JPH078692B2 - 長尺ワークのローディング装置 - Google Patents

長尺ワークのローディング装置

Info

Publication number
JPH078692B2
JPH078692B2 JP32838488A JP32838488A JPH078692B2 JP H078692 B2 JPH078692 B2 JP H078692B2 JP 32838488 A JP32838488 A JP 32838488A JP 32838488 A JP32838488 A JP 32838488A JP H078692 B2 JPH078692 B2 JP H078692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
transfer
positioning
roller
rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32838488A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02175517A (ja
Inventor
良一 津根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsune Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tsune Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsune Seiki Co Ltd filed Critical Tsune Seiki Co Ltd
Priority to JP32838488A priority Critical patent/JPH078692B2/ja
Publication of JPH02175517A publication Critical patent/JPH02175517A/ja
Publication of JPH078692B2 publication Critical patent/JPH078692B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Feeding Of Workpieces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鋼棒や鋼管の如き外周円形の長尺ワーク、特に
大重量のワークを切断装置等へ送るための搬入部をなす
ローディング装置に関する。
(従来技術およびその問題点) 鋼棒や鋼管の如き外周円形の長尺ワークを帯鋸盤等の切
断装置にて切断する場合、切断装置の手前にワークを複
数の水平ローラー上で軸心方向に移動可能に支承してお
くワーク移送部を設け、この移送部において該ワークを
切断部の基準位置に合わせるために位置決めローラーに
よる両側からの挟み付け等によって位置決めすることに
なる。しかして、移送部へのワークの搬入を自動的に行
うには、傾斜搬入レール上でストッパーにより複数本の
ワークを並列状態で転動可能に待機させておき、この待
機している先頭のワークから一本ずつ適当な手段で移送
部の支持ローラー上へ移載して位置決めを行うローディ
ング装置が利用される。
しかしながら、ワークが1本で数百キロ〜数十トンとい
った大重量になると、移載自体が困難になると共に、移
載過程で衝突や落下等を伴う装置構成ではその衝撃で各
部が損傷したり、周囲に大きな振動を与え、また衝撃音
によって作業環境の悪化を招くことになる。
一方、取り扱うワーク径がロットによって異なる場合、
前記レール上の先頭ワーク位置もしくは移載開始位置が
変化し、且つ移送部上のワークに対する両側の位置決め
の一方を切断装置に対応する固定した基準位置とする
と、他方の位置決めの位置もワーク径によって変化する
ことになる。
しかるに、従来にあっては、大重量のワークを傾斜搬入
レール上から移送部へ大きな衝撃を伴うことなく容易に
移載でき、且つワークの径変化にも簡単に対応し得るよ
うなローディング装置は実現されていなかった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記のような従来の問題点を解決するために、
外周円形の長尺ワークをその軸心方向に移動可能に支承
する複数の水平ローラーを備えたワーク移送部と、この
移送部の片側より外方へ斜め上向きに張出して前記ワー
クの複数本を並列状態で転動可能に支持する複数本の傾
