JPH039989Y2 - - Google Patents

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JPH039989Y2
JPH039989Y2 JP14921587U JP14921587U JPH039989Y2 JP H039989 Y2 JPH039989 Y2 JP H039989Y2 JP 14921587 U JP14921587 U JP 14921587U JP 14921587 U JP14921587 U JP 14921587U JP H039989 Y2 JPH039989 Y2 JP H039989Y2
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threaded
fitting
metal fitting
tightening
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ネジ付金具、特に水道配管用持出金
具の締め付けに好適な用具に関する。
〔従来の技術〕
風呂場等のように壁に水道蛇口を直接据付ける
場合、第10図に示すような持出金具12が用い
られる。この持出金具12は、筒状本体の一端部
に雄ネジ部16を有するとともに、後端部にネジ
取付孔19が設けられたフランジ部18を有し、
さらに後端部内面に蛇口部材を取付けるための雌
ネジ部17を有しており、第11図に示すように
壁14の内側(屋内側)から貫通孔15に嵌め込
んで先端ネジ部16を壁外側(屋外側)の水道管
13にねじ込み、さらに壁面に当接したフランジ
部18をネジ取付孔19を介し木ネジにより壁1
4に固定する。そして、このようにして取付けら
れた持出金具12に蛇口部材20を取付けるもの
である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来、持出金具12の水道管13への取付け
は、先端にネジ部を有する靭管と称される締付け
具を、そのネジ部を介して持出金具の雌ネジ部1
7に連結し、その締付け具を回して持出金具を締
め込むことにより行われている。
しかし、このような締付け具は、締め込み完了
後持出金具から取り外すため反締め込み方向に回
すと、折角締め込んだ持出金具がつれ回りし、締
め付け状態が緩むという問題があり、この結果、
締め込み不足による漏水の原因となり易い。
本考案はこのような従来の難点に鑑みなされた
もので、持出金具を簡単に締付けることができ、
しかも持出金具からその緩みを生じることなく取
り外すことができる締付け具を提供せんとするも
のである。
〔問題を解決するための手段〕
このため本考案の締付け具は、一端に軸部を有
する芯部材と、周方向の複数の分割部材からなる
筒状体であつて、外周にネジ部を有するととも
に、一端側にフランジ部を有し、分割部材どうし
が間隙を形成するよう前記軸部に非回転自在に外
嵌される分割筒体と、該分割筒体を周方向で拘束
し、前記軸部に対して保持する弾性リング体とを
有している。そして、前記分割筒体のネジ部は、
被取付金具の雌ネジ部に遊挿状態に螺入し得るよ
うな径に構成される。
また、締付金具の被取付金具からの取外しを容
易にするため、各分割部材のネジ部が形成された
外面の側縁部を斜面状に切欠いておくことが好ま
しい。
〔作用〕
本考案の締付け具を、持出金具の水道管への締
付けに用いる場合、まず、締付け具をその分割筒
体のネジ部を介して持出金具の雌ネジ部にねじ込
む。芯部材の他端側の操作部材(芯部材と一体的
な操作部材または芯部材に着脱可能に連結される
操作部材)により、芯部材を介して締付け具を回
転させると、締付け具と一体の持出金具は水道管
に対して締め込まれる。この締め付け時において
は、その締め付け力によつて芯部材の軸部が分割
筒体に対して回転しようとするため、この軸部に
押されて分割筒体の各分割部材は、弾性リング体
の弾性力に抗して偏位し、そのネジ部の一部が持
出金具の雌ネジ部と深く噛み合い、締付け具の回
転力が持ち出し金具側に適切に伝えられる。
締め付けが完了し、締付け具を取外す場合に
