JP3003710U - 遮音ドア - Google Patents

遮音ドア

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JP3003710U
JP3003710U JP1994005943U JP594394U JP3003710U JP 3003710 U JP3003710 U JP 3003710U JP 1994005943 U JP1994005943 U JP 1994005943U JP 594394 U JP594394 U JP 594394U JP 3003710 U JP3003710 U JP 3003710U
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JP
Japan
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door
reinforcing member
sound
sound insulation
door body
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JP1994005943U
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Inventor
茂 野口
Original Assignee
近畿工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮音効果が高く美観も優れた遮音ドアを提供
する。 【構成】 骨組2aの外側面に表面材2bを装着してな
るドア本体の中空部2eに補強部材3を配設し、この補
強部材3の間にも吸音材5を充填する遮音ドアを構成す
る場合において、前記補強部材3を断面略矩形状に形成
し、この補強部材3の長辺側4aの外面を前記表面材2
bの内面に接合して複数個を連設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ホテルやマンション等の建物における開口部に設置される遮音ドア に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ホテルの客室やマンションの各室は、静謐さが要求されることから出入口等に は一般に遮音性の高いドアが採用される。このドアの一例として、図3に示す遮 音ドアが知られており、ドア本体2内に補強部材13を配設するとともに吸音材 5を充填した構成となっている。 ドア本体2は、矩形状の骨組2aの外側面に表面板2bを装着し、外端面には 矩形状部材2dを嵌合している。そして、ドア本体2に生じる中空部2eに、略 H字状の補強部材13を複数個配設している。この補強部材13は、一対の金具 14の基部側14aを接合したもので、各先端部14bの外面を前記表面板2b の内面に接合して連設した後、補強部材13相互の間に吸音材5としてグラスウ ールを充填している。これにより、吸音材5が音を吸収して室内外の騒音等を遮 断できるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の遮音ドアは、吸音材5自体にドア本体2を補強する機能 がないために補強部材13を設けているのであるが、この補強部材13の形状お よび取り付け構造に欠点があり、種々の問題が残されていた。 すなわち、補強部材13は、略H字状であることから、金具14の基部側14 aが中空部2eの中央に位置して障害となり、吸音材5の充填量が減じられる。 加えて、補強部材13が、間隔をあけて中空部2eに配設されると、表面板2b のみの部分が多く、先端部14bと表面板2bとの接合部分が少なくなっている 。このため、共振に対するドア本体2の制震作用が低いものとなり、ドアのノッ ク時に特有の高い金属音が発生して不快感を与える不具合があった。
【0004】 また、この問題を回避しドア本体2を強化すべく表面板2bの肉厚を増すこと が行われているが、ドア全体の重量が増すうえ、通常の軽量ドアに使用するため 、常時在庫している薄板が使用できずコストダウンができないという難点もあっ た。つまり、表面板2bには、化粧鋼板が使用されるが、これを薄板化すること によってデザイン豊かなバリエーションのあるものが製作できる。上記遮音ドア には、この化粧鋼板を表面板2bに採用できないので、美観や製品コストに劣る ものであった。 本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、遮音効果が高く美観も優れた遮 音ドアを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案においては、上記目的を達成するため、骨組の外側面に表面材を装着し てなるドア本体の中空部に補強部材を配設し、この補強部材の間にも吸音材を充 填する遮音ドアにおいて、前記補強部材を断面略矩形状に形成し、この補強部材 の長辺側の外面を前記表面材の内面に接合して複数個を連設したことを特徴とす る。
【0006】
【作用】
上記遮音ドアは、補強部材を断面略矩形状に形成したので、ドア本体の中空部 における内容積が大きいものとなり、吸音材の充填量を増すことができる。 また、補強部材の長辺側の外面を表面材の内面に接合し複数個を連設している から、表面材と補強部材との接合部分が多くなる。よって、ドア本体の制震作用 が向上するうえ、ドア本体が強化されて表面材の薄肉化を図ることができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について、図を参照しながら説明する。 図1は本考案に係る遮音ドアの横断面図、図2は同遮音ドアおよびドア枠を示 す斜視図である。 この遮音ドア1は、防音機能を有し主にホテルやマンション等の出入口に設置 されるもので、ドア枠7に対しドア本体2が開閉自在に取り付けられる構成とな っている。
【0008】 ドア本体2は、断面略コ字状で鋼鉄からなる枠部材相互を接合して矩形状の骨 組2aを形成している。そして、この骨組2aの外側面に化粧鋼板からなる表面 板2bを装着し、この表面板2bの各端縁2cを折曲して骨組2aに嵌着されて いる。なお、骨組2aの外端面には、矩形状部材2dが嵌合されている。 このドア本体2は、表面板2bの装着により形成される中空部2eに、補強部 材3を配設し吸音材5を充填して防音作用を生じさせている。補強部材3は、断 面コ字状の金具4一対を、各有端部4bを対向させて重ね合わせ、この重合部分 を嵌着して断面矩形状に形成している。そして、この補強部材3は、各長辺側4 aの外面を表面板2bの内面に接合して複数個を連設している。
【0009】 なお、このドア本体2は、図2に示すように、一側部2fが蝶番6によりドア 枠7の縦枠7aに開閉自在に取り付けられている。このドア枠7は、ドア本体2 の開閉側である室内側INと室外側OUTとに段差7bを設けており、ドア本体 2の閉成状態で室内を密閉可能としている。 しかして、上記遮音ドア1は、補強部材3がドア本体2の中空部2eを横断面 略矩形状に仕切るので、内容積が大きく保たれ、吸音材5としてグラスウール等 の充填量を従来に比して大幅に増すことができる。一般に、遮音効果は吸音材5 の増加に比例して高くなるから、防音性に優れたドアとなる。
【0010】 また、補強部材3と表面板2bとの接合部分が多くなっており、振動時の共振 が抑制されるから、ドア本体2の制震作用が向上しドアのノック時に生じる特有 の金属音を大幅に低減することができる。 さらに、表面板2bと補強部材3の長辺側4aとが重なる部分の肉厚が増して おり、ドア本体2が強化されるから、遮音効果を低下させずに表面板2bの薄肉 化が可能となる。よって、デザイン豊かなバリエーションのある化粧鋼板を採用 でき、美観に優れた遮音ドア1を提供できる。 なお、表面板2bの薄肉化により、利用者側においてデザインの選択範囲が広 がる利点があるうえ、製作者側における規格統一化が可能となって、加工製作お よび資材管理面も容易となる副次的な効果もある。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、補強部材を断面略矩形状としたので、中空部に おける吸音材の充填容積が大きくなるから、この吸音材の増加に比例して遮音効 果が高くなる利点がある。 また、補強部材の長辺側の外面を表面材の内面に接合して複数個を連設したの で、表面材と補強部材との接合部分が多くなり、ドア本体の制震作用が向上して ノック時に特有の金属音を低減することができる。 また、表面材と補強部材の長辺側とが重なる部分の肉厚が増し、ドア本体が強 化されて遮音性能を低下させずに表面材の薄肉化を図ることができるから、デザ イン豊かなバリエーションのある化粧鋼板を採用でき、美観に優れた遮音ドアを 提供できるといった効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る遮音ドアを示す横断面
図である。
【図2】遮音ドアをドア枠に取り付けた状態を示す斜視
図である。
【図3】従来の遮音ドアを示す横断面図である。
【符号の説明】
2 ドア本体 2a 骨組 2b 表面材 2e 中空部 3 補強部材 4a 長辺側 5 吸音材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨組の外側面に表面材を装着してなるド
    ア本体の中空部に補強部材を配設し、この補強部材の間
    にも吸音材を充填する遮音ドアにおいて、 前記補強部材を断面略矩形状に形成し、この補強部材の
    長辺側の外面を前記表面材の内面に接合して複数個を連
    設したことを特徴とする遮音ドア。
JP1994005943U 1994-04-28 1994-04-28 遮音ドア Expired - Lifetime JP3003710U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019039260A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 三和シヤッター工業株式会社 遮音扉

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019039260A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 三和シヤッター工業株式会社 遮音扉
JP7017340B2 (ja) 2017-08-28 2022-02-08 三和シヤッター工業株式会社 遮音扉

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