斜搬入レールと、該レールの長さ方向に位置調整可能で
あって該レール上で支持される先頭のワークを受け止め
る待機用ストッパーと、前記レール上の先頭のワークを
持ち上げて前記移送部上へ転動させる傾斜支持面を有す
る上下出退自在な複数のワーク移載具と、これら移載具
を同期して上下出退させる移載具駆動手段と、該ワーク
移載具の傾斜支持面上に持ち上げられたワークを前進位
置で受け止めて且つ移送部のワーク位置決め基準位置ま
で後退して該ワークを移送部上へ誘導する前後動自在な
誘導部材と、該誘導部材の駆動手段と、該誘導部材の後
退限位置に対して遠近方向に位置調整可能に設置されて
移送部の支持ローラー上のワークを前記基準位置の反対
側で位置決めする位置決め部材とを備えてなる長尺ワー
クのローディング装置を提案するものである。
(作用) 傾斜搬入レール上に運び込まれた複数本の外周円形の長
尺ワークは、先頭のワークが待機用ストッパーに受け止
められて並列状態で待機する。このとき、待機用ストッ
パーの位置はワーク移載具の傾斜支持面の前記レール上
手側端部が待機する先頭のワークと次位のワークとの間
に位置するように調整されており、また位置決め部材は
後退限にある誘導部材との移送部幅方向に沿う距離が当
該ワークの径とほぼ等しくなるように位置調整されてい
る。しかして、移載前においては、ワーク移載具は下限
位置、誘導部材は前進位置でそれぞれ待機している。
かかる状態において、前記ワーク移載具を上動させるこ
とにより、前記レール上の先頭のワークのみが前記待機
用ストッパーよりも高い位置まで持ち上げられる。しか
して、この持ち上げられたワークは、当該ワーク移載具
の傾斜支持面上で自重によって下り方向へ転動しようと
するが、この転動初期の段階で誘導部材にて受け止めら
れ、該誘導部材の後退駆動に伴って移送部上へ誘導され
る。しかして、前記誘導部材の後退限がそのまま位置決
め部材との間で移送部におけるワークを挟む位置となる
ため、該後退限で停止しているワークは、ワーク移載具
を下動させることにより当該誘導部材と位置決め部材と
の間を下降し、前記傾斜支持面上からワーク移送部の水
平ローラー上へ移載される。従って、ワークは傾斜搬入
レール上から1本ずつ移送部へ大きな衝撃を伴うことな
く且つ位置決めされた状態で移載されることになる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付の例示図に基づいて説明す
る。
第1図および第2図において、1は切断装置Aへの搬入
路をなすワーク移送部であって、水平ローラー2とワー
ク移載具3とがそれぞれ長さ方向適当間隔置きに配設さ
れている。4はワーク移送部1の片側に適当間隔置きに
並設された傾斜搬入レールであって、該移送部1より直
角に且つ外方へ5°前後の緩い角度で斜め上向きに張出
しており、その下端側つまり移送部1側に位置決め部材
としての位置決めローラー5と待機用ストッパー6とが
設けられている。7は各位置決めローラー5と対をなす
誘導部材としての誘導ローラーであり、移送部1の前記
レール設置側に寄った位置を枢支点とする回動アーム8
の遊端部に取付けられており、第2図で示す後退姿勢に
おいて移送部1の傾斜搬入レール設置側とは反対側(以
下、基準側とする)において位置決めローラー5と移送
部1の幅方向に対峙する。9はワーク移載具3の駆動用
油圧シリンダー、10は該油圧シリンダー9にて押し引き
移動されるワーク移載具3用の連動杆、11は誘導ローラ
ー7用の連動杆、12は位置決めローラー5の支持台、13
は移送部1の台枠、14は移送部1の対向側に配設された
ガードプレート、15は制御盤である。
第3図〜第5図で示すように、各水平ローラー2は軸線
方向両側に長短の軸部2a,2bが一体形成されており、こ
れら軸部2a,2bをそれぞれ枢支する軸受16a,16bを介し
て、台枠13の両側の側壁部13a,13b間に架設された取付
板17上に、軸線が移送部1の幅方向に沿い且つ長軸部2a
がレール設置側に位置するように取付けられている。し
かして、この水平ローラー2の長軸部2aに、前記ワーク
移載具3が起伏揺動自在に枢着されている。
第6図をも参照して、各ワーク移載具3は、水平ローラ
ー2の長軸部2aに外嵌する筒部18a,18bに溶接により一
体化した回動基枠18と、その遊端にボルト止めされた略
L字形平板状のワーク支持板19とで構成されており、該
ワーク支持板19の上端面が移送路1のレール設置側を高
位とする直線状の傾斜支持面19aを形成する。しかし