は、分割筒体のフランジ部を把持し、分割部材ど
うしの相対位置を元に戻すよう変化させる。すな
わち、上記締め付けにより分割部材は軸部に押さ
れて偏位した状態にあり、この状態では、分割筒
体のネジ部の一部は持出金具の雌ネジ部と深く噛
み合つており、操作部材を反締め付け方向に回し
た場合、折角取付けた持出金具の締付状態が緩ん
でしまう。これに対し、前記フランジ部を指で把
持し、分割部材間でわずかな力を加えると、分割
部材は簡単に元の位置に戻り、そのネジ部は持出
金具の雌ネジ部に対し遊挿状態となり、このため
締付け具を簡単に取り外すことができる。
また、各分割部材のネジ部が形成された外面側
縁部の角部を斜面状に切欠いておくことにより、
偏位した分割部材を元に戻す際、上記側縁部が持
出金具側の雌ネジ面に引掛つて復帰変位の妨げと
なることを防止でき、締付け具の取り外しをより
円滑に行わしめることができる。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
ものである。
本考案の締付け具は、一端に軸部を有する芯部
材1と、複数の分割部材からなり、前記芯部材の
軸部に外嵌される分割筒体2と、この分割筒体を
前記軸部に対して保持するための弾性リング体3
とからなつている。
前記芯部材1は、一端側に分割筒体に嵌合すべ
き軸部4を、また他端側に操作部材(例えばラチ
エツト機構を有する回転操作レバー)を取付ける
ための断面6角形の取付部5を有している。
前記軸部4は分割筒体に対して非回転自在に嵌
合するため、断面非円形状に構成されている。本
実施例では、円柱軸の両側を平行に切欠くことに
より、両側面が平面状、上下面が弧面状に形成さ
れた構成となつている。
また軸部4の先端には、分割筒体からの抜けを
防止するため、ストツパ部6が突出形成されてい
る。
前記分割筒体2は、周方向で分割された1対の
分割部材7a,7bからなつており、外周にネジ
部8を有するとともに、一端側にフランジ部9を
有している。この分割筒体2の中空部は軸部4が
嵌合し得るよう断面非円形状に構成されている。
なお、この分割筒体2は3つ以上の分割部材で構
成することもできる。
前記ネジ部8は被取付金具の雌ネジ部に遊挿状
態に螺入し得るような径に構成されている。ま
た、フランジ部9とネジ部8間の外周には弾性リ
ング体取付用の取付溝10が形成されている。
このような分割筒体2は、分割部材7a,7b
どうしが間隙aを形成するよう前記芯部材1の軸
部4に外嵌している。この状態で軸部のストツパ
部6が分割筒体2の先端に係合している。
前記弾性リング体3はゴムまたは合成樹脂等に
より伸縮自在に構成され、分割筒体外周の取付溝
10に取付けられ、分割部材7a,7bからなる
分割筒体2を周方向で拘束し、これを芯部材1に
対して保持している。
また、本実施例では各分割部材7a,7bのネ
ジ部が形成された外周の側縁部11を斜面状に切
欠き、締付金具取外しの際、分割部材の角部が被
取付金具のネジ面に引掛らないようにしている。
なお、本実施例では芯部材1に取付部5を介し
て操作部材を取付けるようにしているが、場合に
よつては、芯部材に操作部材を組み付けたような
構造とすることもできる。
第6図及び第7図は本考案の他の実施例を示す
もので、雌ネジ径の異なる二種類の被取付金具に
対して使用できるようにするため、分割筒体2に
径が異なる2つのネジ部8A,8Bを設けたもの
である。
次に、本考案の締付け具の使用法を第8図及び
第9図に基づいて説明する。
第8図において、12は持出金具、13は水道
管、14は壁である。
持出金具12を取付けるには、持出金具12の
雌ネジ部17に本考案の締付け具イをそのネジ部
8を介してねじ込み、取付ける。次いで持出金具
12を壁14の貫通孔15に嵌め込み、その先端
ネジ部16を手回しにより水道管13に所定量ね
じ込む。次いで、芯部材1の取付部5に例えばラ
チエツト機構を有する回転操作レバー21を取付
け、持出金具12を水道管13に対して締め込
む。
芯部材1と分割芯材2とは、持出金具の非締め
付け時においては第9図aに示すような状態にあ
るが、締め付け時においては、第9図bに示すよ
