JPH0788097A - 生体磁界測定装置 - Google Patents

生体磁界測定装置

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JPH0788097A
JPH0788097A JP5238389A JP23838993A JPH0788097A JP H0788097 A JPH0788097 A JP H0788097A JP 5238389 A JP5238389 A JP 5238389A JP 23838993 A JP23838993 A JP 23838993A JP H0788097 A JPH0788097 A JP H0788097A
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JP
Japan
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magnetic field
field measuring
measuring means
struts
pair
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Application number
JP5238389A
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English (en)
Inventor
Itsuro Tamura
逸朗 田村
Tsutomu Takae
勉 高江
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不所望な振動によるノイズの混入を防ぐこ
と。 【構成】 一対の支柱を有する門形支持体に、超伝導量
子干渉(略称SQUID)磁束計を含む磁界測定手段を
測定位置で取付け、その磁界測定手段を水平軸線まわり
に角変位可能にし、磁界測定手段の昇降機能を門形支持
体に設けることなく、被検体をベッドによって上下に変
位する構成とする。これによって固有振動数をたとえば
30Hz以上とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体である被検体の
脳、腕、眼球および心臓などの生体から発生される微弱
な磁界の強さを高精度で測定する生体磁界測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】このような生体磁界測定装置では、磁界
測定手段が不所望な振動によって磁界を横切ってノイズ
が混入することをできるだけ避けて、SN比の向上を図
り、微弱な生体磁界の強さを高精度で測定することが望
まれる。典型的な先行技術は、磁界測定手段を、磁気遮
蔽室の側壁などに揺動可能に設けたアームに取付ける構
成を有する。このような先行技術では、たとえば200
kgf以上もの大重量物である磁界測定手段を振動しな
いようにして支持することは困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、磁界
測定手段の振動を防いで、ノイズの低減を図ることがで
きるようにした生体磁界測定装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対の支柱を
有する門形支持体と、支持体間に配置され、被検体の生
体磁気を測定する磁界測定手段と、磁界測定手段を、測
定位置で水平軸線まわりに角変位して設定する手段と、
被検体を支持して上下に変位して設定するベッドとを含
むことを特徴とする生体磁界測定装置である。
【0005】また本発明は、磁界検出手段は、前記測定
位置よりも下方のメンテナンス位置でも支柱に支持され
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に従えば、磁界測定手段は、門形支持体
に角変位可能に設置されるので、前述の先行技術におけ
るアームで揺動可能に支持する構成ではなく、したがっ
て固有振動数をたとえば30Hz以上としてその共振周
波数における振幅を小さくし、ノイズの混入を防ぐこと
ができるようになる。
【0007】また本発明に従えば、被検体である人体な
どは、ベッドに、たとえば寝かせた状態とし、このベッ
ドによって被検体を上下に変位するようにして被検体の
磁界を測定する部分、たとえば脳などの位置を磁界測定
手段に適合させることができる。これによって磁界測定
手段を、測定のために上下に変位する必要はなく、その
ため磁界測定手段の剛性を高めて固有振動数を高くして
振幅を小さくすることが可能となる。
【0008】さらに本発明に従えば、磁界測定手段は、
測定位置とそれよりも下方のメンテナンス位置とにおい
て磁界測定手段を支持する構成とし、門形支持体に磁界
測定手段を昇降する手段を設けていないので、剛性を向
上することができ、ノイズの混入をさらに抑制すること
ができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の簡略化した側面
図であり、図2はその実施例の正面図である。この生体
磁界測定装置は、被検体の脳の生体磁界を検出する磁界
測定手段5を備える。この磁界測定手段5は、液体ヘリ
ウムを貯留した極低温容器内に、超伝導量子干渉(略称
SQUID)素子を用いた磁束計が収納されて構成され
る。この磁界測定手段5は、たとえば200kgfであ
って大重量物である。本発明では、このような大重量物
である磁界測定手段5を、不所望に振動することがない
ようにして固有振動数を30Hz以上とし、これによっ
て振幅を小さくしてノイズの低減を図ることを可能にす
る。
【0010】磁界測定手段5は、磁気遮蔽室9の床15