て、各ワーク移載具3の回動基枠18には台枠13よりも外
側に位置した筒部18aから下方に補強リブ付き作動レバ
ー20が連設され、この各作動レバー20が連結ピン20aを
介して前記連動杆10に枢着されている。従って、この連
動杆10を前記油圧シリンダー9にて押し引き移動するこ
とによって、全部のワーク移載具3が同期して起伏駆動
する。なお、該ワーク移載具3は、倒伏姿勢において、
ワーク支持板19の傾斜支持面19aが水平ローラー2と対
向する範囲で水平ローラー2よりも低位になるように設
定されている。
第7図で示すように、傾斜搬入レール4は、断面正方形
の筒材からなり、その傾斜下位側の開口端に溶接固着さ
れた垂直取付板21を介して台枠13の基準側の側壁部13a
頂部にボルト止めされている。なお、4aは該レール4と
垂直取付板21の接合下隅部に溶接された正方形短筒状の
補強材である。第8図をも参照して垂直取付板21の内面
側には取付けブロック22が固設されており、この取付け
ブロック22上に位置決めローラー5を位置調整自在に取
付けた矩形の支持台12が固設されている。この支持台12
は、長さ方向が移送路1の幅方向に沿うように配設して
おり、上面側に長手方向に沿う断面逆T字形のガイド溝
12aを備え、このガイド溝12a内に、位置決めローラー5
を遊転自在に支持する垂直支軸5aの固定ボルト5bの下端
に螺着するナット5cを嵌挿し、該固定ボルト5bとナット
5cとを締め付けることによって前記位置決めローラー5
を所要の位置に固定するようになされる。
第9図および第10図をも参照して、各待機用ストッパー
6は、前記レール4の長手方向に沿う長孔23aを有する
矩形の台板23、該台板23上に固着された基体ブロック2
4、該基体ブロック24の側面にボルト止めされて該基体
ブロック24との間で矩形ガイド孔25aを形成するガイド
ブロック25、裏面側に一体突設した支持片26aを前記ガ
イド孔25aに摺動自在に挿嵌して両ブロック24,25の前面
側に取付けられた緩衝板26、より構成されている。しか
して、基体ブロック24には共に前面側に開口した上下2
個の有底孔24a,24aを備える一方、緩衝板26の裏面には
各有底孔24aの開口縁に嵌入し得るばね受部材26bが固着
されており、各有底孔24aに装填されたコイルスプリン
グ27によって緩衝板26は前方へ常時弾圧付勢されると共
に、基体ブロック24に取付けられた抜け止めボルト28を
介して抜落防止されている。
29は矩形板状のストッパー設置台であって、レール4と
同一方向に傾斜するように該レール4の側面と前記垂直
取付板21に対して溶接固着されており、この上に載置し
た待機用ストッパー6の長孔23aを通して上方から当該
設置台29のねじ孔29aに固定ボルト30を螺合締着するこ
とによって該ストッパー6を固定するようになされてい
る。従って、待機用ストッパー6は、固定ボルト30を緩
めることによって長孔23aの範囲で、また該固定ボルト3
0の螺着位置の変更によって更に広範囲に、レール4の
長さ方向に位置調整可能である。なお、ここでは、スト
ッパー6の台板23の底面と設置台29の上面とに、レール
4の長さ方向に対して直交する方向の凹凸条からなる相
互に噛み合う波形を形成し、且つ固定ボルト30を2本使
用することにより、該ストッパー6の固定強度を高めて
いる。
誘導ローラー7の回動アーム8は、箱枠状の主杆31とそ
の中間部下面に一端を固着した帯板状の作動杆32とで平
面視略T字形に構成されており、主枠31の基端側に連設
された側面視L字形の取付部31aにおいて、垂直支軸31b
とその軸受金具31cを介して前記取付板17に回動自在に
取付けられる一方、作動杆32の先端側において連結ピン
32aを介して前記の連動杆11に枢着されている。また誘
導ローラー7は、主枠31の遊端の側方上部に連設された
支持ブロック31d上に垂直支軸7aを介して遊転可能に取
付けられており、その上端高さがワーク移載具3の起立
姿勢における傾斜支持面19aの最高部つまり外端よりも
高くなるように設定されている。31eは主杆31と支持ブ
ロック31dとの接合上隅部に溶接固着された略三角形の
補強板であり、該接合部を補強すると共に、誘導ローラ
ー7の表面に近接した頂部によって該ローラー7の負荷
による軸心の傾倒を防止する機能を果たす。なお、主杆
31は回動アーム8の回動に支障がないように位置決めロ
ーラー5の支持台12の下面よりも低位に設定してある。
第11図で示すように、台枠13の底部には誘導ローラー駆
動室33が設置されており、その両端壁33a,33b間に2本
