JPH0787029A - マイクロ波回路 - Google Patents

マイクロ波回路

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JPH0787029A
JPH0787029A JP5229016A JP22901693A JPH0787029A JP H0787029 A JPH0787029 A JP H0787029A JP 5229016 A JP5229016 A JP 5229016A JP 22901693 A JP22901693 A JP 22901693A JP H0787029 A JPH0787029 A JP H0787029A
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JP
Japan
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phase
frequency
output
microwave
modulated
Prior art date
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Pending
Application number
JP5229016A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Nakasuga
好典 中須賀
Koji Horikawa
浩二 堀川
Hirotsugu Ogawa
博世 小川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光変調器を用いたマイクロ波回路に関し、そ
れぞれ異なるマイクロ波周波数で変調された変調光を出
力する光変調器を縦続接続しその出力を検波するように
構成されたマイクロ波回路の出力中の不要成分を抑圧す
ることを目的とする。 【構成】 入力されたマイクロ波を2分岐し互いに逆相
または同相で出力する分配器と、該分配器の出力のそれ
ぞれの一方と接続され互いに逆相または同相で強度変調
された変調光を出力する2つの光変調器とから成る光変
調部と、同様な構成でマイクロ波の周波数の異なる光変
調部とを縦続接続し、後段の光変調部の出力光をそれぞ
れ検波する2つの光検出器と、その出力を同相または逆
相で合成するマイクロ波合成器を設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光変調器を用いたマイク
ロ波回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2段の光変調部20,21が縦続接続さ
れ、マイクロ波周波数f1で変調された変調光を出力す
る前段の光変調部20と、前段の光変調部20から出力
される変調光をさらにマイクロ波周波数f2で変調する
後段の光変調部21と、後段の光変調部21から出力さ
れる変調光を検波し、周波数多重および周波数変換され
たマイクロ波を出力する光検波部22とを持つ図7に示
すような従来のマイクロ波回路において、光強度変調器
23,24を2つ縦続接続し、各光強度変調器23,2
4に周波数f1,f2のマイクロ波を入力した場合の出
力光Pout は“数1”のとおりとなり、この光を光検出
器25で検出した場合に出力されるマイクロ波Vout
“数2”で示すようになる。
【0003】
【数1】
【0004】
【数2】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
マイクロ波回路は“数1”,“数2”から分るように、 (1)周波数多重器としては、各入力マイクロ波周波数
の和および差の周波数成分(以下ミキシング周波数成分
と呼ぶ)が不要な成分として生じる。
【0006】(2)周波数変換器としては、入力マイク
ロ波周波数成分が不要な成分として残る。 と言う問題があった。
【0007】本発明は、前述のような従来の2段の光変
調部が縦続接続され、マイクロ波周波数f1で変調され
た変調光を出力する前段の光変調部と、前段の光変調部
から出力される変調光をさらにマイクロ波周波数f2で
変調する後段の光変調部と、後段の光変調器から出力さ
れる変調光を検波し、周波数多重および周波数変換され
たマイクロ波を出力する光検波部とを持つマイクロ波回
路において、不要成分すなわち、前記(1)で述べた周
波数多重器としては、ミキシング周波数成分、および
(2)で述べた周波数変換器としては、各入力マイクロ
波周波数成分を抑圧することのできるマイクロ波回路の
実現を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前述の問
