JP2002219579A - 溶接ロボットの制御方法および装置 - Google Patents

溶接ロボットの制御方法および装置

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JP2002219579A
JP2002219579A JP2001017633A JP2001017633A JP2002219579A JP 2002219579 A JP2002219579 A JP 2002219579A JP 2001017633 A JP2001017633 A JP 2001017633A JP 2001017633 A JP2001017633 A JP 2001017633A JP 2002219579 A JP2002219579 A JP 2002219579A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メカ式のイコライズ機構を不要とし、簡単な工
程および構成で、高精度な溶接作業を効率的に遂行可能
にする。 【解決手段】制御装置14は、溶接ロボット12を制御
するための溶接ロボット制御部60と、溶接ガン18を
制御するための溶接ガン制御部62と、力覚センサ56
から入力される力の量と方向にかかる検出信号に基づい
て、アーム先端12aの移動方向および移動量を演算す
る演算部66とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーム先端に溶接
ガンが設けられた溶接ロボットの制御方法および装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、抵抗溶接装置を構成する溶接ロ
ボットと溶接ガンの間には、イコライズ機構が設けられ
ている。このイコライズ機構は、例えば、溶接しようと
するワークの高さ(厚さ)がそれぞれ不均一の場合等
に、前記ワークの高さに追従して溶接ガンを移動させる
ために、溶接ロボットのアーム先端に前記溶接ガンを支
持して案内する機能を有している。
【0003】イコライズ機構を有する従来の抵抗溶接装
置としては、特開平10−52761号公報に開示され
た装置が知られている。この従来技術に係る抵抗溶接装
置1は、図15に示すように、ロボットハンド2を備え
ており、このロボットハンド2の先端に取着されたイコ
ライズ機構3を介して溶接ガン4が進退移動可能に支持
されている。
【0004】イコライズ機構3は、上下に配されたロッ
ド支持部5a、5b間に固定されるガイドロッド6を備
えている。ガイドロッド6には、溶接ガン4に固定され
たベースブロック7が支持されるとともに、ロッド支持
部5a、5bと前記ベースブロック7との間には、前記
ガイドロッド6に巻回されたスプリング8a、8bが介
装されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、溶接ロボットが動作すると、スプリング
8a、8bと溶接ガン4の重量による、いわゆるバネ・
マス系で振動が発生してしまう。このため、溶接ガン4
の変位量が静定するのに時間がかかり、結果として溶接
作業のサイクルタイムが長くなるという問題が指摘され
ている。
【0006】そこで、近時、ロボットの移動経路をコン
ピュータで予め計画しておく、いわゆるオフラインティ
ーチングが実施されている。ところが、このオフライン
ティーチングでは、溶接ポイントの位置をスプリングの
縮みがゼロの状態を想定して計画しており、実際の溶接
ポイントとの間に誤差が生じてしまうおそれがある。
【0007】さらに、スプリングに代えてモータにより
イコライズ機構を構成する場合では、ワークを押圧する
力を制御するためにゆっくり動作する必要があり、サイ
クルタイムが長くなってしまう。また、重量の大きい溶
接ガンを支えながら、かつ微少の振動を吸収するという
動作をモータだけで実現することは、実際上、非常に困
難なものとなっている。
【0008】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、メカ式のイコライズ機構を不要にし、簡単な工程お
よび構成で、高精度な溶接作業を効率的に遂行可能な溶
接ロボットの制御方法および装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る溶接ロボッ
トの制御方法および装置では、溶接ガンを構成する一対
の電極チップにより、ワークを設定加圧力で把持した状
態で、前記溶接ガンを介してアーム先端に作用する力が
検出される。そして、検出された力が設定範囲外である