6に基台147が固定されており、この基台147上に
は、一対の支柱7,8が立設され、この支柱7,8の上
部は、天井板146に固定される。こうして一対の支柱
7,8と天井板146とによって、門形支持体43が構
成される。磁界測定手段5には支持リング60が固定さ
れ、この支持リング60には、水平な一直線上に軸線を
有する一対の支軸14,15が固定される。この支軸1
4,15は、支柱7,8に測定位置で支持され、その水
平軸線まわりに角変位して揺動し、チルト動作を行うこ
とができる。こうして支柱7,8に磁界測定手段5を昇
降する機構が設けられていないことによって、支柱7,
8の剛性を高めて磁界測定手段5の固有振動数を前述の
ように30Hz以上とすることができ、これによって振
幅を小さくし、ノイズの混入を防ぐことができる。磁界
測定手段5を揺動するために揺動手段71が設けられ
る。
【0011】図3は、揺動手段71の側面図である。ま
た図4は揺動手段71の平面図である。さらに図5はそ
の揺動手段71の正面図である。磁界測定手段5には、
前述のように支持リング60が固定される。この支持リ
ング60に取付けられている支軸14は、その水平軸線
まわりに揺動して角変位してチルト動作を行う揺動手段
71によって駆動される。一方の支柱7の外側面に取付
けられたブラケット73には、ハンドル74が固定され
た操作軸75が回転可能に設けられる。この操作軸75
にはウォーム76が固定される。ウォーム76には、そ
の下方に配置されたウォームホイル77が噛み合う。こ
のウォームホイル77は回転軸78に固定され、この軸
78は支持板79とアーム10との間に回転自在に設け
られる。回転軸78には歯車80が固定され、この歯車
80には、軸直角断面が大略的に半円形状であるセクタ
歯車81が噛み合う。このセクタ歯車81は、支軸14
に固定される。こうしてハンドル74を回転駆動するこ
とによって、ウォーム76、ウォームホイル77、回転
軸78、歯車80およびセクタ歯車81が回転駆動され
て支軸14が角変位され、これに応じて磁界測定手段5
が揺動される。
【0012】図6は被検体である人体を寝かせた姿勢と
するベッド40の簡略化した断面図であり、図7はその
分解斜視図である。ベッド40の背もたれ部41と着座
部42とは、水平な軸線を有するピン143まわりに角
変位してその角度を設定して固定することができる構成
となっている。この背もたれ部41および着座部42の
左右両側部には保持体44が設けられる。この保持体4
4は、磁気遮蔽室の床56に固定され、あるいは移動可
能に設けられる。保持体44には案内レール45が固定
される。案内レール45には、案内突条46が形成され
る。案内突条46は着座部42から背もたれ部41にな
るにつれて上方に傾斜している。着座部42には、案内
片47,48が固定されている。案内片47,48は案
内溝49,50をそれぞれ有し、この案内溝49,50
に案内突条46が嵌り込む。こうして着座部42は、案
内レール45の案内突条46に沿って変位可能である。
索条51の一端部は背もたれ部41に取付け片52によ
って固定される。保持体44には滑車53が設けられ
る。索条51は、この滑車53に巻掛けられ、ウインチ
54によって巻取られ、または巻きほどかれる。ウイン
チ54は、操作棒55をハンドル56で回転することに
よって操作することができる。索条51をウインチ54
で巻取ることによって、背もたれ部41および着座部4
2を、それらの相互の角度を保ったままで案内レール4
5に沿って昇降させることができる。案内レール45の
角度を変位させるように構成されていてもよい。
【0013】図8を参照して被検体57の頭部を、磁界
測定手段5の測定用凹所58内に嵌め込み、脳の生体磁
界の測定を行うことができる。ベッド40の背もたれ部
41および着座部42を案内レール45に沿って変位し
て矢符62で示されるように昇降することによって、揺
動して設定された磁界測定手段5の軸線に沿って、被検
体57を変位させることができ、測定が好都合に行われ
る。
【0014】門形支持体43に磁界測定手段5を装着/
取外すために、図9に示されるリフタ1および吊下げ装
置2が用いられる。支持体43には磁界測定手段5に支
持リング60を介して取付けられている支軸14,15
を、図1および図2の実線で示される磁界測定位置より
も下方のメンテナンス位置で、仮想線63で示すように
配置し、この位置63で磁界測定手段5を支柱7,8に
支持することもまた可能である。
【0015】図9は、磁界測定手段5の据付けのために
用いられるリフタ1および吊下げ装置2を示す斜視図で
ある。リフタ1によって生体磁界測定装置を構成する極
低温容器3を運搬して昇降変位可能とし、この容器3内
に、超伝導量子干渉(略称SQUID)磁束計4を正確
に収納して取付けることができる。こうして容器3内に
磁束計4を収納して取付けた磁界測定手段5は、図10
(1)で示されるようにリフタ1によって運搬され、縦
の支持体23を構成する一対の支柱7,8に、その容器
3に取付けられている支軸14,15を嵌合して水平軸
線まわりに容器3、したがって磁界測定手段5を、メン
テナンス位置で、または測定位置で揺動可能に取付け
る。
【0016】こうして図10(2)に示されるように被
検体18の頭部19上に磁界測定手段5の下部を配置
し、被検体18の脳などの生体から発生される微弱な磁
界の強さを高精度で測定することができる。
【0017】リフタ1は、基本的には、台車21に一対
の支柱22,23が立設され、この支柱22,23に案
内される支持体24が、索条25によって昇降変位可能
である。支持体24には、容器3を乗載する水平に延び
