノニルデシル)ペリレン−3,4:9,10
−テトラカルボン酸3,4−無水物9,10−イミド
(3d)
【化19】 R=1−ノニルデシル N,N’−ジ(1−ノニルデシル)ペリレン−3,4:
9,10−テトラカルボン酸ビス(イミド)923mg
(1.00ミリモル)をtert−ブチルアルコール5
0mlに加熱して溶解しそして粉末85%KOH225mg
(3.41ミリモル)を撹拌しながら加える。この溶液
を沸騰するまで加熱しそしてケン化の進行を薄層クロマ
トグラフィーで監視する。13分後には出発物質はもは
や検出されなくなる。氷冷しながら氷酢酸50mlと2規
定HCl の50mlを添加して反応を中断する。生じた赤
褐色沈殿をD−4フリットに通して吸引濾過し、中性と
なるまで蒸留水で洗いそして100℃で8時間乾燥す
る。粗生成物620mg(94.1%)が得られる。さら
に精製をN−(1−ヘプチルオクチル)ペリレン−3,
4:9,10−テトラカルボン酸3,4−無水物9,1
0−カルボキシイミドを得た場合と同様方法で実施す
る。収量:330mg(50.1%)。融点308℃、 Rf(シリカゲル/CHCl3)=0.77、Rf(10:
1シリカゲル/CHCl3/氷酢酸)=0.85、 UV(CHCl3):λmax(ε) =455nm(20690), 486(48
920), 522(77990)、 蛍光(CHCl3):λmax =528nm,870 。 C4347NO5(657.8) 計算値 C78.51 H7.
20 N2.13 測定値 C78.53 H7.14 N2.24。
【0031】実施例5 N−(1−デシルウンデシル)ペリレン−3,4:9,
10−テトラカルボン酸3,4−無水物9,10−イミ
ド(3e)
【化20】 R=1−デシルウンデシル N,N’−ジ(1−デシルウンデシル)ペリレン−3,
4:9,10−テトラカルボン酸ビス(イミド)4.9
8g(5.00ミリモル)をtert−ブチルアルコー
ル100mlに溶解しそして粉末85%KOH1.12g
(17.0ミリモル)を撹拌混合する。この溶液を沸騰
するまで加熱しそしてケン化の進行を薄層クロマトグラ
フィーで監視する。12分後に、氷冷しながら氷酢酸1
50mlを添加して反応を中断する。このあと精製をN−
(1−ヘプチルオクチル)ペリレン−3,4:9,10
−テトラカルボン酸3,4−無水物9,10−イミドを
得た場合と同様方法で実施する。収量:1.95g(5
7%)。融点302℃、 Rf(シリカゲル/CHCl3)=0.80、Rf(10:
1シリカゲル/CHCl3/氷酢酸)=0.85、 UV(CHCl3):λmax(ε) =455nm(18470), 486(47
840), 522(77690)、 蛍光(CHCl3):λmax =528nm,870 。 C4551NO5(685.8) 計算値 C78.81 H7.
