JPH0785621A - 磁気ヘッドスライダ支持構造体 - Google Patents
磁気ヘッドスライダ支持構造体Info
- Publication number
- JPH0785621A JPH0785621A JP22689793A JP22689793A JPH0785621A JP H0785621 A JPH0785621 A JP H0785621A JP 22689793 A JP22689793 A JP 22689793A JP 22689793 A JP22689793 A JP 22689793A JP H0785621 A JPH0785621 A JP H0785621A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- head slider
- magnetic
- piezoelectric element
- flexible member
- Prior art date
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- Pending
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- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】磁気ヘッドを具備する磁気ヘッドスライダ１
に、圧電素子２が取り付けられる。圧電素子２の両端面
には電極３が設けられ、その電極部分にはリード線４が
接続される。磁気ヘッドスライダ１及び圧電素子２は、
可撓部材５、支持ばね構造体６に取り付けられている。
リード線４に電圧を印加すると圧電素子２が磁気ヘッド
スライダ１の長手方向に伸びる。それによって磁気ヘッ
ドスライダ１が可撓部材５に対し空気の流入端方向に変
位するため、磁気ヘッドスライダ１の見かけの荷重点が
変化する。 【効果】磁気ヘッドスライダと磁気ディスクの接触確率
を低減できる。
に、圧電素子２が取り付けられる。圧電素子２の両端面
には電極３が設けられ、その電極部分にはリード線４が
接続される。磁気ヘッドスライダ１及び圧電素子２は、
可撓部材５、支持ばね構造体６に取り付けられている。
リード線４に電圧を印加すると圧電素子２が磁気ヘッド
スライダ１の長手方向に伸びる。それによって磁気ヘッ
ドスライダ１が可撓部材５に対し空気の流入端方向に変
位するため、磁気ヘッドスライダ１の見かけの荷重点が
変化する。 【効果】磁気ヘッドスライダと磁気ディスクの接触確率
を低減できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は回転する磁気記録媒体に
よって起こる気体の流れを利用して浮上する磁気ヘッド
スライダの磁気ヘッドスライダ支持構造体に係り、特
に、磁気ヘッドスライダの浮上中に浮上姿勢を変え得る
移動手段を備えた磁気ヘッドスライダ支持構造体に関す
る。
よって起こる気体の流れを利用して浮上する磁気ヘッド
スライダの磁気ヘッドスライダ支持構造体に係り、特
に、磁気ヘッドスライダの浮上中に浮上姿勢を変え得る
移動手段を備えた磁気ヘッドスライダ支持構造体に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】磁気ディスク装置の高密度化・高信頼性
化を達成するために、磁気ヘッドスライダの低浮上化を
達成しつつ、磁気記録媒体と磁気ヘッドスライダの接触
による磁気記録媒体の損傷を防止するという相反する問
題を解決することが極めて重要な課題の一つとなってい
る。
化を達成するために、磁気ヘッドスライダの低浮上化を
達成しつつ、磁気記録媒体と磁気ヘッドスライダの接触
による磁気記録媒体の損傷を防止するという相反する問
題を解決することが極めて重要な課題の一つとなってい
る。
【０００３】従来、磁気ヘッドスライダあるいは磁気ヘ
ッド部の浮上量を制御する方法としては、特開昭62−25
0570号公報に開示されているように、浮遊アーム及び空
気ベアリング・スライダが磁気記録媒体の上方の所定高
さに磁気ヘッドを維持するように、アクチュエータを磁
気ヘッドスライダと磁気ヘッドの中間に組み込み、磁気
