JPH0788221A - スキー板 - Google Patents

スキー板

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Publication number
JPH0788221A
JPH0788221A JP23519593A JP23519593A JPH0788221A JP H0788221 A JPH0788221 A JP H0788221A JP 23519593 A JP23519593 A JP 23519593A JP 23519593 A JP23519593 A JP 23519593A JP H0788221 A JPH0788221 A JP H0788221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
ski
fabric layer
nonwoven fabric
cured
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23519593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Matsuda
秀喜 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
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Priority to EP94114829A priority patent/EP0653230A3/en
Publication of JPH0788221A publication Critical patent/JPH0788221A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C5/00Skis or snowboards
    • A63C5/12Making thereof; Selection of particular materials

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキー板の曲げ剛性等にはほとんど影響を与
えずに、スキー板の上面に立体的な凹凸形状の模様、例
えば突条、リブ、段差などを、簡単にかつ安価に形成す
る。 【構成】 板状の芯材3と、この芯材3の上面に接合さ
れた上部補強材4と、芯材3の両側面および上部補強材
4の上面を被覆する樹脂浸透硬化不織布層21と、この
樹脂浸透硬化不織布層21を被覆する合成樹脂層21を
有するスキー板。樹脂浸透硬化不織布層21の厚さを部
分的に変化させることで立体的な凹凸模様が形成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、雪面、氷面を滑走す
るためのスキー板に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のスキー板の一例を示すも
ので、図中符号1は下部アセンブリー、2は上部アセン
ブリーを示す。下部アセンブリー1は、木材、アルミニ
ウムハニカム、発泡樹脂などからなるやや厚めの板状の
芯材3と、この芯材3の両面に貼合せられた繊維強化樹
脂、高力アルミニウム合金などからなる薄板状の上部補
強材4および下部補強材5と、この下部補強材5の表面
に貼着された超高分子量ポリエチレンなどからなるソー
ルプレート6と、このソールプレート6の両側方に下部
補強材5とソールプレート6とに部分的に挟まれるよう
に取り付けられた炭素鋼、ステンレス合金などからなる
エッヂ7,8とから構成されている。
【0003】また、上部アセンブリー2は、発泡ウレタ
ン樹脂などからなる充填材9と、この充填材9の表面を
被覆するナイロンフィルムなどからなる合成樹脂層10
とから構成されており、図に示すようにその外表面が膨
出した山形となっている。
【0004】そして、この構造のスキー板を製造するに
は、予め、下部アセンブリー1を常法により製造すると
ともに別工程において上部アセンブリー2を製造する。
上部アセンブリー2の製造は、図7に示すような成形金
型11,12を使用し、その下型12のキャビティー内
面に合成樹脂層10となるプラスチックフィルム13を
そわせて配置し、ついで上型11を重ね、上下型11,
12間のキャビティーに充填材9となる発泡性ウレタン
樹脂液14を注入し、発泡させるとともにプラスチック
フィルム13と接着せしめる方法で製造される。
【0005】ついで、図8に示すようにこのようにして
得られた上部アセンブリー2と下部アセンブリー1とを
重ね合せ、接着、溶着等によって両者を接合一体化する
ことにより製造することができる。そして、上部アセン
ブリー2の製造の際、下型12のキャビティー内面に凹
凸形状の模様等を形成しておけば、上部アセンブリー2
の外表面にその凹凸形状が反転して転写されることにな
り、スキー板の剛性に影響を与えることなく、その上面
に立体的な凹凸形状の模様等を形成することができる利
点がある。
【0006】しかしながら、このスキー板にあっては、
その製造にあたって、上部アセンブリーと下部アセンブ
リーとを別々に製造し、これらを一体化する方法を採用
しているため、製造が煩雑となり、コストが嵩む不都合
がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】よって、この発明にお
ける課題は、スキー板の剛性に影響を与えることなく立
体的な凹凸形状の模様等を上面に施したスキー板を簡単
に製造できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、板状の芯
材と、この芯材の上面に接合された上部補強材と、上記
芯材の両側面および上記上部補強材の上面に被覆された
樹脂浸透硬化不織布層と、この樹脂浸透硬化不織布層を
被覆する合成樹脂層を有するスキー板によって解決され
る。
【0009】以下、この発明を詳しく説明する。図1
は、この発明のスキー板の一例を示すもので、この例の
スキー板が図6に示した従来のスキー板と異なるところ
は、その上部アセンブリー2の構造であり、他の構成は
同一であるので、同一符号を付してその説明を省略す
る。このものの上部アセンブリー2は、樹脂浸透硬化不
織布層21と合成樹脂層22とから構成されている。樹
脂浸透硬化不織布層21は、下部アセンブリー2の芯材
3の両側面および上部補強材4の上面を被覆し、両方の
エッヂ7,8にまで延びるようにこれらに接合、一体化
されたものであり、合成樹脂層22は、この樹脂浸透硬
化不織布層21の表面を被覆するようにこれに接合、一
体化されたものである。
【0010】上記樹脂浸透硬化層21は、ポリエステ
ル、レーヨン、ナイロンなどの低弾性率の合成繊維から
なる不織布に、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
などの熱硬化性樹脂を浸透させた樹脂浸透不織布を下部
アセンブリー2を被うように置き、加熱加圧して熱硬化
性樹脂を硬化させて形成したものである。上記樹脂浸透
不織布は、熱硬化性樹脂が不織布を構成する繊維に樹脂
を浸透せしめたものであり、したがって、不織布100
重量部に対して500〜1200重量部程度とされる。
また、このような樹脂の浸透量を達成するため、不織布
中にマイクロバルーン、シラスバルーン、発泡樹脂ビー
ズなどの中空微細粒子を分散させて、不織布中の空隙を
これで埋めるようにしておくことが望ましい。
【0011】この樹脂浸透硬化不織布層21は、繊維強
化樹脂(FRP)のような剛いものではなく、弾性を残
しているものであり、スキー板全体の曲げ剛性などを高
めるものではない。この樹脂浸透硬化不織布層21の厚
みは、概略1〜5mm程度とされるが、その厚みの分布
は均一でなくともよく、スキー板の長さ方向、巾方向あ
るいは厚さ方向で適宜その厚さが変化したものであって
もよい。
【0012】また、上記合成樹脂層22は、厚さが0.
1〜1.0mmのABS樹脂、ナイロンエラストマーな
どの熱可塑性プラスチックフィルムからなり、樹脂浸透
硬化不織布層21の硬化の際にこれと接着し、一体化さ
れたものである。そして、樹脂浸透硬化不織布層21お
よび合成樹脂層22には、スキー板の長手方向にそっ
て、数条の突条23…が形成されている。
【0013】図2および図3は、いずれもこの発明のス
キー板の他の例を示すもので、図2に示した例は、下部
アセンブリー2の上部補強材4の上面および芯材3の両
側に位置する樹脂浸透硬化不織布層21の厚さをスキー
板の長手方向にそって変化させ、軽い段差をスキー板上
面に形成したものである。また、図3の例は、上部補強
材4の巾方向の両側縁に位置する樹脂浸透硬化不織布層
21をスキー板の長手方向にそって厚くし、1種のリブ
を形成したものである。
【0014】このように、この発明では、樹脂浸透硬化
不織布層21の厚さを部分的に変化させることで、表面
に立体的な凹凸形状の模様等を形成しているが、この形
成には、樹脂浸透不織布の積層枚数を変化させるととも
にそれに対応した金型を用いて加熱加圧する方法と、樹
脂浸透不織布の積層枚数は変化させずに凹凸形状の模様
を形成した金型を用いて加熱加圧し、強制的に樹脂浸透
不織布を部分的に変形させて形成する方法があり、いず
れも採用できる。
【0015】次にこのスキー板の製法例について説明す
る。まず、常法により下部アセンブリー1を製造する。
ついで、図4に示すようにこの下部アセンブリー1を成
形金型の下型23のキャビティー内にセットし、帯状の
樹脂浸透不織布24を適宜の枚数芯材3の両側面および
上部補強材4の上面に被せる。この時、樹脂浸透不織布
24の積層厚みは、得られる樹脂浸透硬化不織布層21
の厚みより厚くされる。さらに、帯状のプラスチックフ
ィルム25をこの上から被せる。ついで、図5に示すよ
うに上型26をこれに重ね合せる。上型26のキャビテ
ィー内面には突条23…を形成するための凹凸形状の模
様等が形成されている。この後、成形金型23,26全
体を温度80〜130℃、圧力0.5〜1MPa、時間
10〜30分の条件で加熱、加圧することにより、樹脂
浸透不織布24が圧縮され、その状態で樹脂が硬化し
て、その形状がそのまま保持されることになり、図1に
示すような上面に凹凸形状の突条23…が形成されたス
キー板が得られる。
【0016】また、これ以外の製法として、下部アセン
ブリー1を予め製造しておかず、成形金型内ですべての
構成部材を組み付け、上述の加熱、加圧によって一挙に
全構成部材を接着して、一体化する方法がある。
