JPH0787469A - テレビ会議用デジタイザタブレット - Google Patents

テレビ会議用デジタイザタブレット

Info

Publication number
JPH0787469A
JPH0787469A JP5249929A JP24992993A JPH0787469A JP H0787469 A JPH0787469 A JP H0787469A JP 5249929 A JP5249929 A JP 5249929A JP 24992993 A JP24992993 A JP 24992993A JP H0787469 A JPH0787469 A JP H0787469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
camera
digitizer
layout
video conference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5249929A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Oiwa
靖之 大岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5249929A priority Critical patent/JPH0787469A/ja
Publication of JPH0787469A publication Critical patent/JPH0787469A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビ会議システムの操作性を向上可能とし
たデジタイザタブレットを提供する。 【構成】 デジタイザタブレットの液晶パネルに表示さ
れたカメラコントロールボックス9内のアイコンの操作
によりカメラを基準撮影対象に向けた状態で、基準撮影
対象を表す人物アイコンAが入力ペンで指示されると、
デジタイザにより検知された同アイコンの座標値と、カ
メラ操作基準データとしての、その時点でのカメラ操作
データαとが記憶される。撮影対象選択のため人物アイ
コンDが指示されると、CPUは、両アイコン座標値と
カメラ操作基準データとに基づいて、撮影対象の撮影に
適したカメラ操作データβを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ会議システムと
共に用いられるテレビ会議用デジタイザタブレットに関
する。
【0002】
【従来の技術】2つ以上の地点に設けられた会議室の夫
々に通信端末として設置されたテレビ会議システムをI
SDN(サービス総合デジタル網)または専用回線など
の通信網を介して接続して、会議室間で映像信号及び音
声信号をリアルタイムで送受し、これにより遠隔地点間
で対面会議を行うことが知られている。
【0003】一般に、テレビ会議システムは、会議出席
者の音声を入力するためのマイクロフォンと、会議出席
者、会議資料などを撮影するためのカメラとを備え、マ
イクロフォンからの音声信号およびカメラからの映像信
号をそれぞれ符号化したものを多重化して、相手側シス
テムに通信網を介して送出するようになっている。又、
テレビ会議システムは、通信網を介して相手側システム
から多重化されて送信されてきた信号を分離・復号化し
て得た音声信号および映像信号によりスピーカおよびモ
ニタ(ディスプレイ)を夫々駆動して、相手側会議出席
者の音声および映像などを再生するようにしている。
【0004】また、テレビ会議システムには、会議出席
者またはオペレータがシステム作動制御用の命令を入力
するための操作部が付設され、この操作部として、ペン
入力コンピュータの入力装置と類似のものが提案されて
いる。
【0005】この種の操作部は、例えば、電磁波を発生
するためのコイルを内蔵した入力ペンと、格子状に形成
されたアンテナ回路を有するデジタイザに液晶パネルを
重ねたものをガラス板などで被覆してなる本体とを有
し、液晶パネルに表示されるシステム制御命令入力用画
面のアイコン等に入力ペンを当てるだけで命令を手動入
力できるようになっている。
【0006】即ち、命令入力のために入力ペンが操作さ
れると、入力画面上での入力ペン位置を表すデジタイザ
出力に基づいて操作部のコントローラにより命令が解読
され、テレビ会議システム側では、この解読結果を受信
したシステムコントローラの制御下で、命令に応じた作
動が行われる。例えば、操作部を介してカメラ制御命令
や音量調整命令をテレビ会議システムに入力すると、自
局側および相手側システムのカメラ動作制御や音量レベ
ル調整が行われる。
【0007】図11は、相手局カメラについてのカメラ
制御命令入力用の画面を例示する。図中、参照符号40
aは右パンスイッチ表示を示し、40c,40dおよび
40bは、左パンスイッチ表示、上チルトスイッチ表示
および下チルトスイッチ表示を夫々示す。また、参照符
号41,42は、カメラズームスイッチ表示およびカメ
ラフォーカススイッチ表示を夫々表す。
【0008】相手局カメラを右パンさせたい場合に会議
出席者またはオペレータが、図11の入力画面の右パン
スイッチ表示40aの直上に入力ペンを当てると、入力
ペン位置を表すデジタイザ出力に基づいて操作部のコン
トローラにより相手局カメラに対する右パン動作命令が
解読される。そして、この命令がテレビ会議システムお
よび通信網を介して相手局のテレビ会議システムのコン
トローラに送信され、同コントローラの制御下で相手局
カメラが右パン動作を開始する。そして、モニタに映る
相手側会議室の情景が希望のものになったとき、即ち、
相手局カメラが会議出席者等の希望する方向に向いたと
きに入力ペンを右パンスイッチ表示40aから離すと、
右パン動作停止命令が自局側コントローラから相手局コ
ントローラを介して相手局カメラに送出され、その右パ
ン動作が停止する。
【0009】相手局カメラの左パン動作および上下チル
ト動作についても同様である。カメラズーム動作および
カメラフォーカス動作に関しては、スイッチ表示41,
42の「+」側表示を入力ペンで押圧すると相手局カメ
ラが「+」側に動作し、「−」側を押圧すると「−」側
に動作することになる。
【0010】上記従来のテレビ会議システムは、操作部
本体の液晶パネルに表示された命令入力画面の所要部位
に入力ペンを当てるだけでシステム制御命令を入力でき
る点で便宜である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テレビ会議システムには操作性に改善の余地があり、特
に、相手局カメラを操作する上で難点がある。即ち、相
手局カメラの操作時、会議出席者またはオペレータは、
モニタに映し出されている相手側会議室の情景などから
相手局カメラの向きを推測せざるを得ず、このため、相
手局カメラにどの様な動作をさせれば所望の映像を得ら