49 N2.04 測定値 C78.76 H7.46 N2.18。
【0032】実施例6 12−(ヘキシルヘプチル)−3,3−ジメチルピリミ
ド[2,1−a]アンスラ[2,1,9-def:6,5,
10-d'e'f' ]−ジイソキノリン−2,6,11,13
(3H,4H,12H)−テトロン(5a)
【化21】 R=1−ヘキシルヘプチル N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4:9,
10−テトラカルボン酸3,4−無水物9,10イミド
2.00g(3.49ミリモル)をアルゴンでフラッシ
ュ洗浄した装置に入れ二酸化炭素を排除(KOH)した
雰囲気下でネオペンタンジアミン10.4g(102ミ
リモル)およびイミダゾール10.0gと共に90分間
180℃に加熱する。間もなく、色が黒味がかったバイ
オレットに変わる。冷却後、この反応混合物を反応容器
からエタノール100mlですすぎ落とす。このあと2規
定塩酸100mlを加えて混合する。この混合物を室温で
少なくとも1時間撹拌する。きれいな褐色を帯びたほと
んど黒に近いバイオレット色の沈殿を吸引濾過して13
0℃の温度で12時間空気乾燥する。生成物2.14g
(95%)が得られる。薄層クロマトグラフィー(シリ
カゲル、10:1クロロホルム/氷酢酸)にかけると出
発物質(Rf =0.89)と黄オレンジ蛍光化合物のほ
かに、Rf 値が0.00と0.25と0.83の3種の
赤オレンジ蛍光物質が検出される。Rf 値が0.83の
生成物を単離するために、カラムクロマトグラフィー
(シリカゲル、10:1クロロホルム/氷酢酸)にか
け、そして更にもう一度40:1クロロホルム/1−ブ
タノールを使用したクロマトグラフィーにかける。溶離
物をD5ガラスフリットに通して濾過しそして溶剤を蒸
発した後、130℃で乾燥する。収量:1.36g(6
0%)、融点>360℃。 Rf(シリカゲル,CHCl3/氷酢酸)=0.83。 C424334(653.8) 計算値 C77.16 H6.
63 N6.43 O 9.79 測定値 C77.41 H6.67 N6.28 O 9.75。
【0033】実施例7 12−(ヘキシルヘプチル)−3,3−ジメチルピリミ
ド[2,1−a]アンスラ[2,1,9-def:6,5,
10-d'e'f' ]−ジイソキノリン−6,11,13(2
H,3H,4H,12H)−トリオン(4a)
【化22】 R=1−ヘキシルヘプチル N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4:9,
10−テトラカルボン酸3,4−無水物9,10イミド
2.00g(3.49ミリモル)を空気排除して(アル
ゴンを保護雰囲気として使用)ネオペンタンジアミン1
0.4g(102ミリモル)およびイミダゾール10.
0gと共に上記5aの場合と同様に90分間180℃に
加熱する。間もなく、色が黒味がかったバイオレットに
変わる。この直後採取したサンプルは5aの場合と同様
な生成物であるが、その割合が異なっていた。エタノー
ル/HCl で仕上げをすることなく、この粗製バッチを
10:1クロロホルム/氷酢酸を使用してシリカゲルカ
ラムのクロマトグラフィーにかける。最初の3つの留分
を捨てそしてRf 値が0.25である赤色生成物を単離
して130℃の温度で空気乾燥する。生成物220mg
(10%)を得る。 融点>310℃。 Rf(シリカゲル,CHCl3/氷酢酸)=0.25。 UV(CHCl3):λmax =538nm、 501,469。 蛍光(CHCl3):λmax =559nm、 591。 MS(70 eV):m/z(%)=639(46)[M+]。
【0034】実施例8 13−(1−ヘキシルヘプチル)ベンゾ[3,4]イミ
ダゾロ[2,1−a]アンスラ[2,1,9-def:6,
5,10-d'e'f' ]−ジイソキノリン−7,12,14
(13H)−トリオン(6a)
【化23】 R=1−ヘキシルヘプチル N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4:9,
10−テトラカルボン酸3,4−無水物9,10イミド
1.00g(1.74ミリモル)、1,2−ジアミノベ
ンゼン5.00g(46.2ミリモル)およびイミダゾ
ール5.00gを二酸化炭素を排除したアルゴン充填装
置内で180℃に2時間加熱する。黒褐色固体反応生成
物を150mlのエタノールに懸濁しそして生じた黒褐色
懸濁物に2規定塩酸100mlを混合して室温で1時間撹
拌する。次に吸引濾過し、得られた紫褐色固体を130
℃の温度で16時間乾燥する。生成物1.07g(88
%)を得る。この粗生成物は、ピンク色蛍光を発する反
応生成物[Rf 値が0.88(クロロホルム/シリカゲ
ル)である]のほかに、出発物質(Rf =0.89)お
よびRf 値が0.00である非蛍光褐色を含有してい
る。主生成物を単離するためこの粗生成物を最初10:
1クロロホルム/氷酢酸そして次に40:1のクロロホ
ルム/ブタノールを使用してシリカゲルカラムのクロマ
トグラフィーにかける。2番目の溶離物の主留分を濃縮
する。染料がブタノールから光沢のある赤紫針状晶の形
で晶出する。この結晶を吸引濾過し、蒸留水でくり返し
洗いそして130℃の温度で乾燥する。生成物840mg
(74%)を得る。 融点>360℃。 Rf(10:1CHCl3/氷酢酸)=0.88、 UV(CHCl3):λmax(ε) =571nm(57360), 535(5
0820), 504(26760)、 蛍光(CHCl3):λmax =602nm。 C433933(645.8) 計算値 C79.97 H6.
