JPH078897Y2 - ラチェットレンチ−体型袋ナット - Google Patents
ラチェットレンチ−体型袋ナットInfo
- Publication number
- JPH078897Y2 JPH078897Y2 JP4404691U JP4404691U JPH078897Y2 JP H078897 Y2 JPH078897 Y2 JP H078897Y2 JP 4404691 U JP4404691 U JP 4404691U JP 4404691 U JP4404691 U JP 4404691U JP H078897 Y2 JPH078897 Y2 JP H078897Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap nut
- ratchet wrench
- present
- switching element
- peripheral portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Joints With Pressure Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、メートル器、特に水道
のメートル器の継手の連結部である袋ナットの改良に関
する。
のメートル器の継手の連結部である袋ナットの改良に関
する。
【従来の技術】例えば、各家庭等において水道のメート
ル器は、地中に埋設された狭いボックスの中で、配管と
連結され収納されている。ところで、水道のメートル器
は、計量法により8年に1度交換しなければならない。
従来、水道のメートル器の交換は、狭いボックス内での
作業であるので、水道配管とメートル器とを接続してい
る継手の袋ナットを、例えばペンチやポンププライヤー
を用いて少しずつ回転させて行っていた。
ル器は、地中に埋設された狭いボックスの中で、配管と
連結され収納されている。ところで、水道のメートル器
は、計量法により8年に1度交換しなければならない。
従来、水道のメートル器の交換は、狭いボックス内での
作業であるので、水道配管とメートル器とを接続してい
る継手の袋ナットを、例えばペンチやポンププライヤー
を用いて少しずつ回転させて行っていた。
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、狭いボ
ックス内での水道のメートル器の交換作業は、ペンチ等
を回転させる十分なスペースがないため、困難でありし
かも時間がかかる。本考案は、狭い場所でもメートル器
の交換を容易かつ迅速に行なうことのできる、継手の連
結部を提供することを目的とする。
ックス内での水道のメートル器の交換作業は、ペンチ等
を回転させる十分なスペースがないため、困難でありし
かも時間がかかる。本考案は、狭い場所でもメートル器
の交換を容易かつ迅速に行なうことのできる、継手の連
結部を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本考案のラチェットレン
チ−体型袋ナット100は、配管連結部を有する継手本
体18と組み合わせて、メートル器17を継手本体18
と連結するためのものである。すなわち本考案は、短柄
1の一端に中央孔2と横孔3とを有する環状部4、ソケ
ット体5、および切換子6から成る。ソケット体5は、
その一方の開口縁内周部に鍔部15を設けており、その
他の内周部に螺子部7を設けており、かつ外周部に多数
の係合歯8を設けている。ソケット体5は、中央孔2に
回転自在に嵌装している。切換子6は、係合歯8に適切
に係合するように、横孔3に設ける。
チ−体型袋ナット100は、配管連結部を有する継手本
体18と組み合わせて、メートル器17を継手本体18
と連結するためのものである。すなわち本考案は、短柄
1の一端に中央孔2と横孔3とを有する環状部4、ソケ
ット体5、および切換子6から成る。ソケット体5は、
その一方の開口縁内周部に鍔部15を設けており、その
他の内周部に螺子部7を設けており、かつ外周部に多数
の係合歯8を設けている。ソケット体5は、中央孔2に
回転自在に嵌装している。切換子6は、係合歯8に適切
に係合するように、横孔3に設ける。
【0002】
【実施例】以下に本考案の一実施例を図面に基ずいて説
明する。図1は、本考案の一実施例のラチェットレンチ
−体型袋ナットのメートル器連結側からの平断面図であ
る。図2は、同上A−A線の側断面図である。図3は、
係合歯に係合した本考案の一実施例の切換子の平断面図
である。図4は、水道メートル器ボックス内の配管に連
結した継手およびメートル器の平面図である。図5は、
本考案のラチェットレンチ−体型袋ナットを製造するた
めの、ラチェットレンチ機構体の一実施例の平断面図で
ある。本考案のラチェットレンチ−体型袋ナット100
は、図1に示すように、短柄1の一端に設けた環状部
4、ソケット体5および切換子6からなる。短柄1は、
パイプ等の補助柄をさし継いで、本考案の袋ナット10
0を締着したり弛めたりする。環状部4は、中央孔2と
それに一部接して直交する横孔3を設けている。中央孔
2には、ソケット体5を自在に回転できる程度にピッタ
リと嵌装する。ソケット体5には、その一方の開口縁の
内周部に鍔部15を設けて、本考案の袋ナット100を
メートル器17と連結し締着したときのストッパーとす
る。ソケット体5の他の内周部には、回転により締着し
たり弛めたりすることができるように、メートル器の螺
