JPH0787348A - カラー変換装置 - Google Patents
カラー変換装置Info
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- JPH0787348A JPH0787348A JP5252453A JP25245393A JPH0787348A JP H0787348 A JPH0787348 A JP H0787348A JP 5252453 A JP5252453 A JP 5252453A JP 25245393 A JP25245393 A JP 25245393A JP H0787348 A JPH0787348 A JP H0787348A
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- data
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カラー変換装置の回路構成及び制御を簡単化
する。 【構成】 例えば、シアンとブラックの色データを赤の
色データに変換する場合は、加算器51でシアンの色デ
ータとブラックの色データとを加算する。そして、その
加算結果がオーバフローしたときは、選択回路57によ
り0値を選択して出力させる。一方、加算器51の加算
結果がオーバフローしないときは、減算器54で色デー
タの最大値(100%)に対する補数を計算し、その結
果を選択回路57で選択して出力する。また、マゼンタ
とブラックの色データを緑の色データに変換する場合及
びイエローとブラックの色データを青の色データに変換
する場合も、加算器52、減算器55、選択回路58、
及び加算器53、減算器56、選択回路59で全く同様
の処理が行なわれる。
する。 【構成】 例えば、シアンとブラックの色データを赤の
色データに変換する場合は、加算器51でシアンの色デ
ータとブラックの色データとを加算する。そして、その
加算結果がオーバフローしたときは、選択回路57によ
り0値を選択して出力させる。一方、加算器51の加算
結果がオーバフローしないときは、減算器54で色デー
タの最大値(100%)に対する補数を計算し、その結
果を選択回路57で選択して出力する。また、マゼンタ
とブラックの色データを緑の色データに変換する場合及
びイエローとブラックの色データを青の色データに変換
する場合も、加算器52、減算器55、選択回路58、
及び加算器53、減算器56、選択回路59で全く同様
の処理が行なわれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デスクトップパブリッ
シング等におけるカラー変換装置に関するものである。
シング等におけるカラー変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デスクトップパブリッシングとは、印刷
業界においてコンピュータワークステーションを使用す
ることにより、印刷物のデザインを行なうことをいう。
このようなデスクトップパブリッシングによりパンフレ
ットやポスター等のカラープリント製品を迅速にデザイ
ンすることができる(特開平4−288590号公報参
照)。
業界においてコンピュータワークステーションを使用す
ることにより、印刷物のデザインを行なうことをいう。
このようなデスクトップパブリッシングによりパンフレ
ットやポスター等のカラープリント製品を迅速にデザイ
ンすることができる(特開平4−288590号公報参
照)。
【0003】一般に、コンピュータ等を利用して紙への
印刷を行なって印刷物を出力する場合、まず、入力装置
であるテレビカメラやスキャナにより色の三原色である
赤(R)、緑(G)、青(B)の色データをコンピュー
タ内部に取り込む。そして、所望の画像に変換処理を行
ない、紙等への出力データであるシアン(C)、マゼン
タ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の4色に分
解し、これらの各色を出力する。これらのRGBとCM
YKの色の違いは、コンピュータ等の出力デバイスであ
るCRTが加法混色であるのに対し、プリンタ等の紙等
への出力が減法混色であることによる。このような表示
の際に扱う色と印刷の際に扱う色との違いから、RGB
及びCMYKの2種類の色データをコンピュータ内部に
格納し、扱う必要がある。
印刷を行なって印刷物を出力する場合、まず、入力装置
であるテレビカメラやスキャナにより色の三原色である
赤(R)、緑(G)、青(B)の色データをコンピュー
タ内部に取り込む。そして、所望の画像に変換処理を行
ない、紙等への出力データであるシアン(C)、マゼン
タ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の4色に分
解し、これらの各色を出力する。これらのRGBとCM
YKの色の違いは、コンピュータ等の出力デバイスであ
るCRTが加法混色であるのに対し、プリンタ等の紙等
