JPH0788599A - 双ロール式連続鋳造機の鋳造ロールの形状制御方法 - Google Patents
双ロール式連続鋳造機の鋳造ロールの形状制御方法Info
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- JPH0788599A JPH0788599A JP24010093A JP24010093A JPH0788599A JP H0788599 A JPH0788599 A JP H0788599A JP 24010093 A JP24010093 A JP 24010093A JP 24010093 A JP24010093 A JP 24010093A JP H0788599 A JPH0788599 A JP H0788599A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】簡易な設備で鋳造ロール形状を制御し、クラウ
ン量の小さい金属鋳片を製造する方法を提供する。 【構成】ロール形状測定器あるいは鋳片形状測定器を用
いてロールクラウン量あるいは鋳片クラウン量を検知
し、この検知結果に基づいて、湯溜りを形成していない
位置に配設したロール加熱・冷却装置の出力を調整し、
鋳造ロールの表面を加熱あるいは冷却する。
ン量の小さい金属鋳片を製造する方法を提供する。 【構成】ロール形状測定器あるいは鋳片形状測定器を用
いてロールクラウン量あるいは鋳片クラウン量を検知
し、この検知結果に基づいて、湯溜りを形成していない
位置に配設したロール加熱・冷却装置の出力を調整し、
鋳造ロールの表面を加熱あるいは冷却する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、双ロール式連続鋳造機
による金属薄板の製造に関する。
による金属薄板の製造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は双ロール式連続鋳造の説明図で、
(Ａ)は正面の説明図、(Ｂ)は平面の説明図である。水平
に且つ互いに平行に配された２本の内部が水冷された鋳
造ロール１は、それぞれ矢印方向に回動する。２は側堰
で、鋳造ロール１の両端部に密着して配されている。鋳
造ロール１の上面と側堰２とで形成された湯溜り４に溶
湯３を注入すると、溶湯は鋳造ロール１の表面に凝固層
を形成するが、この凝固層は鋳造ロール１の回動に追従
して回動しながら生長し、鋳片５となって、２本の鋳造
ロールに挾まれて下方に取り出される。
(Ａ)は正面の説明図、(Ｂ)は平面の説明図である。水平
に且つ互いに平行に配された２本の内部が水冷された鋳
造ロール１は、それぞれ矢印方向に回動する。２は側堰
で、鋳造ロール１の両端部に密着して配されている。鋳
造ロール１の上面と側堰２とで形成された湯溜り４に溶
湯３を注入すると、溶湯は鋳造ロール１の表面に凝固層
を形成するが、この凝固層は鋳造ロール１の回動に追従
して回動しながら生長し、鋳片５となって、２本の鋳造
ロールに挾まれて下方に取り出される。
【０００３】この双ロール式連続鋳造機において、鋳造
ロール１の湯溜り４を形成している部分は高温の溶湯と
接触しているために熱膨張してロール胴長が長くなり、
点線で示したクラウンを形成する。このクラウンは、湯
溜りを出た後で冷却されて矯正される。鋳造ロールが点
線で示したクラウンを形成すると、鋳片５は幅方向の端
部は厚さがｔ1ｍｍで幅方向の中央部はｔ2ｍｍの、厚さ
が不揃いの鋳片となるが、厚さが不揃いの鋳片は後の圧
延工程で、中伸びや耳波等を発生させるために好ましく
ない。
ロール１の湯溜り４を形成している部分は高温の溶湯と
接触しているために熱膨張してロール胴長が長くなり、
点線で示したクラウンを形成する。このクラウンは、湯
溜りを出た後で冷却されて矯正される。鋳造ロールが点
線で示したクラウンを形成すると、鋳片５は幅方向の端
部は厚さがｔ1ｍｍで幅方向の中央部はｔ2ｍｍの、厚さ
が不揃いの鋳片となるが、厚さが不揃いの鋳片は後の圧
