JPH078835A - 集塵電極板 - Google Patents

集塵電極板

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JPH078835A
JPH078835A JP14940793A JP14940793A JPH078835A JP H078835 A JPH078835 A JP H078835A JP 14940793 A JP14940793 A JP 14940793A JP 14940793 A JP14940793 A JP 14940793A JP H078835 A JPH078835 A JP H078835A
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JP
Japan
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electrode plate
dust collecting
collecting electrode
spacer
insulating
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Pending
Application number
JP14940793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Mogi
完治 茂木
Hachiro Kurokawa
八郎 黒川
Tatsuumi Enokida
達海 榎田
Akihisa Kakimoto
明久 柿本
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 絶縁性材料からなる複数の突出部15を設け
る。この突出部15は、印加電極板20との対向方向に
突出する。それと共に、導電部12によって個々に略囲
繞されている。 【効果】 個々の突出部15が導電層12によって略囲
繞されているので、集塵電極板10の導電層12の面積
を可及的に広く設定することができ、しかも、突出部1
5における電荷の拡散を防止することができる。従っ
て、良好な電界を形成することができ、もって、高い集
塵性能を発揮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は集塵電極板に関し、より詳細に
は、絶縁基材に導電層を積層して形成された集塵電極板
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の集塵電極板として、樹脂
シート等の絶縁基材の両面に導電塗料等を塗布して導電
層を形成したものが広く利用されている。そして、上記
導電層にアース側の極性の電極を電気的に接続し、印加
電極板との間で電界を発生させるようにしている。
【0003】上記集塵電極板と印加電極板との間に清浄
化されるべき空気を流通させるために、従来より、両者
の間にスペーサ突起が設けられている。その構成では、
絶縁性材料からなる絶縁基材の略中央部に、長手方向に
沿って延びる導電性樹脂を積層し(以下、絶縁基材の、
導電性樹脂が積層された部位を「導電側ゾーン」とい
う)、導電側ゾーンの両側の、導電性樹脂が積層されて
いない部位(以下、「絶縁側ゾーン」という)には、印
加電極板との対向方向に突出する多数のスペーサ突起を
並設している(実公平2−33881号公報、特開平4
−187252号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】集塵エレメントの集塵
性能を向上するためには、上記集塵電極板に捕集された
塵埃の除電と良好な電界形成とを両立させる必要があ
り、そのためには、広い導電面積を確保する必要があ
る。しかるに、上記構成では、集塵電極板の表面を導電
性樹脂が積層される導電側ゾーンと導電性樹脂が積層さ
れない絶縁側ゾーンとに区画しているので、導電面積が
狭くなり、その分充分な電界を形成することが困難にな
るという不具合があった。また、絶縁側ゾーンにおける
沿面距離が長くなり過ぎて、塵埃の除電が不十分にな
り、この点からも良好な電界を形成することができなく
なるという不具合があった。
【0005】他方、導電部材を波形に湾曲させて印加電
極板との対向方向に起伏する多数のスペーサ突起を有す
る集塵側極板を構成したものも知られている(例えば特
開平2−174951号公報参照)。しかし、その構成
では、スペーサ突起が形成されている部位においても、
導電層が剥き出しの状態で印加電極板に接近していたた
め、スペーサ突起における導電層からマイナスの電荷が
拡散され、その部分で電界が消失して、集塵能力が低下
するという傾向があった。
【0006】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、印加電極板と集塵電極板との間の対向距離を確
保するに当たり、良好な電界を形成することができ、も
って、高い集塵性能を発揮することのできる集塵電極板
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の集塵電極板は、アース側の電極と電気的に
接続されると共に外部に露出した状態で印加電極板に対
向する導電部と、絶縁性材料により構成され、且つ印加
電極板との対向方向に突出して印加電極板との間に清浄
化されるべき空気の流通間隔を設けるための複数のスペ
ーサ突起とを有し、印加電極板との間に電界を形成して
荷電された塵埃を捕集する集塵電極板において、上記ス
