JPH078751U - ガス採取用二重プローブ管 - Google Patents

ガス採取用二重プローブ管

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JPH078751U
JPH078751U JP4393193U JP4393193U JPH078751U JP H078751 U JPH078751 U JP H078751U JP 4393193 U JP4393193 U JP 4393193U JP 4393193 U JP4393193 U JP 4393193U JP H078751 U JPH078751 U JP H078751U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 NH3 ガスやNOX ガスによっても反応しな
い発電ボイラ用のプローブ管を提供する。 【構成】 ステンレス鋼材よりなる外管1の内部に、ア
ルミ材もしくはセラミックス、石英ガラス等よりなる内
管2を嵌挿させ、その内管2内にNH3 ガスまたはNO
X ガスを流過させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は発電ボイラの脱硝出口に設けられるNH3 計やNOX 計用のガス採取 用二重プローブ管に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電ボイラの高温脱硝出口に取り付けられるNH3 計およびNOX 計における ガス採取用のプローブ管には不銹鋼であるステンレス鋼が用いられることが多い 。その場合、例えばSUS304等が用いられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、SUS304のプローブ管では、高温状態(400℃以上)下で含 有しているFe分が測定ガスであるNH3 ガスやNOX ガスと酸化反応を起こす 。例えば温度400℃では約1%、温度500℃では約9%が酸化反応する。そ のため、NH3 ガスやNOX ガスの濃度が低くなり測定精度が低下する等の問題 があった。また、プローブ管の耐久性も低下した。このような問題は測定ガスの 濃度が大である場合やプローブ管が長くなる場合により顕著であった。特に、ガ スタービン発電ボイラ用のプローブ管は長尺になるためその改良が望まれていた 。また、ガスタービン発電ボイラからの排ガスや脱硝装置の出口ガスは高温であ るため上記問題が多発していた。
【0004】 本考案はこのような実情に鑑みてなされ、NH3 ガスやNOX ガスによっても 反応しない発電ボイラ用のプローブ管を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するための手段を以下のように構成している。 すなわち、第1の考案では、発電ボイラの脱硝出口に設けられるNH3 計やN OX 計用のガス採取用プローブ管にあって、SUS材よりなる外管の内部に、ア ルミ材もしくはセラミックス、石英ガラス等よりなる内管を嵌挿させ、その内管 内にNH3 ガスまたはNOX ガスを流過させるようにしたことを特徴としている 。
【0006】 第2の考案では、第1の考案の外管の一端側に、その外管の内部に嵌挿させる 内管の一端を固定保持するための固定部材を設け、その他端側に前記内管の他端 を脱落させないように支持するための脱落防止部材を設けたことを特徴としてい る。
【0007】 第3の考案では、第1の考案または第2の考案に記載の内管を摺動自在に嵌挿 させて支持する嵌合支持部材を前記外管に設けてなることを特徴としている。
【0008】 第4の考案では、第1の考案、第2の考案または第3の考案のうちいずれかに 記載の内管と外管とが、それぞれ中継部材を介して接合されてなることを特徴と している。
【0009】 第5の考案では、第1の考案、第2の考案、第3の考案または第4の考案のう ちいずれかに記載の内管が中継部材で接合された複数の内管構成部材よりなり、 その内管が前記中継部材とともに前記外管内に嵌挿されていることを特徴として いる。
【0010】
【作用】
第1の考案では、NH3 ガスやNOX ガスは、高温状態下であっても酸化反応 を起こさないアルミ材もしくはセラミックス、石英ガラス等よりなる内管内を流 れるため、たとえそのプローブ管が長い場合においても濃度が変化することがな く、測定精度の維持向上を図ることができる。また、プローブ管の耐久性も向上 する。とりわけ、ガスタービン発電ボイラにおいては、腐食性のガスも少なくア ルミ材の使用が特に有効である。
