JP7429875B2 - 表示制御装置、表示装置、表示制御方法、及びプログラム - Google Patents

表示制御装置、表示装置、表示制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、車両に設置された表示装置、当該表示装置を制御する表示制御装置及び表示制御方法、並びにプログラムに関する。
車両用の表示装置として、例えば、ヘッドアップディスプレイ(Head-Up Display、以下、HUDとも表記する)が知られている。特に、拡張現実(AR:Augmented Reality)が適用されたHUDとして、例えば、特許文献1には、ユーザに視認される警告情報の虚像において、視認されている視距離である虚像距離を振動させてユーザの注意を喚起する表示装置等が開示されている。
特開2017-035972号公報
ところで、従来のHUD等の表示装置では、虚像がユーザによって適切に視認されない場合がある。
そこで、本開示は、虚像をユーザにより適切に視認させることが可能な表示制御装置等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る表示制御装置は、車両に備えられた透光性を有する表示媒体に画像を投影して反射させることによって、前記画像を虚像としてユーザに視認させる表示装置を制御する表示制御装置であって、前記車両の走行速度を取得する取得部と、第1コンテンツ及び第2コンテンツのうちの少なくとも一方を選択画像として選択する選択部と、前記選択画像の視距離を決定する決定部と、前記決定部によって決定された視距離に前記選択画像が虚像として現れるように前記表示装置に前記選択画像を投影させる制御部と、を備え、前記決定部は、(i)前記選択部によって前記第1コンテンツが前記選択画像として選択された場合には、前記取得部によって取得された前記走行速度に応じて前記第1コンテンツの視距離を決定し、(ii)前記選択部によって前記第2コンテンツが前記選択画像として選択された場合には、前記車両の周囲において検出されたオブジェクトに応じて前記第2コンテンツの視距離を決定する。
また、本開示の一態様に係る表示装置は、上記に記載の表示制御装置と、前記表示媒体に画像を投影する投影装置と、を備える。
また、本開示の一態様に係る表示制御方法は、車両に備えられた透光性を有する表示媒体に画像を投影して反射させることによって、前記画像を虚像としてユーザに視認させる表示装置を制御する表示制御方法であって、前記車両の走行速度を取得する取得ステップと、第1コンテンツ及び第2コンテンツのうちの少なくとも一方を選択画像として選択する選択ステップと、前記選択画像の視距離を決定する決定ステップと、前記決定ステップにおいて決定された視距離に前記選択画像が虚像として現れるように前記表示装置に前記選択画像を投影させる制御ステップと、を含み、前記決定ステップでは、(i)前記選択ステップにおいて前記第1コンテンツが前記選択画像として選択された場合には、前記取得ステップにおいて取得された前記走行速度に応じて前記第1コンテンツの視距離を決定し、(ii)前記選択ステップにおいて前記第2コンテンツが前記選択画像として選択された場合には、前記車両の周囲において検出されたオブジェクトに応じて前記第2コンテンツの視距離を決定する。
また、本開示の一態様に係る表示制御方法は、車両に備えられた透光性を有する表示媒体に画像を投影して反射させることによって、前記画像を虚像としてユーザに視認させる表示装置を制御する表示制御方法であって、前記車両の走行速度を取得する取得ステップと、第1コンテンツ及び第2コンテンツのうちの少なくとも一方を選択画像として選択する選択ステップと、前記選択画像が視認される前記表示媒体上の表示位置を決定する決定ステップと、前記決定ステップにおいて決定された前記表示位置に前記選択画像が虚像として現れるように前記表示装置に前記選択画像を投影させる制御ステップと、を含み、前記決定ステップでは、(i)前記選択ステップにおいて前記第1コンテンツが前記選択画像として選択された場合には、前記取得ステップにおいて取得された前記走行速度に応じて前記第1コンテンツの前記表示位置を決定し、(ii)前記選択ステップにおいて前記第2コンテンツが前記選択画像として選択された場合には、前記車両の周囲において検出されたオブジェクトに応じて前記第2コンテンツの前記表示位置を決定する。
また、本開示の一態様は、上記に記載の表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現することができる。また、当該プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現することもできる。
本開示によれば、虚像をユーザにより適切に視認させることが可能となる。
図1は、実施の形態に係る表示装置の使用例を示す図である。 図2は、実施の形態に係る表示装置の基本機能について説明する第1の図である。 図3は、実施の形態に係る表示装置の基本機能について説明する第2の図である。 図4は、実施の形態に係る表示装置の視距離調整の原理について説明する図である。 図5は、実施の形態に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 図6は、実施の形態に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態に係る低速時における虚像の例を説明する図である。 図8は、実施の形態に係る高速時における虚像の例を説明する図である。 図9は、実施の形態に係る第1コンテンツ及び第2コンテンツの虚像の例を説明する図である。
(本開示に至った知見)
HUD等の車両に搭載される表示装置は、車両に関するあらゆる情報を、画像(例えば、数字、文字及び矢印などの図形を含む視覚情報)として当該車両を操作するドライバ等のユーザに対して視認させる装置である。特に、HUDは、例えば、車両のコクピットの前方に設置されるウインドシールド(フロントガラス)を表示媒体として、当該ウインドシールドに画像を投影して反射させることによって、画像を虚像としてユーザに視認させる。この際、ウインドシールドが透光性を有することにより、車両の外側から入射する光は、ウインドシールド越しに見える景色として虚像とともにユーザに視認される。
近年では、このようなHUDにおいて、遠近方向の虚像の表現が可能となった。即ち、ウインドシールド越しに見える景色のうち、例えば、車両の周囲において検出されたオブジェクト等に応じた遠近方向の位置に、虚像を重畳させて、景色とともにユーザに視認させることが可能となった。このように、視認される現実の景色を、虚像の重畳により拡張するARを適用したHUD(つまり、AR-HUD)も提案されている。
例えば、上記の特許文献1には、虚像が表示されている視距離である虚像距離を振動させ、ユーザから虚像が前後しているように視認させることにより、虚像として表示された警告情報に対するユーザの注意を喚起する表示装置等が開示されている。
ここで、車両のドライバは、ウインドシールド越しに見える景色に基づいて車両の操作を行う。車両の操作を行う際に、ドライバは、車両から遠い位置にある(つまり視距離が長い)オブジェクト、及び車両から近い位置にある(つまり視距離が短い)オブジェクトを視認しながら適切に車両を操作する。なお、視距離とはドライバ等のユーザの目からオブジェクトまでの距離のことをいう。また、ユーザの目から虚像が投影された仮想的な位置までの仮想距離についても同様に視距離として説明する。
また、車両のユーザは、車両の走行速度が速いほど、車両から遠い位置にあるオブジェクトを視認する割合が増加する。より詳しくは、ユーザの視野が車両の走行速度に応じて狭くなるため、無意識に視野の中心を注視してしまうことにより、視野の中心に対応する、車両から遠い位置にあるオブジェクトを視認する割合が増加する。
また、ここで、HUD等の表示装置を用いて虚像としてユーザに視認される画像には、現実の景色に重畳される必要のない画像が含まれる。例えば、車両が走行する走行路の制限速度、渋滞等の道路交通情報、並びに、車線減少及び幅員減少等の道路標識情報等が挙げられる。従来、このような現実の景色に重畳される必要のない画像は、固定視距離の虚像としてユーザに視認されるように表示装置が制御されている。
しかしながら、上記のように、車両の走行速度が速くなると、ユーザは、車両から遠い位置にあるオブジェクトを視認する傾向があるため、虚像の固定視距離とユーザの視認するオブジェクトの視距離とに差異が生じる場合がある。このような視距離の差異は、ユーザが意図的に固定視距離の虚像を視認するように視野の調整を行う必要がある。また、このような視距離の差異により、ユーザが固定視距離の虚像を見落としてしまう可能性がある。
そこで、本開示は、虚像をユーザにより適切に視認させることが可能な表示制御装置を提供することを目的とする。
具体的には、本開示における表示制御装置は、車両の走行速度に応じ、現実の景色に重畳される必要のない画像がユーザに視認される際の虚像の視距離を決定する。これにより、ユーザは、車両の走行速度が速くても、視認するオブジェクトの視距離と同等の視距離を有する虚像を視認できる。つまり、オブジェクトを視認した視野のまま、視野を調整することなく虚像を視認することができる。さらに、視認するオブジェクトの視距離と同等の視距離を有する虚像が現れるため、ユーザは、当該虚像を見落とす可能性を低減することができる。よって、虚像をユーザにより適切に視認させることが可能となる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の包括的又は具体的な例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、ステップ及びステップの順序等は、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、各図において縮尺などは必ずしも一致していない。各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
[概要]
まず、実施の形態に係る表示制御装置の概要について説明する。図1は、実施の形態に係る表示装置の使用例を示す図である。図1には、表示装置が設置された車両101の内部から見た概観図が示されている。図1では、コクピット及び助手席の前方に設置されたウインドシールド越しに見える車両101外部の景色の一部として、走行路11が図示されている。
図1に示すように、表示制御装置100(後述する図4参照)は、画像を投影させることで投影された画像の虚像を車両101のユーザに視認させる、車両101に搭載された表示装置を制御する装置である。表示装置は、車両101に備えられたウインドシールドを表示媒体として、当該表示媒体に対して画像を投影して反射させることにより、表示領域10の中で画像を虚像としてユーザに視認させる。
なお、表示領域10は、表示装置によって表示可能な領域であり、表示装置の光学系、車両101のフロントガラスの構成、及び車両101における表示装置の設置個所等の条件によって変化し得る。したがって図中には、特定の条件における表示領域10の一例を示している。
ここで、ウインドシールドは、透光性を有し、車両101の外部の光がウインドシールド越しに車両101の内部へと透過する。したがって、ユーザは、ウインドシールド越しに、車両101の外側から入射する光が、車両101の外部の景色としてユーザに視認される。
ここで、図1に示すように表示領域10は、車両101のコクピットの略正面となるように設計されている。これにより、表示装置は、車両101のドライバに対して車両101に関するあらゆる情報を示す画像を虚像として視認させることができる。なお、表示領域10の位置及び大きさはこれに限らず、助手席の略正面であってもよく、ウインドシールドの全面であってもよく、サイドウインドウ等のウインドシールドとは異なる箇所であってもよい。このとき、表示装置は、表示領域10の位置及び大きさに合わせた光学系を有する構成及び設置位置であればよい。
次に、本実施の形態に係る表示装置の基本的な機能について説明する。図2は、実施の形態に係る表示装置の基本機能について説明する第1の図である。また、図3は、実施の形態に係る表示装置の基本機能について説明する第2の図である。図2の(a)及び図3の(a)では、車両101をサイド側から見た図を示している。また、図2の(b)及び図3の(b)では、車両101のドライバがウインドシールド越しに視認する景色及び虚像の例を示している。
本実施の形態における表示装置の基本機能は、車両101の周囲において検出されたオブジェクトに応じて決定された位置に、ユーザに視認される虚像が現れるように画像を投影する機能である。このようなオブジェクトは、例えば、LIDAR(Laser Imaging Detection And Ranging)、ミリ波、赤外線等によって検出されてもよい。
具体的には、ユーザから見て上下左右方向の位置に加えて、遠近方向の位置(つまり視距離)が決定され、ユーザは、決定された遠近方向の位置に現れる虚像を視認できる。例えば、図2に示すように、車両101の走行路11前方に歩行者15が検出された際に表示装置により注意表示13が投影され、ドライバは、歩行者15に応じて決定された位置に、破線円で示すような注意表示13の虚像を視認できる。つまり、この場合、オブジェクトに応じて決定された位置とは、オブジェクトが存在する走行路11の路面上の位置である。
また、例えば、図3に示すように、車両101の走行路11においてカーナビゲーションシステムによる左折指示に対応する交差点11aが検出された際に表示装置により左折表示17が投影され、ドライバは、交差点11aに応じて決定された位置に、破線矢印で示すような左折表示17の虚像を視認できる。つまり、この場合、オブジェクトに応じて決定された位置とは、オブジェクトである交差点11aにおいて左折する場合の進路に沿う位置である。
以上のように、本実施の形態における表示装置は、車両101のユーザから見た遠近方向の虚像の表現が可能である。
また、ここで、表示装置による遠近方向の虚像の表現、即ち、虚像の視距離調整の一例について図4を用いて説明する。図4は、実施の形態に係る表示装置の視距離調整の原理について説明する図である。図4は、車両101の進行方向左側から見た場合の表示装置の概略構成を示している。また、図4では、表示装置を構成する各種構成要素のうち、虚像49の視距離調整に関わる構成要素のみを図示しており、その他を省略している。また、図4には、表示装置を構成する構成要素の他、ユーザの目40及び虚像49を併せて図示している。
図4に示すように、表示装置では、光源41が図中に破線矢印で示す光を出射し、液晶パネル43を透過させる。この際、液晶パネル43は、虚像49としてユーザに視認させる画像に対応する画素の光を透過させる。液晶パネル43を透過した光は、続いて、反射鏡45において反射される。さらに、反射鏡45において反射された光は、表示媒体47に投影される。つまり、表示媒体47には虚像49としてユーザに視認させる画像が投影される。表示媒体47に投影された画像は、反射されてユーザの目40に入射することで、ユーザの目40内の網膜上に画像が結像される。このとき、表示媒体47が透光性を有するため、ユーザは、網膜上に結像された画像が表示媒体47よりも前方側(紙面左側)から入射された光と錯覚する。つまり、ユーザは、表示媒体47よりも前方側に存在する、画像に基づく虚像49を視認する。
ユーザの目40から虚像49までの視距離は、反射鏡45からユーザの目40までの光路長と一致する。つまり、(反射鏡45から表示媒体47までの長さ)+(表示媒体47からユーザの目40までの長さ)によって規定される。ここで、図4に示すように、表示装置の光学系の設計により虚像49は、ユーザの目40からの視距離は、虚像49の上部におけるL1、中央部におけるL2、及び下部におけるL3の、異なる視距離とすることが可能である。よって、表示媒体47の上下方向におけるいずれの箇所に画像を投影するかによって、投影された画像の虚像49が視認される際の虚像49の視距離を調整することができる。特に、図中の光学系においては、表示媒体47の上部に投影されるほど、前方側に現れる虚像49としてユーザに視認される。
なお、以上の虚像49の視距離の調整は、一例であり、本実施の形態における表示装置として、遠近方向の虚像49の表現が可能な表示装置を任意に選択して適用することができる。
[表示制御装置]
<構成>
次に、本実施の形態における表示制御装置100の具体的な構成について説明する。図5は、実施の形態に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。また、図5では、表示制御装置100の他、表示装置の一例であるHUD、及び本実施の形態において表示制御装置の動作に関わるその他の周辺装置を併せて示している。
図5に示すように、本実施の形態における表示制御装置100は、コンテンツ生成部31と、取得部33と、コンテンツマッピング部35と、出力画像生成部37とを備える。
コンテンツ生成部31は、表示装置を用いてユーザに虚像49として視認させるための画像を生成する処理部である。コンテンツ生成部31は、プロセッサとコンテンツ生成部31の動作に関するプログラムが格納されたメモリとによって実現される。コンテンツ生成部31は、車両CAN(Controller Area Network)21、ナビゲーションシステム23、マルチメディア制御部25、又はADAS(Advanced Driver-Assistance System)27等のその他の周辺装置と接続され、これらの周辺装置のそれぞれが出力する情報から、ユーザに視認させるための画像を生成する。
車両CAN21は、車両101の操作に関する各種機構を制御するためのECU(Electronic Control Unit)間のデータ授受に用いられるネットワークである。本実施の形態においては、コンテンツ生成部31は、例えば、車両CANから車両101の操作に関する各種機構の制御情報を取得する。ナビゲーションシステム23は、地図情報と、GPS(Global Positioning System)等によって推定される自車位置情報とを用いて、車両101を目的地へと誘導するシステムである。マルチメディア制御部25は、車両101内において音声データ又は映像データ等のマルチメディアを視聴するための装置を制御する処理部である。ADAS27は、車両101の操作が安全に実施されるようにドライバをサポートする各種の安全装置を包括するシステムである。
本実施の形態においては、コンテンツ生成部31は、例えば、車両CANから車両101の操作に関する各種機構の制御情報を取得してもよい。また、コンテンツ生成部31は、例えば、ナビゲーションシステム23から、車両101の誘導に関する情報を取得してもよい。また、コンテンツ生成部31は、例えば、マルチメディア制御部25から、車両101内において視聴されるマルチメディアに関する情報を取得してもよい。また、コンテンツ生成部31は、例えば、ADAS27から、安全な操作のためのドライバのサポートに関する情報を取得してもよい。また、コンテンツ生成部31は、他の図示しない周辺装置からユーザに視認させるための画像を生成する情報を取得してもよい。
このようにして、コンテンツ生成部31は、各種の周辺装置から取得した情報に基づき、数字、文字及び矢印などの図形を含む視覚情報として当該情報をユーザに視認させるための画像を生成する。
なお、コンテンツ生成部31は、表示制御装置100に備えられなくてもよい。例えば、表示制御装置100は、車両CAN21、ナビゲーションシステム23、マルチメディア制御部25、又はADAS等のその他の構成要素から、ユーザに虚像49として視認させるための画像を直接取得してもよい。
取得部33は、車両101が走行する走行速度を取得する処理部である。取得部33は、例えば、車両CAN21と接続され、車両CAN21を介して車両101の走行速度をECUから取得する。なお、取得部33は、車両101の走行速度を取得できれば、どのような形態であってもよい。取得部33は、車両101の走行速度を直接計測する速度計であってもよい。
コンテンツマッピング部35は、コンテンツ生成部31において生成された画像を、表示装置に投影させる際、表示媒体47のどの位置に表示するかを決定する処理部である。コンテンツマッピング部35は、選択部35aと決定部35bとを備える。ここで、コンテンツ生成部31において生成された画像には、種類に応じて分類される第1コンテンツと第2コンテンツとが含まれる。
第1コンテンツとは、車両101の周囲のオブジェクトに対応しない画像であり、車両101の走行速度、車線減少等の各種道路状況のユーザへの予告、制限速度、地名等が例示される。なお、第1のコンテンツは、非ARコンテンツともいう。一方、第2コンテンツとは、車両101の周囲のオブジェクトに対応する画像であり、歩行者15が存在することを示す注意表示13、ナビゲーションシステム23によって左折すべき交差点11aにおいて車両101を誘導する左折表示17等である。つまり、第2コンテンツは、図2及び図3において例示した表示装置の基本機能に関する画像等である。なお、第2のコンテンツは、ARコンテンツともいう。
選択部35aは、生成された画像のうち、第1コンテンツ及び第2コンテンツのうちの少なくとも一方を選択画像として選択する処理部である。また、決定部35bは、選択部35aにおいて選択された選択画像が虚像49としてユーザに視認される際の視距離(言い換えると虚像49の視距離)を決定する処理部である。
具体的には、選択画像が第1コンテンツであった場合、決定部35bは、取得部33によって取得された車両101の走行速度に応じて、第1コンテンツの虚像49がユーザに視認される際の視距離を決定する。一方で、選択画像が第2コンテンツであった場合、決定部35bは、車両101の周囲において検出されたオブジェクトに応じて、第2コンテンツの虚像49がユーザに視認される際の視距離を決定する。なお、オブジェクトは、例えば、歩行者15、動物、建造物、交差点11a、交通事故の多発する地点、地番、道路、地形等、実体の有無によらず、どのようなものであってもよい。選択部35a及び決定部35bは、以上の処理を、取得された画像ごとに実施する。
つまり、コンテンツマッピング部35は、画像を取得し、取得した画像が第1コンテンツか第2コンテンツかのいずれであるかを特定し、画像が第1コンテンツであるか、又は第2コンテンツであるかに応じて虚像49の視距離を決定する方法を切り替える。これによって、コンテンツマッピング部35は、取得した画像のそれぞれについて、虚像49の視距離を決定する。
出力画像生成部37は、決定された画像ごとの虚像49の視距離に対応する投影像を生成する処理部である。出力画像生成部37は、生成した投影像を表示装置の一例であるHUD29に出力する。つまり、出力画像生成部37は、選択画像である投影像が虚像として現れるように表示装置であるHUD29に投影像を投影させる制御部の一例である。
HUD29は、出力画像生成部37から出力された投影像を、各種光学系によって構成される投影装置を用いて車両101の表示媒体47に投影する。投影された投影像は、反射されユーザの目40に入射する。これにより、ユーザは、画像ごとに決定された視距離の虚像49を視認する。
なお、このような表示制御装置100は、HUD29等の表示装置に一体化されてもよい。つまり、表示制御装置100と投影装置とを備える表示装置として、本実施の形態を実現することもできる。
<動作>
以下では、さらに、上記構成の表示制御装置100の動作について図6を用いて説明する。図6は、実施の形態に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。
はじめに、取得部33において、車両101の走行速度が取得される取得ステップ(S101)が実施される。また、例えばADAS27等に含まれる検出器によって、車両101の周囲におけるオブジェクトが検出される検出ステップ(S102)が実施される。
ここで、コンテンツ生成部31により、表示制御装置100に接続された周辺装置から得られた情報に基づく画像が生成され、コンテンツマッピング部35に送信される。コンテンツマッピング部35において、生成された画像のうち、第1コンテンツ及び第2コンテンツのうちの少なくとも一方を選択画像として選択する選択ステップが実施される。さらに、選択された選択画像が虚像49としてユーザに視認される際の視距離を決定する決定ステップが実施される。
具体的には、まず、選択画像として第1コンテンツが選択されたか否かが判断される(S103)。選択画像として第1コンテンツが選択されたと判断された場合(S103でYes)、走行速度に応じて第1コンテンツの視距離を決定する(S104)。なお、選択画像として第1コンテンツが選択されたと判断されなかった場合は(S103でNo)、ステップS104を省略する。
次に、選択画像として第2コンテンツが選択されたか否かが判断される(S105)。選択画像として第2コンテンツが選択されたと判断された場合(S105でYes)、車両の周囲において検出されたオブジェクトに応じて第2コンテンツの視距離を決定する(S106)。なお、選択画像として第2コンテンツが選択されたと判断されなかった場合は(S105でNo)、ステップS106を省略する。
つまり、本実施の形態においては、取得した画像が第1コンテンツか第2コンテンツかのいずれであるかを特定する。画像が第1コンテンツであると特定された場合、走行速度に応じて視距離を決定し、画像が第2コンテンツであると特定された場合、車両の周囲において検出されたオブジェクトに応じて視距離を決定する。取得した画像が第1コンテンツか第2コンテンツかのいずれであるかによって虚像49の視距離を決定する方法を切り替える。
続いて、決定された視距離に選択画像が虚像49として現れるように表示装置に選択画像を投影させる制御を行う制御ステップ(S107)が実施される。
以下、図7、図8、及び図9を用いて、表示制御装置100によって制御された表示装置における虚像49の例について説明する。
図7は、実施の形態に係る低速時(ここでは、20km/h)における虚像の例を説明する図である。図8は、実施の形態に係る高速時(ここでは、80km/h)における虚像の例を説明する図である。図7の(a)及び図8の(a)は、ユーザによって視認される虚像49の位置を説明するための車両101の上方から見た図である。また、図7の(b)及び図8の(b)は、表示領域10を車両101の内部から見た図である。
図7の(a)及び図8の(a)では、表示領域10の端部を規定する視野範囲10aが示されている。また、視野範囲10aのうち、表示装置を用いて虚像49をユーザに視認させることが可能な領域である表示領域10bを、ハッチングを付して示している。本実施の形態における表示領域10bは、車両101の前方23m以上、250m以下の領域である。なお、上記の数字は一例であり、表示領域10bは、車両101の形状、表示装置の光学系の構成、その他要因によって規定される。
図7では、車両101が走行している走行路において、幅員減少のユーザへの予告及び制限速度を示す画像(つまり、第1コンテンツ19)が表示されている。車両101の走行速度が20km/hの低速時においては、第1コンテンツ19の虚像49は、車両101の前方30mの地点に現れる。つまり、このときの第1コンテンツ19の虚像49の視距離は、30mである。ドライバは、車両101の走行速度が比較的低速であるため、第1コンテンツ19の虚像49がいずれの視距離の地点に現れても視野の調整を行うことなく視認することが可能である。
一方、図8では、車両101が走行している走行路において、図7と同様の第1コンテンツ19が表示されている。車両101の走行速度が80km/hの高速時においては、第1コンテンツ19の虚像49は、車両101の前方100mの地点に現れる。つまり、このときの第1コンテンツ19の虚像49の視距離は、100mである。ドライバは、車両101の走行速度が比較的高速であるため、第1コンテンツ19の虚像49が車両の前方における遠距離の地点に現れることで視野の調整を行うことなく視認することが可能である。
このように、車両101の走行速度が速いほど、より遠くに現れる虚像49がユーザに視認される。つまり、決定部35bは、選択部35aによって第1コンテンツ19が選択画像として選択された場合に、第1コンテンツ19の視距離を、車両101の走行速度が速いほどより長い(遠い)視距離に決定する。第1コンテンツ19は、このように、車両101の走行速度が速くなることでユーザの視野が狭く、遠方を視認しやすくなった場合に、ユーザの視野に合わせて遠方に現れる虚像49として視認される。ユーザは、視野を調整することなく第1コンテンツ19の虚像49を視認することができ、煩雑さが低減される。
ここで、図8の(b)に示すように、第1コンテンツ19の虚像49は、図7の(b)における低速時に比べ、表示領域10の上方に表示されている。これは、図4を用いて説明したように、光学系の設計によって表示領域10内における虚像49の視距離が長くなる箇所が表示媒体47の上方であることによる。つまり、決定部35bは、第1コンテンツ19の虚像49が視認される視距離を、表示媒体47に投影される位置が上方であるほどより長い視距離に決定している。言い換えると、虚像49の視距離が長く決定された第1コンテンツ19は、表示媒体47の上方に投影されることで、決定された長い視距離の虚像49がユーザに視認される。
また、本来遠方に表示されるほどユーザから見た大きさが小さくなるため、図8の(b)における第1コンテンツ19は、図7の(b)における第1コンテンツ19よりも小さい虚像49であった方が違和感を覚えることなくユーザに視認される。しかしながら、表示を小さくすることにより、ユーザによる視認性が低下し、画像が示す情報をユーザが受け取りにくくなるため、本実施の形態では、視距離によらず一定の大きさの虚像49として現れるように表示装置による投影が行われている。なお、より自然な虚像49をユーザに視認させるために、第1コンテンツ19を視距離に応じた大きさの虚像49として現れるように表示装置による投影が行われてもよい。
本実施の形態における表示制御装置100は、以上のようにして、ドライバが視認しやすく、虚像49をドライバにより適切に視認させる表示装置の制御を実施する。
次に、図9を用いて第1コンテンツ19及び第2コンテンツが混在する際の虚像49の例を説明する。図9は、実施の形態に係る第1コンテンツ及び第2コンテンツの虚像の例を説明する図である。図9の(a)は、車両101の走行速度が20km/hの低速時においてドライバに視認される虚像49の例を示している。また、図9の(b)は、80km/hの高速時においてドライバに視認される虚像49の例を示している。
図9では、図7の(b)及び図8の(b)と同様に第1コンテンツ19の虚像が示されている。また、図9では、検出されたオブジェクトである歩行者15に応じて決定された視距離に現れる第2コンテンツである注意表示13の虚像が示されている。
図9に示すように、第1コンテンツ19は、車両101の走行速度に応じて、走行速度が20km/hの低速時では30mの視距離に、走行速度が80km/hの高速時では100mの視距離に現れる虚像としてそれぞれ視認される。一方で第2コンテンツは、検出されたオブジェクトに応じて決定された視距離に現れる虚像として視認されるため、図中においても、歩行者15の位置が移動していなければ、注意表示13の虚像の視距離も一定である。
<効果等>
以上説明したように、本実施の形態における表示制御装置100は、車両101に備えられた透光性を有する表示媒体47に画像を投影して反射させることによって、画像を虚像49としてユーザに視認させるHUD29等の表示装置を制御する表示制御装置100であって、車両101の走行速度を取得する取得部33と、第1コンテンツ19及び第2コンテンツのうちの少なくとも一方を選択画像として選択する選択部35aと、選択画像の視距離を決定する決定部35bと、決定部35bによって決定された視距離に選択画像が虚像49として現れるように表示装置に選択画像を投影させる出力画像生成部37(制御部)と、を備える。決定部35bは、(i)選択部35aによって第1コンテンツ19が選択画像として選択された場合には、取得部33によって取得された走行速度に応じて第1コンテンツ19の視距離を決定し、(ii)選択部35aによって第2コンテンツが選択画像として選択された場合には、車両の周囲において検出されたオブジェクトに応じて第2コンテンツの視距離を決定する。
このような表示制御装置100は、取得した車両101の走行速度に応じ、第1コンテンツ19がユーザに視認される際の虚像49の視距離を決定する。これにより、ユーザは、車両101の走行速度が速くても、視認するオブジェクトの視距離と同等の視距離を有する虚像49を視認できる。つまり、オブジェクトを視認した視野のまま、視野を調整することなく虚像49を視認することができる。さらに、視認するオブジェクトの視距離と同等の視距離を有する虚像49が現れるため、ユーザは、当該虚像49を見落とす可能性を低減することができる。よって、虚像49をユーザにより適切に視認させることが可能となる。
また、例えば、決定部35bは、選択部35aによって第1コンテンツ19が選択画像として選択された場合には、第1コンテンツ19の視距離を、走行速度が速いほどより長い視距離に決定してもよい。
これによれば、車両101の走行速度が速くなるほど、遠方に偏るユーザの視野に合わせ、第1コンテンツ19が視認される虚像49の視距離を決定できる。よって、虚像49をユーザにより適切に視認させることが可能となる。
また、例えば、決定部35bは、選択部35aによって第1コンテンツ19が選択画像として選択された場合には、第1コンテンツ19の視距離を、表示媒体47に投影される位置が上方であるほどより長い視距離に決定してもよい。
これによれば、表示装置の光学系の設計により、表示媒体47における上方が長い視距離に対応する場合に、第1コンテンツ19を表示媒体47の上方に投影させることで、第1コンテンツ19を長い視距離の虚像49としてユーザに視認させることができる。
また、例えば、出力画像生成部37は、選択部35aによって第1コンテンツ19が選択画像として選択された場合には、選択画像が決定部35bによって決定された第1コンテンツ19の視距離によらず一定の大きさの虚像49として現れるように表示装置に選択画像を投影させてもよい。
これによれば、視距離が長い虚像49を、実際よりも大きい虚像49としてユーザに視認させることができる。したがって、ユーザは、視距離が長くなっても小さくならない虚像49を視認することができる。よって、虚像49をユーザにより適切に視認させることが可能となる。
また、本実施の形態における表示装置は、上記のいずれか一項に記載の表示制御装置100と、表示媒体47に画像を投影する投影装置と、を備える。
これによれば、表示装置は、表示装置に備えられた表示制御装置において取得した車両101の走行速度に応じ、第1コンテンツ19がユーザに視認される際の虚像49の視距離を決定する。これにより、ユーザは、車両101の走行速度が速くても、視認するオブジェクトの視距離と同等の視距離を有する虚像49を視認できる。つまり、オブジェクトを視認した視野のまま、視野を調整することなく虚像49を視認することができる。さらに、視認するオブジェクトの視距離と同等の視距離を有する虚像49が現れるため、ユーザは、当該虚像49を見落とす可能性を低減することができる。よって、虚像49をユーザにより適切に視認させることが可能となる。
また、本実施の形態における表示制御方法は、車両101に備えられた透光性を有する表示媒体47に画像を投影して反射させることによって、画像を虚像49としてユーザに視認させるHUD29等の表示装置を制御する表示制御装置100であって、車両101の走行速度を取得する取得ステップと、第1コンテンツ19及び第2コンテンツのうちの少なくとも一方を選択画像として選択する選択ステップと、選択画像の視距離を決定する決定ステップと、決定部35bによって決定された視距離に選択画像が虚像49として現れるように表示装置に選択画像を投影させる制御ステップと、を含む。決定部35bは、(i)選択部35aによって第1コンテンツ19が選択画像として選択された場合には、取得部33によって取得された走行速度に応じて第1コンテンツ19の視距離を決定し、(ii)選択部35aによって第2コンテンツが選択画像として選択された場合には、車両の周囲において検出されたオブジェクトに応じて第2コンテンツの視距離を決定する。
これによれば、取得した車両101の走行速度に応じ、第1コンテンツ19がユーザに視認される際の虚像49の視距離を決定する。これにより、ユーザは、車両101の走行速度が速くても、視認するオブジェクトの視距離と同等の視距離を有する虚像49を視認できる。つまり、オブジェクトを視認した視野のまま、視野を調整することなく虚像49を視認することができる。さらに、視認するオブジェクトの視距離と同等の視距離を有する虚像49が現れるため、ユーザは、当該虚像49を見落とす可能性を低減することができる。よって、虚像49をユーザにより適切に視認させることが可能となる。
また、本実施の形態におけるプログラムは、上記に記載の表示制御方法をコンピュータに実行させる。
これによれば、コンピュータを用いて、上記に記載の表示制御方法を実行することができる。
(その他の実施の形態)
以上、本開示に係る表示制御装置等について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
上記実施の形態においては、車両の走行速度が低速時及び高速時である場合の例を説明したが、例えば、車両の走行速度が中速時である場合に、低速時及び高速時における虚像の視距離の中間の視距離としてもよい。具体的には、決定部は、選択部によって前記第1コンテンツが選択画像として選択された場合には、第1コンテンツの視距離を、走行速度の変化に応じて連続的に変化させた視距離に決定してもよい。これによれば、車両の走行速度に応じて、適切な虚像の視距離を決定できる。
また、例えば、本開示は、表示制御装置として実現できるだけでなく、表示制御装置の各構成要素が行う処理をステップとして含むプログラム、及び、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現することもできる。プログラムは、記録媒体に予め記録されていてもよく、あるいは、インターネットなどを含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
つまり、上述した包括的又は具体的な態様は、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能な記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示は、車両に搭載され、各種の情報を示す画像を現実の景色に重畳した虚像としてドライバ等の乗員に視認させる表示装置等に利用できる。
10、10b 表示領域
10a 視野範囲
11 走行路
11a 交差点
13 注意表示
15 歩行者
17 左折表示
19 コンテンツ
21 車両CAN
23 ナビゲーションシステム
25 マルチメディア制御部
31 コンテンツ生成部
33 取得部
35 コンテンツマッピング部
35a 選択部
35b 決定部
37 出力画像生成部
40 ユーザの目
41 光源
43 液晶パネル
45 反射鏡
47 表示媒体
49 虚像 100 表示制御装置
101 車両

Claims (9)

  1. 車両に備えられた透光性を有する表示媒体に画像を投影して反射させることによって、前記画像を虚像としてユーザに視認させる表示装置を制御する表示制御装置であって、
    前記車両の走行速度を取得する取得部と、
    コンテンツ生成部により生成された画像が第1コンテンツ又は第2コンテンツのいずれであるかを特定する特定部と、
    前記生成された画像の視距離を決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された視距離に前記生成された画像が虚像として現れるように前記表示装置に前記生成された画像を投影させる制御部と、を備え、
    前記決定部は、
    (i)前記生成された画像が前記第1コンテンツであることが前記特定部によって特定された場合には、前記取得部によって取得された前記走行速度に応じて前記第1コンテンツの視距離を決定し、
    (ii)前記生成された画像が前記第2コンテンツであることが前記特定部によって特定された場合には、前記車両の周囲において検出されたオブジェクトに応じて前記第2コンテンツの視距離を決定する
    表示制御装置。
  2. 前記決定部は、前記生成された画像が前記第1コンテンツであることが特定された場合には、前記第1コンテンツの視距離を、前記走行速度が速いほどより長い視距離に決定する
    請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記決定部は、前記生成された画像が前記第1コンテンツであることが特定された場合には、前記第1コンテンツの視距離を、前記表示媒体に投影される位置が上方であるほどより長い視距離に決定する
    請求項1又は2に記載の表示制御装置。
  4. 前記制御部は、前記生成された画像が前記第1コンテンツであることが特定された場合には、前記生成された画像が前記決定部によって決定された前記第1コンテンツの視距離によらず一定の大きさの虚像として現れるように前記表示装置に前記生成された画像を投影させる
    請求項1~3のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  5. 前記生成された画像は、前記第1コンテンツである1以上の画像及び前記第2コンテンツである1以上の画像を含み、
    前記制御部は、前記決定部によって決定された視距離であって前記オブジェクトに応じた視距離に前記第2コンテンツである1以上の画像が虚像として現れ、かつ、前記決定部によって決定された視距離であって前記取得部によって取得された前記走行速度に応じた視距離に前記第1コンテンツである1以上の画像が虚像として現れるように、前記表示装置に前記生成された画像を投影させる
    請求項1~4のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の表示制御装置と、
    前記表示媒体に画像を投影する投影装置と、を備える
    表示装置。
  7. 車両に備えられた透光性を有する表示媒体に画像を投影して反射させることによって、前記画像を虚像としてユーザに視認させる表示装置を制御する表示制御方法であって、
    前記車両の走行速度を取得する取得ステップと、
    コンテンツ生成部により生成された画像が第1コンテンツであるか又は第2コンテンツであるかを特定する特定ステップと、
    前記生成された画像の視距離を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された視距離に前記生成された画像が虚像として現れるように前記表示装置に前記生成された画像を投影させる制御ステップと、を含み、
    前記決定ステップでは、
    (i)前記特定ステップにおいて、前記生成された画像が前記第1コンテンツであることが特定された場合には、前記取得ステップにおいて取得された前記走行速度に応じて前記第1コンテンツの視距離を決定し、
    (ii)前記特定ステップにおいて、前記生成された画像が前記第2コンテンツであることが特定された場合には、前記車両の周囲において検出されたオブジェクトに応じて前記第2コンテンツの視距離を決定する
    表示制御方法。
  8. 車両に備えられた透光性を有する表示媒体に画像を投影して反射させることによって、前記画像を虚像としてユーザに視認させる表示装置を制御する表示制御方法であって、
    前記車両の走行速度を取得する取得ステップと、
    コンテンツ生成部により生成された画像が第1コンテンツであるか又は第2コンテンツであるかを特定する特定ステップと、
    前記生成された画像が視認される前記表示媒体上の表示位置を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された前記表示位置に前記生成された画像が虚像として現れるように前記表示装置に前記生成された画像を投影させる制御ステップと、を含み、
    前記決定ステップでは、
    (i)前記特定ステップにおいて、前記生成された画像が前記第1コンテンツであることが特定された場合には、前記取得ステップにおいて取得された前記走行速度に応じて前記第1コンテンツの前記表示位置を決定し、
    (ii)前記特定ステップにおいて、前記生成された画像が前記第2コンテンツであることが特定された場合には、前記車両の周囲において検出されたオブジェクトに応じて前記第2コンテンツの前記表示位置を決定する
    表示制御方法。
  9. 請求項7又は8に記載の表示制御方法をコンピュータに実行させるための
    プログラム。
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