JPH0786044A - 変圧器廻り油槽からの油流出防止装置 - Google Patents
変圧器廻り油槽からの油流出防止装置Info
- Publication number
- JPH0786044A JPH0786044A JP5231326A JP23132693A JPH0786044A JP H0786044 A JPH0786044 A JP H0786044A JP 5231326 A JP5231326 A JP 5231326A JP 23132693 A JP23132693 A JP 23132693A JP H0786044 A JPH0786044 A JP H0786044A
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- JP
- Japan
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- transformer
- oil
- tank
- oil tank
- water
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- Pending
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- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、雨水は一般排水路に放流し、流出
した変圧器油は自動的に変圧器廻りに設置した油槽内に
溜まるようにした変圧器廻り油槽からの油流出防止装置
を提供することにある。 【構成】本発明は、変圧器の廻りに流出した変圧器油を
溜める油槽を設け、この油槽より道路側溝等の一般排水
路に至るまでの補助排水系統途中に、変圧器廻り水消火
設備の水配管と管で接合された弁を設置し、通常時には
前記油槽に溜まる雨水を前記一般排水路に排水し、前記
水消火設備稼働時には自動的に前記油槽と前記一般排水
路をしゃ断させ、前記油槽からの油および消火水が前記
一般排水路に流出することを防ぐように構成しているの
で、通常の雨水は変圧器廻りに設置した油槽に滞水する
ことなく一般排水路へ放水され、また、水消火設備稼働
時には変圧器より漏油した高温の油は油槽外部に漏れる
ことなく油槽内に溜めることができる。
した変圧器油は自動的に変圧器廻りに設置した油槽内に
溜まるようにした変圧器廻り油槽からの油流出防止装置
を提供することにある。 【構成】本発明は、変圧器の廻りに流出した変圧器油を
溜める油槽を設け、この油槽より道路側溝等の一般排水
路に至るまでの補助排水系統途中に、変圧器廻り水消火
設備の水配管と管で接合された弁を設置し、通常時には
前記油槽に溜まる雨水を前記一般排水路に排水し、前記
水消火設備稼働時には自動的に前記油槽と前記一般排水
路をしゃ断させ、前記油槽からの油および消火水が前記
一般排水路に流出することを防ぐように構成しているの
で、通常の雨水は変圧器廻りに設置した油槽に滞水する
ことなく一般排水路へ放水され、また、水消火設備稼働
時には変圧器より漏油した高温の油は油槽外部に漏れる
ことなく油槽内に溜めることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は火力発電所及び変電所等
に設置される変圧器の油が一般排水路に流出することを
防止した変圧器廻り油槽からの油流出防止装置に関す
る。
に設置される変圧器の油が一般排水路に流出することを
防止した変圧器廻り油槽からの油流出防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の変圧器廻りの油槽を図2を参照し
て説明する。同図に示すように、変圧器1を支持するコ
ンクリート基礎2と火災の拡散を防ぐコンクリート製の
防火壁3の間のコンクリート床板4を設け、この床板4
のレベルを基礎2のトップレベルより下げ、このレベル
差をピットとし、このピットに流出した変圧器油及び雨
水の双方が溜まるように油槽5が設置されている。
て説明する。同図に示すように、変圧器1を支持するコ
ンクリート基礎2と火災の拡散を防ぐコンクリート製の
防火壁3の間のコンクリート床板4を設け、この床板4
のレベルを基礎2のトップレベルより下げ、このレベル
差をピットとし、このピットに流出した変圧器油及び雨
水の双方が溜まるように油槽5が設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の変圧器廻りの油槽5は、変圧器容器から流出した油が
外部に漏油しないために完全な閉鎖槽としている。変圧
器は通常屋外に設置されるため、降水時にはこの油槽5
に雨水が溜まることとなる。この雨水は時間をかけ自然
蒸発を待つか、或いは可動式小型給水ポンプにて人為的
に排水していた。滞水時間が長くなると衛生的に悪く、
美観も損ねる。そこで、降水毎に所員が排水作業を行っ
ているが、この作業はかなり手間がかかり、また、変電
所においては無人の変電所もあり、雨水は放置されてい
るのが現状である。
の変圧器廻りの油槽5は、変圧器容器から流出した油が
外部に漏油しないために完全な閉鎖槽としている。変圧
器は通常屋外に設置されるため、降水時にはこの油槽5
に雨水が溜まることとなる。この雨水は時間をかけ自然
蒸発を待つか、或いは可動式小型給水ポンプにて人為的
に排水していた。滞水時間が長くなると衛生的に悪く、
美観も損ねる。そこで、降水毎に所員が排水作業を行っ
ているが、この作業はかなり手間がかかり、また、変電
所においては無人の変電所もあり、雨水は放置されてい
るのが現状である。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は雨水は一般排水路に放流し、流出した変
圧器油は自動的に変圧器廻りに設置した油槽内に溜まる
ようにした変圧器廻り油槽からの油流出防止装置を提供
することにある。
で、その目的は雨水は一般排水路に放流し、流出した変
圧器油は自動的に変圧器廻りに設置した油槽内に溜まる
ようにした変圧器廻り油槽からの油流出防止装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、変圧器の廻りに流出した変圧器油を溜め
る油槽を設け、この油槽より道路側溝等の一般排水路に
至るまでの補助排水系統途中に、変圧器廻り水消火設備
の水配管と管で接合された弁を設置し、通常時には前記
油槽に溜まる雨水を前記一般排水路に排水し、前記水消
火設備稼働時には自動的に前記油槽と前記一般排水路を
しゃ断させ、前記油槽からの油および消火水が前記一般
排水路に流出することを防ぐように構成したことを特徴
とする。
に、本発明は、変圧器の廻りに流出した変圧器油を溜め
る油槽を設け、この油槽より道路側溝等の一般排水路に
至るまでの補助排水系統途中に、変圧器廻り水消火設備
の水配管と管で接合された弁を設置し、通常時には前記
油槽に溜まる雨水を前記一般排水路に排水し、前記水消
火設備稼働時には自動的に前記油槽と前記一般排水路を
しゃ断させ、前記油槽からの油および消火水が前記一般
排水路に流出することを防ぐように構成したことを特徴
とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、無人の状態であっても、通常
の雨水は変圧器廻りに設置した油槽に滞水することなく
一般排水路へ放水され、また、水消火設備稼働時には変
圧器より漏油した高温の油は油槽外部に漏れることなく
油槽内に溜めることができる。
の雨水は変圧器廻りに設置した油槽に滞水することなく
一般排水路へ放水され、また、水消火設備稼働時には変
圧器より漏油した高温の油は油槽外部に漏れることなく
油槽内に溜めることができる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例の断面図である。同図に示すよう
に、本実施例は変圧器1を支持するコンクリート基礎2
と火災の拡散を防ぐコンクリート製防火壁3の間のコン
クリート床板4との間にレベル差をつけ、基礎2と防火
壁3で囲われた部分を油槽5とする。油槽5と一般排水
路6間に補助排水路7を設け、この途中に弁8を設置し
ておく。また、弁8の圧力感知部と水消火設備の水管9
を管10で接続させておく。
1は本発明の一実施例の断面図である。同図に示すよう
に、本実施例は変圧器1を支持するコンクリート基礎2
と火災の拡散を防ぐコンクリート製防火壁3の間のコン
クリート床板4との間にレベル差をつけ、基礎2と防火
壁3で囲われた部分を油槽5とする。油槽5と一般排水
路6間に補助排水路7を設け、この途中に弁8を設置し
ておく。また、弁8の圧力感知部と水消火設備の水管9
を管10で接続させておく。
【0008】弁8は通常開としておき降水時には雨水は
一般排水路に放水される。しかし、変圧器に何らかの異
常が発生すると、図1(b)に示すように、水管9より
水が放水され、管10内の水圧が変化する。この水圧の
変化により弁8が閉口し、油槽5と一般排水路6はしゃ
断される。
一般排水路に放水される。しかし、変圧器に何らかの異
常が発生すると、図1(b)に示すように、水管9より
水が放水され、管10内の水圧が変化する。この水圧の
変化により弁8が閉口し、油槽5と一般排水路6はしゃ
断される。
【0009】上述したように、本実施例によると、水消
火設備が変圧器の異常を感知すると同時に、油槽と一般
排水路は自動的にしゃ断される。
火設備が変圧器の異常を感知すると同時に、油槽と一般
排水路は自動的にしゃ断される。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると次
のような効果を有する。 1.変圧器正常運転時は油槽内に雨水が溜ることなく一
般排水路に排水されるため、所員による排水作業の手間
が省ける。 2.油槽内の滞水によるプランクトンの発生・腐敗によ
る悪臭等の心配がなく、常に衛生状態を保つことができ
る。 3.変圧器異常時には、人手を使わずに一般排水路から
しゃ断し、高温状態の油を外部に流出することなく、槽
内に溜めることができる。 4.低コストで設置できる。 5.既設の油槽においても容易に増設することができ
る。
のような効果を有する。 1.変圧器正常運転時は油槽内に雨水が溜ることなく一
般排水路に排水されるため、所員による排水作業の手間
が省ける。 2.油槽内の滞水によるプランクトンの発生・腐敗によ
る悪臭等の心配がなく、常に衛生状態を保つことができ
る。 3.変圧器異常時には、人手を使わずに一般排水路から
しゃ断し、高温状態の油を外部に流出することなく、槽
内に溜めることができる。 4.低コストで設置できる。 5.既設の油槽においても容易に増設することができ
る。
【図1】本発明の一実施例の構成図であり、同図(a)
は変圧器正常時の側面図、同図(b)は変圧器異常時の
側面図。
は変圧器正常時の側面図、同図(b)は変圧器異常時の
側面図。
【図2】従来の変圧器廻り油槽の構成図であり、同図
(a)は側面図、同図(b)は同図(a)のA−A線か
らみた平面図。
(a)は側面図、同図(b)は同図(a)のA−A線か
らみた平面図。
【符号の説明】 1…変圧器、2…変圧器基礎、3…防火壁、4…床板、
5…油槽、6…一般排水路、7…補助排水路、8…弁、
9…水管、10…管。
5…油槽、6…一般排水路、7…補助排水路、8…弁、
9…水管、10…管。
Claims (1)
- 【請求項1】 変圧器の廻りに流出した変圧器油を溜め
る油槽を設け、この油槽より道路側溝等の一般排水路に
至るまでの補助排水系統途中に、変圧器廻り水消火設備
の水配管と管で接合された弁を設置し、通常時には前記
油槽に溜まる雨水を前記一般排水路に排水し、前記水消
火設備稼働時には自動的に前記油槽と前記一般排水路を
しゃ断させ、前記油槽からの油および消火水が前記一般
排水路に流出することを防ぐように構成したことを特徴
とする変圧器廻り油槽からの油流出防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5231326A JPH0786044A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 変圧器廻り油槽からの油流出防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5231326A JPH0786044A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 変圧器廻り油槽からの油流出防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0786044A true JPH0786044A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16921885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5231326A Pending JPH0786044A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 変圧器廻り油槽からの油流出防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0786044A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0750320A1 (de) * | 1995-06-19 | 1996-12-27 | Jürgen Bastian | Verhütung des Umwelteintrags von Transformatorenkühlflüssigkeit |
WO1999050635A1 (de) * | 1998-03-31 | 1999-10-07 | Mueller Sepp | Einrichtung zur langzeit-lecküberwachung, insbesondere für flachtankbauwerke |
JP2011089351A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 車両用防油設備 |
WO2015163690A1 (ko) * | 2014-04-25 | 2015-10-29 | 주식회사 효성 | 소화장치를 구비한 몰드 변압기 |
CN108711485A (zh) * | 2018-04-03 | 2018-10-26 | 山东电力设备有限公司 | 一种特高压换流变压器阀侧升高座排水结构 |
CN111749524A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-10-09 | 南京南瑞继保电气有限公司 | 一种变压器储油池 |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP5231326A patent/JPH0786044A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0750320A1 (de) * | 1995-06-19 | 1996-12-27 | Jürgen Bastian | Verhütung des Umwelteintrags von Transformatorenkühlflüssigkeit |
WO1999050635A1 (de) * | 1998-03-31 | 1999-10-07 | Mueller Sepp | Einrichtung zur langzeit-lecküberwachung, insbesondere für flachtankbauwerke |
US6425283B1 (en) | 1998-03-31 | 2002-07-30 | Mueller Sepp | Device for monitoring leakage for long durations, especially for use in flat tank structures |
JP2011089351A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 車両用防油設備 |
WO2015163690A1 (ko) * | 2014-04-25 | 2015-10-29 | 주식회사 효성 | 소화장치를 구비한 몰드 변압기 |
CN106256008A (zh) * | 2014-04-25 | 2016-12-21 | (株)晓星 | 具备灭火装置的模制变压器 |
CN108711485A (zh) * | 2018-04-03 | 2018-10-26 | 山东电力设备有限公司 | 一种特高压换流变压器阀侧升高座排水结构 |
CN108711485B (zh) * | 2018-04-03 | 2020-07-28 | 山东电力设备有限公司 | 一种特高压换流变压器阀侧升高座排水结构 |
CN111749524A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-10-09 | 南京南瑞继保电气有限公司 | 一种变压器储油池 |
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