JPH0788722A - 放電加工機の主軸負荷軽減装置 - Google Patents

放電加工機の主軸負荷軽減装置

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JPH0788722A
JPH0788722A JP25932293A JP25932293A JPH0788722A JP H0788722 A JPH0788722 A JP H0788722A JP 25932293 A JP25932293 A JP 25932293A JP 25932293 A JP25932293 A JP 25932293A JP H0788722 A JPH0788722 A JP H0788722A
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JP
Japan
Prior art keywords
electrode
spindle
electric discharge
load force
jump
Prior art date
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Pending
Application number
JP25932293A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Morishita
敬史 森下
Kazuo Muto
一夫 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 形彫放電加工機における放電加工時のジャン
プ速度を落とすことなく、主軸にかかる負荷力を所定値
以下に軽減し、主軸部材の軽量化を図る。 【構成】 電極11と主軸1の間に圧力センサ3とアク
チュエータ4を設けて、ばね6により常時密着状態と
し、ジャンプ始動時とジャンプ終了時に主軸1に作用す
る負荷力を圧力センサ3で検出し、駆動演算装置12に
おいて予め記憶する許容値をセンサ信号が超えたとき、
演算により負荷力を求めて、例えばジャンプ始動時には
膨張するようにアクチュエータを駆動する。このとき主
軸はワークから離れるように等速移動しているので、電
極は減速されることになり負荷力が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放電加工機のジャンプ時
に主軸にかかる負荷を軽減する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、形彫放電加工機において放電加工
を行う際、電極とワークの間に発生する加工粉が、特定
個所に蓄積してその個所で放電が集中し、放電痕となり
加工面の不良につながるため、加工中に一定時間毎又は
電極とワークの極間状態によって、電極をワークに対し
て一定速度ですばやく引き上げ・引き下げるジャンプ動
作を行い、これによるポンプ作用により極間の加工粉の
排除を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた一
定速度で行うジャンプ動作は、電極とワークの間隔が狭
まるにつれて急激に負荷が増大し、間隔制御に悪影響を
及ぼしたり、機械に損傷を与えるという問題が発生す
る。このためジャンプ速度を低下して負荷力を軽減させ
ると加工時間が増加するという問題点を有していた。本
発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなさ
れたものであり、その目的とするところはジャンプ速度
を落とすことなく主軸にかかる負荷力を所定値以下にす
ることのできる装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明における放電加工機の主軸負担軽減装置は、電
極とワークの間に電圧を印加し放電により前記ワークを
加工する放電加工機のジャンプ動作中における主軸の負
荷を軽減する装置であって、前記電極に負荷される力又
は圧力を検出するセンサと、前記電極と主軸の軸方向の
相対位置を微小移動させるアクチュエータとを前記主軸
と電極間に設け、前記センサ出力が予め記憶する許容値
を越えたとき前記アクチュエータを前記センサ出力が減
少するように駆動する制御手段を設けてなるものであ
る。
【0005】
【作用】ジャンプ時例えばジャンプの戻り時に電極がワ
ークに接近して主軸に圧縮力がかかると、これを検出す
るセンサ出力と予め記憶する許容値と比較して、センサ
出力が許容値を超えたときアクチュエータを収縮させ
る。このとき主軸は定速でワークに接近しているが、電
極は反対方向に変位するので、相対的にワークを基準と
した電極の動きが減速されて負荷力は減少される。ま
た、ジャンプ開始時に主軸に引張力がかかり、センサ出
力が許容値を超えたとき、アクチュエータを膨張させて
電極の動きを減速し負荷力を減少する。
【0006】
【実施例】以下実施例について図面に基づき説明する。
図1の形彫放電加工機において、機台16上にサドル1
9を介してコラム13がX軸及びY軸方向に移動位置決
め可能に載置されている。コラム13の前面に固着のブ
ラケット14に設けられているZ軸方向の案内に沿って
主軸頭20が移動位置決め可能に設けられており、主軸
頭20はモータ18によりボールねじ21を介して駆動
される。主軸頭20に固着の主軸1のノーズ部1aに図
2に示すようにスライダ8が複数個のボールガイド7に
よりZ軸方向にのみ移動可能に支持されている。
【0007】スライダ8の鍔部上端面とノーズ部1aの
中心穴の段差端面との間に圧力センサ3とアクチュエー
タ4が重ねて取付けられており、圧力センサ3とアクチ
ュエータ4は絶縁シート2及び絶縁カラー5により加工
電圧から絶縁され、スライダ8はばね6により常時上方
に付勢され、圧力センサ3とアクチュエータ4は密着さ
れている。スライダ8の下端にチャック9が同心に固着
されており、チャック9に電極ホルダ10を介して電極
11が着脱可能に取付けられている。そして本機の近傍
に圧力センサの出力信号によりアクチュエータ4を制御
するための駆動演算装置12が設置されている。更に機
