JPH078782U - 電界強度測定器 - Google Patents

電界強度測定器

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JPH078782U
JPH078782U JP4273893U JP4273893U JPH078782U JP H078782 U JPH078782 U JP H078782U JP 4273893 U JP4273893 U JP 4273893U JP 4273893 U JP4273893 U JP 4273893U JP H078782 U JPH078782 U JP H078782U
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light emitting
electric field
window
field strength
shaped portion
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JP4273893U
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Inventor
太田  実
Original Assignee
デイエツクスアンテナ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電界強度レベルを示している発光ダイオード
を外来光の影響を受けないようにして、見やすくする。 【構成】 アンテナで受信した衛星放送または衛星通信
信号を、このアンテナに付属するコンバータで変換した
中間周波信号を、入力端子26から、本体部54内に設けた
プリント基板56上に形成した電界強度測定回路に供給
し、測定されたレベルに応じた個数の発光ダイオード46
を点灯させる。発光ダイオード46は本体部54内に一列に
配置され、その周囲を包囲するように本体部54の壁面57
に窓状部62が形成されている。窓状部62の開口面の幅寸
法Aは、発光ダイオード46の径以上の大きさとされ、窓
状部62の突出端部から幅寸法A以上の長さBだけ本体部
54側に向かった位置に発光ダイオード46がそれぞれ設け
られている

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電界強度測定器に関し、特に電界強度を発光素子の点灯状態に応じ て表示するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、衛星放送や衛星通信を良好に受信するために、これら衛星放送や衛星通 信受信用のアンテナを、放送衛星や通信衛星に向けるようにアンテナの方位角や 仰角の調整を行う場合、簡易型の電界強度測定器を使用することがある。この電 界強度測定器には、衛星放送受信用のアンテナに付属しているコンバータからの 中間周波信号を入力し、一列に並べた複数の発光ダイオードのうち、上記中間周 波信号のレベルに応じた個数のものを点灯させるものがある。従って、この発光 ダイオードの点灯個数が最も多くなるように、仰角及び方位角を調整することに よって、最良の状態で衛星放送や衛星通信を受信することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、衛星放送や通信衛星の受信用アンテナの仰角や方位角の調整は、昼間 に屋外で行われるのが一般的である。この場合、上記のような簡易型の電界強度 測定器を用いると、周囲が明るいので、外乱光により発光ダイオードの点灯状態 が分かりにくいという問題点があった。メーターによって電界強度を表示するも のや、一定の電界強度になると、ブザーがなるような電界強度測定器も存在する が、これらのものは高価であるという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の問題点を解決したもので、そのため本体部と、この本体部内 に設けられ受信した信号の電界強度レベルを表すレベル表示信号を生成する電界 強度測定手段と、上記本体部の表面から外方に向かって突出した状態に設けられ た窓状部と、この窓状部の突出端部よりも内側に位置する状態に設けられ上記レ ベル表示信号に応じて点灯状態が変化する発光素子と、を具備するものである。
【0005】 上記発光素子を、上記窓状部の幅寸法以下の径を有するものとし、かつ上記窓 状部の突出端部から上記窓状部の幅寸法以上の長さだけ本体部側に向かった位置 に上記発光素子を設けるようにすることもできる。