ペーサ突起は、上記導電部によって個々に略囲繞されて
いることを特徴としている。
【0008】上記スペーサ突起は、絶縁性材料からなる
絶縁基材により一体に形成されていると共に、上記導電
部は、上記絶縁基材に積層されていてもよい。上記導電
部は、金属板で構成されており、上記スペーサ突起は、
上記金属板に固定された絶縁材料からなる絶縁性突起に
より構成されていてもよい。
【0009】
【作用】上記構成によれば、絶縁材料からなる個々のス
ペーサ突起がそれぞれ導電部によって略囲繞されている
ので、集塵電極板の導電部の面積を可及的に広く設定す
ることができ、しかも、スペーサ突起における電荷の拡
散を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。図1は本発明の一実施例に
おける集塵電極板の概略断面図であり、図2は、上記集
塵電極板の概略斜視図であり、図3は本発明の別の実施
例における集塵電極板の概略断面図である。
【0011】図1及び図2を参照して、本実施例におけ
る集塵電極板10は、例えばポリエチレンテレフタレー
ト等の絶縁性材料からなる絶縁基材11の一方の面に、
導電性樹脂等の導電性材料からなる、導電部としての導
電層12を積層したものである。図2に示すように、本
実施例における集塵電極板10の絶縁基材11は、帯状
の矩形板状に形成されており、その両端には、図外の電
極棒を挿通させるための挿通孔13が形成されている。
【0012】一方の挿通孔13には、舌片14が延設さ
れており、上記導電層12がこの舌片14の上面にまで
積層されている。そして、組立時において、上記舌片1
4に積層された導電層12を上記図外の電極棒と面接触
させることにより、導電部12全体が電極棒と電気的に
接続されることになる。上記絶縁基材11には、ボス状
の多数のスペーサ突起15が点在している。スペーサ突
起15は、後述する陽極電極板20と集塵電極板10と
の間に清浄化されるべき空気を流通させるための間隔を
維持するためのものであり、それぞれ所定の高さだけ上
方に突出している。
【0013】そして、上記導電層12は、各スペーサ突
起15を略囲繞した状態で上記絶縁基材11に積層され
ている。換言すれば、各スペーサ突起15及びその周囲
は、導電層12が積層されていない剥き出しの状態にな
っている。ここで、「略囲繞」とは、図2に示すよう
に、完全に囲繞されたものを含むばかりでなく、一部が
開放された状態で囲繞される場合をも含む概念である。
【0014】上記構成の集塵電極板10を形成するに
は、先ず、絶縁基材11を構成する絶縁性材料に予めス
ペーサ突起15を形成し、次いで常法により、穿孔され
た絶縁性材料の両面に導電性樹脂を塗布して乾燥させ、
その後、裁断することにより、所定形状の集塵電極板1
0に仕上げればよい。上記工程において、各スペーサ突
起15を略囲繞するように上記導電層12を上記絶縁基
材11に積層するには、塗布に先立って各スペーサ突起
15をマスキングすればよい。或いは、最初に全面的に
導電材料を塗布し、その後、スペーサ突起15に塗布さ
れた導電性樹脂を除去する方法を採用してもよい。
【0015】上記導電性材料としては、所定の体積抵抗
率(本実施例では103 〜105 Ω・cm)を有する材
料が最適であり、そのような導電性材料としてはカーボ
ン内添ポリウレタン等が採用される。これは、集塵電極
板10は、通常運転中は電流が流れるものではなく、ま
た、万一、印加電極板20にピンホールが発生し、集塵
電極板10との間にスパークが発生したとしても、電流
が抑えられるので、スパークが小さくなるという利点が
あるからである。
【0016】次に、図1を参照して、上記印加電極板2
0は、プラスの高電圧(本実施例では2KV)が印加さ
れる導電部材21と、導電部材21を被覆する内層部材
22と、被覆部材22をさらに被覆する外層部材23と
により構成されている。上記導電部材21としては、ア
ルミニウム箔等のテープや導電樹脂等が採用されてい
る。
【0017】上記内層部材22としては、比較的体積抵
抗の低い略半導電性樹脂(本実施例では体積抵抗率が1
8 〜1014Ωcm)が最適であり、例えばエチレンア
クリル酸エチル共重合樹脂を採用することができる。他
方、上記外層部材23としては、比較的体積抵抗の高い
絶縁性樹脂(本実施例では体積抵抗率が1016〜1017
Ωcm)が最適であり、例えばポリエチレンテレフタレ
ート等を採用することができる。
【0018】そして、本実施例における上記内層部材2
2と外層部再23の平均体積抵抗率は、概ね1013〜1
15Ωcmに設定されている。図1において、30は給
電ユニットであり、この給電ユニット30によって両電
極板10、20及び図外のイオン化部に対し、それぞれ
対応する直流高電圧を供給している。
【0019】上記構成によれば、絶縁材料からなる個々
のスペーサ突起15がそれぞれ導電層12によって略囲
繞されているので、集塵電極板10の導電層12の面積
を可及的に広く設定することができ、しかも、スペーサ
突起15における電荷の拡散を防止することができる。
従って、本実施例によれば、良好な電界を形成すること
ができ、もって、高い集塵性能を発揮することができ
る。
【0020】特に本実施例では、上記スペーサ突起15
が絶縁性材料からなる絶縁基材11により一体に形成さ
れていると共に、上記導電層12が、上記絶縁基材11
に積層されているので、比較的廉価な製品を提供するこ
とができるという利点がある。また、本実施例では、印