のガイド軸34,34が移送部1の長さ方向に沿うように平
行架設されると共に、垂直軸心ののガイドローラー35を
取付けた摺動ブロック36が両ガイド軸34,34にわたって
摺動自在に嵌装されている。しかして、誘導ローラー駆
動室33の外側には油圧シリンダー37が一方の端壁33aに
固設されており、そのピストンロッド37aの先端が前記
摺動ブロック36に連結されている。なお、33dは誘導ロ
ーラー駆動室33の上部カバーである。
一方、前記の連動杆11の一ケ所には片側へ突出する一対
の突片11a,11aが固設され、両突片11a,11a間に構成され
る移送路1幅方向のガイド溝38に前記摺動ブロック36の
ガイドローラー35が嵌合されている。従って、油圧シリ
ンダー37の駆動により連動杆11が押し引き移動し、この
移動に伴って連動杆11に連結ピン32aを介して作動杆31
を枢着している回動アーム8が回動することになる。こ
のアーム8の回動は油圧シリンダー37のピストンロッド
37aの進出限では第4図の一点鎖線で示すように誘導ロ
ーラー7がローラー4の下端に近い位置となり、同じく
退入限では誘導ローラー7が位置決めローラー5と移送
部1の幅方向に対峙する位置となるように設定されてお
り、且つ上記の対峙位置における誘導ローラー7が移送
部1の水平ローラー2上でワークの片側をその径に無関
係に位置決めすべき基準位置に合致するようにしてあ
る。
次に上記構成のローディング装置の使用方法を第6図に
よって説明する。
まず、移載操作前に、待機用ストッパー6のおよび位置
決めローラー5の固定位置を取り扱うワークの径に応じ
て設定する。すなわち、待機用ストッパー6はこれによ
って受け止められて傾斜傾斜搬入レール4上で並列する
先頭と次位のワークとの間にワーク移載具3のワーク支
持板19の側端19bが位置するように調整すればよい。ま
た位置決めローラー5は移送部1の水平ローラー2上の
ワークを後退限つまり基準位置にある誘導ローラー7と
の間で挟んで位置決めできるように、支持台12上での位
置を調整すればよい。なお、上記位置決めにおける位置
決めローラー5と誘導ローラー7との移送路1の幅方向
距離はワークの径より僅かに大きい程度となる。従って
ワークが第6図の一点鎖線で示す最大径ワークW1では位
置決めローラー5と待機用ストッパー6の位置は図示実
線の位置となり、また同図二点鎖線で示す小径ワークW2
では両者5,6の位置は図示二点鎖線で示す位置となる。
しかして、移載前においては、ワーク移載具3は倒伏姿
勢、誘導ローラー7は第6図の一点鎖線で示すように前
進限位置でそれぞれ待機している。
ワークは傾斜搬入レール4上に移送部1と平行に順次載
置され、重力によって該レール4上を転動して先頭のワ
ークが待機用ストッパー6に受け止められた状態で並列
して待機する。このとき、実施例構成では、レール4の
傾斜が緩いことと、待機用ストッパー6のワークを受け
止める部分がコイルスプリング27で弾圧されて衝撃吸収
機能を有する衝撃板26であることから、先頭のワークの
上記受け止め時に殆ど衝撃を生じない。
かくしてレール4上でワークが並列状態で待機すれば、
ワーク移載具3を油圧シリンダー9による連動杆10の移
動によって起立方向に所定角度回動させると、レール4
上のワークの先頭のものだけがワーク支持板19の傾斜支
持面19a上に持ち上げられる。この持ち上げられたワー
クは、ワーク移載具3の上動限で傾斜支持面19aが第6
図の一点鎖線で示すように待機用ストッパー6の頂部よ
りも高位となるため、自重により該傾斜支持面19a上を
傾斜下方へ転動しようとするが、この転動初期の段階で
待機している誘導ローラー7に受け止められる。ここ
で、誘導ローラー7を前記の油圧シリンダー37の駆動つ
まりピストンロッド37aの退入移動によって後退させる
と、ワークは該誘導ローラー7で受け止められた状態の
まま傾斜支持面19a上を移送部1の水平ローラー2上ま
で転動する。しかして、誘導ローラー7が後退限で停止
したのち、ワーク移載具3を倒伏方向に回動させると、
該誘導ローラー7の後退限位置がそのまま移送部1上で
のワークを基準側で位置決めする位置となるため、ワー
クは位置決めされた状態で位置決めローラー5と誘導ロ
ーラー7との間をワーク移載具3の下動と共に下降し、
水平ローラー2上へ衝撃を伴わずに位置決め載置され
る。
なお、上記の実施例構成では誘導ローラー7が移送部1
のレール設定側に近い位置を中心とする円周線に沿って
後退移動するため、移送部1の幅方向の後退速度は誘導
