JPH07851Y2 - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JPH07851Y2
JPH07851Y2 JP1988166088U JP16608888U JPH07851Y2 JP H07851 Y2 JPH07851 Y2 JP H07851Y2 JP 1988166088 U JP1988166088 U JP 1988166088U JP 16608888 U JP16608888 U JP 16608888U JP H07851 Y2 JPH07851 Y2 JP H07851Y2
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JP
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air
solution
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博輔 松本
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空調装置に係り、特に除湿時の室内温度の低
下防止に配慮した空調装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図に示されるような電動式空調機による除湿は、従
来次の手順で行なわれている。圧縮機31で圧縮された冷
媒は、凝縮器32で液化され、膨張弁33を通過しつつ断熱
膨張して低温の気液混合冷媒となり、室内機34へ導かれ
る。室内機34に入った前記冷媒は、室内機34内の熱交換
器35において、送風機36により吸い込まれた温度tA、絶
対湿度xAの室内空気から熱を奪って蒸発し、圧縮機31へ
還流する。熱を奪われた前記室内空気は、温度tB、絶対
湿度xBとなって、室内へ吹き出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
第4図は、上記空気の状態変化を縦軸に絶対湿度x、横
軸に温度tをとって示す空気線図で、図中A点は熱交換
器5へ入る前の室内空気の状態を、飽和水蒸気線Z上の
B点は、熱交換器5から出てきた室内空気の状態を、そ
れぞれ示している。図から明らかなように、xA>xBであ
って、吹き出される空気の絶対湿度は室内機34に入る前
の室内空気の絶対湿度より下がるが、同時にtA>tBとな
り、吹き出す空気の温度も下がる。このため、除湿のみ
必要とする場合に、室内温度まで低下し、不快感を与え
ていた。
本考案の課題は、室内空気温度を低下させることなく、
除湿を可能とするにある。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の課題は、希溶液を加熱する再生器と、加熱された
希溶液から冷媒蒸気と濃溶液を分離する分離器と、分離
された冷媒蒸気を冷却凝縮して液冷媒を生成する凝縮器
と、液冷媒を蒸発させ2次冷媒蒸気を生成するとともに
冷水を冷却する蒸発器と、該2次冷媒蒸気を濃溶液に吸
収させて希溶液を生成する吸収器と、該吸収器に吸い込
み口を接続させ吸収器で生成された希溶液を前記再生器
に循環させる溶液ポンプと、前記冷水が循環する空気冷
却手段を備えた空調用室内機と、を備えてなる空調装置
において、前記空調用室内機を、前記冷水よりも高温の
熱媒体が循環する空気加熱手段と、前記空気冷却手段を
経て空気加熱手段に室内空気を送風する送風手段とを含
んで構成し、前記溶液ポンプの吐出口は前記空気加熱手
段を介して前記再生器に接続し、前記溶液ポンプから吐
出される希溶液を空気加熱手段を循環する前記熱媒体と
することで達成される。
〔作用〕
室内空気は送風手段により空気冷却手段、空気加熱手段
を経て空調室内機外へ吹き出される。前記室内空気は空
気冷却手段で冷却除湿された後、空気加熱手段により加
熱されて、室内へ吹き出される。空気加熱手段には、吸
収器で生成された希溶液が他に分流されることなく溶液
ポンプにより送りこまれ、空気冷却手段により冷却除湿
された室内空気は、希溶液を熱媒体とする空気加熱手段
により加熱されるのである。空気加熱手段を通過した希
溶液は再生器に送りこまれ、通常のサイクルを繰り返
す。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例の系統図を示す。作動媒体であ
る吸収液を内蔵し、加熱手段を備えた再生器1に接続し
て分離器2が設けられ、該分離器2の気相部には冷媒蒸
気管3Aが接続されている。冷媒蒸気管3Aの他端は、凝縮
器5の気相部に接続され、該凝縮器5の液相部に接続さ
れた液冷媒管16の他端は、蒸発器7内に設けられた分配
器7Aに接続されている。蒸発器7には、冷媒蒸気管3Bが
接続され、該冷媒蒸気管3Bの他端は吸収器8の気相部に
接続されている。該吸収器8には冷却コイル8Bおよび溶
液分配器8Aが内装され、該溶液分配器8Aと前記分離器2
の液相部とは濃溶液管17で接続されている。吸収器8の
液相部には、希溶液管18が接続され、該希溶液管18の他
端には溶液ポンプ11の吸入口が接続されている。該溶液
ポンプ11の吐出口は、希溶液管19によって、室内機12に
内装された空気加熱手段である再熱コイル14の入口に接
続され、該再熱コイル14の出口は、希溶液管20により、
再生器1に接続されている。前記蒸発器7には、冷水コ
イル7Bが内装され、該冷水コイル7B入口は、冷水戻り管
21を介して、室内機12に内装された空気冷却手段である
室内熱交換器13の出口に接続されている。一方、前記冷
水コイル7Bの出口は冷水ポンプ10を介装する冷水管15に
より前記室内熱交換器13の入口に接続されている。室内
機12には、さらに送風手段である送風機22が内装され、
室内空気を前記室内熱交換器13から再熱コイル14の方向
へ送風する。
上記構成の空調装置の動作を次に説明する。再生器1に
内蔵された吸収液は、水を冷媒とし臭化リチウムを吸収
剤とする希溶液であり、再生器1で加熱された希溶液は
分離器2で、冷媒蒸気と、濃溶液4に分離される。分離
された冷媒蒸気は冷媒蒸気管3Aを経て凝縮器5に流入
し、冷却されて凝縮し、液冷媒6となる。この液冷媒6
は、液冷媒管16を経て蒸発器7に内装された分配器7Aに
流入し、冷水コイル7B上に散布される。蒸発器7内は、
大気圧以下の圧力に保持されており、冷水コイル7B上に
散布された液冷媒は、前記圧力に対応した温度で、冷水
コイル中の冷水から熱を奪って蒸発する。熱を奪われて
低温となった冷水は、冷水ポンプ10により室内熱交換器
13に送りこまれ、送風機22により送風される室内空気と
熱交換して、該室内空気を冷却するとともに、自己はあ
たためられて前記冷水コイル7Bに還流し、上記サイクル
を繰り返す。
蒸発器7で蒸発した冷媒蒸気は、冷媒蒸気管3Bを経て、
吸収器8に流入し、濃溶液管17、溶液分配管8Aを経て冷
却コイル8B上に散布される濃溶液4に吸収される。濃溶
液4は、冷媒蒸気を吸収するときに発生する吸収熱で昇
温されるが冷却コイル8Bで約40℃を下まわらない位にま
で冷却され、冷媒蒸気を吸収した前記濃溶液は、うすめ
られて希溶液9となる。この希溶液9は溶液ポンプ11に
より、希溶液管18,19を経て、室内機12に内装された再
熱コイル14に熱媒体として送りこまれ、室内熱交換器13
で冷却された室内空気を加熱したのち、再生器1へ還流
し、上記サイクルを繰り返す。
室内機12へ流入する温度tA、絶対湿度xAの室内空気A
は、室内熱交換器13で冷却されて温度tB、絶対湿度xB
室内空気Bとなり、再熱コイル14で加熱されて、温度
tC、絶対湿度xC(=xB)の室内空気Cとなって室内へ吹
き出される。縦軸に絶対湿度x、横軸に温度tをとった
第2図上の点A,B,Cは室内空気A,B,Cの状態を示し、室内
空気Aは、室内熱交換器13で冷却されて、温度、湿度が
共に低下して、飽和水蒸気線Z上の室内空気Bになるこ
とを示している。室内空気Bは再熱コイル14で加熱され
て、絶対湿度はxBのままで、温度だけが、、tCとなる。
温度tCは、溶液ポンプ11の流量を加減することにより制
御され、例えば、C′の如く、室内空気入口の温度tA
等しいtC′とすることもできる。
本実施例によれば、高温の希溶液を用いて、冷却除湿さ
れた室内空気を再加熱するので、室内空気温度を低下さ
せることなく除湿可能となった。
尚、上記実施例としては、希溶液を空気加熱用の熱媒体
として用いたが、希溶液でなく、分離器で分離された高
温の濃溶液を用いることもできる。
〔考案の効果〕 本考案によれば、配管系統を複雑化することなく除湿の
際の室内空気の温度効果を避けることができ、不快感を
生ずることなく空気調和が行われるとともに、除湿の際
の冷却能力が冷房時の冷却能力に較べて低下することが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す系統図、第2図は第1図
に示された本考案の実施例における室内空気状態を示す
空気線図、第3図は従来例を示す系統図で、第4図は従
来例の場合の空気状態変化を示す空気線図である。 1……再生器、2……分離器、4……濃溶液、5……凝
縮器、6……液冷媒、7……蒸発器、8……吸収器、9
……吸収液(希溶液)、12……空調用室内機、13……空
気冷却手段(室内熱交換器)、14……空気加熱手段(再
熱コイル)、22……送風手段(送風機)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】希溶液を加熱する再生器と、加熱された希
    溶液から冷媒蒸気と濃溶液を分離する分離器と、分離さ
    れた冷媒蒸気を冷却凝縮して液冷媒を生成する凝縮器
    と、液冷媒を蒸発させ2次冷媒蒸気を生成するとともに
    冷水を冷却する蒸発器と、該2次冷媒蒸気を濃溶液に吸
    収させて希溶液を生成する吸収器と、該吸収器に吸い込
    み口を接続させ吸収器で生成された希溶液を前記再生器
    に循環させる溶液ポンプと、前記冷水が循環する空気冷
    却手段を備えた空調用室内機と、を備えてなる空調装置
    において、前記空調用室内機が、前記冷水よりも高温の
    熱媒体が循環する空気加熱手段と、前記空気冷却手段を
    経て空気加熱手段に室内空気を送風する送風手段とを含
    んでなり、前記溶液ポンプの吐出口は前記空気加熱手段
    を介して前記再生器に接続され、前記溶液ポンプから吐
    出される希溶液が空気加熱手段を循環する前記熱媒体と
    なることを特徴とする空調装置。
JP1988166088U 1988-12-22 1988-12-22 空調装置 Expired - Lifetime JPH07851Y2 (ja)

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JPH0285963U JPH0285963U (ja) 1990-07-06
JPH07851Y2 true JPH07851Y2 (ja) 1995-01-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5112144B2 (ja) * 1972-05-19 1976-04-16
JPS57148160A (en) * 1981-03-06 1982-09-13 Osaka Gas Co Ltd Absorption type heat pump

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Publication number Publication date
JPH0285963U (ja) 1990-07-06

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