JPH0789429A - 気圧式倍力装置 - Google Patents
気圧式倍力装置Info
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- JPH0789429A JPH0789429A JP5257823A JP25782393A JPH0789429A JP H0789429 A JPH0789429 A JP H0789429A JP 5257823 A JP5257823 A JP 5257823A JP 25782393 A JP25782393 A JP 25782393A JP H0789429 A JPH0789429 A JP H0789429A
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- valve
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プランジャの径寸法を短くして装置全体のコ
ンパクト化を図ることができる気圧式倍力装置を提供す
る。 【構成】 プランジャ44A に、一端側がリテーナ第2通
路91に連通し他端側がリテーナ前方空間Sの前方部Sf
に開口するプランジャ通路92を形成し、リテーナ前方空
間Sの後方部Sb に位置させて、バルブボデー第2通路
とリテーナ前方空間Sの前方部Sf との連通・遮断を行
う真空弁75及びリテーナ第1通路90とリテーナ前方空間
Sの前方部Sf との連通・遮断を行う第1の大気弁76か
らなる第1の制御弁機構72を設け、リテーナ前方空間S
の前方部Sf に位置させて、プランジャ通路92と変圧室
連絡通路63との連通・遮断を行う圧縮空気弁83及びリテ
ーナ前方空間Sの後方部Sb と変圧室連絡通路63との連
通・遮断を行う第2の大気弁82からなる第2の制御弁機
構79を設けた。
ンパクト化を図ることができる気圧式倍力装置を提供す
る。 【構成】 プランジャ44A に、一端側がリテーナ第2通
路91に連通し他端側がリテーナ前方空間Sの前方部Sf
に開口するプランジャ通路92を形成し、リテーナ前方空
間Sの後方部Sb に位置させて、バルブボデー第2通路
とリテーナ前方空間Sの前方部Sf との連通・遮断を行
う真空弁75及びリテーナ第1通路90とリテーナ前方空間
Sの前方部Sf との連通・遮断を行う第1の大気弁76か
らなる第1の制御弁機構72を設け、リテーナ前方空間S
の前方部Sf に位置させて、プランジャ通路92と変圧室
連絡通路63との連通・遮断を行う圧縮空気弁83及びリテ
ーナ前方空間Sの後方部Sb と変圧室連絡通路63との連
通・遮断を行う第2の大気弁82からなる第2の制御弁機
構79を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の制動装置に用
いられる気圧式倍力装置に関する。
いられる気圧式倍力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の気圧式倍力装置の一例として、図
4に示す装置がある。図において、ハウジング1内は、
ダイアフラム2を備えたパワーピストン3によって定圧
室(負圧室)4と変圧室5とに画成され、定圧室4は定
圧側導入口6を通じてエンジン(図示省略)側の真空源
7に接続されており、負圧が導入されるようになってい
る。ハウジング1の後面側にはケーシング8が結合され
ており、ハウジング1の後面とケーシング8とにより蓄
圧室9が形成されている。
4に示す装置がある。図において、ハウジング1内は、
ダイアフラム2を備えたパワーピストン3によって定圧
室(負圧室)4と変圧室5とに画成され、定圧室4は定
圧側導入口6を通じてエンジン(図示省略)側の真空源
7に接続されており、負圧が導入されるようになってい
る。ハウジング1の後面側にはケーシング8が結合され
ており、ハウジング1の後面とケーシング8とにより蓄
圧室9が形成されている。
【0003】蓄圧室9には圧縮空気側導入口10が設けら
れており、この圧縮空気側導入口10には圧縮空気発生機
構11が接続されている。圧縮空気発生機構11は、モータ
12に駆動されて圧縮空気を発生する圧縮機13と、圧縮機
13と圧縮空気側導入口10とを接続する管14の途中に設け
たドライヤ15と、管14におけるドライヤ15と圧縮機13と
の間の部分及びドライヤ15と圧縮空気側導入口10との間
の部分にそれぞれ設けた圧縮空気側第1、第2の逆止弁
16,17とを備えている。管14における圧縮空気側第2の
逆止弁17とドライヤ15との間の部分と真空源7とは管18
を介して接続されており、この管18の途中には、常開の
電磁弁19が介装されている。管18における電磁弁19と真
空源7との間の部分と定圧側導入口6とは管20を介して
接続されている。
れており、この圧縮空気側導入口10には圧縮空気発生機
構11が接続されている。圧縮空気発生機構11は、モータ
12に駆動されて圧縮空気を発生する圧縮機13と、圧縮機
13と圧縮空気側導入口10とを接続する管14の途中に設け
たドライヤ15と、管14におけるドライヤ15と圧縮機13と
の間の部分及びドライヤ15と圧縮空気側導入口10との間
の部分にそれぞれ設けた圧縮空気側第1、第2の逆止弁
16,17とを備えている。管14における圧縮空気側第2の