際、前記力を前記設定範囲内に維持するために必要なア
ーム先端位置の移動方向および移動量が演算され、この
演算結果に基づいて前記アーム先端位置が移動される。
これにより、検出された力が設定範囲内に維持された状
態で、電極チップに通電してワークの溶接作業が開始さ
れる。
【0010】このため、ワークの溶接時に電極チップが
前記ワーク上を滑ったり、前記ワークに過剰な負荷、例
えば、折り曲げ力や押圧力が作用したり、電極チップを
支持するシャンクや加圧ロッドが撓んだりすることがな
く、該ワークを有効に保護して溶接作業が良好に遂行可
能になる。
【0011】さらに、従来のメカ式のイコライズ機構を
用いる必要がなく、簡単な工程および構成で、ワークを
確実に把持して前記ワークの溶接作業が効率的に遂行可
能になる。しかも、電極チップによりワークを把持した
状態で、溶接ガンがアーム先端と一体的に移動するた
め、前記ワークと溶接ガンとの位置決めが精度よくなさ
れ、溶接位置のずれが惹起することがない。
【0012】ここで、力を検出するための手段は、溶接
ガンとアーム先端の間に配設される力およびトルク検出
用力覚センサを備えている。これにより、直交座標系上
で指定された方向の剛性を予め設定し、この指定された
方向に作用する力やモーメントを検出するとともに、そ
の検出信号に基づいてフィードバック制御することで、
電極チップによりワークを確実に把持してこのワークに
所望の溶接作業が効率的に施される。
【0013】また、本発明では、溶接ガンを構成する一
対の電極チップにより、ワークを設定加圧力で把持した
状態で、各電極チップの面圧差が検出される。そして、
検出された面圧差が設定範囲外である際、前記面圧差を
前記設定範囲内に維持するために必要なアーム先端位置
の移動方向および移動量が演算され、この演算結果に基
づいて前記アーム先端位置が移動される。これにより、
検出された面圧差が設定範囲内に維持された状態で、電
極チップに通電してワークの溶接作業が開始される。
【0014】このため、メカ式のイコライズ機構を用い
る必要がなく、簡単な工程および構成で、ワークを確実
に挟持して前記ワークの溶接作業が効率的に遂行可能に
なるとともに、前記ワークと溶接ガンとの位置決めが高
精度になされる。
【0015】その際、面圧を検出するための手段は、各
電極チップに配設されるロードセルを備えている。各ロ
ードセルは、それぞれの電極チップの面圧を検出し、そ
の検出信号に基づいてフィードバック制御することによ
り、電極チップを介してワークを確実に把持した状態
で、このワークに所望の溶接作業が効率的に施される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る溶接ロボットの制御方法を実施するための制御装
置を組み込む抵抗溶接システム10の概略構成説明図で
ある。
【0017】抵抗溶接システム10は、多間接型の溶接
ロボット12と、第1の実施形態に係る制御装置14と
を備える。溶接ロボット12を構成するアーム先端12
aには、作用力検出手段16を介して電動式溶接ガン1
8が取り付けられている。電動式溶接ガン18は、いわ
ゆるC型溶接ガン構造に設定されており、内部のサーボ
モータ28を介して上下方向に駆動される可動型の電極
チップ20aと、略C字状のアーム30に固着される固
定型の電極チップ20bとを備え、この一対の電極チッ
プ20a、20bによりワークWを把持可能である。
【0018】サーボモータ28は、図2に示すように、
モータハウジング32と、前記モータハウジング32の
下部内側に環状に配置される複数の電磁石34と、前記
電磁石34と対向した環状の永久磁石36が固着される
中空状のロータ38と、ハウジングカバー40とを有し
ている。ロータ38は、複数のベアリング42を介して
回転自在に支持されている。
【0019】ロータ38内にナット部材44が挿入され
るとともに、前記ナット部材44に中空ロッド46の上
端部が固着される。この中空ロッド46の下端部には、
ホルダ48を介して電極チップ20aが装着される。中
空ロッド46内には、ナット部材44と螺合する送りね
じ50が挿入され、前記ナット部材44と前記送りねじ
50とによって、ロータ38の回転を前記中空ロッド4
6の上下動に変換する送りねじ機構52が構成される。
【0020】サーボモータ28の上部には、ロータ38
の回転角度を検知するためのエンコーダ54が配置され
ており、このエンコーダ54を介して電極チップ20a
のストローク量が検出される。
【0021】作用力検出手段16は、溶接ガン18とア
ーム先端12aとの間に配設される力およびトルク検出
用力覚センサ56を備える(図1参照)。この力覚セン
