JPH078607Y2 - 寒冷地向き消火栓 - Google Patents

寒冷地向き消火栓

Info

Publication number
JPH078607Y2
JPH078607Y2 JP1805491U JP1805491U JPH078607Y2 JP H078607 Y2 JPH078607 Y2 JP H078607Y2 JP 1805491 U JP1805491 U JP 1805491U JP 1805491 U JP1805491 U JP 1805491U JP H078607 Y2 JPH078607 Y2 JP H078607Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
hollow head
water pipe
ground
fire hydrant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1805491U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04117660U (ja
Inventor
孝芳 藤森
Original Assignee
孝芳 藤森
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 孝芳 藤森 filed Critical 孝芳 藤森
Priority to JP1805491U priority Critical patent/JPH078607Y2/ja
Publication of JPH04117660U publication Critical patent/JPH04117660U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH078607Y2 publication Critical patent/JPH078607Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、寒冷地向きの消火栓
に関し、さらに詳しくは放水口を有する中空ヘッドを可
動送水管の上端に接続し、この可動送水管を地面下に略
垂直な状態で配管した固定送水管に対して上下摺動可能
に嵌合接続し、上記中空ヘッドを地面下と地面上との間
で出し入れ可能に構成した消火栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記した種類の消火栓には実願昭
63−93877号がある。この消火栓は、上記した様
に、上端に中空ヘッドを接続した可動送水管を固定送水
管に対して上下摺動可能に嵌合接続すると共に、上記両
送水管の内部に両送水管と共に伸縮するように嵌合接続
した小径の排水管を内装し、この排水管の上端を上記し
た中空ヘッドに設けた排水口に接続して構成してある。
【0003】これにより、地上に突出させた状態で使用
する中空ヘッドを、通常時において地面下に収納出来る
ようにして、中空ヘッドが通行の邪魔にならないように
すると共に、消火栓を使用した後に、垂直状に配管され
る両送水管内に残る残留水を上記中空ヘッドの排水口か
ら排水して管内凍結を防止するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】一方、道路端に設置さ
れる消火栓の中には中空ヘッドが地上に突出したままの
状態で設置されるものがあり、さらに、これらのものの
中には、通行中の自動車が誤って上記中空ヘッドに衝突
した際に、地上に突出する中空ヘッドがその接続部から
破断されて倒れることにより、自動車に与える衝撃を最
小限に止どめるように構成したものがある。
【0005】そこで、この様に中空ヘッドが接続部から
破断して衝突による衝撃を回避する機能を、前記した如
く中空ヘッドを地面から出し入れ自在に構成する消火栓
に対しても具備させることが考えられる。
【0006】しかしながら、前述した消火栓は送水管内
に内装した排水管を中空ヘッドに設けた排水口にまで配
管して接続しているので、衝撃によって中空ヘッドの接
続部が破断されると送水管内の排水管までもが破断して
しまう不合理が生じる。
【0007】本考案は、中空ヘッドを地面下と地面上と
の間で出し入れ自在に構成した消火栓に対して、中空ヘ
ッドを破断させるにより衝突した側に与える衝撃力を回
避せしめる機能を合理的に具備させるとを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記した課題を
解決する為に、放水口を有する中空ヘッドを可動送水管
の上端に接続し、この可動送水管を地面下に略垂直な状
態で配管した固定送水管に対して上下摺動可能に嵌合接
続し、上記中空ヘッドを地面下と地面上との間で出し入
れ可能に構成した消火栓において、前記中空ヘッドと可
動送水管との接続端部同士を所定の負荷力が加わった際
に破断する破断材を介してボルト結合すると共に、上記
した両送水管の内部に可動送水管の上下摺動に伴なって
伸縮する排水管を設け、この排水管上端の排水口を上記
可動送水管上部の接続端部付近に臨ませたものである。
【0009】
【作用】以上の手段によれば、上端に中空ヘッドを接続
した可動送水管は略垂直に配管される固定送水管に対し
て上下摺動可能に嵌合接続され、この上下摺動によっ
て、中空ヘッドが収納部となる地面下と地面上との間で
出し入れされる。
【0010】また、両送水管内に嵌装される配水管は両
送水管の上下摺動に伴って伸縮し、その上端は可動送水
管の接続部付近に臨む排水口に接続される。
【0011】中空ヘッドは可動送水管に対して破断材を
介してボルト結合され、地面上に突出させた状態におい
て、例えば自動車等が衝突した様な強い衝撃を受けた場
合、上記したボルト結合部の破断材が破断されて中空ヘ
ッドが接続部から打倒されることにより、自動車に対す
る衝撃が回避され、また排水管は両送水管の内部に以前
のままの状態で残される。
【0012】
【考案の効果】本考案は以上の様に構成したものである
から、中空ヘッドを地面下と地面上との間で出し入れす
ることが可能であると共に、地面上に中空ヘッドが突出
した状態において、この中空ヘッドを打倒する様な強い
衝撃が加わった時に、中空ヘッドを接続部から破断させ
ることにより衝突した側に与える衝撃力を回避せしめる
機能をも一緒に具備することができる。
【0013】さらに、排水管が接続される排水口は可動
送水管の接続部下側に臨ませてあるので、上記したよう
に中空ヘッドが接続部から破断されたとしても、排水管
まで破損させてしまう不合理もない。
【0014】
【実施例】以下,本考案の一実施を図面に基づいて説明
する。図1及び図2によって示した消火栓は寒冷地向き
の消火栓である。この消火栓は、道路端の地面下に掘っ
た設置穴B内の底部に設置固定される制水弁4から固定
送水管1及びこれと摺動自在に嵌合する可動送水管2と
を垂直状に立ち上げ、この両送水管1,2の上下摺動に
より、可動送水管2の上端に接続した中空ヘッド3が地
面下と地面上との間で出し入れできる様に構成してあ
る。
【0015】設置穴Bの底部に設置する制水弁4の一次
口には、地下に埋設される送水本管Cが接続され、この
管から給水を受けている。
【0016】また、制水弁4の本体上部に突設した弁開
閉軸4aにはハンドル延長棒4bの下端を嵌合接続する
と共に、このハンドル延長棒4bの上端を設置穴Bを閉
鎖する蓋体5の上面に臨ませて、同弁4の開閉を地上か
ら行える様にしている。
【0017】上記制水弁4の二次側口には屈曲するジョ
イント管6を介して固定送水管1を垂直に立ち上げる形
で接続してある。
【0018】固定送水管1は設置穴B内部において垂直
に立上り、フランジ2aを周設した上端口からは同管1
内に対して可動送水管1がパッキン材7を介して内嵌し
てある。これにより、上記した可動送水管1は所定の範
囲内で上下に摺動し、同可動送水管1の上端に接続され
る中空ヘッド3が設置穴Bと地面上との間で移動するよ
うに構成してある。
【0019】また、上記した可動送水管2の内部には排
水管8が内装してある。配水管8は、上端を後述する排
水口9に対して接続する上部管8aと、この上部管8a
の下端にパッキン8cを介して摺動可能に嵌合接続する
下部管8bとからなる。上部管8aは直角に折曲した上
端口を可動送水管2の上端部外周に突設した排水口9に
対して管内方から接続し、これにより可動送水管2の中
芯部に沿って支持してある。
【0020】もう一方の下部管8bは上半部を上記した
上部管8a内に嵌装すると共に、ジョイント管6に沿っ
て湾曲させた下部を管内周面からの支持材10によって
支持してある。
【0021】従って、上部管8aと下部管8bとは上記
した可動送水管2の上下摺動に伴って伸縮するものであ
る。
【0022】上記したように可動送水管3の上端に接続
される中空ヘッド3は上部球状部の周面に放水口3a,
3bを設けると共に、下端部に開口する接続口3cの周
囲にはフランジ3dを周設して構成し、上記した接続口
3cを可動送水管2の上端口と接合すると共に、重なり
合ったフランジ2a,3dをボルト11によって結合す
ることにより、可動送水管2の上端に対して接続してあ
る(図2)。
【0023】上記したボルト11は図2及び図3にて示
すように、中空ヘッド3と可動送水管3の両フランジ3
d,2aに穿設した開孔13,12に縦通させてナット
11a締めすることにより、両フランジ3d,2aを締
め付けるものであるが、中空ヘッド3側のフランジ3d
の開孔13には合成樹脂制の破断ワッシャ14を嵌装し
てある。
【0024】破断ワッシャ14は、図4にて示すように
フランジ3dの開孔13内に嵌合する管状部14aの上
部開口に鍔部14bを一体に周設して構成し、上記管状
部4aをフランジ3dの開孔13内に対して上方から嵌
装してある。尚、上記したフランジ3dの開孔13はボ
ルト11頭部の直径よりも大径に開口してある。
【0025】以上のように構成した消火栓によれば、通
常時において、中空ヘッド3を設置穴Bの内部に収納
し、該設置穴Bの開口を蓋体5にて覆っておくことによ
り、消火栓が通行の邪魔になることは一切なくなる。
【0026】また、上記した消火栓使用する際には、蓋
体5を取り外した後に、延長棒4bの上端にハンドル
(図示せず)を接続して回動することにより、制水弁4
を開弁する。これにより、制水弁4の二次側に給水がな
されると同時に、弁4の二次側に加わる水圧でもって可
動送水管2が上端まで摺動して移動し、中空ヘッド3が
地面上に上昇して使用可能となる。尚、可動送水管2は
手動によって上昇させることも可能である。
【0027】消火栓の使用後において、垂直に立ち上が
る両送水管1,2の内部には給水が残されるが、中空ヘ
ッド3の放水口3a若しくは3bから圧搾空気を吹き入
れた状態で排水口9を開口することにより、両送水管
1,2ないに残る給水を排水管8を通して外部に排水せ
しめ、これにより管内凍結を防止する。
【0028】また、上記したように中空ヘッド3が地面
上に突出した状態において、自動車等がこの中空ヘッド
3に誤って衝突した場合、上記した中空ヘッド3はその
時に受ける衝撃力によって接続部が破断して打倒され、
これにより、自動車側が受ける衝撃力は効果的に低減さ
れる(図5)。
【0029】この時、ボルト11の頭部を支持する破断
ワッシャ14は、衝突時に受ける衝撃によってフランジ
3d,2aを分離させように作用する荷重により、鍔部
14aが付け根部分から破断し、ボルト11の頭部は開
孔13を通過する。尚、上記した破断ワッシャ14は、
通常の使用において受ける範囲内の加重に対しては余裕
をもって耐え得る強度が必要である。
【0030】さらには、上記した様な衝突事故等により
中空ヘッド3が打倒されたとしても、排水管8は可動送
水管2の上端口付近に突出する排水口9に対して接続さ
れるものであるから、中空ヘッド3と共に破断されるよ
うなこともなく、以前の状態のままで残される。
【0031】ところで前記中空ヘッド3は片方又は両方
の放水口3a,3bに周知のボールバブル(不図示)を
取付け、このバブル操作によって、放水,止水を行うよ
うに構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願を実施した消火栓を示す縦断面図であ
る。
【図2】 中空ヘッド部分の拡大して示す縦断正面図で
ある。
【図3】 図1におけるA−A線断面図である。
【図4】 破断ワッシャを示す斜視図である。
【図5】 打倒された状態の中空ヘッドを示す縦断正面
図である。
【符号の説明】
1 固定送水管 2 可動送水管 3 中空ヘッド 3a,3b 放水口 8 排水管 9 排水口 11 ボルト 14 破断ワッシャ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放水口を有する中空ヘッドを可動送水
    管の上端に接続し、この可動送水管を地面下に略垂直な
    状態で配管した固定送水管に対して上下摺動可能に嵌合
    接続し、上記中空ヘッドを地面下と地面上との間で出し
    入れ可能に構成した消火栓において、前記中空ヘッドと
    可動送水管との接続端部同士を所定の負荷力が加わった
    際に破断する破断材を介してボルト結合すると共に、上
    記した両送水管の内部に可動送水管の上下摺動に伴なっ
    て伸縮する排水管を設け、この排水管上端の排水口を上
    記可動送水管の接続端部下側に臨ませた寒冷地向き消火
    栓。
JP1805491U 1991-03-25 1991-03-25 寒冷地向き消火栓 Expired - Lifetime JPH078607Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1805491U JPH078607Y2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 寒冷地向き消火栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1805491U JPH078607Y2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 寒冷地向き消火栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04117660U JPH04117660U (ja) 1992-10-21
JPH078607Y2 true JPH078607Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=31904680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1805491U Expired - Lifetime JPH078607Y2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 寒冷地向き消火栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH078607Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9890866B2 (en) * 2015-03-10 2018-02-13 Ksj Valve Company, Llc Hydrant shear valve and method

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04117660U (ja) 1992-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4188999B2 (ja) 消火栓システム
US6682257B1 (en) Cover apparatus for an access opening
KR102015231B1 (ko) 지중 매설용 소화전함 시스템
US6401745B1 (en) Fire hydrant automatic shut-off valve
US6883534B2 (en) Freeze protection device for wall hydrants/faucets
JPH078607Y2 (ja) 寒冷地向き消火栓
US5218987A (en) Method and apparatus for water surge protection and protection of fire hydrant systems
US6830063B1 (en) Freezeless protection device for wall hydrants/faucets
KR200385180Y1 (ko) 지하 매설식 승하강 옥외 소화전
US20060264275A1 (en) Retractable structure for mounting a device
KR19990046581A (ko) 승강식소화전
US6484748B1 (en) Water pedestal
US2585694A (en) Sanitary water hydrant for railroad yards
JPS62398B2 (ja)
KR101564196B1 (ko) 내부 잔류용수 배출 기능을 갖는 지상 소화전
JP4557190B2 (ja) 非常用貯水装置
JPH06330543A (ja) 打倒式消火栓
KR20220000237U (ko) 소화전용 분리형 개폐기
JPH04117666U (ja) 寒冷地用消火装置
CN210163980U (zh) 一种新型消防栓
US613914A (en) Hydrant-box
JPH0411729Y2 (ja)
JPH0527582Y2 (ja)
JP3292127B2 (ja) 給水栓および消火・給水栓
JPH063636Y2 (ja) 消火用放水装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term