逆止弁17とドライヤ15との間の部分と真空源7とは管18
を介して接続されており、この管18の途中には、常開の
電磁弁19が介装されている。管18における電磁弁19と真
空源7との間の部分と定圧側導入口6とは管20を介して
接続されている。
【0004】そして、蓄圧室9には圧縮空気発生機構11
の作動によりあらかじめ圧縮空気が貯留されている。ダ
イアフラム2の中央及びパワーピストン3の中央には、
孔21,22が開けられており、両孔21,22に気密的に挿入
してパワーピストン3にバルブボデー23の大径筒部(以
下、バルブボデー大径筒部という。)24が取り付けられ
ている。
の作動によりあらかじめ圧縮空気が貯留されている。ダ
イアフラム2の中央及びパワーピストン3の中央には、
孔21,22が開けられており、両孔21,22に気密的に挿入
してパワーピストン3にバルブボデー23の大径筒部(以
下、バルブボデー大径筒部という。)24が取り付けられ
ている。
【0005】バルブボデー23は、有底の大径孔25を有す
るバルブボデー大径筒部24と、該バルブボデー大径筒部
24に連接するバルブボデー小径筒部26とから大略構成さ
れている。バルブボデー小径筒部26の先端側(他端側)
は、ハウジング1の後面に形成した孔27及びケーシング
8に形成した孔28を機密的に通してケーシング8の外部
に突出しており、バルブボデー小径筒部26の開口部29を
通して内部に大気が導入され得るようになっている。
るバルブボデー大径筒部24と、該バルブボデー大径筒部
24に連接するバルブボデー小径筒部26とから大略構成さ
れている。バルブボデー小径筒部26の先端側(他端側)
は、ハウジング1の後面に形成した孔27及びケーシング
8に形成した孔28を機密的に通してケーシング8の外部
に突出しており、バルブボデー小径筒部26の開口部29を
通して内部に大気が導入され得るようになっている。
【0006】バルブボデー小径筒部26内には、開口部29
からバルブボデー大径筒部24に向けて順に内径が小さく
なる第1、第2、第3、第4及び第5の孔部30,31,3
2,33,34が形成されており、第5の孔部34が大径孔25
に連通したものになっている。第1、第2、第3、第4
及び第5の孔部30,31,32,33,34のそれぞれの間には
第1、第2、第3、第4の段部35,36,37,38が形成さ
れている。第3の段部37の内径側部分には入力軸39側に
突出する環状突部40が形成されている。
からバルブボデー大径筒部24に向けて順に内径が小さく
なる第1、第2、第3、第4及び第5の孔部30,31,3
2,33,34が形成されており、第5の孔部34が大径孔25
に連通したものになっている。第1、第2、第3、第4
及び第5の孔部30,31,32,33,34のそれぞれの間には
第1、第2、第3、第4の段部35,36,37,38が形成さ
れている。第3の段部37の内径側部分には入力軸39側に
突出する環状突部40が形成されている。
【0007】バルブボデー23の大径孔25にはリアクショ
ンディスク41とマスタシリンダ(図示省略)に連結した
出力軸42の基端大径部43とが収納されており、バルブボ
デー小径筒部26には入力軸39に連動するプランジャ44が
収納されている。プランジャ44は、第1、第2、第3の
孔部30,31,32に位置して配置された第1プランジャ45
と、第5の孔部34内に摺動自在に収納された第2プラン
ジャ46とから構成されている。
ンディスク41とマスタシリンダ(図示省略)に連結した
出力軸42の基端大径部43とが収納されており、バルブボ
デー小径筒部26には入力軸39に連動するプランジャ44が
収納されている。プランジャ44は、第1、第2、第3の
孔部30,31,32に位置して配置された第1プランジャ45
と、第5の孔部34内に摺動自在に収納された第2プラン
ジャ46とから構成されている。
【0008】第1プランジャ45は、第3の孔部32に一対
のシール部材47,47を介して摺動自在に収納される第1
プランジャ本体48と、第1プランジャ本体48に連接して
開口部29に向けて延びる第1プランジャ軸部49と、第1
プランジャ本体48に連接して設けられ第2プランジャ46
に向けて順次径が小さくなるプランジャ第1、第2、第
3の小径部50,51,52と、第1プランジャ軸部49の先端
側(図4右側)に径方向外方に突出して形成された第1
プランジャフランジ部53とから大略構成されている。第
1プランジャ軸部49は、入力軸39に連結し、この入力軸
39は図示しないブレーキペダルの動きに連動するように
なっている。
のシール部材47,47を介して摺動自在に収納される第1
プランジャ本体48と、第1プランジャ本体48に連接して
開口部29に向けて延びる第1プランジャ軸部49と、第1
プランジャ本体48に連接して設けられ第2プランジャ46
に向けて順次径が小さくなるプランジャ第1、第2、第
3の小径部50,51,52と、第1プランジャ軸部49の先端
側(図4右側)に径方向外方に突出して形成された第1
プランジャフランジ部53とから大略構成されている。第
1プランジャ軸部49は、入力軸39に連結し、この入力軸
39は図示しないブレーキペダルの動きに連動するように
なっている。
【0009】第2プランジャ46は、第2プランジャ本体