09 N6.57 測定値 C79.66 H6.02 N6.53。
【0035】実施例9 15−(1−ヘキシルヘプチル)ペリミジノ[2,1−
a]アンスラ[2,1,9-def:6,5,10-d'e'f'
]ジイソキノリン−9,14,16(15H)−トリ
オン(7a)
【化24】 R=1−ヘキシルヘプチル N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4:9,
10−テトラカルボン酸3,4−無水物9,10イミド
(3a)1.00g(1.74ミリモル)を1,8−ナ
フタレンジアミン10.0g(63.2ミリモル)、新
規に蒸留したキノリン30mlおよび酢酸亜鉛330mgと
共にアルゴン充填装置内で160℃まで加熱する。30
分後に反応混合物は激しく泡立ちそして表面にねばねば
した層を形成する。さらに30分後、反応混合物は濃い
ヴァイオレット色に変わる。この反応混合物をさらに1
時間160℃に加熱しそして、冷却後、ねばねばした層
をエタノール300mlに懸濁しそして室温で16時間撹
拌する。黒い沈殿を吸引濾過し、キノリン臭が消えるま
でエタノールで洗い、130℃で乾燥する。収量は1.
15g(94%)である。この生成物の薄層クロマトグ
ラフ(シリカゲル、10:1クロロホルム/氷酢酸)
は、出発物質のほかに、青いよごれた帯域を示す。出発
物質を除去分離するするためにそのクロロホルム/氷酢
酸混合物中における良好な溶解性を利用する。反応生成
物の溶解度は氷酢酸の濃度の増加につれて減少する。粗
生成物を各回1リットルの10:1のクロロホルム/氷
酢酸を使用してくりかえし消化しそして濾過分離する。
溶液から800mlのクロロホルムを蒸留除去しそして残
留物を16時間室温に放置する。小針状晶の形で晶出し
たヴァイオレットブルーの染料をD4ガラスフリットで
吸引濾過し、蒸留水でくり返し洗いそして130℃の温
度で乾燥する。この操作を粗生成物全部が溶解されてし
まうまで繰り返す。収量:320mg(26%)、融点>
360℃。 Rf(Al23 /CHCl3)=0.95、 UV(CHCl3):λmax =604nm, 542, 507。 C474133(695.9) 計算値 C81.13 H5.