ローラー7の後退限に近づくほど小さくなり、該後退限
での該誘導ローラー7とワークの停止に伴う衝撃は殆ど
生じない。
一方、この移載過程では、移載前にレール4上で次位に
あったワークは、ワーク移載具3に先頭のワークが持ち
上げられた時点から該ワーク移載具3が倒伏姿勢に復帰
するまでの間をワーク支持板19の側端19bにて受け止め
られており、この復帰によって後続のワークと共にレー
ル4上を転動して待機用ストッパー6によって受け止め
られる。
かくして移送部1に移載されたワークは、切断装置Aの
ワーク搬入手段(図示略)によって間欠的に該切断装置
側へ軸心方向に送られ、所要長さごとに切断される。し
かしてこのワークの切断が終了するごとに、前記の移載
操作を繰り返すことにより、レール4上のワークが1本
ずつ順次移送部1に移されて切断に供される。
本発明では、ローディング装置の各部材の細部構成につ
いて上述の実施例以外に種々設計変更可能であり、例え
ばワーク移載具3を垂直に昇降する構成としてもよい。
また誘導部材は、例示した誘導ローラー7以外の種々の
形状のもを使用できると共に、例示した待機用ストッパ
ー6の如き緩衝機能を有する構成、直線的に前後移動す
る構成、ワークの径に応じて前進限位置が調整可能であ
る構成等も採用できる。
更に本発明は、切断装置Aに限らず、長尺ワークを軸心
方向に搬入して種々の加工を施す各種加工装置の搬入部
に適用可能である。
(発明の効果) 以上のように本発明の長尺ワークのローディング装置に
よれば、取り扱うワークの径に関係なく、傾斜搬入レー
ル上で待機するワークを1本ずつワーク移載具で持ち上
げてその傾斜支持面上を転動させて移送部の水平ローラ
ー上へ移載でき、しかも該転動に際して初期の段階で誘
導部材がワークを受け止めて後退しつつ前記水平ローラ
ーの上方へ誘導し、且つ該誘導後に前記ワーク移載具の
下動に伴って水平ローラー上まで下降させるため、大重
量のワークであっても大きな衝撃を伴うことなく安全に
容易に移載可能であり、更に前記誘導位置決め部材の後
退限がそのまま置決め部材との間で移送部におけるワー
クを挟む基準位置となることから、ワークは自動的に位
置決めされた状態で前記水平ローラー上に移載可能であ
り、別途の位置決め手段を設けたり移載の都度に位置決
め操作を行う必要がなく、装置構成が簡略化すると共に
作業性も良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はローディング装置全体の一部切り欠き正面図、
第2図は同平面図、第3図は同装置要部の斜視図、第4
図は同要部の詳細を示す平面図、第5図はワーク移載具
部分の背面図、第6図は移載動作を説明する要部の縦断
側面図、第7図は第4図のVII−VII線の断面矢視図、第
8図は第7図のVIII−VIII線の断面矢視図、第9図は第
4図のIX−IX線の断面矢視図、第10図は第9図のX−X
線の断面矢視図、第11図は誘導部材の駆動手段を示す横
断平面図である。 1……ワーク移送部、2……水平ローラー、3……ワー
ク移載具、4……傾斜搬入レール、5……位置決めロー
ラー(位置決め部材)、6……待機用ストッパー、7…
…誘導ローラー(誘導部材)、9……油圧シリンダー
(移載具駆動手段)、19a……傾斜支持面、37……油圧
シリンダー(誘導部材の駆動手段)、W1,W2……ワー
ク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周円形の長尺ワークをその軸心方向に移
    動可能に支承する複数の水平ローラーを備えたワーク移
    送部と、この移送部の片側より外方へ斜め上向きに張出
    して前記ワークの複数本を並列状態で転動可能に支持す
    る複数本の傾斜搬入レールと、該レールの長さ方向に位
    置調整可能であって該レール上で支持される先頭のワー
    クを受け止める待機用ストッパーと、前記レール上の先
    頭のワークを持ち上げて前記移送部上へ転動させる傾斜
    支持面を有する上下出退自在な複数のワーク移載具と、
    これら移載具を同期して上下出退させる移載具駆動手段
    と、該ワーク移載具の傾斜支持面上に持ち上げられたワ
    ークを前進位置で受け止めて且つ移送部のワーク位置決
    め基準位置まで後退して該ワークを移送部上へ誘導する
    前後動自在な誘導部材と、該誘導部材の駆動手段と、該
    誘導部材の後退限位置に対して遠近方向に位置調整可能
    に設置されて移送部の支持ローラー上のワークを前記基