【0006】
【作用】
本考案によれば、発光素子は、窓状部内に、その突出端部よりも内側に位置す るように設けられているので、昼間に屋外で使用しても、外乱光は窓状部によっ て遮蔽される。従って、発光素子の点灯状態、即ち電界強度レベルを容易に判断 することができる。また、発光素子を、窓状部の幅寸法以下の径を有するものと し、かつ窓状部の突出端部から窓状部の幅寸法以上の長さだけ本体部側に向かっ た位置に設けることにより、外乱光の入射範囲を大きく制限することができる。
【0007】
【実施例】
第1の実施例を図1乃至図3に示す。この実施例の電界強度測定器10は、図 2に示すように屋外に設けられた衛星放送や衛星通信受信用のアンテナ12の近 傍に配置される。この受信用のアンテナ12は、例えば支柱14に支持されたオ フセットパラボラ反射鏡16と、このオフセットパラボラ反射鏡16の焦点位置 の近傍にアーム18によって支持されたコンバータ付き一次放射器20とからな る。
【0008】 オフセットパラボラ反射鏡16によって反射された衛星放送または衛星通信の 電波は、コンバータ付き一次放射器20によって中間周波信号に変換され、同軸 ケーブル22、入力端子24を介して電界強度測定器10に供給され、ここで、 後述するように電界強度レベルが表示される。また、この中間周波信号は、電界 強度測定器10の出力端子26、同軸ケーブル28を介して、屋内に設けられた チューナ30に供給される。
【0009】 なお、電界強度測定器10及びコンバータ付き一次放射器20の動作電力は、 チューナ30から同軸ケーブル28、出力端子26を介して電界強度測定器10 に供給され、さらに入力端子24、同軸ケーブル22を介してコンバータ付き一 次放射器20に供給される。
【0010】 電界強度測定器10では、図3に示すように入力端子24に供給された中間周 波信号は、直流阻止コンデンサ32を介して一分岐器34に供給される。この一 分岐器24の出力信号は、直流阻止コンデンサ36を介して出力端子26に供給 される。一方、一分岐器34の分岐出力信号は、増幅器38によって増幅され、 増幅された分岐出力信号のレベルが検波部40によって検出され、レベル比較及 び発光ダイオード(LED)駆動部42に供給される。このレベル比較及び発光 ダイオード駆動部42の出力信号によって発光ダイオード(LED)表示部44 が点灯される。
【0011】 発光ダイオード表示部44は、図1(a)に示すように、一列に配置された6 個の発光ダイオード46からなる。これら発光ダイオード46は、同図(a)に おける左端のものを第1の発光ダイオード46、その右隣のものを第2の発光ダ イオード46、・・・最も右端のものを第6の発光ダイオードと名付ける。
【0012】 レベル比較及び発光ダイオード駆動部42は、例えば6つの基準信号を有し、 第1及び第2の基準信号間に検波部40の検波出力信号が位置するときに、第1 の発光ダイオード46を点灯させ、第2および第3の基準信号間に検波部40の 検波出力信号が位置するときに、第1及び第2の発光ダイオード46を点灯させ 、第3及び第4の基準信号間に検波部40の検波出力信号が位置するときに、第 1乃至第3の発光ダイオード46を点灯させ、第4及び第5の基準信号間に検波 部40の検波出力信号が位置するときに、第1乃至第4の発光ダイオード46を 点灯させ、第5及び第6の基準信号間に検波部40の検波出力信号が位置すると きに、第1乃至第5の発光ダイオード46を点灯させ、第6の基準信号より検波 部40の検波出力信号が大きくなったときに、第1乃至第6の発光ダイオード4 6を点灯させるように構成されている。
【0013】 そして、これら基準信号の値を感度調整部48によって調整することによって 、検波部40の検波出力信号のレベルがどの程度で、幾つの発光ダイオード46 を点灯させるかを調整することができる。
【0014】 増幅器38、レベル比較及び発光ダイオード駆動部42、発光ダイオード表示 部44に対する動作電力は、出力端子26に同軸ケーブル28を介してチューナ 30から供給され、高周波阻止コイル50を介して定電圧電源部52によって定 電圧化されてから、増幅器38、レベル比較及び発光ダイオード駆動部42、発 光ダイオード表示部44に供給される。また、この動作電力は、高周波阻止コイ ル50から入力端子24、同軸ケーブル22を介してコンバータ付き一次放射器 20にも供給されている。