への出力が減法混色であることによる。このような表示
の際に扱う色と印刷の際に扱う色との違いから、RGB
及びCMYKの2種類の色データをコンピュータ内部に
格納し、扱う必要がある。
【0004】これらの2種の色データの関係は、次式の
ように表わされる。 R=1.0−min(1.0,C+K) (a) G=1.0−min(1.0,M+K) (b) B=1.0−min(1.0,Y+K) (c) ここに、min(a,b)は、aとbのうち小さい方を出力
として返す関数である。上記の式は、RGBとCMYの
各色成分が補数の関係になっていることを示している。
ように表わされる。 R=1.0−min(1.0,C+K) (a) G=1.0−min(1.0,M+K) (b) B=1.0−min(1.0,Y+K) (c) ここに、min(a,b)は、aとbのうち小さい方を出力
として返す関数である。上記の式は、RGBとCMYの
各色成分が補数の関係になっていることを示している。
【0005】一般のコンピュータシステムでは、これら
2種類のデータ構造を持っているが、上記文献に紹介さ
れているようなデスクトップパブリッシングシステムで
は、これらの2つの異なるデータのうちCMYKのみを
コンピュータ内部に格納している。そして、上記変換式
(a),(b),(c) をルックアップテーブルを用いて変換する
ことにより、CRTへの表示用のRGBデータを作成し
ている。CRTへの表示は、CMYKのデータをRGB
のデータに変換する変換回路を用いているが、CRTと
印刷物との解像度にはかなりの違いがある。従って、C
RTによる表示のためには、その解像度変換をソフトウ
ェアによるプログラムで行なう必要がある。
2種類のデータ構造を持っているが、上記文献に紹介さ
れているようなデスクトップパブリッシングシステムで
は、これらの2つの異なるデータのうちCMYKのみを
コンピュータ内部に格納している。そして、上記変換式
(a),(b),(c) をルックアップテーブルを用いて変換する
ことにより、CRTへの表示用のRGBデータを作成し
ている。CRTへの表示は、CMYKのデータをRGB
のデータに変換する変換回路を用いているが、CRTと
印刷物との解像度にはかなりの違いがある。従って、C
RTによる表示のためには、その解像度変換をソフトウ
ェアによるプログラムで行なう必要がある。
【0006】例えば、現在一般に使用されているワーク
ステーションのCRTの解像度は、1000×1000
程度であるのに対し、紙等の印刷物の場合、約4600
×3200(A4サイズ400dpiの場合)とかなり
差がある。従って、印刷物のデータをCRT上で見たい
ときには、何分割かし、CRT上に表示するか、CMY
Kのデータの解像度をCRTの解像度に落す作業が必要
であり、かなりの計算を必要とする。例えば、単純なデ
ータの間引や表示画素の周辺を考慮した計算が必要であ
る。更に、印刷の場合、出力デバイスであるプリンタの
解像度(dpi:dot per inch)が多種で、かつ、出力
される紙のサイズもさまざまなことから内部で扱うCM
YKのデータ量が膨大となり、CRT表示のための解像
度の変換処理及びカラー変換処理はかなり時間を要す
る。
ステーションのCRTの解像度は、1000×1000
程度であるのに対し、紙等の印刷物の場合、約4600
×3200(A4サイズ400dpiの場合)とかなり
差がある。従って、印刷物のデータをCRT上で見たい
ときには、何分割かし、CRT上に表示するか、CMY
Kのデータの解像度をCRTの解像度に落す作業が必要
であり、かなりの計算を必要とする。例えば、単純なデ
ータの間引や表示画素の周辺を考慮した計算が必要であ
る。更に、印刷の場合、出力デバイスであるプリンタの
解像度(dpi:dot per inch)が多種で、かつ、出力
される紙のサイズもさまざまなことから内部で扱うCM
YKのデータ量が膨大となり、CRT表示のための解像
度の変換処理及びカラー変換処理はかなり時間を要す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術には、次のような問題があった。即ち、印
刷用とCRT表示用のカラーデータを、1種類のCMY
Kデータのみにした場合は、CMYKデータからCRT
データを計算するためのハードウェアの量が多くなり、
その構成及び制御が複雑になるという問題があった。本
発明は、以上の点に着目してなされたもので、ハードウ
ェア量を削減して回路構成及び制御が複雑化することを
防止したカラー変換装置を提供することを目的とするも
のである。
た従来の技術には、次のような問題があった。即ち、印
刷用とCRT表示用のカラーデータを、1種類のCMY
Kデータのみにした場合は、CMYKデータからCRT
データを計算するためのハードウェアの量が多くなり、
その構成及び制御が複雑になるという問題があった。本
発明は、以上の点に着目してなされたもので、ハードウ
ェア量を削減して回路構成及び制御が複雑化することを
