JP3037709U - 鎧戸の簡易消音構造材 - Google Patents

鎧戸の簡易消音構造材

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JP3037709U
JP3037709U JP1996012158U JP1215896U JP3037709U JP 3037709 U JP3037709 U JP 3037709U JP 1996012158 U JP1996012158 U JP 1996012158U JP 1215896 U JP1215896 U JP 1215896U JP 3037709 U JP3037709 U JP 3037709U
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sliding
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JP1996012158U
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Inventor
敏男 松田
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オカジ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鎧戸1の開閉操作時に該鎧戸を構成する可撓
戸2と案内レール4の接触により発生する軋み音を減少
する。 【解決手段】 鎧戸1を構成する可撓戸2と案内レール
4が接触する面において、案内レール4の少なくとも一
つの接触面に、可撓戸2に使用された接触部分の材質よ
りも柔らかく滑り性を持つテープまたは板状の滑り材6
を接着剤を用いて貼付け、可撓戸2と案内レール4の接
触により発生する軋み音を減少する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鎧戸が開閉操作を受けて移動する際に、可撓戸自体と案内レールと の接触による発生する軋み音の防止ないしは消音に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動式か手動式かに係わらず、鎧戸は可撓戸・巻取機構付収納部・案内レール の主部品で構成されるが、構造的に大きな変化を伴う事もなく今日に至り、使用 材料は鉄系が多く機構部品を除く殆どが板金加工により製作され、異質な材料と してはフェルト等の繊維で出来た厚手の布を案内レールの接触面に使用し、短冊 状の鋼板を連設して簾様とした戸をロール状に巻き上げまたは下しの際に、可撓 戸両端の表裏両面に昇降時の案内レールとの接触傷の発生を緩和する。
【0003】 加工性や軽量化に適した素材用材料の種類が増え、各種の需要に答えることが 可能となった結果、アルミニウム系が大量に導入され、部分的には樹脂の使用も 可能になったが、加工技術も板金加工から押出成形技術の利用が付加された以外 には大差なく、何れの材質を使用しても鎧戸の開閉が静粛に実施されることは不 可能に近く、最も条件のよいものでも幾許かの軋み音は避けられない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
鎧戸に使用される材料は、鎧戸が取付けられる建物または容器等の開口部の大 きさにより異なってくるが、大型製品には鋼板が使用され小型製品ではアルミニ ウム板が使用されることが多いが、既述のように可撓戸を収納庫に出し入れする 鎧戸の開閉動作の際に、金属同志が触れ合う時の軋み音がしばしば発生し、その 際の音は鎧戸の材質や使用年数や保全の程度により大きく異なる。
【0005】 このためフェルト等の繊維で出来た厚手の布を案内レールの接触面に使用し、 開閉時の昇降動作の際に、可撓戸両端の表裏の各面が案内レールと接触する際に 発生する傷の緩和と軋み音の減音を図っているが、この方法では接触傷の防止は ともかく減音効果は期待できない、この軋み音の発生期間は鎧戸の短い開閉時間 に限定されるので止むえない事として放置されているのが普通で、環境改善の要 望が高まりにつれ騒音に対するクレームの要求度合いも厳しくなり、安易な発音 が許容される情勢ではなくなった。
【0006】 鎧戸は関節部分や摺動部分に十分な潤滑油を施すと、軋み音を小さくし減らす ことが出来るが、油垂れ等の被害が嫌われる場所では十分に給油されることは殆 どなく、このため鋼板はもとより軽量で柔らかいアルミニウム板で出来た鎧戸で も、音量の大小はあっても音の発生は避けることが出来ない問題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の問題を解決の対象とするため、鎧戸を構成する可撓戸と案内 レールの摺動面の組合せにあって、少なくとも該案内レール面上に該可撓戸の材 質よりも柔らかい材質を上貼りすることにより、摩擦抵抗を減らし発生音を抑え る技術を開示する。
【0008】 短冊状の板の長辺をなす両端に接続用関節を設け、該短冊状の板を複数個接続 して屈曲可能とした可撓戸と、該可撓戸の巻揚機構を伴う収納部と案内用レール とで構成された鎧戸にあって、 開閉操作により鎧戸を収納部から出し入れする際に、該鎧戸の両端部分と接触 し該鎧戸を移動方向に誘導する案内レール面の、少なくとも該案内レールの一面 に金属以外の材料からなる滑り材を貼付したことを特徴とする鎧戸の簡易消音構 造材である。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案になる鎧戸の簡易消音構造材は、鎧戸を構成する可撓戸の案内レールの 、少なくとも該案内レールの一面に該可撓戸の摺動部分に使用された材質よりも 、やや柔らかく好ましくは滑り性の良い材質を使用したテープもしくは板を滑り 材として接着剤を使用し貼付したもので、特に前記案内レールの巾が不足する場 合は、前記滑り材付きの補助材を敷設して必要な滑り面を確保する。