【0015】 図3に関連して説明した、この電界強度測定器10の回路構成素子のうち、入 力端子24、26は、本体部54に設けられ、これらを除いたものは、図1(b )に示すように、本体部54内に設けたプリント基板56上に配置されている。 なお、発光ダイオード表示部44の各発光ダイオード46は、いずれもプリント 基板46よりも本体部54の一方の壁面57側に偏った位置に設けた小プリント 基板58上に配置され、電気的にはプリント基板56に接続されている。この壁 面57上には、図1(a)に示すように、感度調整部48の感度調整用摘み60 が設けられている。
【0016】 壁面57側には窓状部62も設けられている。この窓状部62は、一列に配置 されている各発光ダイオード46の周囲を包囲するように壁面57と一体に形成 されており、図1(b)に示すように、その先端部は、壁面57よりも更に外方 に突出している。従って、各発光ダイオード46は、この窓状部62の突出端部 よりもかなり内側に位置している。
【0017】 具体的には、窓状部62では、図1(b)に示すように、その開口面の幅寸法 Aが、発光ダイオード46の直径よりも若干大きくされており、この窓状部62 の突出端部から発光ダイオード46の先端部までの距離Bが、幅寸法A以上とさ れている。従って、発光ダイオード46の発光面に対して外乱光が入射する角度 Cは、2tan -1(A/2)/B = 2tan -1(A/2)/A=2tan -1(1/2) 、即ち約50度以下 の小さな角度に狭められているので、外乱光の影響を受けず、各発光ダイオード 46の点灯状態を容易に認識できる。
【0018】 図4に第2の実施例を示す。この実施例では、電界強度測定器10aは、第1 の実施例と同様にチューナ30から供給される動作電力によって動作する他に、 内蔵電池64或いは図2に点線で示すように、別途設けた外部電源66から動作 電力の供給を受けると共に、その電力をコンバータ付き一次放射器20にも供給 できるようにしたものである。他の構成は、第1の実施例と同一であるので、同 一部分には同一符号を付して、説明を省略する。
【0019】 内蔵電池64からの電力は、切換スイッチ68の接点68a、接触子68b及 びダイオード70を介して定電圧電源部52に供給され、ここで定電圧化されて 増幅器38、レベル比較及び発光ダイオード駆動部42、発光ダイオード表示部 44に供給される。また、ダイオード70から切換スイッチ72の接触子72a 、接点72b、高周波阻止コイル74を介して入力端子24に供給される。従っ て、内蔵電池64によってコンバータ付き一次放射器20も動作させることがで きる。
【0020】 また、図2に示す外部電源66からの動作電力は、図4に示す外部電源端子7 6に供給され、ここから定電圧電源部78に供給されて、定電圧化され、切換ス イッチ68の接点68c、接触子68b、ダイオード70を介して定電圧電源部 52に供給されると共に、切換スイッチ72の接触子72a、72b、高周波阻 止コイル74を介して入力端子24に供給される。従って、上述したのと同様に して、増幅器38、レベル比較及び発光ダイオード駆動部42、発光ダイオード 表示部44並びにコンバータ付き一次放射器20に、動作電力を供給することが できる。
【0021】 また、出力端子26にチューナ30から動作電力が供給された場合には、高周 波阻止コイル50及びダイオード78、切換スイッチ72の接点72c及び接触 子72aを介して定電圧電源部52に動作電力が供給される。また、ダイオード 70を介して入力端子24にも動作電力が供給される。従って、この場合も、増 幅器38、レベル比較及び発光ダイオード駆動部42、発光ダイオード表示部4 4並びにコンバータ付き一次放射器20に、動作電力を供給することができる。
【0022】 上記の両実施例では、発光ダイオード表示部44は、6つの発光ダイオード4 6で構成したが、その個数は任意に増減することができ、最低限度1個の発光ダ イオード46によって構成してもよい。発光素子として、発光ダイオードを使用 したが、他の発光素子、例えば電球等も使用することができる。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、発光素子を窓状部内に設けているので、窓状 部によって外乱光を遮断することができる。従って、外乱光の多い昼間の屋外に おいても、発光素子の点灯状態、即ち電界強度のレベルを容易に知ることができ る。さらに、窓状部の幅寸法以下の径を有する発光素子を、窓状部の突出端部か ら窓状部の幅寸法以上の長さだけ本体部側に向かった位置に設けているので、外 乱光の入射範囲を狭めることができるので、益々容易に電界強度のレベルを知る ことができる。また、発光素子を用いた上に窓状部をその周囲に設けた構成であ るので、コストの低減を図ることができる。
