JPH078653Y2 - コンクリート構造物の接続用金具 - Google Patents

コンクリート構造物の接続用金具

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JPH078653Y2
JPH078653Y2 JP1989108126U JP10812689U JPH078653Y2 JP H078653 Y2 JPH078653 Y2 JP H078653Y2 JP 1989108126 U JP1989108126 U JP 1989108126U JP 10812689 U JP10812689 U JP 10812689U JP H078653 Y2 JPH078653 Y2 JP H078653Y2
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JP
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anchor
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concrete
fitting
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JP1989108126U
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JPH0348006U (ja
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光博 幸野
考一 吉井
Original Assignee
羽田コンクリート工業株式会社
東鋼業株式會社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コンクリート構造物同士を接続すべく、コ
ンクリート構造物の接続面に埋設して使用する接続用金
具に関するものである。
〔従来技術〕
従来この種の接続用金具としては、第5図に示すよう
に、接続用ボルトが貫通するボルト貫通孔20が穿設され
ている支圧板21と、この支圧板21の両側に設けられてお
り、支圧板21とで略コ字状となるように配設されている
両側板22,22と、この両側板に設けられているアンカー
筋23とからなっているものが一般に知られている。
〔この考案が解決しようとする課題〕 しかしコンクリート構造物の躯体コンクリートと、支圧
板21および両側板22からなる接続用金具本体24とを固定
するためのアンカー筋23は、別個に丸棒の鉄筋が溶着さ
れて構成されている。
そしてこの構成によれば支圧板21、両側板22、アンカー
筋23からなるので、接続用金具自体の剛性が低いもので
ある。又アンカー筋23が接続用金具本体24と別個である
ことから、接続用金具本体24を躯体コンクリート(図示
せず)内に強固に固定することができない。さらにアン
カー筋23は、丸棒の鉄筋で構成されているのでコンクリ
ートの付着性が悪く、このことも接続用金具本体24を躯
体コンクリート内に強固に固定することができないこと
となる。
そのためこの従来の接続用金具では接続用金具自体の剛
性が低く、接続用金具本体24の躯体コンクリート内での
固定が強固でないことから、コンクリート構造物同士の
接続を確実に行えないこととなる。
この考案は前述した事情に鑑みて創案されたもので、そ
の目的は自体の剛性を強くできると共に、躯体コンクリ
ート内で強固に固定できるようにして、コンクリート構
造物同士の接続を確実に行えるようにすることができる
接続用金具を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案による接続用金具は、コンクリート構造物の接
続面と面一となるように配置する中央の支圧部と、支圧
部の両側部より延設しコンクリート構造物に埋設するア
ンカー部とからなる接続用金具であって、支圧部とアン
カー部は長方形板を略U字状に折曲し一体に形成され、
一方のアンカー部は中央より先端が左半分に切欠かれ、
他方のアンカー部は中央より先端が右半分に切欠かれて
細長片が形成され、それぞれの細長片の内側に鋸刃状部
が形成されていることを特徴とする。
さらに、両アンカー部に透孔部及びアンカー部の細長片
の先端折曲部を形成してもよい。
そして一枚の板材で一体成形したことにより、接続用金
具自体の剛性を高くする。また両アンカー部に折曲部、
透孔部、鋸刃状部等の切欠き部を形成したことにより、
躯体コンクリート内で強固に埋設する。これらのことか
らコンクリート構造物同士の接続を確実強固に行えるよ
うにしたものである。
〔実施例〕
以下この考案の接続用金具を図示する実施例によって説
明する。
接続面に埋設されてコンクリート構造物2同士を接続す
る接続用金具1(第1図〜第3図参照)は、一枚の長方
形の板材を曲げ加工することで、ボルト貫通孔3が穿設
されている支圧部4と、この支圧部4の両側のアンカー
部5とを一体成形してなっている。又両アンカー部5
は、接続面2aと反対側のコンクリート構造物2内へ延び
ており、コンクリート内に埋設されている。
そしてこの実施例での接続用金具1の両アンカー部5は
その中央部より先端においてL状に切欠かれて細長片を
形成している。又ここでの細長片6は、一方のアンカー
部5において中心線より右半分に形成され、他方のアン
カー部5において中心線より左半分に形成されている。
さらにこの実施例でのコンクリート構造物2は、ボック
スカルバートである。
このような構成からなる接続用金具1は、そのアンカー
部5がコンクリート構造物2の躯体コンクリート内とな
ると共に、その支圧部4が接続面2aと面一となるように
して、一方のコンクリート構造物2の接続面に埋設され
る。
この時に一枚の板材の曲げ加工で支圧部4と両アンカー
部5,5とを一体成形してなっていることから、自体の剛
性が高くなっている接続用金具1は、両アンカー部5に
形成されている鋸刃状部7の切込によって、躯体コンク
リートとの付着力が強固になり、接続用金具1がコンク
リート構造物2の接続面に強固に固定される。
そしてこのことにより、接続用金具1がしっかりしてい
ることから、両コンクリート構造物2,2同士の接続が確
実に行われることとなる。
なお他方のコンクリート構造物2には、接続用金具1の
支圧部4に穿設されているボルト貫通孔3との対応位置
に、ボルト貫通孔3を貫通した接続用ボルト8が螺合す
る接続用埋込みナット9が埋設されている。
第4図は、この考案の接続用金具の別態様を示すもので
ある。
接続用金具1は請求項2項及び第3項に係るもので、両
アンカー部5に透孔部11を形成し、又は細長片6の先端
を90°折り曲げ折曲部10を形成してある。このようにす
ると、コンクリートの付着性が一層高くなり、コンクリ
ート構造物2における躯体コンクリート内での接続用金
具1の固定がより強固になる。
〔考案の効果〕
この考案のコンクリート構造物の接続用金具は、一枚の
板材を曲げ加工することで、中央のボルト貫通孔が穿設
されている支圧部と、この支圧部の両側のアンカー部と
を一体成形してなっている。又前記両アンカー部は、接
続端と反対側のコンクリート構造物内へ延びており、鋸
刃状部、透孔部及び折曲部がアンカー部に形成されてい
る。
そしてこの構成によれば、一枚の板材の曲げ加工で一体
成形されていることから、接続用金具自体の剛性を高め
ることができる。また接続用金具における両アンカー部
の付着性向上部で、コンクリートの付着性を高めること
ができることから、コンクリート構造物の接続端部での
接続用金具の固定強度を大きくすることができる。
そのためコンクリート構造物の接続端部での固定強度が
大きいと共に、接続用金具自体の剛性が高いことから、
コンクリート構造物同士の接合を確実に行うことができ
る。
そしてこのことからこの考案の接続用金具では、接続後
のガタつきが発生しない等、コンクリート構造物同士の
接続を確実かつ強固に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のコンクリート構造物の接続用金具を
示す斜視図、第2図は第1図の接続用金具をコンクリー
ト構造物の接続端部に埋設した状態を示す側面図、第3
図は第2図A部の拡大分解斜視図、第4図はこの考案の
別態様の接続用金具を示す斜視図、第5図は従来の接続
用金具を示す斜視図である。 1……接続用金具、2……コンクリート構造物、2a……
接続面、3……ボルト貫通孔、4……支圧部、5……ア
ンカー部、6……細長片、7……鋸刃状部、8……接続
用ボルト、9……接続用埋込みナット、10……折曲部、
11……透孔部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート構造物の接続面と面一となる
    ように配置する中央の支圧部と、支圧部の両側部より延
    設しコンクリート構造物に埋設するアンカー部とからな
    る接続用金具であって、 支圧部とアンカー部は長方形板を略U字状に折曲し一体
    に形成され、一方のアンカー部は中央より先端が左半分
    に切欠かれ、他方のアンカー部は中央より先端が右半分
    に切欠かれて細長片が形成され、それぞれの細長片の内
    側に鋸刃状部が形成されていることを特徴とする構造物
    の接続用金具。
  2. 【請求項2】両アンカー部の細長片の先端に折曲部を形
    成したことを特徴とする請求項第1項記載のコンクリー
    ト構造物の接続用金具。
  3. 【請求項3】両アンカー部に透孔部を形成したことを特
    徴とする請求項第1項又は第2項記載のコンクリート構
    造物の接続用金具。
JP1989108126U 1989-09-14 1989-09-14 コンクリート構造物の接続用金具 Expired - Lifetime JPH078653Y2 (ja)

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JPH0348006U JPH0348006U (ja) 1991-05-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5818518B2 (ja) * 1976-04-05 1983-04-13 都築 純一 コンクリ−トセグメント
JPS52159017U (ja) * 1976-05-28 1977-12-02

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JPH0348006U (ja) 1991-05-08

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