れるのかは把握しがたい。従って、会議出席者等は、相
手側会議室内の撮影対象を切り換える毎に、モニタを監
視しつつカメラ制御命令を入力する必要があり、操作が
煩雑になる。
【0012】本発明は、テレビ会議システムの操作性を
向上可能としたテレビ会議用デジタイザタブレットを提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のテレビ会議用デ
ジタイザタブレットは、テレビ会議システム操作入力を
入力するためのデジタイザ指示手段と、表示画面を有す
るディスプレイパネル手段と、同ディスプレイパネル手
段に重ねられデジタイザ指示手段による入力を検出する
ためのデジタイザ手段とを有するものであって、デジタ
イザ指示手段によるレイアウト入力に応じてレイアウト
データを作成し同レイアウトデータに基づいて表示画面
上にテレビ会議室の簡易レイアウトを表示するためのレ
イアウト作成・表示手段と、デジタイザ指示手段により
簡易レイアウト中の任意の部位が撮影対象選択のために
指示されたときにデジタイザ手段により検出される任意
の部位の表示画面上での座標値に基づいて、撮影対象の
撮影に適したカメラ操作データを生成するためのデータ
生成手段とを備えることを特徴とする。
【0014】好ましくは、デジタイザタブレットは、カ
メラと同カメラの作動を制御するためのカメラ制御手段
とを有するテレビ会議システムと共に用いられる。この
デジタイザタブレットは、デジタイザ指示手段によるカ
メラ操作入力に応じてデータ生成手段により生成される
カメラ操作データをカメラ制御手段へ送出するためのデ
ータ送出手段と、カメラ制御手段の制御下でカメラが任
意の基準撮影対象に向けられた状態で、簡易レイアウト
中の、基準撮影対象に対応する特定部位が指示されたと
き、デジタイザ手段により検出される特定部位の座標値
と、データ生成手段により生成され基準撮影対象の撮影
に適したカメラ操作基準データとを記憶するための記憶
手段を更に備える。そして、データ生成手段は、任意の
部位が指示されたとき、特定部位の座標値とカメラ操作
基準データと任意の部位の座標値とに基づいて、撮影対
象の撮影に適したカメラ操作データを生成する。
【0015】より好ましくは、デジタイザタブレット
は、通信網を介して自局側テレビ会議システムに接続さ
れると共にデジタイザタブレットが付設された他局側テ
レビ会議システムと共に用いられるもので、レイアウト
データおよびカメラ操作データを、自局側テレビ会議シ
ステムと通信網と他局側テレビ会議システムとを介して
他局側デジタイザタブレットに送信するための送信手段
と、他局側デジタイザタブレットからのレイアウトデー
タおよびカメラ操作データを、他局側テレビ会議システ
ムと通信網と自局側テレビ会議システムとを介して受信
するための受信手段とを更に備える。
【0016】又、レイアウトデータのうちの、人物位置
データを除くものを、ファイルとして登録するためのデ
ータ蓄積部をデジタイザタブレットに設けても良い。
【0017】好ましくは、簡易レイアウト中の任意の部
位は、その他の部位と異なる表示色または輝度で表示さ
れる。又、任意の部位は、データ生成手段からの撮影対
象の撮影に適したカメラ操作データに応じてカメラの作
動制御が行われている間、ブリンキング表示される。
【0018】また、簡易レイアウト中の任意の領域がデ
ジタイザ指示手段により撮影対象領域選択のために指示
されたとき、この任意の領域の代表点の座標値に基づい
て、撮影対象領域の撮影に適したカメラ操作データを、
データ生成手段により生成しても良い。
【0019】IDカードに記憶された会議出席者管理デ
ータをIDカードから読み取るためのデータ読み取り手
段を備えるデジタイザタブレットでは、レイアウト作成
・表示手段は、データ読み取り手段により読み取られた
会議出席者管理データに基づいて、簡易レイアウト上に
会議出席者表示を行い、又、送信手段は、会議出席者管
理データを送信する。
【0020】
【作用】デジタイザ指示手段を用いたオペレータによる
レイアウト入力に応じて、レイアウト作成・表示手段
は、レイアウトデータを作成し、同レイアウトデータに
基づいてディスプレイパネル手段の表示画面上にテレビ
会議室の簡易レイアウトを表示する。
【0021】テレビ会議中、オペレータが、簡易レイア
ウト中の任意の部位をデジタイザ指示手段により撮影対
象選択のために指示すると、撮影対象として指示された
任意の部位の座標値がデジタイザ手段によって検出さ
れ、次いで、検出された座標値に基づいて、データ生成
手段により、撮影対象に適合するカメラ操作データが生
成される。
【0022】好ましくは、カメラ操作データの生成に先
立って、オペレータは、デジタイザ指示手段を介してカ
メラ操作入力を入力することにより、テレビ会議システ
ムのカメラ制御手段を介してカメラを作動制御して同カ
メラを基準撮影対象に向け、簡易レイアウト中の、基準
撮影対象に対応する部位を指示する。これに伴って、特
定部位の座標値がデジタイザ手段により検出され、又、
基準撮影対象の撮影に適したカメラ操作基準データがデ
ータ生成手段により生成される。更に、この座標値およ
び基準データが記憶手段により記憶され、簡易レイアウ
ト中の任意の部位が撮影対象として選択されると、座標
値および基準データが、撮影対象の撮影のためのカメラ
操作データの生成に供される。
【0023】そして、撮影対象の撮影にあたっては、テ
レビ会議システムのカメラが、上述のように生成された
カメラ操作データに従って駆動制御され、これにより撮
影対象が良好に撮影される。
【0024】本発明の好適態様では、簡易レイアウト中
の任意の領域を撮影対象領域として選択可能で、この任
意の領域の代表点の座標に基づいて撮影対象領域の撮影
に適したカメラ操作データが生成される。これにより、
例えば、複数の会議出席者を良好に撮影可能となる。
【0025】又、レイアウトデータおよびカメラ操作デ
ータを自局側と他局側との間で送受するための送信手段
および受信手段を備えた態様では、予め受信しておいた
他局側からのデータに基づいて他局側カメラを操作する
ためのカメラ操作データを生成して他局側に送信し、こ
れにより、他局側カメラを遠隔操作する。又、自局側の
データを送信して、自局側カメラを他局側から遠隔操作
可能とする。
【0026】会議出席者管理データをIDカードから読
み取るためのデータ読み取り手段を備えた態様では、こ
の管理データに基づいて簡易レイアウト中に会議出席者
表示が行われ、レイアウト入力に供される。又、管理デ
ータを他局側へ送出して、自局側出席者の出退の、他局
側での確認に供する。
【0027】更に、本発明の好適態様では、撮影対象と
しての、簡易レイアウト中の任意部位が、その他の部位
と異なる表示色または輝度で表示され、又、カメラ作動
制御中にはブリンキング表示される。これは、撮影対象
選択に便宜である。
【0028】また、人物位置データ以外のレイアウトデ
ータを登録するためのデータ蓄積部を備えた態様では、
