JPH078898Y2 - 締結用ワッシャ - Google Patents

締結用ワッシャ

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JPH078898Y2
JPH078898Y2 JP1989073287U JP7328789U JPH078898Y2 JP H078898 Y2 JPH078898 Y2 JP H078898Y2 JP 1989073287 U JP1989073287 U JP 1989073287U JP 7328789 U JP7328789 U JP 7328789U JP H078898 Y2 JPH078898 Y2 JP H078898Y2
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JP
Japan
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rubber
topping
washer
cords
rigidity
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JP1989073287U
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JPH0312609U (ja
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義和 木戸
達也 岡本
孝夫 河合
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Kumagai Gumi Co Ltd
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Kumagai Gumi Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ゴムからなり、ボルト頭やナットの下に介
在させるための比較的低モジュラスの締結用ワッシャに
関し、シールドトンネルや沈下性トンネル等の耐震トン
ネル用、または橋の機械据付け部の変位吸収用として説
明するのに好適なものである。
(従来の技術) 金属ワッシャに比べて低モジュラスの締結用ワッシャと
してエポキシ樹脂のような合成樹脂製のワッシャ(特開
昭64−10896号公報参照)、ゴムからなるワッシャおよ
びゴムと鉄板とを交互に積層したワッシャ等が知られて
いる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、合成樹脂製のワッシャは軸方向の縦剛性
がこれに直角方向の横剛性とほぼ等しく、横方向のみの
変形を充分に吸収することができず、かつ剛性の大きさ
が使用する樹脂で決まってしまい、中間の剛性が得られ
なかった。またゴム製のワッシャは、圧縮応力が小さい
ため、高い応力が要求される場合、例えばトンネル等で
は使用することができなかった。また、ゴムと鉄板を積
層したワッシャは、鉄板を打抜いたのち外面全体に錆止
めを兼ねて接着材を塗布し、しかるのち同様に打抜かれ
ているゴム板と積層することが必要であるため、製造が
面倒であり、かつ鉄板の分だけワッシャの厚みが増大
し、更にゴム層の厚みが均一にならないという問題があ
った。
この考案は、製造が容易で、トンネル用として使用する
ことができ、縦剛性と横剛性の比率を広範囲に選定する
ことができる締結用ワッシャを提供するものである。
(課題を解決するための手段) この考案の締結用ワッシャは、補強用コードを編織して
なるすだれ織物またはメッシュ織物にゴムをトッピング
して得られた複数枚のシート状のトッピングコードを、
該トッピングコードのみ単独でまたはゴムシートと交互
に積層し、加硫により一体化してなり、上記の補強用コ
ードが上からみて90度間隔、45度間隔等の異方向に等分
配置されていることを特徴とする。
上記の補強用コードは、スチールコードまたはナイロ
ン、ポリエステル、ポリプロピレン、レーヨン、アラミ
ド繊維(商品名「ケブラー」)、ガラス、カーボン等か
らなるフィラメントまたはその撚り糸であり、その太さ
は0.1〜5mm、特に0.2〜1.5mmが好ましい。これらのコー
ドは、すだれ織物、メッシュ等に編織したのち、ゴムま
たは合成樹脂をトッピングして使用される。編織時のコ
ードの配列ピッチは、コード径の1〜5倍が好ましい。
ゴムとしては、天然ゴム、エチレンプロピレンゴム、ニ
トリルゴム、ハロゲン化ゴム、クロロプレンゴム、エチ
レンプロピレンディエンゴム、ブタジエンゴム、可塑化
塩ビゴム、エチレン酢ビゴム、ポリウレタン、ノーソレ
ックス等が使用可能である。
そして、この考案のワッシャは、上記のすだれ織物また
はメッシュ織物にゴムをトッピングして得られるシート
状のトッピングコードを複数枚積層するか、このトッピ
ングコードとゴムシートとを交互に積層するかして、所
望の形状に打ち抜き、加硫して得られる。上記積層時の
コードの配列ピッチは、コードの直径以上、15mm以下が
好ましい。
(作用) トッピングコードを積層することにより、ワッシャの端
面と平行な平面に沿ってコードが配列され、このコード
がゴムで被覆された形となる。換言すれば、端面と平行
なゴム層がコードで補強される。このトッピングコード
は、隣接層に対する滑り性すなわち横剛性の点でゴムの
みからなる層と大差がなく、軸方向の圧縮弾性すなわち
縦剛性がゴムのみからなる層と金属板のような硬質層と
の中間の大きさになる。したがって、コードの縦、横の