サ56としては、複数の歪みゲージ(図示せず)が組み
込まれ、X軸方向(溶接ロボット12の前後方向)、Y
軸方向(溶接ロボット12の左右方向)およびZ軸方向
(鉛直方向)の力と、X軸回り、Y軸回りおよびZ軸回
りのモーメントとを検出可能な6軸力覚センサが使用さ
れる。なお、検出される方向が特定方向に限定される際
には、力覚センサ56として、例えば、2軸あるいは4
軸力覚センサを用いてもよい。
【0022】図1に示すように、制御装置14は、溶接
ロボット12を制御するための溶接ロボット制御部60
と、溶接ガン18を制御するための溶接ガン制御部62
と、力覚センサ56から力覚センサインターフェース6
4を介して入力される力の量と方向によりアーム先端1
2aに作用する力を検出し、検出されたこの力が設定範
囲外である際、前記力を前記設定範囲内に維持するため
に必要な前記アーム先端12aの移動方向および移動量
を演算する演算部(演算手段)66と、前記溶接ガン1
8に通電して溶接制御を行う溶接制御部68に溶接指令
を送る溶接指令部70とを備える。溶接ロボット制御部
60は、力覚センサ56からの検出信号に基づいてセン
サフィードバックにより溶接ロボット12を制御する。
【0023】このように構成される抵抗溶接システム1
0の動作について、第1の実施形態に係る制御方法との
関連で、図3に示すフローチャートに沿って以下に説明
する。
【0024】まず、アーム先端12aに装着された溶接
ガン18が、制御装置14を構成する溶接ロボット制御
部60を介して駆動され、この溶接ガン18が所定の溶
接位置に移動される(ステップS1)。その際、溶接ガ
ン18では、電極チップ20a、20bが開放されてお
り、前記電極チップ20a、20b間に被溶接材である
ワークWが配置される(図4参照)。
【0025】次いで、溶接ガン制御部62の作用下に溶
接ガン18が駆動される。具体的には、溶接ガン制御部
62からサーボモータ28に駆動信号が送られ、複数の
電磁石34に通電されて前記電磁石34と永久磁石36
の作用下に磁界が発生する。このため、サーボモータ2
8のロータ38が回転し、送りねじ機構52を構成する
送りねじ50が回転する。この送りねじ50には、ナッ
ト部材44が螺合しており、前記ナット部材44に固着
された中空ロッド46は、前記送りねじ50の軸方向に
沿って矢印A方向に移動する。
【0026】従って、中空ロッド46の先端部に固着さ
れたホルダ48に保持されている電極チップ20aが電
極チップ20b側に移動し、前記電極チップ20a、2
0bによりワークWが把持される(ステップS2)。そ
して、電極チップ20a、20bの加圧力が設定加圧力
に至ると(ステップS3中、YES)、ステップS4に
進んで、力覚センサ56からの検出信号が、力覚センサ
インターフェース64を介して演算部66に入力され
る。
【0027】力覚センサ56では、X軸方向、Y軸方向
およびZ軸方向の力と、X軸回り、Y軸回りおよびZ軸
回りのモーメントとが検出可能である。従って、図4に
示すように、ワークWが電極チップ20a、20b間で
可動側の前記電極チップ20a側に近接して配置されて
いると、該第1電極チップ20aが前記電極チップ20
b側に移動する際に、前記ワークWが矢印B方向に押圧
されて下方向に撓みが発生する(図5参照)。
【0028】このため、電極チップ20a、20bによ
りワークWが把持される際、前記ワークWの撓みによっ
て力覚センサ56には、矢印Z1方向(鉛直上方向)の
力およびY軸回りに矢印C方向のモーメントが作用す
る。そして、力覚センサ56の検出信号は、力覚センサ
インターフェース64から演算部66に送られ、この演
算部66では、入力値(矢印Z1方向の力および矢印C
方向のモーメント)が設定範囲内であるか否かの判断が
なされる(ステップS5)。ここで、入力値が設定範囲
外であると判断されると(ステップS5中、NO)、ス
テップS6に進んで、力覚センサ56に作用する力を設
定範囲内に維持するために必要なアーム先端12aの移
動方向および移動量が演算される。
【0029】第1の実施形態では、図5に示すように、
力覚センタ56に矢印Z1方向の力とY軸回りに矢印C
方向の力が作用しており、アーム先端12aの動作方向
は、矢印Z1方向となる。このため、演算部66から溶
接ロボット制御部60には、アーム先端12aの矢印Z
1方向に対する移動量が入力され、この溶接ロボット制
御部60が溶接ロボット12を駆動制御することによ
り、前記アーム先端12aが指定された方向(矢印Z1
方向)に指定された量だけ移動する(ステップS7およ
び図6参照)。
【0030】その際、アーム先端12aの移動動作中に
は、力覚センサ56から検出信号が入力されており、セ
ンサフィードバック制御が行われている。従って、電極
チップ20a、20bによる溶接位置および面直度が変
化することを有効に阻止することができる。
【0031】力覚センサ56からの入力値が設定範囲内
に維持されると(ステップS5中、YES)、ステップ
S8に進んで、溶接指令部70に溶接指令信号が入力さ
れ、溶接制御部68による溶接シーケンスが開始され
る。このため、電極チップ20a、20b間に通電が行
われ、ワークWに対して所定のスポット溶接作業が遂行
される。上記の溶接作業が終了した後、電極チップ20
aが電極チップ20bから離間する方向に移動して、前
記電極チップ20a、20bが開放された後、溶接ガン
18がセンサフィードバック動作前の位置に復帰する
(ステップS9)。
【0032】このように、第1の実施形態では、電極チ
ップ20a、20bによりワークWを設定加圧力で把持
した際に、溶接ガン18を介してアーム先端12aに作
用する力が力覚センサ56により検出され、検出された
この力が設定範囲内に維持されるように、前記アーム先
端12aが移動される。これにより、従来のメカ式のイ
コライズ機構を用いる必要がなく、簡単な工程および構
成で、ワークWを所望の状態で確実に把持することがで
き、前記ワークWの溶接作業が効率的に遂行可能になる
という効果が得られる。
【0033】しかも、電極チップ20a、20bにより
ワークWを把持した状態で、溶接ガン18がアーム先端
12aと一体的に移動している。従って、ワークWと電
極チップ20a、20bとの位置決めが精度よくなされ
ており、溶接位置のずれ等が惹起することがない。
【0034】さらに、第1の実施形態では、力覚センサ
56からの検出信号に基づいて、溶接ロボット12がセ
ンサフィードバック制御されている。これにより、電極
チップ20a、20b間の加圧力差(面圧差)を一定範
囲内に維持することができるとともに、溶接位置や面直
度が変化することがなく、高精度な溶接作業が確実に遂
行される。
【0035】図7は、本発明の第2の実施形態に係る溶
接ロボットの制御方法を実施するための制御装置を組み
込む抵抗溶接システム80の概略構成説明図である。な
お、第1の実施形態に係る抵抗溶接システム10と同一
の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説
明は省略する。
【0036】抵抗溶接システム80は、電動式溶接ガン
82を備えており、この溶接ガン82は、鉛直方向に対
してそれぞれ傾斜する中空ロッド83およびシャンク8
5に取り付けられる可動側の電極チップ84aおよび固
定側の電極チップ84bを設けている。
【0037】このように構成される抵抗溶接システム8
0では、第1の実施形態に係る抵抗溶接システム10と
同様に、図3に示すフローチャートに沿って溶接ロボッ
ト12の制御が行われるものであり、溶接ガン82の特
有な動作に関連して、以下に説明する。
【0038】図8に示すように、電極チップ84a、8
4bによりワークW1を設定加圧力で把持する際、前記
電極チップ84a、84bの傾斜によって前記ワークW
1が矢印X1方向に押圧されるため、前記ワークW1が
矢印X1方向に移動し易い。その際、電極チップ84
a、84bは、ワークW1を挟持しており、この電極チ
ップ84a、84bを支持する中空ロッド83およびシ
ャンク85に反力が発生し、力覚センサ56には、矢印
X2方向の力およびY軸回りに矢印D方向のモーメント
が作用する。
【0039】このため、制御装置14では、力覚センサ
56から演算部66に力が入力され、この演算部66で
アーム先端12aの移動方向および移動量が演算され
る。そして、入力された力が設定範囲内に維持されるよ
うに、アーム先端12aは、図9中、矢印X2方向に演
算された移動量だけ移動する。
【0040】これにより、電極チップ84a、84bと
ワークW1とは、不必要な外力が作用することがない状
態で、すなわち、前記ワークW1に過剰な負荷が作用し
たり、前記電極チップ84a、84bを支持する中空ロ
ッド83やシャンク85に撓み等が発生したりすること
がなく、前記ワークW1を有効に保持して良好な溶接作
業が遂行可能になるという効果が得られる。
【0041】しかも、第1の実施形態と同様に、溶接ロ
ボット制御部60を介してアーム先端12aの位置調整
が行われる際には、力覚センサ56からの検出信号に基
づいて、センサフィードバック制御が行われている。従
って、ワークW1の溶接位置や電極チップ84a、84
bの面直度が変化することがなく、高精度な溶接作業が