防止したカラー変換装置を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー変換装置
は、シアン、マゼンタ、イエローのいずれかの色データ
と、ブラックの色データとを加算し、その加算結果がこ
れらの色データの最大値でオーバフローした場合にオー
バフロー信号を出力する加算器と、当該加算器の各出力
ビットの反転値と、前記色データの最大値とを加算する
ことにより、前記色データの最大値から前記加算器の出
力値を減算した値を算出する減算器と、前記オーバフロ
ー信号の入力時に0値を選択し、前記オーバフロー信号
が入力されない時に前記減算器の出力値を選択する選択
回路とから成るものである。
は、シアン、マゼンタ、イエローのいずれかの色データ
と、ブラックの色データとを加算し、その加算結果がこ
れらの色データの最大値でオーバフローした場合にオー
バフロー信号を出力する加算器と、当該加算器の各出力
ビットの反転値と、前記色データの最大値とを加算する
ことにより、前記色データの最大値から前記加算器の出
力値を減算した値を算出する減算器と、前記オーバフロ
ー信号の入力時に0値を選択し、前記オーバフロー信号
が入力されない時に前記減算器の出力値を選択する選択
回路とから成るものである。
【0009】
【作用】本発明のカラー変換装置においては、例えば、
シアンとブラックの色データを赤の色データに変換する
場合は、加算器でシアンの色データとブラックの色デー
タとを加算する。そして、その加算結果がオーバフロー
したときは、選択回路により0値を選択して出力させ
る。一方、加算器の加算結果がオーバフローしないとき
は、減算器で色データの最大値(100%)に対する補
数を計算し、その結果を選択回路で選択して出力する。
また、マゼンタとブラックの色データを緑の色データに
変換する場合及びイエローとブラックの色データを青の
色データに変換する場合も全く同様である。
シアンとブラックの色データを赤の色データに変換する
場合は、加算器でシアンの色データとブラックの色デー
タとを加算する。そして、その加算結果がオーバフロー
したときは、選択回路により0値を選択して出力させ
る。一方、加算器の加算結果がオーバフローしないとき
は、減算器で色データの最大値(100%)に対する補
数を計算し、その結果を選択回路で選択して出力する。
また、マゼンタとブラックの色データを緑の色データに
変換する場合及びイエローとブラックの色データを青の
色データに変換する場合も全く同様である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本発明のカラー変換装置の一実施
例のブロック図である。また、図2は、本発明の装置を
適用したシステムの構成を示すブロック図である。図2
に示す装置は、システムバス1に接続された汎用プロセ
ッサ2と、画像メモリ3とから成る。汎用プロセッサ2
は、印刷等の制御を行なう。画像メモリ3は、印刷等を
目的とするデータを格納する。画像メモリ3と表示デバ
イスであるCRT4の間には、色変換部5が設けられて
いる。メモリ制御部6は、画像メモリ3から表示データ
を読み出すためのアドレスの発生とタイミングを制御す
る。D/A変換器7は、色変換部5が出力するディジタ
ル信号をアナログ信号に変換する。
に説明する。図1は、本発明のカラー変換装置の一実施
例のブロック図である。また、図2は、本発明の装置を
適用したシステムの構成を示すブロック図である。図2
に示す装置は、システムバス1に接続された汎用プロセ
ッサ2と、画像メモリ3とから成る。汎用プロセッサ2
は、印刷等の制御を行なう。画像メモリ3は、印刷等を
目的とするデータを格納する。画像メモリ3と表示デバ
イスであるCRT4の間には、色変換部5が設けられて
いる。メモリ制御部6は、画像メモリ3から表示データ
を読み出すためのアドレスの発生とタイミングを制御す
る。D/A変換器7は、色変換部5が出力するディジタ
ル信号をアナログ信号に変換する。
【0011】画像メモリ3は、DRAM、2ポートのV
RAM又はSRAM等から成り、例えば、1画素が32
ビットで構成され、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラ
ックの各色成分は8ビットとなっている。画像メモリ3
からは表示のために1画素32ビットの画像データを読
み出し、色変換部5に供給する。この読み出しは、CR
T4と画像メモリ3に格納されている元データの解像度
に応じて行なう。色変換部5では、供給された画像デー
タ(CMYK)を前述した式(a),(b),(c) に従って各色
成分に対し、加算し、比較を行ない、表示データを決定
する。そして、その表示データは、D/A変換器7を介
し、CRT4に表示される。表示すべき画像データの読
み出しのアドレスやタイミングは、メモリ制御部6内の
図示しない解像度変換回路により発生される。
RAM又はSRAM等から成り、例えば、1画素が32
ビットで構成され、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラ
ックの各色成分は8ビットとなっている。画像メモリ3
からは表示のために1画素32ビットの画像データを読
み出し、色変換部5に供給する。この読み出しは、CR
T4と画像メモリ3に格納されている元データの解像度
に応じて行なう。色変換部5では、供給された画像デー
タ(CMYK)を前述した式(a),(b),(c) に従って各色
成分に対し、加算し、比較を行ない、表示データを決定
する。そして、その表示データは、D/A変換器7を介
し、CRT4に表示される。表示すべき画像データの読
み出しのアドレスやタイミングは、メモリ制御部6内の
図示しない解像度変換回路により発生される。
【0012】図1に、図2の色変換部の回路例を示す。
図1に示すように、色変換部は画像メモリ3に格納され
た印刷データCMYKを元に加算器51、52、53で
各色成分の値を加算する。即ち、加算器51では、シア
ンCとブラックKの値を加算する。加算器52では、マ
ゼンタMとブラックKの値を加算する。加算器53で
は、イエローYとブラックKの値を加算する。そして、
その結果得られる加算結果データを次段の減算器54、
55、56の入力データとして使い、状態信号を次々段
の選択回路57、58、59の制御として使う。即ち、
加算器51、52、53は、それぞれシアンのデータと
ブラックのデータ、マゼンタのデータとブラックのデー
タ、イエローのデータとブラックのデータを加算する。
減算器54、55、56は、それぞれ加算器51、5
2、53の加算結果をA入力として入力する。また、減
算器54、55、56は、B入力として色データの最大
値“1=100%”を入力する。この最大値は、色デー
タを8ビットのデータとする場合は、“255”であ
る。一方、選択回路57、58、59は、それぞれ減算
器54、55、56の減算結果をA入力として入力す
る。また、選択回路57、58、59は、それぞれB入
力として色データの最小値“0”を入力する。
図1に示すように、色変換部は画像メモリ3に格納され
た印刷データCMYKを元に加算器51、52、53で
各色成分の値を加算する。即ち、加算器51では、シア
ンCとブラックKの値を加算する。加算器52では、マ
ゼンタMとブラックKの値を加算する。加算器53で
は、イエローYとブラックKの値を加算する。そして、
その結果得られる加算結果データを次段の減算器54、
55、56の入力データとして使い、状態信号を次々段
の選択回路57、58、59の制御として使う。即ち、
加算器51、52、53は、それぞれシアンのデータと
ブラックのデータ、マゼンタのデータとブラックのデー
タ、イエローのデータとブラックのデータを加算する。
減算器54、55、56は、それぞれ加算器51、5
2、53の加算結果をA入力として入力する。また、減
算器54、55、56は、B入力として色データの最大
値“1=100%”を入力する。この最大値は、色デー
タを8ビットのデータとする場合は、“255”であ
る。一方、選択回路57、58、59は、それぞれ減算
器54、55、56の減算結果をA入力として入力す
る。また、選択回路57、58、59は、それぞれB入
力として色データの最小値“0”を入力する。
【0013】これらの選択回路57、58、59からの
出力が、D/A変換器7への各色成分の入力となる。上
述した式(a),(b),(c) は、RGBのいずれについても同
一の形式で表わされているので、図1に示すように、加
算器51、減算器54、選択回路57の接続関係と、加
算器52、減算器55、選択回路58の接続関係と、加
算器53、減算器56、選択回路59の接続関係とは、
すべて同様となる。上述の構成において、減算器54、
55、56は、図3に示すように、8個のインバータ回
路60と加算器61とで構成され、入力された8ビット
の色データを論理的に逆にした値にB入力の“1”=
“11111111”の値を足すことによって実現される。
出力が、D/A変換器7への各色成分の入力となる。上
述した式(a),(b),(c) は、RGBのいずれについても同
一の形式で表わされているので、図1に示すように、加
算器51、減算器54、選択回路57の接続関係と、加
算器52、減算器55、選択回路58の接続関係と、加
算器53、減算器56、選択回路59の接続関係とは、
すべて同様となる。上述の構成において、減算器54、
55、56は、図3に示すように、8個のインバータ回
路60と加算器61とで構成され、入力された8ビット
の色データを論理的に逆にした値にB入力の“1”=
“11111111”の値を足すことによって実現される。
【0014】次に、上述した装置の動作を説明する。カ
ラー変換装置の動作に先立ち、図示しない解像度変換部
によりCRT4の解像度に対応して画像メモリ3内の特
定のデータのアドレスを指定できるようにしておく。即
ち、このような解像度変換部を介して画像メモリ3に格