94 N6.04 測定値 C79.90 H5.85 N6.03。
【0036】実施例10 11−(1−ヘキシルヘプチル)イミダゾロ[2,1−
a]アンスラ[2,1,9-def:6,5,10-d'e'f'
]−ジイソキノリン−5,10,12(11H)−ト
リオン(8a)
【化25】 R=1−ヘキシルヘプチル N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4:9,
10−テトラカルボン酸3,4−無水物9,10イミド
0.5gをトリスエチルメチルアミン(新しく蒸留した
もの)0.77gおよびイミダゾール0.8gとよく混
合してオートクレーブに導入する。このオートクレーブ
の中で反応混合物を170℃に4間加熱する。一晩かけ
てオートクレーブを室温まで冷却した後、オートクレー
ブを開きそして生成物混合物を沸騰エタノール200ml
に溶解する。2規定HCl の400mlを加えて生成物を
沈殿する。沈殿を完全に終わらせるため、この混合物を
室温で1時間撹拌する。このあと赤紫色沈殿をD4ガラ
スフィルターフリットで濾過し、110℃で8時間乾燥
する。赤紫色粉末0.48gを粗生成物として得る。最
初の分離精製のため、この粗生成物0.2gを少量のク
ロロホルムに溶解しそして10:1クロロホルム/氷酢
酸を使用してアルミナ(中性)のカラムクロマトグラフ
ィーにかけて分離する。他の未同定生成物および未転化
モノ無水物−モノイミドの他に、強い蛍光を発する主生
成物が単離される。これを(10:1)クロロホルム/
氷酢酸を使用してシリカゲルで超高度精製する。黒紫色
粉末0.12g(24%)を得る。 Rf(シリカゲル/CHCl3)=0.01、Rf (CH
Cl3/氷酢酸10:1)=0.47、 UV(CHCl3):λmax =487nm、 520、 560、 MS(70 eV):m/z(%)=595.3(15)
[M+]。 これらのデータならびにIR、 1H- NMRおよび13
- NMRの分析結果に基づきこの生成物は化合物8aと
同定できる。 C393733(595.7) 計算値 C78.63 H6.
26 N7.05 測定値 C78.71 H6.38 N6.86。
【0037】実施例11 15−(1−ヘキシルヘプチル)ナフト[3,2−d]
−イミダゾロ[3,2−a]アンスラ[2,1,9-de
f:6,5,10-d'e'f' ]−ジイソキノリン−9,1
4,16(15H)−トリオン
【化26】 R=1−ヘキシルヘプチル N−(1−ヘキシルヘプチル)−3,4:9,10−ペ
リレンテトラカルボン酸3,4−無水物9,10イミド
(3a)1.00g(1.74ミリモル)と2,3−ジ
アミノナフタレン0.66g(4.20ミリモル)を1
0.0gのイミダゾール中160℃の温度で1時間撹拌
する。まだ液状の残留物を200mlのエタノールで反応
容器から流し出しそして、過剰のアミンを除去するた
め、2規定塩酸100mlを混合する。この混合物を室温
で1時間撹拌しそして生じた紫黒色沈殿をD4ガラスフ
リットフィルターで濾過して乾燥する。移動相として1
0:1クロロホルム/氷酢酸を使用してシリカゲルのカ
ラムクロマトグラフィーにかけそして紫色バンドとして
生成物を溶離して精製する。溶剤を除去した後、得られ
た染料を同じ条件で再度クロマトグラフィーにかけ、溶
剤を回転蒸発器で除去そして残留物を真空乾燥する。収
量0.67g(55%)、融点>300℃。 Rf (CHCl3/氷酢酸10:1)=0.57、 UV(CHCl3):λmax =567nm、 538、 383、 363、 蛍光(CHCl3):λmax =652nm、 C474133(695.9) 計算値 C81.13 H5.
94 N6.04 測定値 C80.92 H5.98 N6.14。
【0038】実施例12 17−(1−ヘキシルヘプチル)アンスラ−9,10−
ジオン−[2,1−d]−イミダゾロ[3,2−a]ア
ンスラ[2,1,9-def:6,5,10-d'e'f']−ジ
イソキノリン−11,16,18(17H)−トリオン
【化27】 R=1−ヘキシルヘプチル N−(1−ヘキシルヘプチル)−3,4:9,10−ペ
リレンテトラカルボン酸3,4−無水物9,10イミド
(3a)0.20g(0.34ミリモル)と1,2−ジ
アミノアントラキノン0.19g(0.82ミリモル)
を2.0gのイミダゾール中160℃の温度で1時間撹
拌する。まだ液状の残留物を80mlのエタノールで反応
容器から流し出しそして、過剰のアミンを除去するた
め、2規定塩酸40mlを混合する。この混合物を室温で
1時間撹拌しそして生じた沈殿をD−4ガラスフリット
フィルターで吸引濾過して乾燥する。移動相として1
0:1クロロホルム/氷酢酸を使用してシリカゲルのカ
ラムクロマトグラフィーにかけそして紫色バンドとして
生成物を溶離して精製する。溶剤を除去した後、得られ
た染料を40:1クロロホルム/n−ブタノールを使用
して2回シリカゲルのクロマトグラフィーにかける。最
後にトルエンから抽出再結晶する。 収量0.13g(51%)、融点>300℃。 Rf (CHCl3/n−ブタノール40:1)=0.4
3、 UV(CHCl3):λmax =574nm、 535、 500、 MS(70eV):m/z(%)=775(6), 758(3), 593(71), 5
65(8), 281(10),207(100), 191(12), 133(10)。
【0039】実施例13 18−(1−ヘキシルヘプチル)フェナントロ[9,1
0−d]−イミダゾロ[3,2−a]アンスラ[2,
1,9-def:6,5,10-d'e'f' ]−ジイソキノリン
−12,17,19(18H)−トリオン
【化28】 R=1−ヘキシルヘプチル N−(1−ヘキシルヘプチル)−3,4:9,10−ペ
リレンテトラカルボン酸3,4−無水物9,10イミド