確実に行われるという利点がある。
【0042】図10は、本発明の第3の実施形態に係る
溶接ロボットの制御方法を実施するための制御装置を組
み込む抵抗溶接システム100の概略構成説明図であ
る。なお、第1の実施形態に係る抵抗溶接システム10
と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳
細な説明は省略する。
【0043】抵抗溶接システム100は、電動式溶接ガ
ン102が取り付けられた溶接ロボット12と、第3の
実施形態に係る制御装置104とを備える。制御装置1
04は、溶接ガン102を構成する電極チップ20a、
20bによりワークWを設定加圧力で把持した状態で、
各電極チップ20a、20bの面圧を検出する面圧検出
手段106を備えており、この面圧検出手段106は、
前記電極チップ20a、20bに対応して設けられるロ
ードセル108a、108bを有する。
【0044】制御装置104は、各ロードセル108
a、108bからロードセルインターフェース110を
介して入力されるそれぞれの面圧差が設定範囲内である
か否かを判断し、設定範囲内である際、前記面圧差を前
記設定範囲内に維持するために必要なアーム先端12a
の移動方向および移動量を演算する演算部(演算手段)
112を備えている。
【0045】このように構成される抵抗溶接システム1
00の動作について、第3の実施形態に係る制御方法と
の関連で、図11および図12に示すフローチャートに
沿って以下に説明する。なお、第3の実施形態では、第
1の実施形態に係る制御方法と同様に行われる工程があ
り、その工程については簡単に説明する。
【0046】まず、溶接ガン102が所定の溶接位置に
移動された後(ステップS11)、前記溶接ガン102
を構成する電極チップ20a、20bによりワークWが
把持される(ステップS12)。そして、電極チップ2
0a、20bが設定加圧力に至ると(ステップS13
中、YES)、ステップS14に進んで、各ロードセル
108a、108bからの検出信号が、ロードセルイン
ターフェース110を介して演算部112に入力され
る。
【0047】電極チップ20a、20bの各面圧F1、
F2が、ロードセル108a、108bを介して検出さ
れており、演算部112では、前記電極チップ20aの
面圧F1と、前記電極チップ20bの面圧F2との差が
演算される。そして、演算された面圧差(F1−F2)
が設定範囲内であるか否かが判断される(ステップS1
5)。
【0048】その際、図13に示すように、ワークWが
電極チップ20a側に近接する位置に配置されている
と、前記電極チップ20aの下降動作に伴って前記ワー
クWに矢印B方向への押圧力が発生する。このため、電
極チップ20aの面圧F1と電極チップ20bの面圧F
2とは、F1>F2として検出されて面圧差が設定範囲
外となる(ステップS15中、NO)。
【0049】そこで、演算部112では、面圧差(F1
−F2)が設定範囲内になるように、アーム先端12a
の移動方向および移動量が演算され(ステップS1
6)、その演算結果が溶接ロボット制御部60に送られ
る。溶接ロボット制御部60は、入力されたアーム先端
12aの移動方向および移動量にかかる信号に基づい
て、溶接ロボット12を駆動制御し、アーム先端12a
を矢印Z1方向に所定量だけ移動させる(ステップS1
7および図14参照)。
【0050】ここで、アーム先端12aの動作は、ロー
ドセル108a、108bからの入力信号に基づいて、
センサフィードバック制御により行われており、溶接位
置や面直度が変化することがない。
【0051】上記のようにして、入力値が設定範囲内に
至ると(ステップS15中、YES)、ステップS18
に進んで、溶接ガン102によるワークWの溶接が開始
される。そして、ワークWに対する溶接が行われた後、
溶接ガン102を構成する電極チップ20a、20bが
開放されるとともに、この溶接ガン102がセンサフィ
ードバック動作前の位置に戻される(ステップS1
9)。次いで、溶接指令がなされると(ステップS20
中、YES)、ステップS11に進んで、前記ワークW
に対する溶接作業が継続される。
【0052】一方、溶接命令がなされない際には(ステ
ップS20中、NO)、ステップS21に進んで、次の
溶接位置に移動され、上記の動作が1サイクル終了する
まで行われる(ステップS22)。さらに、1サイクル
が完了した後(ステップS22中、YES)、ステップ
S23に進んで、電極チップ20a、20bを空打ち
し、各ロードセル108a、108bの検出値の差(面
圧差)を入力する(ステップS24)。この入力値が設