【提出日】平成5年12月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電界強度測定器に関し、特に電界強度を発光素子の点灯状態に応じ て表示するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、衛星放送や衛星通信を良好に受信するために、これら衛星放送や衛星通 信受信用のアンテナを、放送衛星や通信衛星に向けるようにアンテナの方位角や 仰角の調整を行う場合、簡易型の電界強度測定器を使用することがある。この電 界強度測定器には、衛星放送受信用のアンテナに付属しているコンバータからの 中間周波信号を入力し、一列に並べた複数の発光ダイオードのうち、上記中間周 波信号のレベルに応じた個数のものを点灯させるものがある。従って、この発光 ダイオードの点灯個数が最も多くなるように、仰角及び方位角を調整することに よって、最良の状態で衛星放送や衛星通信を受信することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、衛星放送や通信衛星の受信用アンテナの仰角や方位角の調整は、昼間 に屋外で行われるのが一般的である。この場合、上記のような簡易型の電界強度 測定器を用いると、周囲が明るいので、外乱光により発光ダイオードの点灯状態 が分かりにくいという問題点があった。メーターによって電界強度を表示するも のや、一定の電界強度になると、ブザーがなるような電界強度測定器も存在する が、これらのものは高価であるという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の問題点を解決したもので、そのため本体部と、この本体部内 に設けられ受信した信号の電界強度レベルを表すレベル表示信号を生成する電界 強度測定手段と、上記本体部の表面から外方に向かって突出した状態に設けられ た窓状部と、この窓状部の突出端部よりも内側に位置する状態に設けられ上記レ ベル表示信号に応じて点灯状態が変化する発光素子と、を具備するものである。
【0005】 上記発光素子を、上記窓状部の幅寸法以下の径を有するものとし、かつ上記窓 状部の突出端部から上記窓状部の幅寸法以上の長さだけ本体部側に向かった位置 に上記発光素子を設けるようにすることもできる。
【0006】 上記本体部には、上記受信した信号が供給される入力端子と、出力端子とを設 け、本体部内に入力端子から受信した信号を電界強度測定手段と出力端子とに供 給する信号供給手段を設けた構成とすることもできる。これに加えて、出力端子 を介して本体部内の電界強度測定手段及び発光素子に対する動作電力が供給され るようにすることもできる。さらに動作電力は、入力端子を介して外部に供給す ることもできる。
【0007】 また、本体部には、受信した信号を電界測定手段に供給するための入力端子を 設け、本体部内には、電界強度測定手段及び発光素子に対する内部電源を設け、 この内部電源から入力端子を介して外部に動作電力を供給することもできる。こ れに加えて、本体部には、外部からの動作電力の供給を受ける外部電源端子を設 け、本体部内には、内部電源と外部電源との切換手段を設けることもできる。さ らに、本体部には出力端子を設け、本体部内には入力端子から受信した信号を電 界強度測定手段と出力端子とに供給する供給手段を設け、上記供給手段と上記内 部電源とから上記電界強度測定手段、発光素子及び入力端子に対する動作電力を 切り換える切換手段を設けることもできる。
【0008】 また、電界強度測定手段は、受信した信号レベルを検出するレベル検出手段と 、このレベル検出手段からのレベル検出信号がそれぞれ供給される複数の比較手 段と、これら比較手段それぞれに異なる値の基準信号を供給する基準信号発生手 段と、上記各基準信号の値を同時に変化させる基準信号変更手段とを、具備する ものとすることができ、さらに、上記発光素子は、上記各比較手段の出力によっ て点灯されるように複数個設けることもできる。
