JPH078624B2 - ヘッドアップディスプレイ - Google Patents
ヘッドアップディスプレイInfo
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- JPH078624B2 JPH078624B2 JP1225680A JP22568089A JPH078624B2 JP H078624 B2 JPH078624 B2 JP H078624B2 JP 1225680 A JP1225680 A JP 1225680A JP 22568089 A JP22568089 A JP 22568089A JP H078624 B2 JPH078624 B2 JP H078624B2
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- 206010049155 Visual brightness Diseases 0.000 claims description 16
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/01—Head-up displays
- G02B27/0101—Head-up displays characterised by optical features
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、航空機または自動車等の乗物の操縦者が前方
外界の景色を見ながら操縦する際に、その操縦者が見て
いる前方の外界の場景に種々の情報(たとえば、速度情
報、ブレーキ情報、時刻情報等)を重ねて表示するヘッ
ドアップディスプレイに関する。
外界の景色を見ながら操縦する際に、その操縦者が見て
いる前方の外界の場景に種々の情報(たとえば、速度情
報、ブレーキ情報、時刻情報等)を重ねて表示するヘッ
ドアップディスプレイに関する。
このようなヘッドアップディスプレイを用いれば、操縦
者は一々外界から視線をそらせて計器類を見る必要がな
くなるので、外界から視線をそらせている間に生じる不
慮の事故を防ぐことができる。
者は一々外界から視線をそらせて計器類を見る必要がな
くなるので、外界から視線をそらせている間に生じる不
慮の事故を防ぐことができる。
(2) 従来の技術 前記従来のヘッドアップディスプレイは、普通、操縦者
の視野前方にハーフミラーまたはホログラム素子等のコ
ンバイナを配置し、そのコンバイナは外界の景色から出
射した光線を操縦者の方向に透過させるとともに操縦室
内側から前記コンバイナに入射した情報表示光を操縦者
の方向に反射または回折させるように構成されている。
そして、前記情報表示光をコンバイナに入射させる情報
投光装置は、CRT、プラズマディスプレイまたは発光ダ
イオードディスプレイ等の光学的情報表示手段とこの光
学的情報表示手段から出射した光を前記コンバイナに入
射させる光学部材とを備えている。そして、前記光学部
材は、普通レンズ系および反射鏡等から構成されてお
り、前記情報表示光を操縦者が正面の視野の中に視認で
きるように構成されている。
の視野前方にハーフミラーまたはホログラム素子等のコ
ンバイナを配置し、そのコンバイナは外界の景色から出
射した光線を操縦者の方向に透過させるとともに操縦室
内側から前記コンバイナに入射した情報表示光を操縦者
の方向に反射または回折させるように構成されている。
そして、前記情報表示光をコンバイナに入射させる情報
投光装置は、CRT、プラズマディスプレイまたは発光ダ
イオードディスプレイ等の光学的情報表示手段とこの光
学的情報表示手段から出射した光を前記コンバイナに入
射させる光学部材とを備えている。そして、前記光学部
材は、普通レンズ系および反射鏡等から構成されてお
り、前記情報表示光を操縦者が正面の視野の中に視認で
きるように構成されている。
(3) 発明が解決しようとする課題 前述の従来のヘッドアップディスプレイとしては、表示
される光学的情報の輝度を一定としたものや、外界の明
るさの検出信号に応じて可変としたものがあった。この
ようなヘッドアップディスプレイを鉄道車両等に適用し
た場合、前記輝度を一定としたものでは、トンネル内走
行時や夜間走行時と昼間の地上走行時とでは車両の外界
の明るさが大きく異なるため、比較的明るい場所で見や
すい輝度であっても比較的暗い場所では明るすぎて前方
の外界を見る妨げになることがあるという問題点があっ
た。また、暗い場所で問題のない輝度とすると明るい場
所では光学的情報がほとんど視認できなくなってしまう
という問題点があった。
される光学的情報の輝度を一定としたものや、外界の明
るさの検出信号に応じて可変としたものがあった。この
ようなヘッドアップディスプレイを鉄道車両等に適用し
た場合、前記輝度を一定としたものでは、トンネル内走
行時や夜間走行時と昼間の地上走行時とでは車両の外界
の明るさが大きく異なるため、比較的明るい場所で見や
すい輝度であっても比較的暗い場所では明るすぎて前方
の外界を見る妨げになることがあるという問題点があっ
た。また、暗い場所で問題のない輝度とすると明るい場
所では光学的情報がほとんど視認できなくなってしまう
という問題点があった。
また、従来、輝度を可変としたものがあるにはあった
が、操縦者が前記ヘッドアップディスプレイの光学的情
報を視認する視野の背景の輝度(すなわち、背景視認輝
度)が1cd/m2程度の夜間またはトンネル内の走行時から
前記背景視認輝度が1000cd/m2程度の昼間の地上走行時
までの広い背景視認輝度範囲に渡ってヘッドアップディ
スプレイの輝度を適切に制御するようにしたものは知ら
れていない。
が、操縦者が前記ヘッドアップディスプレイの光学的情
報を視認する視野の背景の輝度(すなわち、背景視認輝
度)が1cd/m2程度の夜間またはトンネル内の走行時から
前記背景視認輝度が1000cd/m2程度の昼間の地上走行時
までの広い背景視認輝度範囲に渡ってヘッドアップディ
スプレイの輝度を適切に制御するようにしたものは知ら
れていない。
これは、前述のように背景視認輝度が広範囲に渡って変
化した場合、背景視認輝度の値に対して表示視認輝度
(操縦者によって視認されるヘッドアップディスプレイ
の情報表示光の輝度)をどのような値に制御すれば、操
縦者が楽にまたは容易に情報表示光を視認できるかが分
かっていなかったからと考えられる。
化した場合、背景視認輝度の値に対して表示視認輝度
(操縦者によって視認されるヘッドアップディスプレイ
の情報表示光の輝度)をどのような値に制御すれば、操
縦者が楽にまたは容易に情報表示光を視認できるかが分
かっていなかったからと考えられる。
そこで、本発明者等は、背景視認輝度の広範囲に渡る種
々の値に対して複数の操縦者の視認し易い表示視認輝度
の値がどのような範囲に有るかを調査した。
々の値に対して複数の操縦者の視認し易い表示視認輝度
の値がどのような範囲に有るかを調査した。
そして、第5図に示すように、対数目盛りの横軸に背景
視認輝度Eをとり、対数目盛りの縦軸に(表示視認輝度
B/背景視認輝度E)として定義される輝度倍率B/Eをと
って、その座標平面上に前記調査結果のデータをプロッ
トした。その結果、前記データは第5図に破線で示す直
線L0に沿って分布することが分かった。この直線L0は、
背景視認輝度が1Ft-L(Footlambert)すなわち3.43(cd
/m2)以上の直線部分L01と1Ft-Lすなわち3.43(cd/m2)
以下の直線部分L02とを有している。そして、前記直線L
0上の点Q1〜Q6の座標は第1表(次頁参照)のとおりで
ある。
視認輝度Eをとり、対数目盛りの縦軸に(表示視認輝度
B/背景視認輝度E)として定義される輝度倍率B/Eをと
って、その座標平面上に前記調査結果のデータをプロッ
トした。その結果、前記データは第5図に破線で示す直
線L0に沿って分布することが分かった。この直線L0は、
背景視認輝度が1Ft-L(Footlambert)すなわち3.43(cd
/m2)以上の直線部分L01と1Ft-Lすなわち3.43(cd/m2)
以下の直線部分L02とを有している。そして、前記直線L
0上の点Q1〜Q6の座標は第1表(次頁参照)のとおりで
ある。
また、第5図において横軸Eおよび縦軸B/Eの代わりに
それぞれ横軸X{=(log E)+2}および縦軸Y{=
(log B/E)+1}を用いた場合、前記直線部分L01は傾
きが−0.333であり、前記直線部分L02は傾きが−0.602
である。
それぞれ横軸X{=(log E)+2}および縦軸Y{=
(log B/E)+1}を用いた場合、前記直線部分L01は傾
きが−0.333であり、前記直線部分L02は傾きが−0.602
である。
前記調査の結果得られたデータは前記直線L0の上下にば
らついて分布しており、視認し易い表示視認輝度の値に
は各個人毎にバラツキが有り、一般に視力の弱い操縦者
程表示の輝度倍率の値が大きい傾向があることが分かっ
た。
らついて分布しており、視認し易い表示視認輝度の値に
は各個人毎にバラツキが有り、一般に視力の弱い操縦者
程表示の輝度倍率の値が大きい傾向があることが分かっ
た。
また、車両前部に配置された前照燈を点灯してトンネル
内または夜間の地上を走行する際の平均的背景視認輝度
1cd/m2と昼間の地上を走行する際の平均的背景視認輝度
103cd/m2との間の広範囲な背景視認輝度の変化に対して
複数の操縦者が情報表示光を楽に(または容易に)視認
できる前記輝度倍率の値は次の(a)に記載された範囲
にあることが分かった。
内または夜間の地上を走行する際の平均的背景視認輝度
1cd/m2と昼間の地上を走行する際の平均的背景視認輝度
103cd/m2との間の広範囲な背景視認輝度の変化に対して
複数の操縦者が情報表示光を楽に(または容易に)視認
できる前記輝度倍率の値は次の(a)に記載された範囲
にあることが分かった。
(a)背景視認輝度が(1〜1000)cd/m2のとき、対数
目盛りの横軸に背景視認輝度をとり、対数目盛りの縦軸
に輝度倍数(すなわち、表示視認輝度/背景視認輝度)
をとり、横軸が1cd/m2で縦軸が7の点をP1、横軸が1cd/
m2で縦軸が30の点をP2、横軸が1000cd/m2で縦軸が1の
点をP3、横軸が1000cd/m2で縦軸が5の点をP4とし、前
記点P1と点P3とを結ぶ直線をL1、前記点P2と点P4とを結
ぶ直線をL2とした場合、前記輝度倍率の値は直線L1と直
線L2との間にある。
目盛りの横軸に背景視認輝度をとり、対数目盛りの縦軸
に輝度倍数(すなわち、表示視認輝度/背景視認輝度)
をとり、横軸が1cd/m2で縦軸が7の点をP1、横軸が1cd/
m2で縦軸が30の点をP2、横軸が1000cd/m2で縦軸が1の
点をP3、横軸が1000cd/m2で縦軸が5の点をP4とし、前
記点P1と点P3とを結ぶ直線をL1、前記点P2と点P4とを結
ぶ直線をL2とした場合、前記輝度倍率の値は直線L1と直
線L2との間にある。
本発明は、前述の問題点および調査の結果を鑑みてなさ
れたもので、背景視認輝度が広範囲に変化しても常に操
縦者はヘッドアップディスプレイの情報表示光を容易に
視認することができるようにすることを課題とする。
れたもので、背景視認輝度が広範囲に変化しても常に操
縦者はヘッドアップディスプレイの情報表示光を容易に
視認することができるようにすることを課題とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記課題を解決するために、本発明のヘッドアップディ
スプレイは、表示信号出力手段から出力される表示信号
に応じた情報が前記表示信号の強度に応じた輝度で表示
される表示面を有する光学的情報表示手段と前記表示面
から出射した情報表示光を所定の方向に投光する光学部
材とを備えた情報投光装置と、 操縦者の前方に傾斜して設けられ、前方の外界の場景を
操縦者が視認できるように前記外界からの光線を前方か
ら後方に透過させるとともに、前記情報投光装置から投
光された情報表示光を操縦者が視認できる方向に反射ま
たは回折するコンバイナとを備え、前記情報表示光を所
定の表示視認輝度で前記操縦者に視認させるようにした
乗物用のヘッドアップディスプレイにおいて、 前記操縦者によって視認される情報表示光の背景の視認
輝度を検出する背景視認輝度検出手段を設け、この背景
視認輝度検出手段の検出する背景視認輝度に応じて前記
表示視認輝度を下記(a)のように調整することを特徴
とする。
スプレイは、表示信号出力手段から出力される表示信号
に応じた情報が前記表示信号の強度に応じた輝度で表示
される表示面を有する光学的情報表示手段と前記表示面
から出射した情報表示光を所定の方向に投光する光学部
材とを備えた情報投光装置と、 操縦者の前方に傾斜して設けられ、前方の外界の場景を
操縦者が視認できるように前記外界からの光線を前方か
ら後方に透過させるとともに、前記情報投光装置から投
光された情報表示光を操縦者が視認できる方向に反射ま
たは回折するコンバイナとを備え、前記情報表示光を所
定の表示視認輝度で前記操縦者に視認させるようにした
乗物用のヘッドアップディスプレイにおいて、 前記操縦者によって視認される情報表示光の背景の視認
輝度を検出する背景視認輝度検出手段を設け、この背景
視認輝度検出手段の検出する背景視認輝度に応じて前記
表示視認輝度を下記(a)のように調整することを特徴
とする。
(a)背景視認輝度が(1〜1000)cd/m2のとき、対数
目盛りの横軸に背景視認輝度をとり、対数目盛りの縦軸
に(表示視認輝度/背景視認輝度)として定義される輝
度倍率をとり、横軸が1cd/m2で縦軸が7の点をP1、横軸
が1cd/m2で縦軸が30の点をP2、横軸が1000cd/m2で縦軸
が1の点をP3、横軸が1000cd/m2で縦軸が5の点をP4と
し、前記点P1と点P3とを結ぶ直線をL1、前記点P2と点P4
とを結ぶ直線をL2とした場合、前記輝度倍率の値が直線
L1と直線L2との間にある。
目盛りの横軸に背景視認輝度をとり、対数目盛りの縦軸
に(表示視認輝度/背景視認輝度)として定義される輝
度倍率をとり、横軸が1cd/m2で縦軸が7の点をP1、横軸
が1cd/m2で縦軸が30の点をP2、横軸が1000cd/m2で縦軸
が1の点をP3、横軸が1000cd/m2で縦軸が5の点をP4と
し、前記点P1と点P3とを結ぶ直線をL1、前記点P2と点P4
とを結ぶ直線をL2とした場合、前記輝度倍率の値が直線
L1と直線L2との間にある。
(2) 作用 前述の特徴を備えた本発明のヘッドアップディスプレイ
は、背景視認輝度が(1〜1000)cd/m2のとき、前記輝
度倍率の値が前記直線L1と直線L2との間の値にあるの
で、背景視認輝度がその範囲で変化しても常に操縦者は
ヘッドアップディスプレイの情報表示光を容易に視認す
ることができる。
は、背景視認輝度が(1〜1000)cd/m2のとき、前記輝
度倍率の値が前記直線L1と直線L2との間の値にあるの
で、背景視認輝度がその範囲で変化しても常に操縦者は
ヘッドアップディスプレイの情報表示光を容易に視認す
ることができる。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例を説明する。
第1図において、電車1の前端部には運転室2が設置さ
れている。この運転室2には、操縦者M用の座席3の前
方に計器盤4が配設されている。また、前記運転室2の
前方には電車1の車体下部5と天井6との間にコンバイ
ナとしてのフロントガラスCが配設されている。このフ
ロントガラスCは前方に行くに従って下方に傾斜するよ
うに配置されている。
れている。この運転室2には、操縦者M用の座席3の前
方に計器盤4が配設されている。また、前記運転室2の
前方には電車1の車体下部5と天井6との間にコンバイ
ナとしてのフロントガラスCが配設されている。このフ
ロントガラスCは前方に行くに従って下方に傾斜するよ
うに配置されている。
前記運転室2の計器盤4には光学部材Aおよび光学的情
報表示手段としてのCRT(Cathode Ray Tube、陰極線
管)表示管Dが配設されている。このCRT表示管Dの表
示面は例えば512×512ドットのピクセルに分割されてお
り、各々のピクセルの輝度をコントロールすることによ
り必要な情報(たとえば、後述の第3図に示す情報)が
表示される。前記光学部材Aは、レンズ系A1ミラーA2お
よび凸レンズA3等から構成されており、前記CRT表示管
Dから出射した情報表示光Lを前記フロントガラスCに
入射させるように配置されている。そして、前記レンズ
系A1の光透過率TA1、ミラーA2の光反射率RA2、凸レンズ
A3の光透過率TA3、フロントガラスCの光透過率TCおよ
び反射率RCの値は第2表のとおりである。
報表示手段としてのCRT(Cathode Ray Tube、陰極線
管)表示管Dが配設されている。このCRT表示管Dの表
示面は例えば512×512ドットのピクセルに分割されてお
り、各々のピクセルの輝度をコントロールすることによ
り必要な情報(たとえば、後述の第3図に示す情報)が
表示される。前記光学部材Aは、レンズ系A1ミラーA2お
よび凸レンズA3等から構成されており、前記CRT表示管
Dから出射した情報表示光Lを前記フロントガラスCに
入射させるように配置されている。そして、前記レンズ
系A1の光透過率TA1、ミラーA2の光反射率RA2、凸レンズ
A3の光透過率TA3、フロントガラスCの光透過率TCおよ
び反射率RCの値は第2表のとおりである。
なお、前記CRT表示管Dの代わりに、液晶ディスプレ
イ、プラズマディスプレイまたは発光ダイオードディス
プレイ等のフラット光学的情報表示手段を採用すること
も可能である。
イ、プラズマディスプレイまたは発光ダイオードディス
プレイ等のフラット光学的情報表示手段を採用すること
も可能である。
前記フロントガラスCは前記光学部材Aから入射した情
報表示光Lの一部を透過させるとともに残部を前記操縦
者Mに向けて反射させるように配置されており、また外
部の場景等から入射した外部光Jの一部を反射するとと
もに残部を前記操縦者Mに向けて透過させるように配置
されている。すなわち、この実施例のフロントガラスC
はそれ自体がコンバイナとしての機能を備えている。な
お、コンバイナは、フロントガラスとは別体に構成する
ことも可能である。
報表示光Lの一部を透過させるとともに残部を前記操縦
者Mに向けて反射させるように配置されており、また外
部の場景等から入射した外部光Jの一部を反射するとと
もに残部を前記操縦者Mに向けて透過させるように配置
されている。すなわち、この実施例のフロントガラスC
はそれ自体がコンバイナとしての機能を備えている。な
お、コンバイナは、フロントガラスとは別体に構成する
ことも可能である。
前記光学部材AおよびCRT表示管Dから情報投光装置K
が構成されており、また、前記コンバイナとして機能す
るフロントガラスC、前記情報投光装置Kおよび後述の
表示信号出力手段U等からヘッドアップディスプレイH
(第3図参照)が構成されている。
が構成されており、また、前記コンバイナとして機能す
るフロントガラスC、前記情報投光装置Kおよび後述の
表示信号出力手段U等からヘッドアップディスプレイH
(第3図参照)が構成されている。
第2図はヘッドアップディスプレイHの表示信号出力手
段Uの説明図である。
段Uの説明図である。
前記表示信号出力手段Uは、表示情報出力手段U1と、こ
の表示情報出力手段U1からの入力信号に基づいて表示信
号を出力する表示信号出力回路U2と、この表示信号出力
回路U2の出力する表示信号の強度を調整してCRT表示管
Dでの表示輝度を調整する輝度調整回路U3とから構成さ
れている。
の表示情報出力手段U1からの入力信号に基づいて表示信
号を出力する表示信号出力回路U2と、この表示信号出力
回路U2の出力する表示信号の強度を調整してCRT表示管
Dでの表示輝度を調整する輝度調整回路U3とから構成さ
れている。
前記表示情報出力手段U1は、ドアの開閉状態を検出する
ドア開閉センサ7、速度情報を出力する速度計8、ブレ
ーキの圧力情報を出力するブレーキ圧センサ9、スケジ
ュールメモリ10、および現在時刻を出力する時計11等を
有している。前記スケジュールメモリ10は、到達する駅
名(すなわち、停車または通過駅名の前部)およびそれ
らの駅への到達予定時刻を記憶しており、それらの情報
を出力する。
ドア開閉センサ7、速度情報を出力する速度計8、ブレ
ーキの圧力情報を出力するブレーキ圧センサ9、スケジ
ュールメモリ10、および現在時刻を出力する時計11等を
有している。前記スケジュールメモリ10は、到達する駅
名(すなわち、停車または通過駅名の前部)およびそれ
らの駅への到達予定時刻を記憶しており、それらの情報
を出力する。
前記表示信号出力回路U2は、前記表示情報出力手段U1か
らの入力信号に基づいて表示データを出力する表示情報
制御部12と、前記表示データが書き込まれる表示メモリ
13とを備えている。表示メモリ13に書き込まれた前記表
示データは、CRTコントローラ14により発生される前記C
RT表示管Dの走査に同期した読出しアドレス信号により
読出される。表示メモリ13から読出された表示データ
は、並直変換器15によりシリアルデータに変換されて表
示信号15aとして出力される。前記符号12〜15によって
前記表示信号出力回路U2が構成されている。
らの入力信号に基づいて表示データを出力する表示情報
制御部12と、前記表示データが書き込まれる表示メモリ
13とを備えている。表示メモリ13に書き込まれた前記表
示データは、CRTコントローラ14により発生される前記C
RT表示管Dの走査に同期した読出しアドレス信号により
読出される。表示メモリ13から読出された表示データ
は、並直変換器15によりシリアルデータに変換されて表
示信号15aとして出力される。前記符号12〜15によって
前記表示信号出力回路U2が構成されている。
前記表示信号出力回路U2の出力する表示信号15aは、前
記輝度調整回路U3の駆動増幅器16を介して前記CRT表示
管Dのカソードに供給されるように構成されている。
記輝度調整回路U3の駆動増幅器16を介して前記CRT表示
管Dのカソードに供給されるように構成されている。
前記輝度調整回路U3は、背景視認輝度(すなわち操縦者
Mによって視認される前記コンバイナC前方の輝度)を
検出する背景視認輝度検出手段としての背景視認輝度セ
ンサSからの入力信号に応じた輝度調整信号17aを出力
する増幅器17と、前記駆動増幅器16とから構成されてい
る。前記駆動増幅器16は電圧制御可変増幅回路で構成さ
れており、前記輝度調整信号17aの電圧値により増幅率
が制御される。そして、前記輝度調整信号17aの電圧値
に応じてCRT表示管Dのカソード電位が変化し、輝度が
制御されるようになっている。
Mによって視認される前記コンバイナC前方の輝度)を
検出する背景視認輝度検出手段としての背景視認輝度セ
ンサSからの入力信号に応じた輝度調整信号17aを出力
する増幅器17と、前記駆動増幅器16とから構成されてい
る。前記駆動増幅器16は電圧制御可変増幅回路で構成さ
れており、前記輝度調整信号17aの電圧値により増幅率
が制御される。そして、前記輝度調整信号17aの電圧値
に応じてCRT表示管Dのカソード電位が変化し、輝度が
制御されるようになっている。
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用につい
て説明する。
て説明する。
第2図中左側に在る外界からフロントガラスCに向って
進んで来た外部光線Jは、一部はフロントガラスCで外
界に反射し、残部はそのままフロントガラスCを透過し
て直進し、操縦者Mの眼に至る。これにより操縦者Mは
外界の場景をそのまま視認することができる。一方、前
記情報投光装置KのCRT表示管Dから出射した情報表示
光Lは光学部材Aを通過してフロントガラスCに入射す
る。そして、フロントガラスCに入射した情報表示光L
は、一部はフロントガラスCを透過して外界に出射され
るが、残部は反射して操縦者Mの眼に至る。これにより
操縦者Mは情報表示光Lを視認することができる。
進んで来た外部光線Jは、一部はフロントガラスCで外
界に反射し、残部はそのままフロントガラスCを透過し
て直進し、操縦者Mの眼に至る。これにより操縦者Mは
外界の場景をそのまま視認することができる。一方、前
記情報投光装置KのCRT表示管Dから出射した情報表示
光Lは光学部材Aを通過してフロントガラスCに入射す
る。そして、フロントガラスCに入射した情報表示光L
は、一部はフロントガラスCを透過して外界に出射され
るが、残部は反射して操縦者Mの眼に至る。これにより
操縦者Mは情報表示光Lを視認することができる。
第3図は表示情報の一例の説明図である。
第3図において、破線で示された部分が前記操縦者が前
方を見ているときの視野Fを示しており、その視野F内
には前方の線路が見えている。
方を見ているときの視野Fを示しており、その視野F内
には前方の線路が見えている。
そして、電車1のドアが閉じているか開いているかとい
う情報は視野範囲Fの左方下部の位置に「戸閉」または
「戸開」と表示される。また、右方下部の位置にブレー
キ用空気圧力が「00kg/cm2」と表示される。
う情報は視野範囲Fの左方下部の位置に「戸閉」または
「戸開」と表示される。また、右方下部の位置にブレー
キ用空気圧力が「00kg/cm2」と表示される。
また、電車1の速度情報は、目盛り付き直線lに沿って
配置された時速を表すkm単位の数値列nと指針pとによ
り表示されている。
配置された時速を表すkm単位の数値列nと指針pとによ
り表示されている。
また、視野Fの右側上部において、円形状に配置された
曲線状のバーグラフの点灯部分(黒く塗り潰した部分)
が現在時刻から次の到達駅の到達予定時刻までの残り時
間の秒単位の値を表示している。また、前記残り時間の
分単位の値は前記曲線状のバーグラフの前記円形内部に
数字で表示されている。前記秒単位の残り時間を示すバ
ーグラフの1メモリは1秒である。したがって、第3図
では次の到達駅までの残り時間が2分17秒であることを
示している。
曲線状のバーグラフの点灯部分(黒く塗り潰した部分)
が現在時刻から次の到達駅の到達予定時刻までの残り時
間の秒単位の値を表示している。また、前記残り時間の
分単位の値は前記曲線状のバーグラフの前記円形内部に
数字で表示されている。前記秒単位の残り時間を示すバ
ーグラフの1メモリは1秒である。したがって、第3図
では次の到達駅までの残り時間が2分17秒であることを
示している。
また、この曲線状のバーグラフの下方に表示された文字
が次の到達駅名とその駅の停車または通過の区別を表示
している。そして、第3図では次の到達駅に停車するこ
とを示している。
が次の到達駅名とその駅の停車または通過の区別を表示
している。そして、第3図では次の到達駅に停車するこ
とを示している。
また、第3図の表示情報は、前記次の到達駅名の下側の
文字が次の到達駅への到達予定時刻を表示している。
文字が次の到達駅への到達予定時刻を表示している。
なお、この第3図の表示のように、次の到達駅(すなわ
ち、次の停車駅および次の通過駅を含めた全部の駅)の
全てを表示する代わりに次の到達駅の中で停車駅のみを
表示するようにすることも可能である。
ち、次の停車駅および次の通過駅を含めた全部の駅)の
全てを表示する代わりに次の到達駅の中で停車駅のみを
表示するようにすることも可能である。
前述の表示を行う際、前記表示視認輝度を適切な値に制
御する必要があるが、この実施例では前記輝度倍率B/E
が前記第5図の破線で示した直線L0上に在るように制御
される。すなわち、第4図に示すように、車両前方の外
部光Jの輝度をE1とし、その外部光Jがフロントガラス
Cを透過してその後方の背景視認輝度センサによって検
出される背景視認輝度をEとし、また、CRT表示管Dの
表示面に表示される光学的情報の表示輝度をB1、前記表
示面から出射して前記レンズ系A1を透過した後の情報表
示光L情報表示光Lの輝度をB2、前記ミラーA2反射後の
情報表示光Lの輝度をB3、前記凸レンズA3透過後の情報
表示光Lの輝度をB4、前記フロントガラスC反射後の情
報表示光Lの輝度すなわち表示視認輝度をBとした場合
に、B/Eの値すなわち輝度倍率が前記第5図の直線L0上
に在るように前記表示輝度B1が制御される。この制御方
法について、以下詳細に説明する。
御する必要があるが、この実施例では前記輝度倍率B/E
が前記第5図の破線で示した直線L0上に在るように制御
される。すなわち、第4図に示すように、車両前方の外
部光Jの輝度をE1とし、その外部光Jがフロントガラス
Cを透過してその後方の背景視認輝度センサによって検
出される背景視認輝度をEとし、また、CRT表示管Dの
表示面に表示される光学的情報の表示輝度をB1、前記表
示面から出射して前記レンズ系A1を透過した後の情報表
示光L情報表示光Lの輝度をB2、前記ミラーA2反射後の
情報表示光Lの輝度をB3、前記凸レンズA3透過後の情報
表示光Lの輝度をB4、前記フロントガラスC反射後の情
報表示光Lの輝度すなわち表示視認輝度をBとした場合
に、B/Eの値すなわち輝度倍率が前記第5図の直線L0上
に在るように前記表示輝度B1が制御される。この制御方
法について、以下詳細に説明する。
第4図より、 B1×TA1×RA2×TA3×TC=B ……(1) である。この(1)式に前記第2表の値を代入すると、 0.25×B1=B ∴B1=4×B ……(2) ところで、前記第5図に示すように、 X=(log E)+2 ……(3) Y=(log B/E)+1 ……(4) であり、前記直線L01は2≦X≦5の範囲では次式
(5)で表され、また、直線L02は0≦X≦2の範囲で
は次式(6)で表される。
(5)で表され、また、直線L02は0≦X≦2の範囲で
は次式(6)で表される。
Y=−0.333X+2.666 ……(5) Y=−0.602X+3.204 ……(6) 前記(3),(4),(6)式および(3),(4),
(5)式より、次式(7)および(8)が得られる。な
お、次式(7),(8)において、背景視認輝度Eの値
として単位(Ft-L)の値を用いた場合には、表示視認輝
度Bの値も(Ft-L)であり、背景視認輝度Eの値として
単位(cd/m2)の値を用いた場合には、表示視認輝度B
の値も(cd/m2)である。
(5)式より、次式(7)および(8)が得られる。な
お、次式(7),(8)において、背景視認輝度Eの値
として単位(Ft-L)の値を用いた場合には、表示視認輝
度Bの値も(Ft-L)であり、背景視認輝度Eの値として
単位(cd/m2)の値を用いた場合には、表示視認輝度B
の値も(cd/m2)である。
0≦X≦2すなわち10-2(Ft-L)≦E≦1(Ft-L)のと
き、すなわち、3.43×10-2(cd/m2)≦E≦3.43(cd/
m2)とき、 B=10E0.667 ……(7) 2≦X≦5すなわち1(Ft-L)≦E≦103(Ft-L)のと
き、すなわち、3.43(cd/m2)≦E≦3.43×103(cd/
m2)のとき、 B=10E0.398 ……(8) 前記(7),(8)式および前記(2)式より、次式
(9),(10)が得られる。
き、すなわち、3.43×10-2(cd/m2)≦E≦3.43(cd/
m2)とき、 B=10E0.667 ……(7) 2≦X≦5すなわち1(Ft-L)≦E≦103(Ft-L)のと
き、すなわち、3.43(cd/m2)≦E≦3.43×103(cd/
m2)のとき、 B=10E0.398 ……(8) 前記(7),(8)式および前記(2)式より、次式
(9),(10)が得られる。
3.43×10-2(cd/m2)≦E≦3.43(cd/m2)のとき、 B1=4×10E0.667(cd/m2) ……(9) 3.43(cd/m2)≦E≦3.43×103(cd/m2)のとき、 B1=4×10E0.398(cd/m2) ……(10) 前記(9),(10)式で定まる表示輝度B1でCRT表示管
Dに情報を表示すれば、3.43×10-2(cd/m2)≦E≦3.4
3×103(cd/m2)のときに、前記輝度倍率B/Eは第5図の
直線L0上に在ることになる。
Dに情報を表示すれば、3.43×10-2(cd/m2)≦E≦3.4
3×103(cd/m2)のときに、前記輝度倍率B/Eは第5図の
直線L0上に在ることになる。
そして、E≦3.43×10-2(cd/m2)のとき(すなわち非
常に暗いとき)は前記(9)式においてE=3.43×10-2
を代入して得られるB1の値(一定値)を用い、E≧3.43
×103(cd/m2)のとき(すなわち非常に明るいとき)は
前記(10)式においてE=3.43×103を代入して得られ
るB1の値(一定値)を用いる。
常に暗いとき)は前記(9)式においてE=3.43×10-2
を代入して得られるB1の値(一定値)を用い、E≧3.43
×103(cd/m2)のとき(すなわち非常に明るいとき)は
前記(10)式においてE=3.43×103を代入して得られ
るB1の値(一定値)を用いる。
前述のようにして表示輝度B1を制御すると、背景視認輝
度Eが1(cd/m2)≦E≦103(cd/m2)の範囲におい
て、輝度倍率B/Eの値は、前記第5図の直線L0上にあ
り、結局前記直線L1と直線L2との間の値にある。
度Eが1(cd/m2)≦E≦103(cd/m2)の範囲におい
て、輝度倍率B/Eの値は、前記第5図の直線L0上にあ
り、結局前記直線L1と直線L2との間の値にある。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実
施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載
された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行う
ことが可能である。
施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載
された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行う
ことが可能である。
例えば、前記背景視認輝度Eが3.43×10-2(cd/m2)≦
E≦3.43×103(cd/m2)の範囲で前記輝度倍率を変化さ
せて調整する代わりに、夜間またはトンネル内の平均的
輝度である1(cd/m2)と昼間の平均的輝度103(cd/
m2)との間、すなわち、1(cd/m2)≦E≦103(cd/
m2)の範囲でのみ輝度倍率を調整して、それ以外のEの
範囲では一定値に保持するように構成することも可能で
ある。また、表示視認輝度Bの調整は、前記表示信号出
力手段Uの出力する表示信号の強度を調節して行う代わ
りに、情報表示光Lの光路の途中に液晶パネル等の光透
過量調節部材を配置して、その光透過量調節部材によっ
て行うことも可能である。さらに、表示情報として現在
時刻を表示することも可能であり,また、本発明は電車
以外の各種乗物に適用することが可能である。
E≦3.43×103(cd/m2)の範囲で前記輝度倍率を変化さ
せて調整する代わりに、夜間またはトンネル内の平均的
輝度である1(cd/m2)と昼間の平均的輝度103(cd/
m2)との間、すなわち、1(cd/m2)≦E≦103(cd/
m2)の範囲でのみ輝度倍率を調整して、それ以外のEの
範囲では一定値に保持するように構成することも可能で
ある。また、表示視認輝度Bの調整は、前記表示信号出
力手段Uの出力する表示信号の強度を調節して行う代わ
りに、情報表示光Lの光路の途中に液晶パネル等の光透
過量調節部材を配置して、その光透過量調節部材によっ
て行うことも可能である。さらに、表示情報として現在
時刻を表示することも可能であり,また、本発明は電車
以外の各種乗物に適用することが可能である。
C.発明の効果 前述の本発明のヘッドアップディスプレイは、背景視認
輝度が(1〜1000)cd/m2のとき、前記輝度倍率の前記
直線L1と直線L2との間の値にあるので、背景視認輝度が
広範囲に変化しても常に操縦者はヘッドアップディスプ
レイの情報表示光を容易に視認することができる。
輝度が(1〜1000)cd/m2のとき、前記輝度倍率の前記
直線L1と直線L2との間の値にあるので、背景視認輝度が
広範囲に変化しても常に操縦者はヘッドアップディスプ
レイの情報表示光を容易に視認することができる。
第1図は本発明のヘッドアップディスプレイの一実施例
が電車に設置された状態を示す図、第2図は同実施例の
表示信号出力手段の詳細説明図、第3図は表示情報の一
例の説明図、第4図は光学部材を透過または反射すると
きに光の強度が変化して操縦者による視認輝度が変化す
るときを説明するための図、第5図は背景視認輝度の変
化に対して表示情報を容易に視認できる輝度倍率の範囲
の説明図、である。 A……光学部材、C……コンバイナ(フロントガラ
ス)、D……光学的情報表示手段(CRT)、H……ヘッ
ドアップディスプレイ、K……情報投光装置、L……情
報表示光、M……操縦者、S……背景視認輝度検出手段
(背景視認輝度センサ)、U……表示信号出力手段、
が電車に設置された状態を示す図、第2図は同実施例の
表示信号出力手段の詳細説明図、第3図は表示情報の一
例の説明図、第4図は光学部材を透過または反射すると
きに光の強度が変化して操縦者による視認輝度が変化す
るときを説明するための図、第5図は背景視認輝度の変
化に対して表示情報を容易に視認できる輝度倍率の範囲
の説明図、である。 A……光学部材、C……コンバイナ(フロントガラ
ス)、D……光学的情報表示手段(CRT)、H……ヘッ
ドアップディスプレイ、K……情報投光装置、L……情
報表示光、M……操縦者、S……背景視認輝度検出手段
(背景視認輝度センサ)、U……表示信号出力手段、
Claims (1)
- 【請求項1】表示信号出力手段から出力される表示信号
に応じた情報が前記表示信号の強度に応じた輝度で表示
される表示面を有する光学的情報表示手段と前記表示面
から出射した情報表示光を所定の方向に投光する光学部
材とを備えた情報投光装置と、 操縦者の前方に傾斜して設けられ、前方の外界の場景を
操縦者が視認できるように前記外界からの光線を前方か
ら後方に透過させるとともに、前記情報投光装置から投
光された情報表示光を操縦者が視認できる方向に反射ま
たは回折するコンバイナとを備え、前記情報表示光を所
定の表示視認輝度で前記操縦者に視認させるようにした
乗物用のヘッドアップディスプレイにおいて、 前記操縦者によって視認される情報表示光の背景の視認
輝度を検出する背景視認輝度検出手段を設け、この背景
視認輝度検出手段の検出する背景視認輝度に応じて前記
表示視認輝度を下記(a)のように調整することを特徴
とする乗物用ヘッドアップディスプレイ。 (a)背景視認輝度が(1〜1000)cd/m2のとき、対数
目盛りの横軸に背景視認輝度をとり、対数目盛りの縦軸
に(表示視認輝度/背景視認輝度)として定義される輝
度倍率をとり、横軸が1cd/m2で縦軸が7の点をP1、横軸
が1cd/m2で縦軸が30の点をP2、横軸が1000cd/m2で縦軸
が1の点をP3、横軸が1000cd/m2で縦軸が5の点をP4と
し、前記点P1と点P3とを結ぶ直線をL1、前記点P2と点P4
とを結ぶ直線をL2とした場合、前記輝度倍率の値が直線
L1と直線L2との間にある。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225680A JPH078624B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | ヘッドアップディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225680A JPH078624B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | ヘッドアップディスプレイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0390439A JPH0390439A (ja) | 1991-04-16 |
JPH078624B2 true JPH078624B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=16833104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1225680A Expired - Fee Related JPH078624B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | ヘッドアップディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078624B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015064154A1 (ja) | 2013-10-29 | 2015-05-07 | 浜松ホトニクス株式会社 | 表示装置 |
US9475494B1 (en) | 2015-05-08 | 2016-10-25 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Vehicle race track driving assistance |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9709805B2 (en) * | 2014-12-01 | 2017-07-18 | Visteon Global Technologies, Inc. | Adjusting a head-up display (HUD) based on light sensing |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP1225680A patent/JPH078624B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015064154A1 (ja) | 2013-10-29 | 2015-05-07 | 浜松ホトニクス株式会社 | 表示装置 |
US9769445B2 (en) | 2013-10-29 | 2017-09-19 | Hamamatsu Photonics K.K. | Display device |
US9475494B1 (en) | 2015-05-08 | 2016-10-25 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Vehicle race track driving assistance |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0390439A (ja) | 1991-04-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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