題点は前記特許請求の範囲に記載した手段により解決さ
れる。
【0009】すなわち、本発明は、2段の光変調部が縦
続接続され、マイクロ波周波数f1で変調された変調光
を出力する前段の光変調部と、前段の光変調部から出力
される変調光をさらにマイクロ波周波数f2で変調する
後段の光変調部と、後段の光変調部から出力される変調
光を検波し、周波数多重および周波数変換されたマイク
ロ波を出力する光検波部とを持つマイクロ波回路におい
て、前段の光変調部に入力された周波数f1のマイクロ
波を2分岐し互いに逆相または同相で出力する分配器
と、該分配器の出力のそれぞれの一方と接続され互いに
逆相または同相で変調された変調光を出力する2つの光
変調器と、後段の光変調部に、入力された周波数f2の
マイクロ波を2分岐し互いに逆相または同相で出力する
分配器と、前段の光変調部からの出力のそれぞれ一方と
接続され、かつ、前記分配器の出力のそれぞれ一方と接
続され互いに逆相または同相で変調された変調光を出力
する2つの光変調器と、光検波部に、後段の光変調部か
らの出力変調光のそれぞれ一方を検波する2つの光検出
器と、該2つの光検出器からの出力マイクロ波を同相ま
たは逆相で合成するマイクロ波合成器と、を持ち、周波
数多重および周波数変換されたマイクロ波を出力するマ
イクロ波回路である。
【0010】
【作用】図1は本発明の原理的構成を示す図であって、
1−1,1−2は光変調部、2は光検出部を表わしてい
る。
【0011】縦続接続した光変調器5a,5cおよび5
b,5dを2列並列に配置し、周波数f1のマイクロ波
RF1を2分岐して互いに逆相または同相で出力する同
相/逆相分配器3−1から出力される2つのマイクロ波
をそれぞれ縦続接続した光変調器の前段の光変調器5
a,5bに入力し、各光変調器のバイアスを調整し互い
に逆相になるように変調された変調光を出力する。
【0012】一方、周波数f2のマイクロ波RF2を2
分岐して互いに逆相または同相で出力する同相/逆相分
配器3−2から出力される2つのマイクロ波をそれぞれ
各縦続接続した光変調器の後段の光変調器5c,5dに
入力し、前段から出力された変調光をさらに互いが逆相
で変調されるように各光変調器のバイアスを調整して、
光を多重変調し各変調光を光検出器6a,6bで検波
し、出力マイクロ波を同相/逆相合成器4によって、同
相または逆相で合成する。
【0013】このような構成を採っているので、マイク
ロ波合成時には、入力マイクロ波周波数成分は互いに逆
相、ミキシング周波数成分は互いに同相である。そこ
で、これらの出力信号を逆相で合成するとミキシング周
波数成分は打ち消し合い、同相で合成すると入力マイク
ロ波周波数成分が打ち消し合う。
【0014】
【実施例】図2に本発明のマイクロ波回路の第1の実施
例を示す。同図において、6a,6bは光検出器、7
a,7b,8a,8bは光外部変調器、9−1,9−2
は逆相分配器、10は180°ハイブリッド回路(以下
180°HYBあるいはπHYBとも言う)を表わして
いる。
【0015】入力マイクロ波信号f1を180°HYB
で互いに逆相(cos2πf1t,−cos2πf1
t)にし前段の光変調器(MZMOD1,MZMOD
3)に入力した場合の出力光P1,P2はそれぞれ“数
3”,“数4”のようになる。
【0016】
【数3】
【0017】
【数4】
【0018】ここでP0は無変調時の出力光強度であ
る。さらに、入力マイクロ波信号f2を180°HYB
で互いに逆相(cos2πf2t,−cos2πf2
t)にし、前段の光変調器(MZMOD2,MZMOD
4)に入力した場合の出力光P3,P4はそれぞれ“数
5”,“数6”のようになる。
【0019】
【数5】
【0020】
【数6】
【0021】よってそれぞれの光検波器(PD1,PD
2)から出力されるマイクロ波V1,V2はそれぞれ
“数7”,“数8”で示すようになる。
【0022】
【数7】
【0023】
【数8】
【0024】これらのマイクロ波が180°HYBで逆
相で合成される場合は“数9”のようになるから、ミキ
シング成分周波数が発生しない周波数多重器となり、一
方、180°HYBで同相で合成される場合には“数1
0”で示されるようになるから、入力マイクロ波周波数
成分が発生しない周波数変換器となる。
【0025】
【数9】
【0026】
【数10】
【0027】図3に、各光強度変調器に入力するマイク
ロ波信号周波数f1を1.1GHz、f2を3.4GH
zとした場合に生じるミキシング周波数成分の抑圧の状
態を示す。同図に見られるように、本発明によれば従来
に比してそのミキシング周波数成分を十分抑圧できるこ
とがわかる。
【0028】本実施例ではマイクロ波分配器に逆相分配