【0009】
【作用】
本考案によれば、発光素子は、窓状部内に、その突出端部よりも内側に位置す るように設けられているので、昼間に屋外で使用しても、外乱光は窓状部によっ て遮蔽される。従って、発光素子の点灯状態、即ち電界強度レベルを容易に判断 することができる。また、発光素子を、窓状部の幅寸法以下の径を有するものと し、かつ窓状部の突出端部から窓状部の幅寸法以上の長さだけ本体部側に向かっ た位置に設けることにより、外乱光の入射範囲を大きく制限することができる。
【0010】 また、入力端子に供給された信号を出力端子を介して外部のチューナ等に供給 することや、電界強度測定手段や発光素子に対する動作電力を外部や内部の電源 から供給したり、更に入力端子を介して外部の機器、例えば衛星放送受信用アン テナに付属しているコンバータ等に供給することができる。
【0011】 また、基準信号変更手段を調整することによって、各比較手段に供給される各 基準信号の値を変更できる。
【0012】
【実施例】
第1の実施例を図1乃至図4に示す。この実施例の電界強度測定器10は、図 2に示すように屋外に設けられた衛星放送や衛星通信受信用のアンテナ12の近 傍に配置される。この受信用のアンテナ12は、例えば支柱14に支持されたオ フセットパラボラ反射鏡16と、このオフセットパラボラ反射鏡16の焦点位置 の近傍にアーム18によって支持されたコンバータ付き一次放射器20とからな る。
【0013】 オフセットパラボラ反射鏡16によって反射された衛星放送または衛星通信の 電波は、コンバータ付き一次放射器20によって中間周波信号に変換され、同軸 ケーブル22、入力端子24を介して電界強度測定器10に供給され、ここで、 後述するように電界強度レベルが表示される。また、この中間周波信号は、電界 強度測定器10の出力端子26、同軸ケーブル28を介して、屋内に設けられた チューナ30に供給される。
【0014】 なお、電界強度測定器10及びコンバータ付き一次放射器20の動作電力は、 チューナ30から同軸ケーブル28、出力端子26を介して電界強度測定器10 に供給され、さらに入力端子24、同軸ケーブル22を介してコンバータ付き一 次放射器20に供給される。
【0015】 電界強度測定器10では、図3に示すように入力端子24に供給された中間周 波信号は、直流阻止コンデンサ32を介して一分岐器34に供給される。この一 分岐器34の出力信号は、直流阻止コンデンサ36を介して出力端子26に供給 される。一方、一分岐器34の分岐出力信号は、増幅器38によって増幅され、 増幅された分岐出力信号のレベルが検波部40によって検出され、レベル比較及 び発光ダイオード(LED)駆動部42に供給される。このレベル比較及び発光 ダイオード駆動部42の出力信号によって発光ダイオード(LED)表示部44 が点灯される。
【0016】 発光ダイオード表示部44は、図1(a)に示すように、一列に配置された6 個の発光ダイオード46a乃至46fからなる。これら発光ダイオードのうち、 同図(a)における左端のものを第1の発光ダイオード46a、その右隣のもの を第2の発光ダイオード46b、・・・最も右端のものを第6の発光ダイオード 46fと名付ける。
【0017】 レベル比較及び発光ダイオード駆動部42は、例えば6つの基準信号を有し、 第1及び第2の基準信号間に検波部40の検波出力信号が位置するときに、第1 の発光ダイオード46aを点灯させ、第2および第3の基準信号間に検波部40 の検波出力信号が位置するときに、第1及び第2の発光ダイオード46a、46 bを点灯させ、第3及び第4の基準信号間に検波部40の検波出力信号が位置す るときに、第1乃至第3の発光ダイオード46a乃至46cを点灯させ、第4及 び第5の基準信号間に検波部40の検波出力信号が位置するときに、第1乃至第 4の発光ダイオード46a乃至46dを点灯させ、第5及び第6の基準信号間に 検波部40の検波出力信号が位置するときに、第1乃至第5の発光ダイオード4 6a乃至46eを点灯させ、第6の基準信号より検波部40の検波出力信号が大 きくなったときに、第1乃至第6の発光ダイオード46a乃至46fを点灯させ るように構成されている。
【0018】 そして、これら基準信号の値を感度調整部48によって調整することによって 、検波部40の検波出力信号のレベルがどの程度で、発光ダイオード46a乃至 46fのうち何個を点灯させるかを調整することができる。