定範囲内であれば(ステップS25中、YES)、溶接
作業が終了するとともに、この入力値が設定範囲外であ
れば(ステップS25中、NO)、ロードセル108
a、108bに異常が発生しており、ステップS26に
進む。
【0053】このように、第3の実施形態では、各電極
チップ20a、20bによりワークWを把持した際に、
ロードセル108a、108bを介して前記電極チップ
20a、20bの面圧を検出し、その面圧差が設定範囲
内であるか否かを判断している。そして、面圧差が設定
範囲内であれば、この面圧差が前記設定範囲内に維持さ
れるように、アーム先端12aの移動方向および移動量
が演算され、その演算信号に基づいて、溶接ロボット制
御部60を介して溶接ロボット12が制御される。
【0054】これにより、第3の実施形態では、メカ式
のイコライズ機構が不要になり、簡単な工程および構成
で、ワークWの溶接作業が高精度かつ確実に遂行される
等、第1および第2の実施形態と同様の効果が得られ
る。なお、面圧検出手段106を第2の実施形態に係る
抵抗溶接システム80を構成する溶接ガン82に装着
し、前記面圧検出手段106と作用力検出手段16とを
併用してもよい。
【0055】また、第1乃至第3の実施形態では、溶接
ガンとしてC型溶接ガン構造に設定される電動式溶接ガ
ン18、82および102を用いて説明したが、加圧シ
リンダの作用下に開閉可能な一対のガンアームにそれぞ
れ電極チップが取り付けられたX型溶接ガン等を用いて
もよい。
【0056】
【発明の効果】本発明に係る溶接ロボットの制御方法お
よび装置では、一対の電極チップによりワークを設定加
圧力で把持する際、アーム先端に作用する力が検出さ
れ、この検出された力を設定範囲内に維持するために必
要なアーム先端位置の移動方向および移動量が演算され
て、前記アーム先端位置が移動される。これにより、メ
カ式のイコライズ機構を不要とし、簡単な工程および構
成で、ワークを確実かつ良好に保持し、前記ワークの溶
接作業が効率的に遂行可能になる。しかも、ワークと溶
接ガンとの位置決め精度が向上するとともに、前記ワー
クに過剰な負荷等が作用することがなく、前記ワークを
有効に保護することができる。
【0057】また、本発明では、一対の電極チップによ
りワークを設定加圧力で把持した状態で、各電極チップ
の面圧差が検出され、この面圧差が設定範囲内に維持さ
れるようにアーム先端位置の移動方向および移動量が演
算され、前記アーム先端位置が移動される。このため、
一対の電極チップを介してワークを確実かつ良好な状態
で把持することができ、前記ワークの溶接作業が、簡単
な工程および構成で確実かつ高精度に遂行可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る溶接ロボットの制
御方法を実施するための制御装置を組み込む抵抗溶接シ
ステムの概略構成説明図である。
【図2】前記抵抗溶接システムを構成する溶接ガンの一
部断面説明図である。
【図3】前記第1の実施形態に係る制御方法を説明する
フローチャートである。
【図4】前記抵抗溶接システムを構成する溶接ロボット
をワークに対して移動する際の動作説明図である。
【図5】前記溶接ガンを構成する電極チップにより前記
ワークを把持する際の動作説明図である。
【図6】前記溶接ロボットを構成するアーム先端を力覚
センサからの検出信号に基づいて動作させる際の説明図
である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る溶接ロボットの
制御方法を実施するための制御装置を組み込む抵抗溶接
システムの概略構成説明図である。
【図8】前記第2の実施形態に係る抵抗溶接システムを
構成する溶接ガンでワークを把持する際の動作説明図で
ある。
【図9】前記溶接ロボットを構成するアーム先端位置を
力覚センサの検出信号に基づいて制御する際の動作説明
図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る溶接ロボット
の制御方法を実施するための制御装置を組み込む抵抗溶
接システムの概略構成説明図である。
【図11】前記第3の実施形態に係る制御方法を説明す
るフローチャート(その1)である。
【図12】前記第3の実施形態に係る制御方法を説明す
るフローチャート(その2)である。
【図13】前記抵抗溶接システムを構成する溶接ガンで
ワークを把持する際の動作説明図である。
【図14】前記溶接ガンに設けられたそれぞれの電極チ
ップの面圧差に基づいてアーム先端位置を調整する際の
動作説明図である。
【図15】従来技術に係るイコライズ機構付き溶接ガン
の説明図である。
【符号の説明】
10、80、100…抵抗溶接システム 12…溶接
ロボット 14、104…制御装置 12a…ア
ーム先端 16…作用力検出手段 18、8
2、102…溶接ガン 28…サーボモータ 20a、20b、84a、84b…電極チップ 56…力覚センサ 60…溶接ロ
ボット制御部 62…溶接ガン制御部 66、112
…演算部 70…溶接指令部 106…面圧
検出手段 108a、108b…ロードセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中園 佳治 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 金子 貢 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 栗原 治 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3F059 AA05 BA10 CA08 DD06 FA10 FB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アーム先端に溶接ガンが設けられた溶接ロ
    ボットの制御方法であって、 前記溶接ガンを構成する一対の電極チップにより、ワー
    クを設定加圧力で把持する工程と、 前記電極チップにより前記ワークを把持した状態で、前
    記溶接ガンを介して前記アーム先端に作用する力を検出
    する工程と、 検出された前記力が設定範囲外である際、該力を前記設
    定範囲内に維持するために必要な前記アーム先端位置の
    移動方向および移動量を演算する工程と、 前記演算結果に基づいて前記アーム先端位置を移動させ
    ることにより、前記力を前記設定範囲内に維持した後、
    前記電極チップに通電して前記ワークを溶接する工程
    と、 を有することを特徴とする溶接ロボットの制御方法。
  2. 【請求項2】アーム先端に溶接ガンが設けられた溶接ロ
    ボットの制御方法であって、 前記溶接ガンを構成する一対の電極チップにより、ワー
    クを設定加圧力で把持する工程と、 前記電極チップにより前記ワークを把持した状態で、各
    電極チップの面圧差を検出する工程と、 前記面圧差が設定範囲外である際、該面圧差を前記設定
    範囲内に維持するために必要な前記アーム先端位置の移
    動方向および移動量を演算する工程と、 前記演算結果に基づいて前記アーム先端位置を移動させ
    ることにより、前記面圧差を前記設定範囲内に維持した
    後、前記電極チップに通電して前記ワークを溶接する工
    程と、 を有することを特徴とする溶接ロボットの制御方法。
  3. 【請求項3】アーム先端に溶接ガンが設けられた溶接ロ
    ボットの制御装置であって、 前記溶接ガンを構成する一対の電極チップにより、ワー
    クを設定加圧力で把持した状態で、前記溶接ガンを介し
    て前記アーム先端に作用する力を検出する作用力検出手
    段と、 検出された前記力が設定範囲外である際、該力を前記設
    定範囲内に維持するために必要な前記アーム先端位置の
    移動方向および移動量を演算する演算手段と、 を備えることを特徴とする溶接ロボットの制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の制御装置において、前記作
    用力検出手段は、前記溶接ガンと前記アーム先端との間
    に配設される力およびトルク検出用力覚センサを備える
    ことを特徴とする溶接ロボットの制御装置。
  5. 【請求項5】アーム先端に溶接ガンが設けられた溶接ロ
    ボットの制御装置であって、 前記溶接ガンを構成する一対の電極チップにより、ワー
    クを設定加圧力で把持した状態で、各電極チップの面圧
    を検出する面圧検出手段と、 検出された各面圧の差が設定範囲外である際、前記面圧
    差を前記設定範囲内に維持するために必要な前記アーム
    先端位置の移動方向および移動量を演算する演算手段
    と、 を備えることを特徴とする溶接ロボットの制御装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の制御装置において、前記面
    圧検出手段は、各電極チップに配設されるロードセルを
    備えることを特徴とする溶接ロボットの制御装置。
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