台16には主軸1のX・Y移動領域のほぼ中央にテーブ
ル17が固着されており、テーブル17上にワークWが
図示しない締着部材により固定されている。このテーブ
ル17及びワークWは加工槽15内にあって循環する絶
縁性の加工液中に浸漬された状態で放電加工が行われ
る。
【0008】図3はジャンプ時にワークに作用する力の
一例を表すグラフ図で、ジャンプ開始時とジャンプ終了
時にワークWに大きな力が作用することが分かる。また
図4はジャンプ終了時の電極底面とワークの隙間と圧力
の関係の一例を表すグラフ図で、隙間が狭くなると急激
に圧力が増加することが分かる。これらによるとアクチ
ュエータ4の変位量は100μmあれば充分で、このと
きの応答性は50μsec程度でよく、可動部の重量は
電極によって変化するが最大100kg程度であり、ア
クチュエータ4は市販のセラミック圧電素子等を使用す
ることができる。
【0009】続いて本実施例の作用について説明する。
図5はジャンプ時における経過時間ごとの電極11の変
位量と、アクチュエータ4の変位及び負荷力の変化の関
係を表すグラフ図の一例で、電極の変位量はワークWを
基準とした電極11の位置を示し、アクチュエータ4の
変位は圧電素子の歪みを表し、負荷力は電極にかかる加
工液による圧力を示す。また破線は圧電素子の変位のな
い場合を示したものである。これによれば、ジャンプが
開始され電極11が急速にワークWから離れると負荷力
が急激に増加し、或る時間δtだけ遅れて負荷力がδp
に達すると予め記憶する許容値を超えるため、圧電素子
が膨張し始め、ばね6の力に抗してスライダ8が主軸ノ
ーズ部1a内で下方に移動する。
【0011】このとき主軸1は上方へ等速移動している
ので、電極11は減速されることになり、反力は電極移
動速度に比例するため負荷力が軽減される。やがて電
極,ワーク間の距離が充分大きくなると自然に負荷力が
減少して圧電素子の歪みが復元する。ジャンプの戻り時
も同様で、電極11とワークW間距離が小さくなると次
第に負荷力が増加し、許容値を超えると圧電素子が収縮
して負荷力を軽減し、ジャンプが終わって負荷力が許容
値より小さくなると圧電素子の歪みが復元する。
【0012】次に圧力センサ3の信号によりアクチュエ
ータ4を制御する駆動演算装置12の制御手順について
図6のフローチャートに従って説明する。ステップS1
において、圧力センサ3の信号Pが駆動演算装置12に
入力されると、ステップS2において、装置12内で予
め記憶する許容値Poと比較し、ステップS3において
入力信号Pが許容値Poを超えたかが確認される。そし
てNOの場合はステップS1に戻され、YESの場合は
ステップS4において、演算部でこのときの負荷の値δ
pと負荷が変化し始めてから許容値に達するまでの時間
δtから単位時間当たりの負荷力の変化量vを次式によ
り算出する。v=a・(δp/δt)、但しaは係数。
次いでステップS5において、引続き演算部でvより負
荷力Vを次式により算出する。V=(1/k)∫v・δ
t、但しkは係数。次いでステップS6において求めた
負荷力Vに比例した電圧を圧電素子4に送り、ステップ
S7において、圧電素子が負荷力を軽減するように歪
む。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。ジャンプ時に主軸にか
かる負荷力が予め設定した許容値を超えることがないよ
うにしたので、主軸頭の剛性を低く設定することが可能
となり、機械の軽量化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の放電加工機の正面図である。
【図2】主軸負荷軽減装置の構成図である。
【図3】ジャンプ時にワークに作用する力の変化を表す
グラフ図である。
【図4】ジャンプ終了時の電極底面とワークの隙間量
と、圧力の関係を表すグラフ図である。
【図5】ジャンプ時における電極の変位と、アクチュエ
ータの変位と、負荷力の変化のそれぞれの関係を表すグ
ラフ図である。
【図6】駆動演算装置によるアクチュエータ制御のフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
1 主軸 1a ノーズ部 3 圧力センサ 4 アクチュエー
タ 6 ばね 11 電極 12 駆動演算装置 13 コラム 17 テーブル 20 主軸頭 W ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極とワークの間に電圧を印加し放電に
    より前記ワークを加工する放電加工機のジャンプ動作中
    における主軸の負荷を軽減する装置であって、前記電極
    に負荷される力又は圧力を検出するセンサと、前記電極
    と主軸の軸方向の相対位置を微小移動させるアクチュエ
    ータとを前記主軸と電極間に設け、前記センサ出力が予
    め記憶する許容値を越えたとき前記アクチュエータを前
    記センサ出力が減少するように駆動する制御手段を設け
    てなることを特徴とする放電加工機の主軸負荷軽減装
    置。
JP25932293A 1993-09-21 1993-09-21 放電加工機の主軸負荷軽減装置 Pending JPH0788722A (ja)

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JP25932293A JPH0788722A (ja) 1993-09-21 1993-09-21 放電加工機の主軸負荷軽減装置

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JPH0788722A true JPH0788722A (ja) 1995-04-04

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10197156B4 (de) * 2001-01-09 2007-07-26 Mitsubishi Denki K.K. Elektrische Entladungsmaschine
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