【0010】 使用する滑り材用テープもしくは板は、サイズを案内レールに相当した長さと し、巾を前記案内レールの有効摺動巾の30〜90%の範囲、好ましくは50〜 70%の範囲とし、且つ厚みの範囲を0.5〜3mm、好ましくは1〜2mmの 範囲から選び、材質を合成樹脂製品・フェルト等の繊維製品・繊維または紙に合 成樹脂を塗布か浸積せしめた製品の何れかでもよいが、好ましくは合成樹脂製品 で接着剤を使用して貼付け、テープもしくは板の滑り面の断面形状は平坦であっ てもよいが、少なくとも一本の連続した突起を備えることが好ましい。
【0011】
【作用】
鎧戸を構成する案内レール面に貼った滑り材により、該鎧戸の開閉操作時に発 生する軋み音を効果的に抑制する。
【0012】
【実施例1】 図1は嵌込式の鎧戸1の正面図で、可撓戸2と巻取機構付収納部3(以下収納 部3と略す)と二本の案内レール4から構成され、収納部3と案内レール4は取 付場所によりその形態が変わり、大型の場合は必要部分以外は建物内に収容する 嵌込式が殆どであり、中型では前記嵌込式に加えて建物の外壁を利用した外付式 か案内レール4のみが取外し可能な方法何れかから選択され、小型では前記外付 式が多く使用される。
【0013】 図2は、図1のa−aに沿う断面図で、案内レール4の断面がコの字状をなし 滑り材6を貼るに十分な面を持つ状態を示し、図3(A),(B),(C)は滑 り材6の断面を示したもので、材質に繊維または紙に合成樹脂を含浸せしめた製 品で、図3(A)は表面が平らで、図3(B)は表面に突起7を三条備えたもの 、図3(C)は表面に突起7を五条備えたものを示し、この突起7は可撓戸2と 案内レール4の間に隙を形成し、減音の役目を果たす効果がある。
【0014】 図4(A),(B)は、車庫9に取付けた鎧戸1と、滑り材6の取付け前後の 軋み音を騒音計10により計測した位置関係を示す状態図で、表1は両端の案内 レール4,5の前で、同一計測条件により測定した鎧戸1の開閉操作時に発生す る軋み音の比較表であり、本表から滑り材6の使用により消音効果が十分に得ら れたことが示されている。
【0015】 条件 1.車庫用鎧戸を構成する左右案内レールの前面より前面1.5m後方 で,地表よりの高さ1.0mの位置に騒音計を設置(図4を参照)し て、開閉時の音を計測して左右音量の平均値を示した。 2.鎧戸の主材質は鋼である。 3.使用した滑り材は図3(A)相当品である。
【0016】
【実施例2】 図5は、外付式の鎧戸を構成する案内レール5の断面図で、その位置は図1の a−aに沿う断面の別の態様を示した図で、案内レール5の一面が滑り材6を貼 るに十分な面がないために、L字材7を使用して面を拡張した状態を示したもの で、滑り材付L字材7は、鎧戸1自体が軽量であることが多いので、少なくとも 可撓戸2の内側だけに備えて置くだけでもよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案になる簡易消音構造の使用により下記の効果を得た。 消音用のテープもしくは板の使用により大いに騒音防止に役立った。 取付けに熟練を必要とせず新設・既設を問わず簡単に取付けできる。 材料費と取付費が廉価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 鎧戸の正面図である。
【図2】 図1の案内レールをa−aに沿い切断した部
分の拡大図である。
【図3】 (A),(B),(C)は三種類の滑り材の
断面図である。
【図4】 (A),(B)は騒音計による計測の位置関
係を示す上面図と側面図で、(B)は(A)のb−bの
断面図に相当する。
【図5】 図1の案内レールをa−aに沿い切断した部
分の図2とは別の実施例の拡大図である。
【符号の説明】
1 鎧戸 2 可撓戸 3 巻取機構付収納部 4,5 案内レール 6 滑り材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短冊状の板の長辺をなす両端に接続用関
    節を設け、該短冊状の板を複数個接続して屈曲可能とし
    た可撓戸(2)と、該可撓戸の巻取機構を伴う収納部
    (3)と案内用レール(4,5)とで構成された鎧戸
    (1)にあって、 開閉操作により鎧戸(1)を収納部(3)から出し入れ
    する際に、該鎧戸の両端部分に接触し該鎧戸を移動方向
    に誘導する案内レール(4,4A,5,5A)面の、少
    なくとも該案内レールの一面に金属以外の材料からなる
    滑り材(6)を貼付したことを特徴とする鎧戸の簡易消
    音構造材。
  2. 【請求項2】 金属以外の材料からなる滑り材(6)
    が、厚みを1〜2mmの範囲から選んだ合成樹脂製品と
    し、該滑り材の滑り面の長手方向に、少なくとも一本の
    連続した突起(7)を形成したテープまたは板状の何れ
    かであることを特徴とする請求項1に記載の鎧戸の簡易
    消音構造材。
  3. 【請求項3】 案内レール(5)の面が、滑り材(6)
    を貼るに十分な巾を持たない時に、滑り材(6)を貼付
    けたL字状材(8)で不足する滑り面を強化したことを
    特徴とする請求項1か2に記載の鎧戸の簡易消音構造
    材。
JP1996012158U 1996-11-12 1996-11-12 鎧戸の簡易消音構造材 Expired - Lifetime JP3037709U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006500489A (ja) * 2002-03-20 2006-01-05 ダイナコ アンテルナショナル ソシエテ アノニム 改良形シャッターを有する装置
JP2016108884A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 株式会社松尾工業所 シャッター

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006500489A (ja) * 2002-03-20 2006-01-05 ダイナコ アンテルナショナル ソシエテ アノニム 改良形シャッターを有する装置
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