ヘッドを磁気ヘッドスライダに対して相対的に移動させ
る方法がある。
ッド部の浮上量を制御する方法としては、特開昭62−25
0570号公報に開示されているように、浮遊アーム及び空
気ベアリング・スライダが磁気記録媒体の上方の所定高
さに磁気ヘッドを維持するように、アクチュエータを磁
気ヘッドスライダと磁気ヘッドの中間に組み込み、磁気
ヘッドを磁気ヘッドスライダに対して相対的に移動させ
る方法がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】磁気ヘッドスライダ要
因の磁気記録媒体のうねりや表面粗さに対する追従性
は、ほぼ浮上面の特性及び質量で決定される。しかし従
来例では、質量は磁気ヘッドスライダで決まり、しかも
磁気ヘッドスライダに比べ磁気ヘッドの浮上面が小さい
ため、その追従性はほぼ磁気ヘッドスライダの特性で決
定される。そのため、磁気ヘッドスライダがディスクの
うねりや表面粗さに追従しても、磁気ヘッドの浮上量を
下げると、磁気ヘッドが磁気記録媒体の微小突起に接触
するという問題がある。
因の磁気記録媒体のうねりや表面粗さに対する追従性
は、ほぼ浮上面の特性及び質量で決定される。しかし従
来例では、質量は磁気ヘッドスライダで決まり、しかも
磁気ヘッドスライダに比べ磁気ヘッドの浮上面が小さい
ため、その追従性はほぼ磁気ヘッドスライダの特性で決
定される。そのため、磁気ヘッドスライダがディスクの
うねりや表面粗さに追従しても、磁気ヘッドの浮上量を
下げると、磁気ヘッドが磁気記録媒体の微小突起に接触
するという問題がある。
【０００５】本発明の目的は、磁気ディスク装置の動作
条件に応じて、磁気ヘッドスライダの浮上姿勢を変える
ことにより、磁気記録媒体の損傷を防止することにあ
る。
条件に応じて、磁気ヘッドスライダの浮上姿勢を変える
ことにより、磁気記録媒体の損傷を防止することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は磁気記録媒体と磁気情報の授受を行う磁気
ヘッドを備えた磁気ヘッドスライダと、前記磁気ヘッド
スライダを支持する可撓部材と、さらに前記可撓部材と
結合され前記磁気ヘッドスライダに負荷荷重を加える支
持ばね構造体とを有する前記磁気ヘッドスライダの支持
構造体において、前記磁気ヘッドスライダを気体の流入
出側方向に変位させることが可能な移動手段を、前記磁
気ヘッドスライダと前記可撓部材との間に設けた。また
前記移動手段を備えた磁気ヘッドスライダ支持構造体
を、磁気ディスク装置に搭載した。
に、本発明は磁気記録媒体と磁気情報の授受を行う磁気
ヘッドを備えた磁気ヘッドスライダと、前記磁気ヘッド
スライダを支持する可撓部材と、さらに前記可撓部材と
結合され前記磁気ヘッドスライダに負荷荷重を加える支
持ばね構造体とを有する前記磁気ヘッドスライダの支持
構造体において、前記磁気ヘッドスライダを気体の流入
出側方向に変位させることが可能な移動手段を、前記磁
気ヘッドスライダと前記可撓部材との間に設けた。また
前記移動手段を備えた磁気ヘッドスライダ支持構造体
を、磁気ディスク装置に搭載した。
【０００７】
【作用】磁気ヘッドスライダと支持ばね構造体との間に
圧電素子を設け、磁気ヘッドスライダの浮上時に、空気
流出入方向、つまり、磁気ヘッドスライダの長手方向に
圧電素子を変位させると、見かけの荷重点が変わる。例
えば、荷重が磁気ヘッドスライダの前方に移動した場合
は、磁気ヘッドスライダの浮上面となるエアベアリング
面の後方に、より圧力が加わるため、てこの原理によっ
て磁気ヘッドスライダの後流端の浮上量は上がる。換言
すれば、荷重点を移動させることによって、磁気ヘッド
スライダの浮上姿勢を変えることが可能であり、磁気デ
ィスク装置の動作状態に応じて磁気ヘッドスライダの後
流端に設けられている磁気ヘッドの浮上隙間を制御する
ことができる。それによって、磁気記録媒体と磁気ヘッ
ドスライダの接触確率の低減を図ることができる。
圧電素子を設け、磁気ヘッドスライダの浮上時に、空気
流出入方向、つまり、磁気ヘッドスライダの長手方向に
圧電素子を変位させると、見かけの荷重点が変わる。例
えば、荷重が磁気ヘッドスライダの前方に移動した場合
は、磁気ヘッドスライダの浮上面となるエアベアリング
面の後方に、より圧力が加わるため、てこの原理によっ
て磁気ヘッドスライダの後流端の浮上量は上がる。換言
すれば、荷重点を移動させることによって、磁気ヘッド
スライダの浮上姿勢を変えることが可能であり、磁気デ
ィスク装置の動作状態に応じて磁気ヘッドスライダの後
流端に設けられている磁気ヘッドの浮上隙間を制御する
ことができる。それによって、磁気記録媒体と磁気ヘッ
ドスライダの接触確率の低減を図ることができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【０００９】図１及び図２に本発明の一実施例である磁
気ヘッドスライダ支持構造体を示す。図１より、磁気ヘ
ッド（図示せず）を具備する磁気ヘッドスライダ１に、
チタン酸ジルコン酸鉛（ＰＺＴ系）よりなる圧電素子２
が取り付けられている。この圧電素子２の両端面には電
極３が設けられており、さらにその電極部分にはリード
線４が接続されている。これらの磁気ヘッドスライダ１
及び圧電素子２は、可撓部材５、さらに支持ばね構造体
６に取り付けられている。リード線４に電圧を印加する
と圧電素子２が磁気ヘッドスライダの長手方向に伸び
る。それによって磁気ヘッドスライダ１が可撓部材５に
対し気体の流入端方向に変位するため、磁気ヘッドスラ
イダ１の見かけの荷重点が変化する。図２（ａ)，(ｂ）
に同一浮上条件において荷重点を変化させた場合の磁気
ヘッドスライダ１の流出端浮上量の変化を示す。Ｌはス
ライダ長、ｌ1，ｌ2は磁気ヘッドスライダの長手方向の
荷重点を示す。荷重点がｌ1の場合の磁気ヘッドスライ
ダ１の流出端浮上量をｈ1とすると、図に示すように荷
重点がｌ1より後方になった場合の流出端浮上量ｈ2は低
下する。
気ヘッドスライダ支持構造体を示す。図１より、磁気ヘ
ッド（図示せず）を具備する磁気ヘッドスライダ１に、
チタン酸ジルコン酸鉛（ＰＺＴ系）よりなる圧電素子２
が取り付けられている。この圧電素子２の両端面には電
極３が設けられており、さらにその電極部分にはリード
線４が接続されている。これらの磁気ヘッドスライダ１
及び圧電素子２は、可撓部材５、さらに支持ばね構造体
６に取り付けられている。リード線４に電圧を印加する
と圧電素子２が磁気ヘッドスライダの長手方向に伸び
る。それによって磁気ヘッドスライダ１が可撓部材５に
対し気体の流入端方向に変位するため、磁気ヘッドスラ
イダ１の見かけの荷重点が変化する。図２（ａ)，(ｂ）
に同一浮上条件において荷重点を変化させた場合の磁気
ヘッドスライダ１の流出端浮上量の変化を示す。Ｌはス
ライダ長、ｌ1，ｌ2は磁気ヘッドスライダの長手方向の
荷重点を示す。荷重点がｌ1の場合の磁気ヘッドスライ
ダ１の流出端浮上量をｈ1とすると、図に示すように荷
重点がｌ1より後方になった場合の流出端浮上量ｈ2は低
下する。
【００１０】また図３に本発明の磁気ヘッドスライダ支
持構造体を搭載した磁気ディスク装置を示す。図より、
磁気ディスク装置７に搭載された磁気ヘッドスライダ１
と可撓部材５の間に設けられた圧電素子２はリード線４
を介して、制御回路８に接続されており、その制御回路
８は圧電素子２に電圧を印加するための電源（図示せ
ず）を含んでいる。これにより、例えば、磁気記録媒体
と情報の授受を行う場合は圧電素子２に電圧を印加し、
荷重点を後方にして浮上量を下げる。また随時、制御回
路８に予め設定されている待機時間との比較演算処理を
行い、この設定時間より待機時間が長い場合は、逆に荷
重点を前方にして浮上量を上げる等の動作が可能とな
る。
持構造体を搭載した磁気ディスク装置を示す。図より、
磁気ディスク装置７に搭載された磁気ヘッドスライダ１
と可撓部材５の間に設けられた圧電素子２はリード線４
を介して、制御回路８に接続されており、その制御回路
８は圧電素子２に電圧を印加するための電源（図示せ
ず）を含んでいる。これにより、例えば、磁気記録媒体
と情報の授受を行う場合は圧電素子２に電圧を印加し、
荷重点を後方にして浮上量を下げる。また随時、制御回
路８に予め設定されている待機時間との比較演算処理を
行い、この設定時間より待機時間が長い場合は、逆に荷
重点を前方にして浮上量を上げる等の動作が可能とな
る。
【００１１】なおここでは荷重点より前方側に圧電素子
を設けたため、電圧を印加することによって磁気ヘッド
スライダの荷重点が後方に移動する構造となっている。
しかし、逆に荷重点より後方側に設け、電圧を印加する
ことによって前方に荷重点が移動する構造でも良い。ま
た磁気ヘッドスライダの荷重点の移動手段として圧電素
子を用いたが、磁気ヘッドスライダと可撓部材の間にあ
って荷重点を移動させる手段であれば良い。
を設けたため、電圧を印加することによって磁気ヘッド
スライダの荷重点が後方に移動する構造となっている。
しかし、逆に荷重点より後方側に設け、電圧を印加する
ことによって前方に荷重点が移動する構造でも良い。ま
た磁気ヘッドスライダの荷重点の移動手段として圧電素
子を用いたが、磁気ヘッドスライダと可撓部材の間にあ
って荷重点を移動させる手段であれば良い。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ディスク装置の動
作条件に応じて、磁気ヘッドスライダの浮上姿勢を変え
ることにより、磁気記録媒体の損傷を防止することがで
きる。
作条件に応じて、磁気ヘッドスライダの浮上姿勢を変え
ることにより、磁気記録媒体の損傷を防止することがで
きる。
【図１】本発明の一実施例の斜視図。
【図２】本発明の原理を示す説明図。
【図３】本発明の実施例を用いた磁気ディスク装置の斜
視図。
視図。
１…磁気ヘッドスライダ、２…圧電素子、３…電極、４
…リード線、５…可撓部材、６…支持ばね構造体、７…
磁気ディスク装置、８…制御回路。
…リード線、５…可撓部材、６…支持ばね構造体、７…
磁気ディスク装置、８…制御回路。
Claims (1)
- 【請求項１】磁気記録媒体と磁気情報の授受を行う磁気
ヘッドを備えた磁気ヘッドスライダと、前記磁気ヘッド
スライダを支持する可撓部材と、前記可撓部材と結合さ
れ前記磁気ヘッドスライダに負荷荷重を加える支持ばね
構造体とを有する磁気ヘッドスライダ支持構造体におい
て、前記磁気ヘッドスライダを気体の流入出側方向に変
位させることが可能な移動手段を、前記磁気ヘッドスラ
イダと前記可撓部材との間に設けたことを特徴とする磁
気ヘッドスライダ支持構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22689793A JPH0785621A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 磁気ヘッドスライダ支持構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22689793A JPH0785621A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 磁気ヘッドスライダ支持構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0785621A true JPH0785621A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16852306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22689793A Pending JPH0785621A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 磁気ヘッドスライダ支持構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0785621A (ja) |
Cited By (29)
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-
1993
- 1993-09-13 JP JP22689793A patent/JPH0785621A/ja active Pending
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