【0017】さらに、この発明にあっては、樹脂浸透硬
化不織布層21の厚さを部分的に変化させる場合に、そ
の層21の厚さの変化に対応して芯材3の厚さを相殺的
に変化させてもよく、これによれば同一のキャビティー
を有する成形金型23,26が使用可能となる。
【0018】このように、この構成のスキー板にあって
は、樹脂浸透硬化不織布層21の厚さを部分的に変化さ
せることでスキー板の上面に立体な凹凸形状の突条、リ
ブ、段差などの模様等を形成させることが簡単に行え
る。また、樹脂浸透硬化不織布層21は、低弾性率の繊
維を使用するため、該樹脂の硬化後においてもその剛性
は不織布自体に比べてほとんど増加せず、このため樹脂
浸透硬化不織布層21が存在してもスキー板の剛性、曲
げ強さなどにはほとんど影響がない。また、樹脂浸透硬
化不織布層21には弾性が残ることになるので、外力が
作用しても、その部分が欠けたりして破損することもな
い。さらに、その製造にあっては、簡単に少ない工程で
製造でき、コストを低く抑えることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のスキー
板によれば、スキー板の曲げ剛性等にほとんど影響を与
えることなく、その上面に立体的な凹凸形状の模様等を
形成できる。また、その製造が簡単であり、安価な製造
コストで製造することができるなどの効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のスキー板の例を示す断面図であ
る。
【図2】 この発明のスキー板の他の例を示す断面図で
ある。
【図3】 この発明のスキー板の他の例を示す断面図で
ある。
【図4】 この発明のスキー板の製法例を示す構成図で
ある。
【図5】 この発明のスキー板の製法例を示す構成図で
ある。
【図6】 従来のスキー板の例を示す断面図である。
【図7】 従来のスキー板の製法を示す構成図である。
【図8】 従来のスキー板の製法を示す構成図である。
【符号の説明】
3…芯材、4…上部補強材、21…樹脂浸透硬化不織布
層、22…合成樹脂層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の芯材と、この芯材の上面に接合さ
    れた上部補強材と、上記芯材の両側面および上記上部補
    強材の上面に被覆された樹脂浸透硬化不織布層と、この
    樹脂浸透硬化不織布層を被覆する合成樹脂層を有するス
    キー板。
  2. 【請求項2】 上記樹脂浸透硬化不織布層には、中空微
    細粒子が分散されている請求項1記載のスキー板。
JP23519593A 1993-09-21 1993-09-21 スキー板 Withdrawn JPH0788221A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23519593A JPH0788221A (ja) 1993-09-21 1993-09-21 スキー板
EP94114829A EP0653230A3 (en) 1993-09-21 1994-09-20 Ski and simple method of making.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23519593A JPH0788221A (ja) 1993-09-21 1993-09-21 スキー板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0788221A true JPH0788221A (ja) 1995-04-04

Family

ID=16982494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23519593A Withdrawn JPH0788221A (ja) 1993-09-21 1993-09-21 スキー板

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JP (1) JPH0788221A (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH522413A (de) * 1968-04-04 1972-06-30 Contraves Ag Zellig strukturierter Kunststoffkern für Verbundbauskis und Verfahren zu dessen Herstellung
FR2620628B2 (fr) * 1987-02-27 1994-08-19 Salomon Sa Procede pour realiser un ski et ski fait selon ce procede
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Also Published As

Publication number Publication date
EP0653230A3 (en) 1995-12-20
EP0653230A2 (en) 1995-05-17

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