JPH078779Y2 - 防音用引戸 - Google Patents

防音用引戸

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Publication number
JPH078779Y2
JPH078779Y2 JP6096391U JP6096391U JPH078779Y2 JP H078779 Y2 JPH078779 Y2 JP H078779Y2 JP 6096391 U JP6096391 U JP 6096391U JP 6096391 U JP6096391 U JP 6096391U JP H078779 Y2 JPH078779 Y2 JP H078779Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
soundproof
door
gypsum board
sound
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6096391U
Other languages
English (en)
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JPH056082U (ja
Inventor
一弥 佐藤
敏彦 阿部
Original Assignee
一弥 佐藤
前田製管株式会社
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Publication date
Application filed by 一弥 佐藤, 前田製管株式会社 filed Critical 一弥 佐藤
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Publication of JPH056082U publication Critical patent/JPH056082U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、防音壁で構築した建物
の出入口に使用する引戸で、特に工場等出入り頻度の多
い出入口に使用して最適な防音用引戸に関する。
【0002】
【従来の技術】騒音が発生する工場や、音の浸入が問題
になる建物では、その壁体に防音又は遮音構造としたも
のが使用されているが、その防音又は遮音効果を確実に
するためには、出入口用の扉にも壁体と同様に防音・遮
音性が要求される。そこで従来は、単位面積当りの重量
が大きい材料、例えば鉛板等を介在させた構造の扉が採
用されており、また扉と扉取付枠組みとの間の隙間の発
生を極力防止するため、一般に開き戸式の扉が多用され
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】しかし、上記のよう
な質量の大きい従来の防音用扉は、非常に重くて開閉が
困難であり、特に工場など出入り頻度の高い扉に採用す
ることは不向きであるとゝもに、高価なものとなるとい
った欠点もある。更に開き戸式の扉では、扉を開閉した
際に出入口付近で人と衝突する危険もあるといった問題
点があった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本考案は、上記のよう
な従来の問題点を解決するためになされたもので、軽量
で開閉が楽であり、且つ防音・遮音効果の勝れたものを
提供することを目的としたものであり、その要旨は、中
心部に充填したグラスウールの両側に積層石膏ボードを
配設するとゝもに、該積層石膏ボードの外側に金網と波
形亜鉛鉄板を順次張設したことを特徴とする防音用引戸
にある。
【0005】
【実施例】以下、本考案を図1乃至図4に示す実施例に
より詳細に説明する。なお、図1は本考案に係る防音用
引戸の一部を切除した正面図、図2は同防音用引戸の部
分横断拡大図で、図3は同防音用引戸の上部取付部の縦
断面図、図4は同防音用引戸の下部取付部の断面図であ
る。
【0006】図において、1は矩形状の防音用引戸で、
その表裏の戸壁2,2は所定間隔で上下方向に並列して
配設した断面C字状の間柱材3を介して連結されている
とゝもに、周囲には断面コ字状の枠材4を装着して全体
を一体に結束しており、その中心部に形成された空洞部
にはグラスウール5が充填されている。
【0007】前記戸壁2は、片面に多数のエンポス凹部
6aを形成した石膏ボード6をそのエンポス凹部6aが
互いに対面しないように配設した積層石膏ボード群7
と、該積層石膏ボード群7の外側に張設した金網8と、
更に該金網8の外側に張設した波形亜鉛鉄板9とから構
成されており、両戸壁2は夫々波形亜鉛鉄板9の表面か
ら螺入したスクリユーネジ10により前記間柱材3に固
定されている。
【0008】11はガイドローラで、図3に示すよう
に、引戸1の上部の枠材4より上方に突設した支持部材
12に回転自在となるようよ軸支されており、該ガイド
ローラ11は建物の出入口Eの上部壁13に固定したガ
イドレール14内に転動自在となるように嵌合してい
る。従って、前記引戸1は前記ガイドレール14に沿っ
て移動し、出入口Eを開閉することになる。
【0009】15は振り止め用車輪で、図4に示すよう
に、引戸1の下部の枠材4より垂設した支持片16に回
転自在となるようよ軸支されており、該振り止め用車輪
15は床Fに埋設した断面V形状のガイド溝17内に配
設されている。これにより、引戸1が左右に振れた場合
でも、その下方においてこの動きを規制し、引戸1と出
入口Eとの間隙の発生を防止する。なお、図中18は引
戸1の下方より垂下したゴム板で、引戸1の下端と床F
との間隙を遮断するためのもので、縦方向のスリット1
8Aを下端から形成することにより、引戸1が移動する
場合にも容易に追随できるよう構成されている。
【0010】而して、波形亜鉛鉄板9は、建物の出入口
Eの近傍における搬送物等との衝当による損傷から引戸
1を保護する機能と、透過しようとする音をその曲面に
よって乱反射せしめて或る程度遮音する機能とを有す
る。又、該波形亜鉛鉄板9と積層石膏ボード群7とで囲
まれた空間部に配設した金網8は、音の透過の障害機能
と、透過音をその網目によって不規則に拡散せしめ、遮
音する機能とを有する。更に、積層石膏ボード群7は、
透過音を減衰せしめるとゝもに、各石膏ボード6にエン
ボス凹部6aを形成した場合には、透過音を不規則に拡
散せしめるとゝもに、他面の平滑面で反射せしめて透過
音を減衰せしめ、前記諸機能を繰返す構成により透過し
ようとする音を吸収し、防音効果を向上させる。そして
又、グラスウール5は前記各部材を透過してきた音を吸
収し、更に前記透過順序とは逆に、積層石膏ボード群
7,金網8,波形亜鉛鉄板9を透過する過程を経ること
により殆ど吸収され、遮音効果が達成される。
【0011】
【考案の効果】本考案に係る防音用引戸は、上記の如
く、中心部に充填したグラスウールの両側に積層石膏ボ
ードを配設するとゝもに、該積層石膏ボードの外側に金
網と波形亜鉛鉄板を順次張設した構成であるから、引戸
の全体厚みが薄くても音の透過損失が大きく、遮音効果
は顕著である。しかも軽量であり且つ引戸式であるた
め、扉の開閉が容易であるとゝもに、出入口付近での危
険がなく、出入り頻度の多い場合でも防音効果を確保し
つつ開閉することができ、更に比較的安価に提供できる
といった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る防音用引戸の一部を切除した正面
図である。
【図2】同引戸の部分横断面図である。
【図3】同引戸の上部縦断面図である。
【図4】同引戸の下部断面図である。
【符号の説明】
1 防音用引戸 2 戸壁 3 間柱材 4 枠材 5 グラスウール 6 石膏ボード 6a 同エンボス凹部 7 石膏ボード群 8 金網 9 波形亜鉛鉄板 10 スクリューネジ 11 ガイドローラ 12 支持部材 13 上部壁 14 ガイドレール 15 車輪 16 支持片 17 ガイド溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に充填したグラスウールの両側に
    積層石膏ボードを配設するとゝもに、該積層石膏ボード
    の外側に金網と波形亜鉛鉄板を順次張設したことを特徴
    とする防音用引戸。
JP6096391U 1991-07-08 1991-07-08 防音用引戸 Expired - Lifetime JPH078779Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6096391U JPH078779Y2 (ja) 1991-07-08 1991-07-08 防音用引戸

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JP6096391U JPH078779Y2 (ja) 1991-07-08 1991-07-08 防音用引戸

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Publication Number Publication Date
JPH056082U JPH056082U (ja) 1993-01-29
JPH078779Y2 true JPH078779Y2 (ja) 1995-03-06

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JPH056082U (ja) 1993-01-29

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