子部に対応する螺子部7を設ける。ソケット体5の外周
部には、多数の係合歯8を設ける。ソケット体5は、公
知の大ソケット体と小ソケット体からなる機構であって
もよい(例えば、実公昭53−24954号公報参
照)。横孔3には、係合歯8に適切に係合するように切
換子6を設ける。切換子6には、係合歯8に係合する係
止爪11a,11bを突設し、横孔の左右の開口縁より
外部に突出せしめる突片12a,12bを設けている。
切換子6には、さらに係止爪と反対縁の中央部に逆V状
の係止突部16を形成する。突片12a又は12bのい
ずれかを押すことにより切換子が横孔内を廻動するよう
に、横孔のほぼ中心付近に、切換子のほぼ中心をピン1
3で枢着する。横孔の後方壁より短柄方向に収容孔14
を突設し、この収容孔に押圧用ボール9とばね10を収
容して、係止突部16の一方の面に押圧用ボール9を圧
接させて切換子の廻動を制止させる。切換子6は、例え
ば図3に示すピン状のものも本考案において使用するこ
とができる。次に、本考案のラチェットレンチ−体型袋
ナット100を有する継手を用いた、水道のメートル器
の脱着操作について説明する。図4に示すとおり、水道
メートル器ボックス21内では、一端がパッキンを介し
て水道配管20と継手本体18とが袋ナット19により
連結され、他端がパッキンを介して水道メートル器17
と継手本体18とが、本考案ではラチェットレンチ−体
型袋ナット100により連結されている。例えばまず、
短柄1にパイプを継ぎ、螺子を弛める方向に突片12a
又は12bを押す。パイプをボックス内で可能な角度範
囲だけ前後運動により廻動させて、螺子を弛める操作を
行なう。この操作を水道メートル器両端を連結している
本考案のラチェットレンチ−体型袋ナット100につい
て行ない、水道メートル器17をとりはずす。次に新し
い水道メートル器17を設置し、本考案のラチェットレ
ンチ−体型袋ナット100の突片12a,12bを螺子
を締着する方向に押して、パイプを廻動させる。この操
作を水道メートル器の他端の連結にもくり返して、新し
い水道メートル器17を水道配管20と連結する。な
お、本考案において、「一体型」とは、前記実施例に記
載のような、ラチェットレンチ機構を袋ナットに物理的
に一体的に形成したもののみならず、例えば図5に示す
ようなラチェット機構体を通常の螺子部を有する多角袋
ナットに嵌装せしめて一体化したものも含むことを意味
する。
明する。図1は、本考案の一実施例のラチェットレンチ
−体型袋ナットのメートル器連結側からの平断面図であ
る。図2は、同上A−A線の側断面図である。図3は、
係合歯に係合した本考案の一実施例の切換子の平断面図
である。図4は、水道メートル器ボックス内の配管に連
結した継手およびメートル器の平面図である。図5は、
本考案のラチェットレンチ−体型袋ナットを製造するた
めの、ラチェットレンチ機構体の一実施例の平断面図で
ある。本考案のラチェットレンチ−体型袋ナット100
は、図1に示すように、短柄1の一端に設けた環状部
4、ソケット体5および切換子6からなる。短柄1は、
パイプ等の補助柄をさし継いで、本考案の袋ナット10
0を締着したり弛めたりする。環状部4は、中央孔2と
それに一部接して直交する横孔3を設けている。中央孔
2には、ソケット体5を自在に回転できる程度にピッタ
リと嵌装する。ソケット体5には、その一方の開口縁の
内周部に鍔部15を設けて、本考案の袋ナット100を
メートル器17と連結し締着したときのストッパーとす
る。ソケット体5の他の内周部には、回転により締着し
たり弛めたりすることができるように、メートル器の螺
子部に対応する螺子部7を設ける。ソケット体5の外周
部には、多数の係合歯8を設ける。ソケット体5は、公
知の大ソケット体と小ソケット体からなる機構であって
もよい(例えば、実公昭53−24954号公報参
照)。横孔3には、係合歯8に適切に係合するように切
換子6を設ける。切換子6には、係合歯8に係合する係
止爪11a,11bを突設し、横孔の左右の開口縁より
外部に突出せしめる突片12a,12bを設けている。
切換子6には、さらに係止爪と反対縁の中央部に逆V状
の係止突部16を形成する。突片12a又は12bのい
ずれかを押すことにより切換子が横孔内を廻動するよう
に、横孔のほぼ中心付近に、切換子のほぼ中心をピン1
3で枢着する。横孔の後方壁より短柄方向に収容孔14
を突設し、この収容孔に押圧用ボール9とばね10を収
容して、係止突部16の一方の面に押圧用ボール9を圧
接させて切換子の廻動を制止させる。切換子6は、例え
ば図3に示すピン状のものも本考案において使用するこ
とができる。次に、本考案のラチェットレンチ−体型袋
ナット100を有する継手を用いた、水道のメートル器
の脱着操作について説明する。図4に示すとおり、水道
メートル器ボックス21内では、一端がパッキンを介し
て水道配管20と継手本体18とが袋ナット19により
連結され、他端がパッキンを介して水道メートル器17
と継手本体18とが、本考案ではラチェットレンチ−体
型袋ナット100により連結されている。例えばまず、
短柄1にパイプを継ぎ、螺子を弛める方向に突片12a
又は12bを押す。パイプをボックス内で可能な角度範
囲だけ前後運動により廻動させて、螺子を弛める操作を
行なう。この操作を水道メートル器両端を連結している
本考案のラチェットレンチ−体型袋ナット100につい
て行ない、水道メートル器17をとりはずす。次に新し
い水道メートル器17を設置し、本考案のラチェットレ