配列密度によってワッシャとしての横剛性がゴム単体の
ものと同程度に維持される一方、縦剛性がゴム単体のも
のよりも大きくなり、かつ上記の横剛性と縦剛性の比率
を上記コードの配列密度によって適当に変えることがで
きる。また、トッピングコードを積層する際、コード方
向が90度間隔、45度間隔等で順にずれるように重ねら
れ、上記のコードが異方向に等分配置されるため、等方
性のワッシャが得られる。
(実施例) 第1図の実施例は、すだれ織物からなる4枚のトッピン
グコード層1と3枚のゴム層2とを交互に積層して得ら
れた円形のワッシャ3であり、トッピングコード層1は
平行に並ぶ多数本のスチールコード1aとこれを被覆する
トッピング層ゴム1bとからなり、上から1番目および3
番目のトッピングコード層1ではスチールコード1aが紙
面に垂直に向き、2番目および4番目のトッピングコー
ド層1ではスチールコード1aが紙面と平行に向いてい
る。なお、第1図において3aはボルト6(第2図参照)
の挿入される孔である。このワッシャ3は、例えば第2
図に示すように、2個の部材4、5を締結するボルト6
の頭の下およびナット7の下に介在させる。上記第1図
の実施例において、4枚のトッピングコード層1は、そ
のスチールコード1aの方向が45度ずつ順にずれるように
積層することができる。すなわち、第3図に示すよう
に、最上層のスチールコード8aに対して45度時計方向に
回転した方向に2番目の層のスチールコード8bを向け、
さらに45度時計方向に回転した方向に3番目のスチール
コード8cを向け、さらに45度時計方向に回転した方向に
4番目のスチールコード8dを向ける。
上記のスチールコード1aの代わりにポリエステルコード
(1500デニール×2本撚り)を1インチ当り20本の密度
で配列したすだれ織物を用いてトッピング厚さの異なる
トッピングコード層1を作り、これを積層して実施例1
〜3のワッシャ3(外径45mm、内径25mm)を試作した。
その構造および縦剛性(Kc)、横剛性(Ks)を下記第1
表に示す。
一方、上下の鉄板(厚さ1mm、外径45mm、内径25mm)間
にゴム層と中間鉄板(厚さ1mm)とを積層して比較例1
〜3のワッシャ(外径45mm、内径25mm)を試作した。そ
の構造および縦剛性、横剛性を第2表に示す。
(考案の効果) この考案のワッシャは、ゴムからなり、その端面と平行
な平面に沿って多数本の補強用コードを複数層に分散配
置したものであるから、補強用コードの配列密度を変え
ることにより、横剛性を殆ど変えることなく縦剛性のみ
を広範囲に調節することができ、縦剛性と横剛性の比率
を可成り任意に設定することができる。そして、横剛性
はゴムの種類によって設定されるので、従来の合成樹脂
製およびゴム製ワッシャの欠点を解消し、目的に応じて
適度な縦剛性および横剛性が容易に得られる。また、複
数枚のトッピングコードを積層し打ち抜いたのち加硫し
て製造することができるので、従来の鉄板とゴムシート
を積層したものに比べて製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の一部破砕断面図、第2図は使用状
態の正面図、第3図は補強用コードの方向を示す平面図
である。 1:トッピングコード、1a、8a、8b、8c、8d:スチールコ
ード(補強用コード)、1b:トッピングゴム層、2:ゴム
層、3:ワッシャ、3a:ボルト孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−111371(JP,U) 実公 昭18−11813(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】補強用コードを編織してなるすだれ織物ま
    たはメッシュ織物にゴムをトッピングして得られた複数
    枚のシート状のトッピングコードを、該トッピングコー
    ドのみ単独でまたはゴムシートと交互に積層し、加硫に
    より一体化してなり、上記の補強用コードが上からみて
    90度間隔、45度間隔等の異方向に等分配置されているこ
    とを特徴とする締結用ワッシャ。
JP1989073287U 1989-06-22 1989-06-22 締結用ワッシャ Expired - Fee Related JPH078898Y2 (ja)

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JPH0312609U JPH0312609U (ja) 1991-02-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09217726A (ja) * 1996-02-13 1997-08-19 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 締結用弾性ワッシャ
JP5977096B2 (ja) * 2012-06-22 2016-08-24 株式会社Ihi 結合構造体

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JPS533259Y2 (ja) * 1974-02-26 1978-01-27

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JPH0312609U (ja) 1991-02-08

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