54と、第1プランジャ45に連接した第2プランジャ軸部
55と、第2プランジャ本体54に径方向外方に突出して形
成された第2プランジャフランジ部56とからなってい
る。第1プランジャ45と第2プランジャ46とは、第2プ
ランジャ軸部55を第1プランジャ45に形成した中央通路
57に圧入して一体化されている。
54と、第1プランジャ45に連接した第2プランジャ軸部
55と、第2プランジャ本体54に径方向外方に突出して形
成された第2プランジャフランジ部56とからなってい
る。第1プランジャ45と第2プランジャ46とは、第2プ
ランジャ軸部55を第1プランジャ45に形成した中央通路
57に圧入して一体化されている。
【0010】前記中央通路57は第1プランジャ本体48ま
で延びている。中央通路57の延長部に一端側が連接し他
端側が第1プランジャ45の第1プランジャフランジ部53
の手前部分で外部に開口してプランジャ第1の連通路58
が形成されている。また、中央通路57に一端側が開口
し、他端側がプランジャ第1の小径部50の外側に開口し
てプランジャ第2の連通路59が形成されている。第1プ
ランジャ本体48の一対のシール部材47の間には環状溝60
が形成されている。環状溝60に一端側が開口し他端側が
プランジャ第2の小径部51とプランジャ第3の小径部52
との間の段部に開口してプランジャ第3の連通路61が形
成されている。
で延びている。中央通路57の延長部に一端側が連接し他
端側が第1プランジャ45の第1プランジャフランジ部53
の手前部分で外部に開口してプランジャ第1の連通路58
が形成されている。また、中央通路57に一端側が開口
し、他端側がプランジャ第1の小径部50の外側に開口し
てプランジャ第2の連通路59が形成されている。第1プ
ランジャ本体48の一対のシール部材47の間には環状溝60
が形成されている。環状溝60に一端側が開口し他端側が
プランジャ第2の小径部51とプランジャ第3の小径部52
との間の段部に開口してプランジャ第3の連通路61が形
成されている。
【0011】前記バルブボデー23には、一端側が定圧室
4に開口し他端側が第2の段部36に開口する真空通路6
2、一端側が変圧室5に開口し他端側が第4の孔部33に
開口する変圧室連絡通路63、及び一端側が蓄圧室9に開
口し他端側が第3の孔部32に開口する蓄圧室連通路64が
形成されている。蓄圧室連通路64と前記第1プランジャ
45の環状溝60に挿入してストッパ65が設けられている。
4に開口し他端側が第2の段部36に開口する真空通路6
2、一端側が変圧室5に開口し他端側が第4の孔部33に
開口する変圧室連絡通路63、及び一端側が蓄圧室9に開
口し他端側が第3の孔部32に開口する蓄圧室連通路64が
形成されている。蓄圧室連通路64と前記第1プランジャ
45の環状溝60に挿入してストッパ65が設けられている。
【0012】バルブボデー23の第1の孔部30には異形筒
状のリテーナ66が嵌挿されている。リテーナ66と第2の
段部36との間に位置するようにして第1の制御弁機構72
が配置されている。第1の制御弁機構72は、可撓性の筒
状の第1の制御弁機構用弁体73を有している。第1の制
御弁機構用弁体73は、その基部がリテーナ66の先端側に
設けられたリテーナ小径部74と第1の段部35との間に挟
まれて保持されている。
状のリテーナ66が嵌挿されている。リテーナ66と第2の
段部36との間に位置するようにして第1の制御弁機構72
が配置されている。第1の制御弁機構72は、可撓性の筒
状の第1の制御弁機構用弁体73を有している。第1の制
御弁機構用弁体73は、その基部がリテーナ66の先端側に
設けられたリテーナ小径部74と第1の段部35との間に挟
まれて保持されている。
【0013】第1の制御弁機構用弁体73の先端部は第2
の段部36及び第1プランジャフランジ部53に離・着座す
るようになっており、第1の制御弁機構用弁体73及び第
2の段部36から真空弁75を構成し、また第1の制御弁機
構用弁体73及び第1プランジャフランジ部53とから第1
の大気弁76を構成している。第1の制御弁機構用弁体73
の先端側には剛性部材77が装着されており、この剛性部
材77と入力軸39の段部との間にはスプリング78が介装さ
れている。
の段部36及び第1プランジャフランジ部53に離・着座す
るようになっており、第1の制御弁機構用弁体73及び第
2の段部36から真空弁75を構成し、また第1の制御弁機
構用弁体73及び第1プランジャフランジ部53とから第1
の大気弁76を構成している。第1の制御弁機構用弁体73
の先端側には剛性部材77が装着されており、この剛性部
材77と入力軸39の段部との間にはスプリング78が介装さ
れている。
【0014】バルブボデー23内部における第2プランジ
ャ46の出力軸42側部分には第2制御弁機構(圧縮空気
弁)79が設けられている。第2の制御弁機構79は、第2
の制御弁機構用弁体80を有している。第2の制御弁機構
用弁体80の基部はプランジャ第2の小径部51に保持され
ており、先端側には径方向内方に延びる弁用フランジ81
が形成されている。
ャ46の出力軸42側部分には第2制御弁機構(圧縮空気
弁)79が設けられている。第2の制御弁機構79は、第2
の制御弁機構用弁体80を有している。第2の制御弁機構