(3a)0.20g(0.34ミリモル)と9,10−
ジアミノフェナンスレン0.14g(0.82ミリモ
ル)を2.0gのイミダゾール中160℃の温度で1時
間撹拌する。まだ液状の残留物を80mlのエタノールで
反応容器から流し出しそして、過剰のアミンを除去する
ため、2規定塩酸40mlを混合する。この混合物を室温
で1時間撹拌しそして生じた沈殿をD−4ガラスフリッ
トフィルターで吸引濾過して乾燥する。移動相として4
0:1クロロホルム/n−ブタノールを使用してシリカ
ゲルのカラムクロマトグラフィーにかけて精製する。た
だし、個々のバンドをつくり出すのはきわめて困難であ
る。染料をこの条件で3回クロマトグラフィーにかけた
後の薄層クロマトグラフィー分析は蛍光生成物と非蛍光
化合物の存在を最初に示した。非蛍光化合物は同じ条件
でクロマトグラフィーを繰り返しても除去することがで
きなかった。 収量0.11g(44%)、融点>300℃。 Rf (CHCl3/n−ブタノール40:1)=0.5
7、 UV(CHCl3):λmax =583nm、 523、 359、 MS(70eV):m/z(%)=745(50), 728(6), 563(100),
518(13), 493(7),259(7)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 5/06 315 G11B 7/24 516 7215−5D

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 [式中、R1は2級C7 −C41アルキル基または式II 【化2】 (式中、Rは分枝状C3-C8アルキル基、mは1、2ま
    たは3である)の基、AはC5 −C7シクロアルキレ
    ン、フェニレン、ナフチレン、ピリジレン、より高次の
    融合芳香族炭素環式または複素環式基を意味するかまた
    は式III、 IVまたはV 【化3】 (式中R6とR7は後記の意味を有する)の二価の基を意味
    する、そしてR1とAはハロゲン、アルキル、シアノまた
    はニトロによって置換されていてもよい、R2乃至R5は互
    いに独立的に水素、アルキル、アリール、ヘテロアリー
    ル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR8、−COR8、−
    COOR8、−OCOR8、−CONR8R9、−OCONR
    8R9、−NR8R9、−NR8COR9、−NR8COOR9、−NR
    8SO2R9、−SO2 R8、−SO3 R8、−SO2 NR8R9
    たは−N=N-R8 を意味し、そしてR6乃至R9は互いに独
    立的にC1 −C4アルキル、フェニルまたは4−トリル
    を意味する]のペリレンアミジンイミド。
  2. 【請求項2】 R1が−CH(R10)2 (ここでR10 はC1
    −C18アルキルである)であるか、またはR1が式II(式
    中のRはtert−ブチルである)の基である請求項1
    記載のペリレンアミジンイミド。
  3. 【請求項3】 R1が2,5−ジ−tert−ブチルフェ
    ニルであるかまたは−CH(R10)2 (ここでR10 は直鎖
    状基である)である請求項2記載のペリレンアミジンイ
    ミド。
  4. 【請求項4】 Aが 1,2−シクロペンチレン、 1,2−シクロヘキシレン、 1,2−フェニレン、 2,3−または1,8−ナフチレン、 2,3−または3,4−ピリジレン、 9,10−フェナンスリレン、 1,2−アントラキノリレン、または請求項1記載の式
    III、 IVまたはVの二価の基である請求項1乃至3のい
    ずれかに記載のペリレンアミジンイミド。
  5. 【請求項5】 Aが 1,2−フェニレン、 2,3−または1,8−ナフチレン、 9,10−フェナンスリレン、 1,2−アントラキノリレン、または請求項1記載の式
    III、または式VI またはVII 【化4】 の二価の基である請求項1乃至4のいずれかに記載のペ
    リレンアミジンイミド。
  6. 【請求項6】 R乃至R5が互いに独立的に水素、ハロ
    ゲン、ニトロ、−OR8、−NR8R9、−NR8COR9、−S
    3 R8または−SO2 NR8R9を意味し、そしてR8とR9
    互いに独立的にメチル、フェニルまたは4−トリルを意
    味する請求項1乃至5のいずれかに記載のペリレンアミ
    ジンイミド。
  7. 【請求項7】 R2乃至R5がそれぞれ水素であるかまた同
    じ置換基である請求項1乃至6のいずれかに記載のペリ
    レンアミジンイミド。
  8. 【請求項8】 R2乃至R5のうちの少なくとも2つが水素
    である請求項1乃至7のいずれかに記載のペリレンアミ
    ジンイミド。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のペリレンアミジンイミド
    の製造方法において、式VIII 【化5】 のペリレン−3,4:9,10−テトラカルボン酸モノ
    無水物モノイミドを式IX H2 N−A−NH2 (IX) の1級ジアミン(上記式VIIIとIXにおいて、R1とAは
    それぞれ請求項1において定義した意味を有する、ただ
    しAは式III の基を意味しない)と反応させることを特
    徴とする方法。
  10. 【請求項10】 Aが式III の基である請求項1記載の
    ペリレンアミジンイミドの製造方法において、置換また
    は未置換のイミダゾールを式VIII 【化6】 (式VIII中のR1は請求項1において定義した意味を
    有する)のペリレン−3,4:9,10−テトラカルボ
    ン酸モノ無水物モノイミドと反応させることを特徴とす
    る方法。