加電極板20として、比較的体積抵抗の低い内層部材2
2と比較的体積抵抗の高い外層部材23とを有するモー
ルド式電極板を採用しているので、スペーサ突起15か
らのマイナスの電荷の拡散を一層効果的に防止すること
ができるという利点がある。
【0021】次に図3の実施例について説明する。この
実施例における集塵極板100では、導電部が薄厚の金
属板101により構成されており、且つ、この金属板1
01に固定された、絶縁材料からなる絶縁性突起102
によって、スペーサ突起が構成されている。上記金属板
101としは、ステンレスが最適である。また、絶縁性
突起102としては、上記金属板101の穿孔部103
に圧入可能な樹脂が最適である。
【0022】図3の実施例においても個々の絶縁性突起
102がそれぞれ金属板101によって略囲繞されるこ
とになるので、当該金属板101の面積を可及的に広く
設定することができ、しかも、絶縁性突起102におけ
る電荷の拡散を防止することができる。従って、図3の
実施例においても良好な電界を形成することができ、も
って、高い集塵性能を発揮することができる。
【0023】しかも、図3の実施例では、集塵側電極板
100の機械的強度が高くなり、その分、耐久性が向上
するという利点がある。上述した実施例は、何れも本発
明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、例えば、
印加側電極板20及びイオン化線にマイナスの極性の高
電圧を印加し、集塵側電極板10にプラスの極性の電極
と電気的に接続するようにしたものを採用する等、本発
明の要旨を変更しない範囲内で種々の設計変更が可能で
あることは、云うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の集塵電極
板によれば、集塵電極板の導電部の面積を可及的に広く
設定することができ、しかも、スペーサ突起における電
荷の拡散を防止することができるので、良好な電界を形
成することができ、もって、高い集塵性能を発揮するこ
とができるという顕著な効果を奏する。
【0025】また、上記スペーサ突起が絶縁性材料から
なる絶縁基材により一体に形成されていると共に、上記
導電部が、上記絶縁基材に積層されている場合には、比
較的廉価な製品を提供することができるという利点があ
る。他方、上記導電部が金属板で構成されており、上記
スペーサ突起が上記金属板に固定された絶縁材料からな
る絶縁性突起により構成されている場合には、集塵電極
板の機械的強度が高くなり、その分、耐久性が向上する
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における集塵電極板の概略断
面図である。
【図2】上記集塵電極板の概略斜視図である。
【図3】本発明の別の実施例における集塵電極板の概略
断面図である。
【符号の説明】
10 集塵電極板 11 絶縁基材 12 導電層(導電部) 15 スペーサ突起 100 集塵電極板 101 金属板(導電部) 102 絶縁性突起(スペーサ突起)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎田 達海 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 柿本 明久 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アース側の電極と電気的に接続されると共
    に外部に露出した状態で印加電極板(20)に対向する導電
    部(12,101)と、 絶縁性材料により構成され、且つ印加電極板(20)との対
    向方向に突出して印加電極板(20)との間に清浄化される
    べき空気の流通間隔を設けるための複数のスペーサ突起
    (15,102)とを有し、印加電極板(20)との間に電界を形成
    して荷電された塵埃を捕集する集塵電極板(10)におい
    て、 上記スペーサ突起(15,102)は、上記導電部(12,101)によ
    って個々に略囲繞されていることを特徴とする集塵電極
    板。
  2. 【請求項2】上記スペーサ突起(15)は、絶縁性材料から
    なる絶縁基材(11)により一体に形成されていると共に、
    上記導電部(12)は、上記絶縁基材(11)に積層されている
    請求項1記載の集塵電極板。
  3. 【請求項3】上記導電部は、金属板(101) で構成されて
    おり、上記スペーサ突起は、上記金属板(101) に固定さ
    れた絶縁材料からなる絶縁性突起(102) により構成され
    ている請求項1記載の集塵電極板。
JP14940793A 1993-06-21 1993-06-21 集塵電極板 Pending JPH078835A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7744282B2 (en) * 2006-01-13 2010-06-29 Alphana Technology Co., Ltd. Motor
CN101884953A (zh) * 2009-05-12 2010-11-17 三星电子株式会社 电除尘器
JP2011088059A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Panasonic Corp 集塵装置

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