JP2017180979A - ロータリーキルン - Google Patents
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Abstract
Description
[ロータリーキルンの構成]
まず、本実施形態のロータリーキルンの構成について説明する。以下の図においては、前側が供給側(上流側)、後側が排出側(下流側)に、それぞれ相当する。図1に、本実施形態のロータリーキルンの前後方向(軸方向)断面図を示す。図1に示すように、本実施形態のロータリーキルン1は、供給部2と、排出部3と、回転部4と、加熱部5と、検出部(図略)と、制御装置(図略)と、表示装置(図略)と、架台9と、を備えている。
架台9は、基部90と、供給台91と、排出台92と、を備えている。回転部4は、供給側回転軸40と、供給側ギア41と、供給側ホルダ42と、炉心管43と、排出側回転軸44と、排出側ギア45と、排出側ホルダ46と、を備えている。炉心管43は、カーボン(導体)製であって、前後方向に延びる円筒状を呈している。炉心管43は、略水平に(詳しくは、前側から後側に向かって緩やかに下降するように)、配置されている。炉心管43は、自身の軸周りに回転可能である。電池材料(被処理物)は、炉心管43の内部を、前側から後側に向かって移動する。炉心管43の後端の側周壁には、複数の排出口430が開設されている。
供給部2は、供給台91に配置されている。供給部2は、前後一対の軸受部20と、供給側カバー21と、供給ホッパ22と、スクリューフィーダー23と、を備えている。供給側カバー21は、供給側ホルダ42を前側から覆っている。供給側回転軸40は、供給側カバー21を貫通している。供給ホッパ22は、供給側回転軸40の前側に配置されている。スクリューフィーダー23は、供給ホッパ22の底部から後側に延在している。スクリューフィーダー23は、供給側回転軸40の内部に挿通されている。前後一対の軸受部20は、供給側回転軸40を回転可能に支持している。
図2に、図1の枠II内の拡大図を示す。図3に、図2のIII−III方向断面図を示す。図1〜図3に示すように、加熱部5は、基部90に配置されている。加熱部5は、供給部2と排出部3との間に配置されている。加熱部5は、外殻50と、断熱材51と、加熱室52と、複数のヒータ53と、を備えている。
図4に、本実施形態のロータリーキルンの検出回路の模式図を示す。図2、図4に示すように、検出部6と炉心管43との間には、検出回路Cが設定されている。検出回路Cは、電源64と、複数の電極61と、複数の接点Sと、電極62と、抵抗計63と、を経由している。接点Sは、支持部材60と、炉心管43(詳しくは、炉心管43における、任意の支持部材60の真上に配置されている部分)と、を備えている。電源64は、定圧電源である。抵抗計63は、検出回路Cの電気抵抗値Rを検出可能である。電気抵抗値Rは、本発明の「電気量」の概念に含まれる。抵抗計63、制御装置70、表示装置71は、電気的に接続されている。制御装置70の記憶部(図略)には、電気抵抗値Rに関する抵抗しきい値Rthが、格納されている。電気抵抗値Rは、抵抗計63から制御装置70に伝送される。制御装置70は、電気抵抗値Rと、抵抗しきい値Rthと、を比較する。
次に、本実施形態のロータリーキルンの電池材料製造時の動きについて説明する。まず、モータ(図略)により、図1に示す供給側ギア41および排出側ギア45を回転させる。回転力は、供給側ギア41から、供給側回転軸40、供給側ホルダ42を介して、炉心管43の前端に伝達される。並びに、回転力は、排出側ギア45から、排出側回転軸44、排出側ホルダ46を介して、炉心管43の後端に伝達される。このため、炉心管43は、自身の軸周りに回転する。
次に、本実施形態のロータリーキルンの炉心管変形時の動きについて説明する。図5に、炉心管変形時(炉心管折損時)における本実施形態のロータリーキルンの加熱部付近の軸方向断面図を示す。図6に、図5のVI−VI方向断面図を示す。図5は図2に、図6は図3に各々対応している。
次に、本実施形態のロータリーキルンの作用効果について説明する。炉心管43や炉心管43の内部の電池材料には、重力が作用している。また、炉心管43や炉心管43の内部の電池材料には、炉心管43の回転に起因する遠心力が作用している。このため、炉心管43は、下側(径方向外側)に変形しやすい。この点、本実施形態のロータリーキルン1によると、図3に示すように、炉心管43の下側に所定の間隔Aだけ離間して、支持部材60が配置されている。図6に示すように、炉心管43が間隔Aを超えて下側に変形すると、炉心管43が支持部材60に当接する。図4に示す抵抗計63は、電気抵抗値Rを介して、支持部材60に対する炉心管43の当接を検出する。このように、本実施形態のロータリーキルン1によると、抵抗計63を介して、加熱室52における炉心管43の変形を、検出することができる。
本実施形態のロータリーキルンと、第一実施形態のロータリーキルンとの相違点は、複数の支持部材の各々に対して、個別に検出回路が設定されている点である。ここでは、相違点についてのみ説明する。
本実施形態のロータリーキルンと、第一実施形態のロータリーキルンとの相違点は、電気式ではなく、機械式の検出部が配置されている点である。ここでは、相違点についてのみ説明する。
以上、本発明のロータリーキルンの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
Claims (6)
- 自身の軸周りに回転する炉心管と、
前記炉心管が挿通される加熱室を有する加熱部と、
前記加熱室の内部に配置され、前記炉心管の下側に所定間隔だけ離間して配置され、前記所定間隔を超えて下側に変形した前記炉心管を支持可能な支持部材と、
変形した前記炉心管が前記支持部材に当接したことを検出するセンサと、
を備えるロータリーキルン。 - 前記加熱部は、前記加熱室の内部に配置され、前記炉心管を下側から加熱するヒータを有し、
前記支持部材は、前記炉心管を支持可能な支持面を有し、
前記支持面は、前記ヒータよりも高い位置に配置される請求項1に記載のロータリーキルン。 - 前記センサは、前記加熱室の外部に配置される請求項1または請求項2に記載のロータリーキルン。
- 前記炉心管および前記支持部材は、共に導体製であり、
さらに、前記炉心管の少なくとも一部と、前記支持部材と、電源と、を経由する検出回路を備え、
前記センサは、前記炉心管が前記支持部材に当接し、前記検出回路の接点が閉成または開成した際の、電気量の変化を検出する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のロータリーキルン。 - 前記支持部材は、下側に移動可能であり、
前記センサは、前記炉心管が前記支持部材に当接した際の、前記支持部材の移動を検出する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のロータリーキルン。 - さらに、前記センサに電気的に接続される制御装置と、前記制御装置に電気的に接続される表示装置と、を有し、
前記制御装置は、前記センサが検出した信号を基に前記炉心管の状態を判別し、
前記表示装置は、前記制御装置の判別結果に関する情報を表示する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のロータリーキルン。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113188333A (zh) * | 2021-03-26 | 2021-07-30 | 遂宁市百虎湾建材有限责任公司 | 一种页岩砖生产用焙烧设备 |
Citations (4)
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JPH06159942A (ja) * | 1992-11-20 | 1994-06-07 | Ube Ind Ltd | 横置回転円筒体の通芯方法 |
JPH0786194A (ja) * | 1993-09-09 | 1995-03-31 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | 炭化硅素製炉芯管を有する拡散炉 |
JPH10148469A (ja) * | 1996-11-20 | 1998-06-02 | Mitsubishi Chem Corp | 外熱式ロータリキルン及びこれを用いた粉粒状高純度材料の製造方法 |
JP2007187430A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-07-26 | Tdk Corp | ロータリキルン |
-
2016
- 2016-03-31 JP JP2016070345A patent/JP6591925B2/ja active Active
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