うに、その締め付け力によつて芯部材1の軸部4
が分割筒体2に対して回転しようとするため、こ
の軸部に押されて分割筒体の各分割部材7a,7
bは、弾性リング体3の弾性力に抗して偏位し、
そのネジ部の一部が持出金具の雌ネジ部17と深
く噛み合い、締付け具イの回転力が持ち出し金具
側に適切に伝えられる。
締め付けが完了し、締付け具イを持出金具12
から外す場合には、分割部材7a,7bのフラン
ジ部9を把持し、分割部材どうしの相対位置を元
に戻すよう変化させる。
締付けままの状態では、分割部材7a,7bは
軸部4に押されて偏位した状態にあり、この状態
では、上述したように分割筒体2のネジ部8の一
部は持出金具の雌ネジ部と深く噛み合つている。
したがつて、操作部材を反締め付け方向に回して
も、締付け具イだけを取り外すことはできず、折
角取付けた持出金具の締付状態が緩んでしまう。
これに対し、前記フランジ部9を指で把持し、分
割部材7a,7b間でわずかな力を加えると、分
割部材7a,7bは簡単に元の位置(第9図aの
位置)に戻り、そのネジ部8は持出金具の雌ネジ
部17に対し遊挿状態となり、このため締付け具
イを簡単に取り外すことができる。
また、各分割部材7a,7bの側縁部11が斜
面状に構成されているため、第9図bのように偏
位した分割部材7aが元に戻る際、上記側縁部が
持出金具側の雌ネジ面に引掛つて復帰変位の妨げ
となることが適切に防止される。
〔考案の効果〕
以上述べた本考案によれば、持出金具等の被取
付金具を簡単且つ確実に締付けることができ、ま
た締め付け後、被取付金具からその締付状態を緩
めることなく簡単に取外すことができ、この種の
締め付け作業を能率的に行うことができる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は正面図、第2図は平面図、第3
図は第1図中−線に沿う断面図、第4図は第
1図中−線に沿う断面図、第5図は第2図中
−線に沿う断面図である。第6図及び第7図
は本考案の他の実施例を示すもので、第6図は平
面図、第7図は分解斜視図である。第8図は本考
案の締付け具の取付方法を示す説明図である。第
9図a及びbは、それぞれ金具の非締付時と締付
け時における芯部材、分割部材の状態を示す説明
図である。第10図は持出金具の斜視図である。
第11図は持出金具を用いた蛇口取付構造を示す
説明図である。 図において、1は芯部材、2は分割筒体、3は
弾性リング体、4は軸部、7a,7bは分割部
材、8はネジ部、9はフランジ部を各示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一端に軸部を有する芯部材と、周方向の複数
    の分割部材からなる筒状体であつて、外周にネ
    ジ部を有するとともに、一端側にフランジ部を
    有し、分割部材どうしが間隙を形成するよう前
    記軸部に非回転自在に外嵌される分割筒体と、
    該分割筒体を周方向で拘束し、前記軸部に対し
    て保持する弾性リング体とを有し、前記分割筒
    体のネジ部は被取付金具の雌ネジ部に遊挿状態
    に螺入し得るような径に構成されてなるネジ付
    金具の締付け具。 (2) 各分割部材のネジ部が形成された外面の側縁
    部を、斜面状に切欠いてなる実用新案登録請求
    の範囲(1)記載のネジ付金具の締付け具。
JP14921587U 1987-10-01 1987-10-01 Expired JPH039989Y2 (ja)

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JP14921587U JPH039989Y2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01

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JPS6456972U JPS6456972U (ja) 1989-04-10
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