次回のテレビ会議に際して登録レイアウトデータが利用
され、レイアウト入力上の負担が軽減される。
【0029】
【実施例】以下、図1ないし図3を参照して、テレビ会
議システムおよびこれに付設される本発明の第1実施例
によるテレビ会議用デジタイザタブレットを説明する。
【0030】図1はテレビ会議システムを示すブロック
図、図2は同テレビ会議システムの操作部としてのデジ
タイザタブレットの外観を示す概略斜視図、および、図
3はデジタルタブレットの内部構成を示すブロック図で
ある。
【0031】図1を参照すると、テレビ会議システム
は、会議出席者の音声を入力するためのマイクロフォン
(以下、マイクと云う)21と、会議出席者を撮影する
ための、例えばCCDカメラからなるカメラ22とを備
えている。カメラ22は、テレビ会議システム全体を制
御するためのシステムコントローラ29の制御下で作動
するカメラコントローラ28により駆動制御されて、左
右パン動作、上下チルト動作、ズーム動作およびフォー
カス動作するようになっている。
【0032】マイク21からの音声信号およびカメラ2
2からの映像信号は、システムコントローラ29の制御
下で作動する音声コーデック部27および映像コーデッ
ク部26において符号化され、次いで、符号化された音
声信号および映像信号は、システムコントローラ29の
制御下で作動する伝送制御部210において多重化さ
れ、更に、多重化された音声および映像信号は、回線を
介して伝送制御部210から、図1のシステムと同一構
成の相手側テレビ会議システム(図示略)に送出される
ようになっている。
【0033】一方、回線を介して相手側システムから多
重化されて送信されてきた信号は、本システムの伝送制
御部210において音声信号と映像信号とに分離されて
音声コーデック部27および映像コーデック部26で夫
々復号化され、斯く復号化された音声信号および映像信
号によりスピーカ24およびモニタ(ディスプレイ)2
3が夫々駆動されて、相手側会議出席者の音声および映
像が再生されるようになっている。
【0034】参照符号25は、本システムおよび相手側
システムのカメラ制御(パン、チルト、ズーム等)や音
量調整のための命令を会議出席者が入力するために用い
る操作部を示す。図2および図3に示すように、操作部
25は、液晶パネル(LCD)53と、この上に重ねら
れた例えば抵抗膜方式のデジタイザ51とを含む本体
と、入力ペン31とを有している。デジタイザ51は、
ガラスなどの透明な絶縁性基板からなり、この基板の表
面には酸化インジウム・酸化スズなどの透明な導電体フ
ィルムが張り付けられ、デジタイザ指示手段としての入
力ペン31がデジタイザ51の表面に接触すると電圧が
発生するようになっている。
【0035】また、操作部25は、デジタイザ51の出
力から、デジタイザ表面上での入力ペン位置すなわち座
標位置を検出するためのデジタイザ信号制御回路52
と、これに接続した中央処理装置(CPU)55とを備
え、CPU55は、デジタイザ信号制御回路52の出力
信号を変換して得た座標データからコマンドコードを解
読し、同コマンドコードを、シリアルインターフェイス
56およびテレビ会議システムのシリアルインターフェ
イス211を介して、システムコントローラ29へフォ
ーマット送信するようになっている。更に、操作部25
は、液晶パネル53の表示動作を制御するためのLCD
コントローラ54と、表示内容を格納しデジタイザ座標
データを一時記憶するためのメモリ57とを有してい
る。
【0036】以下、上記構成のテレビ会議システムの作
動を説明する。
【0037】テレビ会議システムに電源を投入すると、
操作部25のCPU55は、メモリ57から制御プログ
ラムを読み出して同プログラムの実行を開始する。先
ず、CPU55の制御下でLCDコントローラ54が作
動し、LCD53に初期メニュ(図示略)が表示され
る。会議出席者またはオペレータ(以下、オペレータと
いう)が、デジタイザ51を介して初期メニュの選択肢
「自局側簡易レイアウト作成」の上に入力ペン31を当
てると、デジタイザ出力がデジタイザ信号制御回路52
を介してCPU55に供給され、CPU55は選択肢
「自局側簡易レイアウト作成」が選択されたことを検知
する。
【0038】そこで、CPU55は、LCDコントロー
ラ54を介してLCD53に簡易レイアウト作成画面を
ウインドウ表示させる。図4に示すように、この簡易レ
イアウト作成画面の左側には、カメラ位置入力アイコン
1、人物位置入力アイコン2、矩形作成アイコン3、線
画作成アイコン4、テキスト入力アイコン5および削除
アイコン6が表示され、又、画面右上にはカメラコント
ロールセットアイコン7およびレイアウト設定アイコン
8が表示され、更に、画面適所にメッセージ「レイアウ
トを作成しますか」と選択肢「取消」とが表示される。
【0039】このメッセージ表示に応じてオペレータが
入力ペン31でレイアウトアイコン8を選択すると、操
作部25はレイアウト作成状態に入り、CPU55の制
御下でメッセージ「アイコンを選択して下さい」が画面
に表示される。これに応じて、オペレータは入力ペン3
1でアイコン1〜5のうちの所要の一つを選択し、次
に、メッセージ「位置を指定して下さい」に応じて入力
ペン31で位置を指定する。CPU55は位置入力を判
別すると、メッセージ「レイアウト作成を終了します
か」と選択肢「レイアウト作成続行」とを画面表示させ
る。オペレータは、レイアウト作成を続ける場合には入
力ペン31でこの選択肢を選択し、そうでなければレイ
アウトアイコン8を選択する。レイアウトアイコン8を
選択すると、作成済みの自局側簡易レイアウトのデータ
がメモリ57に格納され、又、LCD53に初期メニュ
が表示される。
【0040】図4の場合は、レイアウトアイコン8を先
ず選択し、カメラアイコン1を選択すると共にカメラア
イコン位置として画面上部中央を指定する。次に、机を
画面表示すべく矩形アイコン4を選択し、更に、机の位
置および大きさを指定するために例えば机の左上隅およ
び右下隅を順次指定する。次いで、4人の会議出席者を
画面表示すべく人物アイコン2を順次選択し、会議出席
者位置として画面下部の位置A,B,CおよびDを順次
指定する。そして、レイアウトアイコン8を再度選択
し、図4の自局側簡易レイアウトの作成を終了する。
【0041】次に、初期メニュから選択肢「自局側カメ
ラデータ設定」が選択されたことを検知すると、CPU
55は、図5に示す自局側カメラデータ設定ルーチンを
実行する。先ず、CPU55は、メモリ57から読み出
した作成済みの自局側簡易レイアウトと共に、メッセー
ジ「カメラデータを設定しますか」および選択肢「取
消」,「終了」をLCD53に表示させつつ、オペレー
タによる入力ペン操作に待機する(ステップS1)。そ
して、オペレータがセットアイコン7を選択したことを
ステップS1で判別すると、CPU55は、コントロー