用弁体80の基部はプランジャ第2の小径部51に保持され
ており、先端側には径方向内方に延びる弁用フランジ81
が形成されている。
【0015】この第2の制御弁機構用弁体80の先端部は
第3の段部37及び第2プランジャフランジ部56に離・着
座するようになっており、第2の制御弁機構用弁体80及
び第3の段部37から第2の大気弁82を構成し、また第2
の制御弁機構用弁体80及び第2プランジャフランジ部56
から圧縮空気弁83を構成している。
第3の段部37及び第2プランジャフランジ部56に離・着
座するようになっており、第2の制御弁機構用弁体80及
び第3の段部37から第2の大気弁82を構成し、また第2
の制御弁機構用弁体80及び第2プランジャフランジ部56
から圧縮空気弁83を構成している。
【0016】第2の制御弁機構用弁体80の先端側には剛
性部材84が装着されており、この剛性部材84とリテーナ
66との間にはスプリング85が介装されており、第2の制
御弁機構用弁体80の先端側を出力軸42側に付勢してい
る。
性部材84が装着されており、この剛性部材84とリテーナ
66との間にはスプリング85が介装されており、第2の制
御弁機構用弁体80の先端側を出力軸42側に付勢してい
る。
【0017】図中、86はハウジング1の前面とバルブボ
デー23との間に介装されたバルブボデー用リターンスプ
リング、87は入力軸39の段部とリテーナ66との間に介装
された入力軸用リターンスプリング、88はフィルタ、89
はサイレンサを示す。
デー23との間に介装されたバルブボデー用リターンスプ
リング、87は入力軸39の段部とリテーナ66との間に介装
された入力軸用リターンスプリング、88はフィルタ、89
はサイレンサを示す。
【0018】この気圧式倍力装置では、変圧室5の内圧
を大気圧に設定することにより定圧室4と変圧室5との
間に差圧を発生させ、この差圧によってパワーピストン
3を前進させて出力軸42を介して倍力した推力を出力す
るようにしている。また、変圧室5の内圧を圧縮空気圧
に設定することにより更に大きな差圧を得て応答性良く
ブレーキ作動を行うようにしている。
を大気圧に設定することにより定圧室4と変圧室5との
間に差圧を発生させ、この差圧によってパワーピストン
3を前進させて出力軸42を介して倍力した推力を出力す
るようにしている。また、変圧室5の内圧を圧縮空気圧
に設定することにより更に大きな差圧を得て応答性良く
ブレーキ作動を行うようにしている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した気
圧式倍力装置では、プランジャに軸方向に延びる2本の
通路を形成している。このため、プランジャの径寸法が
その分だけ大きくなり、ひいては装置全体が大きなもの
になっていた。
圧式倍力装置では、プランジャに軸方向に延びる2本の
通路を形成している。このため、プランジャの径寸法が
その分だけ大きくなり、ひいては装置全体が大きなもの
になっていた。
【0020】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、プランジャの径寸法を短くして装置全体のコンパク
ト化を図ることができる気圧式倍力装置を提供すること
を目的とする。
で、プランジャの径寸法を短くして装置全体のコンパク
ト化を図ることができる気圧式倍力装置を提供すること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、圧縮空気発生機構に蓄圧室を接続し、ハ
ウジング内を、ダイアフラムを備えたパワーピストンに
よって定圧室と変圧室とに画成し、前記パワーピストン
に略筒状のバルブボデーの一端側を気密的に取付け、バ
ルブボデーの他端側をハウジングの後面に形成した孔及
びケーシングの後面に形成した孔に気密的に通してケー
シング外部に突出し、バルブボデーに一端側が前記蓄圧
室に開口し他端側が該バルブボデーの内側に開口するバ
ルブボデー第1通路を形成し、バルブボデー内のバルブ
ボデー第1通路形成部分に略リング状のリテーナを気密
的に嵌挿し、入力軸に連動しかつ先端側がバルブボデー
内におけるリテーナ前方空間に突出するプランジャをリ
テーナに気密的に挿通し、バルブボデーに、一端側が定
圧室に開口し他端側が前記リテーナ前方空間の後方部に
開口するバルブボデー第2通路及び一端側が変圧室に開
口し他端側が前記リテーナ前方空間の前方部に開口する
バルブボデー第3通路を形成し、前記リテーナに、一端
側が前記リテーナ前方空間に開口し他端側がバルブボデ
ー内におけるリテーナ後方空間に開口するリテーナ第1
通路及び一端側がバルブボデー第1通路に連通し他端側
が内径側に開口するリテーナ第2通路を形成し、プラン
ジャに、一端側がリテーナ第2通路に連通し他端側がリ
テーナ前方空間の前方部に開口するプランジャ通路を形
成し、リテーナ前方空間の後方部に位置させて、バルブ
ボデー第2通路とリテーナ前方空間の前方部との連通・
遮断を行う真空弁及びリテーナ第1通路とリテーナ前方
空間の前方部との連通・遮断を行う第1の大気弁からな
る第1の制御弁機構を設け、リテーナ前方空間の前方部
に位置させて、プランジャ通路とバルブボデー第3通路
との連通・遮断を行う圧縮空気弁及びリテーナ前方空間