【0019】 増幅器38、レベル比較及び発光ダイオード駆動部42、発光ダイオード表示 部44に対する動作電力は、出力端子26に同軸ケーブル28を介してチューナ 30から供給され、高周波阻止コイル50を介して定電圧電源部52によって定 電圧化されてから、増幅器38、レベル比較及び発光ダイオード駆動部42、発 光ダイオード表示部44に供給される。また、この動作電力は、高周波阻止コイ ル50から入力端子24、同軸ケーブル22を介してコンバータ付き一次放射器 20にも供給されている。
【0020】 図3に関連して説明した、この電界強度測定器10の回路構成素子のうち、入 力端子24、出力端子26は、本体部54に設けられ、これらを除いたものは、 図1(b)に示すように、本体部54内に設けたプリント基板56上に配置され ている。なお、発光ダイオード表示部44の各発光ダイオード46a乃至46f は、いずれもプリント基板46よりも本体部54の表面57側に偏った位置に設 けた小プリント基板58上に配置され、電気的にはプリント基板56に接続され ている。この表面57上には、図1(a)に示すように、感度調整部48の感度 調整用摘み60が設けられている。
【0021】 表面57側には窓状部62も設けられている。この窓状部62は、一列に配置 されている各発光ダイオード46a乃至46fの周囲を包囲するように表面57 と一体に形成されており、図1(b)に示すように、その先端部は、表面57よ りも更に外方に突出している。従って、各発光ダイオード46a乃至46fは、 この窓状部62の突出端部よりもかなり内側に位置している。
【0022】 具体的には、窓状部62では、図1(b)に示すように、その開口面の幅寸法 Aが、各発光ダイオード46a乃至46fの直径よりも若干大きくされており、 この窓状部62の突出端部から発光ダイオード46a乃至46fの先端部までの 距離Bが、幅寸法A以上とされている。従って、発光ダイオード46a乃至46 fの発光面に対して外乱光が入射する角度Cは、2tan−1(A/2)/B= 2tan−1(A/2)/A=2tan−1(1/2)、即ち約50度以下の小 さな角度に狭められているので、外乱光の影響を受けず、各発光ダイオード46 a乃至46fの点灯状態を容易に認識できる。
【0023】 図4に検波部40、レベル比較及びLED駆動部42、LED表示部44の詳 細な回路図を示す。検波部40は、ダイオード401、402、平滑用コンデン サ403及び検波電圧発生用の抵抗器404からなるものである。レベル比較及 びLED駆動部42は、6台のコンパレータ421a乃至421fを有し、その 非反転入力端子に検波電圧が印加されている。さらに、各コンパレータ421a 乃至421fの反転入力端子には、感度調整部48から供給された直流電圧を抵 抗器422a乃至422fで分圧して生成した第1乃至第6の基準電圧(基準信 号)が供給されている。これら抵抗器422a乃至422fが基準信号供給手段 を構成している。
【0024】 感度調整部48は、定電圧電源部481からの直流電圧を可変抵抗器482に よって変化させた直流電圧を上記各抵抗器422a乃至422fに供給している 。従って、感度調整部48が、基準信号変更手段を構成している。各コンパレー タ421a乃至421fの出力は、抵抗器441a乃至441fを介して発光ダ イオード46a乃至46fに供給されている。これら抵抗器441a乃至441 f及び発光ダイオード46a乃至46fによってLED表示部44が構成されて いる。
【0025】 従って、この電界強度測定器10を、図2に示すように接続し、感度調整部4 8を適当に調整し、全ての発光ダイオードが点灯していない状態とし、例えば衛 星放送受信用アンテナ12の方向、例えば方位角を変更して行き、受信レベルが 大きくなるにつれて、点灯する発光ダイオードの数が増加していく。そして、全 ての発光ダイオードが点灯した場合、感度調整部48を再度調整して、何個かの 発光ダイオードを消灯させ、再びアンテナの方向を調整する。以下、同様にして 、最大受信レベルの角度に調整する。同様にして、仰角を調整する。
【0026】 図5に第2の実施例を示す。この実施例では、電界強度測定器10aは、第1 の実施例と同様にチューナ30から供給される動作電力によって動作する他に、 内蔵電池64或いは図2に点線で示すように、別途設けた外部電源66から動作 電力の供給を受けると共に、その電力をコンバータ付き一次放射器20にも供給 できるようにしたものである。他の構成は、第1の実施例と同一であるので、同 一部分には同一符号を付して、説明を省略する。