ルボックス9をLCD53にウィンドウ表示させると共
にメッセージ「撮影対象を指定して下さい」をLCD5
3に表示させつつ、入力ペン操作に待機する。
【0042】オペレータは、カメラ22を目視しつつ、
カメラ22の向きが、基準撮影対象としての会議出席者
Aに向くように、コントロールボックス9内のパン・チ
ルトアイコンやズームアイコンを押圧する。
【0043】なお、カメラ22からの映像信号がモニタ
23に送出されるように映像信号経路を切り換えてモニ
タ23に自局側会議室の情景を映し出すようにしても良
く、この場合、オペレータは、モニタ23上の映像を監
視しつつ、アイコンを操作する。
【0044】CPU55は、アイコン操作に応じて初期
ゼロ値から変化するカメラ操作データ(カメラ22のパ
ン、チルトおよびズーム値)を、インターフェイス5
6,211を介してシステムコントローラ29へ送出す
る一方で、同データをメモリ57に格納する。そして、
システムコントローラ29からのカメラ操作データを入
力するカメラコントローラ28の制御下で、カメラ22
がアイコン操作に対応するパン動作などを行う。
【0045】オペレータは、カメラ22が会議出席者A
に向くに至ったときに、人物アイコンAを入力ペン31
で指示する。
【0046】この入力ペン操作をステップS2で検出す
ると、CPU55の制御下で人物アイコンAの位置デー
タがメモリ57に一時記憶されると共に、メッセージ
「カメラ操作データを格納しますか」と選択肢「取消」
とがLCD53に表示される。
【0047】基準撮影対象選択を誤ったなどの理由でオ
ペレータが選択肢「取消」を選択すると、ステップS2
以降の処理が再度実行される一方、セットアイコン7を
選択したことがステップS4で判別されると、その時点
でメモリ57に格納されているカメラ22のパン(図4
のα゜)、チルトおよびズーム値が、カメラ操作基準デ
ータとしてメモリ57のレイアウト形成ファイル記憶領
域に格納される(ステップS5)。
【0048】上述のようにして、簡易レイアウトデータ
とカメラ操作基準データとからなる自局側のレイアウト
形成ファイルが生成されてメモリ57に格納される。相
手局においても同様のレイアウト形成ファイルが生成、
格納される。
【0049】相手側カメラの制御に用いる相手局側の簡
易レイアウトデータおよびカメラ操作基準データを得る
には、初期メニュから選択肢「レイアウト形成ファイル
送信要求」を選択する。この場合、CPU55からの送
信要求が、操作部25側のインターフェイス回路56か
らテレビ会議システム本体側のインターフェイス回路2
11へシリアル送信され、次いで、システムコントロー
ラ29、伝送制御部210、回線ならびに相手局側の伝
送制御部、システムコントローラおよび2つのインター
フェイス回路を介して相手局側の操作部のCPUへ伝達
される。そして、相手局側のCPUにより、メモリから
読み出され通信フォーマットに変換された各レイアウト
形成ファイルは、相手局側の伝送制御部で伝送データパ
ケットに変換された後に回線を介して送信要求側の局へ
送信される。送信要求側の局では、受信した相手局側の
簡易レイアウトデータおよびカメラ操作基準データをシ
ステムコントローラ29およびCPU55の制御下でメ
モリ57に格納する。
【0050】レイアウト形成ファイルの格納完了後、オ
ペレータが初期メニュから選択肢「自局側カメラコント
ロール」を入力ペン31で選択すると、LCD53には
図4に示す画面が表示され、又、CPU55およびシス
テムコントローラ29の制御下で、会議出席者Aに関連
するカメラ操作基準データがメモリ57から読み出され
てカメラコントローラ28にセットされる。これによ
り、カメラ22のパン、チルト及びズーム値がカメラ操
作基準データのものと合致するように、カメラコントロ
ーラ28の制御下でカメラ22がパン、チルトおよびズ
ーム動作する。この結果、カメラ22のパン角度はα゜
になる。
【0051】そして、例えば会議出席者Dの発言時に、
オペレータが、会議出席者Dを撮影対象として選択すべ
く人物アイコンDを入力ペン31で指示すると、入力ペ
ン出力がデジタイザ信号制御回路52において座標位置
に変換され、次いで、CPU55において座標データに
変換され、人物アイコンDが指示されたことが認識され
る。そして、CPU55の制御下で、図6に示すよう
に、人物アイコンDのブリンキングが開始される。
【0052】次に、CPU55は、メモリ57から読み
出したカメラアイコンおよび人物アイコンDの座標デー
タに基づいて人物アイコンDについてのパン角度値β゜
を求め、更に、このパン角度値β゜からカメラコントロ
ーラ28に現在セットされている人物アイコンAに関連
するパン角度値α゜を減じて得たパン動作角度(β゜−
α゜)のパンコマンドをインターフェイス回路56を介
してシリアル送信する。このパンコマンドは、インター
フェイス回路56からインターフェイス回路211およ
びシステムコントローラ29を介してカメラコントロー
ラ28へ送出され、これにより、カメラ22の向きが会
議出席者Aから会議出席者Dへ角度(β゜−α゜)だけ
変化する。
【0053】同様に、カメラ22のチルト動作およびズ
ーム動作が行われる。なお、ズーム動作に関して、CP
U55は、簡易レイアウト上のカメラアイコンと人物ア
イコンA間距離とカメラアイコンと人物アイコンD間距
離との比率を算出し、この算出比率から求めたコマンド
を送信する。
【0054】以上のようにして、カメラ22のパン動
作、チルト動作およびズーム動作が終了すると、カメラ
コントローラ28からシステムコントローラ29へカメ
ラ制御終了信号が送出され、カメラ制御の終了を検知し
たシステムコントローラ29からインターフェイス回路
211,56を介してCPU55へカメラ制御終了デー
タが送出される。CPU55はカメラ制御終了データを
受信すると、人物アイコンDのブリンキングを終了させ
ると共に、図7に示すように、現在の撮影対象である人
物アイコンDをその他の人物アイコンA〜Cのものと異
なる表示色または輝度で表示させて、人物アイコンDを
その他の人物アイコンA〜Cから区別する。
【0055】以上のように、基準撮影対象の撮影に適し
たカメラ操作データを設定しておけば、撮影対象に対応
するLCD画面部位を入力ペン31で指示するだけで、
カメラ22を撮影対象に適した向きに制御可能である。
【0056】簡易レイアウトデータが実際の会議室レイ
アウトを正確に反映したいないなどの理由で、カメラ制
御上の誤差が生じた場合には、初期メニュから選択肢
「簡易レイアウト微少変更」を選択し、簡易レイアウト
データを修正可能である。この場合、修正結果に応じて
レイアウト形成ファイルの変更部分が書換えられると共
に、相手局側へ修正結果が送信され、相手局側において
同様の書換えが行われる。
【0057】又、何らかの理由で、カメラ22が、入力
ペン31で指示した撮影対象に向かない場合には、画面
領域の対応部分をその他の画面領域と異なる表示色で表
