JPH0788045B2 - 繊維強化プラスチツク製管状体の成形方法 - Google Patents

繊維強化プラスチツク製管状体の成形方法

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JPH0788045B2
JPH0788045B2 JP60172994A JP17299485A JPH0788045B2 JP H0788045 B2 JPH0788045 B2 JP H0788045B2 JP 60172994 A JP60172994 A JP 60172994A JP 17299485 A JP17299485 A JP 17299485A JP H0788045 B2 JPH0788045 B2 JP H0788045B2
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synthetic resin
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reinforced plastic
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良郎 小山
敏昭 沼田
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Mitsubishi Plastics Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、繊維強化プラスチック製管状体の成形方法に
関し、詳しくは、成形用型の外周面に合成樹脂液を含浸
させたガラス繊維を巻回し、該合成樹脂液の硬化後離型
して、管継手を成形したり、合成樹脂管の外周面に合成
樹脂液を含浸させたガラス繊維を巻回し、該合成樹脂液
を硬化させて、複合管を成形する方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
繊維強化プラスチック製の管継手や複合管を成形する方
法としては、液状のポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等
に硬化剤及び促進剤等を添加混合して槽内に納め、該槽
内にガラス繊維を通過させてこれに上記合成樹脂液を含
浸せしめ、成形用型または合成樹脂管の外周面に巻回
し、合成樹脂液を硬化させる、所謂、湿式法が従来から
知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の湿式法においては、硬化時間が長い合成樹脂液を
使用する場合、硬化に要する時間を短縮して生産性向上
を図るために、加温する必要がある。一方、硬化時間が
短い合成樹脂液を使用する場合は、上記のように加温す
る必要がないが、槽内で硬化し始まり、成形用型等に巻
回するまでに硬化が進行するために、強度的に満足する
ものが得られにくく、また、槽等を清掃するのが面倒で
ある等の欠点があった。
本発明は、繊維強化プラスチック製管状体を湿式方によ
り成形する方法であるが、上述のような従来の点を解消
したもので、ガラス繊維を含浸させる合成樹脂液を硬化
剤が添加されたものと、促進剤が添加され硬化剤は無添
加の合成樹脂液と分け、各々の合成樹脂液を別個のガラ
ス繊維に含浸させ巻回することによって、槽内において
は勿論、少なくとも巻回する直前までは合成樹脂液が硬
化しないようにした、換言すれば、ガラス繊維を成形用
型等に巻回する直前または巻回後に合成樹脂液が硬化し
始めるようにした繊維強化プラスチック製管状体の成形
方法を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、成形用型または合成樹脂管の外周面に、合成
樹脂液を含浸させたガラス繊維を巻回し、該合成樹脂液
を硬化させて繊維強化プラスチック製管状体を成形する
方法であり、ガラス繊維に含浸させる合成樹脂液を、硬
化剤が添加され促進剤は添加されない合成樹脂液と、促
進剤が添加され硬化剤は添加されていない合成樹脂液と
に分けてある。また、巻回するガラス繊維の分量を約2
分し、一方のガラス繊維に硬化剤を添加した合成樹脂液
を含浸させると共に、他方のガラス繊維には促進剤を添
加した合成樹脂液を含浸させ、これらのガラス繊維を成
形用型等に巻回する直前または巻回後に接触させること
を特徴としている。
〔発明の作用〕
本発明の成形方法においては、ガラス繊維に含浸させる
合成樹脂液を、硬化剤が添加され促進剤は添加されてい
ないものと、促進剤が添加され硬化剤は添加されていな
い合成樹脂液とに分け、各々の合成樹脂液を別個のガラ
ス繊維に含浸させる。この合成樹脂液は単独では硬化せ
ず、それらが混り合うと、硬化剤と促進剤とが反応し硬
化するものである。本発明では槽内はもとより、槽内で
含浸された各ガラス繊維が接触するまで、両合成樹脂液
は混り合うことがないから、それまでは硬化しない。各
々の合成樹脂液が含浸された別個のガラス繊維を成形用
型等に巻回する直前または巻回後に接触させると、それ
らの合成樹脂液が混り合い、一方の合成樹脂液の硬化剤
と他方のそれの促進剤とが反応して硬化し始めるもので
ある。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を添附の図面において説明する。
第1図は複合管を成形する場合の説明図、第2図は強化
プラスチック管を成形する場合の説明図である。
本発明は、第1図に示す如く、合成樹脂管1の外周面
に、合成樹脂液を含浸させたガラス繊維を巻回し、該合
成樹脂液を硬化させて複合管を成形するもので、上記合
成樹脂液を硬化剤が添加され促進剤は添加されていない
合成樹脂液2と、促進剤が添加され硬化剤は添加されて
ない合成樹脂液2′とに分けてある。一方の合成樹脂液
2は、液状のポリエステル樹脂、エポキシ樹脂に硬化
剤、着色剤、充填剤等を添加し混合したものであり、他
方の合成樹脂液2′は、液状のポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂に促進剤、着色剤、充填剤等を添加し混合した
ものであって、それぞれ別々に樹脂槽3及び3′に収容
する。合成樹脂管1の外周面に巻回するガラス繊維はそ
の分量を約2分し、それぞれに別個の合成樹脂液を含浸
させる。即ち、一方のガラス繊維4は樹脂槽3内を通過
させて硬化剤を添加した合成樹脂液2を含浸させる。ま
た、他方のガラス繊維4′は樹脂槽3′内を通過させて
促進剤を添加してある合成樹脂液2′を含浸させる。こ
の工程においては、各合成樹脂液2、2′が混り合わな
い。合成樹脂液2を含浸させた一方のガラス繊維4と合
成樹脂液2′を含浸させた他方のガラス繊維4′を交互
に1個のガイド部5を通し、次いで合成樹脂管1の外周
面に巻回する。ガイド部5は合成樹脂管1の近傍にあっ
て、該ガイド部5を通過する際に、ガラス繊維4と4′
とが接近し、それらに含浸されている合成樹脂液2、
2′が接触して混り合う。ガイド部5を通過する際に合
成樹脂液2、2′が混り合わない場合でも、各ガラス繊
維4、4′を合成樹脂管1の外周面に巻回すると、各ガ
ラス繊維4、4′が接触し、それらの合成樹脂液2、
2′は必ず混り合う。合成樹脂液2、2′が混り合って
初めて硬化剤と促進剤とが反応し硬化し始める。
第2図は、マンドレル7の外周面に、合成樹脂液を含浸
させたガラス繊維を巻回し、繊維強化プラスチック管を
成形する場合を示してある。一方のガラス繊維4は樹脂
槽3内を通過させて合成樹脂液2を含浸させ、他方のガ
ラス繊維4′は樹脂槽3′内を通過させて合成樹脂液
2′を含浸させる。これら各ガラス繊維4、4′を各樹
脂槽3、3′と共に走行するガイド部5を経て、離型剤
6を塗着してあるマンドレル7の外周面に交叉状に数回
巻回する。両方のガラス繊維4、4′を巻回するまで
は、合成樹脂液2と2′は混り合うことがないから、硬
化しない。ガラス繊維4、4′がマンドレル7の外周面
に巻回されると、それらが接触し、合成樹脂液2、2′
が混り合い、硬化剤と促進剤とが反応して硬化し始め
る。合成樹脂液が硬化した後、離型する。
なお、合成樹脂液をガラス繊維に含浸させる手段、合成
樹脂液を含浸させたガラス繊維を巻回直前に接触させる
手段は、上述したものに限定されない。
〔発明の効果〕 以上のように本発明によれば、ガラス繊維に合成樹脂液
を含浸する工程においては硬化が進行せず、ガラス繊維
を成形用型等に巻回する直前または巻回後に合成樹脂液
が硬化し始めるから、硬化時間が短い合成樹脂液を使用
できて生産性が向上し、強度的にも優れた繊維強化プラ
スチック製管状体を成形することができる。また、樹脂
槽等の清掃も容易である等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は複合管を成形す
る場合の説明図、第2図は強化プラスチック管を成形す
る場合の説明図である。 1は合成樹脂管、2、2′は合成樹脂液、3、3′は樹
脂槽、4、4′はガラス繊維、5はガイド部、7はマン
ドレルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形用型または合成樹脂管の外周面に、合
    成樹脂液を含浸させたガラス繊維を巻回し、該合成樹脂
    液を硬化させて繊維強化プラスチック製管状体を成形す
    るにあたり、硬化剤が添加され促進剤は添加されない合
    成樹脂液と、促進剤が添加され硬化剤は添加されていな
    い合成樹脂液とに分け、巻回するガラス繊維の分量を約
    2分し、一方のガラス繊維に硬化剤を添加した合成樹脂
    液を含浸させると共に、他方のガラス繊維には促進剤を
    添加した合成樹脂液を含浸させ、これらのガラス繊維を
    成形用型等に巻回する直前または巻回後に接触させるこ
    とを特徴とする繊維強化プラスチック製管状体の成形方
    法。
JP60172994A 1985-08-06 1985-08-06 繊維強化プラスチツク製管状体の成形方法 Expired - Lifetime JPH0788045B2 (ja)

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JPS6233626A JPS6233626A (ja) 1987-02-13
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JP2773673B2 (ja) * 1995-03-30 1998-07-09 日本電気株式会社 メモリlsiの不良ビット検出方法
US5795423A (en) * 1996-12-05 1998-08-18 Ford Global Technologies, Inc. Method for manufacturing a fiber reinforced article

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