【0027】 内蔵電池64からの電力は、切換スイッチ68の接点68a、接触子68b及 びダイオード70を介して定電圧電源部52に供給され、ここで定電圧化されて 、増幅器38、レベル比較及び発光ダイオード駆動部42、発光ダイオード表示 部44に供給される。また、ダイオード70から切換スイッチ72の接触子72 a、接点72b、高周波阻止コイル74を介して入力端子24に供給される。従 って、内蔵電池64によってコンバータ付き一次放射器20も動作させることが できる。
【0028】 また、図2に示す外部電源66からの動作電力は、図5に示す外部電源端子7 6に供給され、ここから定電圧電源部78に供給されて、定電圧化され、切換ス イッチ68の接点68c、接触子68b、ダイオード70を介して定電圧電源部 52に供給されると共に、切換スイッチ72の接触子72a、接点72b、高周 波阻止コイル74を介して入力端子24に供給される。従って、上述したのと同 様にして、増幅器38、レベル比較及び発光ダイオード駆動部42、発光ダイオ ード表示部44並びにコンバータ付き一次放射器20に、動作電力を供給するこ とができる。
【0029】 また、出力端子26にチューナ30から動作電力が供給された場合には、高周 波阻止コイル50及びダイオード78、切換スイッチ72の接点72c及び接触 子72aを介して定電圧電源部52に動作電力が供給されると共に、高周波阻止 コイル50及びダイオード78を介して入力端子24にも動作電力が供給される 。従って、この場合も、増幅器38、レベル比較及び発光ダイオード駆動部42 、発光ダイオード表示部44並びにコンバータ付き一次放射器20に、動作電力 を供給することができる。なお、このとき、切換スイッチ68の接触子68bは 、接点68dに接続され、内蔵電池64または外部電源端子76からの外部電力 は、定電圧部52に供給されない。
【0030】 上記の各実施例では、発光ダイオードの数は、6個としたが、その個数は任意 に増減することができ、最低限度1個の発光ダイオード46によって構成しても よい。発光素子として、発光ダイオードを使用したが、他の発光素子、例えば電 球等も使用することができる。
【0031】
【考案の効果】
以上のように、請求項1記載の考案によれば、発光素子を窓状部内に設けてい るので、窓状部によって外乱光を遮断することができる。従って、外乱光の多い 昼間の屋外においても、発光素子の点灯状態、即ち電界強度のレベルを容易に知 ることができる。
【0032】 さらに、請求項2記載の考案によれば、窓状部の幅寸法以下の径を有する発光 素子を、窓状部の突出端部から窓状部の幅寸法以上の長さだけ本体部側に向かっ た位置に設けているので、外乱光の入射範囲を狭めることができるので、益々容 易に電界強度のレベルを知ることができる。また、発光素子を用いた上に窓状部 をその周囲に設けた構成であるので、コストの低減を図ることができる。
【0033】 また請求項3記載の考案によれば、本体部に受信した信号が供給される入力端 子と、出力端子とを設け、本体部内に入力端子から受信した信号を電界強度測定 手段と出力端子とに供給する信号供給手段を設けているので、受信した信号を出 力端子に接続されたチューナ等に供給することもできる。
【0034】 また、請求項4記載の考案によれば、出力端子を介して本体部内の電界強度測 定手段及び発光素子に対する動作電力が供給できるので、出力端子に接続された チューナ等の電源を利用して、電界強度測定器を動作させることができる。
【0035】 請求項5記載の電界強度測定器によれば、更に動作電力は、入力端子を介して 外部に供給できるので、入力端子に接続される機器、例えば衛星放送や衛星通信 受信用アンテナに付属しているコンバータ等を動作させることができる。
【0036】 また、請求項6記載の考案によれば、本体部に、受信した信号を電界測定手段 に供給するための入力端子を設け、本体部内に電界強度測定手段及び発光素子に 対する内部電源を設け、この内部電源から入力端子を介して外部に動作電力を供 給することができるので、入力端子に接続される機器、例えば衛星放送や衛星通 信受信用アンテナに付属しているコンバータ等を動作させることができる。
