JPH0786781A - 電子機器のシールド構造 - Google Patents

電子機器のシールド構造

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Publication number
JPH0786781A
JPH0786781A JP23148993A JP23148993A JPH0786781A JP H0786781 A JPH0786781 A JP H0786781A JP 23148993 A JP23148993 A JP 23148993A JP 23148993 A JP23148993 A JP 23148993A JP H0786781 A JPH0786781 A JP H0786781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body frame
unit
main body
electronic device
shield structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP23148993A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Suzuki
良一 鈴木
Takao Sekiguchi
隆男 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKI BUSINESS KK
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
OKI BUSINESS KK
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by OKI BUSINESS KK, Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical OKI BUSINESS KK
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニットを本体フレームに固定する際、必要
以上の押し付け力によるユニットまたは本体フレームの
変形を防ぐことにより、安定したシールド効果を得る電
子機器のシールド構造を提供する。 【構成】 本体フレーム10の第1の面10bに孔10
cを形成し、この孔10cに板バネ16をそれぞれ取り
付ける。また同様に、ユニット群11の基板ユニット1
2の第2の面12b、12dに孔12cを形成し、この
孔12cに板バネ16をそれぞれ取り付ける。従って、
本体フレーム10にユニット群11を組み立てると、基
板ユニット12の搭載板12aに搭載された基板から発
生する電磁波は、この板バネ16に突き当たって電子機
器内で反射し、外に漏れ出ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁波障害、または静
電ノイズ対策として電子機器に設けられるシールド構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パソコンやワークステーション等
の電子機器から発生する電磁波による他の電子機器への
干渉や、静電界干渉の回避対策として、電子機器にシー
ルド構造を設けている。
【0003】次に、従来のシールド構造について図5に
基づいて説明する。図5は、従来の電子機器を示す斜視
図である。電子機器は本体フレーム1に開口部を設け、
この開口部に脱着されるユニット2とから成っている。
この本体フレーム1には、ユニット2側に形成されたネ
ジ孔2aに対応する位置にネジ孔1aが複数個形成され
ている。またユニット2には導電性クッション3a、3
b、3c、3dが接着されている。さらに、ユニット2
の搭載板2bには図示せぬ基板が搭載されるようになっ
ている。
【0004】次に、上記構造の電子機器の組立て動作と
シールド動作を図5、6に基づいて説明する。図6は、
従来のシールド構造を示す側断面図である。先ず組立て
動作を説明する。基板をユニットの搭載板2bに搭載し
た後、本体フレーム1の開口部にユニット2を装着し、
固定ネジ4によりユニット2を本体フレーム1にネジ止
めする。従って、図6に示すように導電性クッション3
a〜3dは本体フレーム1とユニット2とにより圧縮さ
れる。これにより、本体フレーム1とユニット2との隙
間は塞がれ、密着する。
【0005】次に、電子機器のシールド作用を説明す
る。ユニット2に設けられたスイッチ部5のスイッチを
入れて電子機器を作動させる。この時、基板に実装され
た電気回路から発生する電磁波は、本体フレーム1の内
壁やユニット2の外壁をはじめとして、導電性クッショ
ン3a〜3dに衝突して電子機器内で反射する。導電性
クッション3a〜3dが本体フレーム1とユニット2と
の隙間を塞ぐことにより、上記電磁波を本体フレーム1
内に閉じ込めるので、回路から発生する電磁波が電子機
器から外部に漏れ出して他の電子機器に干渉することは
ない。また、本体フレーム1、或いはユニット2に発生
する静電気は、導電性クッション3a〜3dを介して電
子機器に伝わる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造の電子機器のシールド構造では以下に述べる問題があ
った。図5、6に基づいて説明する。
【0007】固定ネジ4によりユニット2を本体フレー
ム1に固定する時、導電性クッション3a〜3dに弾性
力があるので、ユニット2を本体フレーム1に強く押し
付けて固定しなければならず、それ故、本体フレーム
1、或いはユニット2のどちらか強度の弱い側がこの押
付け力により変形してしまうことがあった。また、ユニ
ット2の装着後、図6の矢印A、B方向に示す導電性ク
ッション3a〜3dの復旧力により、ユニット2は、固
定ネジ4により固定されていない部分が本体フレーム1
から離隔する方向に移動しようとし、それ故、固定ネジ
4のネジ山が破損したり、ユニット2が変形してしまう
ことがあった。さらに、導電性クッション3a〜3dは
長期間使用を続けると、電子機器内から発生する熱によ
りそれ自体が変形して復旧力が無くなり、それ故、クッ
ションとしての役割を果たさなくなってしまう。
【0008】この結果、本体フレーム1とユニット2と
の間に隙間が生じ、この隙間が電磁波の進行方向にある
場合、この隙間から電磁波が漏れ出るので、電子機器の
安定したシールド効果を得ることができなかった。
【0009】本発明は上記問題に鑑み、ユニット2を本
体フレーム1に固定する時の余分な押付け力を無くし、
本体フレーム1、及びユニット2の変形を防ぐと共に、
安定したシールド効果を期待できる電子機器のシールド
構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、本体フレームの開口部に脱着されるユニ
ットを有する電子機器のシールド構造において、前記開
口部に沿った本体フレーム側の面と、この本体フレーム
側の面に対向するユニット側の面との間に、導電性の可
撓性部材を設けたものである。
【0011】
【作用】本体フレームの開口部にユニットを装着する
と、本体フレーム側の面とユニット側の面との間に設け
られた可撓性部材が撓み、本体側の面、及びユニット側
の面と圧接する。これにより、本体フレームとユニット
との間の電磁波が通過する隙間は、この可撓性部材によ
り塞がれるので、電子機器内から発生する電磁波は可撓
性部材に衝突し電子機器外に漏れない。この結果、安定
したシールド効果を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。なお、各図面に共通する要素に
は同一の符号を付す。図1は、本発明に係る実施例の電
子機器を示す斜視図であり、図2は、実施例の板バネを
示す斜視図である。
【0013】図1において、電子機器は本体フレーム1
0と、この本体フレーム10の開口部に脱着されるユニ
ット群11とから成っている。本体フレーム10にはネ
ジ孔10aが複数個形成されており、ユニット群11側
に形成されたネジ孔11aに対向する位置に設けられて
いる。本体フレーム10のユニット群11と対向する内
側の第1の面10bには可撓性部材として導電性の板バ
ネ16が複数個設けられている。この板バネ16は、図
2に示すように、本体フレーム10に形成された複数個
の角孔10cに、着脱可能に引掛けられている。また、
本体フレーム10にはスペーサ17と、板スペーサ18
が固定されており、第1の面10bからスペーサ17ま
たは板スペーサ18の高さは同じになっている。また、
この高さは、第1の面10bから板バネ16の頂部まで
の高さよりも低くなっている。
【0014】ユニット群11は基板ユニット12、電源
装置13、増設基板装置14、及び外部記憶装置15と
から成っている。基板ユニット12には搭載板12aが
取り付けられており、この搭載板12aに、図示せぬ基
板が搭載されるようになっている。また、基板ユニット
12にはスイッチ部19が設けられている。さらに、電
源装置13と増設基板装置14に対向する基板ユニット
12の第2の面12b、12dには、角孔12cが形成
され、この角孔12cには本体フレーム10に設けられ
た板バネ16と同様の板バネ16が複数個設けられてい
る。
【0015】次に、上記構造の電子機器の組立て動作、
及び電子機器のシールド作用を図1〜図4に基づいて説
明する。図3は、本体フレームに各ユニットを装着した
時の外観図であり、図4は本体フレームとユニットとの
間隙を示す説明図である。
【0016】先ず、組立て動作について説明する。本体
フレーム10の開口部内側を形成する第1の面10bに
沿って、板バネ16を撓ませながら各ユニット12〜1
5を矢印E方向に移動し、各ユニット12〜15が本体
フレーム10の奥に突き当たったところで固定ネジ4に
より固定すると、図3に示す状態になる。この時、固定
ネジ4、スペーサ17、及び板スペーサ18により、ユ
ニット群11に押圧される板バネ16の撓みの程度が規
制され、本体フレーム10の第1の面10bと各ユニッ
ト12〜15との間、電源装置13及び増設基板装置1
4と基板ユニット12との間には、図4に示す間隙Dが
それぞれ生じる。この間隙Dは、それぞれの板バネ16
が適正に撓む間隙である。ところで、本体フレーム10
にユニット群11を固定する際、従来のようにユニット
群11を本体フレーム10に強く押し付ける必要はな
い。
【0017】次に、電子機器のシールド作用を説明す
る。電源装置13の電源スイッチ13aを入れ、基板ユ
ニット12のスイッチ部19を操作して電子機器を作動
させる。以上により、基板ユニット12の搭載板12a
上の基板に実装された電気回路から電磁波が発生する。
この電磁波は、本体フレーム10の壁、ユニット群11
の壁、及び第1の面10b、第2の面12bに設けられ
た板バネ16に衝突し、電子機器外に漏れない。即ち、
電磁波が漏れ出る箇所と静電ノイズの影響がある箇所を
調べ、その箇所に、電磁波の波長の大きさに合わせたピ
ッチで板バネ16を取り付けているので、本体フレーム
10とユニット群11との間に隙間があっても電磁波は
漏れ出ないのである。
【0018】また、本体フレーム10、或いはユニット
群11から発生する静電気は、板バネ16を介して電子
機器に伝わる。それ故、静電気は電子機器内に篭らな
い。
【0019】上記実施例では、第1の面10bに形成し
た孔10c、及び第2の面12bに形成した孔12cに
板バネ16の両端部を引掛けることにより板バネ16の
取り付けを行っているが、孔10c、12cを設ける代
わりに、例えば、板バネ16の両端部を引掛けることが
できる突起状の引掛け部等を形成して、板バネ16を取
り付けてもよい。また、本体フレーム10側に設けた板
バネ16をユニット群11側に設けても、上記実施例と
同様の効果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、本体フレームの開口部に沿った本体フレーム側の
面と、この本体フレーム側の面と対向するユニット側の
面との間に、導電性の可撓性部材を設けたので、本体フ
レームに対し、ユニットを装着方向側へ必要以上に強く
押し付けなくても、ユニットを本体フレームに固定する
ことができるようになった。この結果、ユニット、及び
本体フレームに不必要な負荷がかからなくなり、ユニッ
ト、或いは本体フレームの変形を防止できる。また、従
来の導電性クッションでは、長期間の使用によりクッシ
ョンが疲労し変形してしまうため寿命が短かったが、本
発明の可撓性部材では可撓性部材が変形してしまう程大
きい押圧力はかからないので、寿命は非常に長くなっ
た。
【0021】さらに、この可撓性部材は、電磁波の波長
の大きさに合わせて取り付け位置を任意に選択できるの
で、可撓性部材の数を必要最小限にできる。それ故、取
り付けに時間はかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の電子機器を示す斜視図で
ある。
【図2】実施例の板バネを実装した状態を示す斜視図で
ある。
【図3】本体フレームにユニットを装着した時の外観図
である。
【図4】本体フレームとユニットとの間隙を示す説明図
である。
【図5】従来の電子機器を示す斜視図である。
【図6】従来のシールド構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 本体フレーム 10b 第1の面 11 ユニット群 12b 第2の面 12d 第2の面 16 板バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体フレームの開口部に脱着されるユニ
    ットを有する電子機器のシールド構造において、 前記開口部に沿った本体フレーム側の面と、この本体フ
    レーム側の面に対向するユニット側の面との間に、導電
    性の可撓性部材を設けたことを特徴とする電子機器のシ
    ールド構造。
  2. 【請求項2】 前記可撓性部材は本体フレーム側の面に
    着脱可能に取り付けられた板バネである請求項1記載の
    電子機器のシールド構造。
  3. 【請求項3】 前記板バネは、複数個の取付箇所に取り
    付けられた請求項2記載の電子機器のシールド構造。
JP23148993A 1993-09-17 1993-09-17 電子機器のシールド構造 Pending JPH0786781A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23148993A JPH0786781A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 電子機器のシールド構造

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JP23148993A JPH0786781A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 電子機器のシールド構造

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JPH0786781A true JPH0786781A (ja) 1995-03-31

Family

ID=16924297

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JP23148993A Pending JPH0786781A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 電子機器のシールド構造

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JP (1) JPH0786781A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013541185A (ja) * 2010-08-23 2013-11-07 ローデ ウント シュヴァルツ ゲーエムベーハー ウント コンパニ カーゲー 箱型筐体およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013541185A (ja) * 2010-08-23 2013-11-07 ローデ ウント シュヴァルツ ゲーエムベーハー ウント コンパニ カーゲー 箱型筐体およびその製造方法

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