JPH078633U - スプライン継手の潤滑機構 - Google Patents

スプライン継手の潤滑機構

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Publication number
JPH078633U
JPH078633U JP4195493U JP4195493U JPH078633U JP H078633 U JPH078633 U JP H078633U JP 4195493 U JP4195493 U JP 4195493U JP 4195493 U JP4195493 U JP 4195493U JP H078633 U JPH078633 U JP H078633U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spline
oil supply
lubrication
male
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP4195493U
Other languages
English (en)
Inventor
豊 川田
瑞夫 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd filed Critical Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Priority to JP4195493U priority Critical patent/JPH078633U/ja
Publication of JPH078633U publication Critical patent/JPH078633U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】殊にオススプラインに施された樹脂コーティン
グを削りとることなく、スプライン継手の潤滑を充分に
確保し得るスプライン継手の潤滑機構を提供すること。 【構成】スプライン継手の潤滑機構であって、メススプ
ライン12と嵌合摺動するオススプライン14を横断し
て環状溝15を形成するとともに、前記メススプライン
12の谷部に臨んで前記環状溝15と連通する給油溝1
6を形成し、該給油溝16に給油穴17を開口したこと
によって、スプライン継手の潤滑を充分に確保し得ると
ともに、オススプライン14に施された樹脂コーティン
グを削りとることがなく、オススプライン14の耐摩耗
性を長く確保できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車等の推進軸に使用されるスプライン継手の潤滑機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の推進軸には、メススプラインとこれに嵌合して摺動するオススプラ インとからなるスプライン継手が使用され、エンジン、変速機等の動力を車軸に 伝達するとともに、上記エンジン、変速機等と車軸の相対移動時の推進軸の長さ の変化を吸収している。 前記スプライン継手に対する潤滑機構として従来知られているものに図4に示 すようなものがある。即ち図4に示すものは、ヨーク1の内面に形成したメスス プライン2に、スプライン軸3の一端に形成したオススプライン4を嵌合してス プライン継手としたもので、その潤滑手段としては、ヨーク1の内面の中央付近 において、前記スプライン2と直角に環状溝5を形成し、該環状溝5に給油穴6 を開口したもので、該給油穴6にはグリース供給用のグリスニップルNをねじ結 合している。従って、該グリスニップルNからグリースを供給することにより、 給油穴6から前記環状溝5にグリースが充填され、これによりメススプライン2 とオススプライン4との摺動時、両スプライン2、4間に給油され、潤滑が確保 されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、近年オススプライン4に耐摩耗対策として、ポリアミド樹脂、ウレ タン樹脂、エポキシ樹脂等のモノマーをコーテイングすることが行なわれている が、このように樹脂コーティングしたもので前記潤滑手段を採用すると、前記メ ススプライン2とオススプライン4との摺動時に、前記環状溝5の角で樹脂コー ティングを削りとってしまうおそれがあった。またこれを避けるために、前記環 状溝5、給油穴6をメススプライン2から離れた位置に設けることもおこなわれ ているが、メススプライン2とオススプライン4に対する潤滑性の確保が困難と なるという問題がある。 本考案は上記に鑑み、殊にオススプラインに施された樹脂コーティングを削り とることなく、スプライン継手の潤滑を充分に確保し得るスプライン継手の潤滑 機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案スプライン継手の潤滑機構は、メススプライ ンと嵌合摺動するオススプラインを横断して環状溝を形成するとともに、前記メ ススプラインの谷部に臨んで前記環状溝と連通する給油溝を形成し、該給油溝に 給油穴を開口したことを特徴とする。
【0005】
【作 用】
以上の構成において、後記グリスニップルからグリースを供給すれば、給油 穴から前記給油溝を介して環状溝にグリースが充填され、これによりメススプラ インとオススプラインとの摺動時、両スプライン間に給油され潤滑が確保される とともに、メススプラインとオススプラインとが摺動するときも、前記のように オススプラインの樹脂コーティングを削りとるような給油溝の角は、メススプラ インの谷部より給油溝の深さだけ深い位置、即ちオススプラインの樹脂コーティ ングより高い位置にあるから、上記樹脂コーティングが削り取られることはない 。
【0006】
【実施例】
図1乃至図3により本考案潤滑機構を詳細に説明すると、ここに示された実施 例においては、ヨーク11の内面に形成したメススプライン12に、スプライン 軸13の一端に形成したオススプライン14が嵌合摺動するよう組み合わされた スプライン継手における、前記スプライン軸13側には、前記オススプライン1 4を横断して環状溝15を形成するとともに、ヨーク11側には、前記スプライ ン12の谷部12aの1つに臨んで前記環状溝15と連通する給油溝16を形成 し、該給油溝16に給油穴17を開口したものである。そして該給油穴17には 前記同様、グリース供給用のグリスニップルNをねじ結合されている。なお、前 記給油溝16は、前記メススプライン12とオススプライン14の摺動方向に形 成されるが、その長さは上記摺動範囲を充分カバーする長さとする。
【0007】 以上の構成において、前記グリスニップルNからグリースを供給すれば、給油 穴17から前記給油溝16を介して環状溝15にグリースが充填され、これによ りメススプライン2とオススプライン4との摺動時、両スプライン2、4間に給 油され潤滑が確保されるが、メススプライン2とオススプライン4とが摺動する ときも、前記のようにオススプライン4の樹脂コーティングを削りとるような給 油溝16の角は、図3に示すようにメススプライン2の谷部12aより給油溝1 6の深さSだけ深い位置、即ちオススプライン4の樹脂コーティングより高い位 置にあるから、上記樹脂コーティングが削り取られることはない。
【0008】
【考案の効果】
本考案のスプライン継手の潤滑機構は、メススプラインと嵌合摺動するオスス プラインを横断して環状溝を形成するとともに、前記メススプラインの谷部に臨 んで前記環状溝と連通する給油溝を形成し、該給油溝に給油穴を開口したので、 スプライン継手の潤滑を充分に確保し得るとともに、オススプラインに施された 樹脂コーティングを削りとることがなく、オススプラインの耐摩耗性を長く確保 できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案スプライン継手の潤滑機構の一実施例の
組立断面図
【図2】図1のA−A断面矢視図
【図3】図2の要部拡大図
【図4】従来のスプライン継手の潤滑機構の組立断面図 1、11;ヨーク 2、12;メススプライン 3、13;スプライン軸 4、14;オススプライン 5、15;環状溝 6、17;給油穴 16;給油溝 N;グリースニップル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メススプラインと嵌合摺動するオススプ
    ラインを横断して環状溝を形成するとともに、前記メス
    スプラインの谷部に臨んで前記環状溝と連通する給油溝
    を形成し、該給油溝に給油穴を開口したことを特徴とす
    るスプライン継手の潤滑機構。
JP4195493U 1993-06-30 1993-06-30 スプライン継手の潤滑機構 Pending JPH078633U (ja)

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JP4195493U JPH078633U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 スプライン継手の潤滑機構

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JP4195493U JPH078633U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 スプライン継手の潤滑機構

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JPH078633U true JPH078633U (ja) 1995-02-07

Family

ID=12622598

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4195493U Pending JPH078633U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 スプライン継手の潤滑機構

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JP (1) JPH078633U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163536A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Jtekt Corp スプライン装置
JP2014152871A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Toyota Motor Corp スプライン嵌合構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163536A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Jtekt Corp スプライン装置
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