JPH078888U - 旗、のぼり等の掲揚用ポール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポール１の上端側部に、空気の吹出し手段２
を設けたものとしている。そして、前記空気の吹出し手
段２は、送風ファン３としたり、ポール１内部に送られ
た圧縮空気の吹出し口７としたり、ポール１に沿わせた
パイプ９に送られた圧縮空気の吹出し口１０とすること
ができる。 【効果】 この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールを使
用すれば、大掛かりな装置を必要とすることなく、屋外
に掲揚したときのように風によって旗、のぼり等をはた
めかせることができるので、非常に面白みのあるものと
なる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、室内等の風が吹かない場所において、旗、のぼり等を掲揚する場 合に使用されるポールに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、例えば、各種競技会の表彰式等において、室内等の風が吹かない場所で 、国旗等を掲揚する場合には、国旗等を横桟に広げた状態で垂直に吊るし、天井 からこれをぶら下げている。このようにしないで、ポールに国旗を掲揚すると、 室内では風がないため、国旗が垂れてポールの側面に寄り添ってしまい見辛くな るからである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記したように、横桟に広げた状態で垂直に吊るし、天井から ぶら下げるには、大掛かりな装置が必要であり、このような装置を設備するには 多大な設備費が要るという課題を有していた。また、前記のような装置を設備す れば、国旗は広がった状態を維持しており見苦しくはないが、屋外に掲揚したと きのように風によって国旗がはためくことがないので、面白みに欠けるという課 題を有していた。

【０００４】 そこで、この考案は、上記従来の課題を解決することを目的としてなされたも のである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そのため、この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールは、ポール１の上端側部に 、空気の吹出し手段２を設けたものとしている。そして、前記空気の吹出し手段 ２は、送風ファン３としたり、ポール１内部に送られた圧縮空気の吹出し口７と したり、ポール１に沿わせたパイプ９に送られた圧縮空気の吹出し口１０とする ことができる。

【０００６】

【作用】

この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールは、上記手段を施したため、ポール１ の上端側部に旗、のぼり等を掲げれば、空気の吹出し手段２より発生した風が旗 、のぼり等に向かって吹きつけられる。

【０００７】

【実施例】

以下、この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールの構成を、実施例として示した 図面に基づいて詳細に説明する。 図１〜３は、この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールの一実施例を示している 。この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールは、ポール１の上端側部に、空気の吹 出し手段２を設けたものとしている。この実施例では、前記空気の吹出し手段２ を送風ファン３としている。

【０００８】 前記送風ファン３は、側部に穴４を開けたパイプ５の内部に、モータ６により 回転するファン３ａを設けたものとしており、図２に示したようにこの部分はポ ール１の先端に着脱自在として構成している。 図４、５は、この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールの他の実施例を示してお り、この実施例では、前記空気の吹出し手段２をポール１内部に送られた圧縮空 気の吹出し口７としている。

【０００９】 前記圧縮空気は、図４に示したように床下Ｓに備え付けられたコンプレッサー ８から送られるようにしている。 図６は、この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールのさらに他の実施例を示して おり、この実施例では、前記空気の吹出し手段２をポール１に沿わせたパイプ９ に送られた圧縮空気の吹出し口１０としている。

【００１０】 前記圧縮空気も、図４に示した実施例と同様、適宜個所に備え付けられたコン プレッサー（図示せず）から送られるようにしている。 以上のように構成されたこの考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールを使用して、 図１、４、６に示したように、プーリ１１に掛け渡したロープ１２に例えば旗Ｆ を取り付けて、ポール１の上端側部に掲げれば、空気の吹出し手段２より発生し た風が旗Ｆに向かって吹きつけられるので、その風に旗Ｆがはためくことになる 。

【００１１】

【考案の効果】

この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールは、以上に述べたように構成されてい るため、この旗、のぼり等の掲揚用ポールを使用すれば、大掛かりな装置を必要 とすることなく、屋外に掲揚したときのように風によって旗、のぼり等をはため かせることができるので、非常に面白みのあるものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールの一実
施例を示す説明図である。

【図２】この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールの空気
の吹出し手段を示す斜視図である。

【図３】この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールの正面
図である。

【図４】この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールの他の
実施例を示す説明図である。

【図５】この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールの図４
に示す実施例の断面図である。

【図６】この考案の旗、のぼり等の掲揚用ポールのさら
に他の実施例を示す側面図である。

【符号の説明】

１ ポール ２ 吹き出し手段 ３ 送風ファン ７ 吹出し口 ９ パイプ １０ 吹出し口

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ポール（１）の上端側部に、空気の吹出
   し手段（２）を設けたことを特徴とする旗、のぼり等の
   掲揚用ポール。
2. 【請求項２】 空気の吹出し手段（２）を、送風ファン
   （３）としたことを特徴とする請求項１記載の旗、のぼ
   り等の掲揚用ポール。
3. 【請求項３】 空気の吹出し手段（２）を、ポール
   （１）内部に送られた圧縮空気の吹出し口（７）とした
   ことを特徴とする請求項１記載の旗、のぼり等の掲揚用
   ポール。
4. 【請求項４】 空気の吹出し手段（２）を、ポール
   （１）に沿わせたパイプ（９）に送られた圧縮空気の吹
   出し口（１０）としたことを特徴とする請求項１記載の
   旗、のぼり等の掲揚用ポール。