JPH078628A - 球体パズル - Google Patents

球体パズル

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JPH078628A
JPH078628A JP5167495A JP16749593A JPH078628A JP H078628 A JPH078628 A JP H078628A JP 5167495 A JP5167495 A JP 5167495A JP 16749593 A JP16749593 A JP 16749593A JP H078628 A JPH078628 A JP H078628A
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JP
Japan
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unit
blocks
pentagonal
hexagonal
surface element
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JP5167495A
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English (en)
Inventor
Richard Stuart Boserich
リチャード スチュアート ボーズリッチ
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Original Assignee
Individual
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F9/00Games not otherwise provided for
    • A63F9/06Patience; Other games for self-amusement
    • A63F9/12Three-dimensional jig-saw puzzles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F9/00Games not otherwise provided for
    • A63F9/06Patience; Other games for self-amusement
    • A63F9/12Three-dimensional jig-saw puzzles
    • A63F2009/124Three-dimensional jig-saw puzzles with a final configuration being a sphere

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Toys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単位ブロックを接合して幾何学的に相違した
多数の構成単位を形成し、この構成単位をもって球体を
組み立てるパズルを提供する。 【構成】 球体表面を5角形の単位表面要素1と6角形
の単位表面要素2とを組み合わせて計32個の単位表面
要素で構成し、球体を互いに噛み合う分解可能な8組の
構成単位α,β,γ,δ, ε, η, κ, μで構成する。
構成単位は、それぞれ4つの単位ブロックからなり、5
角形の単位表面要素1を持つ単位ブロックと6角形の単
位表面要素2を持つ単位ブロックとを側面を密接接合し
て構成され、それぞれ幾何学的に相違した形状を有して
いる。ボール、果物、野菜等の種々の球形状を組立てる
パズルとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空間的に互いに噛み
合う多数の構成単位をもって球体を組み立てる球体パズ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、3次元的に多数の構成単位を組合
わせて立体を形成するパズルとしては、特公平4−12
159号公報、特公昭60−16264号公報、特公昭
59−13222号公報等に示されるものが知られてい
る。これらは、いずれも、多数の構成単位を組み合わせ
て立方体または直方体を形成するようにしたもの(以
下、前者という)である。
【0003】また、ヨーロッパ特許公報0406881
A1には、表面5角形の単位ブロックと表面6角形の単
