JPH0786194A - 炭化硅素製炉芯管を有する拡散炉 - Google Patents

炭化硅素製炉芯管を有する拡散炉

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JPH0786194A
JPH0786194A JP24864193A JP24864193A JPH0786194A JP H0786194 A JPH0786194 A JP H0786194A JP 24864193 A JP24864193 A JP 24864193A JP 24864193 A JP24864193 A JP 24864193A JP H0786194 A JPH0786194 A JP H0786194A
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JP
Japan
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heater
core tube
current
furnace
furnace core
Prior art date
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Pending
Application number
JP24864193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Moriyasu
眞則 森安
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0786194A publication Critical patent/JPH0786194A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 拡散炉の炭化硅素炉芯管がヒータに接触した
ときに生じる炉芯管の異常加熱による折損事故を防止す
る。 【構成】 炭化硅素炉芯管と、この炉芯管をコイル上に
巻回されたヒータの両端の外側に設けられた炉芯管を支
持する環状の絶縁性ソフトブロックに拡散炉が構成され
ている。上記ヒータ上に設けられたタップと上記炉芯管
上の検出点との間に直流電源と限流素子と電流検出器と
の直列回路を設ける。上記電流検出器に流れる電流によ
り出力する電流検出器の出力信号で動作する警報信号を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭化硅素(以下SiC
という)製炉芯管を有する拡散炉に関するもので、特に
ヒータと炉芯管の短絡時の過電流を防止するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体基板に不純物を拡散する場
合、石英製の炉芯管あるいはSiC製炉芯管が用いられ
ていた。前者の石英炉芯管は安価であるが、高温で使用
すると被拡散物の重みによって管が湾曲しやすく、高い
頻度で交換しなければならなかった。そこで、石英製炉
芯管にかえて高温で使用できる後者のSiC製炉芯管が
用いられるようになってきている。
【0003】このSiC製炉芯管を用いた拡散炉は図2
に示すように周囲が絶縁性断熱材2で覆われ、コイル状
に巻回されたヒータ4と、このヒータ4の両端の外側に
環状の絶縁製ソフトブロック3とが設けられ、このソフ
トブロック3内に炉芯管1を挿入している。5は交流電
源が入力する変圧器で、2次巻線5b,5c,5dがそ
れぞれヒータ4に接続されている。ヒータ4の両側に印
加する電圧は中央より低く(例えば5b,5dの電圧6
0V、5cの電圧90V)選定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、SiC製炉
芯管は拡散工程ごとに拡散炉に挿入、排出、挿入が繰り
返し行われる。これによって、炉芯管を指示するソフト
ブロック3が炉芯管によって摩耗していく。そして、炉
芯管1がヒータコイル4に接触することになる。このS
iC製炉芯管は導電性を有しており、この炉芯管1がヒ
ータ4と1点でも接触すると、炉芯管内の温度分布が変
化し、半導体の特性が変化することになる。さらに、炉
芯管1とヒータ4とが2ケ所で接触するようになると、
炉芯管に過大電力が印加し、折損事故が発生することが
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の点に留
意し、炭化硅素炉芯管と、この炉芯管をコイル上に巻回
されたヒータと、このヒータの両端の外側に設けられた
炉芯管を支持する環状の絶縁性ソフトブロックにより拡
散炉が構成されている。上記ヒータ上に設けられたタッ
プと上記炉芯管上の検出点との間に直流電源と限流素子
と電流検出器との直列回路を設ける。上記電流検出器に
流れる電流により出力する電流検出器の出力信号で動作
する警報信号を設ける。
【0006】
【作用】この発明によると、ヒータ上に設けられたタッ
プと炉芯管上の検出点との間に設けた直流電源と限流素
子と電流検出器の直列回路に、ヒータが炉芯管に接触し
たとき電流が流れ電流検出器が動作する。この電流検出
器が信号を出力し、警報装置を動作させる。
【0007】
【実施例】以下、この発明を実施例を示す図1に基づい
て説明する。図において、1はSiC製炉芯管である。
4はコイル状ヒータでヒータの外周には絶縁性断熱材2
が設けられている。このヒータ4の両端の外側に環状の
絶縁性ソフトブロック3が設けられている。そして、炉
芯管1がソフトブロック3に沿って挿入されている。5
は交流電源が入力する変圧器で、2次巻線5b,5c,
5dが設けられ、それぞれの巻線5b,5c,5dがヒ
ータのタップa−b,b−c,c−dに接続されてい
る。
【0008】ヒータ4の中間タップbと、炉芯管1の一
部に設けられた検出点Eとの間に、直流電源11と限流
素子12と電流検出器13の直列回路が設けられてい
る。限流素子12は抵抗分12aとインダクタンス分1
2bにより構成され、電流検出器13は電流検出器13
に電流が流れたとき又は所定電圧より大きい電流が流れ
たとき、出力信号を出力し、その信号を警報装置14に
入力する。
【0009】今、ヒータ4が炉芯管1に接触していない
正常な場合には、変圧器5の2次巻線の電圧がヒータ4
に印加し、管内が加熱され被拡散物のウェハーが拡散処
理される。ヒータ4が炉芯管1に接触されていないの
で、電流検出器13には電流が流れず電流検出器13か
ら信号は出力されていない。
【0010】次にヒータ4が図1に示すように炉芯管1
の右方のF点で短絡した場合、直流電源11から検出点
E,短絡点F,ヒータ4,タップb,限流素子12,電
流検出器13,直流電源11に直流電流が流れる。これ
により、電流検出器13から信号が出力し、警報装置1
4が動作し、警報表示を行うとともに、変圧器5の入力
電源を遮断させる。そして、ソフトブロック等の交換を
行う。なお、タップbと短絡点F間に交流電圧が印加す
るので、限流素子12,電流検出器,直流電源12,検
出点Eに交流電流が流れる。この交流電流を限流するた
めに直流電流より低い電流になるように抵抗分12aが
選定される。
【0011】上記実施例は、変圧器5に2次巻線を3つ
設けていたが、1つの巻線にタップを設けてもよい。
【0012】
【発明の効果】この発明によると、ヒータ上に設けたタ
ップと、炉芯管上の検出点との間に設けた直流電源と限
流素子と、電流検出器の直列回路にヒータが炉芯管に接
触したとき電流が流れ、電流検出器が動作し出力された
出力信号により警報装置を動作させるので、初期の事故
時に警報でき、ソフトブロックの交換等の保守を行うこ
とができ、炉芯管の折損のような大事故を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による拡散炉の一実施例の概略構造図で
ある。
【図2】従来の拡散炉の概略構造図である。
【符号の説明】
1 SiC製炉芯管 2 絶縁性断熱材 3 ソフトブロック 4 コイル状ヒータ 5 変圧器 11 直流電源 12 限流素子 13 電流検出器 14 警報装置 E 検出点 F 短絡点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化硅素製の炉芯管と、上記炉芯管をコ
    イル状に巻回するヒータと、該ヒータの両端の外側に設
    けられ炉芯管を支持する環状の絶縁性ソフトブロックと
    により構成される拡散炉において、上記ヒータ上に設け
    たタップと上記炉芯管上の検出点との間に設けた直流電
    源と限流素子と電流検出器との直列回路と、上記電流検
    出器に流れる電流により出力する上記電流検出器の出力
    信号で動作する警報装置とにより構成されたことを特徴
    とする炭化硅素製炉芯管を有する拡散炉。
JP24864193A 1993-09-09 1993-09-09 炭化硅素製炉芯管を有する拡散炉 Pending JPH0786194A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103243393A (zh) * 2013-05-06 2013-08-14 上海煦康电子科技有限公司 一种气体预热装置、扩散炉及进气预热的方法
JP2017180979A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 高砂工業株式会社 ロータリーキルン

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JPH03116721A (ja) * 1989-09-28 1991-05-17 Nec Kyushu Ltd 拡散炉装置

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