延工程で、中伸びや耳波等を発生させるために好ましく
ない。
【０００４】特開昭５９−７０４４３号公報、特開昭６
０−３３８５７号公報には負のクラウンを形成した鋳造
ロールを用い、鋳造ロールの内部に圧力を付与して鋳造
ロールの表面を膨張させてクラウン量を制御する鋳造ロ
ールが記載されている。また特開昭６０−２７４４６号
公報には鋳造ロールの内部にテーパーピストンを作動さ
せてクラウン量を制御する鋳造ロールが記載されてい
る。しかしこれ等の鋳造ロールは、回動中の鋳造ロール
の内部に高い圧力を付与しあるいはテーパーピストンを
作動させるために、設備が複雑になるという問題点があ
る。
０−３３８５７号公報には負のクラウンを形成した鋳造
ロールを用い、鋳造ロールの内部に圧力を付与して鋳造
ロールの表面を膨張させてクラウン量を制御する鋳造ロ
ールが記載されている。また特開昭６０−２７４４６号
公報には鋳造ロールの内部にテーパーピストンを作動さ
せてクラウン量を制御する鋳造ロールが記載されてい
る。しかしこれ等の鋳造ロールは、回動中の鋳造ロール
の内部に高い圧力を付与しあるいはテーパーピストンを
作動させるために、設備が複雑になるという問題点があ
る。
【０００５】また特開昭６０−５４２４９号公報には軸
方向にシフトする鋳造ロールが記載されているが、鋳造
ロール１と側面堰２とのシールが複雑化する事が予想さ
れる。さらに、特開平２−５２１４９号公報には、湯溜
りの深さと鋳造ロールの周速度を調整する鋳造ロールの
クラウン制御法が記載されているが、湯溜りの深さや鋳
造ロールの周速度は鋳片の形状以外の品質等にも影響を
与えるために、鋳造ロールのクラウン制御が鋳片の形状
以外の品質に悪影響を及ぼす事が懸念される。
方向にシフトする鋳造ロールが記載されているが、鋳造
ロール１と側面堰２とのシールが複雑化する事が予想さ
れる。さらに、特開平２−５２１４９号公報には、湯溜
りの深さと鋳造ロールの周速度を調整する鋳造ロールの
クラウン制御法が記載されているが、湯溜りの深さや鋳
造ロールの周速度は鋳片の形状以外の品質等にも影響を
与えるために、鋳造ロールのクラウン制御が鋳片の形状
以外の品質に悪影響を及ぼす事が懸念される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡易な設備
で鋳造ロールの形状を制御できる方法の提供を課題とし
ている。
で鋳造ロールの形状を制御できる方法の提供を課題とし
ている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】図１は本発明の一例を示
す説明図で、(Ａ)は正面の説明図、(Ｂ)は平面の説明図
である。本発明の第１の方法においては、湯溜り４から
出た後の鋳造ロール１のクラウン量を検知するロール形
状測定器６と、ロール形状測定器６より後で、かつ湯溜
り形成開始位置１０より前の位置にて鋳造ロール１の表
面を加熱・冷却するロール加熱・冷却装置７と、ロール
加熱・冷却装置７の出力を調整する出力調整装置８とを
配設した双ロール式連続鋳造機を用いて金属薄板を製造
する。
す説明図で、(Ａ)は正面の説明図、(Ｂ)は平面の説明図
である。本発明の第１の方法においては、湯溜り４から
出た後の鋳造ロール１のクラウン量を検知するロール形
状測定器６と、ロール形状測定器６より後で、かつ湯溜
り形成開始位置１０より前の位置にて鋳造ロール１の表
面を加熱・冷却するロール加熱・冷却装置７と、ロール
加熱・冷却装置７の出力を調整する出力調整装置８とを
配設した双ロール式連続鋳造機を用いて金属薄板を製造
する。
【０００８】本発明では、その際に、出力調整装置８に
より、出力調整装置８にロール形状測定器６から入力さ
れた鋳造ロールのクラウン量データに基づいて、鋳片５
のクラウン量の絶対値を小さくするようにロール加熱・
冷却装置７の出力を調整する。
より、出力調整装置８にロール形状測定器６から入力さ
れた鋳造ロールのクラウン量データに基づいて、鋳片５
のクラウン量の絶対値を小さくするようにロール加熱・