位ブロックを多数組み合わせて球体を組み立てるように
したもの(以下、後者という)が公知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
立方体や直方体を組み立てるパズルは数が多く、例え構
成単位の形状が異なっていても遊戯者にとって立方体や
直方体は見飽きた形状であり、魅力に欠けるものであっ
た。これに対し、Jリーグの開幕に伴って、サッカー熱
が高まりつつある昨今、例えばサッカーボールのような
球体を組み立てるパズルは遊戯者を魅了するものがあ
る。
【0005】また、後者の球体パズルにおいては、定ま
った形状の表面5角形の単位ブロックと表面6角形の単
位ブロックを1ピースづつ順次組み合わせていくだけで
あり、遊戯者の空間的な表象能力を養うには乏しいもの
であり、また、各単位ブロックの形状にバリエーション
が無いため、パズルとしてはあまり魅力的でなく、すぐ
に飽きてしまう。
【0006】そこで、この発明においては、4つの単位
ブロックを接合して幾何学的に相違した多数の構成単位
を形成し、8つの構成単位をもって球体を組み立てるパ
ズルを提供することにある。
【0007】また、この発明の他の目的は、5角形の単
位表面要素を12個、6角形の単位表面要素を20個有
する球体を組み立てるパズルを提供することにある。
【0008】さらに、この発明の他の目的は、8個の単
位ブロックをもって4組の構成単位を形成し、この4組
の構成単位によって球体を形成することにある。
【0009】本発明の第4の目的は、組み立て途中にお
いて各構成単位がばらばらになることがない球体パズル
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明の要
旨とするところは、球体表面を5角形の単位表面要素と
6角形の単位表面要素とを組み合わせて計32個の単位
表面要素で構成すると共に、前記球体を互いに噛み合う
分解可能な8組の構成単位で構成し、前記構成単位は、
前記5角形の単位表面要素を持つ単位ブロック1つと前
記6角形の単位表面要素を持つ単位ブロック3つとを側
面を密接接合して構成される幾何学的に相違した6組、
前記5角形の単位表面要素を持つ単位ブロック2つと前
記6角形の単位表面要素を持つ単位ブロック2つとを側
面を密接接合して構成される幾何学的に相違した6組、
前記5角形の単位表面要素を持つ単位ブロック3つと前
記6角形の単位表面要素を持つ単位ブロック1つとを側
面を密接接合して構成される1組、及び前記6角形の単
位表面要素を持つ単位ブロック4つを側面を密接接合し
て構成される幾何学的に相違した5組の中から選択され
ることにある。
【0011】構成単位の選択としては、例えば、5角形
の単位表面要素を持つ単位ブロックと6角形の単位表面
要素を持つ単位ブロックとをそれぞれ1つ以上含む8組
の構成単位を選択するようにしてもよい。
【0012】さらに具体的には、球体表面が12個の5
角形の単位表面要素と、20個の6角形の単位表面要素
に分割されると共に、前記球体が幾何学的に相違した8
組の構成単位で構成され、そのうち4組の構成単位を、
5角形の単位表面要素を持つ単位ブロックを1つ、6角
形の単位表面要素を持つ単位ブロックを3つ有する4つ
の単位ブロックでそれぞれ構成し、他の4組の構成単位
を、5角形の単位表面要素を持つ単位ブロックを2つ、
6角形の単位表面要素を持つ単位ブロックを2つ有する
4つの単位ブロックでそれぞれ構成するようにしてもよ
い。
【0013】また、空間的表象能力を高めるために、構
成単位の4組はある面に対して対象形状を成し、他の4
組は対象面を有しない非対象形状とするようにしてもよ
い。
【0014】更に、選択された8組を2組づつ接合して
8つの単位ブロックからなる4組の2次的構成単位をも
って球体を構成することも考えられる。
【0015】ここで、構成単位は、他の構成単位と噛み
合った際に保持手段によってその状態を保持できるよう
にすることが望ましい。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0017】図1において、球体パズルの組み立てられ
た状態が示され、(a)は球体表面のある箇所を中心と
する正面図、(b)は(a)を正面とする球体を90度
右側から見た右側面図、(c)は(a)を正面とする球
体を90度左側から見た左側面図、(d)は(a)を正
面とする球体を後方から見た背面図、(e)は(a)を
正面とする球体を90度上側から見た平面図、(f)は
(a)を正面とする球体を90度下側から見た底面図で
ある。
【0018】これらの図から、球体表面は、12個の5
角形の単位表面要素1と20個の6角形の単位表面要素
2とから成る合計32個の単位表面要素を備えているこ
とが判る。また、この球体は、5角形の単位表面要素1
の周囲を6角形の単位表面要素6で囲んだ規則正しい幾
何学的配置を有しており、完全対称形状をなすC60の形
状(サッカーボールの形状)となっている。更に、この
球体は、太線で区画されるように、全部で8組の構成単
位を嵌め合わせて構成されている。
【0019】ここで、図1の各構成単位を区画する太線
は、説明の便宜上設けられたものであり、実際のパズル
においては、このように、構成単位を識別できるように
配慮してもよいが、通常、構成単位を構成する単位ブロ
ックの接合部分に形成される稜線と区別されないように
なっている。
【0020】構成単位は、それぞれ4つの単位ブロック
を組み合わせて構成されているもので、種々の幾何学的
に相違した形状が考えられるが、特に図2から図19に
示す18組の構成単位(α〜σ)の中から選択された8
組が用いられる。図2から図14の構成単位(α〜ν)
は、5角形の単位表面要素1を持つ単位ブロック3(以
下、5角表面ブロックと言う)と6角形の単位表面要素
を持つ単位ブロック4(以下、6角表面ブロックと言
う)とを少なくとも1つづつ有しており、特に図1に示
す球体例では、構成単位α,β,γ,δ, ε, η, κ,
μが用いられている。
【0021】以下、各構成単位を順次説明するが、説明
の便宜上、構成単位を構成する単位ブロックは、表面周
縁から球体中央に向かう実際のまたは架空の側面を有し
ており、隣接する単位ブロックとは互いの側面を合わせ
ることで連結されている。ここで、架空の側面をも考慮
したのは、構成単位としては、中が空洞で周縁のみに側
壁5が形成されている構成であってもよく、個々の単位
ブロックの全周縁に側壁が設けられていることは必ずし
も必要でないことによる。このため、構成単位は、各単
位ブロックを形成した後に接着剤等の適当な手段にて接
合して構成されるものであってもよく、4つの単位ブロ
ックを見かけ上は1つのブロックとして一体形成するも
のであってもよい。また、各側壁5は、球体の中心まで
設ける必要はなく、この実施例のように、球体内に空洞
が形成されるよう径方向の長さを規定するようにしても
よい。
【0022】更に、このパズルは、球体表面となる部分
が決まっているので、各構成単位の形状は単位表面要素
の接続状態を把握するば足りる。このことから、以下、
単位表面要素の接続状態を具体的に述べることによって
各構成単位の形状を説明する。尚、図2乃至図19の各
図において、(a)は構成単位表面の展開図を表し、
(b)は構成単位の斜視図を表す。
【0023】構成単位αは、図2に示されるように、2
つの6角表面ブロック4を隣接して連結し、この連結さ
れた6角表面ブロック4の長手方向両端に5角表面ブロ
ック3を連結した形状(I字形状)をなしている。即
ち、6角表面ブロック同士の連結部分の稜線10を基準
にして、一方の6角表面ブロック4は時計回りに稜線1
1〜15を順次有し、他方の6角表面ブロック4は時計
回りに稜線16〜20を順次有し、稜線13と18を5
角表面ブロック3の連結部分の稜線としている。稜線1
3を有する5角表面ブロック3は、他の単位ブロックと
接合されていない稜線21〜24を有し、また、稜線1
8を有する5角表面ブロック3は、他の単位ブロックと
接合されていない稜線25〜28を有している。
【0024】構成単位βは、図3に示されるように、2
つの6角表面ブロック4を隣接して連結し、この連結さ
れた6角表面ブロック4の両脇に5角表面ブロック3を
連結した形状(O字形状)をなしている。即ち、6角表
面ブロック同士の連結部分の稜線30を基準にして、一
方の6角表面ブロック4は時計回りに稜線31〜35を
順次有し、他方の6角表面ブロック4は時計回りに稜線
36〜40を順次有し、稜線31と40を一方の5角表
面ブロック3の連結部分の稜線とし、稜線35と36を
他方の5角表面ブロック3の連結部分の稜線としてい
る。稜線31と40を有する5角表面ブロック3は、他
の単位ブロックと接合されていない稜線41〜43を有
し、また、稜線35と36を有する5角表面ブロック3
は、他の単位ブロックと接合されていない稜線44〜4
6を有している。
【0025】構成単位γは、図4に示されるように、1
つの5角表面ブロック3に3つの6角表面ブロック4が
連結され、このうち2つの6角表面ブロック4がさらに
隣接して連結した形状(T字形状)をなしている。即
ち、5角表面ブロック3は時計回りに稜線50〜54を
有し、稜線50、52、及び54に6角表面ブロック4
が連結されている。このうち稜線50を有する6角表面
ブロック4と稜線54を有する6角表面ブロック4は、
連結されて共通の稜線55を有している。稜線52を有
する6角表面ブロック4は、他の単位ブロックと連結さ
れていない稜線56〜60を有し、稜線54と55を有
する6角表面ブロック4は、他の単位ブロックと連結さ
れていない稜線61〜64を有し、稜線50と55を有
する6角表面ブロック4は、他の単位ブロックと連結さ
れていない稜線65〜68を有している。
【0026】構成単位δは、図5に示されるように、1
つの5角表面ブロック3に3つの6角表面ブロック4が
隣接し、さらに3つの6角表面ブロック4が順次隣合う
ように連結した形状(W字形状)をなしている。即ち、
5角表面ブロック3は時計回りに稜線70〜74を順次
有し、稜線71、72、及び73に6角表面ブロック4
が連結されている。さらに稜線71を有する6角表面ブ
ロック4と稜線72を有する6角表面ブロック4は、連
結されて共通の稜線75を有し、稜線72を有する6角
表面ブロック4と稜線73を有する6角表面ブロック4
も連結されて共通の稜線76を有している。稜線71と
75を有する6角表面ブロックは、他の単位ブロックと
連結されていない稜線77〜80を有し、稜線72、7
5、76を有する6角表面ブロック4は、他の単位ブロ
ックと連結されていない稜線81〜83を有し、稜線7
3と76を有する6角表面ブロックは、他の単位ブロッ
クと連結されていない稜線84〜87を有している。
【0027】構成単位εは、図6に示されるように、弧
状に順次連結された6角表面ブロック4の一端に5角表
面ブロック3を連結した形状(C字形状)をなしてい
る。即ち、6角表面ブロック同士の連結部分の稜線90
を基準にして、一方の6角表面ブロック4は時計回りに
稜線91〜95を順次有し、他方の6角表面ブロック4
は時計回りに稜線96〜100を順次有し、稜線99を
第3の6角表面ブロック4との連結部分の稜線とし、稜
線93を5角表面ブロック3との連結部分の稜線として
いる。稜線99を有する6角表面ブロック4は、他の単
位ブロックと接合されていない稜線101〜105を有
し、また、稜線93を有する5角表面ブロック3は、他
の単位ブロックと接合されていない稜線106〜109
を有している。
【0028】構成単位ζは、図7に示されるように、図
6の鏡像形状となっている。即ち、6角表面ブロック同
士の連結部分の稜線110を基準にして、一方の6角表
面ブロック4は時計回りに稜線111〜115を順次有
し、他方の6角表面ブロック4は時計回りに稜線116
〜120を順次有し、稜線117を第3の6角表面ブロ
ック4との連結部分の稜線とし、稜線113を5角表面
ブロック3の連結部分の稜線としている。稜線117を
有する6角表面ブロック4は、他の単位ブロックと接合
されていない稜線121〜125を有し、また、稜線1
13を有する5角表面ブロック3は、他の単位ブロック
と接合されていない稜線126〜129を有している。
【0029】構成単位ηは、図8に示されるように、隣
接接合した2つの6角表面ブロック4の片脇と長手方向
の一端とに5角表面ブロック3を連結した形状(F字形
状)をなしている。即ち、6角表面ブロック同士の連結
部分の稜線130を基準にして、一方の6角表面ブロッ
ク4は時計回りに稜線131〜135を順次有し、他方
の6角表面ブロック4は時計回りに稜線136〜140
を順次有し、稜線133を一方の5角表面ブロック3の
連結部分の稜線とし、稜線131と140を他方の5角
表面ブロック3の連結部分の稜線としている。稜線13
3を有する5角表面ブロック3は、他の単位ブロックと
接合されていない稜線141〜144を有し、また、稜
線131と140を有する5角表面ブロック3は、他の
単位ブロックと接合されていない稜線145〜147を
有している。
【0030】構成単位θは、図9に示されるように、図
8の鏡像形状となっている。即ち、6角表面ブロック同
士の連結部分の稜線150を基準にして、一方の6角表
面ブロック4は時計回りに稜線151〜155を順次有
し、他方の6角表面ブロック4は時計回りに稜線156
〜160を順次有し、稜線153を一方の5角表面ブロ
ック3との連結部分の稜線とし、稜線155と156を
他方の5角表面ブロック3の連結部分の稜線としてい
る。稜線153を有する5角表面ブロック3は、他の単
位ブロックと接合されていない稜線161〜164を有
し、また、稜線155と156を有する5角表面ブロッ
ク3は、他の単位ブロックと接合されていない稜線16
5〜167を有している。
【0031】構成単位ιは、図10に示されるように、
S字形状をなすよう5角表面ブロック3と6角表面ブロ
ック4とが交互の接続されている。即ち、端側に位置す
る5角表面ブロック3は時計回りに稜線170〜174
を順次有し、稜線172に6角表面ブロック4が連結さ
れている。この6角表面ブロック4は、稜線172を基
準にして時計回りに稜線175〜179を有し、稜線1
76に他の5角表面ブロック3が連結されている。ま
た、この5角表面ブロック3は、稜線176を基準にし
て時計回りに稜線180〜183を有し、稜線182に
おいて他の6角表面ブロック4と連結されている。そし
て、稜線182を有する6角表面ブロック4は、他の単
位ブロックと連結されていない稜線184〜188を有
している。
【0032】構成単位κは、図11に示されるように、
図10の鏡像形状となっている。即ち、端側に位置する
5角表面ブロック3は時計回りに稜線190〜194を
順次有し、稜線192に6角表面ブロック4が連結され
ている。この6角表面ブロック4は、稜線192を基準
にして時計回りに稜線195〜199を有し、稜線19
8に他の5角表面ブロック3が連結されている。また、
この5角表面ブロック3は、稜線198を基準にして時
計回りに稜線200〜203を有し、稜線201におい
て他の6角表面ブロック4と連結されている。そして、
稜線201を有する6角表面ブロック4は、他の単位ブ
ロックと連結されていない稜線204〜208を有して
いる。
【0033】構成単位λは、図12に示されるように、
弧状に順次連結された6角表面ブロック4に対し、L字
形状になるよう5角表面ブロック3が連結して構成され
ている。即ち、6角表面ブロック同士の連結部分の稜線
210を基準にして、一方の6角表面ブロック4は時計
回りに稜線211〜215を順次有し、他方の6角表面
ブロック4は時計回りに稜線216〜220を順次有
し、稜線212を第3の6角表面ブロックとの連結部分
の稜線としている。稜線212を有する6角表面ブロッ
ク4は、時計回りに稜線221〜225を有し、このよ
うに接合されている6角表面ブロック4に対し、稜線2
13と225を5角表面ブロック3の連結部分の稜線と
し、この稜線213と225を有する5角表面ブロック
3は、他の単位ブロックと接合されていない稜線226
〜228を有している。
【0034】構成単位μは、図13に示されるように、
図12の鏡像形状となっている。即ち、6角表面ブロッ
ク同士の連結部分の稜線230を基準にして、一方の6
角表面ブロック4は時計回りに稜線231〜235を順
次有し、他方の6角表面ブロック4は時計回りに稜線2
36〜240を順次有し、稜線234を第3の6角表面
ブロック4との連結部分の稜線としている。稜線234
を有する6角表面ブロック4は、時計回りに稜線241
〜245を有し、このように接合されている6角表面ブ
ロックに対し、稜線233と241を5角表面ブロック
3の連結部分の稜線とし、この稜線233と241を有
する5角表面ブロック3は、他の単位ブロックと接合さ
れていない稜線246〜248を有している。
【0035】構成単位νは、図14に示されるように、
6角表面ブロック4の周囲に等間隔に3つの5角表面ブ
ロック3を隣接接合した形状(Y字形状)を成してい
る。即ち、6角表面ブロック4は時計回りに稜線250
〜255を順次有し、5角表面ブロック3は、この6角
表面ブロック4の稜線251、253、255に連結さ
れている。稜線251を有する5角表面ブロック3は、
他の単位ブロックと接合されていない稜線256〜25
9を有し、稜線253を有する5角表面ブロック3は、
他の単位ブロックと接合されていない稜線260〜26
3を有し、稜線255を有する5角表面ブロック3は、
他の単位ブロックと接合されていない稜線264〜26
7を有している。
【0036】構成単位ξ、ο、π、ρ、σは、いずれも
6角表面ブロック4を4つ組み合わせて幾何学的に相違
した形状を有しており、そのうち、構成単位ξは、図1
5に示されるように、図6に示す構成単位εの5角表面
ブロック3を6角表面ブロック4に置き換えた形状を
し、構成単位οは、図16に示されるように、図15の
鏡像形状、即ち、図7に示す構成単位ζの5角表面ブロ
ック3を6角表面ブロック4に置き換えた形状をしてい
る。構成単位πは、図17に示されるように、図10に
示す構成単位ιの5角表面ブロック3を6角表面ブロッ
ク4に置き換えた形状をし、構成単位ρは、図18に示
されるように、図17の鏡像形状、即ち、図11に示す
構成単位κの5角表面ブロック3を6角表面ブロック4
に置き換えた形状をしている。また、構成単位σは、図
19に示されるように、4つの6角表面ブロック4をU
字形状に順次接合して構成されている。
【0037】したがって、以上18種類の構成単位のう
ち、構成単位γ、δ、ε、ζ、λ、μの6組は、1つの
5角表面ブロックと3つの6角表面ブロックとを側面を
密接接合して構成される幾何学的に相違した形状をな
し、構成単位α、β、η、θ、ι、κの6組は、2つの
5角表面ブロックと2つの6角表面ブロックとを側面を
密接接合して構成される幾何学的に相違した形状をな
し、構成単位νは、3つの5角表面ブロックと1つの6
角表面ブロックとを側面を密接接合して構成され、これ
らの構成単位は、5角表面ブロックと6角表面ブロック
とをそれぞれ1つづつ以上有していることが判る。
【0038】尚、この実施例において前記18種類の構
成単位は、各単位ブロックの単位表面要素が平面であっ
ても曲面であってもよく、単位ブロック同士の接合部分
において各単位表面要素が識別できるように稜線を刻設
するようにしても、識別できないように接合部分での稜
線を省略してもよい。
【0039】前述したように、このパズルにおいては、
単位表面要素を32個有する球体を形成するので、18
組の構成単位の中から8組を選択することになるが、1
8種類の構成単位を遊戯者の面前に置いてその中から任
意に8組を抽出させるようにすれば組立が一層困難なパ
ズルを提供できる。また、球体を組み立て得る構成単位
の組合せは、全部で何通りあるか判らないが、例えば、
図1のように、確実に球体ができる8組を抽出してお
き、この構成単位のみを遊戯者に与えて球体を組み立て
るパズルとしてもよい。ここで、図1に示すように、構
成単位α,β,γ,δ, ε, η, κ, μが用いられる場
合を考えてみても、球体を形成する解答が全部で何通り
存在するのか定かでないが、図1の完成例では、図20
及び図21に示すように組み合わせればよい。
【0040】また、より容易に球体を組み立てるパズル
を提供するために、図22乃至図25に示されるよう
に、8組の構成単位の中から球体を形成した際に隣接す
る2組づつを予め接合し、8つの単位ブロックで形成さ
れる4組の2次的な構成単位(τ〜χ)で球体パズルを
構成するようにしてもよい。この場合、2組づつ接合す
る組合せは多数あり、図22乃至図25においては、構
成単位α,β,γ,δ,ε, η, κ, μを用いて、αと
δ、βとγ、κとμ、ηとεをそれぞれ接合した例であ
る。
【0041】図22に示す2次的構成単位τは、構成単
位αの稜線28、19、20、11、12、21と構成
単位δの稜線78、77、70、74、87、86とを
それぞれ接合したものであり、図23に示す2次的構成
単位υは、構成単位βの稜線43、32、33、34、
44と構成単位γの稜線62、61、53、60、59
とをそれぞれ接合したものである。また、図24に示す
2次的構成単位φは、構成単位κの稜線203、19
9、193、194、190と構成単位μの稜線23
8、237、236、235、245とをそれぞれ接合
したものであり、図25に示す2次的構成単位χは、構
成単位ηの稜線136、135、134、144、14
3と構成単位εの稜線108、109、94、95、9
6とをそれぞれ接合したものである。
【0042】このような2次的構成単位においても、構
成単位(τ〜χ)は、各単位ブロックまたは構成単位
α,β,γ,δ, ε, η, κ, μを形成した後に接着剤
等の適当な手段によってこれらを接合してもよく、8つ
の単位ブロックを見かけ上は1つのブロックとして一体
形成するものであってもよい。また、各単位ブロックの
単位表面要素は平面であっても曲面であってもよく、単
位ブロック同士の接合部分において各単位表面要素が識
別できるように稜線を刻設するようにしても、識別でき
ないように接合部分での稜線を省略するようにしてもよ
い。
【0043】上述した実施例において、各構成単位は、
他の構成単位と噛み合った際に、保持手段によってその
状態を保持できるようにすることが望ましい。保持手段
としては、種々のものが考えられるが、例えば、各構成
単位の側壁5に、粘着物、両面テープ、マジックテープ
等を付けておいても、磁石を付けておいてもよい。ま
た、側壁5に着脱自在な嵌合凸部と嵌合凹部を設けるよ
うにしてもよく、各構成単位の内側に球体の中心へ延び
るスティックを設け、球体の中心には、発砲スチロール
や合成ゴム等で形成されたスティックを突き刺す小球体
配置し、構成単位を組み合わせる都度、その構成単位の
スティックを小球体に刺して保持するようにしてもよ
い。更に、保持手段としては、球体を収納する入れ物
(グラス、ビン等)によって構成し、入れ物内面の摩擦
力を利用したり、限られた収納空間での組付けにより各
構成要素の自由度を奪うことによって、構成要素の組付
け状態を保持するようにしてもよい。
【0044】さらに、このようなパズルによれば、サッ
カーボールに限らず、くだものや野菜等の球状物体を構
成単位表面の装飾を変えることにより表すことも可能で
あり、商品価値を高めることができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1乃至請求項
4の発明によれば、5角形の単位表面要素と6角形の単
位表面要素とを組み合わせた8組の構成単位をもって球
体を形成できるパズルを提供できる。このうち特に請求
項3の発明によれば、5角形の単位表面要素を12個、
6角形の単位表面要素を20個有するC60の構成を持つ
球体を組み立てることができる。この場合、構成単位表
面の装飾を変えることによってサッカーボール、果物、
野菜等の種々の球状模型を形成することが可能となり、
商品価値を高めることができるものである。
【0046】遊戯者は構成単位を順次隙間無く隣接させ
て球体を形作っていくので、ジグソウパズルの感覚で空
間を埋めていけばよいわけであるが、最後の構成単位を
組付けるためには、この構成単位を嵌め込む空間が残さ
れている必要があり、その空間を形成するに至るまでに
は、新たに組み立て直す等偶然性に頼りながら試行錯誤
しなければならず、困難を伴う。特に、各構成単位は、
幾何学的に相違しているので、遊戯者は、試行錯誤の結
果球体を組み立てることができても、組み立て順序を記
憶に止めておくことが難かしくなり、また、組み立てる
都度新たな表象能力が必要となる。
【0047】ところで、8組の幾何学的に相違した構成
単位では組み合わせのバリエーションが多いので容易に
組み立てることができないことが予想されるが、請求項
5記載の発明によれば、前記8組を2組づつ接合した2
次的構成単位をもって球体を組み立てるパズルが構成さ
れるので、比較的容易に組み立てることができ、幼児か
ら大人まで幅広い範囲で楽しめるものである。
【0048】また、球体のように平面状に置いても安定
しないものは、せっかく組み合わせた構成単位が遊戯中
にばらばらに分解してしまう恐れがあるが、請求項6記
載の発明によれば、保持手段によって構成単位の噛み合
った状態が保持されるので、ばらばらになって組み立て
の進行を妨げることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る球体パズルの組み立てられた状
態例を示す6面図である。
【図2】乃至
【図19】この発明に係る球体パズルの構成単位を示す
図であり、(a)は構成単位の表面の展開図を表し、
(b)は構成単位の斜視図を表す。
【図20】図1に示す球体パズルの8組の構成単位を、
球体の中心から放射方向に引き離した状態を示す分解斜
視図である。
【図21】図1に示す組み立てられた球体の全表面が現
れるように展開した展開図である。
【図22】乃至
【図25】図1で用いられる8組の構成単位を2組づつ
接合して構成された2次的構成単位を示す図であり、
(a)はこの2次的構成単位の表面の展開図を表し、
(b)は2次的構成単位の斜視図を表す。
【符号の説明】
1 5角形の単位表面要素 2 6角形の単位表面要素 3 5角形の単位表面要素を持つ単位ブロック(5角表
面ブロック) 4 6角形の単位表面要素を持つ単位ブロック(6角表
面ブロック) 5 側壁 α乃至σ 構成単位 τ乃至χ 2次的構成単位

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球体表面を5角形の単位表面要素と6角
    形の単位表面要素とを組み合わせて計32個の単位表面
    要素で構成すると共に、前記球体を互いに噛み合う分解
    可能な8組の構成単位で構成し、前記構成単位は、前記
    5角形の単位表面要素を持つ単位ブロック1つと前記6
    角形の単位表面要素を持つ単位ブロック3つとを側面を
    密接接合して構成される幾何学的に相違した6組、前記
    5角形の単位表面要素を持つ単位ブロック2つと前記6
    角形の単位表面要素を持つ単位ブロック2つとを側面を
    密接接合して構成される幾何学的に相違した6組、前記
    5角形の単位表面要素を持つ単位ブロック3つと前記6
    角形の単位表面要素を持つ単位ブロック1つとを側面を
    密接接合して構成される1組、及び前記6角形の単位表
    面要素を持つ単位ブロック4つを側面を密接接合して構
    成される幾何学的に相違した5組の中から選択されるこ
    とを特徴とする球体パズル。
  2. 【請求項2】 球体表面を5角形の単位表面要素と6角
    形の単位表面要素とを組み合わせて計32個の単位表面
    要素で構成すると共に、前記球体を互いに噛み合う分解
    可能な8組の構成単位で構成し、前記8組の構成単位
    は、前記5角形の単位表面要素を持つ単位ブロックと前
    記6角形の単位表面要素を持つ単位ブロックとをそれぞ
    れ1つ以上含む4つの単位ブロックから各々成り、各構
    成単位はこれら4つの単位ブロックの側面を密接接合し
    て幾何学的に相違した形状であることを特徴とする球体
    パズル。
  3. 【請求項3】 球体表面が12個の5角形の単位表面要
    素と、20個の6角形の単位表面要素に分割されると共
    に、前記球体が幾何学的に相違した8組の構成単位で構
    成され、そのうち4組の構成単位は、5角形の単位表面
    要素を持つ単位ブロックを1つ、6角形の単位表面要素
    を持つ単位ブロックを3つ有する4つの単位ブロックで
    それぞれ構成され、他の4組の構成単位は、5角形の単
    位表面要素を持つ単位ブロックを2つ、6角形の単位表
    面要素を持つ単位ブロックを2つ有する4つの単位ブロ
    ックでそれぞれ構成されていることを特徴とする請求項
    2記載の球体パズル。
  4. 【請求項4】 前記構成単位の4組はある面に対して対
    象形状を成し、他の4組は対象面を有しない非対象形状
    を成していることを特徴とする請求項2記載の球体パズ
    ル。
  5. 【請求項5】 球体表面を5角形の単位表面要素と6角
    形の単位表面要素とを組み合わせて計32個の単位表面
    要素で構成すると共に、前記球体を互いに噛み合う分解
    可能な4つの構成単位で構成し、前記構成単位は、前記
    5角形の単位表面要素を持つ単位ブロック1つと前記6
    角形の単位表面要素を持つ単位ブロック3つとを側面を
    密接接合して構成される幾何学的に相違した6組、前記
    5角形の単位表面要素を持つ単位ブロック2つと前記6
    角形の単位表面要素を持つ単位ブロック2つとを側面を
    密接接合して構成される幾何学的に相違した6組、前記
    5角形の単位表面要素を持つ単位ブロック3つと前記6
    角形の単位表面要素を持つ単位ブロック1とを側面を密
    接接合して構成される1組、及び前記6角形の単位表面
    要素を持つ単位ブロック4つを側面を密接接合して構成
    される幾何学的に相違した5組の中から8組を選択し、
    この8組を2組づつ接合して2次的に構成されることを
    特徴とする球体パズル。
  6. 【請求項6】 構成単位は、他の構成単位と噛み合った
    際に保持手段によってその状態が保持されることを特徴
    とする請求項1、2又は5記載の球体パズル。
JP5167495A 1993-06-14 1993-06-14 球体パズル Pending JPH078628A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6464398B2 (en) 2000-05-22 2002-10-15 Nsk Ltd. Roller bearing
WO2011004735A1 (ja) * 2009-07-07 2011-01-13 学校法人 東海大学 立体パズル

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US6464398B2 (en) 2000-05-22 2002-10-15 Nsk Ltd. Roller bearing
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