【0037】 請求項7記載の考案によれば、本体部には、外部からの動作電力の供給を受け る外部電源端子を設け、本体部内には内部電源と外部電源との切換手段を設けて いるので、内部電源及び外部電源のいずれによっても、動作させることができる 。
【0038】 更に、請求項8記載の考案によれば、本体部には、出力端子を設け、本体部内 に入力端子からの受信した信号を電界強度測定手段と出力端子とに供給する供給 手段を設け、上記出力端子から電界強度測定手段、発光素子及び入力端子に対し て動作電力を供給可能としたので、内部電源、外部電源及び出力端子からの電力 のいずれによっても、電界強度測定器を動作させることができるし、入力端子に 接続された、例えば衛星放送や衛星通信受信用アンテナに付属しているコンバー タ等を動作させることもできる。
【0039】 また、請求項9記載の考案によれば、各比較手段に供給されるそれぞれ異なる 値の基準信号は、基準信号変更手段の調整によって同時に値を変更することがで きるので、例えばアンテナの方向調整等を行う場合、最大の基準信号よりも受信 レベルが大きくなると、より受信レベルの高い方向への調整が不可能となるが、 基準信号変更手段の調整によって、基準信号の値をそれぞれ更に大きくすれば、 より受信レベルの高い方向への調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電界強度測定器の第1の実施例の
正面図及び縦断側面図である。
【図2】同第1の実施例の使用状態を示すブロック図で
ある。
【図3】同第1の実施例のブロック図である。
【図4】同第2の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
40 検波部(電界強度測定手段) 42 レベル比較及び発光ダイオード駆動部(電界強度
測定手段) 46 発光ダイオード(発光素子) 54 本体部 62 窓状部
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 電界強度測定器
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による電界強度測定器の第1の実施例
の正面図及び縦断側面図である。
【図2】 同第1の実施例の使用状態を示すブロック図
である。
【図3】 同第1の実施例のブロック図である。
【図4】 同第1の実施例の検波部、レベル比較及び発
光ダイオード駆動部、発光ダイオード表示部の詳細なブ
ロック図である。
【図5】 同第2の実施例のブロック図である。
【符号の説明】 24 入力端子 26 出力端子 34 1分岐器(供給手段) 40 検波部(電界強度測定手段) 42 レベル比較及び発光ダイオード駆動部(電界強
度測定手段) 46 発光ダイオード(発光素子) 54 本体部 62 窓状部 64 内蔵電池(内部電源) 68 切換スイッチ(切換手段) 76 外部電源供給端子
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と、この本体部内に設けられ受信
    した信号の電界強度レベルを表すレベル表示信号を生成
    する電界強度測定手段と、上記本体部の表面から外方に
    向かって突出した状態に設けられた窓状部と、この窓状
    部の突出端部よりも内側に位置する状態に設けられ上記
    レベル表示信号に応じて点灯状態が変化する発光素子
    と、を具備する電界強度測定器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電界強度測定器におい
    て、上記発光素子は、上記窓状部の幅寸法以下の径を有
    し、かつ上記窓状部の突出端部から上記窓状部の幅寸法
    以上の長さだけ本体部側に向かった位置に設けられてい
    ることを特徴とする電界強度測定器。
JP4273893U 1993-07-07 1993-07-07 電界強度測定器 Pending JPH078782U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5210468U (ja) * 1975-07-02 1977-01-25
JP2017181070A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 アンリツ株式会社 電界強度分布測定装置及び電界強度分布測定方法

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