冷却装置７の出力を調整する。
【０００９】図１でロール形状測定器６としては、例え
ば圧延工場でロールクラウン・形状の測定に用いられ
る、接触式あるいは非接触式のロールクラウン・形状測
定装置を用いることができる。ロール加熱・冷却装置７
は、加熱あるいは冷却のみを行う装置であってもよい
が、鋳造ロール１を適宜加熱できると共に冷却出来る
と、鋳造ロールの形状を廣い範囲に亘って制御できるた
めに望ましい。加熱には例えば電力加熱方式をまた冷却
には例えば冷風吹付けあるいはミストスプレイ方式を用
いることができる。
ば圧延工場でロールクラウン・形状の測定に用いられ
る、接触式あるいは非接触式のロールクラウン・形状測
定装置を用いることができる。ロール加熱・冷却装置７
は、加熱あるいは冷却のみを行う装置であってもよい
が、鋳造ロール１を適宜加熱できると共に冷却出来る
と、鋳造ロールの形状を廣い範囲に亘って制御できるた
めに望ましい。加熱には例えば電力加熱方式をまた冷却
には例えば冷風吹付けあるいはミストスプレイ方式を用
いることができる。
【００１０】図１(Ｂ)でＰ0は常温における鋳造ロール
１の形状で、例えばマイナスクラウンが設けられてい
る。鋳造に際して、溶湯４と接触している部分の鋳造ロ
ールは溶湯４で加熱されて熱膨張し、Ｐ1で示した形状
に変形する。Ｐ0がＰ1になる変形量は、溶湯４と接触し
ている部分の鋳造ロールの表面温度によって変化する。
１の形状で、例えばマイナスクラウンが設けられてい
る。鋳造に際して、溶湯４と接触している部分の鋳造ロ
ールは溶湯４で加熱されて熱膨張し、Ｐ1で示した形状
に変形する。Ｐ0がＰ1になる変形量は、溶湯４と接触し
ている部分の鋳造ロールの表面温度によって変化する。
【００１１】ロールクラウン・形状測定装置６を、両鋳
造ロールの間隙が最小の位置(キス点)１１に近づけて配
すると、ロールクラウン・形状測定装置６は、Ｐ1に近
い鋳造ロールのクラウン量を検知する。この検知した結
果を出力制御装置８に入力し、ロール加熱・冷却装置７
の加熱出力を増加し、鋳造ロール１を加熱すると、溶湯
４と接触している部分の鋳造ロールの表面温度が更に上
昇して、鋳造ロールはＰ2で示したフラットな形状に変
形する。この結果、幅方向の端部の板厚と幅方向の中央
部の板厚とが揃った好ましい断面形状の鋳片５を製造す
ることができる。
造ロールの間隙が最小の位置(キス点)１１に近づけて配
すると、ロールクラウン・形状測定装置６は、Ｐ1に近
い鋳造ロールのクラウン量を検知する。この検知した結
果を出力制御装置８に入力し、ロール加熱・冷却装置７
の加熱出力を増加し、鋳造ロール１を加熱すると、溶湯
４と接触している部分の鋳造ロールの表面温度が更に上
昇して、鋳造ロールはＰ2で示したフラットな形状に変
形する。この結果、幅方向の端部の板厚と幅方向の中央
部の板厚とが揃った好ましい断面形状の鋳片５を製造す
ることができる。
【００１２】図１では、ロール加熱・冷却装置を、鋳造
ロール１の加熱に用いた例を述べたが、ロールクラウン
・形状測定装置６が検知した鋳造ロールのクラウンが例
えば図２の点線の場合は、ロール加熱・冷却装置を用い
て鋳造ロール１を冷却することによって、鋳造ロールの
クラウン形状をフラットな実線の形状に矯正する事がで
きる。図１の７−１，…，７−５は、鋳造ロールの軸方
向の加熱・冷却の強度を調整するための、分割されたロ
ール加熱・冷却装置の例であるが、７−１，…，７−５
の分割されたロール加熱・冷却装置を用いる事によっ
て、鋳造ロール１の形状の制御を更にきめ細かに行う事
ができる。
ロール１の加熱に用いた例を述べたが、ロールクラウン
・形状測定装置６が検知した鋳造ロールのクラウンが例
えば図２の点線の場合は、ロール加熱・冷却装置を用い
て鋳造ロール１を冷却することによって、鋳造ロールの
クラウン形状をフラットな実線の形状に矯正する事がで
きる。図１の７−１，…，７−５は、鋳造ロールの軸方
向の加熱・冷却の強度を調整するための、分割されたロ
ール加熱・冷却装置の例であるが、７−１，…，７−５
の分割されたロール加熱・冷却装置を用いる事によっ
て、鋳造ロール１の形状の制御を更にきめ細かに行う事
ができる。
【００１３】本発明の第２の方法では、図１のロール形
状測定装置６に代えて、鋳片のクラウン量を検知する鋳
片形状測定器９を配設し、湯溜り４から出た後、湯溜り
形成開始位置１０に達する迄の、湯溜りを形成していな
い位置にある鋳造ロール１の表面を加熱・冷却する。こ
の際のロール加熱・冷却装置の出力は鋳片形状測定器９
が検知した鋳片５のクラウン量データに基づいて調整す
る。鋳片形状測定器９はロール形状測定器６と同様に、
溶湯４と接触している部分の鋳造ロールのクラウンＰ1
を検知する事ができるため、ロール形状測定器６で述べ
たのと同様の理由で、幅方向の端部の板厚と幅方向の中
央部の板厚とが揃った鋳片５を製造することができる。
状測定装置６に代えて、鋳片のクラウン量を検知する鋳
片形状測定器９を配設し、湯溜り４から出た後、湯溜り
形成開始位置１０に達する迄の、湯溜りを形成していな
い位置にある鋳造ロール１の表面を加熱・冷却する。こ
の際のロール加熱・冷却装置の出力は鋳片形状測定器９
が検知した鋳片５のクラウン量データに基づいて調整す
る。鋳片形状測定器９はロール形状測定器６と同様に、
溶湯４と接触している部分の鋳造ロールのクラウンＰ1
を検知する事ができるため、ロール形状測定器６で述べ
たのと同様の理由で、幅方向の端部の板厚と幅方向の中
央部の板厚とが揃った鋳片５を製造することができる。
【００１４】
【作用】鋳造ロール１の外周は例えば銅板で形成され、
銅板の内部は冷却水によって冷却されているため銅板の
内面は略一定の温度に保たれ、従って鋳造ロールの内面
の胴長は常に略一定である。銅板の外面を加熱すると、
銅板の外面は熱膨張し、鋳造ロールの外面の胴長は長く
なる。この結果鋳造ロールの外周を形成している銅板
は、鋳造ロールの外面が凸となる方向に変形する。逆に
鋳造ロールの外面を冷却すると鋳造ロールの外面は凹と
なる方向に変形する。
銅板の内部は冷却水によって冷却されているため銅板の
内面は略一定の温度に保たれ、従って鋳造ロールの内面
の胴長は常に略一定である。銅板の外面を加熱すると、
銅板の外面は熱膨張し、鋳造ロールの外面の胴長は長く
なる。この結果鋳造ロールの外周を形成している銅板
は、鋳造ロールの外面が凸となる方向に変形する。逆に
鋳造ロールの外面を冷却すると鋳造ロールの外面は凹と
なる方向に変形する。
【００１５】
【実施例】本発明者等は、図１の双ロール式連続鋳造装
置によって鋳造試験を行った。図１でＲは、湯溜り４を
出た直後の鋳造ロールの表面温度の測定点、Ｓはロール
加熱・冷却装置７に入る直前の鋳造ロールの表面温度の
測定点、Ｔはロール加熱・冷却装置７の中央における鋳
造ロールの表面温度の測定点である。またθは溶湯深さ
のパラメーターである。この実施例で使用した鋳造ロー
ルは、ロール直径が４００ｍｍ、ロールの胴長が３５０
ｍｍで、ロール表面には常温で測定して７０μの負クラ
ウンが設けられている。
置によって鋳造試験を行った。図１でＲは、湯溜り４を
出た直後の鋳造ロールの表面温度の測定点、Ｓはロール
加熱・冷却装置７に入る直前の鋳造ロールの表面温度の
測定点、Ｔはロール加熱・冷却装置７の中央における鋳
造ロールの表面温度の測定点である。またθは溶湯深さ
のパラメーターである。この実施例で使用した鋳造ロー
ルは、ロール直径が４００ｍｍ、ロールの胴長が３５０
ｍｍで、ロール表面には常温で測定して７０μの負クラ
ウンが設けられている。
【００１６】鋳造条件および鋳造の結果を表１に示し
た。番号１のJIS SUS 304の鋳造では、鋳造ロールに格
別の加熱・冷却を施さなくても、鋳片のクラウン量は＋
１０μｍで良好である。番号２は番号１と同じ溶湯であ
るが、鋳造条件が変わると鋳片クラウンは＋５０μｍと
なる。番号３は番号２において、本発明の方法によって
鋳造ロールを冷却した例であるが本発明を行う事によっ
て鋳片のクラウン量を＋８μｍに低減することができ
た。
た。番号１のJIS SUS 304の鋳造では、鋳造ロールに格
別の加熱・冷却を施さなくても、鋳片のクラウン量は＋
１０μｍで良好である。番号２は番号１と同じ溶湯であ
るが、鋳造条件が変わると鋳片クラウンは＋５０μｍと
なる。番号３は番号２において、本発明の方法によって
鋳造ロールを冷却した例であるが本発明を行う事によっ
て鋳片のクラウン量を＋８μｍに低減することができ
た。
【００１７】番号４は溶湯がアルミニウム合金の例であ
るが、アルミニウムはJIS SUS 304とは溶湯温度が大き
く相違するために、格別の加熱・冷却を施さない場合は
鋳片には大きな負のクラウンが発生した。番号５は番号
４において、本発明の方法によって鋳造ロールを加熱し
た例であるが、本発明を実施することによって鋳片のク
ラウン量を−１０μｍに低減することができた。
るが、アルミニウムはJIS SUS 304とは溶湯温度が大き
く相違するために、格別の加熱・冷却を施さない場合は
鋳片には大きな負のクラウンが発生した。番号５は番号
４において、本発明の方法によって鋳造ロールを加熱し
た例であるが、本発明を実施することによって鋳片のク
ラウン量を−１０μｍに低減することができた。
【００１８】
【表１】
【００１９】
【発明の効果】本発明によると、回動中の鋳造ロールの
内部に高い圧力を付与する等の方法に比べて簡易な設備
を用いて、また鋳片の材質等に悪影響を与える懸念がな
く、鋳造ロールの形状を制御することができる。
内部に高い圧力を付与する等の方法に比べて簡易な設備
を用いて、また鋳片の材質等に悪影響を与える懸念がな
く、鋳造ロールの形状を制御することができる。
【図１】は本発明の方法の例の説明図。
【図２】は通常の双ロール式連続鋳造の説明図。
１：鋳造ロール、 ２：側堰、 ３：溶湯流、 ４：湯
溜り、 ５：鋳片、６：ロール形状測定器、 ７：ロー
ル加熱・冷却装置、 ８：出力制御装置、９：鋳片形状
測定器、 １０：鋳造ロールが湯溜りを形成開始する位
置、 １１：両鋳造ロールの間隙が最小の位置(キス
点)。
溜り、 ５：鋳片、６：ロール形状測定器、 ７：ロー
ル加熱・冷却装置、 ８：出力制御装置、９：鋳片形状
測定器、 １０：鋳造ロールが湯溜りを形成開始する位
置、 １１：両鋳造ロールの間隙が最小の位置(キス
点)。
Claims (2)
- 【請求項１】湯溜りから出た後の鋳造ロールのクラウン
量を検知するロール形状測定器と、ロール形状測定器よ
り後で、かつ湯溜り形成開始位置より前の位置にて鋳造
ロールの表面を加熱・冷却するロール加熱・冷却装置
と、ロール加熱・冷却装置の出力を調整する出力調整装
置とを配設した双ロール式連続鋳造機を用いて金属薄板
を製造する際に、出力調整装置により、ロール形状測定
器から入力された鋳造ロールのクラウン量データに基づ
いて、鋳片のクラウン量の絶対値を小さくするようにロ
ール加熱・冷却装置の出力を調整することを特徴とす
る、双ロール式連続鋳造機の鋳造ロールの形状制御方
法。 - 【請求項２】湯溜りから出た後の鋳片のクラウン量を検
知する鋳片形状測定器と、湯溜りを形成していない位置
にある鋳造ロールの表面を加熱・冷却するロール加熱・
冷却装置と、ロール加熱・冷却装置の出力を調整する出
力調整装置とを配設した双ロール式連続鋳造機を用いて
金属薄板を製造する際に、出力調整装置により、鋳片形
状測定器から入力された鋳片のクラウン量データに基づ
いて、鋳片のクラウン量の絶対値を小さくするようにロ
ール加熱・冷却装置の出力を調整することを特徴とす