ンチ−体型袋ナット100の突片12a,12bを螺子
を締着する方向に押して、パイプを廻動させる。この操
作を水道メートル器の他端の連結にもくり返して、新し
い水道メートル器17を水道配管20と連結する。な
お、本考案において、「一体型」とは、前記実施例に記
載のような、ラチェットレンチ機構を袋ナットに物理的
に一体的に形成したもののみならず、例えば図5に示す
ようなラチェット機構体を通常の螺子部を有する多角袋
ナットに嵌装せしめて一体化したものも含むことを意味
する。
【0003】
【考案の作用および効果】以上説明した通り、本考案の
ラチェットレンチ−体型袋ナットを有する継手により、
簡単な操作で例えば狭いボックス内でのメートル器の交
換作業を、迅速に行なうことが初めて可能となった。さ
らに、本考案のラチェットレンチ−体型袋ナットは使用
頻度が低いため、強度は適度のものでよいから、例えば
高強度プラスチックにより成型したものも使用すること
ができ、従来の金属鋳物製のものに較べて経済的でもあ
る。図5に示すようなラチェット機構体を、従来の継手
の袋ナットに適用すれば、さらに経済的である。
ラチェットレンチ−体型袋ナットを有する継手により、
簡単な操作で例えば狭いボックス内でのメートル器の交
換作業を、迅速に行なうことが初めて可能となった。さ
らに、本考案のラチェットレンチ−体型袋ナットは使用
頻度が低いため、強度は適度のものでよいから、例えば
高強度プラスチックにより成型したものも使用すること
ができ、従来の金属鋳物製のものに較べて経済的でもあ
る。図5に示すようなラチェット機構体を、従来の継手
の袋ナットに適用すれば、さらに経済的である。
【図1】本考案の一実施例の平断面図。
【図2】同上A−A線の側断面図。
【図3】本考案の一実施例における切換子の平断面図。
【図4】水道メートル器ボックス内の本考案の一適用実
施例の平面図。
施例の平面図。
【図5】本考案のラチェットレンチ−体型袋ナットを製
造するためのラチェットレンチ機構体の一実施例の平断
面図。
造するためのラチェットレンチ機構体の一実施例の平断
面図。
1 短柄 4 環状部 5 ソケット体 6 切換子 7 螺子部 8 係合歯 15 鍔部
Claims (1)
- 【請求項1】 短柄の一端に中央孔と横孔とを有する環
状部を設け、一方の開口縁内周部に鍔部とその他の内周
部に螺子部とを有しかつ外周部に多数の係合歯を有する
ソケット体を前記中央孔に回転自在に嵌装するととも
に、前記係合歯に適切に係合するようにした切換子を前
記横孔に設けて成ること、を特徴とする継手のメーター
連結用ラチェットレンチ−体型袋ナット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4404691U JPH078897Y2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | ラチェットレンチ−体型袋ナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4404691U JPH078897Y2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | ラチェットレンチ−体型袋ナット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04128519U JPH04128519U (ja) | 1992-11-24 |
JPH078897Y2 true JPH078897Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=31924275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4404691U Expired - Lifetime JPH078897Y2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | ラチェットレンチ−体型袋ナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078897Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101876982B1 (ko) * | 2017-02-28 | 2018-07-10 | 밸프 주식회사 | 양방향 무(無)시트 버터플라이밸브 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0744452Y2 (ja) * | 1991-07-17 | 1995-10-11 | 忠次 増田 | 継手用ラチェットアダプター |
-
1991
- 1991-05-17 JP JP4404691U patent/JPH078897Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101876982B1 (ko) * | 2017-02-28 | 2018-07-10 | 밸프 주식회사 | 양방향 무(無)시트 버터플라이밸브 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04128519U (ja) | 1992-11-24 |
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