の後方部とバルブボデー第3通路との連通・遮断を行う
第2の大気弁からなる第2の制御弁機構を設けたことを
特徴とする。
成するために、圧縮空気発生機構に蓄圧室を接続し、ハ
ウジング内を、ダイアフラムを備えたパワーピストンに
よって定圧室と変圧室とに画成し、前記パワーピストン
に略筒状のバルブボデーの一端側を気密的に取付け、バ
ルブボデーの他端側をハウジングの後面に形成した孔及
びケーシングの後面に形成した孔に気密的に通してケー
シング外部に突出し、バルブボデーに一端側が前記蓄圧
室に開口し他端側が該バルブボデーの内側に開口するバ
ルブボデー第1通路を形成し、バルブボデー内のバルブ
ボデー第1通路形成部分に略リング状のリテーナを気密
的に嵌挿し、入力軸に連動しかつ先端側がバルブボデー
内におけるリテーナ前方空間に突出するプランジャをリ
テーナに気密的に挿通し、バルブボデーに、一端側が定
圧室に開口し他端側が前記リテーナ前方空間の後方部に
開口するバルブボデー第2通路及び一端側が変圧室に開
口し他端側が前記リテーナ前方空間の前方部に開口する
バルブボデー第3通路を形成し、前記リテーナに、一端
側が前記リテーナ前方空間に開口し他端側がバルブボデ
ー内におけるリテーナ後方空間に開口するリテーナ第1
通路及び一端側がバルブボデー第1通路に連通し他端側
が内径側に開口するリテーナ第2通路を形成し、プラン
ジャに、一端側がリテーナ第2通路に連通し他端側がリ
テーナ前方空間の前方部に開口するプランジャ通路を形
成し、リテーナ前方空間の後方部に位置させて、バルブ
ボデー第2通路とリテーナ前方空間の前方部との連通・
遮断を行う真空弁及びリテーナ第1通路とリテーナ前方
空間の前方部との連通・遮断を行う第1の大気弁からな
る第1の制御弁機構を設け、リテーナ前方空間の前方部
に位置させて、プランジャ通路とバルブボデー第3通路
との連通・遮断を行う圧縮空気弁及びリテーナ前方空間
の後方部とバルブボデー第3通路との連通・遮断を行う
第2の大気弁からなる第2の制御弁機構を設けたことを
特徴とする。
【0022】
【作用】このような構成とすれば、プランジャに形成す
る通路をプランジャ通路の一つにして変圧室の圧力を真
空圧、大気圧または圧縮空気圧の3段階に設定できる。
第1の制御弁機構をバルブボデー第1通路の前方に位置
させて設けているので、バルブボデーの開口部側に設置
する部材のスペースを十分確保できる。
る通路をプランジャ通路の一つにして変圧室の圧力を真
空圧、大気圧または圧縮空気圧の3段階に設定できる。
第1の制御弁機構をバルブボデー第1通路の前方に位置
させて設けているので、バルブボデーの開口部側に設置
する部材のスペースを十分確保できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例の気圧式倍力装置を
図1.及び図2に基づいて説明する。なお、図1と同一
の部分は同一の符号で示しその説明は省略する。図にお
いて、バルブボデー23の蓄圧室連通路64形成部には、略
リング状のリテーナ66A が気密的に嵌挿されている。入
力軸39に連動しかつ先端側がバルブボデー23内における
リテーナ66A の前方空間(リテーナ前方空間)Sに突出
するプランジャ44Aがリテーナ66A に気密的に挿通され
ている。バルブボデー23には、一端側が定圧室4に開口
し他端側がリテーナ前方空間Sの後方部Sb に開口する
通路真空通路62が形成されている。また、バルブボデー
23には、一端側が変圧室5に開口し他端側が前記リテー
ナ前方空間Sの前方部Sf に開口する変圧室連絡通路63
が形成されている。
図1.及び図2に基づいて説明する。なお、図1と同一
の部分は同一の符号で示しその説明は省略する。図にお
いて、バルブボデー23の蓄圧室連通路64形成部には、略
リング状のリテーナ66A が気密的に嵌挿されている。入
力軸39に連動しかつ先端側がバルブボデー23内における
リテーナ66A の前方空間(リテーナ前方空間)Sに突出
するプランジャ44Aがリテーナ66A に気密的に挿通され
ている。バルブボデー23には、一端側が定圧室4に開口
し他端側がリテーナ前方空間Sの後方部Sb に開口する
通路真空通路62が形成されている。また、バルブボデー
23には、一端側が変圧室5に開口し他端側が前記リテー
ナ前方空間Sの前方部Sf に開口する変圧室連絡通路63
が形成されている。
【0024】前記リテーナ66A には、一端側が前記リテ
ーナ前方空間Sに開口し他端側がバルブボデー23内にお
けるリテーナ後方空間Tに開口するリテーナ第1通路90
が形成されている。また、リテーナ66A には、一端側が
蓄圧室連通路64に連通し他端側が内径側に開口するリテ
ーナ第2通路91が形成されている。第1プランジャ45に
は環状溝60A が形成されている。環状溝60A は、変圧室
連絡通路63に位置対応して設けられており環状溝60A と
変圧室連絡通路63とに挿入してストッパ65A が設けられ
ている。
ーナ前方空間Sに開口し他端側がバルブボデー23内にお
けるリテーナ後方空間Tに開口するリテーナ第1通路90
が形成されている。また、リテーナ66A には、一端側が
蓄圧室連通路64に連通し他端側が内径側に開口するリテ
ーナ第2通路91が形成されている。第1プランジャ45に
は環状溝60A が形成されている。環状溝60A は、変圧室