  11. 【請求項11】 着色剤として請求項1記載のペリレン
    アミジンイミドを含有する内部着色された高分子有機材
    料。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のペリレンアミジンイミ
    ドを蛍光染料として化学ルミネセンスシステム、光学集
    光システム、蛍光ベースソーラー集光装置、蛍光活性化
    ディスプレーまたは単分子分光分析に使用する方法。
  13. 【請求項13】 請求項1記載のペリレンアミジンイミ
    ドを光伝導体として電子写真に使用する方法。
JP18973394A 1993-08-13 1994-08-12 ペリレンアミジンイミド染料、その製造方法及びその使用 Expired - Fee Related JP3609454B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH241393 1993-08-13
CH02413/93-8 1993-08-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0789962A true JPH0789962A (ja) 1995-04-04
JP3609454B2 JP3609454B2 (ja) 2005-01-12

Family

ID=4233221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18973394A Expired - Fee Related JP3609454B2 (ja) 1993-08-13 1994-08-12 ペリレンアミジンイミド染料、その製造方法及びその使用

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5508137A (ja)
EP (1) EP0638613B1 (ja)
JP (1) JP3609454B2 (ja)
KR (1) KR100316495B1 (ja)
DE (1) DE59407520D1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005075738A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Mitsui Chemicals Inc ナフタレンカルボン酸誘導体、および該化合物を用いた電子写真感光体、電子写真装置
JP2005520014A (ja) * 2002-03-08 2005-07-07 サン・ケミカル・コーポレーション ペリレン顔料組成物を作るプロセス
JP2008502613A (ja) * 2004-06-17 2008-01-31 ウエラ アクチェンゲゼルシャフト 人間の毛髪処理のための蛍光ペリレン化合物の使用
JP2008540382A (ja) * 2005-05-04 2008-11-20 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア テリレン誘導体及びクアテリレン誘導体
JP2009515846A (ja) * 2005-11-10 2009-04-16 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 太陽電池中での光増感剤としてのリレン誘導体の使用
EP2317391A1 (en) 2009-11-02 2011-05-04 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic apparatus
US8927184B2 (en) 2010-11-26 2015-01-06 Canon Kabushiki Kaisha Method of producing electrophotographic photosensitive member
JPWO2014010305A1 (ja) * 2012-07-09 2016-06-20 シャープ株式会社 化合物、太陽電池モジュール及び太陽光発電装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19504825A1 (de) * 1995-02-14 1996-08-22 Constab Polymer Chemie Gmbh Pigmenthaltige Zusammensetzung eines hochtemperaturbeständigen Kunststoffs
DE19702826A1 (de) * 1997-01-27 1998-08-20 Langhals Heinz Bifluorophore Perylenfarbstoffe mit langwellig verschobener Fluoreszenz
DE19848555A1 (de) * 1998-10-21 2000-04-27 Heinz Langhals Neue Fluoreszenzfarbstoffe durch Kern-Erweiterung von Perylen-3,4:9,10-tetracarbonsäurebisimiden
EP1172418A3 (en) * 2000-07-14 2003-12-17 Clariant Finance (BVI) Limited Dye compounds having a terminal hydroxy, carboxylic acid/ester or amino group
US6462128B1 (en) * 2000-07-14 2002-10-08 Clariant International Ltd. Process of making finely divided opaque particles