納された色データをCRT4の解像度に適合するように
間引く。以下では、シアンCとブラックKから赤Rへの
変換のみについて説明する。色変換の対象となるシアン
CとブラックKのデータは、解像度変換部から発生され
るアドレスで示される値が読み出され、加算器51に入
力される。各データCとBは8ビットである。上述した
式(a) の1.0の部分は、CMYK又はRGBの値を最
大値1.0とした場合の式である。従って、この場合
は、各色データが8ビットであることより、“255”
=“11111111”(2進数)が最大値である。加算器51
では、入力された色データCとKの値を加算し、その値
を次段の減算器54に入力する。例えば、シアンCが
“00000011”でブラックKが“00001001”のときは、加
算結果が“00001100”となる。
ラー変換装置の動作に先立ち、図示しない解像度変換部
によりCRT4の解像度に対応して画像メモリ3内の特
定のデータのアドレスを指定できるようにしておく。即
ち、このような解像度変換部を介して画像メモリ3に格
納された色データをCRT4の解像度に適合するように
間引く。以下では、シアンCとブラックKから赤Rへの
変換のみについて説明する。色変換の対象となるシアン
CとブラックKのデータは、解像度変換部から発生され
るアドレスで示される値が読み出され、加算器51に入
力される。各データCとBは8ビットである。上述した
式(a) の1.0の部分は、CMYK又はRGBの値を最
大値1.0とした場合の式である。従って、この場合
は、各色データが8ビットであることより、“255”
=“11111111”(2進数)が最大値である。加算器51
では、入力された色データCとKの値を加算し、その値
を次段の減算器54に入力する。例えば、シアンCが
“00000011”でブラックKが“00001001”のときは、加
算結果が“00001100”となる。
【0015】減算器54では、8個のインバータ回路6
0を介して“11110011”を加算器61に入力する。そし
て、加算器61は“11110011”と“11111111”を加算
し、“11110010”を出力する。この結果が次段の選択回
路57のA入力とされる。選択回路57では、初段の加
算器51の結果がオーバフローを起こしたとき、即ち
“11111111”の値を超えたとき、式(a) を満足するよ
う、“0”値が変換データの出力となる。加算器51で
は、加算の結果で、“11111111”を超えると、加算結果
として第9ビットが立つことになる。従って、その第9
ビットの値を、選択回路57のセレクト信号とすること
ができる。セレクト信号が“1”の場合(オーバフロー
を起こしたとき)、選択回路57のB入力(“0”が入
力されている)が選択され、選択信号が“0”の時(オ
ーバフローしない時)A入力(加算器の結果)を赤
(R)の値として出力する。以上の計算過程を図4に示
す。
0を介して“11110011”を加算器61に入力する。そし
て、加算器61は“11110011”と“11111111”を加算
し、“11110010”を出力する。この結果が次段の選択回
路57のA入力とされる。選択回路57では、初段の加
算器51の結果がオーバフローを起こしたとき、即ち
“11111111”の値を超えたとき、式(a) を満足するよ
う、“0”値が変換データの出力となる。加算器51で
は、加算の結果で、“11111111”を超えると、加算結果
として第9ビットが立つことになる。従って、その第9
ビットの値を、選択回路57のセレクト信号とすること
ができる。セレクト信号が“1”の場合(オーバフロー
を起こしたとき)、選択回路57のB入力(“0”が入
力されている)が選択され、選択信号が“0”の時(オ
ーバフローしない時)A入力(加算器の結果)を赤
(R)の値として出力する。以上の計算過程を図4に示
す。
【0016】以上のようにして、R=1−min(1,C+
B)の式の計算が実行される。また、色データG、Bに
ついても上述と全く同じシーケンスで、それぞれマゼン
タ、イエローの色が、緑と青の色に変換して出力され
る。従って、簡単な回路構成及び制御によって色変換が
行なわれる。尚、上述した実施例においては、色データ
が8ビットの場合について説明したが、本発明はこれに
限定されるものでなく、任意の一定数ビットの色データ
について適用できることはもちろんである。
B)の式の計算が実行される。また、色データG、Bに
ついても上述と全く同じシーケンスで、それぞれマゼン
タ、イエローの色が、緑と青の色に変換して出力され
る。従って、簡単な回路構成及び制御によって色変換が
行なわれる。尚、上述した実施例においては、色データ
が8ビットの場合について説明したが、本発明はこれに
限定されるものでなく、任意の一定数ビットの色データ
について適用できることはもちろんである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラー変
換装置によれば、例えば、R=1−min(1,C+B)の