連絡通路63に位置対応して設けられており環状溝60A と
変圧室連絡通路63とに挿入してストッパ65A が設けられ
ている。
【0025】プランジャ44A には、一端側がリテーナ第
2通路91に連通し他端側がリテーナ前方空間Sの前方部
Sf に開口するプランジャ通路92が形成されている。リ
テーナ前方空間Sの後方部Sb に位置させて、第1の制
御弁機構72が設けられている。第1の制御弁機構72は、
真空通路62とリテーナ前方空間Sの前方部Sf との連通
・遮断を行う真空弁75及びリテーナ第1通路90とリテー
ナ前方空間Sの前方部Sf との連通・遮断を行う第1の
大気弁76から構成されている。リテーナ前方空間Sの前
方部Sf に位置させて第2の制御弁機構79が設けられて
いる。第2の制御弁機構79は、プランジャ通路92と変圧
室連絡通路63との連通・遮断を行う圧縮空気弁83及びリ
テーナ前方空間Sの後方部Sb と変圧室連絡通路63との
連通・遮断を行う第2の大気弁82から構成されている。
2通路91に連通し他端側がリテーナ前方空間Sの前方部
Sf に開口するプランジャ通路92が形成されている。リ
テーナ前方空間Sの後方部Sb に位置させて、第1の制
御弁機構72が設けられている。第1の制御弁機構72は、
真空通路62とリテーナ前方空間Sの前方部Sf との連通
・遮断を行う真空弁75及びリテーナ第1通路90とリテー
ナ前方空間Sの前方部Sf との連通・遮断を行う第1の
大気弁76から構成されている。リテーナ前方空間Sの前
方部Sf に位置させて第2の制御弁機構79が設けられて
いる。第2の制御弁機構79は、プランジャ通路92と変圧
室連絡通路63との連通・遮断を行う圧縮空気弁83及びリ
テーナ前方空間Sの後方部Sb と変圧室連絡通路63との
連通・遮断を行う第2の大気弁82から構成されている。
【0026】このように構成した気圧倍力装置の作用を
説明する。常用減速度の常用制動時に、ブレーキペダル
の操作により入力軸39を介してプランジャ44A が前進す
ると、第1プランジャフランジ部53が第1の制御弁機構
用弁体73から離れて第1の大気弁76が開く。これによ
り、第1の大気弁76、プランジャ通路92、第2の大気弁
82、変圧室連絡通路63を通って大気が変圧室5に導入さ
れる。すると、定圧室4と変圧室5との間に差圧が生
じ、この差圧によりパワーピストン3が前進して出力軸
42に大きな推力を付与して、出力軸42に連接する図示し
ないマスタシリンダを介してブレーキ力を発生する。
説明する。常用減速度の常用制動時に、ブレーキペダル
の操作により入力軸39を介してプランジャ44A が前進す
ると、第1プランジャフランジ部53が第1の制御弁機構
用弁体73から離れて第1の大気弁76が開く。これによ
り、第1の大気弁76、プランジャ通路92、第2の大気弁
82、変圧室連絡通路63を通って大気が変圧室5に導入さ
れる。すると、定圧室4と変圧室5との間に差圧が生
じ、この差圧によりパワーピストン3が前進して出力軸
42に大きな推力を付与して、出力軸42に連接する図示し
ないマスタシリンダを介してブレーキ力を発生する。
【0027】高減速度制動または急制動時には、入力軸
39が更に押され、プランジャ44A が更に前進し、第3の
段部37に第2の大気弁82の弁用フランジ81が着座して第
2の大気弁82が閉じると共に、弁用フランジ81が第3の
段部37に支持されてプランジャ44A が前進することによ
り圧縮空気弁83が開く。このため、蓄圧室9に蓄えられ
ている圧縮空気が蓄圧室連通路64、環状溝60A 、リテー
ナ第2通路91、圧縮空気弁83及び変圧室連絡通路63を通
って変圧室5に流入する。すると、定圧室4と変圧室5
との間には前述した変圧室5に大気が導入された場合に
比して大きな差圧が生じ、この大きな差圧によりパワー
ピストン3が前進して出力軸42に更に大きな推力を付与
して、出力軸42に連接する図示しないマスタシリンダを
介して応答性良くブレーキ力を発生する。
39が更に押され、プランジャ44A が更に前進し、第3の
段部37に第2の大気弁82の弁用フランジ81が着座して第
2の大気弁82が閉じると共に、弁用フランジ81が第3の
段部37に支持されてプランジャ44A が前進することによ
り圧縮空気弁83が開く。このため、蓄圧室9に蓄えられ
ている圧縮空気が蓄圧室連通路64、環状溝60A 、リテー
ナ第2通路91、圧縮空気弁83及び変圧室連絡通路63を通
って変圧室5に流入する。すると、定圧室4と変圧室5
との間には前述した変圧室5に大気が導入された場合に
比して大きな差圧が生じ、この大きな差圧によりパワー
ピストン3が前進して出力軸42に更に大きな推力を付与
して、出力軸42に連接する図示しないマスタシリンダを
介して応答性良くブレーキ力を発生する。
【0028】前述の状態に続いてブレーキペダルを戻す
と、入力軸用リターンスプリング87、バルブボデー23用
リターンスプリング86及びリアクションディスク41の弾
性力等により、入力軸39、プランジャ44A がバルブボデ
ー23に対して相対的に後退し、第1の制御弁機構用弁体
73の先端側が第1プランジャフランジ部53に押されて第
3の段部37から離座して真空弁75が開く。そして、変圧
室5に流入した圧縮空気は、変圧室連絡通路63、真空弁
75及び真空通路62を通ってエンジンの真空源7に排出さ
れる。
と、入力軸用リターンスプリング87、バルブボデー23用
リターンスプリング86及びリアクションディスク41の弾
性力等により、入力軸39、プランジャ44A がバルブボデ
ー23に対して相対的に後退し、第1の制御弁機構用弁体
73の先端側が第1プランジャフランジ部53に押されて第
3の段部37から離座して真空弁75が開く。そして、変圧
室5に流入した圧縮空気は、変圧室連絡通路63、真空弁
75及び真空通路62を通ってエンジンの真空源7に排出さ
れる。
【0029】上述したように本発明では、プランジャ44
A に形成する通路をプランジャ通路92の一つだけにして
いる。このため、プランジャ44A の径方向寸法を、図4
に示すものに比して小さくでき、ひいては装置全体の径
方向寸法を小さくして装置のコンパクト化を図ることが
できる。
A に形成する通路をプランジャ通路92の一つだけにして
いる。このため、プランジャ44A の径方向寸法を、図4
に示すものに比して小さくでき、ひいては装置全体の径
方向寸法を小さくして装置のコンパクト化を図ることが
できる。
【0030】第1の制御弁機構72を蓄圧室連通路64の前
方に位置させて設けているので、図4に示す気圧式倍力
装置に比してバルブボデー23の開口部29側をその分だけ
短く設定してもフィルタ88、サイレンサ89などの設置ス
ペースが十分確保されることとなりその分だけ軸方向寸
法を短くでき、これにより更に装置をコンパクトなもの
にできる。
方に位置させて設けているので、図4に示す気圧式倍力
装置に比してバルブボデー23の開口部29側をその分だけ
短く設定してもフィルタ88、サイレンサ89などの設置ス
ペースが十分確保されることとなりその分だけ軸方向寸
法を短くでき、これにより更に装置をコンパクトなもの
にできる。
【0031】図3に示す気圧倍力装置は、図1及び図2
に示すものに比して、リテーナに逆止弁を備えたものに
なっている。図において、リテーナ第1通路90の出力軸
42側は拡径されており、この拡径孔93に弁体94が挿入さ
れている。弁体94はリテーナ第1通路90から拡径孔93へ
の方向のみの空気の流れを許容するようにリテーナ第1
通路90を開閉可能になっており、弁体94及びリテーナ第
1通路90などから逆止弁95を構成している。この逆止弁
95を設けたことにより変圧室5に貯留された圧縮空気が
開口部29から排出されるが抑えられ、騒音の惹起を防止
できる。なお、リテーナ66A の出力軸42側に、リテーナ
第1通路90を開閉するようにゴム製のリング状のディス
クを配置して逆止弁を構成してもよい。
に示すものに比して、リテーナに逆止弁を備えたものに
なっている。図において、リテーナ第1通路90の出力軸
42側は拡径されており、この拡径孔93に弁体94が挿入さ
れている。弁体94はリテーナ第1通路90から拡径孔93へ
の方向のみの空気の流れを許容するようにリテーナ第1
通路90を開閉可能になっており、弁体94及びリテーナ第
1通路90などから逆止弁95を構成している。この逆止弁
95を設けたことにより変圧室5に貯留された圧縮空気が
開口部29から排出されるが抑えられ、騒音の惹起を防止
できる。なお、リテーナ66A の出力軸42側に、リテーナ
第1通路90を開閉するようにゴム製のリング状のディス
クを配置して逆止弁を構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た気圧式倍力装置であるから、プランジャに形成する通
路をプランジャ通路の一つにして変圧室の圧力を真空
圧、大気圧または圧縮空気圧の3段階に設定できるの
で、プランジャひいては装置全体の径方向寸法を小さく
して装置のコンパクト化を図ることができる。第1の制
御弁機構をバルブボデー第1通路の前方に位置させて設
けているので、バルブボデーの開口部側のスペースが確
保されてその分だけ軸方向寸法を短くでき、これにより
更に装置をコンパクトなものにできる。
た気圧式倍力装置であるから、プランジャに形成する通
路をプランジャ通路の一つにして変圧室の圧力を真空
圧、大気圧または圧縮空気圧の3段階に設定できるの
で、プランジャひいては装置全体の径方向寸法を小さく
して装置のコンパクト化を図ることができる。第1の制
御弁機構をバルブボデー第1通路の前方に位置させて設
けているので、バルブボデーの開口部側のスペースが確
保されてその分だけ軸方向寸法を短くでき、これにより
更に装置をコンパクトなものにできる。
【図1】本発明の一実施例の気圧式倍力装置を示す断面
図である。
図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】逆止弁を設けた気圧式倍力装置を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】従来の気圧式倍力装置の一例を示す断面図であ
る。
る。
1 ハウジング 2 ダイアフラム 3 パワーピストン 4 定圧室 8 ケーシング 9 蓄圧室 11 圧縮空気発生機構 23 バルブボデー 27 ハウジングの後面の孔 39 入力軸 44A プランジャ 62 真空通路(バルブボデー第2通路) 63 変圧室連絡通路(バルブボデー第3通路) 64 蓄圧室連通路(バルブボデー第1通路) 66A リテーナ 72 第1の制御弁機構 73 第1の制御弁機構用弁体 75 真空弁 76 第1の大気弁 79 第2の制御弁機構 82 第2の大気弁 83 圧縮空気弁 90 リテーナ第1通路 91 リテーナ第2通路 92 プランジャ通路
Claims (1)
- 【請求項1】 圧縮空気発生機構に蓄圧室を接続し、ハ
ウジング内を、ダイアフラムを備えたパワーピストンに
よって定圧室と変圧室とに画成し、前記パワーピストン
に略筒状のバルブボデーの一端側を気密的に取付け、バ
ルブボデーの他端側をハウジングの後面に形成した孔及
びケーシングの後面に形成した孔に気密的に通してケー
シング外部に突出し、バルブボデーに一端側が前記蓄圧
室に開口し他端側が該バルブボデーの内側に開口するバ
ルブボデー第1通路を形成し、バルブボデー内のバルブ
ボデー第1通路形成部分に略リング状のリテーナを気密
的に嵌挿し、入力軸に連動しかつ先端側がバルブボデー
内におけるリテーナ前方空間に突出するプランジャをリ
テーナに気密的に挿通し、バルブボデーに、一端側が定
圧室に開口し他端側が前記リテーナ前方空間の後方部に
開口するバルブボデー第2通路及び一端側が変圧室に開
口し他端側が前記リテーナ前方空間の前方部に開口する
バルブボデー第3通路を形成し、前記リテーナに、一端
側が前記リテーナ前方空間に開口し他端側がバルブボデ
ー内におけるリテーナ後方空間に開口するリテーナ第1
通路及び一端側がバルブボデー第1通路に連通し他端側
が内径側に開口するリテーナ第2通路を形成し、プラン
ジャに、一端側がリテーナ第2通路に連通し他端側がリ
テーナ前方空間の前方部に開口するプランジャ通路を形
成し、リテーナ前方空間の後方部に位置させて、バルブ
ボデー第2通路とリテーナ前方空間の前方部との連通・
遮断を行う真空弁及びリテーナ第1通路とリテーナ前方
空間の前方部との連通・遮断を行う第1の大気弁からな
る第1の制御弁機構を設け、リテーナ前方空間の前方部
に位置させて、プランジャ通路とバルブボデー第3通路
との連通・遮断を行う圧縮空気弁及びリテーナ前方空間
の後方部とバルブボデー第3通路との連通・遮断を行う
第2の大気弁からなる第2の制御弁機構を設けたことを
特徴とする気圧式倍力装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25782393A JP3491055B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 気圧式倍力装置 |
US08/309,194 US5476029A (en) | 1993-09-20 | 1994-09-20 | Pneumatic booster having vacuum and pressurized air sources |
DE4433518A DE4433518C2 (de) | 1993-09-20 | 1994-09-20 | Pneumatische Verstärkungsvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25782393A JP3491055B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 気圧式倍力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0789429A true JPH0789429A (ja) | 1995-04-04 |
JP3491055B2 JP3491055B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=17311624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25782393A Expired - Fee Related JP3491055B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 気圧式倍力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3491055B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030010107A (ko) * | 2001-07-25 | 2003-02-05 | 주식회사 만도 | 차량용 브레이크 부스터 |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP25782393A patent/JP3491055B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030010107A (ko) * | 2001-07-25 | 2003-02-05 | 주식회사 만도 | 차량용 브레이크 부스터 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3491055B2 (ja) | 2004-01-26 |
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