【0011】 第2の考案では、外管の一端側に固定部材を設け、かつその他端側に脱落防止 部材を設けたことにより、内管をその外管内に安定に嵌挿固定することができる 。
【0012】 第3の考案では、内管を摺動自在に嵌挿させて支持する嵌合支持部材を外管に 設けたことにより、その外管に対する内管の伸縮差を吸収して支持することがで きる。
【0013】 第4の考案では、内管と外管とを中継部材で接合することによって、長尺なプ ローブ管を形成できる。
【0014】 第5の考案では、複数の内管構成部材を中継部材で接合して内管を形成し、そ の内管を中継部材とともに外管内に嵌挿させることにより、外管を切断すること なく長いプローブ管を形成できる。
【0015】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1はガス採取用二重プローブ管の断面図で、符号1はSUS材よりなるプロ ーブ管(以下外管という)、2はその内側に間隔をおいて嵌挿されたアルミ管( 以下内管という)、3はその外管1の一端(上部側)に固定された接続固定部材 (固定部材)で、その外管1の一端に被嵌され、ネジ4で固定されるSUS材よ りなる被嵌部材5と、その被嵌部材5の内側に螺合固定され、その内側に内管2 を摺動自在に嵌挿させる嵌合支持部材6とにより構成され、その被嵌部材5の上 部外周に刻設された螺子溝5aがNH3 計もしくはNOX 計等のガス分析計のプロ ーブ取付口に螺合されるようになっている。
【0016】 一方、その外管1の他端(下部側)には、内管2の脱落を防ぐための脱落防止 部材7が固定されている。その脱落防止部材7は、外管1の他端に嵌装されて溶 接wによって固定され、内管2の他端を受載するソケット8とそのソケット8に 螺合される孔付きの口栓9よりなり、その口栓9の表面がNH3 ガスもしくはN OX ガス等の測定対象ガス10に臨むように配置され、その裏面に突出したガス導 入孔9aを内管2内に嵌入させ、かつ、そのソケット8の端面と対応する口栓9の 円環状端面にはガスシール用の放射状に形成された凸溝状のメタルシール部9bが 形成されている。
【0017】 上述の接続固定部材3を構成する被嵌部材5、ネジ4およびソケット8はSU S材よりなり、嵌合支持部材6および口栓9はアルミ材よりなる。
【0018】 このように構成されるガス採取用二重プローブ管では、400℃以上の高温状 態下でNH3 ガスもしくはNOX ガスを採取する場合、内管2の熱膨張が外管1 よりも大きく熱膨張差が発生するが、その内管2の一端が嵌合支持部材6に摺動 自在に嵌装されていることから、その内管2の伸縮が許容される。
【0019】 そして、採取するNH3 ガスもしくはNOX ガスは、もっぱらアルミ材で形成 された口栓9から内管2内を流過してガス分析計に導入され、SUS材と接する ことがない。よって、測定ガスとの間での酸化反応は起こらず、NH3 ガス成分 やNOX ガス成分の濃度が低下する等の不具合の発生が回避され、測定精度が向 上する。
【0020】 図2は異なる実施例を示し、長さの制約があるアルミ材よりなる2つの内管構 成部材2a,2bを中継部材11で接続して所望の長尺なガス採取用二重プローブ管を 形成できるようにしたものである。
【0021】 この場合、中継部材11をアルミ材で筒状に形成してその内部に両内管構成部材 2a,2bの中継部分を嵌装させ、その下部外周に刻設した螺子溝11aを別の中継部 材12の上部内周に刻設した螺子溝12aに螺合させ、その中継部材12を下方の外管 1bに被嵌させてネジ4で固定するとともに、その中継部材12の上部外周に刻設し た螺子溝12bに他方の中継部材13の下部内周に刻設した螺子溝13aを被嵌螺合さ せ、その上部内周に上方の外管1aを嵌入させネジ4でその中継部材13を外管1aに 固定している。
【0022】 図3は別の実施例を示し、これは、両内管構成部材2a,2bを中継部材14で接続 して、その中継部材14とともに一体に形成された外管1内に挿入したもので、そ の中継部材14はその内側に両内管構成部材2a,2bの端部を嵌合させる周溝14a, 14bが上下に開放するように形成され、その外周面が外管1の内面に嵌入される 。この場合、外管1を切断して接続する手間が省け、部品点数を削減してコスト 安に製作できる。
【0023】 なお、以上の各実施例において、内管2、内管構成部材2a,2b、口栓9等はア ルミ材の他にセラミックスや石英ガラス等のNH3 ガスやNOX ガスと酸化反応 を起こさない材質を用いることができる。また、アルミ材としては表面にAl2 3 層を形成したアルミ合金、SUS材としてはSUS304が好適である。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、第1の考案では、NH3 ガスまたはNOX ガスがアルミ 材もしくはセラミックス、石英ガラス等の酸化反応を起こさない材質よりなる内 管内を流過するので、測定ガスの濃度が変化せず測定精度が向上し、かつ耐久性 も向上する。
【0025】 第2の考案では、外管の一端側に固定部材を設け、かつその他端側に脱落防止 部材を設けたことにより、簡単な構成で、内管をその外管内に安定に嵌装固定す ることができる。
【0026】 第3の考案では、内管を摺動自在に嵌挿させて支持する嵌合支持部材を外管に 設けたので、その外管に対する内管の伸縮差を吸収することができ、高温下にお ける使用が可能となる。
【0027】 第4の考案では、内管と外管とを中継部材で接合することによって、大型のガ スタービン発電ボイラ用として好適な長尺のプローブ管を形成できる。
【0028】 第5の考案では、複数の内管構成部材を中継部材で接合して内管を形成し、そ の内管を中継部材とともに外管内に嵌挿させるので、外管を切断することなく、 簡易かつコスト安に長尺のプローブ管を製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のガス採取用二重プローブ管の一実施例
を示す縦断面図である。
【図2】同異なる実施例を示す縦断面図である。
【図3】同別の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…外管、2…内管、3…固定部材、6…嵌合支持部
材、7…脱落防止部材、11,12,13,14…中継部材。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電ボイラの脱硝出口に設けられるNH
    3 計やNOX 計用のガス採取用プローブ管であって、ス
    テンレス鋼材よりなる外管の内部に、アルミ材もしくは
    セラミックス、石英ガラス等よりなる内管を嵌挿させ、
    その内管内にNH3 ガスまたはNOX ガスを流過させる
    ようにしたことを特徴とするガス採取用二重プローブ
    管。
  2. 【請求項2】 前記外管の一端側に、その外管の内部に
    嵌挿させる内管の一端を固定保持するための固定部材を
    設け、その他端側に前記内管の他端を脱落させないよう
    に支持するための脱落防止部材を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載のガス採取用二重プローブ管。
  3. 【請求項3】 前記内管を摺動自在に嵌挿させて支持す
    る嵌合支持部材を前記外管に設けてなることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のガス採取用二重プロ
    ーブ管。
  4. 【請求項4】 前記内管と外管とが、それぞれ中継部材
    を介して接合されてなることを特徴とする請求項1、請
    求項2または請求項3のいずれかに記載のガス採取用二
    重プローブ管。
  5. 【請求項5】 前記内管が中継部材で接合された複数の
    内管構成部材よりなり、その内管が前記中継部材ととも
    に前記外管内に嵌挿されていることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3または請求項4のいずれかに記
    載のガス採取用二重プローブ管。
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JP2008522176A (ja) * 2004-12-04 2008-06-26 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 反応触媒を有する通路を備えた示差ガス成分プローブ
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KR20230117991A (ko) * 2022-02-03 2023-08-10 김영덕 반도체 제조에 사용되는 유체 이송용 이중 파이프 및 이를 구비한 히팅자켓 장치

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