る一対のアーム26,27が設けられており、このアー
ム26,27は、ハンドル28を回転操作することによ
って、支柱22,23の配列方向(図1の大略的に左右
方向、すなわち左右の幅方向)に変位調整可能である。
【0018】吊下げ装置2は、基本的には、基台29に
門形の支持枠32が取付けられて構成されており、この
支持枠32を構成する一対の支柱30,31が基台29
に立設される。支持枠32の上部の上連結部材33に設
けられた第1滑車34と、一方の支柱30の上部付近に
設けられる第2滑車35とに、索条36が巻掛けられ、
支柱30に設けられる巻取り手段231によって索条3
6が巻取り/巻ほどかれ、こうして索条36の一端に吊
下げられるれ超伝導量子干渉磁束計4が円滑に昇降され
る。
【0019】本発明に従う生体磁界装置、リフタ1およ
び吊下げ装置2は、非磁性材料、たとえばアルミニウ
ム、銅、ステンレス鋼、合成樹脂、繊維強化プラスチッ
ク、およびゴムなどの非磁性材料によって構成される。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、門形支持
体に磁界測定手段を測定位置で水平軸線まわりに角変位
して揺動し、チルトすることができるようにし、これに
よって門形支持体の剛性を高め、磁界測定手段の固有周
波数をたとえば30Hz以上とし、振幅を小さくし、こ
れによってノイズの混入を防ぐことができるようにな
る。被検体はベッドによって上下に変位し、磁界測定手
段を昇降する構成とはせず、このことによってもまた、
固有周波数を高くしてノイズの低減を図ることができ
る。
【0021】さらに本発明によれば、磁界測定手段は門
形支持体に磁気測定位置とメンテナンス位置とにおいて
それぞれ支持することができるようにし、この磁界測定
手段の昇降機構は門形支持体には設けられておらず、こ
れによって固有振動数の向上を図って、ノイズの低減を
図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の磁界測定装置の側面図であ
る。
【図2】図1に示される磁界測定装置の正面図である。
【図3】磁界測定手段5を角変位して揺動する揺動手段
71の側面図である。
【図4】その揺動手段71の平面図である。
【図5】揺動手段71の正面図である。
【図6】ベッド40の簡略化した断面図である。
【図7】ベッド40の一部の分解斜視図である。
【図8】ベッド40に寝た姿勢の被検体57の磁界測定
手段5によって測定する状態を示す簡略化した図であ
る。
【図9】極低温用容器3および磁束計4を移動するリフ
タ1および吊下げ装置2を示す簡略化した斜視図であ
る。
【図10】磁界測定手段5の操作状態を示す簡略化した
斜視図である。
【符号の説明】
5 磁界測定手段 7,8 支柱 14,15 支軸 40 ベッド 41 背もたれ部 42 着座部 45 レール 46 突条 47,48 案内片 60 支持リング 71 揺動手段 146 天井板 147 台板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の支柱を有する門形支持体と、 支持体間に配置され、被検体の生体磁気を測定する磁界
    測定手段と、 磁界測定手段を、測定位置で水平軸線まわりに角変位し
    て設定する手段と、 被検体を支持して上下に変位して設定するベッドとを含
    むことを特徴とする生体磁界測定装置。
  2. 【請求項2】 磁界測定手段は、前記測定位置よりも下
    方のメンテナンス位置でも支柱に支持されることを特徴
    とする請求項1記載の生体磁界測定装置。
JP5238389A 1993-09-24 1993-09-24 生体磁界測定装置 Pending JPH0788097A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5238389A JPH0788097A (ja) 1993-09-24 1993-09-24 生体磁界測定装置
US08/308,731 US5617856A (en) 1993-09-24 1994-09-19 Biological information-measuring apparatus
CA002132588A CA2132588C (en) 1993-09-24 1994-09-21 Biological information-measuring apparatus
FI944378A FI944378A (fi) 1993-09-24 1994-09-22 Biologisen informaation mittauslaite
EP94202747A EP0645118A1 (en) 1993-09-24 1994-09-22 Biological information-measuring apparatus.

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ID=17029473

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JP (1) JPH0788097A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004215777A (ja) * 2003-01-10 2004-08-05 Kanazawa Inst Of Technology 脳磁気測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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