    準位置の反対側で位置決めする位置決め部材とを備えて
    なる長尺ワークのローディング装置。
JP32838488A 1988-12-26 1988-12-26 長尺ワークのローディング装置 Expired - Fee Related JPH078692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32838488A JPH078692B2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26 長尺ワークのローディング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32838488A JPH078692B2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26 長尺ワークのローディング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02175517A JPH02175517A (ja) 1990-07-06
JPH078692B2 true JPH078692B2 (ja) 1995-02-01

Family

ID=18209646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32838488A Expired - Fee Related JPH078692B2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26 長尺ワークのローディング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH078692B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4931812B2 (ja) * 2005-07-29 2012-05-16 兼房株式会社 長尺丸材供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02175517A (ja) 1990-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3043616B2 (ja) 長尺ワークのローディング装置
US20080184552A1 (en) Buffer arrangement
US5765461A (en) Cut-off pieces feed and rest mechanisms for a steel cutting machine
JPH0442099B2 (ja)
CN210280439U (zh) 一种厚板冲压板料重力对中台
CA3173595A1 (en) Production cell with workpiece return
JPH078692B2 (ja) 長尺ワークのローディング装置
JPH078690B2 (ja) 長尺ワークのローディング装置
CN112122838A (zh) 箱式房用全自动焊接装置
JP2017100144A (ja) 長尺材載置台と長尺材曲げ装置
CN112045475B (zh) 一种用于汽车零部件制造的加工系统及其加工方法
CN110834368B (zh) 一种木门板材的拼接加工方法
CN211029705U (zh) 一种钣金上料机的定位平台
US6918280B2 (en) Workpiece ejector and transfer apparatus
CN110696098B (zh) 一种木门板料的拼接裁切系统
JPH078691B2 (ja) 長尺ワークの並列ローディング方法
JPH08243792A (ja) 片面溶接における裏当て部材の保持装置および保持方法
JPH0756256Y2 (ja) 長尺ワークのローディング装置
CN220613191U (zh) 多工位cnc上料机构
CN215475316U (zh) 转运车自动上料导向限位装置
CN215587967U (zh) 一种油缸活塞杆铇削加工用支撑架
CN219746856U (zh) 一种防止零部件碰撞的焊接工作台
CN219562303U (zh) 自动下料装置及拉床
CN218874551U (zh) 一种工件装夹治具
CN113751932B (zh) 一种钢梁檩托件自动组立焊接设备

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees