JPH0789245B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH0789245B2
JPH0789245B2 JP62329305A JP32930587A JPH0789245B2 JP H0789245 B2 JPH0789245 B2 JP H0789245B2 JP 62329305 A JP62329305 A JP 62329305A JP 32930587 A JP32930587 A JP 32930587A JP H0789245 B2 JPH0789245 B2 JP H0789245B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は原稿からの光情報を画像信号として読み取る画
像読み取り装置と、該画像信号に基づいて画像を形成す
る記録装置とを有する電子写真式のカラー画像形成装
置、或は原稿の像を投影する像露光装置を有し、その投
影された像によって生ずる潜像からカラー画像を形成す
る電子写真式のカラー画像形成装置に関するものであ
る。
〔発明の背景〕
従来カラー画像形成装置として種々の方式が提案されて
いるが、各色トナーと磁性キャリアを混合した二成分の
カラー現像剤を使用し、画像信号に基づいて形成される
各色のトナー像を像形成体上に重ね合わせて形成し、之
を転写材に転写したのち定着してカラー画像を形成する
方法が本出願人等によって提案されている。
これらのカラー画像形成装置においては、画像形成動作
を続けると次第に色トナーが消費されて現像剤のトナー
濃度が低下して画像濃度が薄くなる。そのトナー濃度低
下が僅かな範囲では現像バイアス電圧を調整して画像濃
度を補正し得るが、所定以上のトナー濃度低下に対して
はトナーを補給しなければならない。この場合トナーの
補給が過剰に行われてトナー濃度が一定比率以上になる
と、画像濃度が濃くなりすぎると共にカブリが増え、画
像が不明瞭となり汚れが目立つようになる。従って、現
像バイアス電圧を調整したり現像剤のトナー濃度を適正
な値に維持することが必要となる。
従来、像形成上へのトナーの付着状態を検知すべく像形
成体上に形成された基準トナー像の濃度測定は、反射濃
度測定によって行い、その結果に基づいて現像バイアス
電圧の調整またはトナー補給を加減して現像剤のトナー
濃度を調整する方法が提案されているが、センサを共通
化すると出力が大きく異なり、各トナーに共通した良好
な検知能力を持たせることは困難であった。このために
各色トナー像の濃度を測定するには、各トナーの分光特
性が大きく異なることから、各トナー毎に分光感度の異
なるセンサを用意しなければならないという繁雑さが伴
った。その上像形成体の感光層は一般に可視域において
は吸収が大きくカラートナー像の反射率は小さくなり、
現像剤のトナー濃度の変化に対して反射率については小
さな変化しか生じないので精度の良い測定を行うことが
できなかった。従って、正確に消費した各トナーの量に
対応した補給が行われないという問題点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、このような問題点を解決し、一種類の測光器
によって像形成体上の各基準トナー像を計測して高精度
にトナー濃度を算出し、画像形成条件にフィードバック
して良好な画質を長期間安定に得ることのできるカラー
画像形成装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、像形成体上にイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックからなるカラートナー像を重ね合わせて形
成し、該トナー像を転写材に転写する画像形成装置にお
いて、前記全てのカラートナーは赤外光に対し高い反射
率を有し、前記像形成体上の各基準トナー像からの赤外
光の反射率を計測することにより、前記各トナーの付着
状態を検知することを特徴とするカラー画像形成装置に
よって達成される。
〔実施例〕
以下、本発明の構成を図示例を参照して詳細に説明す
る。第1図は本発明の記録装置を示す断面図、第2図は
第1図の像形成体の展開図、第3図は画像読み取り装置
の断面図、第4図はCCDイメージセンサの要部断面図、
第5図はレーザビームスキャナの概略断面図、第6図は
現像器の断面図、第7図は黒色トナー及び各カラートナ
ーの分光反射率を示すグラフ、第8図は画像濃度を調整
する方法を示すブロック図、第9図は第1図の記録装置
の画像形成のシステムブロック図である。
第1図の記録装置において、21はセレン等の光導電性感
光層を有し、矢印方向に回転するドラム状像形成体、22
y,22m,22c,22kは像形成体21の表面を一様帯電するY,M,
C,BK(黒)の各色別の帯電器、23y,23m,23c,23kは各色
別の例えばレーザ光学系による像露光器、24y,24m,24c,
24kは各色別の現像器、25y,25m,25c,25kはそれらの現像
器のスリーブでバイアス電源26y,26m,26c,26kから必要
とするバイアスが印加される。27及び28は像形成体上21
上に複数の色トナー像が重合されて形成されたカラー画
像を転写材である記録紙Pに転写し易くするためにそれ
ぞれ必要に応じて設けられる転写前帯電器及び赤外LED
等からなる転写前露光ランプ、31はカセット29から給紙
ロール30により像形成体21の回転と同期して供給された
記録紙P上に、重ね合わされたトナー像を転写するため
の転写器、32は転写紙分離器、33は記録紙Pに転写され
たトナー像を定着させる定着器、34は赤外光を含む除電
ランプと除電用コロナ放電器の一方または両者の組合か
ら成る除電器、35は像形成体21のカラー画像を転写した
後の表面の残留トナーを除去したためのクリーニングブ
レード36を有するクリーニング装置である。また39は赤
外光を発光する例えばLEDなどからなる発光器と、例え
ばシリコンフォトダイオードに赤外フィルタを組み合せ
た受光器からなる測光器であるフォトカプラーで、発光
器と測光器は像形成体21表面に対してそれぞれ約45゜の
角度をもって対向するフォトカプラーをもって1組と
し、Y,M,C,BK用に4組並べて設けられている。
ここで、帯電器22y,22m,22c,22kとしては、先に帯電し
ている像形成体21の表面に重ねて帯電する場合等におい
て、先の帯電の影響が少なく安定した帯電を与えること
ができる図示のようなスコロトロンコロナ放電器を用い
ることが好ましい。
第2図は像形成体の展開図で、82は像形成体21上の画像
形成領域、83y,83m,83c,83kは原稿に近接して設けられ
た基準濃度板の投影によるか、或は画像信号発生装置と
レーザスキャナーなどによって形成された基準潜像を現
像して得られた各基準トナー像でY,M,C,Kはそれぞれイ
エロー,マゼンタ,シアン,黒色を現す添え字である。
第3図の画像読み取り装置において、1aは、イエロー,
マゼンタ,シアン,黒色(Y,M,C,K)の基準濃度板、37
は原稿1を原稿台に密着させる原稿押え板、38a,38b,38
cは前記原稿1に露光ランプ2により像露光したときの
光Lを反射させる反射ミラー、で該反射ミラー群により
反射された光Lはレンズ3により集光されて一次元イメ
ージセンサ4に照射され、電気信号に変換される。なお
矢印は光源2、ミラー群38a,38b,38cを副走査のため移
動させる方向を示す。前記レンズ3により集光された光
L1は縮小された像を第4図のB,G,Rのモザイックフィル
タ層42を有するCCDイメージセンサ4の面に投下する。
前記光L1はCCDイメージセンサ4に一次元に密に配設さ
れたセンサ素子41に感光されて光電変換され、該光電変
換して得られた電気信号は移送ゲートパルス44のパルス
周波数に対応する速さでφ1の2相駆動パルス43に
駆動されて移送部(CCDシフトレジスタ)45内を矢印X
方向に主走査され、出力46へと出力される。ここで得ら
れた出力信号は、後述する第9図の像形成システムの信
号系統を介して第5図のレーザビームスキャナの変調器
へ入力される。
第5図のレーザビームスキャナ23は、He−Neレーザー等
のレーザー光源51から出たレーザービームをON/OFFし
て、八面体の回転多面鏡から成るミラースキャナ53によ
り偏向させ、結像用f−θレンズ54を通して像形成体21
の表面を定速度で走査する像露光L2を形成する。なお、
55,56はミラー、57は像形成体1上でのビームの直径を
小さくするために結像用f−θレンズ54に入射するビー
ムの直径を調整するためのレンズである。像露光L2の形
成に第5図のようなレーザビームスキャナ23を用いれ
ば、色別についての静電像を形成することが容易にで
き、したがって鮮明なカラー画像を記録することができ
る。しかし、像露光L2は、前述のようなレーザービーム
によるドット露光に限られるものではなく、例えばLED
やCRTや液晶シャッタあるいは光ファィバ伝送体を用い
て得られるものでもよい。そして、像形成体21はベルト
状のように平面状態をとり得る記録装置とすることもで
きる。
次に本発明の方法に適した現像装置及び現像方法につい
て述べる。本発明の方法による多色画像の形成における
現像は正規現像、反転現像のいずれをも行なうことがで
き、現像の方法、条件、装置等も特に限定されるもので
はないが、現像の際すでに形成されているトナー像を乱
すことのないよう、トナーを含む現像剤層が感光体表面
に直接接触しない、いわゆる非接触現像と呼ばれるよう
な現像方法をとることが好ましい。
第6図は前記の非接触現像を行う適した現像装置の一例
であって、図中61はアルミニウムやステンレス網等の非
磁性材料から成る現像スリーブ、62は現像スリーブ61の
内部に設けられた周方向に複数の磁極を有する磁石体、
63は現像スリーブ上に形成される現像剤層の厚さを規制
する層厚規制ブレード、64は現像スリーブ61上から現像
後の現像剤層を除去するスクレーパブレード、65は現像
剤溜り66の現像剤を撹拌する撹拌回転体、67はトナーホ
ッパー、68はトナーホッパー67から現像剤溜り66にトナ
ーを補給するための表面にトナーの入り込む凹みを有す
るトナー補給ローラ、26は保護抵抗68を介して現像スリ
ーブ61に好ましくは振動成分を有するバイアス電圧を印
加し、現像スリーブと感光体21の間にトナーの運動を制
御する電界を形成するための電源であり、図は現像スリ
ーブ61と磁石体62がそれぞれ矢印方向に回転するもので
あることを示しているが、現像スリーブ61が固定であっ
ても、磁石体62が固定であっても、あるいは現像スリー
ブ61と磁石体62が同方向に回転するようなものであって
もよい。磁石体62を固定する場合は、通常、感光体21に
対向する磁極の磁束密度を他の磁極の磁束密度よりも大
きくするために磁化を強くしたり、そこに同極あるいは
異極の2個の磁極を近接させて設けたりすることが行な
われる。
このような現像器は、磁石体62の磁極が通常500〜1500
ガウスの磁束密度に磁化されていて、その磁力によって
現像スリーブ61の表面に現像剤溜り66の現像剤を吸着
し、吸着された現像剤が層厚規制ブレード63によって厚
さを規制されて現像剤層を形成し、その現像剤層がせ感
光体21の回転矢印方向と同方向あるいは逆方向に移動し
て、現像スリーブ61の表面が感光体21の表面に対向した
現像域において感光体2の静電像を現像し、残りがスク
レーパーブレード64によって現像スリーブ61の表面から
外されて現像剤溜り66に戻されるようになるものであ
る。
本発明の方法に用いられる現像剤としては、トナーに黒
色乃至は褐色の磁性体を含ませる必要がなくて色の鮮明
なトナーを得ることができ、トナーの帯電制御も容易に
行ない得る、非磁性トナーと磁性キャリアとの混合から
成る所謂二成分現像剤が用いられる。特に、磁性キャリ
アがスチレン系樹脂、ビニル系樹脂。エチル系樹脂、ロ
ジン変性樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂に四三酸化鉄、γ
−酸化第二鉄、二酸化クロム、酸化マンガン、フェライ
ト、マンガン−銅系合金等の強磁性体乃至は常磁性体の
微粒子を分散含有させたもの、あるいはそれら磁性体の
粒子の表面を上述のような樹脂で被覆したものから成
る、抵抗率が108Ωcm以上、好ましくは1013Ωcm以上の
絶縁性キャリアであることが好ましい。この抵抗率が低
いと、現像スリーブ61にバイアス電圧を印加した場合
に、キャリア粒子に電荷が注入されて、感光体1面にキ
ャリア粒子が付着し易くなるという問題や、バイアス電
圧が充分に印加されないという問題が生ずる。特に、像
形成体1にキャリアが付着するようになると、カラー画
像の色調に悪影響を及ぼす。
なお、抵抗率は、粒子を0.50cm2の断面積を有する容器
に入れてタッピングした後、詰められた粒子上に1kg/cm
2の荷重を掛け、荷重体を兼ねた電極と底面電極との間
に1000V/cmの電界が生じる電圧を引火したときの電流値
を読み取ることで得られる値である。
また、キャリアは、平均粒径えが5μm未満では磁化が
弱くなりすぎ、50μmを越えると画像が改善されず、又
ブレークダウンや放電が起こり易く、高電圧が印加でき
なくなる傾向を生ずるので、平均粒径が5μm以上50μ
m以下であることが好ましく、必要に応じて、疏水性シ
リカ等の流動剤等が添加剤として適量加えられる。
本発明に使用される黒色トナーは、通常のカーボンブラ
ックなどの着色剤と結合用樹脂とからなる黒色トナーと
は異なり、黄色、橙色、褐色、赤色、紫色、緑色、青色
等から選択された2種以上の染料あるいは顔料を適当な
比率、好ましくは樹脂に対し2〜20wt%で配合し、見掛
け上黒色を示し、しかも、赤外光を透過または反射して
赤外域では十分な反射率を示し、像形成体21上の黒色ト
ナーの付着状態による反射率の差が大きく現れ、正確な
黒色トナー像の濃度を測定することができるものであ
り、カラートナーも上記染料あるいは顔料と結着用樹脂
などからなり赤外光を透過あるいは反射して像形成体上
において十分な反射率を示すものである。ここでいう反
射率とは、ほぼ完全拡散反射面に近い白色板上にトナー
粒子1〜2層を一面に付着させた資料を測定してえられ
る拡散反射率で、測定される反射光はトナー層表面から
の反射光と、トナー粒子層を通過したのち白色板で反射
しさらにトナー粒子層を通過した光とを含むものであ
る。トナー中に混合される好ましい色材としては以下の
ものが用いられる。
第7図は本発明に使用される黒色トナー及び各カラート
ナーの分光反射率を示すグラフで、Yはイエロートナ
ー、Mはマゼンタトナー、Cはシアントナー、Kは黒色
トナーを示す。
第7図から判るように染料あるいは顔料からなる各トナ
ーの分光反射率は波長750nm以上において反射率が大と
なるので、使用する赤外光の波長は750nm以上であるこ
とが必要である。
像形成体21の表面反射率は高い程上記各トナーの反射率
は大きくなり、各トナーの付着状態による差が大きくな
る。また、像形成体上の感光層の厚みむらによる影響も
少なくなるので、測定に使用する赤外光の波長は像形成
体に対して高い反射率を有する波長であることが望まし
い。
像形成体は半導体レーザやLED用として一般的に600〜80
0nmに分光感度を有する感光体である。このことは分光
吸収がこの波長域にあるということであり、赤外光にお
いても、感光体によっては短波長側では反射率が低下す
るということになる。それ故、使用される赤外光はトナ
ーに対しては750nm以上で、さらに像形成体である感光
体が赤外光を吸収しない長波長であることが望ましい。
特に好ましい波長は800nm以上である。
上記トナーには、必要に応じて帯電制御剤等を添加し得
ることは勿論である。そして、トナーは、平均粒径が1
〜50μmのものに特に5〜20μmのものが好ましく、ま
た、平均帯電量が3〜300μc/g、特に10〜100μc/gのも
のが好ましい。トナーの平均粒径が1μmを下まわると
キャリアから離れにくくなり、20μmを超えると画像の
解像度が低下するようになる。
以上のような絶縁性キャリアとトナーとの混合から成る
現像剤を用いると、第6図の現像スリーブ61に印加する
バイアス電圧を、トナーが十分に静電像に付着して、し
かも、かぶりが生じないように、設定することがリーク
の惧れなく容易に行なわれるようになる。
以上が上記実施例の方法に好ましく用いられる現像器並
びに現像剤の構成であるが、これに限られるものではな
く、非接触現像方法が記載されている特開昭56−144452
号、同58−116553〜116554号各公報に記載されているよ
うな現像器や現像剤を用いてもよく、さらに好ましく
は、本願出願人が先に出願した特願昭58−57446号、同5
8−96900〜96903号、同58−97973号、同58−23829号、
同58−238296号各明細書に記載しているような現像法や
現像剤を用いて、二成分現像剤による非接触現像すなわ
ち像形成体(感光体)表面と現像スリーブとの間に電位
差がない時現像スリーブ上に形成される現像剤層の厚み
が、像形成体表面と現像スリーブとの間隙よりも薄くな
るように設定した条件下で現像を行うのがよい。
次にこのカラー画像形成システムの概要を第9図により
説明する。CPUからの制御信号により記録装置、ドット
パターンメモリ及び像形成プロセスが制御駆動され、例
えば第3図の露光系(ランプ2、ミラー38a,38b,38c)
の移動に伴ないカラースキャナの一種であるCCDイメー
ジセンサ4が原稿1の横方向のB,G,Rの色情報を読み取
り、アナログビデオ信号を出力する。この信号はA/D変
換後色情報及び光学系等による歪を除去するためシェイ
ディング補正がなされ、かつバッファメモリに一時的に
入力されて各B,G,Rを同一画像位置に対応させる。次い
で該バッファメモリからのB,G,R信号は、Y,M,Cに補色変
換され、かつ階調補正がなされた後、Y,M,Cの各データ
から黒成分の抽出(UCR)を行ない、有彩色成分と無彩
色成分とに分離する。ここで有彩色成分であるY,M,Cが
色補正され、かつ黒成分(BK)と共に階調補正された
後、パターンジュネレータ(PG)に入力される。ここで
は例えばディザ法に基づくデジタルドットパターン信号
に変化され、色別にページメモリに格納されるが、第1
に書み込みが行なわれるYドットパターン信号はページ
メモリに格納されることなくまたはバッファとして必要
なラインメモリを介して記録装置へと出力され、読み取
りとほぼ同期して書き込み及び像形成が行なわれる。し
かしMドットパターン、Cドットパターン、BKドットパ
ターン等はページメモリに格納され書き込みタイミング
に合せて順次とり出される。
本発明の装置においては特に画像形成装置の作動が開始
されると、像形成体21上の画像形成領域82外の近接した
部分に基準濃度板1aの潜像が形成され、現像によって形
成された基準トナー像83(Y,M,C,K)がフォトカプラー3
9(Y,M,C,K)に至ると、フォトカプラー39(Y,M,C,K)
は発光波長950nmを有する赤外LEDからの、光による反射
濃度を計測し、Y,M,C,K各色についてCPUに濃度信号を送
出する。この濃度信号はA/D変換されてCPUに入る。CPU
は一つの方法としては、上記濃度信号によって現像器24
の現像バイアス電源26を調整して、上記トナー濃度に応
じた適正現像バイアス電圧を各現像スリーブ25に印加し
各色について適正な画像濃度を得るように制御する。ま
た他の方法としては、CPUはフォトカプラー39からの上
記トナー濃度信号によって必要なトナーTの量を算出
し、トナー補給ローラ68を制御して現像剤溜まり66にト
ナーTを補給し、或いはトナー補給量を変化させて適正
画像濃度を維持するように制御する。
第8図は以上の画像濃度の調整方法を示すブロック図
で、第8図(a)は現像バイアスを規制して適正濃度が
得られるよう制御するブロック図、第8図(b)はトナ
ー補給を調整してトナー濃度を制御するブロック図であ
る。
上記制御方法は、上記(a)(b)を組合わせて、各ト
ナー像濃度の標準からの偏位から各現像バイアスの調整
を行う一方、各トナーTの補給を行うようにすることも
でき現像バイアス及びトナー補給両者を制御することも
できる。現像バイアス電圧の調整は直流成分電圧、交流
成分の電圧を変化させて調整する。その他周波数を変化
されることにより現像バイアス電圧を調整することもで
きる。
第10図及び第11図は本実施例を説明するための図であ
り、第10図は本実施例の像形成の際における、各色トナ
ー像が重畳して形成さる過程を示す模式図、第11図は像
形成の際のタイミングチャートである。本実施例は先に
説明した第1図のカラー画像形成装置、第3図及び第4
図のCCDイメージセンサ、第5図のレーザビームスキャ
ナ、第6図の現像器及び第9図の像形成システムにより
像形成体21の1回転で像形成体21上に各色トナー像が重
ね合せて形成される。
第1図のカラー画像形成装置におけるトナー像の形成
は、第10図に示されるように、一様に帯電が付与された
像形成体21の表面に像露光を施こすことによって低電位
となった像露光部を、背景部電位とほぼ同電位の直流成
分を有する交流バイアス印加下に前記帯電と同極性のト
ナーで現像して、前記像露光部にトナーを付着させる所
謂ゆる反転現像により行なわれる。
第12図及び第13図は他の実施例を説明する図であり、第
12図はカラー画像形成装置、第13図はタイミングチャー
トである。第12図の71は像形成体、72はスコロトロン帯
電器、73はレーザスキャナを用いた像露光装置、74Y,74
M,74C,74KはYトナー,Mトナー,Cトナー,Bトナーを収容
した現像器、39は赤外光を発光するLEDなどからなる発
光器と赤外光のみを受光するようにした受光器を組合わ
せたフォトカプラー、75は転写前帯電器、76は露光ラン
プ、77a及び77bは転写電極及び分離電極、79は除電ラン
プ79a及び除電電極79bを有する除電器である。なおクリ
ーニング部材81は形成されたトナー像が通過するとき
は、像形成体に当接しないように解除しておく。
第12図において71はセレン等の光導電性感光層を有する
ドラム状像形成体で矢印方向に回転され、Y,M,C,BKり各
色トナー像を重ね合わせて形成するため像形成体71は4
回転され、その後重ね合わされたトナー像は転写紙P上
に転写される。
本実施例のトナー像の形成は先の実施例の場合と同様反
転現像を用いて行なわれる。以下第12図及び第13図を用
いて本実施例の像形成プロセスを説明する。前記第3図
及び第4図で説明したCCDイメージセンサ4を用いてY
基準信号及びY画像信号の読み取りを行い、第9図と同
様の信号系統を通るドットパターンメモリにストックす
ることなく、あるいはドットパターンメモリを有せず、
他にしては第9図に示したものと同様のシステムを用い
て第5図に示した構造のレーザビームスキャナ73に入力
し、帯電器72によってVyの一様な帯電が付与された像形
成体71の表面に基準像露光Ey1及び画像像露光Ey2が行な
われる。得られた静電像を現像器74Yにより現像してY
基準トナー像Dy1およびY画像トナー像Dy2を形成する。
基準トナー像Dy1はフォトカプラー39によってトナーか
らの反射濃度が読取られる。ここで必要により除電装置
79で除電したのち、次の像形成体71の回転により帯電器
72でVmに再帯電し、レーザビームスキャナ73で基準像露
光Em1及び画像像露光Em2が行なわれる。得られた静電像
を現像器74Mにより現像してM基準トナー像Dm1及びM画
像トナー像Dm2を形成する。基準トナー像Dm1はフォトカ
プラー39によってトナーからの反射濃度が読取られる。
以下同様にして帯電器72による再帯電、レーザビームス
キャナ73による基準及び画像像露光、現像器74C及び74K
による処理が像形成体71の3及び4回転によりくり返さ
れて、基準トナー像Dc1及びDk1、画像トナー像Dc2及びD
k2が形成されY,M,C,BKの4色のトナー像が重ね合せて形
成され、基準トナー像Dc1,Dk1のトナーからの反射濃度
はフォトカプラー39によって読み取られる。
以上説明した方式では読み取り系が、次の書き込み時点
に復帰していることが必要であり、さらには像形成体上
の画像の位置合わせが必要である。これを機械的に行な
うのは極めて困難なことであるから、各画面毎にバッフ
ァとして、必要なラインメモリを用意しておくのがよ
い。すなわち、原稿の位置決めとして光源の移動時(原
稿読み取りスタート時)原稿台、あるいは光源の移動位
置あるいは原稿端部を基準位置として読みとりバッファ
メモリに収容しておき、一方書き込みタイミングとして
ドラム上に形成されたYトナー像の位置信号を検知して
2回転目以降の書き込みを行なうと画像の位置合わせを
精度よく行なうことができる。この重ね合わされたトナ
ー像は転写前帯電器75及び露光ランプ76の作用で転写さ
れ易くされた後、カセットから供給された転写紙P上に
転写電極77aの作用で転写され、該転写紙Pは分離電極7
7b作用で分離され定着器78おいて加熱定着される。転写
後の像形成体71は除電装置79及びクリーニングブレード
81を有するクリーニング装置80により残留トナーが清掃
されて次の像形成に備えられる。
以上説明したように本実施例においては、読み取られた
画像信号に同期して各色のドットパターンの書き込みが
なされるのでバッファメモリで充分であって容量の大き
いメモリが不要とされ、コスト低減に寄与すること大で
ある。
なお基準信号Ey1,Em1,Ec1及びEk1によって形成された各
基準トナー像はフォトカプラー39によって読取られ、第
8図(a)又は(b)のブロック図に示すようにしてト
ナー濃度コントロール、現像バイアスのフィードバック
が行なわれてカラー画像の再現性が大巾にアップされ
る。
なお各基準トナー像の配列は像形成体の回転軸と平行に
配列する以外に例えば像形成体の移動方向に沿って平行
に配列することもできる。こうすることにより1個のフ
ォトカプラーによって、Y,M,C,BKの各基準トナー像から
の反射濃度を順次計測することができる。
又基準トナー像の形成をスキャナーからの入力画像を用
いる場合第2図に対応して配列されている基準濃度板
を、走査方向に平行に配列することにより同じように、
1個のフォトカプラーによって済ますことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば以上説明したように、像形成体上にイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックからなるカラートナ
ー像を重ね合わせて形成し、該トナー像を転写材に転写
する画像形成装置において、前記全てのカラートナーは
赤外光に対し高い反射率を有し、前記像形成対上の各基
準トナー像からの赤外光の反射率を計測することによ
り、前記各トナーの付着状態を検知するようにしたの
で、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各基準ト
ナー像による出力の差があまり無く、測定が簡素化し、
その計測結果に基づいて現像剤のトナー濃度あるいは現
像バイアス電圧を調整することができる。
また本発明において、前記反射光を像形成体に対して高
い反射率を有するようにすれば、像形成体による前記基
準トナー像の反射率が低下することもなく、前記基準ト
ナー像の反射率を正確に計測することができる。
また本発明において、前記基準トナー像からの赤外光を
1つの計測手段により計測するようにすれば、各トナー
に対する計測手段を設けるよりも低コストになる。
また本発明において、前記基準トナー像を像形成体の回
転する方向に並列に形成するようにすれば、基準トナー
像からの赤外光を1つ計測手段により計測するという構
成を構成しやすくなる。
又、トナー像を重ね合わせる画像形成装置においては、
既に実施例に示したように、基準トナー像は画像部のト
ナー像と異なった位置に形成し、順次測定をすることが
できる。又、画像部のみのトナー像を転写紙へ転写する
一方、基準トナー像は転写せずそのままクリーニングす
る構成とすることができる。
従って本発明によれば基準トナー像を形成し検知するこ
とにより、常に画像濃度を適正に維持し汚れのない鮮明
な画像を長期間安定に得るカラー画像形成装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカラー画像形成装置の要部断面図、第
2図は第1図の像形成体の展開図、第3図は画像読み取
り装置の概略断面図、第4図はCCDイメージセンサの断
面図、第5図はレーザビームスキャナの概略断面図、第
6図は現像器の断面図、第7図は黒色トナー及び各カラ
ートナーの分光反射率を示すグラフ、第8図は画像濃度
を調整する方法を示すブロック図、第9図は第1図の記
録装置の画像形成のシステムブロック図、第10図はトナ
ー像を重畳して形成するプロセスを示す模式図、第11図
は実施例のタイミングチャート、第12図は他の実施例の
カラー画像形成装置の要部断面図、第13図はそのタイミ
ングチャートである。 1……原稿、1a……基準濃度板 4……CCDイメージセンサ 21……像形成体 22,22y,22m,22c,22k……帯電器 23,23y,23m,23c,23k……像露光器 24,24y,24m,24c,24k……現像器 25,25y,25m,25c,25k……現像スリーブ 26,26y,26m,26c,26k……バイアス電源 31……転写器、32……転写紙分離器 35……クリーニング装置、39……フォトカプラー 68……トナー補給ローラ、82……画像形成領域 83,83y,83m,83c,83k……基準トナー像 P……記録紙、T……トナー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像形成体上にイエロー、マゼンタ、シア
    ン、ブラックからなるカラートナー像を重ね合わせて形
    成し、該トナー像を転写材に転写する画像形成装置にお
    いて、 前記全てのカラートナーは赤外光に対し高い反射率を有
    し、前記像形成体上の各基準トナー像からの赤外光の反
    射率を計測することにより、前記各トナーの付着状態を
    検知することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記赤外光は前記像形成体に対して高い反
    射率を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記基準トナー像からの反射光を1つの計
    測手段により計測することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記基準トナー像を像形成体の回転する方
    向に並列に形成したことを特徴とする特許請求の範囲第
    3項記載のカラー画像形成装置。
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JPS6098462A (ja) * 1983-11-04 1985-06-01 Fuji Xerox Co Ltd 拡散反射型カラ−トナ−濃度検出装置
JPS62164066A (ja) * 1986-01-14 1987-07-20 Ricoh Co Ltd カラ−トナ−濃度制御方法

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