器を用いているが、光外部変調器のバイアス特性によ
り、図6のように2つの光変調器のバイアス点A,Bを
相対的にだけずらせば、図4で示す第2の実施例のよう
に同相分配器11−1,11−2で分配したマイクロ波
を入力した場合に逆相で変調された変調光を出力するた
め第1の実施例の場合と同様の原理で動作する回路が得
られる。
【0029】また、同図では前段の光変調器に光外部変
調器を用いた例を示しているが、図5で示す第3の実施
例のように、直接変調の光変調器12a,12b(図で
はLDと表示)を用いても同様の原理で動作する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周波数多重器として、不要な各入力マイクロ波周波数の
和および差の周波数成分が抑圧された信号を得ることが
できる効果がある。
【0031】また、周波数多重器として、不要な各入力
マイクロ波周波数成分が抑圧された信号を得ることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図3】ミキシング周波数成分の抑圧度を示す図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図6】光変調器のバイアス点について説明する図であ
る。
【図7】従来のマイクロ波回路の例を示す図である。
【符号の説明】
1−1,1−2 光変調部 2 光検波部 3−1,3−2 同相/逆相 分配器 4 同相/逆相 合成器 5a〜5d 光変調器 6a,6b 光検出器 7a,7b,8a,8b 光外部変調器 9−1,9−2 逆相分配器 10 πHYB 11−1,11−2 同相分配器 12a,12b LD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/06 H03D 7/00 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2段の光変調部が縦続接続され、マイク
    ロ波周波数f1で変調された変調光を出力する前段の光
    変調部(1−1)と、前段の光変調部から出力される変
    調光をさらにマイクロ波周波数f2で変調する後段の光
    変調部(1−2)と、後段の光変調部から出力される変
    調光を検波し、周波数多重および周波数変換されたマイ
    クロ波を出力する光検波部(2)とを持つマイクロ波回
    路において、 前段の光変調部(1−1)に、 入力された周波数f1のマイクロ波を2分岐し互いに逆
    相または同相で出力する分配器(3−1)と、 該分配器(3−1)の出力のそれぞれの一方と接続され
    互いに逆相または同相で変調された変調光を出力する2
    つの光変調器(5a,5b)と、 後段の光変調部(1−2)に、 入力された周波数f2のマイクロ波を2分岐し互いに逆
    相または同相で出力する分配器(3−2)と、 前段の光変調部(1−1)からの出力のそれぞれ一方と
    接続され、かつ前記分配器(3−2)の出力のそれぞれ
    一方と接続され互いに逆相または同相で変調された変調
    光を出力する2つの光変調器(5c,5d)と、 光検波部(2)に、 後段の光変調部(1−2)からの出力変調光のそれぞれ
    一方を検波する2つの光検出器(6a,6b)と、 該2つの光検出器からの出力マイクロ波を同相または逆
    相で合成する合成器(4)とを持ち、 周波数多重および周波数変換されたマイクロ波を出力す
    ることを特徴とするマイクロ波回路。
JP5229016A 1993-09-14 1993-09-14 マイクロ波回路 Pending JPH0787029A (ja)

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JP5229016A JPH0787029A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 マイクロ波回路

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100279062B1 (ko) * 1997-07-25 2001-01-15 박호군 광섬유고리형극초단펄스레이저장치및이를이용한펄스의폭및반복성조절방법
US8737773B2 (en) 2011-03-08 2014-05-27 Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd. Optical control element

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