式による色変換の計算を実行する際に、C+Bの加算結
果がオーバフローするか否かにより出力値を選択するよ
うにしたので、加算器、減算器及び選択回路の3段の回
路により色変換回路を構成することができ、回路構成及
び制御を簡単化することができる。
換装置によれば、例えば、R=1−min(1,C+B)の
式による色変換の計算を実行する際に、C+Bの加算結
果がオーバフローするか否かにより出力値を選択するよ
うにしたので、加算器、減算器及び選択回路の3段の回
路により色変換回路を構成することができ、回路構成及
び制御を簡単化することができる。
【図1】本発明のカラー変換装置の一実施例のブロック
図である。
図である。
【図2】本発明の装置を適用したシステムの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】図1の減算器の詳細な構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】色データ値の計算過程の説明図である。
51、52、53 加算器 54、55、56 減算器 57、58、59 選択回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 11/00 H04N 1/46 9/79 8420−5L G06F 15/66 310 9192−5L 15/72 310 4226−5C H04N 1/46 Z 9/79 H
Claims (1)
- 【請求項1】 シアン、マゼンタ、イエローのいずれか
の色データと、ブラックの色データとを加算し、その加
算結果がこれらの色データの最大値でオーバフローした
場合にオーバフロー信号を出力する加算器と、 当該加算器の各出力ビットの反転値と、前記色データの
最大値とを加算することにより、前記色データの最大値
から前記加算器の出力値を減算した値を算出する減算器
と、 前記オーバフロー信号の入力時に0値を選択し、前記オ
ーバフロー信号が入力されない時に前記減算器の出力値
を選択する選択回路とから成ることを特徴とするカラー
変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5252453A JPH0787348A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | カラー変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5252453A JPH0787348A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | カラー変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0787348A true JPH0787348A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=17237595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5252453A Pending JPH0787348A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | カラー変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0787348A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011244285A (ja) * | 2010-05-19 | 2011-12-01 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像データ符号化方法 |
JP2013035209A (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-21 | Canon Inc | 画像形成装置およびその方法 |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP5252453A patent/JPH0787348A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011244285A (ja) * | 2010-05-19 | 2011-12-01 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像データ符号化方法 |
JP2013035209A (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-21 | Canon Inc | 画像形成装置およびその方法 |
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