る、双ロール式連続鋳造機の鋳造ロールの形状制御方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24010093A JPH0788599A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 双ロール式連続鋳造機の鋳造ロールの形状制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24010093A JPH0788599A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 双ロール式連続鋳造機の鋳造ロールの形状制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0788599A true JPH0788599A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17054499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24010093A Withdrawn JPH0788599A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 双ロール式連続鋳造機の鋳造ロールの形状制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0788599A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0736350A1 (fr) * | 1995-04-07 | 1996-10-09 | USINOR SACILOR Société Anonyme | Procédé et dispositif de réglage du bombe des cylindres d'une installation de coulée de bandes métalliques |
| JP2002530196A (ja) * | 1998-03-25 | 2002-09-17 | ヴォエスト・アルピーネ・インデュストリーアンラーゲンバウ・ゲーエムベーハー | 薄いストリップを連続的にキャストするための方法ならびにこの方法を実施するための装置 |
| KR100829951B1 (ko) * | 2006-12-20 | 2008-05-19 | 주식회사 포스코 | 마그네슘 주편 제조용 주조롤 |
| EP2011590A1 (en) * | 2006-04-26 | 2009-01-07 | IHI Corporation | Twin-roll casting machine |
| KR100944437B1 (ko) * | 2007-09-05 | 2010-02-25 | 주식회사 포스코 | 쌍롤식 박판주조기의 주조롤 크라운 형성방법 |
| JP2011020126A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc | 双ロール式連続鋳造機のロール温度制御装置及び運転方法 |
| KR101223107B1 (ko) * | 2010-12-24 | 2013-01-17 | 주식회사 포스코 | 마르텐사이트계 스테인리스 열연박판 제조장치 및 마르텐사이트계 스테인리스 열연박판의 제조방법 |
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| KR20150009869A (ko) * | 2013-07-17 | 2015-01-27 | 주식회사 포스코 | 쌍롤식 박판 주조장치 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP24010093A patent/JPH0788599A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
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| EP2011590A4 (en) * | 2006-04-26 | 2009-11-11 | Ihi Corp | TWO ROLL CASTING MACHINE |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001128 |