示してオペレータの注意を促すようにしても良い。
【0058】テレビ会議が終了してテレビ会議システム
の電源がオフされると、上述のようにして作成された自
局側のレイアウト形成ファイルは、人物位置データを除
いて、メモリ57の不揮発性領域に自動的に保存され
る。このため、次回のテレビ会議を開催する場合、通常
は、そのときの会議出席者の位置データのみを入力すれ
ば足りる。
【0059】以下、本発明の第2実施例によるテレビ会
議用デジタイザタブレットを説明する。
【0060】本実施例のデジタイザタブレットは、同タ
ブレットが付設されるテレビ会議システムにより会議室
の所要領域を好適に撮影可能とした点に特徴があり、そ
の他の点は第1実施例のものと同様で、両実施例に共通
の構成および作用についての説明を省略する。
【0061】初期メニュから選択肢「自局側カメラコン
トロール」が入力ペン31で選択されると、図8に示す
ように、図4のアイコン1〜6,7および8に加えてエ
リア指定アイコン10が表示される。
【0062】テレビ会議中に、例えば二人の会議出席者
B,Cを同時に撮影しようとする場合、オペレータは、
エリア指定アイコン10を入力ペン31で先ず選択し、
次に、入力ペン31で人物アイコンB,Cを含む撮影対
象領域の左上隅(点X)と右下隅(点Y)とを順次指定
する。この入力ペン操作に応じて、2点X,Yの座標値
がデジタイザ信号制御回路52により検知され、次い
で、両座標値がCPU55において座標データに夫々変
換され、更に、図8に破線で示す領域を画成する4辺を
表す座標データが求められる。
【0063】次に、CPU55は、破線領域内にアイコ
ンが含まれているか否かを調べるべく破線領域内を走査
する。図8に示す簡易レイアウトの場合には、人物アイ
コンB,Cが検知される。そして、CPU55の制御下
で、破線領域内のアイコンたとえば人物アイコンB,C
のブリンキングが開始される。
【0064】CPU55は、撮影対象領域の代表点とし
ての破線領域中心点Pの座標データを2点X,Yの座標
値から算出し、次に、領域中心点Pの座標データとカメ
ラアイコンの座標データとから撮影対象領域に対するパ
ン角度γ゜を求める。更に、CPU55は、パン角度γ
゜から基準撮影対象としての会議出席者Aに対するパン
角度α゜を減じてパン動作角度(γ゜−α゜)を求め、
このパン動作角度を表すパンコマンドをインターフェイ
ス回路56などを介してカメラコントローラ28へ送出
する。
【0065】又、CPU55は、カメラアイコンと人物
アイコンA間距離とカメラアイコンと破線領域中心点P
間距離との比率を算出し、この算出比率に対応するズー
ムコマンドを送出する。
【0066】そして、カメラコントローラ28の制御下
で、パンコマンドおよびズームコマンドに応じて、カメ
ラ22がパンおよびズーム動作する。更に、このカメラ
制御の終了時にカメラコントローラ28から送信される
カメラ制御終了信号を受信すると、CPU55は、人物
アイコンB,Cのブリンキングを終了させて、カメラ制
御終了をオペレータに知らせる。
【0067】その後、システムコントローラ29の制御
下で自局側から他局側へ送信されるカメラ22からの映
像信号に基づいて、撮影対象領域内の自局側出席者B,
Cの映像が他局側モニタ上に良好に映し出されることに
なる。
【0068】以下、本発明の第3実施例によるテレビ会
議用デジタイザタブレットを説明する。
【0069】図9は、この実施例のタブレットの内部構
成を示すブロック図である。本実施例のタブレットは、
会議出席者が所持するIDカード(図示略)に登録され
た情報を簡易レイアウト作成に利用可能とした点に特徴
があり、その他の点に関しては図3に示すものと同様で
ある。
【0070】図9に示すように、本実施例のデジタイザ
タブレットは、図3に示すタブレット構成要素31及び
51〜57に加えて、カードリーダユニット110と、
CPU55に接続した受信部103とを備えている。カ
ードリーダユニット110は、磁気記録カード、ICカ
ードなどからなるIDカードに管理データとして登録さ
れたカード所持者の所属、氏名などをIDカードから読
み取るためのリーダ部101と、同リーダ部101から
の、管理データを表す電気出力信号を、光信号に変換す
るための送信部102とを有している。送信部102は
光ケーブルによって受信部103に接続され、送信部1
02からの光信号は受信部103において電気信号に変
換されるようになっている。
【0071】本実施例のデジタイザタブレットの作動
は、IDカードに記憶された管理データを利用する以外
は、第1実施例のものと同様である。
【0072】図10は、LCD53に表示される初期メ
ニュから選択肢「自局側簡易レイアウト作成」を入力ペ
ン31で選択した場合に表示される簡易レイアウト作成
画面を示す。同図に示すように、オペレータがレイアウ
ト作成選択肢を選択すると、CPU55は、レイアウト
形成ファイルを参照して、カメラアイコンおよび物体表
示を画面上に表示する。
【0073】そして、会議出席者の各々がIDカードを
カードリーダユニット100に挿入する度に、IDカー
ドから管理データがリーダ部101により読み取られ、
リーダ部101出力が送信部102において光信号へ変
換され、光ケーブルを介して受信部103へ送出され、
受信部103において電気信号へ変換される。
【0074】CPU55は、管理データを表す受信部出
力を入力すると、受信部出力から会議出席者の氏名を解
読し、氏名表示のためのキャラクタ表示データを人物ア
イコン表示データと共にLCDコントローラ54へ送出
する。そして、LCDコントローラ54の制御下でLC
D53の簡易レイアウト作成画面上に人物アイコンが順
次表示され、人物アイコンの各々の下方に同アイコンに
対応する会議出席者名が表示される。
【0075】次いで、入力ペン31を用いたオペレータ
による人物アイコン表示位置調整に応じて、CPU55
は、簡易レイアウトを作成する。
【0076】なお、上記第1実施例におけるレイアウト
データおよびカメラ操作データの送信の場合と同様、カ
ードリーダユニット100を介して上述のように登録さ
れた自局側会議出席者のリストを相手側システムに送信
可能である。この場合、相手側は会議出席者を事前に確
認可能となる。
【0077】更に、会議中にIDカードがカードリーダ
ユニット100に挿入されると、CPU55は、このと
きに受信した管理データが、現在の簡易レイアウトの作
成に供された会議出席者の管理データのいずれかと一致
するか否かを判別し、受信データがいずれかの管理デー
タと一致すれば、受信データに対応する会議出席者が退
出するものと判断して、同退出者に対応する人物アイコ
ンおよび氏名表示を簡易レイアウト表示から除去させる
ための削除データをLCDコントローラ54へ送出する
と共に、相手局へ削除データを送信する。これにより、
自局側および他局側の双方において、退出者を確認可能
となる。
【0078】本発明は、上記第1〜第3実施例に限定さ
れず、種々に変形可能である。
【0079】例えば、第1実施例では、簡易レイアウト
作成に際して、カメラ22の向きを目視しあるいはモニ
タ映像を監視しつつ、オペレータがアイコン操作するこ
とにより、カメラ22の向きひいてはカメラ操作データ
を変化させ、カメラ22が基準撮影対象たとえば会議出
席者Aに向いたときのカメラ操作データを基準撮影対象
の撮影に適したカメラ操作基準データとして記憶するよ
うにしたが、より簡略には、簡易レイアウト作成画面上
でのカメラアイコンおよび基準撮影対象対応部位の夫々
の入力位置からカメラ操作基準データをCPU55によ
り演算で求めるようにしても良い。
【0080】あるいは、簡易レイアウト作成画面に表示
されるカメラアイコンの向きを、CPU55の制御下
で、オペレータによるアイコン操作に応じて可変表示す
ると共にメモリ57にカメラ操作データを更新自在に一
時記憶し、カメラアイコンが基準撮影対象対応部位に向
いた状態でオペレータが入力ペン操作を行ったときに、
同操作時点でのカメラ操作データをカメラ操作基準デー
タとして記憶するようにしても良い。この場合、オペレ
ータは、レイアウト入力に際して簡易レイアウト作成画
面のみを参照すれば足りる。
【0081】
【発明の効果】上述のように、本発明のテレビ会議用デ
ジタイザタブレットは、テレビ会議システム操作入力を
入力するためのデジタイザ指示手段と、表示画面を有す
るディスプレイパネル手段と、同ディスプレイパネル手
段に重ねられデジタイザ指示手段による入力を検出する
ためのデジタイザ手段とを有するものであって、デジタ
イザ指示手段によるレイアウト入力に応じてレイアウト
データを作成し同レイアウトデータに基づいて表示画面
上にテレビ会議室の簡易レイアウトを表示するためのレ
イアウト作成・表示手段と、デジタイザ指示手段により
簡易レイアウト中の任意の部位が撮影対象選択のために
指示されたときにデジタイザ手段により検出される任意
の部位の表示画面上での座標値に基づいて、撮影対象の
撮影に適したカメラ操作データを生成するためのデータ
生成手段とを備えるので、自局側および相手側のテレビ
会議システムを操作する上での操作性に富む。
【0082】本発明の好適態様によれば、デジタイザタ
ブレットは、カメラと同カメラの作動を制御するための
カメラ制御手段とを有するテレビ会議システムと共に用
いられるもので、デジタイザ指示手段によるカメラ操作
入力に応じてデータ生成手段により生成されるカメラ操
作データをカメラ制御手段へ送出するためのデータ送出
手段と、カメラ制御手段の制御下でカメラが任意の基準
撮影対象に向けられた状態で、簡易レイアウト中の、基
準撮影対象に対応する特定部位が指示されたとき、デジ
タイザ手段により検出される特定部位の座標値と、デー
タ生成手段により生成され基準撮影対象の撮影に適した
カメラ操作基準データとを記憶するための記憶手段を更
に備え、データ生成手段は、任意の部位が指示されたと
き、特定部位の座標値とカメラ操作基準データと任意の
部位の座標値とに基づいて、撮影対象の撮影に適したカ
メラ操作データを生成する。この様に、基準撮影対象の
撮影に適合するカメラ操作基準データを用いて撮影対象
に対するカメラ操作データを決定するので、撮影対象を
良好に撮影可能とするカメラ操作が可能となる。
【0083】本発明の好適態様によれば、デジタイザタ
ブレットは、通信網を介して自局側テレビ会議システム
に接続されると共にデジタイザタブレットが付設された
他局側テレビ会議システムと共に用いられるもので、レ
イアウトデータおよびカメラ操作データを、自局側テレ
ビ会議システムと通信網と他局側テレビ会議システムと
を介して他局側デジタイザタブレットに送信するための
送信手段と、他局側デジタイザタブレットからのレイア
ウトデータおよびカメラ操作データを、他局側テレビ会
議システムと通信網と自局側テレビ会議システムとを介
して受信するための受信手段とを更に備える。このた
め、他局側カメラを遠隔操作可能であり、又、自局側カ
メラを他局側から遠隔操作可能にすることができる。
【0084】レイアウトデータのうちの、人物位置デー
タを除くものを、ファイルとして登録するためのデータ
蓄積部を設けた態様によれば、次回のテレビ会議に際し
て登録レイアウトデータを利用でき、レイアウト入力上
の負担を軽減できる。
【0085】本発明の好適態様では、簡易レイアウト中
の、撮影対象を表す任意の部位を、その他の部位と異な
る表示色または輝度で表示し、又、任意の部位を、デー
タ生成手段からの撮影対象の撮影に適したカメラ操作デ
ータに応じてカメラの作動制御が行われている間、ブリ
ンキング表示するので、撮影対象選択上の誤りを防止で
きる。
【0086】本発明の特定の態様によれば、簡易レイア
ウト中の任意の領域がデジタイザ指示手段により撮影対
象領域選択のために指示されたとき、この任意の領域の
代表点の座標値に基づいて、撮影対象領域の撮影に適し
たカメラ操作データを、データ生成手段により生成する
ので、複数の会議出席者などを良好に撮影可能となる。
【0087】更に、IDカードに記憶された会議出席者
管理データをIDカードから読み取るためのデータ読み
取り手段を備える態様によれば、レイアウト作成・表示
手段は、データ読み取り手段により読み取られた会議出
席者管理データに基づいて、簡易レイアウト上に会議出
席者表示を行い、又、送信手段は、会議出席者管理デー
タを送信するので、レイアウト入力上の負担を軽減で
き、又、自局側および他局側出席者の退出の確認に便宜
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】テレビ会議システムを示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例によるテレビ会議用デジタ
イザタブレットの外観を示す概略斜視図である。
【図3】図2のデジタイザタブレットの内部構成を示す
ブロック図である。
【図4】デジタイザタブレットの液晶パネルにウィンド
ウ表示される簡易レイアウト作成画面を例示する図であ
る。
【図5】図3のCPUにより実行される自局側カメラデ
ータ設定ルーチンのフローチャートである。
【図6】撮影対象の撮影のためのカメラ制御中におけ
る、アイコンのブリンキング表示を伴う自局側カメラコ
ントロール画面を例示する図である。
【図7】カメラ制御終了時でのカメラコントロール画面
での表示例を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例によるテレビ会議用デジタ
イザタブレットでの自局側カメラコントロール画面を例
示する図である。
【図9】本発明の第3実施例によるテレビ会議用デジタ
イザタブレットの内部構成を示すブロック図である。
【図10】図9のデジタイザタブレットでの自局側簡易
レイアウト作成画面における表示内容を例示する図であ
る。
【図11】従来の操作部での、相手局カメラについての
カメラ制御命令入力用画面を例示する図である。
【符号の説明】
1 カメラ位置入力アイコン 2 人物位置入力アイコン 3 矩形作成アイコン 4 線画作成アイコン 5 テキスト入力アイコン 6 削除アイコン 7 カメラコントロールセットアイコン 8 レイアウト設定アイコン 9 カメラマニュアルコントロール用ウインドウ表示 10 エリア指定アイコン 21 マイクロフォン 22 カメラ 23 モニタ 24 スピーカ 25 操作部 26 映像コーデック部 27 音声コーデック部 28 カメラコントローラ 29 システムコントローラ 210 伝送制御部 211 インターフェイス回路 31 入力ペン 40a カメラ右パンスイッチ表示 40b カメラ下チルトスイッチ表示 40c カメラ左パンスイッチ表示 40d カメラ上チルトスイッチ表示 41 カメラズームスイッチ表示 42 カメラフォーカススイッチ表示 51 デジタイザ 52 デジタイザ信号制御回路 53 液晶パネル(LCD) 54 LCDコントロール回路 55 中央処理装置(CPU) 56 インターフェイス回路 57 メモリ 100 IDカードリーダユニット 101 IDカードリーダ部 102 IDカードデータ送信部 103 IDカードデータ受信部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ会議システム操作入力を入力する
    ためのデジタイザ指示手段と、表示画面を有するディス
    プレイパネル手段と、前記ディスプレイパネル手段に重
    ねられ前記デジタイザ指示手段による入力を検出するた
    めのデジタイザ手段とを有するテレビ会議用デジタイザ
    タブレットにおいて、 前記デジタイザ指示手段によるレイアウト入力に応じて
    レイアウトデータを作成し前記レイアウトデータに基づ
    いて前記表示画面上にテレビ会議室の簡易レイアウトを
    表示するためのレイアウト作成・表示手段と、 前記デジタイザ指示手段により前記簡易レイアウト中の
    任意の部位が撮影対象選択のために指示されたときに前
    記デジタイザ手段により検出される前記任意の部位の前
    記表示画面上での座標値に基づいて、撮影対象の撮影に
    適したカメラ操作データを生成するためのデータ生成手
    段とを備えることを特徴とするテレビ会議用デジタイザ
    タブレット。
  2. 【請求項2】 カメラと前記カメラの作動を制御するた
    めのカメラ制御手段とを有するテレビ会議システムと共
    に用いられるもので、 前記デジタイザ指示手段によるカメラ操作入力に応じて
    前記データ生成手段により生成されるカメラ操作データ
    を前記カメラ制御手段へ送出するためのデータ送出手段
    と、 前記カメラ制御手段の制御下で前記カメラが任意の基準
    撮影対象に向けられた状態で、前記簡易レイアウト中
    の、前記基準撮影対象に対応する特定部位が指示された
    とき、前記デジタイザ手段により検出される前記特定部
    位の座標値と、前記データ生成手段により生成され基準
    撮影対象の撮影に適したカメラ操作基準データとを記憶
    するための記憶手段を更に備え、 前記データ生成手段は、前記任意の部位が指示されたと
    き、前記特定部位の前記座標値と前記カメラ操作基準デ
    ータと前記任意の部位の前記座標値とに基づいて、前記
    撮影対象の撮影に適した前記カメラ操作データを生成す
    ることを特徴とする請求項1のテレビ会議用デジタイザ
    タブレット。
  3. 【請求項3】 通信網を介して自局側テレビ会議システ
    ムに接続されると共にデジタイザタブレットが付設され
    た他局側テレビ会議システムと共に用いられるもので、 前記レイアウトデータおよび前記カメラ操作データを、
    前記自局側テレビ会議システムと前記通信網と前記他局
    側テレビ会議システムとを介して前記他局側デジタイザ
    タブレットに送信するための送信手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1のテレビ会議用デジタイザタブレ
    ット。
  4. 【請求項4】 通信網を介して自局側テレビ会議システ
    ムに接続されると共にデジタイザタブレットが付設され
    た他局側テレビ会議システムと共に用いられるもので、 前記他局側デジタイザタブレットからのレイアウトデー
    タおよびカメラ操作データを、前記他局側テレビ会議シ
    ステムと前記通信網と前記自局側テレビ会議システムと
    を介して受信するための受信手段を更に備えることを特
    徴とする請求項1のテレビ会議用デジタイザタブレッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記レイアウトデータのうちの、人物位
    置データを除くものを、ファイルとして登録するための
    データ蓄積部を更に備えることを特徴とする請求項1の
    テレビ会議用デジタイザタブレット。
  6. 【請求項6】 カメラと前記カメラの作動を制御するた
    めのカメラ制御手段とを有するテレビ会議システムと共
    に用いられるもので、 前記デジタイザ指示手段によるカメラ操作入力に応じて
    前記データ生成手段により生成されるカメラ操作データ
    を前記カメラ制御手段へ送出するためのデータ送出手段
    を更に備え、 前記レイアウト作成・表示手段は、前記簡易レイアウト
    中の前記任意の部位をその他の部位と異なる表示色また
    は輝度で表示し、又、前記データ生成手段からの前記撮
    影対象の撮影に適した前記カメラ操作データに応じて前
    記カメラ制御手段により前記カメラが作動制御されてい
    る間は、前記任意の部位をブリンキング表示することを
    特徴とする請求項1のテレビ会議用デジタイザタブレッ
    ト。
  7. 【請求項7】 前記簡易レイアウト中の任意の領域が前
    記デジタイザ指示手段により撮影対象領域選択のために
    指示されたとき、前記データ生成手段は、前記任意の領
    域の代表点の座標値に基づいて、撮影対象領域の撮影に
    適したカメラ操作データを生成することを特徴とする請
    求項1のテレビ会議用デジタイザタブレット。
  8. 【請求項8】 IDカードに記憶された会議出席者管理
    データを前記IDカードから読み取るためのデータ読み
    取り手段を更に備え、 前記レイアウト作成・表示手段は、前記データ読み取り
    手段により読み取られた前記会議出席者管理データに基
    づいて、前記簡易レイアウト中に会議出席者表示を行う
    ことを特徴とする請求項1のテレビ会議用デジタイザタ
    ブレット。
  9. 【請求項9】 IDカードに記憶された会議出席者管理
    データを前記IDカードから読み取るためのデータ読み
    取り手段を更に備え、 前記送信手段は、前記データ読み取り手段により読み取
    られた前記会議出席者管理データを送信することを特徴
    とする請求項3のテレビ会議用デジタイザタブレット。
JP5249929A 1993-09-10 1993-09-10 テレビ会議用デジタイザタブレット Pending JPH0787469A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5249929A JPH0787469A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 テレビ会議用デジタイザタブレット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5249929A JPH0787469A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 テレビ会議用デジタイザタブレット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0787469A true JPH0787469A (ja) 1995-03-31

Family

ID=17200282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5249929A Pending JPH0787469A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 テレビ会議用デジタイザタブレット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0787469A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0781049A3 (en) * 1995-12-19 1998-03-18 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus, image processing apparatus, communication method, and image processing method
AT1636U3 (de) * 1997-04-01 1998-06-25 Peter Roehsler Anordnung zur aufnahme von bewegten bildern
KR100249031B1 (ko) * 1997-02-27 2000-03-15 전주범 펜디지타이저를 이용한 화상 회의 시스템의 카메라 위치 결정 장치 및 방법
JP2017508351A (ja) * 2014-01-10 2017-03-23 リボルブ ロボティクス インク ロボットスタンドをビデオ会議進行中に制御するシステム及び方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0781049A3 (en) * 1995-12-19 1998-03-18 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus, image processing apparatus, communication method, and image processing method
KR100249031B1 (ko) * 1997-02-27 2000-03-15 전주범 펜디지타이저를 이용한 화상 회의 시스템의 카메라 위치 결정 장치 및 방법
AT1636U3 (de) * 1997-04-01 1998-06-25 Peter Roehsler Anordnung zur aufnahme von bewegten bildern
JP2017508351A (ja) * 2014-01-10 2017-03-23 リボルブ ロボティクス インク ロボットスタンドをビデオ会議進行中に制御するシステム及び方法
CN106576153A (zh) * 2014-01-10 2017-04-19 旋转型机器人有限公司 用于在视频会议操作期间控制机器人支架的系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101141478B1 (ko) 쌍방향 커뮤니케이션 시스템에서의 그래피컬 유저인터페이스 장치 및 접속 방법
US5541639A (en) Video conference system automatically started at reserved time
US9661264B2 (en) Multi-display video communication medium, apparatus, system, and method
US20020057347A1 (en) Video/audio communication system with confirmation capability
JPH07135594A (ja) 撮像制御装置
GB2397717A (en) Image transmission systems
KR20060100319A (ko) 화상배신방법
US7068306B2 (en) Proxy-based remote control method and system for a digital camera
JP4350389B2 (ja) 通信ネットワークシステム、携帯端末装置およびコンピュータプログラム
KR101137348B1 (ko) 화상통화 기능을 갖는 이동통신 단말기 및 이를 이용한화상처리 방법
JP2008271149A (ja) 動画撮影装置、動画再生装置、動画配信システム、制御方法、制御プログラム、および、記録媒体
JPH0787469A (ja) テレビ会議用デジタイザタブレット
WO2013175717A1 (ja) テレビ会議システム
JPH05137137A (ja) テレビ会議システム
JP3177022B2 (ja) テレビ会議装置
CN110996037A (zh) 一种多点视频会议画面显示系统及其控制方法
JP3336050B2 (ja) テレライティング通信端末および情報入出力装置
JP4507665B2 (ja) 電話機位置情報の登録方法
JP3042479B2 (ja) テレビ会議開催方法およびテレビ会議システム
JP3121418B2 (ja) ポインティングシステム
JP3099142B2 (ja) 建設工事管理用ビデオモニタ装置
JP2013017063A (ja) 会議端末装置、会議制御方法、及び会議制御プログラム、
JP2013198136A (ja) テレビ会議用カメラ
CN117457236A (zh) 一种远程查房系统
JP2005043767A (ja) 参加型ディスプレイシステム