US6391104B1 (en) * 2000-12-01 2002-05-21 Bayer Corporation Perylene pigment compositions
GB0116677D0 (en) * 2001-07-09 2001-08-29 Clariant Int Ltd Thermoplastic fluorescent pigment
WO2005089094A2 (en) * 2003-11-21 2005-09-29 The Board Of Regents Of The University And Community College System Of Nevada Materials and methods for the preparation of anisotropically-ordered solids
WO2005078023A2 (de) 2004-02-11 2005-08-25 Basf Aktiengesellschaft Schwarze perylenpigmente
EP2181096A1 (de) * 2007-07-23 2010-05-05 Basf Se Verwendung von rylenderivaten als aktive komponenten in solarzellen und photodetektoren
CN106866437B (zh) * 2015-12-11 2018-12-07 中国科学院大连化学物理研究所 红色荧光和大斯托克斯位移的prodan类荧光染料及其合成方法与应用

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2456102A1 (fr) * 1979-05-10 1980-12-05 Vorozhtsov Georgy Derives d'acide 1,1' -binaphtyl-4,4', 5,5', 8,8' -hexacarboxylique, leur procede de preparation et leurs applications a la teinture et l'impression de materiaux textiles
US4336383A (en) * 1980-05-07 1982-06-22 Vorozhtsov Georgy N 1-1-Binaphthyl-4,4',5,5',8,8'-hexacarboxylic acid compounds, method of preparation and use thereof for the synthesis of asymmetric derivatives of 3,4,9,10-perylenetetracarboxylic acid, and for dyeing and printing of textile materials
DE3209424A1 (de) * 1981-03-20 1983-01-05 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Perylen-3,4,9,10-tetracarbonsaeurebisbenzimidazolverbindungen und deren verwendung
DE3339540A1 (de) * 1983-11-02 1985-05-09 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Elektrofotografisches aufzeichnungsmaterial
DE3526249A1 (de) * 1985-07-23 1987-01-29 Hoechst Ag Elektrophotographisches aufzeichnungsmaterial
US4968571A (en) * 1989-07-21 1990-11-06 Eastman Kodak Company Electrophotographic recording elements containing a combination of photoconductive perylene materials
US5019473A (en) * 1990-02-23 1991-05-28 Eastman Kodak Company Electrophotographic recording elements containing photoconductive perylene pigments
DE4037735A1 (de) * 1990-11-27 1992-06-04 Langhals Heinz Neue perylenfarbstoffe und ihre verwendung in metallic-lackierungen
US5389477A (en) * 1991-09-13 1995-02-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Photosensitive material for electrophotography and method for making the photosensitive material

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005520014A (ja) * 2002-03-08 2005-07-07 サン・ケミカル・コーポレーション ペリレン顔料組成物を作るプロセス
JP2005075738A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Mitsui Chemicals Inc ナフタレンカルボン酸誘導体、および該化合物を用いた電子写真感光体、電子写真装置
JP2008502613A (ja) * 2004-06-17 2008-01-31 ウエラ アクチェンゲゼルシャフト 人間の毛髪処理のための蛍光ペリレン化合物の使用
JP2008540382A (ja) * 2005-05-04 2008-11-20 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア テリレン誘導体及びクアテリレン誘導体
JP2013136606A (ja) * 2005-05-04 2013-07-11 Basf Se テリレン誘導体及びクアテリレン誘導体
JP2009515846A (ja) * 2005-11-10 2009-04-16 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 太陽電池中での光増感剤としてのリレン誘導体の使用
EP2317391A1 (en) 2009-11-02 2011-05-04 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic apparatus
US8632931B2 (en) 2009-11-02 2014-01-21 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic apparatus
US8927184B2 (en) 2010-11-26 2015-01-06 Canon Kabushiki Kaisha Method of producing electrophotographic photosensitive member
JPWO2014010305A1 (ja) * 2012-07-09 2016-06-20 シャープ株式会社 化合物、太陽電池モジュール及び太陽光発電装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR100316495B1 (ko) 2002-02-28
KR950005829A (ko) 1995-03-20
DE59407520D1 (de) 1999-02-04
JP3609454B2 (ja) 2005-01-12
EP0638613B1 (de) 1998-12-23
EP0638613A1 (de) 1995-02-15
US5508137A (en) 1996-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3634415B2 (ja) ペリレン−3,4−ジカルボン酸誘導体の製造方法
JP3609454B2 (ja) ペリレンアミジンイミド染料、その製造方法及びその使用
JP3362865B2 (ja) ペリレン化合物の分子内塩、その製造方法およびその用途
EP1425282B1 (en) Process for the preparation of diketopyrrolopyrroles
JP3856859B2 (ja) ペリレンイミド、新規な二、三および四発色団ペリレン染料の製造方法ならびにその用法
DE4338784A1 (de) Perylen-3,4-dicarbonsäureimide - neue hoch lichtechte Fluoreszenzfarbstoffe
US5886183A (en) Naphthalenelactamimide fluorescence dyes
US5650520A (en) Crystal modification of a diketopyrrolopyrrole pigment
Langhals et al. Perylenamidine‐imide dyes
US6143890A (en) Naphthalenehydrazamimides and perylenehydrazamimides
TW201109390A (en) Phthalocyanine compound and method for producing the same, and coloring composition containing the phthalocyanine compound
US3357983A (en) Perylene pigments
US3741970A (en) Linear alkyl-amido transquinacridone pigments
JP2618409B2 (ja) 新規なチオキナクリドンとイソチオキナクリドンならびにそれらの製造方法及び使用法
US5164496A (en) Tricycle pyrazine dyes
JPS58164648A (ja) イソインドリン染料及びその使用
DE4327273A1 (de) Perylenamidinimid-Farbstoffe
KR20050123122A (ko) 벤조디피롤계 헤테로사이클릭 염료
JPH064771B2 (ja) イソインドリン色素
JP4566585B2 (ja) アゾ化合物及びその製造方法、並びに、感光層用材料
JPH03170458A (ja) 複素環化合物とそれから得られるポルフイリン化合物
Rangnekar et al. Syntheses of 8-N-(aryl/hetaryl)-8H-acenaphtho [4, 5-d][1, 2, 3] triazoles and their application on polyester fibres as fluorescent brighteners

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040303

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041014

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees